JP2006047507A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 全画面表示領域に対し、第1画像及び第2画像を表示する複数画像表示領域が移動しても、正常な視認位置で高品位の画像を視認できるようにする。
【解決手段】 表示装置は、第1画素及び第2画素が設けられた全画面表示領域を有し、左目用画像及び右目用画像を表示する三次元表示領域を全画面表示領域に形成する表示パネル1と、全画面表示領域の第1画素で表示された左目用画像が第1視認領域で視認される一方、全画面表示領域の第2画素で表示された右目用画像が第2視認領域で視認されるように、左目用画像及び右目用画像を分離する視差バリアパネル2と、全画面表示領域における三次元表示領域の位置を検出する表示位置認識部61と、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域の位置に基づいて、左目用画像の視認位置を第1視認領域に補正すると共に、右目用画像の視認位置を第2視認領域に補正するバリア位置制御回路62とを備えている。
【選択図】図4
【解決手段】 表示装置は、第1画素及び第2画素が設けられた全画面表示領域を有し、左目用画像及び右目用画像を表示する三次元表示領域を全画面表示領域に形成する表示パネル1と、全画面表示領域の第1画素で表示された左目用画像が第1視認領域で視認される一方、全画面表示領域の第2画素で表示された右目用画像が第2視認領域で視認されるように、左目用画像及び右目用画像を分離する視差バリアパネル2と、全画面表示領域における三次元表示領域の位置を検出する表示位置認識部61と、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域の位置に基づいて、左目用画像の視認位置を第1視認領域に補正すると共に、右目用画像の視認位置を第2視認領域に補正するバリア位置制御回路62とを備えている。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の画像を分離して表示する表示装置及び表示方法に関するものである。
人間の2つの目は、空間的に離れて頭部に配置されているため、2つの異なる視点から見た像をそれぞれ知覚しており、人間の脳は、これらの2つの像の視差によって立体感を認識する。そこで、この原理を利用し、観察者の左右の目に対し、異なる視点から見た像をそれぞれ視認させることにより視差を与え、三次元表示を行う三次元液晶表示装置が従来より開発されている。
ここで、図15及び図16を参照して、一般的な三次元液晶表示装置について説明する。三次元液晶表示装置100は、液晶層を有する表示パネル101と、視差バリアパネル102とを備えている。
上記視差バリアパネル102は、表示パネル101の背面側(つまり、表示パネル101を介して観察者とは反対側)に配置され、透過領域121と遮光領域(バリア)122とが交互に配置されてストライプ状に形成されている。一方、表示パネル101には、画素毎に、右目用画像を表示する右目用画素111と、左目用画像を表示する左目用画素112とが設けられている。右目用画素111及び左目用画素112は、図15に示すように、全体として交互に並んで配置されている。
こうして、光源の光を背面側から視差バリアパネル102を介して表示パネル101へ入射させることによって、各画素111,112から所定の角度で表示光をそれぞれ出射させるようになっている。その結果、図16に示すように、観察者側の所定の空間領域に右目用画像観察領域Rと、左目用画像観察領域Lとが形成されるため、これらの領域R,Lにおいて観察者は三次元画像を認識できることとなる。
しかし、上記三次元液晶表示装置は、観察者の見る位置が瞳孔間隔だけ移動すると左右の目に入る画像が逆転し、正しい立体像とはならず、いわゆる逆視の状態になってしまうという問題がある。
そこで、従来より、観察者の移動に対し、視差バリアパネルの位相を反転させることにより、三次元画像の視認位置を補正することが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、観察者の頭部位置を赤外線等を利用した検出回路により検出し、その検出信号に基づいて、頭部位置が瞳孔間隔だけ左右方向に移動する毎に、頭の移動に同期させてバリアの位置(位相)を位相反転部によりシフトさせる位相反転制御を行うようにしている。
特開平3−119889号公報
ところで、例えば図17に示すように、画面全体の表示領域である全画面表示領域Tに対し、三次元画像の表示領域である三次元表示領域Cを、例えばパソコンのOSにおけるウィンドウのように、部分的に表示することが考えられる。このとき、上記全画面表示領域Tには、例えば二次元画像が表示されている。
この場合、全画面表示領域Tにおいて、三次元表示領域Cを移動させることが望まれるが、その三次元表示領域Cの移動により、観察者が三次元画像を正常に視認できる位置がずれてしまうという問題が生じる。
上記問題点について、以下に説明する。
三次元表示領域Cの三次元画像は、例えば、図17に示すように、左側から順に、左目用画像117、右目用画像116、左目用画像117、…と各画像の列がストライプ状に配置されている。
上記三次元画像が図17に示される正常位置で表示されている場合には、左目用画像117が全画面表示領域Tの左目用画素112で表示される一方、右目用画像116が全画面表示領域Tの右目用画素111で表示される。視差バリアパネルは、全画面表示領域Tの右目用画素111及び左目用画素112に対応して規定されているため、上記右目用画像116及び左目用画像117は、上記視差バリアパネルにより適切に分離され、正常な三次元画像が視認される。
しかし、図18に示すように、三次元表示領域Cが、全画面表示領域Tにおける正常位置から、例えば1画素分右側へずれてしまった場合には、左目用画像117が右目用画素111で表示される一方、右目用画像116が左目用画素112で表示される。
その結果、バリア状態が固定されている上記視差バリアパネルでは、左右の各画像116,117を正しく分離することができないため、三次元画像の正常な視認位置が、観察者の視認位置からずれてしまうこととなる。尚、この問題は、三次元表示領域Cが、1画素分以外に、奇数個の画素分ずれた場合にも同様に生じる。
上記特許文献1の表示装置では、観察者の頭部の動きに応じて視差バリアパネルのバリア位相を反転するものであるため、上述の問題点に対しては何等解決策となり得ない。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、全画面表示領域に対し、左目用画像や右目用画像等の複数種類の画像を表示する複数画像表示領域が移動しても、正常な視認位置で高品位の画像を視認できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、全画面表示領域における複数画像表示領域の位置に基づいて、第1画像及び第2画像の視認位置を補正するようにした。
具体的に、本発明に係る表示装置は、表示画面全体の表示領域を構成すると共に複数の第1画素及び複数の第2画素が設けられた全画面表示領域を有し、第1画像及び第2画像を表示する複数画像表示領域を上記全画面表示領域に形成する表示パネルと、上記表示パネルに対向して設けられ、上記全画面表示領域の上記第1画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の一方が第1視認領域で視認される一方、上記全画面表示領域の上記第2画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の他方が第2視認領域で視認されるように、上記第1画像及び第2画像を分離する視差バリアパネルとを備えた表示装置であって、上記全画面表示領域における上記複数画像表示領域の位置を検出する検出手段と、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に基づいて、上記第1画像の視認位置を上記第1視認領域に補正すると共に、上記第2画像の視認位置を上記第2視認領域に補正する補正手段とを備えている。
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記視差バリアパネルにおけるバリアの位相を反転させる位相反転部により構成してもよい。
上記視差バリアパネルは、液晶パネルにより構成することが好ましい。
上記液晶パネルは、平板状の共通電極と、該共通電極に液晶層を介して対向配置され、ストライプ状に延びる複数のバリア制御電極とにより構成された電極構造を有し、上記複数のバリア制御電極は、1本おきに同じ電圧が印加されるように構成してもよい。
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、上記位相反転部は、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、バリアの位相を反転させるように構成することが好ましい。
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像の配列を反転する配列反転部により構成してもよい。
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、上記配列反転部は、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記第1画像及び第2画像の配列を反転するように構成することが好ましい。
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域を、上記第1画像が上記第1視認領域で視認されると共に上記第2画像が上記第2視認領域で視認される所定の正常位置に移動させる領域移動部により構成してもよい。
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、上記領域移動部は、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記複数画像表示領域を上記正常位置に移動させるように構成することが好ましい。
上記第1画像が左目用画像及び右目用画像の一方に構成され、且つ、上記第2画像が上記左目用画像及び右目用画像の他方に構成されることにより、三次元表示を行うように構成してもよい。
また、本発明に係る表示方法は、表示画面全体の表示領域を構成すると共に複数の第1画素及び複数の第2画素が設けられた全画面表示領域を有し、第1画像及び第2画像を表示する複数画像表示領域を上記全画面表示領域に形成する表示パネルと、上記表示パネルに対向して設けられ、上記全画面表示領域の上記第1画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の一方が第1視認領域で視認される一方、上記全画面表示領域の上記第2画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の他方が第2視認領域で視認されるように、上記第1画像及び第2画像を分離する視差バリアパネルとを備えた表示装置により画像を表示する方法であって、上記全画面表示領域における上記複数画像表示領域の位置を検出する検出ステップと、上記検出ステップで検出された上記複数画像表示領域の位置に基づいて、上記第1画像の視認位置を上記第1視認領域に補正すると共に、上記第2画像の視認位置を上記第2視認領域に補正する補正ステップとを備えている。
上記補正ステップでは、上記検出ステップで検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記視差バリアパネルにおけるバリアの位相を反転させてもよい。
上記視差バリアパネルは、液晶パネルにより構成することが好ましい。
上記液晶パネルは、平板状の共通電極と、該共通電極に液晶層を介して対向配置され、ストライプ状に延びる複数のバリア制御電極とにより構成された電極構造を有し、上記複数のバリア制御電極に対し、1本おきに同じ電圧を印加することにより、バリアの位相を制御してもよい。
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、上記補正ステップでは、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、バリアの位相を反転させることが好ましい。
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像の配列を反転させてもよい。
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、上記補正ステップでは、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記第1画像及び第2画像の配列を反転することが好ましい。
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域を、上記第1画像が上記第1視認領域で視認されると共に上記第2画像が上記第2視認領域で視認される所定の正常位置に移動させてもよい。
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、上記補正ステップでは、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記複数画像表示領域を上記正常位置に移動させることが好ましい。
上記第1画像が左目用画像及び右目用画像の一方に構成され、且つ、上記第2画像が上記左目用画像及び右目用画像の他方に構成されることにより、三次元表示を行うようにしてもよい。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
次に、本発明の作用について説明する。
全画面表示領域には、第1画素及び第2画素がそれぞれ複数設けられている。上記全画面表示領域に複数画像表示領域が形成された場合、複数画像表示領域の第1画像は、全画面表示領域の第1画素及び第2画素の一方において表示される。一方、複数画像表示領域の第2画像は、全画面表示領域の第1画素及び第2画素の他方において表示される。
例えば、複数画像表示領域の第1画像が、全画面表示領域の第1画素で表示される場合には、複数画像表示領域の第2画像が、全画面表示領域の第2画素で表示される。
視差バリアパネルは、上記複数画像表示領域の第1画像及び第2画像を分離する。その結果、上記全画面表示領域の第1画素で表示された上記複数画像表示領域の第1画像及び第2画像の一方が、第1視認領域で視認されると共に、上記全画面表示領域の第2画素で表示された上記複数画像表示領域の第1画像及び第2画像の他方が、第2視認領域で視認される。
例えば、複数画像表示領域の第1画像が全画面表示領域の第1画素で表示されると、この第1画像は、視差バリアパネルにより第2画像から分離されて、第1視認領域で正常に視認される。一方、複数画像表示領域の第2画像が全画面表示領域の第2画素で表示されると、この第2画像は、視差バリアパネルにより第1画像から分離されて、第2視認領域で正常に視認される。
そして、例えば、上記第1画像が左目用画像であり、第1視認領域が左目用画像視認領域であると共に、上記第2画像が右目用画像であり、第2視認領域が右目用画像視認領域である場合に、正常な三次元画像が視認されることとなる。
ところで、上記複数画像表示領域が、全画面表示領域において移動すると、全画面表示領域の各画素で表示される複数画像表示領域の画像が変化する。例えば、ある位置に複数画像表示領域が形成されているときに、第1画像が第1画素で表示されると共に第2画像が第2画素で表示されているとすると、異なる位置に複数画像表示領域が移動したときに、第1画像が第2画素で表示されると共に第2画像が第1画素で表示される。
上記検出手段は、全画面表示領域における複数画像表示領域の位置を検出する。そして、補正手段は、検出手段により検出された複数画像表示領域の位置に基づいて、第1画像の視認位置を第1視認領域に補正すると共に、第2画像の視認位置を第2視認領域に補正する。
例えば、検出手段により複数画像表示領域が所定の正常位置にあることが検出されたとき、第1画像が第1画素で表示されると共に、第2画像が第2画素で表示されているとする。このとき、第1画像は第1視認領域で正常に視認され、第2画像は第2視認領域で正常に視認されるため、上記第1画像及び第2画像の視認位置は正常となる。したがって、補正手段は、上記第1画像及び第2画像の視認位置を補正する必要がない。
これに対し、検出手段により複数画像表示領域が上記正常位置と異なる異常位置にあることが検出されたとき、第1画像が第2画素で表示されると共に、第2画像が第1画素で表示されているとする。このとき、仮に、補正手段による補正が行われないとすると、第1画像は第2視認領域で視認され、第2画像は第1視認領域で視認されてしまうため、上記第1画像及び第2画像の視認位置は異常となってしまう。そこで、本発明では、複数画像表示領域が異常位置にあることが検出手段により検出されたときに、補正手段は、第1画像の視認位置を第1視認領域に補正すると共に、第2画像の視認位置を第2視認領域に補正する。その結果、複数画像表示領域の移動に拘わらず、正常な視認位置で第1画像及び第2画像を視認することが可能となる。
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、視差バリアパネルにおけるバリアの位相を反転させる位相反転部により構成することが可能である。
すなわち、検出手段により、複数画像表示領域が正常位置にあることが検出されたときには、位相反転部は視差バリアパネルの位相を反転させない。一方、複数画像表示領域が異常位置にあることが検出されたときには、位相反転部は視差バリアパネルの位相を反転させる。その結果、第2画素で表示された第1画像は、位相が反転された視差バリアパネルにより、第1視認領域で正常に視認されるようになる。一方、第1画素で表示された第2画像は、位相が反転された視差バリアパネルにより、第2視認領域で正常に視認されるようになる。
上記位相反転部を有する表示パネルは、平板状の共通電極と、該共通電極に液晶層を介して対向配置され、ストライプ状に延びる複数のバリア制御電極とにより構成された電極構造を設け、上記複数のバリア制御電極に対し、1本おきに同じ電圧を印加する構成とすることにより実現可能である。すなわち、液晶層の液晶分子は、隣り合うバリア制御電極毎に異なる配向状態となる。そして、各バリア制御電極に印加する電圧を入れ替えることにより、バリアの位相を反転させることが可能となる。
また、表示パネルが左右反転表示部を備えている場合には、その反転表示により、第1画像及び第2画像が表示される画素が、変化してしまう。例えば、第1画像が第1画素で表示されると共に第2画像が第2画素で表示されている場合に、左右反転表示部が作動して左右反転表示が行われると、第1画像が第2画素で表示されると共に、第2画像が第1画素で表示される。これに対して、位相反転部を、上記左右反転表示に同期して、バリアの位相を反転させるように構成することにより、上記第1画像及び第2画像を正常な視認位置で視認することが可能となる。
上記補正手段は、検出手段により検出された複数画像表示領域の位置に応じて、複数画像表示領域における第1画像及び第2画像の配列を反転する配列反転部により構成することも可能である。
すなわち、検出手段により、複数画像表示領域が正常位置にあることが検出されたときには、配列反転部は複数画像表示領域における画像の配列を反転させない。一方、複数画像表示領域が異常位置にあることが検出されたときには、配列反転部は上記複数画像表示領域における画像の配列を反転させる。その結果、第1画像は常に第1画素で表示されると共に、第2画像は常に第2画素で表示されるため、上記第1画像及び第2画像は、第1視認領域及び第2視認領域において正常に視認されることとなる。
また、表示パネルが左右反転表示部を備えている場合には、配列反転部を、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、バリアの位相を反転させるように構成することにより、上記第1画像及び第2画像を正常な視認位置で視認することが可能となる。
上記補正手段は、検出手段により検出された複数画像表示領域の位置に応じて、複数画像表示領域を、所定の正常位置に移動させる領域移動部により構成することも可能である。
すなわち、検出手段により、複数画像表示領域が正常位置にあることが検出されたときには、領域移動部は複数画像表示領域を移動させない。一方、複数画像表示領域が異常位置にあることが検出されたときには、領域移動部は上記複数画像表示領域を所定の正常位置に移動させる。その結果、第1画像が第1視認領域で正常に視認されると共に、第2画像が第2視認領域で正常に視認される。
また、表示パネルが左右反転表示部を備えている場合には、領域移動部を、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、複数画像表示領域を上記正常位置に移動させるように構成することにより、上記第1画像及び第2画像を正常な視認位置で視認することが可能となる。
仮に、領域移動部が設けられていないとすると、複数画像表示領域が正常位置にある場合において左右反転表示部により表示が左右反転されたときには、第1画素では第2画像が表示される一方、第2画素では第1画像が表示される。これに対して、領域移動部を設けることにより、複数画像表示領域は、上記左右反転表示に同期して上記正常位置に移動される。その結果、上記第1画像及び第2画像を正常な視認位置で視認することが可能となる。
本発明によれば、検出手段により検出された複数画像表示領域の位置に基づいて、第1画像の視認位置を第1視認領域に補正すると共に、第2画像の視認位置を第2視認領域に補正するようにしたので、複数画像表示領域の移動に拘わらず、所定の視認位置で高品位の画像を視認することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図6は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態1を示している。
図1〜図6は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態1を示している。
断面図である図1に示すように、表示装置Sは、表示パネル1と、視差バリアパネル2とを備えている。本実施形態では、表示装置の一例として、三次元表示を行う液晶表示装置について説明するが、本発明はこれに限らず、例えば有機EL表示装置等の他の表示装置についても適用することができる。
上記表示パネル1は、一対の基板11,12の間に液晶層13が狭持された液晶表示パネルにより構成されている。
上記一対の基板11,12は、スイッチング素子である複数の薄膜トランジスタ(図示は省略する。以下、TFTと略称する)が設けられたTFT基板11と、TFT基板11に対向して設けられた対向基板12とにより構成されている。TFT基板11は、図1に示すように、ガラス基板14の上面にマトリクス状に設けられた複数の画素電極15と、ガラス基板14の下面に設けられた偏光板16とを有している。上記各画素電極15は、それぞれ上記TFTに接続されている。
上記ガラス基板14の表面には、上記画素電極15を覆うように配向膜(図示省略)が形成されている。また、ガラス基板14の上面には、上記配向膜を介してスペーサ17が設けられている。スペーサ17は、TFT基板11及び対向基板12の間のセル厚を規定するためのものである。また、TFT基板11の下方には、光源であるバックライトユニット(図示省略)が配置されている。
一方、対向基板12は、ガラス基板21の下面に設けられた共通電極22と、ガラス基板21の上面に設けられた偏光板23とを有している。共通電極22は、配向膜(図示省略)により覆われている。
そして、上記TFT基板11及び対向基板12が対向した状態で貼り合わせられると共に、これら基板11,12同士の間に液晶が充填されることにより、液晶層13が形成されている。こうして、上記画素電極15と共通電極22との間で液晶層13に所定の電圧を印加することにより、液晶層13を各画素毎に駆動し、光源の光を選択的に上方へ透過させるようになっている。
上記表示パネル1は、平面図である図5に示すように、表示画面全体の表示領域を構成する全画面表示領域Tを有している。全画面表示領域Tには、マトリクス状に複数の画素が配置されている。上記画素は、複数の第1画素41及び複数の第2画素42により構成されている。第1画素41は、図5で左側端部から数えて奇数番目の画素列に設けられている。第2画素42は、図5で左側端部から数えて偶数番目の画素列に設けられている。言い換えれば、全画面表示領域Tには、第1画素41により構成された第1の画素列と、第2画素42により構成された第2の画素列とが、交互に配置されている。
また、表示パネル1は、複数画像表示領域Cを上記全画面表示領域Tに形成するように構成されている。複数画像表示領域Cは、典型的には、全画面表示領域Tの一部の領域に形成され、第1画像51及び第2画像52を表示するように構成されている。
本実施形態では、第1画像51は左目用画像51であり、第2画像52は右目用画像52である。つまり、上記複数画像表示領域Cは、立体画像表示領域Cのことである。左目用画像51は、図5で立体画像表示領域Cの左側端部から数えて奇数番目の画素列で表示される。一方、右目用画像52は、図5で立体画像表示領域Cの左側端部から数えて偶数番目の画素列で表示される。
一方、上記視差バリアパネル2は、上記表示パネル1に対向して設けられ、板状のガラススペーサ25を介して表示パネル1に装着されている。
視差バリアパネル2は、一対の基板31,32の間に例えばTNモードの液晶層33が狭持された液晶パネルにより構成されている。
上記一対の基板31,32は、第1基板31と、第2基板32とにより構成されている。第1基板31は、図1に示すように、ガラス基板35の上面に設けられた複数のバリア制御電極36と、ガラス基板35の下面に設けられた偏光板27とを有している。すなわち、偏光板27は、ガラス基板35とガラススペーサ25との間に配置されている。
上記ガラス基板35の上には、バリア制御電極36を覆うように配向膜(図示省略)が設けられている。また、ガラス基板35の上面には、上記配向膜を介してスペーサ37が設けられている。スペーサ37は、第1基板31及び第2基板32の間のセル厚を規定するためのものである。
一方、第2基板32は、ガラス基板38の下面に設けられたベタ電極である共通電極39と、ガラス基板38の上面に設けられた偏光板40とを有している。共通電極39は、配向膜(図示省略)により覆われている。
そして、上記視差バリアパネル2は、全画面表示領域Tの第1画素41で表示された三次元表示領域Cの画像51,52が左目用画像視認領域で視認される一方、全画面表示領域Tの第2画素42で表示された三次元表示領域Cの画像51,52が右目用画像視認領域で視認されるように、左目用画像51及び右目用画像52を分離するように構成されている。
つまり、左目用画像51及び右目用画像52の一方は、第1画素41で表示され、左目用画像視認領域で視認される。一方、左目用画像51及び右目用画像52の他方は、第2画素42で表示され、右目用画像視認領域で視認される。
上記左目用画像視認領域(第1視認領域)は、観察者の左目が配置される領域であり、上記右目用画像視認領域(第2視認領域)は、観察者の右目が配置される領域である。そして、左目用画像51が左目用画像視認領域で視認され、且つ、右目用画像52が右目用画像視認領域で視認されることにより、観察者が正常に立体表示を視認することができるようになっている。このとき、観察者は、立体画像表示領域Cにおいて三次元表示を視認する一方、立体画像表示領域C以外の全画面表示領域Tにおいて二次元表示を視認することとなる。
上記視差バリアパネル2は、平板状の上記共通電極39と、共通電極39に液晶層33を介して対向配置され、ストライプ状に延びる複数のバリア制御電極36とにより構成された電極構造を有している。
そして、各バリア制御電極36は、斜視図である図2に示すように、1本おきに配線を介して結線されており、例えば、図2で左側から数えて奇数番目のバリア制御電極36が、第1入力端子Aに接続されている。一方、図2で左側から数えて偶数番目のバリア制御電極36が、第2入力端子Bに接続されている。すなわち、複数のバリア制御電極36は、1本おきに同じ電圧が印加されるように構成されている。
こうして、視差バリアパネル2は、各バリア制御電極36に対し、上記第1入力端子A及び第2入力端子Bから同じ電圧を印加して視差バリアパネル2の画面全体を光透過部とすることにより、二次元表示を可能とする一方、上記第1入力端子A及び第2入力端子Bに正負の異なる電圧をそれぞれ印加して、光透過部と、遮光部(バリア)とをストライプ状に形成することにより、三次元表示を可能としている。
そして、本発明の特徴として、表示装置Sは、図4に示すように、検出手段である表示位置認識部61と、補正手段60とを備えている。
上記表示位置認識部61は、全画面表示領域Tにおける三次元表示領域Cの位置を検出するように構成されている。
上記補正手段60は、上記表示位置認識部61により検出された三次元表示領域Cの位置に基づいて、左目用画像51の視認位置を左目用画像視認領域に補正すると共に、右目用画像52の視認位置を右目用画像視認領域に補正するように構成されている。
さらに、表示装置Sは、映像データ等の信号を出力する画像処理部63と、表示パネル1を駆動するためのディスプレイ駆動回路64とを備えている。
本実施形態では、補正手段60は、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域Cの位置に応じて、視差バリアパネル2におけるバリアの位相を反転させる位相反転部60により構成されている。位相反転部60は、視差バリアパネル2と、視差バリアパネルのバリア制御電極36に印加する電圧値を変化させるバリア位置制御回路62とにより構成されている。バリア位置制御回路62は、斜視図である図3に示すように、視差バリアパネル2の電極構造に設けられている第1入力端子A及び第2入力端子Bに接続されている。
そして、図4に示すように、バリア位置制御回路62には、三次元表示領域Cの位置を示す制御信号SIGpositionが表示位置認識部61から入力されると共に、二次元表示又は三次元表示の表示状態を示す制御信号SIG2D/3Dが画像処理部63から入力されるようになっている。バリア位置制御回路62は、入力されたこれらの制御信号SIGposition,SIG2D/3Dに基づいて、第1入力端子A及び第2入力端子Bに供給する電圧値を決定するようになっている。このことにより、視差バリアパネル2は、バリアのない全透過状態(二次元表示)、バリア形成状態(三次元表示)、又はバリア反転状態(三次元表示)に切り替えられる。
一方、ディスプレイ駆動回路64には、画像処理部63から映像データが入力され、その映像データに基づいて、ゲート信号やソース信号を表示パネル1に供給するようになっている。このことにより、所望の二次元表示又は三次元表示のための画像が表示される。
−表示方法−
次に、本発明に係る表示装置による表示方法について説明する。
次に、本発明に係る表示装置による表示方法について説明する。
本実施形態の表示方法は、表示位置認識部61により三次元表示領域Cを検出する検出ステップと、左目用画像51及び右目用画像52の視認位置をバリア位置制御回路(位相反転部)62により補正する補正ステップとを備えている。
図5は、三次元表示領域Cの画像が適切に分離されて観察者が三次元表示を視認できる三次元表示領域Cの正常な配置を示している。このとき、三次元表示領域Cの左端に表示されている左目用画像51は、全画面表示領域Tにおける左側端部から数えて奇数番目の画素列(以降、奇数ラインと略称する)である第1画素41において表示されている。一方、右目用画像52は、全画面表示領域Tにおける左側端部から数えて偶数番目の画素列(以降、偶数ラインと略称する)である第2画素42において表示されている。
視差バリアパネル2は、奇数ラインの第1画素41で表示されている画像を左目用画像視認領域へ分離すると共に、偶数ラインの第2画素42で表示されている画像を右目用画像視認領域へ分離するようになっているため、第1画素41で表示されている左目用画像51は、正常に、左目用画像視認領域で視認され、第2画素42で表示されている右目用画像52は、正常に、右目用画像視認領域で視認されることとなる。
一方、図6は、三次元表示領域Cの画像が不適切に分離されて観察者が三次元表示を視認できない三次元表示領域Cの異常な配置を示している。このとき、左目用画像51は、偶数ラインの第2画素42で表示されると共に、右目用画像52は、奇数ラインの第1画素41で表示されている。したがって、仮に、本発明の補正手段(位相反転部)60が設けられていない場合には、左目用画像51が右目用画像視認領域で視認されると共に、右目用画像52が左目用画像視認領域で視認されるため、いわゆる逆視状態となってしまう。
次に、図5の正常時及び図6の異常時のそれぞれにおけるバリア位置制御回路62の制御について説明する。表1は、バリア位置制御回路62の真理値表を示している。
制御信号SIG2D/3Dは、便宜上デジタル信号として、次のように定義する。
二次元表示を行う場合、SIG2D/3D=0
三次元表示を行う場合、SIG2D/3D=1
制御信号SIGpositionは、便宜上デジタル信号とし、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51の配置に応じて、次のように定義する。
三次元表示を行う場合、SIG2D/3D=1
制御信号SIGpositionは、便宜上デジタル信号とし、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51の配置に応じて、次のように定義する。
奇数ラインに配置されている場合、SIGposition=0
偶数ラインに配置されている場合、SIGposition=1
また、表1において、OUT(A)は、第1入力端子Aへの出力値であり、OUT(B)は、第2入力端子Bへの出力値である。ここで、Vlowとは上記入力端子A,Bに選択的に印加される電圧であり、視差バリアパネル2の液晶層33が十分な光透過状態を得ることができる電圧値とする。Vhighとは上記入力端子A,Bに選択的に印加される電圧であり、視差バリアパネル2の液晶層33が十分な光遮断状態を得ることができる電圧値とする。
偶数ラインに配置されている場合、SIGposition=1
また、表1において、OUT(A)は、第1入力端子Aへの出力値であり、OUT(B)は、第2入力端子Bへの出力値である。ここで、Vlowとは上記入力端子A,Bに選択的に印加される電圧であり、視差バリアパネル2の液晶層33が十分な光透過状態を得ることができる電圧値とする。Vhighとは上記入力端子A,Bに選択的に印加される電圧であり、視差バリアパネル2の液晶層33が十分な光遮断状態を得ることができる電圧値とする。
二次元表示を行う場合であり、且つ三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が奇数ラインに配置されている場合には、表1に示すように、SIG2D/3D=0、且つSIGposition=0であり、第1入力端子A及び第2入力端子Bには、液晶層33が十分な透過状態となる電圧Vlowをそれぞれ印加する。
また、二次元表示を行う場合であり、且つ三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が偶数ラインに配置されている場合には、表1に示すように、SIG2D/3D=0、且つSIGposition=1であり、第1入力端子A及び第2入力端子Bには、液晶層33が十分な透過状態となる電圧Vlowをそれぞれ印加する。
このように、二次元表示を行う場合には、全てのバリア制御電極と共通電極との間に低電圧が印加されるため、視差バリアパネル2にバリアが発生せず、全画面が光透過領域となる。すなわち、全画面表示領域Tで表示される2次元画像は、視差バリアパネル2に分離されることなく、2次元表示として観察者に視認されることとなる。
一方、三次元表示を行う場合であり、且つ三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が奇数ラインに配置されている正常時には、表1に示すように、SIG2D/3D=1、且つSIGposition=0であり、第1入力端子Aには、液晶層33が十分な遮断状態となる電圧Vhighを印加する一方、第2入力端子Bには、液晶層33が十分な透過状態となる電圧Vlowを印加する。
このとき、視差バリアパネル2の液晶層33には、以下の式(1)及び式(2)に示す高電圧VLChigh及び低電圧VLClowが部分的に交互に印加される。なお、各式(1)及び(2)におけるVcomは視差バリアパネル2の共通電極の電位である。
VLChigh =Vhigh−Vcom ・・・・・(1)
VLClow =Vcom−Vlow ・・・・・(2)
このことにより、液晶層33の一部の液晶分子が駆動し、光透過部と遮光部(バリア)とが交互に配置されたストライプパターンが形成される。すなわち、視差バリアパネル2には、正位相(非反転状態)のストライプ状のバリアが発生するため、奇数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、偶数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
VLClow =Vcom−Vlow ・・・・・(2)
このことにより、液晶層33の一部の液晶分子が駆動し、光透過部と遮光部(バリア)とが交互に配置されたストライプパターンが形成される。すなわち、視差バリアパネル2には、正位相(非反転状態)のストライプ状のバリアが発生するため、奇数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、偶数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
また、三次元表示を行う場合であり、且つ三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が偶数ラインに配置されている異常時には、表1に示すように、SIG2D/3D=1、且つSIGposition=1であり、第1入力端子Aには、液晶層33が十分な透過状態となる電圧Vlowを印加する一方、第2入力端子Bには、液晶層33が十分な遮断状態となる電圧Vhighを印加する。このことにより、視差バリアパネル2には、負位相(反転状態)のバリアが発生するため、偶数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、奇数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
以上のように、左目用画像51及び右目用画像52の視認位置が正常位置に補正されることにより、二次元表示及び三次元表示が適切に行われる。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域Cの位置に基づいて、左目用画像51の視認位置を左目用画像視認領域に補正すると共に、右目用画像52の視認位置を右目用画像視認領域に補正するようにしたので、三次元表示領域Cの移動に拘わらず、所定の正常な視認位置で高品位の三次元画像を視認することができる。
したがって、この実施形態1によると、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域Cの位置に基づいて、左目用画像51の視認位置を左目用画像視認領域に補正すると共に、右目用画像52の視認位置を右目用画像視認領域に補正するようにしたので、三次元表示領域Cの移動に拘わらず、所定の正常な視認位置で高品位の三次元画像を視認することができる。
さらに、上記視認位置を位相反転部60により補正するようにしたので、隣り合うバリア制御電極36に印加する電圧の高低を入れ替えることによりバリアの位相を反転することができる。その結果、三次元表示領域Cの位置に基づいて、左目用画像51及び右目用画像52の視認位置を容易且つ的確に補正することができる。
《発明の実施形態2》
図7及び図8は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態2を示している。尚、以下の各実施形態において、図1〜図6と同じ部分については、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7及び図8は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態2を示している。尚、以下の各実施形態において、図1〜図6と同じ部分については、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の表示装置Sは、表示パネル1が、三次元表示領域Cにおける左目用画像51及び右目用画像52を左右に反転して表示する左右反転表示部66を備えている。上記左右反転表示部66は、図8に示すように、上記実施形態1における画像処理部63に設けられている。言い換えれば、画像処理部63は、左右反転表示機能を有している。
さらに、本実施形態の補正手段60は、上記実施形態1と同様に、位相反転部60により構成されているが、上記左右反転表示部66による左右反転表示に同期して、視差バリアパネル2におけるバリアの位相を反転させるように構成されている点で異なっている。
すなわち、図7及び図8に示すように、バリア位置制御回路62には、三次元表示領域Cの位置を示す制御信号SIGpositionが表示位置認識部61から入力される。さらに、バリア位置制御回路62には、二次元表示又は三次元表示の表示状態を示す制御信号SIG2D/3Dが画像処理部63から入力されると共に、左右反転状態又は左右非反転状態の表示状態を示す制御信号SIGR/Lが、画像処理部63の左右反転表示部66から入力されるようになっている。バリア位置制御回路62は、入力されたこれらの制御信号SIGposition,SIG2D/3D,SIGR/Lに基づいて、第1入力端子A及び第2入力端子Bに供給する電圧値を決定するようになっている。このことにより、視差バリアパネル2は、バリアのない全透過状態(二次元表示)、バリア形成状態(三次元表示)、又はバリア反転状態(三次元表示)に切り替えられる。
一方、ディスプレイ駆動回路64には、画像処理部63から映像データが入力されると共に、画像処理部63の左右反転表示部66から制御信号SIGR/Lが入力され、これらの映像データ及び制御信号SIGR/Lに基づいて、ゲート信号やソース信号を表示パネル1に供給するようになっている。このことにより、所望の二次元表示又は三次元表示のための画像が表示される。
次に、バリア位置制御回路62の制御について説明する。表2及び表3は、バリア位置制御回路62の真理値表を示している。表2は三次元表示を行う場合(SIG2D/3D=1)を示し、表3は、二次元表示を行う場合(SIG2D/3D=0)を示している。尚、このとき、視差バリアパネル2の液晶パネルは、ノーマリホワイトモードになっている。
ここで、制御信号SIGR/Lは、便宜上デジタル信号として、次のように定義する。
左右非反転状態のとき、SIGR/L=0
左右反転状態のとき、 SIGR/L=1
まず、三次元表示を行う場合(SIG2D/3D=1)である表2について説明する。
左右反転状態のとき、 SIGR/L=1
まず、三次元表示を行う場合(SIG2D/3D=1)である表2について説明する。
三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が奇数ラインに正常に配置され、且つ左右非反転状態である場合には、表2に示すように、SIGposition=0、SIGR/L=0であり、第1入力端子Aには、高電圧Vhighを印加する(OUT(A)=Vhigh)一方、第2入力端子Bには、低電圧Vlowを印加する(OUT(B)=Vlow)。
このことにより、視差バリアパネル2には、正位相(非反転状態)のストライプ状のバリアが発生するため、奇数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、偶数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
次に、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が奇数ラインに正常に配置され、且つ左右反転状態である場合には、表2に示すように、SIGposition=0、SIGR/L=1であり、第1入力端子Aには、低電圧Vlowを印加する(OUT(A)=Vlow)一方、第2入力端子Bには、高電圧Vhighを印加する(OUT(B)=Vhigh)。
このことにより、視差バリアパネル2には、負位相(反転状態)のストライプ状のバリアが発生するため、偶数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、奇数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
また、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が偶数ラインに異常に配置され、且つ左右非反転状態である場合には、表2に示すように、SIGposition=1、SIGR/L=0であり、第1入力端子Aには、低電圧Vlowを印加する(OUT(A)=Vlow)一方、第2入力端子Bには、高電圧Vhighを印加する(OUT(B)=Vhigh)。
このことにより、視差バリアパネル2には、負位相(反転状態)のストライプ状のバリアが発生するため、偶数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、奇数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
次に、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が偶数ラインに異常に配置され、且つ左右反転状態である場合には、表2に示すように、SIGposition=1、SIGR/L=1であり、第1入力端子Aには、高電圧Vhighを印加する(OUT(A)=Vhigh)一方、第2入力端子Bには、低電圧Vlowを印加する(OUT(B)=Vlow)。
このことにより、視差バリアパネル2には、正位相(非反転状態)のストライプ状のバリアが発生するため、奇数ラインの左目用画像51が左目用画像視認領域で視認されると共に、偶数ラインの右目用画像52が右目用視認領域で視認される。したがって、左目用画像51及び右目用画像52は、正常に分離される。
次に、二次元表示を行う場合(SIG2D/3D=0)である表3について説明する。
この場合には、制御信号SIGposition及び制御信号SIGR/Lの値に拘わらず、第1入力端子A及び第2入力端子Bの双方に対し、低電圧Vlowを印加する(OUT(A)=OUT(B)=Vlow)。このことにより、視差バリアパネル2が全画面に亘って透過領域となるため、画像の分離は行われず、二次元表示が適切に行われる。
表示パネルが左右反転表示部66を備えている場合には、その左右反転表示により、左目用画像51及び右目用画像52が表示される画素が変化してしまう。例えば、左目用画像51が第1画素41で表示されると共に右目用画像52が第2画素42で表示されている場合に、左右反転表示部66が作動して左右反転表示が行われると、左目用画像51が第2画素42で表示されると共に、右目用画像52が第1画素41で表示される。これに対し、本実施形態では、位相反転部60を、上記左右反転表示に同期してバリアの位相を反転させるようにしたので、左目用画像51及び右目用画像52を正常な視認位置で視認することができる。
尚、本実施形態では、表示パネル1が左右反転表示を行う場合について説明したが、本発明はこれに限らず、表示画面で上下反転表示を行う表示装置についても、好適に適用することができる。
《発明の実施形態3》
図9〜図11は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態3を示している。
図9〜図11は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態3を示している。
本実施形態の補正手段60は、配列反転部60により構成されている。また、配列反転部60は、視差バリアパネル2と画像処理部63とディスプレイ駆動回路64とにより構成されている。そして、配列反転部60は、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域Cの位置に応じて、三次元表示領域Cにおける左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転するようになっている。
図11に示すように、画像処理部63は、表示位置認識部61から入力された制御信号SIGpositionに基づいて、映像データをディスプレイ駆動回路64へ出力すると共に、制御信号SIG2D/3Dをバリア位置制御回路62へ出力する。その結果、ディスプレイ駆動回路64は、制御信号SIGpositionに基づいて、左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転又は非反転した状態で、表示パネル1を駆動するようになっている。一方、バリア位置制御回路62は、制御信号SIG2D/3Dに基づいて、視差バリアパネル2を、光透過領域及び遮光領域が交互に形成されたON状態、又は全画面に亘って光透過領域が形成されたOFF状態に駆動するようになっている。つまり、本実施形態では、バリア位置制御回路62は、上記実施形態1のように補正手段60として機能しない。
図9は、左目用画像51及び右目用画像52の配列が反転されていない配列非反転状態を示している。一方、図10は、左目用画像51及び右目用画像52の配列が反転された配列反転状態を示している。
図9に示す配列非反転状態では、三次元表示領域Cの左端に通常表示されている左目用画像51は、全画面表示領域Tの奇数ラインである第1画素41において表示されている。一方、右目用画像52は、全画面表示領域Tの偶数ラインである第2画素42において表示されている。
視差バリアパネル2は、奇数ラインの第1画素41で表示されている画像を左目用画像視認領域へ分離すると共に、偶数ラインの第2画素42で表示されている画像を右目用画像視認領域へ分離するようになっているため、左目用画像51及び右目用画像52は、その配列が反転される必要が無く、正常な視認位置でそれぞれ視認される。
一方、図10に示す配列反転状態では、左目用画像51は、偶数ラインの第2画素42で表示されると共に、右目用画像52は、奇数ラインの第1画素41で表示されている。したがって、仮に、本発明の補正手段(配列反転部)60が設けられていない場合には、左目用画像51が右目用画像視認領域で視認されると共に、右目用画像52が左目用画像視認領域で視認されるため、いわゆる逆視状態となってしまう。
これに対し、本実施形態では、図10に示すように、左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転しているため、偶数ラインの第2画素42には右目用画像52を表示すると共に、奇数ラインの第1画素41には左目用画像51を表示することが可能となる。その結果、視差バリアパネル2により、左目用画像51及び右目用画像52が正常に分離されるため、正常な視認位置で三次元画像を視認することができる。
また、二次元表示と三次元表示との切り替えを行わず、三次元表示のみを行う場合には、視差バリアパネル2のバリアが固定されたものであっても、視認位置を正常に補正することができる。
《発明の実施形態4》
図12は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態4を示している。
図12は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態4を示している。
本実施形態の表示装置Sは、上記実施形態3において、表示パネル1が、三次元表示領域Cにおける左目用画像51及び右目用画像52を左右に反転して表示する左右反転表示部66を備えている。上記左右反転表示部66は、図12に示すように、上記実施形態3における画像処理部63に設けられている。言い換えれば、画像処理部63は、左右反転表示機能を有している。
さらに、本実施形態の補正手段60は、上記実施形態3と同様に、配列反転部60により構成されているが、上記左右反転表示部66による左右反転表示に同期して、左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転するように構成されている点で異なっている。
すなわち、図12に示すように、ディスプレイ駆動回路64には、画像処理部63から映像データが入力されると共に、画像処理部63の左右反転表示部66から制御信号SIGR/Lが入力され、これらの映像データ及び制御信号SIGR/Lに基づいて、ゲート信号やソース信号を表示パネル1に供給するようになっている。このことにより、所望の二次元表示又は三次元表示のための画像が表示される。
画像処理部63は、表示位置認識部61から入力された制御信号SIGpositionに基づいて、映像データ及び制御信号SIGR/Lをディスプレイ駆動回路64へ出力すると共に、制御信号SIG2D/3Dをバリア位置制御回路62へ出力する。その結果、ディスプレイ駆動回路64は、制御信号SIGpositionに基づいて左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転又は非反転すると共に、制御信号SIGR/Lに基づいて左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転又は非反転する。
一方、バリア位置制御回路62は、制御信号SIG2D/3Dに基づいて、視差バリアパネル2を、光透過領域及び遮光領域が交互に形成されたON状態、又は全画面に亘って光透過領域が形成されたOFF状態に駆動するようになっている。
次に、左右反転の表示状態と、左目用画像51及び右目用画像52の配列反転との関係について説明する。表4は、配列反転部60のディスプレイ駆動回路64の真理値表を示している。
三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が奇数ラインに配置され、且つ左右非反転状態とされたときは、表4に示すように、SIGposition=0、SIGR/L=0であり、配列の反転状態は非反転となる。
次に、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が奇数ラインに配置され、且つ左右反転状態とされたときは、表4に示すように、SIGposition=0、SIGR/L=1であり、配列の反転状態は反転となる。
また、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が偶数ラインに配置され、且つ左右非反転状態とされたときは、表4に示すように、SIGposition=1、SIGR/L=0であり、配列の反転状態は反転となる。
次に、三次元表示領域Cの左端の左目用画像51が偶数ラインに配置され、且つ左右反転状態とされたときは、表4に示すように、SIGposition=1、SIGR/L=1であり、配列の反転状態は非反転となる。
その結果、上記4つの何れの場合であっても、左目用画像51は、奇数ラインで表示されるために左目用画像視認領域で正常に視認されると共に、右目用画像52は、偶数ラインで表示されるために右目用視認領域で正常に視認される。
したがって、本実施形態によると、配列反転部60により、上記左右反転表示に同期して左目用画像51及び右目用画像52の配列を反転させるようにしたので、左目用画像51及び右目用画像52を正常な視認位置で視認することができる。
《発明の実施形態5》
図13及び図14は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態5を示している。
図13及び図14は、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施形態5を示している。
本実施形態の補正手段60は、領域移動部により構成されている。また、領域移動部は、表示パネル1と画像処理部63とディスプレイ駆動回路64とにより構成されている。そして、表示位置認識部61により検出された三次元表示領域Cの位置に応じて、三次元表示領域Cを、左目用画像51が第1視認領域で視認されると共に右目用画像52が第2視認領域で視認される所定の正常位置に移動させるようになっている。
すなわち、左目用画像51及び右目用画像52が正常な視認位置で視認されるためには、図13に示すように、左目用画像51が奇数ラインで表示され、且つ右目用画像52が偶数ラインで表示されることが必要である。
そこで、領域移動部は、左目用画像51が常に奇数ライン(つまり第1画素)で表示され、且つ右目用画像52が常に偶数ライン(つまり第2画素)で表示されるように、三次元表示領域Cの表示位置に制限を加えるようにしている。具体的には、三次元表示領域Cの表示位置は、一画素おきに移動することが好ましい。つまり、全画面表示領域Tには、左目用画像51及び右目用画像52を正常に視認できる三次元表示領域Cの位置である正常位置が、一画素おきに存在している。
例えば、図13に示す三次元表示領域Cは、左側端部が、全画面表示領域Tの左端から数えて3列めに配置されている。この三次元表示領域Cを最も小さい距離だけ移動させると、図14に示すように、全画面表示領域Tの左端から数えて5列目に配置されることとなる。
したがって、このように補正手段60を領域移動部により構成することによっても、上記各実施形態と同様に、左目用画像51及び右目用画像52の視認位置を正常な視認位置に補正することができる。
さらに、上記実施形態2及び4と同様に、画像処理部63が左右反転表示部66を備え、表示パネル1で左右反転表示を行う表示装置Sに対しても、本実施形態の上記領域移動部を設けることが可能である。
すなわち、この場合、領域移動部は、左右反転表示部66による左右反転表示に同期して、三次元表示領域Cを上記正常位置に移動させるように構成されている。このことにより、左右反転表示に拘わらず、三次元表示領域Cが領域移動部により常に正常位置に配置されることとなるため、左目用画像51及び右目用画像52を正常な視認位置で視認することができる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態では、第1画像を左目用画像51とし且つ第2画像を右目用画像52として説明したが、本発明はこれに限らず、第1画像を右目用画像52とし且つ第2画像を左目用画像51としてもよい。
上記各実施形態では、第1画像を左目用画像51とし且つ第2画像を右目用画像52として説明したが、本発明はこれに限らず、第1画像を右目用画像52とし且つ第2画像を左目用画像51としてもよい。
以上説明したように、本発明は、複数の画像を分離して表示する表示装置及び表示方法について有用であり、特に、全画面表示領域に対し、分離される元の複数種類の画像を表示する複数画像表示領域が移動しても、正常な視認位置で高品位の画像を視認できるようにする場合に適している。
T 全画面表示領域
C 三次元表示領域(複数画像表示領域)
S 表示装置
1 表示パネル
2 視差バリアパネル
36 バリア制御電極
41 第1画素
42 第2画素
51 左目用画像(第1画像)
52 右目用画像(第2画像)
60 位相反転部、配列反転部(補正手段)
61 表示位置認識部(検出手段)
62 バリア位置制御回路
63 画像処理部
64 ディスプレイ駆動回路
66 左右反転表示部
C 三次元表示領域(複数画像表示領域)
S 表示装置
1 表示パネル
2 視差バリアパネル
36 バリア制御電極
41 第1画素
42 第2画素
51 左目用画像(第1画像)
52 右目用画像(第2画像)
60 位相反転部、配列反転部(補正手段)
61 表示位置認識部(検出手段)
62 バリア位置制御回路
63 画像処理部
64 ディスプレイ駆動回路
66 左右反転表示部
Claims (20)
- 表示画面全体の表示領域を構成すると共に複数の第1画素及び複数の第2画素が設けられた全画面表示領域を有し、第1画像及び第2画像を表示する複数画像表示領域を上記全画面表示領域に形成する表示パネルと、
上記表示パネルに対向して設けられ、上記全画面表示領域の上記第1画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の一方が第1視認領域で視認される一方、上記全画面表示領域の上記第2画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の他方が第2視認領域で視認されるように、上記第1画像及び第2画像を分離する視差バリアパネルとを備えた表示装置であって、
上記全画面表示領域における上記複数画像表示領域の位置を検出する検出手段と、
上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に基づいて、上記第1画像の視認位置を上記第1視認領域に補正すると共に、上記第2画像の視認位置を上記第2視認領域に補正する補正手段とを備えている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1において、
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記視差バリアパネルにおけるバリアの位相を反転させる位相反転部により構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1において、
上記視差バリアパネルは、液晶パネルにより構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項3において、
上記液晶パネルは、平板状の共通電極と、該共通電極に液晶層を介して対向配置され、ストライプ状に延びる複数のバリア制御電極とにより構成された電極構造を有し、
上記複数のバリア制御電極は、1本おきに同じ電圧が印加されるように構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項2において、
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、
上記位相反転部は、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、バリアの位相を反転させるように構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1において、
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像の配列を反転する配列反転部により構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項6において、
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、
上記配列反転部は、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記第1画像及び第2画像の配列を反転するように構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1において、
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域を、上記第1画像が上記第1視認領域で視認されると共に上記第2画像が上記第2視認領域で視認される所定の正常位置に移動させる領域移動部により構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項8において、
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、
上記領域移動部は、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記複数画像表示領域を上記正常位置に移動させるように構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 請求項1において、
上記第1画像が左目用画像及び右目用画像の一方に構成され、且つ、上記第2画像が上記左目用画像及び右目用画像の他方に構成されることにより、三次元表示を行うように構成されている
ことを特徴とする表示装置。 - 表示画面全体の表示領域を構成すると共に複数の第1画素及び複数の第2画素が設けられた全画面表示領域を有し、第1画像及び第2画像を表示する複数画像表示領域を上記全画面表示領域に形成する表示パネルと、
上記表示パネルに対向して設けられ、上記全画面表示領域の上記第1画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の一方が第1視認領域で視認される一方、上記全画面表示領域の上記第2画素で表示された上記複数画像表示領域の上記第1画像及び第2画像の他方が第2視認領域で視認されるように、上記第1画像及び第2画像を分離する視差バリアパネルとを備えた表示装置により画像を表示する方法であって、
上記全画面表示領域における上記複数画像表示領域の位置を検出する検出ステップと、
上記検出ステップで検出された上記複数画像表示領域の位置に基づいて、上記第1画像の視認位置を上記第1視認領域に補正すると共に、上記第2画像の視認位置を上記第2視認領域に補正する補正ステップとを備えている
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項11において、
上記補正ステップでは、上記検出ステップで検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記視差バリアパネルにおけるバリアの位相を反転させる
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項11において、
上記視差バリアパネルは、液晶パネルにより構成されている
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項13において、
上記液晶パネルは、平板状の共通電極と、該共通電極に液晶層を介して対向配置され、ストライプ状に延びる複数のバリア制御電極とにより構成された電極構造を有し、
上記複数のバリア制御電極に対し、1本おきに同じ電圧を印加することにより、バリアの位相を制御する
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項12において、
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、
上記補正ステップでは、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、バリアの位相を反転させる
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項11において、
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像の配列を反転する
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項16において、
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、
上記補正ステップでは、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記第1画像及び第2画像の配列を反転する
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項11において、
上記補正手段は、上記検出手段により検出された上記複数画像表示領域の位置に応じて、上記複数画像表示領域を、上記第1画像が上記第1視認領域で視認されると共に上記第2画像が上記第2視認領域で視認される所定の正常位置に移動させる
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項18において、
上記表示パネルは、上記複数画像表示領域における上記第1画像及び第2画像を左右に反転して表示する左右反転表示部を備え、
上記補正ステップでは、上記左右反転表示部による左右反転表示に同期して、上記複数画像表示領域を上記正常位置に移動させる
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項11において、
上記第1画像が左目用画像及び右目用画像の一方に構成され、且つ、上記第2画像が上記左目用画像及び右目用画像の他方に構成されることにより、三次元表示を行う
ことを特徴とする表示方法。
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- 2004-08-02 JP JP2004226083A patent/JP2006047507A/ja active Pending
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