JP2006044696A - 電子レンジ用パウチ包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収納されたパウチが引っ掛からずに仰開型に開封が可能で、再加熱調理時におけるパウチを傾斜状態に支持して、前記通気孔位置を漏出等の発生しない高さで保持し且つ加熱効率を高めるとともに、パウチの傾斜支持状態が簡単に形成可能で、且つ安定的に保つことの出来る調理補助具としての電子レンジ用パウチ包装箱を提供する。
【解決手段】 通気孔構造部を上部に有する電子レンジ用パウチを収納する偏平な六面体の包装箱で、、背面板略中央部上辺寄りに、上辺に平行な背面板を横断する背面板折り曲げ線と、背面板折り曲げ線上に所定距離の二点間を跨ぐ下向き凸状切線からなる制御突起を穿設し、正面板略中央部に正面板を横断する下向きV字形状の正面板切断予定線を設け、側面板に、正面板切断予定線の両端と背面板折り曲げ線の両端とにそれぞれ連続する側面板切断予定線を刻設した構成のブランク板から形成される電子レンジ用パウチ包装箱。
【選択図】 図3

Description

本発明は、食品等が封入されたパウチを包装する外装箱に関し、特に電子レンジを用いて調理される食品封入パウチを収納するとともに、調理補助具として機能する包装箱に関する。
流動性食品を合成樹脂フィルムからなる包装袋に充填・封入した調理済み食品は、前記包装袋(以下、パウチと記載)のみで流通・販売に供されることもあるが、パウチの保形性や表示等のデザイン性、及び衛生面などから、偏平な外装用包装箱に収納されて、流通・販売に供されている。
従来、前述したパウチ入り食品の再加熱調理には、鍋等の調理器具にて加熱・沸騰させた湯に、パウチを浸漬する湯煎法が多く用いられていた。また電子レンジによる再加熱調理にあたっては、加熱によって内容物が膨張しパウチを破裂させることがないよう、予め別の容器に移し変えて再加熱調理を行っていた。最近では、パウチの材質面や構造面の改良により、内容物を封入したままで電子レンジによる再加熱調理を行うことが出来るパウチも多数使用されている。このうち、加熱により上昇するパウチ内部蒸気圧が自動的開口によって通過する通気孔構造部を設けたパウチも提案されているが、電子レンジ内に平坦に載置された場合には、液体内容物が通気孔構造部から洩れ出してレンジ内部を汚したり、パウチを直立型パウチとした場合、取り扱いの操作性は良いが、転倒し易いという欠点があった。
このため、外装用包装箱を利用或いは加工して、パウチを補助し自立させて電子レンジ内での加熱調理を可能とする構造が、種々提案されている。このうち「電子レンジ加熱パウチの外包装に使用される扁平箱形の化粧箱において、箱の上面に剥離片切り取り線、箱の両側面に該剥離片切り取り線に接続する側面切り取り線、箱の底面に該側面切り取り線に接続する折り線及び該折り線に接続するパウチ支持部切り取り線をそれぞれ形成した電子レンジ加熱パウチ用化粧箱」であって、「剥離片切り取り線を用いて剥離し、化粧箱の剥離部の片側を回動させると、化粧箱の底面に設けられた折り線から底面が折り曲げられるとともに、パウチ支持部が切り取り線に沿って切り取られ、化粧箱の回動された部分の上面に突出するように形成される」ものであり、「きわめて簡単に化粧箱内部に収容した電子レンジ加熱パウチを安定な状態で自立させて保持することができ」、「電子レンジ加熱時における内容物の漏出を完全に防止できる」効果を有する「電子レンジ加熱パウチ用化粧箱」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−170930号公報
前記文献記載の電子レンジ加熱パウチ用化粧箱では、化粧箱の底面に形成される折り線の位置を下げれば、化粧箱の回動される片側部分の寸法が大きくなることによって傾斜角度が大きくなり、化粧箱に保持されるパウチの自動開口機構を高い位置に保持できるので、自動開口機構からの内容物の漏出を防止し易くなるが、半面、箱の開封の為の回動操作が行い難くなる、すなわち収納されたパウチが引っ掛かり抵抗となって回動できなくなる為、実質的に折り線の形成位置を下げることが出来ず、傾斜角度を大きくし難いという欠点や、パウチ支持部が箱の底面の一部すなわち幅方向略中央部を切り取って形成される平板なものである為、箱の撓みや箱の湿潤化とパウチの重さや加熱時のパウチの膨張変形によるパウチ支持部の箱内への没入が起こり易く、支持部の没入によって傾斜状態が維持できなくなったり、またパウチの幅方向両端には支持部が形成し難いため、パウチの保持が不安定になり易いという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになしたものであり、加熱により上昇する内部蒸気圧が自動的開口によって通過する通気孔構造部を上部に有する電子レンジ用パウチが収納される偏平な外装用包装箱であって、開封に際し、収納されたパウチが引っ掛かることなく仰開型に開封することが出来、且つ加熱調理時におけるパウチの前記通気孔位置を内容物の漏出等の発生しない高さで保持するとともに、パウチの傾斜保持状態を安定的に保つことの出来る調理補助具として形成可能な電子レンジ用パウチ包装箱を提供する。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、加熱により上昇する内部蒸気圧が自動的開口によって通過する通気孔構造部を上部に有する電子レンジ用パウチの収納される包装箱であって、偏平な四角筒状胴部を形成するそれぞれ矩形状の側面板、正面板、側面板、背面板が折線を介して順設されるとともに、前記四角筒状胴部の上端及び下端を閉塞する天面板及び底面板が折線を介して一体に設けられた包装箱であって、前記背面板の略中央部上辺寄りの位置に、前記上辺に平行で前記背面板を横断する背面板折り曲げ線が設けられ、該背面板折り曲げ線上に所定距離の二点間を跨ぐ下向き凸状切線からなる制御突起が少なくとも一箇所穿設されるとともに、前記正面板の略中央部で前記正面板を横断する下向き膨出形状の正面板切断予定線が刻設され、前記それぞれの側面板には、前記正面板切断予定線の両端と前記背面板折り曲げ線の両端とにそれぞれ連続する下辺方向にやや彎曲した側面板切断予定線が刻設された構成のブランク板から組み立て形成されることを特徴とする電子レンジ用パウチ包装箱である。
請求項2の発明は、前記背面板上端の両側端近傍に、少なくとも組み立て時に天面板が形成する面より突出する上向きコ字状切線からなる制動突起が穿設されたことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ用パウチ包装箱である。
請求項3の発明は、前記正面板切断予定線が前記正面板の上下方向略中央部に前記正面板を横断する下向き膨出形状の上部破断線と、該上部破断線の下方に平行する下部破断線と前記上下破断線それぞれの両端を接続する垂直切断線から形成されるジッパー部であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ用パウチ包装箱である。
請求項4の発明は、前記正面板切断予定線が略水平な上部破断線と該上部破断線の下方で前記正面板を横断する下向き膨出形状の下部破断線と前記上下破断線の両端をそれぞれ接続する垂直切断線から形成されるジッパー部であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ用パウチ包装箱である。
本発明の電子レンジ用パウチ包装箱は、包装箱に設けた正面板切断予定線と側面板切断予定線との破断と、背面板折り曲げ線を支点として折り曲げ廻動するという一連の操作によって、収納されたパウチに引っ掛かるなどの不都合が起こらず簡単に開封でき、さらに連続する廻動操作によってパウチの傾斜支持状態を形成し、電子レンジによる再加熱調理状態とするとともに、前記廻動操作によってパウチ背面に当接するよう折り出された制御突起が傾斜状態を支持する蓋体の復元動作を抑えて、パウチの傾斜支持状態を安定的に保つことが出来るという効果がある。
さらに、パウチの傾斜支持状態を蓋体の転倒直立状態とした場合は、背面板上端の両側端近傍に穿設された制動突起が、接地面となる天面板より突出しているので、レンジ内の載置面との間に滑り止めとして働き、蓋体の復元動作を抑えて、パウチの傾斜支持状態を安定的に保つことが出来るという効果がある。
また、正面板の略中央部で前記正面板を横断する下向き膨出形状の正面板切断予定線が刻設され或いは前記正面板切断予定線がジッパー部からなる包装箱は、正面板からの開封が容易に行えるばかりでなく、正面板切断予定線の下方に膨出形状の切り取り部分があることにより、電子レンジによる加熱調理の際、パウチの膨張により容体部分に加えられる変形圧力を少なくすることが出来るので包装箱の極端な変形を防ぎ、包装箱の破壊や転倒を防止して、もってパウチからの内容物の漏出や電子レンジ庫内の汚損等を防ぐことが出来る。
ジッパー部のうち、上部破断線を略水平な破断線としたものは、正面板からの開封が容易に行えるばかりでなく、正面板切断予定線の下方に膨出形状の切り取り部分があることにより、電子レンジによる加熱調理の際、パウチの膨張により容体部分に加えられる変形圧力を少なくすることが出来るので包装箱の極端な変形を防ぎ、包装箱の破壊や転倒を防止して、もってパウチからの内容物の漏出や電子レンジ庫内の汚損等を防ぐことが出来、さらに傾斜支持状態において、折り返された蓋体の正面板部分が外側に大きく突出することが無いので、電子レンジ庫内への載置に支障を生じず、取り扱いにも優れている。
上記本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。図1は本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の実施例の展開平面図。図2(A)は同じく実施例の製箱完了状態を示す斜視図。図2(B)は同じく実施例の製箱完了状態を背面から見た斜視図。図3は同じく実施例の開封後の傾斜保持状態を示す斜視図。図4は図3における説明用X−X線断面図。図5は本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の、他の実施例の展開平面図。図6は同じく他の実施例の、開封後の傾斜保持状態を示す斜視図。図7は図6における説明用X−X線断面図である。
図1は本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の実施例の展開平面図で、板紙などを打抜き加工して、偏平な四角筒状胴部を形成するそれぞれ矩形状の側面板1、正面板2、側面板3、背面板4及び貼着板5がそれぞれ折線L1、L2、L3、L4を介して順設され、前記側面板1、正面板2、側面板3、背面板4の上端及び下端にそれぞれ、折線L5、L6、L7、L8を介して耳片6a、重合天面板6b、耳片6c、重合天面板6d及び折線L9、L10、L11、L12を介して耳片7a、重合底面板7b、耳片7c、重合底面板7dが延設され、前記背面板4の略中央部上辺寄りの位置に、前記上辺に平行で前記背面板4を横断する背面板折り曲げ線L13が設けられ、該背面板折り曲げ線L13上の二箇所にそれぞれ所定距離の二点間を跨ぐ下向き凸状切線からなる制御突起12、12が穿設されるとともに、前記正面板2の略中央部で前記正面板2を横断する下向きV字形状の上部破断線8aと、該上部破断線8aの下方に平行する下部破断線8bと前記上下破断線8a及び8bそれぞれの両端を接続する垂直切断線9a及び9bが刻設されてジッパー部2aが区画形成され、前記側面板1及び3には、前記上部破断線8aの両端と前記背面板折り曲げ線L13の両端とをそれぞれつなぐ下辺方向にやや彎曲した側面板切断予定線10及び11が刻設されるとともに、貼着板5に前記側面板切断予定線10と対応する貼着板切断予定線10´が刻設されて電子レンジ用パウチ包装箱のブランク板が構成されている。尚、前記上部破断線8aおよび下部破断線8bは下向きV字形状で構成されているが、これに限定されるものでは無く、例えば中央に水平部を設けた略台形状や下向きに彎曲した形状とすることも出来る。
図2(A)は同じく本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の実施例の製箱完了状態を示す斜視図。図2(B)は同じく実施例の製箱完了状態を背面から見た斜視図で、前項記載のブランク板を折線L1、L2、L3、L4を用いて折り曲げ、側面板1と貼着板5を貼着して偏平な四角筒状胴部を形成し、折線L9、L11を用いて耳片7a、7cを折り曲げた後、折線L12、L10を用いて重合底面板7d、7bを折り曲げるとともに貼着して底面を閉鎖形成し、内容物すなわち食品等の充填された電子レンジ用パウチを投入、収納した後、折線L5、L7を用いて耳片6a、6cを折り曲げた後、折線L8、L6を用いて重合天面板6d、6bを折り曲げるとともに貼着して天面を閉鎖形成して電子レンジ用パウチ包装箱Pの製箱が完了した状態を示しており、通常、前記製箱完了状態及び段ボール箱に集積箱詰め状態にて輸送、店頭展示、販売に供されるものであるので、包装箱表面に刻設された切断予定線は、例えば正面板切断予定線8a、8bにおいては鉤状破断線によるジッパー形状が用いられ、側面板切断予定線10、11においてはミシン目状破断線或いは複数箇所に刃止め部分(切断線を削除した部分)を有する切断線を用いて、前記輸送、展示、販売時点での、包装箱の破損や不用意な開封を防止している。
図3は本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の実施例の使用状態を示す斜視図。図4は本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の実施例の図3における説明用X−X線断面図で、本発明の電子レンジ用パウチ包装箱の使用にあたって、ジッパー部2aの垂直切断線9a側を把持して正面板2の横断方向に引裂き開封し、ジッパー部2aを切除した後、側面板切断予定線10及び11を切断しつつ、背面板折り曲げ線L13を折り曲げることにより、包装箱下部を容体52、包装箱上部を蓋体51として仰開型に廻動して開放する。次に前記背面板折り曲げ線L13をさらに折り曲げ廻動して、前記蓋体51の背面板4部分を前記容体52の背面板4部分に当接し、折線L6を接地面とした傾斜状の前記蓋体51上に、折線L12を接地面とした前記容体52が傾斜状に載置され、同時に前記容体52内に収納されたパウチQも傾斜状態となって、上部に設けられた通気孔Rを露出した再加熱調理可能な状態となる。
このとき、蓋体51上への容体52の当接状態は、容体52に収納されるパウチQの荷重により、背面板折り曲げ線L13の反発力を抑制して維持されている。さらに、包装箱の開封並びに折り曲げ廻動する操作によって、背面板折り曲げ線L13上に穿設された二箇所の制御突起12、12が、図4に示すように、前記背面板折り曲げ線L13すなわち蓋体51と容体52との折り曲げ部分より突出するとともに、パウチQの背面に略当接しており、背面板折り曲げ線L13の反発力による蓋体51の廻動による復元動作を抑制し、収納されるパウチの傾斜支持状態を安定的に保つものである。
図4に示すように、本実施例においては、ジッパー部2aを構成する上部破断線8aが下向きV字形状である為、蓋体51の廻動操作によって傾斜支持状態となったとき、蓋体51の正面板2部分が収納されているパウチQの上端部より突出する。この為、再加熱調理の際、例えば電子レンジ内のターンテーブル回転の障害となったり、取り扱いに不都合を生じることも考えられた。しかしながら、前記上部破断線8aを略水平な破断線とするか或いは下向き膨出形状を調整することで、蓋体51の正面板2の突出しない或いは突出度合の少ない形状とすることが可能であり、上記不都合は発生しない。(図示せず)
図5は本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の、他の実施例の展開平面図で、板紙などを打抜き加工して、偏平な四角筒状胴部を形成するそれぞれ矩形状の側面板1、正面板2、側面板3、背面板4及び貼着板5がそれぞれ折線L1、L2、L3、L4を介して順設され、前記側面板1、正面板2、側面板3、背面板4の上端及び下端にそれぞれ、折線L5、L6、L7、L8を介して耳片6a、重合天面板6b、耳片6c、重合天面板6d及び折線L9、L10、L11、L12を介して耳片7a、重合底面板7b、耳片7c、重合底面板7dが延設され、前記背面板4の略中央部上辺寄りの位置に、前記上辺に平行で前記背面板4を横断する背面板折り曲げ線L13が設けられ、該背面板折り曲げ線L13上の二箇所にそれぞれ所定距離の二点間を跨ぐ下向き円弧状切線からなる制御突起12、12が穿設されるとともに、該制御突起12、12それぞれの両側には僅かな間隙を隔てて上向き円弧状切線からなる折り曲げ用切線13、13、13、13が穿設され、さらに前記背面板4上端の折線上の両側端近傍には上向きに突出するコ字状切線からなる制動突起14、14がそれぞれ穿設され、前記正面板2の略中央部で前記正面板2を横断する下向きV字形状の上部破断線8aと、該上部破断線8aの下方に平行する下部破断線8bと前記上下破断線8a及び8bそれぞれの両端を接続する垂直切断線9a及び9bが刻設されてジッパー部2aが区画形成され、前記側面板1及び3には、前記下部破断線8bの両端と前記背面板折り曲げ線L13の両端とをそれぞれつなぐ下辺方向にやや彎曲した側面板切断予定線10及び11が刻設されるとともに、貼着板5に前記側面板切断予定線10と対応する貼着板切断予定線10´が刻設されて電子レンジ用パウチ包装箱のブランク板が構成されている。尚、前記制動突起14の穿設位置は、穿設によって形成される孔を保護する為に、組み立て時にそれぞれ前記耳片6a及び6cによって閉塞される位置とすることが望ましい。
図6は同じく他の実施例の、開封後の傾斜保持状態を示す斜視図。図7は図6における説明用X−X線断面図で、前述した構成のブランク板を貼着し組み立て、内容物すなわち食品等の充填された電子レンジ用パウチを投入、収納して形成された電子レンジ用パウチ包装箱P´は、使用にあたって、ジッパー部2aの垂直切断線9a側を把持して正面板2の横断方向に引裂き開封し、ジッパー部2aを切除した後、側面板切断予定線10及び11を切断しつつ、背面板折り曲げ線L13を折り曲げることにより、包装箱下部を容体52、包装箱上部を蓋体51として仰開型に廻動して開放する。次に前記背面板折り曲げ線L13をさらに折り曲げ廻動して、前記蓋体51を倒立状態として天面板6bを接地するとともに、前記容体52が折線L12を接地面として傾斜状に載置され、同時に前記容体52内に収納されたパウチQも傾斜状態となって、上部に設けられた通気孔Rを露出した再加熱調理可能な状態となる。
前記傾斜状の載置状態は、容体52に収納されるパウチQの荷重により、背面板折り曲げ線L13の反発力を抑制するとともに、蓋体51の倒立状態を保持することによって維持されている。さらに、包装箱の開封並びに折り曲げ廻動する操作によって、背面板折り曲げ線L13上に穿設された二箇所の制御突起12が、図7に示すように、前記背面板折り曲げ線L13すなわち蓋体51と容体52との折り曲げ部分より突出するとともに、パウチQの背面に略当接しており、背面板折り曲げ線L13の反発力による蓋体51の廻動による復元動作を抑制し、収納されるパウチの傾斜支持状態を安定的に保つものである。さらに、上向き円弧状切線からなる折り曲げ用切線13、13、13、13が前記背面板折り曲げ線L13の反発力を弱めている。
また、前項記載の載置状態において、レンジ内の載置面と載置された電子レンジ用パウチ包装箱P´は、蓋体51の天面板6bを接地すると同時に前記蓋体51の背面板4から突出する制動突起14を接地しており、包装箱の角部を形成する通常の折線の折り曲げによる角部構造に比較して、レンジ内の載置面に対して滑りが発生し難い構造とされ、前記蓋体51の倒立状態を保持し、蓋体の復元動作を抑えて、パウチの傾斜支持状態を保っている。
本発明の電子レンジ用パウチ包装箱に収納される電子レンジ用パウチQは、通常、ガスバリア性に優れ内面に熱接着層を有する多層のプラスチックフィルムからなり、周縁部を熱接着されて袋状に形成される所謂四方シール袋で、図3に上方部分が示されるように、パウチQの上部には周縁熱接着部近傍で該熱接着部に隣接する位置に、一部に内圧による応力集中部を持ち通気孔Rを囲む熱接着部を有しており、加熱時に、充填された加工食品等からの蒸気によって、パウチQの内圧が上昇すると、内圧による応力集中部の熱接着部が剥離し、通気孔Rより蒸気による内圧を排出して、パウチQの破裂等を防ぐとともに、破裂等による内容物の飛散や、電子レンジ内の汚損を防止するものである。この為、本発明の電子レンジ用パウチ包装箱Pに収納される際にも、パウチQの上部に設けられた通気孔Rが、包装箱の開封時に露出するよう収納される必要がある。尚、パウチ内の蒸気による内圧の排出機構に関しては、前記実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の実施例の展開平面図。 (A)同じく実施例の斜視図。 (B)同じく実施例を背面側から見た斜視図。 同じく実施例の使用状態を示す斜視図。 同じく実施例の図3における説明用X−X線断面図。 本発明に係る電子レンジ用パウチ包装箱の、他の実施例の展開平面図。 同じく他の実施例の、開封後の傾斜保持状態を示す斜視図。 図6における説明用X−X線断面図。
符号の説明
P、P´ 電子レンジ用パウチ包装箱
Q パウチ
R 通気孔
1 側面板
2 正面板
2a ジッパー部
3 側面板
4 背面板
5 貼着板
6a、6c 耳片
6b、6d 重合天面板
7a、7c 耳片
7b、7d 重合底面板
8a 上部破断線
8b 下部破断線
9a、9b 垂直切断線
10、11 側面板切断予定線
10´ 貼着板切断予定線
12 制御突起
13 折り曲げ用切線
14 制動突起
51 蓋体
52 容体
L1〜L12 折線
L13 背面板折り曲げ線

Claims (4)

  1. 加熱により上昇する内部蒸気圧が自動的開口によって通過する通気孔構造部を上部に有する電子レンジ用パウチの収納される包装箱であって、偏平な四角筒状胴部を形成するそれぞれ矩形状の側面板、正面板、側面板、背面板が折線を介して順設されるとともに、前記四角筒状胴部の上端及び下端を閉塞する天面板及び底面板が折線を介して一体に設けられた包装箱であって、前記背面板の略中央部上辺寄りの位置に、前記上辺に平行で前記背面板を横断する背面板折り曲げ線が設けられ、該背面板折り曲げ線上に所定距離の二点間を跨ぐ下向き凸状切線からなる制御突起が少なくとも一箇所穿設されるとともに、前記正面板の略中央部で前記正面板を横断する下向き膨出形状の正面板切断予定線が刻設され、前記それぞれの側面板には、前記正面板切断予定線の両端と前記背面板折り曲げ線の両端とにそれぞれ連続する下辺方向にやや彎曲した側面板切断予定線が刻設された構成のブランク板から組み立て形成されることを特徴とする電子レンジ用パウチ包装箱。
  2. 前記背面板上端の両側端近傍に、少なくとも組み立て時に天面板が形成する面より突出する上向きコ字状切線からなる制動突起が穿設されたことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ用パウチ包装箱。
  3. 前記正面板切断予定線が前記正面板の上下方向略中央部に前記正面板を横断する下向き膨出形状の上部破断線と、該上部破断線の下方に平行する下部破断線と前記上下破断線それぞれの両端を接続する垂直切断線から形成されるジッパー部であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ用パウチ包装箱。
  4. 前記正面板切断予定線が略水平な上部破断線と該上部破断線の下方で前記正面板を横断する下向き膨出形状の下部破断線と前記上下破断線の両端をそれぞれ接続する垂直切断線から形成されるジッパー部であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ用パウチ包装箱。
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