JP2006045065A - 発泡性頭髪用エアゾール組成物 - Google Patents

発泡性頭髪用エアゾール組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、髪全体にまたは所望の箇所のみに適量を塗布することができ、さらに頭髪への付着性、スタイリング性能に優れた発泡性頭髪用エアゾール組成物を得ることを目的とする。
【解決手段】カチオン性樹脂、脂肪酸およびアルカリ剤を含有する水性原液と、液化ガスとからなり、かつ、吐出直後は弾力性を有するフォームとなり、フォームをつぶすとクリーム状ないしワックス状となる発泡性頭髪用エアゾール組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は発泡性頭髪用エアゾール組成物に関する。詳しくは、吐出したときは弾力があり、乾燥性に優れたフォームを形成するとともに、フォームを指などでつぶすとクリーム状ないしワックス状となって頭髪に付着しやすく、スタイリング性能に優れた発泡性頭髪用エアゾール組成物に関する。
従来から、発泡性エアゾール組成物は、頭髪化粧料などとして用いられている。このような発泡性エアゾール組成物は、手のひらやブラシ上に吐出してフォームを形成し、フォームを頭髪に塗布している。フォームは塗り伸ばすことができるため頭髪全体あるいは広範囲に塗布する場合には好適に用いることができるが、フォームは時間経過と共に液状化するため容量が変化し、さらにフォームを少量手に取りにくいため、適量を目的部位にのみ塗布するのは難しい。一方、フォームが短時間で液状化せずその形状を保ち、さらにフォームを指でちぎって摘むことができる発泡性エアゾール組成物が開示されている(たとえば、特許文献1)。該発泡性エアゾール組成物は、脂肪酸に対するアルカリ剤のモル%(ケン化度)が20〜80%である脂肪酸塩と液化ガスを含有しており、フォームを指で摘んで目的箇所のみに適量塗布することができる。しかし、フォームを指でつぶすとほとんど全部が消失してしまい、頭髪への付着性や使用感がよくない。
また、カチオン性高分子、アニオン性界面活性剤とを特定の比率で配合した泡沫生成エアゾール組成物が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。該泡沫生成エアゾール組成物は、キメが細かく安定な泡沫となるが、頭髪の付与した箇所で液状化して局部的に付着するため、頭髪に微細なアレンジを加えることが困難であり、一般消費者や美容師が所望する性能、使いやすさは得られなかった。
特開2001−106611号公報 特公平6−31437号公報
本発明は、髪全体にまたは所望の箇所のみに適量を塗布することができ、さらに頭髪への付着性、スタイリング性能に優れた発泡性頭髪用エアゾール組成物を得ることを目的とする。
本発明は、カチオン性樹脂、脂肪酸およびアルカリ剤を含有する水性原液と、液化ガスとからなり、かつ、吐出直後は弾力性を有するフォームとなり、フォームをつぶすとクリーム状ないしワックス状となる発泡性頭髪用エアゾール組成物に関する。
カチオン性樹脂の粘度(固形分20重量%、25℃)が、5000〜50000cpsであることが好ましい。
カチオン性樹脂のカチオン当量値は、1〜10meq/gであることが好ましい。
脂肪酸に対するアルカリ剤の配合比は、30〜90モル%であることが好ましい。
カチオン性樹脂の配合量と、脂肪酸とアルカリ剤との合計量の比は、1:0.5〜1:5であることが好ましい。
本発明の発泡性頭髪用エアゾール組成物は、吐出時は指で摘める程度の弾力性を有し、吐出後の容積変化が小さく、頭髪を必要以上に濡らさない乾燥性に優れたフォームとなるため、髪全体にまたは所望の箇所のみに適量を塗布することができる。さらに、フォームを指などでつぶすとクリーム状ないしワックス状となり、頭髪への塗布性、付着性、さらにはスタイリング性能(セット力、保持時間など)に優れている。
本発明の発泡性頭髪用エアゾール組成物は、カチオン性樹脂、脂肪酸およびアルカリ剤とを含有する水性原液と、液化ガスとからなり、かつ、吐出直後は弾力性を有するフォームとなり、フォームをつぶすとクリーム状ないしワックス状となることを特徴としている。
本発明の発泡性頭髪用エアゾール組成物が、吐出時は指で摘める程度の弾力性を有し、頭髪に付与しても短時間では液状化せず、乾燥性に優れたフォームとなり、さらに、フォームを指などでつぶすと、クリーム状ないしワックス状となり、優れた塗布性、付着性、スタイリング性能が得られる理由としては、エアゾール組成物が特定のカチオン性樹脂、脂肪酸、アルカリ剤とを含有する水性原液と液化ガスとを含有し、水性原液に液化ガスが乳化しており、エアゾール組成物中でカチオン性樹脂とアニオン(脂肪酸の中和物)とがマトリックスを形成しているためであると考えられる。
前記カチオン性樹脂は、フォームに指などで剪断を加えるとわずかに粘ちょう性を有するクリーム状ないしは粘ちょう性の高いワックス状となり頭髪への塗布性、付着性を良くするとともに、頭髪をセットするスタイリング剤として作用する。
前記カチオン性樹脂としては、たとえば、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(ポリクオタニウム−11)、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジメチル硫酸塩、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体塩酸塩、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム−7)、塩化-o-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム−10)、塩化-o-〔2-ヒドロキシ-3-(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム−24)、ヒドロキシエチルセルロースジメチルアリルアンモニウムクロライド(ポリクオタニウム−4)などがあげられる。
前記カチオン性樹脂の粘度は、5000〜50000cpsであることが好ましく、さらには6000〜40000cpsであることが好ましい。樹脂の粘度が5000cps未満の場合はフォームをつぶしたときにクリーム状ないしはワックス状になりにくく、塗布性、付着性、スタイリング性能が低下しやすい。一方、50000cpsを越えると、水性原液を調整する際に、特にカチオン性樹脂添加時に水性原液の粘度上昇が大きくなり、調製しにくくなる。なお、本発明でいうカチオン性樹脂の粘度は、樹脂固形分を20重量%含有した水溶液またはエタノール溶液を25℃に調整し、B型粘度計で測定した値である。
前記カチオン性樹脂のうち、特にフォームに剪断を加えるとわずかに粘ちょう性を有するクリーム状ないしは粘ちょう性の高いワックス状となり、頭髪への塗布性、付着性、スタイリング性能に優れたフォームが得られやすい点から、カチオン当量が1〜10(meq/g)であるものが好ましく、さらには1.5〜5(meq/g)であるものが好ましい。
カチオン当量が1〜10(meq/g)であるカチオン性樹脂としては、たとえば、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(カチオン当量値1.7)、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジメチル硫酸塩(たとえば、商品名:ルビカットMS370(カチオン当量値1.4))、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体塩酸塩(たとえば、商品名:ルビカットFC370(カチオン当量値2.0)、商品名:ルビカットFC550(カチオン当量値3.3)、商品名:ルビカットFC552(カチオン当量値3.0)、商品名:ルビカットFC905(カチオン当量値6.1))などがあげられる。
なかでも、特に頭髪への付着性が良く、スタイリング性能が高い点で、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩が好ましい。
前記カチオン性樹脂の配合量(樹脂固形分)は、水性原液中0.5〜20重量%、さらには1〜15重量%であることが好ましい。前記カチオン性樹脂の配合量が0.5重量%未満の場合は、フォームをつぶしてもクリーム状ないしワックス状になりにくく、頭髪への塗布性、付着性、スタイリング性能が低くなる傾向がある。一方、前記カチオン性樹脂の配合量が20重量%を越えると、原液粘度が高くなりすぎ、原液やエアゾール組成物が調製し難くなり、また吐出し難くなる傾向がある。
前記脂肪酸は、後述するアルカリ剤により中和され、指で摘める程度の弾力性があり、乾燥性に優れたフォームを得やすくする、さらにはエアゾール組成物中でカチオン樹脂とマトリックスを形成し、フォームをつぶしたときにクリーム状ないしはワックス状とする作用がある。前記脂肪酸としては、たとえば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸などの炭素数が10〜20であるものがあげられ、特に炭素数が12〜18であるものが好ましい。炭素数が10より小さいと、泡の弾力性が弱くなる傾向があり、20より大きいと、水性原液中に配合しにくく、析出しやすい傾向にある。なかでも、指で摘める程度の弾力性を有するフォームが得られやすい、フォームをつぶしたときにクリーム状ないしはワックス状になりやすい点で、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸が好ましい。
前記脂肪酸は単独で用いても良く、2種以上を混合して用いてもよい。前記脂肪酸の配合量は、水性原液中0.5〜10重量%、さらには中1〜8重量%であることが好ましい。前記脂肪酸の配合量が0.5重量%未満の場合は脂肪酸を配合した場合の効果が得られにくくなる傾向がある。一方、前記脂肪酸の配合量が10重量%を越えると水性原液を調製し難くなり、さらには低温時に原液が固まりやすくなる傾向がある。
前記アルカリ剤は、前記脂肪酸を中和し、指で摘める程度の弾力性があり、乾燥性に優れたフォームを得やすくする作用がある。前記アルカリ剤としては、たとえば、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1、3−プロパンジオール(AMPD)などの有機アルカリ、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウムなどの無機アルカリなどがあげられる。なかでも、低温時、脂肪酸が析出しにくく安定な水性原液およびエアゾール組成物が得られやすい点で、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパノールなどの有機アルカリが好ましい。
前記アルカリ剤の配合量は、前記脂肪酸の配合量に対して30〜90モル%、さらには40〜80モル%であることが好ましい。前記アルカリ剤の配合量が、脂肪酸に対して30モル%未満の場合は、長期間保存したときなどに脂肪酸が析出しやすい傾向がある。一方、前記アルカリ剤の配合量が、脂肪酸に対して90モル%を越えると、泡の弾力性がなくなりやすい、フォームをつぶしたときにクリーム状ないしはワックス状になりにくい傾向がある。
なお、本発明の泡の特性(弾力性、乾燥性、泡をつぶしたときの頭髪への塗布性、付着性、スタイリング性能など)が特に得られやすい点から、前記カチオン性樹脂の配合量と、前記脂肪酸とアルカリ剤との合計量との比が1:0.5〜1:5、さらには1:0.7〜1:3であることが好ましい。
さらに本発明の発泡性頭髪用エアゾール組成物に用いられる水性原液には、界面活性剤、固形油分、液状油分、水溶性高分子、有効成分、アルコール類、粉体などを配合することができる。
前記界面活性剤は、吐出時の発泡性を良くする、水性原液と液化ガスとの乳化安定性を良くするなどの目的で用いられる。前記界面活性剤としては、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジ、トリ、テトラ、ヘキサ、デカなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミドなどの非イオン型界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸、α−オレフィンスルホン酸塩などのアニオン型界面活性剤;アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩などのカチオン型界面活性剤、酢酸ベタイン、レシチンなどの両性型界面活性剤;ポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノールポリマー誘導体、スチレン・マレイン酸重合物誘導体、アルキルビニルエーテルとマレイン酸の共重合物などの高分子型界面活性剤;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体などのシリコーン系界面活性剤などがあげられる。なかでも、フォームの特性が経時的に変化しにくい点で、非イオン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤が好ましい。
前記界面活性剤を配合する場合、配合量は水性原液中0.1〜10重量%、さらには0.5〜5重量%であることが好ましい。界面活性剤の配合量が0.1重量%未満の場合は界面活性剤の効果が得られにくく、10重量%を越えるとべたつき感や皮膚刺激性が強くなるなど、使用感が低下しやすい。
前記固形油分は、吐出時の泡の状態を良くし、泡をつぶしたときのクリーム感ないしワックス感を得やすくするものであり、頭髪のセット感(柔軟性、再整髪性など)を調製するスタイリング補助剤などとして作用する。前記固形油分としては、たとえば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコールなどの高級アルコール;ビーズワックス(ミツロウ)、合成ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ホホバワックス、ポリエチレンワックス、ラノリン、酢酸ラノリン、キャンデリラロウ、カウナウバロウ、鯨ロウ、モンタンロウなどのワックス(ロウ)類;ジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・フェニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・コポリオールクロスポリマーなどのシリコーンエラストマーや高重合メチルポリシロキサンなどのシリコーンなどがあげられる。なかでも、泡をつぶしたときにクリーム状ないしワックス状になりやすく、頭髪への付着性が良くなる点で、ビーズワックスなどのワックス類、セチルアルコールなどの高級アルコールが好ましい。
前記固形油分を配合する場合、配合量は水性原液中0.1〜10重量%、さらには0.3〜8重量%であることが好ましい。前記固形油分の配合量が0.1重量%未満の場合は固形油分を配合する効果が得られにくく、10重量%を越えると低温時に固まりやすく、またべたつくなど使用感が低下しやすい傾向がある。
前記液状油分は、泡をつぶしたときのクリーム感ないしワックス感を得やすくし、頭髪に艶や光沢を付与し、さらに、くし通りを良くするなどの作用を有する。前記液状油分としては、たとえば、ペンタン、ヘキサン、ケロシン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレンなどの炭化水素;ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、コハク酸ジエトキシエチル、リンゴ酸ジイソステアリルなどのエステル油;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル;アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカダミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、大豆油、綿実油、落花生油などの植物油などがあげられる。
前記液状油分を配合する場合、配合量は水性原液中0.1〜10重量%、さらには0.3〜8重量%であることが好ましい。前記液状油分の配合量が0.1重量%未満の場合は液状油分を配合する効果が得られにくく、10重量%を越えると起泡しにくくなり、また乾燥性が悪くなり、べたつくなど使用感が低下しやすい傾向がある。
前記水溶性高分子は、泡の固さや乾燥性を調製する作用がある。前記水溶性高分子としては、たとえば、ゼラチン、寒天、カゼイン、デキストリン、ペクチン、デンプン、カルボキシメチルデンプン、コラーゲン、変性ポテトスターチ、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、カラギーナン、カルボキシビニルポリマー、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、キサンタンガムなどがあげられる。なかでも、弾力性があり、乾燥性に優れたフォームが得られやすい点で、ゼラチンが好ましい。
前記水溶性高分子を配合する場合、配合量は水性原液中0.05〜5重量%、さらには0.1〜3重量%であることが好ましい。前記水溶性高分子の配合量が0.05重量%未満の場合は水溶性高分子を配合した場合の効果が得られにくく、5重量%を越えると粘度が高くなりすぎ取り扱いにくくなるとともに、使用感が低下しやすい傾向がある。
前記有効成分としては、たとえば、
ポリビニルピロリドン(PVP)、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(PVP/VA)などのノニオン性樹脂;ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体などの両性樹脂;アクリル酸アルカノールアミン、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン、アクリル酸・アクリル酸アクリルアミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル酸アルキル・メタクリル酸・シリコン共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニル共重合体、ポリウレタンなどのアニオン性樹脂などの頭髪用セット剤、
前記液状油分などの艶だし成分、
ヒアルロン酸、カロニン酸、コンドロイチン酸、ムコイチン硫酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、セイヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物、トサカ抽出液などの保湿剤、
パラアミノ安息香酸、アントラニル酸メチル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸メチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウムなどの紫外線吸収剤、
アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどの酸化防止剤、
安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル(パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸メチルなど)、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノールなどの殺菌・防腐剤、
レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩化ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどのビタミン類、
アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファンなどのアミノ酸、
ドクダミエキス、オウバクエキス、メリローロエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、キナエキス、クララエキス、サクラソウエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などの抽出液、
合成香料、天然香料などの香料などがあげられる。
前記有効成分の配合量は、水性原液中0.1〜20重量%、さらには0.5〜10重量%であることが好ましい。有効成分の配合量が0.1重量%未満の場合は有効成分の効果が得られにくくなる傾向がある。一方、配合量が20重量%を越えるとべたつくなど使用感が悪くなる傾向がある。
前記アルコール類は、水に溶解しにくい有効成分などを水性原液に可溶化させるための溶解補助成分となり、また泡の起泡性や消泡性、乾燥性を調製するなどの作用がある。前記アルコール類としては、たとえば、エタノール、イソプロピルアルコールなどの1価の低級アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、マルチトールなどの多価アルコールがあげられる。
前記アルコール類を配合する場合、配合量は水性原液中1〜30重量%、さらには3〜20重量%であることが好ましい。アルコール類の配合量が1重量%未満の場合はアルコール類の配合効果が得られにくい傾向がある。一方、配合量が30重量%を越えると起泡性が悪く、また短時間で消泡しやすくなる傾向がある。
前記粉末は、滑らかな櫛通りを得やすくするなど、使用感を向上させるなどの目的で用いられる。前記粉末としては、たとえば、ジメチコン・ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・ビニルジメチコン・メチコンクロスポリマー、ポリメチルシルセスキオキサン、疎水性ビニルポリマーなどのシリコーンパウダー;タルク、カオリン、無水ケイ酸、酸化チタン、酸化亜鉛、ゼオライトなどの無機粉体;コーンスターチ、デンプン、シルク末などの有機粉体;ポリエチレン末、ナイロン末、架橋ポリエチレンなどの合成高分子粉体などがあげられる。
前記粉末を配合する場合、配合量は水性原液中0.1〜10重量%、さらには0.5〜5重量%であることが好ましい。粉末の配合量が0.1重量%未満の場合は粉末の配合効果が得られにくく、使用感を向上させる効果が得られ難くなる傾向がある。一方、配合量が10重量%を越えると、均一な組成で吐出し難い、付着面が白くなりやすい、粉末がエアゾールバルブや噴霧部材の孔部で詰まるなどの問題が生じやすい傾向がある。
本発明の発泡性エアゾール組成物に用いられる水性原液は、前記カチオン性樹脂、脂肪酸、アルカリ剤、さらには必要に応じて前記界面活性剤や有効成分などを水(たとえば、精製水、イオン交換水など)に配合することにより調製できる。なお、調製方法としては、たとえば、脂肪酸とアルカリ剤以外の成分を水に溶解させ、これを脂肪酸の融点以上に加温して脂肪酸を添加する。なお、固形油分を配合する場合は、加温した状態で添加することが好ましい。次いで、脂肪酸が液体状態で分散している状態でアルカリ剤を加えて脂肪酸を中和する。
前記水性原液の配合量は、エアゾール組成物中60〜95重量%、さらには70〜92重量%であることが好ましい。
前記液化ガスは、エアゾール組成物を泡状に吐出するための噴射剤、発泡剤として作用する。前記液化ガスとしては、たとえば、液化石油ガス(プロパン、ノルマルブタン、イソブタン、およびこれらの混合物)、ジメチルエーテル、液化石油ガスとジメチルエーテルの混合物などがあげられる。なかでも、起泡性に優れ、弾力性を有するフォームが得られやすい点で、液化石油ガス、液化石油ガスを主成分とするジメチルエーテルとの混合物(液化ガス中、液化石油ガスが60重量%以上)が好ましい。
前記液化ガスの配合量は、エアゾール組成物中5〜40重量%、さらには8〜30重量%であることが好ましい。前記液化ガスの配合量が5重量%未満の場合は発泡性が悪くなるなどの傾向がある。一方前記液化ガスの配合量が40重量%を越えると泡が粗くなり、泡比重が小さくなって頭髪への浸透性が低下しやすい傾向がある。
本発明の発泡性頭髪用エアゾール組成物の製造方法としては、たとえば、先ず、水性原液を調整し、エアゾール用耐圧容器に充填する。次いで、液化ガスを充填してエアゾールバルブを固着し、密封したエアゾール容器内で水性原液と液化ガスとを乳化させる。なお、水性原液と液化ガスとを予め混合して乳化させておき、乳化物を密封しているエアゾール容器のバルブから充填しても良い。
実施例1
下記に示す組成の水性原液を調製した。ミリスチン酸とトリエタノールアミン、ビーズワックス、セチルアルコール以外の成分を水に溶解させ、これをミリスチン酸の融点以上である80℃に加温して、ミリスチン酸、ビーズワックス、セチルアルコールを添加した。次いで、ミリスチン酸が液体状態で分散している状態で、トリエタノールアミンを加えて脂肪酸を中和した。なお、脂肪酸(ミリスチン酸)に対するアルカリ剤(トリエタノールアミン)のモル比は50%であり、カチオン性樹脂と、脂肪酸とアルカリ剤の合計量の重量比は1:1.33であった。
ビーズワックス(*1) 2.0
ミリスチン酸(*2) 4.0
セチルアルコール(*3) 1.0
POE(60)硬化ヒマシ油(*4) 1.0
POE(20)ソルビタンモノラウレート(*5) 1.0
パラオキシ安息香酸プロピル 0.05
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
ゼラチン(*6) 1.0
トリエタノールアミン 1.3
ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(*7) 15.0
精製水 73.55
合計 100.00(重量%)
*1:BEESWAX−S(商品名)、クローダジャパン(株)製
*2:ルナックMY−98(商品名)、花王(株)製
*3:カルコール6870(商品名)、花王(株)製
*4:HCO−60(商品名)、日光ケミカルズ(株)製
*5:TL−10(商品名)、日光ケミカルズ(株)製
*6:AP−100(商品名)、新田ゼラチン(株)製
*7:第一工業製薬(株)製、固形分:20%、カチオン当量値:1.7(meq/g)、粘度:29000(cps)
前記水性原液85gをアルミニウム製耐圧容器に充填し、バルブを固着した。バルブのステムから、液化ガスとして液化石油ガスを15g充填した。エアゾール容器を振とうすることにより水性原液と液化ガスとを乳化させ、エアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、次のような評価試験を行なった。結果を表1に示す。
(エアゾール組成物の評価試験)
a)フォームの弾力性
得られた発泡性エアゾール組成物0.5gを手のひらに吐出してフォームを形成し、フォームを指で摘んで弾力性の有無を評価した。
<評価基準>
◎:フォームに適度な弾力性があり、フォームを指で摘み取ることができる。
○:弾力性はやや弱いが、フォームを指で摘み取ることができる。
×:フォームに弾力性がなく、フォームを指で摘むことができない。
b)フォームの乾燥性
得られた発泡性エアゾール組成物0.5gを濾紙上に吐出してフォームを形成し、30秒間放置してフォームを除去し、濾紙の状態を評価した。
<評価基準>
◎:濾紙の大部分が濡れてなく、乾燥性に優れている。
○:濾紙がわずかに濡れているが、乾燥性に優れている。
×:濾紙の大部分が濡れており、乾燥性が悪い。
c)クリーム感/ワックス感
得られた発泡性エアゾール組成物0.5gを手のひらに吐出してフォームを形成し、フォームを指先で潰したときの状態を評価した。
<評価基準>
◎:粘ちょう性があるクリーム状ないしワックス状となった。
○:やや粘ちょう性があるクリーム状ないしワックス状となった。
△:粘ちょう性がほとんどなく、液状に近い。
×:液状になった。
d)頭髪への塗布性
得られた発泡性エアゾール組成物0.5gを手のひらに吐出してフォームを形成し、フォームを指先にとってフォームを潰し、頭髪に付与したときの塗布性を評価した。
<評価基準>
○:クリーム状ないしワックス状物を細かい部分に塗布させることができた。
△:クリーム状ないしワックス状物にならず、塗布した感じか弱い。
×:液状になり、細かな部分へ塗布し難かった。
e)スタイリング性能
得られた発泡性エアゾール組成物0.5gを手のひらに吐出してフォームを形成し、フォームを毛束(長さ10cm、1g)に塗布した。毛束の下半分を半円状に曲げ、上端を紐で吊した。25℃の恒温室で放置したときの状態を評価した。
<評価基準>
◎:6時間経過しても試験開始時とほぼ同じ状態を保っている。
○:試験開始後4時間は試験開始時とほぼ同じ状態であったが、6時間経過するとほぼ直線状になった。
△:試験開始後2時間は試験開始時とほぼ同じ状態であったが、4時間経過するとほぼ直線状になった。
×:2時間経過するとほぼ直線状になった。
実施例2
ビーズワックスを配合せず、精製水の配合量を75.55%にした以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表1に示す。
実施例3
セチルアルコールを配合せず、精製水の配合量を74.55%にした以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表1に示す。
実施例4
ゼラチンを配合せず、精製水の配合量を74.55%にした以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表1に示す。
実施例5
カチオン性樹脂として、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(商品名:HCポリマー1NS、大阪有機化学社製、固形分20%、粘度30000(cps))を用いた以外は実施例1と同様にして発泡性エアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表1に示す。
実施例6
カチオン性樹脂として、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(商品名:ガフカット755N、ISPジャパン社製、固形分20%、粘度6500(cps))を用いた以外は実施例1と同様にして発泡性エアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表1に示す。
比較例1
カチオン性樹脂(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩)を配合せず、精製水の配合量を88.55%にした以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表2に示す。
比較例2
ミリスチン酸、トリエタノールアミンを配合せず、精製水の配合量を78.85%にした以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表2に示す。
比較例3
カチオン性樹脂(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩)の代わりに、ノニオン性樹脂(ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA73E(商品名)、BASF社製)、固形分20%での粘度600(cps))を用いた以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表2に示す。
比較例4
カチオン性樹脂(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩)の代わりに、両性樹脂(アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(Amphomer28−4910(商品名)、日本NSC(株)製)、固形分20%での粘度500(cps))を用いた以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表2に示す。
比較例5
カチオン性樹脂(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩)の代わりに、アニオン性樹脂(アクリル樹脂アルカノールアミン液(プラスサイズL−6010(商品名)、互応化学(株)製)、固形分20%での粘度500(cps))を用いた以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表2に示す。
比較例6
カチオン性樹脂(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩)の代わりに、ノニオン性樹脂(ポリビニルピロリドン(ルビスコールK90Sol.(商品名)、BASF社製)、固形分20%での粘度11000(cps))を用いた以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を得た。
得られたエアゾール組成物について、前記の評価試験を行なった。結果を表2に示す。
Figure 2006045065
Figure 2006045065
実施例1で得られたエアゾール組成物は、弾力性および乾燥性ともに優れたフォームが形成された。また、フォームを指でつぶすとワックス状となり、頭髪への付着性も良く、さらに長時間セットをキープできた。実施例2〜6においても、実施例1のエアゾール組成物よりは多少特性は劣るものの、良好な特性を有するエアゾール組成物が得られた。
一方、カチオン樹脂を配合しなかった比較例1、ミリスチン酸およびトリエタノールアミンを配合しなかった比較例2では、得られたエアゾール組成物はスタイリング剤として良好な特性を示さなかった。また、カチオン樹脂のかわりにノニオン性樹脂、両性樹脂またはアニオン性樹脂を配合した比較例3〜6では、弾力性および乾燥性については良好であったが、フォームを潰したときクリーム状ないしワックス状にならず、塗布性およびスタイリング性に劣るものであった。

Claims (5)

  1. カチオン性樹脂、脂肪酸およびアルカリ剤を含有する水性原液と、液化ガスとからなり、かつ、吐出直後は弾力性を有するフォームとなり、フォームをつぶすとクリーム状ないしワックス状となる発泡性頭髪用エアゾール組成物。
  2. カチオン性樹脂の粘度(固形分20重量%、25℃)が、5000〜50000cpsである請求項1記載の発泡性頭髪用エアゾール組成物。
  3. カチオン性樹脂のカチオン当量値が、1〜10meq/gである請求項1または2記載の発泡性頭髪用エアゾール組成物。
  4. 脂肪酸に対するアルカリ剤の配合比が、30〜90モル%である請求項1、2または3記載の発泡性頭髪用エアゾール組成物。
  5. カチオン性樹脂の配合量と、脂肪酸とアルカリ剤との合計量の比が1:0.5〜1:5である請求項1、2、3または4記載の発泡性頭髪用エアゾール組成物。
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