JP2006046918A - 信号制御装置及び検出センサ並びに多光軸光電センサ - Google Patents

信号制御装置及び検出センサ並びに多光軸光電センサ Download PDF

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Abstract


【課題】 誤動作等を生じず、部品点数を削減可能な信号制御装置及び検出センサ並びに多光軸光電センサを提供する。
【解決手段】 センサコントローラ50の信号入力装置50Aは、PNP対応入力回路及びNPN対応入力回路のうちのいずれか一方をスライドスイッチ70で選択することにより、電圧レベルからなる選択情報をシールド線37を介して多光軸光電センサ本体10の信号出力回路40に出力するとともに、信号出力回路40は、選択情報がPNP対応入力回路の電圧レベルであるときは、PNP出力回路の出力信号のみを有効化する一方で、選択情報がNPN対応入力回路の電圧レベルであるときは、NPN出力回路の出力信号のみを有効化する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、信号制御装置及び検出センサ並びに多光軸光電センサに関する。
例えば多光軸光電センサなどの検出センサには、その検出動作に応じて出力される出力信号を、PNP型トランジスタのオープンコレクタ回路を介して外部に出力するタイプ(PNP出力タイプ)と、NPN型トランジスタのオープンコレクタ回路を介して外部に出力するタイプ(NPN出力タイプ)とがある。ここで、下記特許文献1には、多光軸光電センサ本体に、PNP信号入力装置及びNPN信号入力装置を選択的に接続可能とすることで、1つの多光軸光電センサをPNP出力タイプとNPN出力タイプとに使い分けることができる技術が開示されている。
特開2003−255054公報
しかしながら、1つの多光軸光電センサに、PNP信号入力装置及びNPN信号入力装置を選択的に接続可能とした場合には、2種類の信号入力装置が必要になり、その分部品点数が多くなる。
また、1つの多光軸光電センサにおいてPNP出力タイプとNPN出力タイプとを備え、この多光軸光電センサの両出力タイプを切換可能に構成することにより、信号入力装置を1種類にすることも考えられるが、作業者の過誤等により、切換えられた出力タイプに応じたタイプの信号入力装置が接続されない場合には、接続部分(シールド電線のシールド部分等)の電圧が異なることに起因する誤動作や、接続された出力回路及び入力回路のタイプが異なることに起因する誤検出等が生じるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、誤動作等を生じず、部品点数を削減可能な信号制御装置及び検出センサ並びに多光軸光電センサを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、PNP出力回路とNPN出力回路とを備えて構成される信号出力装置と、
前記信号出力装置と信号線によって接続されることにより、前記PNP出力回路からの出力信号を入力可能なPNP対応入力回路と、前記NPN出力回路からの出力信号を入力可能なNPN対応入力回路とを備えて構成される信号入力装置と、を有する信号制御装置であって、
前記信号入力装置は、
前記PNP対応入力回路及び前記NPN対応入力回路のうちのいずれか一方を選択可能な選択手段と、前記選択手段によって選択された入力回路の選択情報を出力する選択情報出力手段とを備え、
前記信号出力装置は、
前記選択情報出力手段と信号線によって接続されており、前記選択情報出力手段から出力された前記選択情報が前記PNP対応入力回路であるときは、前記PNP出力回路の出力信号を有効化する一方で、前記選択情報出力手段から出力された選択情報が前記NPN対応入力回路であるときは、前記NPN出力回路の出力信号を有効化する有効化手段を備える構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記信号出力装置と前記信号入力装置との接続は、前記信号線の周囲がシールド部にて構成されたシールド線によって行われ、このシールド線のシールド部は、前記選択情報出力手段と前記信号出力装置内の回路とに接続され、
前記選択情報出力手段は、前記選択手段によって前記PNP対応入力回路が選択されたときには、前記シールド部へハイレベル又はローレベルのいずれか一方の信号を出力するとともに、前記選択手段によって前記NPN対応入力回路が選択されたときには、前記シールド部へハイレベル又はローレベルのうち他方の信号を出力するように構成され、
前記有効化手段は、前記シールド部で伝送された信号レベルが前記一方のレベルにあるときに、PNP出力回路の出力信号を有効化する一方で、前記他方のレベルにあるときに、前記NPN出力回路の出力信号を有効化するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記選択手段は、前記PNP対応入力回路と前記NPN対応入力回路とを切換えるための切換スイッチが複数備えられており、作業者の操作に基づいて、当該複数の切換スイッチの全ての切換スイッチが連動して切り換えられることにより、PNP対応入力回路又はNPN対応入力回路が選択されるように構成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明に係る検出センサは、被検出物の検出結果に応じた検出信号を、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号出力装置の前記PNP出力回路及び前記NPN出力回路へ出力する検出信号出力手段と、前記信号出力装置とを備えた検出センサ本体と、
前記検出センサ本体が接続され、前記信号出力装置から出力される出力信号を入力する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号入力装置を備えたセンサコントローラと、を有するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、複数の投光素子が一列状に配置された投光手段と、前記複数の投光素子からの光をそれぞれ受光可能な複数の受光素子が一列状に配置された受光手段と、前記各受光素子での受光量に基づいて検出信号を出力する検出信号出力手段とを備えた多光軸光電センサにおいて、
前記投光手段、前記受光手段、前記検出信号出力手段、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号出力装置を備え、前記検出信号出力手段から出力される検出信号に応じた出力信号を出力する多光軸光電センサ本体と、
前記多光軸光電センサ本体が接続され、前記信号出力装置から出力される出力信号を入力する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号入力装置とを備えたセンサコントローラと、を有するところに特徴を有する。
<請求項1、請求項4、請求項5の発明>
本構成によれば、有効化手段により、選択情報出力手段から出力された選択情報がPNP対応入力回路であるときは、PNP出力回路の出力信号を有効化する一方で、選択情報出力手段から出力された選択情報がNPN対応入力回路であるときは、NPN出力回路の出力信号を有効化する。したがって、選択された入力回路に応じた出力回路の出力信号が有効化されるから、出力回路と入力回路のタイプ(PNP出力回路(NPN出力回路)に対し、PNP対応入力回路(NPN対応入力回路)であるかどうか)が異なることにより生じる装置の誤動作等を防止することができる。
<請求項2の発明>
本構成によれば、信号入力装置と信号出力装置との間を接続するシールド線のシールド部により選択情報を伝送するから、選択情報出力手段から出力される情報の伝送のための信号線を別に設ける必要がなく、部品点数を削減できる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、作業者の操作に基づいて、全ての切換スイッチが連動して切り換えられることにより、PNP対応入力回路又はNPN対応入力回路が選択されるから、回路選択の操作が容易になるとともに、回路の選択ミスによる誤動作を防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1の多光軸光電センサを図1ないし図3を参照しつつ説明する。
1.多光軸光電センサの構成
多光軸光電センサは、多光軸光電センサ本体10と、この多光軸光電センサ本体10とシールド電線37により電気的に接続されるセンサコントローラ50とを備えて構成されている。
(1)多光軸光電センサ本体
多光軸光電センサ本体10は、図1に示すように、互いに対向配置される投光器11と受光器21とからなる。これら投受光器11,21は、共に、例えば上下に延びた角柱状をなし、投光器11のうち受光器21との対向面には、複数の投光素子12が上下方向に沿って一列に配され、受光器21のうち投光器11との対向面には、各投光素子12と対をなす複数の受光素子22が、やはり上下方向に沿って一列に配されている。
また、これら投受光素子11,22は、共に例えば16個ずつ備えられており、上下方向で同じ順位に配置された投受光素子11,22同士が、互いに正規の相手方になっている。そして、各受光素子22が光を受光して出力する受光信号は、正規の相手方投光素子12からの光を受光したときにのみ、受光回路23に受信される。なお、受光器21の上面には、動作表示部27が設けられている。この動作表示部27は、例えば、表示灯としてのLEDからなる。
次に、多光軸光電センサ本体の電気的構成について説明する。
投光器11には、図1に示すように、前記投光素子12が連なる投光回路11Aが設けられており、この投光回路11Aは、所定のクロックパルス信号に基づいて作動し、投光器11の上端側の投光素子12から下端側の投光素子12へと順次に駆動信号を与え、この動作を短い周期で繰り返す。これにより、投光器11の上端側の投光素子12から順に光信号が出射される。
一方、受光器21には、受光素子22が連なる受光回路23が設けられている。受光回路23には、複数のスイッチ素子24が備えられ、これらスイッチ素子24の一方のリード部が、各受光素子22の出力端子に接続されると共に、他方のリード部が、受光制御回路26の入力端子に共通接続されている。
また、各スイッチ素子24に備えられた制御用端子24Aは、シフトレジスタ25を介して受光制御回路26の出力端子に接続されている。そして、各スイッチ素子24は、常には、オフ状態になっており、受光制御回路26からシフトレジスタ25を介して各スイッチ素子24の制御用端子24Aに駆動信号が順次に与えられ、これによりオンしたスイッチ素子24に連なる受光素子22の受光信号だけが、受光制御回路26に取り込まれるようになっている。
さらに、受光制御回路26は、投受光器11,21を繋ぐ線L(シールド線)を介して、投光回路11Aからクロックパルス信号を取り込んでおり、このクロックパルス信号(即ち、各投光素子12の投光タイミング)に同期して、所定のスイッチ素子24をオンさせる。具体的には、上下一列に配された投光素子12のうち所定順位の投光素子12が光信号を投光した瞬間に、その投光素子12と同順位に配された受光素子22に連なるスイッチ素子24のみをオンする。これにより、各受光素子22が、正規の相手方投光素子12からの光を受光したときにのみ、その受光素子22が出力した受光信号が受光制御回路26に取り込まれる。
受光制御回路26は、各スイッチ素子24を順次にオンオフ制御するタイミングに同期して、取り込んだ受光信号と所定の基準電圧との大小関係をチェックする。そして、順次に受光制御回路26に取り込まれた受光信号の全てが、基準電圧VC1を上回った場合に、前記動作表示部27を消灯させ、いずれか1つの受光信号でも基準電圧VC1を下回った場合には、動作表示部27を点灯させる。また、後述する信号出力装置39の出力形態切換回路30の入力側に、例えば、被検出物を検出したか否かによって反転する検出信号を出力する。したがって、受光制御回路26が本発明の検出信号出力手段に相当する。
また、受光器21には、信号出力装置39が備えられており、この信号出力装置39は、出力形態切換回路30と信号出力回路40とから構成されている。
出力形態切換回路30は、図1にも示すように、2本の出力信号線が受光制御回路26に接続されている。このうち、一方の出力信号線は、受光制御回路26の出力端からNPN型トランジスタ31のベースに接続されるととともに、このNPN型トランジスタ31のコレクタが更にPNP型トランジスタ32のベースに接続されている。そして、このPNP型トランジスタ32のコレクタから信号出力回路40に信号が出力されるようになっており、当該一方の出力信号線から信号出力回路40の入力に至るまでの回路が本発明のPNP出力回路に相当する。
他方の出力信号線は、受光制御回路26の出力端から、NPN型トランジスタ33のベースに接続されており、このNPN型トランジスタ33のコレクタから信号出力回路40に信号が出力されるようになっており、当該他方の出力信号線から信号出力回路40の入力に至るまでの回路が本発明のNPN出力回路に相当する。
ここで、各出力信号線の受光制御回路26との接続点近傍は、それぞれリレー接点34,35を介してアースに接続されるとともに、後述する信号出力回路40からの信号に応じてリレー接点34,35のオンオフが切換えられるようになっており、これにより受光制御回路26から両出力信号線に出力された信号は、一方の信号のみが信号出力回路40の出力端子43から出力されるようになっている。
信号出力回路40は、図2に示すように、シールド電線37のVcc(高電位)線L1及びグランド線L2にそれぞれ接続される高電位側端子41及び低電位側端子42と、信号入力線L3に接続される出力端子43と、シールド線37のシールド部37Aに接続されるシールド用端子44とが備えられている。そして、高電位側端子41とシールド用端子44との間にはリレーコイル45が接続されている。一方、低電位側端子42とシールド用端子44との間にはリレーコイル46が接続されている。
更に、リレーコイル45に生じる磁気力によってオンオフ動作を行う短絡用のリレー接点45aが低電位側端子42とシールド用端子44との間に接続されている。また、リレーコイル46に生じる磁気力によってオンオフ動作を行う短絡用のリレー接点46aが高電位側端子41とシールド用端子44との間に接続されている。なお、本実施形態では、リレーコイル両端間に24Vよりやや低め以上の電位差が印加されたときに各リレー接点をオン動作させるよう設定されている。
そして、リレーコイル45のオン動作によって出力形態切換回路30のリレー接点35がオンされるようになっており、これによりNPN型トランジスタ33のベースがグランドレベルに短絡し、NPN型トランジスタ33からのNPN出力が無効(出力されない)となる。したがって、PNP型トランジスタ32からのPNP出力のみが有効化されて出力端子43に与えられることになる。一方、リレーコイル46のオン動作によって出力形態切換回路30のリレー接点34がオンされるようになっており、これによりNPN型トランジスタ31のベースがグランドレベルに短絡し、PNP型トランジスタ32からのPNP出力が無効となる。したがって、今度は、NPN型トランジスタ33からのNPN出力のみが有効化されて出力端子43に与えられることになる。したがって、上記したリレーコイル45,46の一連の動作が本発明の「有効化手段」に相当する。
(2)センサコントローラ
センサコントローラ50は、信号入力装置50Aがケース(図示しない)内に備えられて構成されている。
ケースの一面には、スライドスイッチ70(本発明の「選択手段」に相当)が設けられており、このスライドスイッチ70をスライドさせることで後述する信号入力装置50A内の回路をPNP対応入力回路又はNPN対応入力回路のいずれか一方に切換(選択)可能となっている。
信号入力装置50Aは、上記多光軸光電センサ本体10からの出力信号を選択的に取り込み可能なPNP対応入力回路及びNPN対応入力回路とを備えて構成されている。
より詳しくは、図3に示すように、PNP対応入力回路及びNPN対応入力回路は、3つの切換スイッチ56,57,58により切換(選択)可能に構成され、スライドスイッチ70の操作により、3つのスライドスイッチ70が連動して切換わることによりPNP対応入力回路(図3(A))若しくはNPN対応入力回路(図3(B))を形成するようになっている。
また、信号入力装置50Aは、Vcc端子51及びグランド端子52と、信号入力端子53と、シールド用端子54とを備えている。Vcc端子51及びグランド端子52は、シールド電線37の高電位側入力線L1及び低電位側入力線L2にそれぞれ電気的に接続されて多光軸光電センサ本体10に対して電源(例えば24V)から電力供給を行うための端子である。信号入力端子53は、シールド電線37の信号出力線L3に電気的に接続される端子であり、シールド用端子54は、シールド電線37のシールド部37Aに電気的に接続される端子である。
ここで、PNP対応入力回路は、シールド部37Aがグランド(0V)に接続されており、NPN対応入力回路は、シールド部37AがV(24V)に接続されている。従って、信号入力装置50Aが接続された状態におけるシールド部37Aの電圧レベルは、接続されている信号入力装置50A内の回路がPNP対応入力回路かNPN対応入力回路かによって異なるから、その電圧レベルに応じて信号出力回路40のリレーコイル45(46)の一方が動作することで、PNP出力回路又はNPN出力回路のうちのいずれか一方の出力信号のみが有効化されるようになっている。したがって、シールド部37Aにおける電圧レベル(電源電圧)が本発明の「選択情報出力手段」に相当する。
また、信号入力装置50Aには、外部機器(図示しない)に接続される2組の接続端子対59,60が設けられ、それぞれの接続端子対59,60同士は、リレーコイル55に生じる磁気力によってオンオフ動作(開閉動作)するリレー接点61,62を介して接続されている。そして、リレー接点61,62を、制御対象となる外部機器としての工作機械などの電源供給ラインに介在させることにより、被検出物が検出されていないときにはリレー接点61,62をオン動作させて工作機械を駆動させる一方で、被検出物が検出されたときにはリレー接点61,62をオフ動作させて工作機械を停止させることができる。
2.本実施形態の動作
(A)スライドスイッチ70がPNP側に選択(切換)されている場合
センサコントローラ50の信号入力装置50A内では、図2,図3(A)に示すように、各スイッチ56,57,58が連動して切換えられることにより信号入力端子53からシールド用端子54までの信号入力装置50内の回路が電気的に接続されてPNP対応入力回路が形成される。このとき、スイッチ56,57,58の切換により、信号入力端子53には24Vの高電位側(ハイレベル)が接続される一方で、シールド用端子54は0Vの低電位側(ロウレベル)が接続されている。これにより、リレーコイル55には略24Vの電圧が印加されることになり、リレーコイル55から生じる磁気力によってリレー接点61,62がオン動作(閉動作)する。
一方、多光軸光電センサ本体10側では、シールド用端子44が0V(低電位)とされることで信号出力回路40のリレーコイル45に略24Vの電圧が印加されるから、リレーコイル45から生じる磁気力によってリレー接点35がオン動作(閉動作)して、NPN側の出力信号が無効化されるとともに、PNP側の出力信号のみが有効化されて出力端子43から出力される。
そして、信号入力装置側では、PNP側の出力信号に基づいてリレー接点61,62のオンオフが行われて外部機器の駆動・停止が行われる。
(B)スライドスイッチ70がNPN側に選択(切換)されている場合
センサコントローラ50の信号入力装置50A内では、図2,図3(B)に示すように、各スイッチ56,57,58が連動して切換えられることにより信号入力端子53からシールド用端子54までの信号入力装置50A内の回路が電気的に接続されてNPN対応入力回路が形成される。このとき、スイッチ56,57,58の切換により、信号入力端子53には低電位側(0V)が接続される一方で、シールド用端子54には24Vの高電位側が接続されている。これにより、リレーコイル55には略24Vの電圧が印加されることになり、リレーコイル55から生じる磁気力によってリレー接点61,62がオン動作(閉動作)する。
一方、多光軸光電センサ本体10側では、シールド用端子44が高電位(24V)とされることで信号出力回路40のリレーコイル46に略24Vの電圧が印加されるから、リレーコイル46から生じる磁気力によってリレー接点34がオン動作(閉動作)して、PNP側の出力信号が無効化されるとともに、NPN側の出力信号のみが有効化されて出力端子43から出力される。
そして、信号入力装置50A側では、NPN側の出力信号に基づいてリレー接点61,62のオンオフが行われて外部機器の駆動・停止が行われる。
3.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、電源V(選択情報出力手段)からシールド線37のシールド部37Aを介して送出された信号(選択情報)がロウレベル(PNP対応入力回路)であるときは、PNP出力回路の出力信号のみを有効化する一方で、電源(選択情報出力手段)から送出された電圧信号(選択情報)がハイレベル(NPN対応入力回路)であるときは、NPN出力回路の出力信号のみを有効化する。したがって、選択された入力回路に応じた出力回路の出力信号が有効化されるから、出力回路と入力回路のタイプ(PNP出力回路(NPN出力回路)に対し、PNP対応入力回路(NPN対応入力回路)であるかどうか)が異なることにより生じる装置の誤動作や故障等を防止することができる。
また、信号入力装置50Aと信号出力装置39との間を接続するシールド線のシールド部37Aにより選択情報を伝送するから、電源V(選択情報出力手段)から出力される電気信号(情報)の伝送のための信号線を別に設ける必要がなく、部品点数を削減できる。
さらに、作業者の操作に基づいて、全ての切換スイッチ56,57,58が連動して切り換えられることにより、PNP対応入力回路又はNPN対応入力回路が選択されるから、回路選択の操作が容易になるとともに、回路の選択ミスによる誤動作を防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、多光軸光電センサを例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、1組の投光素子及び受光素子を備えた光電センサであってもよく、また、光学式に限らず例えば磁気式或いは超音波式の検出センサなどであってもよい。さらに、これら以外のPNP入出力信号、NPN入出力信号を入出力可能な信号制御装置であってもよい。
(2)上記各実施形態では、スライドスイッチ70を作業者が切換可能に構成することで、PNP対応入力回路とNPN対応入力回路とを切換えることとしたが、これに限られない。例えば、制御部(CPU等)によりスイッチ56,57,58が連動するように制御してPNP対応入力回路とNPN対応入力回路とを切換える構成としてもよい。
(3)上記各実施形態では、多光軸光電センサ本体10とセンサコントローラ50はシールド電線37により電気的に接続したが、他の信号線等により接続してもよい。
本実施形態の多光軸光電センサ本体の回路構成図 多光軸光電センサ本体とセンサコントローラの接続状態を示す回路構成図 (A)PNP対応入力回路に切換えたときの回路構成図 (B)NPN対応入力回路に切換えたときの回路構成図
符号の説明
10…多光軸光電センサ本体
11…投光器
21…受光器
30…出力形態切換回路
34,35…リレー接点
37…シールド電線
37A…シールド部
39…信号出力装置
40…信号出力回路
45,46,55…リレーコイル
50…センサコントローラ
50A…信号入力装置
56,57,58…切換スイッチ

Claims (5)

  1. PNP出力回路とNPN出力回路とを備えて構成される信号出力装置と、
    前記信号出力装置と信号線によって接続されることにより、前記PNP出力回路からの出力信号を入力可能なPNP対応入力回路と、前記NPN出力回路からの出力信号を入力可能なNPN対応入力回路とを備えて構成される信号入力装置と、を有する信号制御装置であって、
    前記信号入力装置は、
    前記PNP対応入力回路及び前記NPN対応入力回路のうちのいずれか一方を選択可能な選択手段と、前記選択手段によって選択された入力回路の選択情報を出力する選択情報出力手段とを備え、
    前記信号出力装置は、
    前記選択情報出力手段と信号線によって接続されており、前記選択情報出力手段から出力された前記選択情報が前記PNP対応入力回路であるときは、前記PNP出力回路の出力信号を有効化する一方で、前記選択情報出力手段から出力された選択情報が前記NPN対応入力回路であるときは、前記NPN出力回路の出力信号を有効化する有効化手段を備えることを特徴とする信号制御装置。
  2. 前記信号出力装置と前記信号入力装置との接続は、前記信号線の周囲がシールド部にて構成されたシールド線によって行われ、このシールド線のシールド部は、前記選択情報出力手段と前記信号出力装置内の回路とに接続され、
    前記選択情報出力手段は、前記選択手段によって前記PNP対応入力回路が選択されたときには、前記シールド部へハイレベル又はローレベルのいずれか一方の信号を出力するとともに、前記選択手段によって前記NPN対応入力回路が選択されたときには、前記シールド部へハイレベル又はローレベルのうち他方の信号を出力するように構成され、
    前記有効化手段は、前記シールド部で伝送された信号レベルが前記一方のレベルにあるときに、PNP出力回路の出力信号を有効化する一方で、前記他方のレベルにあるときに、前記NPN出力回路の出力信号を有効化するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の信号制御装置。
  3. 前記選択手段は、前記PNP対応入力回路と前記NPN対応入力回路とを切換えるための切換スイッチが複数備えられており、作業者の操作に基づいて、当該複数の切換スイッチの全ての切換スイッチが連動して切り換えられることにより、PNP対応入力回路又はNPN対応入力回路が選択されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の信号制御装置。
  4. 被検出物の検出結果に応じた検出信号を、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号出力装置の前記PNP出力回路及び前記NPN出力回路へ出力する検出信号出力手段と、前記信号出力装置とを備えた検出センサ本体と、
    前記検出センサ本体が接続され、前記信号出力装置から出力される出力信号を入力する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号入力装置を備えたセンサコントローラと、を有することを特徴とする検出センサ。
  5. 複数の投光素子が一列状に配置された投光手段と、前記複数の投光素子からの光をそれぞれ受光可能な複数の受光素子が一列状に配置された受光手段と、前記各受光素子での受光量に基づいて検出信号を出力する検出信号出力手段とを備えた多光軸光電センサにおいて、
    前記投光手段、前記受光手段、前記検出信号出力手段、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号出力装置を備え、前記検出信号出力手段から出力される検出信号に応じた出力信号を出力する多光軸光電センサ本体と、
    前記多光軸光電センサ本体が接続され、前記信号出力装置から出力される出力信号を入力する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の信号入力装置とを備えたセンサコントローラと、を有することを特徴とする多光軸光電センサ。
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