JP2006044289A - 歩行者用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フードパネル後端とワイパとの間の隙間が狭くとも、フードパネル後端側の突出用開口から、円滑にエアバッグを展開膨張させることが可能な歩行者用エアバッグ装置の提供。
【解決手段】フードパネル後端18a付近において、ケース21内に収納されるエアバッグ33が、膨張完了時において、ケース21から突出するバッグ本体34と、ケース21内に配設されてインフレーター27とバッグ本体34の連通孔37とを連結する流入路部47と、を備える。バッグ本体34が、平らに展開した状態から、前後両端側を車体側壁部側に巻くようにロール折りされる。流入路部47が、インフレーター27側をバッグ本体34側に接近させるように蛇腹折りされる。エアバッグ33が、バッグ本体34のロール折り部位67・68を、折り畳まれた流入路部47の後方側に位置させるように折り畳まれて、ケース21内に収納される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のフードパネル後端付近におけるフードパネルに配設されるとともに、膨張用ガスを流入させて略後上方に向かって展開膨張可能に折り畳まれてケース内に収納されるエアバッグを備えた歩行者用エアバッグ装置に関する。
従来、車両のフードパネル後端付近におけるフードパネルに配設される歩行者用エアバッグ装置としては、フードパネルのアウタパネルにエアバッグ突出用の開口を形成し、その開口を別体の扉部によって覆う構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−90795公報
しかし、従来の歩行者用エアバッグ装置では、扉部と周囲のアウタパネルとの間に見切り線が発生して、エアバッグ装置の搭載部位付近の意匠性が良好でないことから、外部から視認し難いフードパネル後端側に、エアバッグを突出させるための突出用開口を配設させ、この突出用開口から、エアバッグを突出させて展開膨張させることが考慮される。しかし、フードパネル後端近傍には、通常、ワイパが配設されている。そして、フードパネル後端に、ワイパが近接して配設される構成の車両の場合、フードパネル後端とワイパとの間の狭い隙間からエアバッグを円滑に展開膨張させる点に、課題が生じていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、フードパネル後端とワイパとの間の隙間が狭くとも、フードパネル後端側に形成された突出用開口から、円滑にエアバッグを展開膨張させることが可能な歩行者用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、車両のフードパネル後端付近におけるフードパネルに配設されるとともに、折り畳まれてケース内に収納されるエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を備えて構成され、
エアバッグが、膨張完了時において、
ケースから突出して歩行者を保護可能に配設されるバッグ本体と、
バッグ本体とインフレーターとを連結するようにケース内に配設されて、インフレーターから吐出された膨張用ガスをバッグ本体内に流入させる流入路部と、
から構成される歩行者用エアバッグ装置において、
エアバッグが、展開膨張時に、フードパネル後端付近に形成される突出用開口から、略後上方に向かって突出して展開膨張可能な構成とされ、
インフレーターが、フードパネルの後端よりも前方側となる位置に配設され、
バッグ本体が、膨張完了時において、フードパネル後端より前方側でフードパネル上面を覆うように配設される前側部位と、フードパネル後端より後方側に配設される後側部位と、から構成され、
流入路部が、インフレーターと、バッグ本体における後側部位に形成される連通孔と、を連結するように、略筒状に形成され、
バッグ本体が、外形形状を略同一とされて、膨張完了時に車体側となる車体側壁部と、歩行者側となる歩行者側壁部と、から構成され、
エアバッグが、
歩行者側壁部を車体側壁部側に重ねて平らに展開した状態から、バッグ本体における前側部位を、前端側を流入路部の連通孔側に接近させるように車体側壁部側に巻くロール折りとし、バッグ本体における後側部位を、後端側を流入路部の連通孔側に接近させるように車体側壁部側に巻くロール折りとして、それぞれ、略左右方向に沿った折目を付けて折り畳み、
流入路部を、インフレーター側である先端側をバッグ本体側に接近させるように略左右方向に沿った折目を付けて蛇腹折りすることにより、
バッグ本体の前後2つのロール折り部位を、流入路部の折畳部位の後方側に位置させるように、折り畳む工程を経て、
ケース内に収納されていることを特徴とする。
本発明の歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張初期において、インフレーターから吐出された膨張用ガスは、まず、流入路部内に流入することとなる。その際、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、流入路部は、蛇腹折りにより折り畳まれていることから、膨張用ガスを流入させて迅速に展開膨張することとなり、流入路部の後方側に収納されるバッグ本体の前後2つのロール折り部位を、フードパネルの後端の後方側まで、迅速に突出させることができる。特に、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、バッグ本体は、蛇腹折りより展開し難いロール折りにより折り畳まれていることから、流入路部の膨張時に、折りを殆ど解消しない状態で、流入路部の膨張に伴って後方側に向かって押し出されるような態様となり、突出用開口から、フードパネルの後端の後方側まで、後上方に向かって突出することとなる。そのため、フードパネル後端とワイパとの間の隙間が狭くとも、フードパネル後端側に形成された突出用開口から、円滑に、バッグ本体を突出させることができる。特に、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、流入路部に連通される連通孔が、バッグ本体における後側部位に配設されていることから、前側部位は、膨張用ガスを殆ど流入させない状態で、突出用開口から押し出されることとなる。
そして、前後2つのロール折り部位は、突出用開口から突出した後に、車体側に沿うように、ロール折りを解消しつつ、展開膨張することとなる。そのため、膨張完了時においてフードパネル後端より前方側に配設される前側部位も、フードパネル後端に引っ掛かることなく、迅速に膨張を完了させることができる。その結果、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、膨張完了時にケースから突出して歩行者を保護可能とされるバッグ本体を、エアバッグの膨張初期において、折りを殆ど解消しないコンパクトな状態で、突出用開口から突出させることができ、かつ、突出用開口から突出させた後に、ロール折りを解消しつつ、迅速に膨張を完了させることができる。
従って、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、フードパネル後端とワイパとの間の隙間が狭くとも、フードパネル後端側に形成された突出用開口から、円滑にエアバッグを展開膨張させることができる。
また、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、バッグ本体における前側部位と後側部位とが、それぞれ、前端側若しくは後端側を車体側壁部側に巻くロール折として、折り畳まれていることから、突出用開口から突出した後に、車体側に沿って折りを解消するように展開することとなり、歩行者側に向かって大きく突出するように膨張することを、抑えることができる。
また、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、バッグ本体を、膨張完了時において、
少なくともインフレーターの上方側を覆うとともに、略左右方向に沿って配設される横膨張部と、
少なくともフロントピラーの下部前面を覆うとともに、略前後方向に沿って配設される縦膨張部と、
を有した略L字形状の部位を、備える構成とすることが好ましい。
上記構成の歩行者用エアバッグ装置では、膨張を完了させたバッグ本体が、少なくとも、インフレーターの上方側と、フロントピラーの下部前面と、を覆う構成であることから、歩行者が、剛性の高いインフレーターやフロントピラー下部側の部位と干渉することを抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本明細書では、特に断らない限り、前後の方向は、車両の前後方向に沿う方向を基準とし、左右の方向は、車両の前方側から後方側を見た際の左右の方向に沿う方向を基準とする。
第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1は、図1〜5に示すごとく、フードパネル18の後端18a付近におけるフードパネル18に配設されるもので、エアバッグ33と、折り畳まれたエアバッグ33を収納するケースとしての収納部21と、エアバッグ33に膨張用ガスを供給するインフレーター27と、から構成されている。なお、第1実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1は、フードパネル後端18aにおける左右両端付近の2箇所に、それぞれ、配設されている。右側に配設される装置M1Rと左側に配設される装置M1Lとは、各部材が、左右対称形となるように配設される以外は、同一の構成であり、右側に配設される装置M1Rの部材には、各図符号の末尾に「R」を付し、左側に配設される装置M1Lの部材には、各図符号の末尾に「L」を付して、説明する。なお、実施形態では、右側に配設される装置M1Rを例に採り、説明する。
フードパネル18は、車両Vにおける図示しないエンジンルームの上部側を覆うように配設されるもので、左右方向の両端側における後端18a付近となる位置において、ヒンジ24を使用して、車両Vのボディ1側に対して前開きで開閉可能に連結されている(図2・3参照)。フードパネル18は、共にアルミニウム(アルミニウム合金)製とされて、上面側のアウタパネル19と、アウタパネル19の下面側に配設されるインナパネル20と、を備えて構成されている。
車両Vには、図1に示すごとく、フロントバンパ3に、歩行者との衝突を検知若しくは予知可能なセンサ4が配設され、図示しないエアバッグ作動回路が、歩行者との衝突を検知した信号をセンサ4から入力させた際、インフレーター27を作動させて、エアバッグ33を展開膨張させるように、構成されている。
また、フードパネル18の後方には、フロントウィンドシールド15との間となる部位に、カウルパネル12と、カウルパネル12の上方に配設されるカウルルーバ11と、から構成されるカウル10が、配設されている。そして、カウル10の部位には、フードパネル18に近接して、ワイパ6が、配設されている。ワイパ6は、左右方向に沿った2箇所に配設されるもので、それぞれ、元部側を連結させた回動軸を中心として回動可能に構成される長尺状のアーム部7と、アーム部7の先端側に配設されるブレード部8と、から構成されている。実施形態の場合、ワイパ7の各アーム部7は、収納時において、図3に示すごとく、フードパネル18の後端18aに近接するように、左右方向に略沿って、配設されている。そして、実施形態の場合、左右に配設される各エアバッグ装置M1L・M1Rは、それぞれ、フードパネル後端18aにおけるアーム部7から離れた左右両側に、配設されている。
折り畳まれたエアバッグ33Rを収納するケースとしての収納部21Rは、実施形態の場合、インナパネル20の後端近傍部位を、下方に凹ませて、インナパネル20と一体的に、構成されている。実施形態の場合、収納部21Rは、インナパネル20におけるアーム部7とヒンジ24との間の部位に、配設されている。収納部21Rは、上方側を開口させた略直方体形状とされて、上方側を、アウタパネル19の後端近傍部位により、塞がれている構成である。また、収納部21Rは、折り畳まれて収納されるエアバッグ33Rの後方側に配設される後壁部22Rを、エアバッグ33Rの展開膨張時に、下端22b側を塑性変形させつつ、上端22a側を後方側に移動させるようにして開き可能な構成としている。すなわち、実施形態のエアバッグ装置M1Rでは、エアバッグ33Rは、後壁部22Rを開いて形成される突出用開口O1Rから、後上方に向かって突出するように、展開膨張することとなる。そして、後壁部22Rは、上端22a側を、アウタパネル19の後縁19aに形成される係止部19bにより、アウタパネル19側に係止される構成である。係止部19bは、左右方向に沿った複数箇所に形成されており、エアバッグ33Rが膨張用ガスを流入させて、後壁部22Rを後方側に押圧した際に、後壁部上端22aとの係止状態を解除可能に、構成されている。また、収納部21Rの左側の壁部には、インフレーター27Rの後述する小径部29Rを挿通可能な挿通孔21aが、形成されている(図5参照)。
インフレーター27Rは、図3〜5に示すように、略円柱状とされて左右方向に略沿って配設されるもので、略円柱状の本体部28Rと、本体部28Rより小径とされて本体部28Rの長手方向の一端側である右端側から突出するように配設されるとともに図示しないガス吐出口を先端側に配設させた小径部29Rと、を備えて構成されている。そして、実施形態の場合、インフレーター27Rは、小径部29Rの先端側の部位のみを挿通孔21aを介して収納部21R内に配設させており、小径部29Rの元部側の部位と本体部28Rとを、収納部21Rの左側において、収納部21Rから突出させるように、配設されている(図5参照)。また、インフレーター27Rは、小径部29Rを収納部21Rにおける前端側に配置させるように、フードパネル後端18aよりも前方側となる位置に、配設されている(図4参照)。そして、インフレーター27Rは、本体部28Rに配設される2つのボルト28aとナット29とを利用して、フードパネル18におけるインナパネル20に固定させることにより、ボディ1側に固定されている(図5参照)。また、インフレーター27Rの小径部29Rは、エアバッグ33Rの後述する流入路部47Rに形成される連結部49Rを外装させた状態で、クランプ31Rを利用して、エアバッグ33Rと連結される構成である。
エアバッグ33Rは、実施形態の場合、ポリエステル糸やポリアミド糸等を使用した織布から構成される所定形状の基布の周縁を、縫合糸58を利用して縫着させて袋状に形成される縫合バッグとされている。エアバッグ33Rは、図6〜9に示すように、膨張完了時において、収納部21Rから突出して配設されるバッグ本体34Rと、バッグ本体34Rとインフレーター27Rとを連結するように収納部21R内に配設される流入路部47Rと、から構成されている。
バッグ本体34Rは、実施形態の場合、膨張完了時において、フードパネル18における左右方向の中央付近から右端側にかけての上部側の領域に配設される横膨張部35Rと、横膨張部35Rの右端側から後方に延びるように配設される縦膨張部39Rと、から構成されて、上方から見て略逆L字形状に、形成されている(図6参照)。横膨張部35Rは、膨張完了時において、フードパネル後端18aの上面側からフロントウィンドシールド15の下部前面付近にかけてを、ヒンジ24及びインフレーター27Rの上方側も含めて、覆うように構成されている。縦膨張部39Rは、膨張完了時において、右側に配設されるフロントピラー16Rの下部前面を覆うように、構成されている。また、バッグ本体34Rは、外形形状を略同一とされるとともに、膨張完了時に車体側(下面側)となる車体側壁部44Rと、歩行者側(上面側)となる歩行者側壁部45Rと、から構成されている。
横膨張部35Rの領域内には、車体側壁部44Rと歩行者側壁部45Rとを縫合糸58により縫着させて構成される厚さ規制部36Rが、左端から縦膨張部39Rの前方側近傍となる位置にかけて、左右方向に略沿うように、配設されている。実施形態の場合、厚さ規制部36Rは、前後方向に沿った2箇所に、配設されている。そして、横膨張部35Rにおいて、車体側壁部44Rにおける後側の厚さ規制部36ARの後方側近傍となる部位には、流入路部47Rに連通される連通孔37Rが、形成されている。実施形態の場合、連通孔37Rは、長手方向を左右方向に沿わせた略長円状に、開口されている。
連通孔37Rは、バッグ本体34Rの膨張完了時において、図15に示すように、フードパネル後端18a近傍となる突出用開口O1Rに略対応した位置に、配設されることとなる。そして、膨張完了時のバッグ本体34Rにおいて、フードパネル後端18aの前方側に位置して、フードパネル18上面を覆うように配設される部位(横膨張部35Rにおける連通孔37Rの前方側となる部位)が、膨張完了時のバッグ本体34Rにおける前側部位41Rとされ、フードパネル18の後方側に位置する部位(横膨張部35Rにおける連通孔37Rを含めた前側部位41Rの後部側の部位と、縦膨張部39R)が、膨張完了時のバッグ本体34Rにおける後側部位42Rとされることとなる(図15参照)。すなわち、実施形態のバッグ本体34Rでは、連通孔37Rは、後側部位42Rの前端側に、配設されている(図6・8参照)。
流入路部47Rは、膨張完了時における後端側(元部47b側)に、バッグ本体34Rの連通孔37Rに対応して形成される開口48Rを備え、膨張完了時における前端側(先端47a側)に、インフレーター27Rを連結させる連結部49Rを備えた略筒状とされて、インフレーター27Rとバッグ本体34Rの連通孔37Rとを連結するように、配設されている。連結部49Rは、インフレーター27R側(図6における左側)に、インフレーター27Rの小径部29Rを挿通可能な挿通孔49aを備えて、構成されている。
実施形態のエアバッグ33Rは、図10に示すごとく、外形形状を同一に形成される略逆L字形状の車体側基布53Rと歩行者側基布54Rとを有したバッグ本体用基布52Rと、流入路部用基布56Rと、から、形成されている。流入路部用基布56Rは、元部側を連結させた略長方形状とされている。また、車体側基布53Rには連通孔37Rが形成され、流入路部用基布56Rには、連通孔37Rに対応して開口48Rが形成されている。そして、実施形態のエアバッグ33Rは、以下のようにして、製造される。まず、開口48Rを連通孔37Rに対応させるようにして、流入路部用基布56Rを車体側基布53Rに重ねて、連通孔37R及び開口48Rの周縁を、縫合糸58を利用して縫着させ、次いで、流入路部用基布56Rを元部側で折り返し、挿通孔49aの部位を除いた周縁を、縫合糸58を利用して縫着させて、流入路部47Rを形成する。その後、歩行者側基布54Rを車体側基布53Rに重ねて、車体側基布53R及び歩行者側基布54Rの周縁相互と、厚さ規制部36Rを形成する部位と、を、縫合糸58により縫着させて、バッグ本体34Rを形成すれば、エアバッグ33Rを製造することができる。
次に、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1Rの車両Vへの搭載について述べると、まず、エアバッグ33Rを、縦折り工程と横折り工程とを経て、折り畳む。
具体的には、図11のAに示すごとく、先端47a側を前方側に向けるようにして平らに展開した流入路部47Rの上に、歩行者側壁部45Rを車体側壁部44R側に重ねるようにして平らに展開したバッグ本体34Rを載せて、平らに展開したエアバッグ33Rを、左右方向の幅寸法を収納部21Rに収納可能な寸法とするように、前後方向に沿った折目を付けて縦折りする。具体的には、図11のBに示すごとく、まず、流入路部47Rの右側となる部位61R(縦膨張部39R側の部位)を、端部61aを流入路部47Rに接近させるように、前後方向に沿った折目を付けて、歩行者側壁部45R側に載せるように折り返し、次いで、流入路部47Rの左側となる部位60Rを、端部60aを流入路部47Rに接近させるように、流入路部47R近傍となる部位において前後方向に沿った折目を付けて、右側部位61Rの上方に重ねるように折り返して、縦折りエアバッグ63Rを形成する。
そして、縦折りエアバッグ63Rにおけるバッグ本体の部位を、左右方向に沿った折目を付けて横折りする。図11のB・図12のAに示すように、縦折りエアバッグ63Rにおける連通孔37Rの後方側となる部位64R(バッグ本体34Rにおける後側部位42R)を、後端64a(42a)を連通孔37R側に接近させるように、左右方向に沿った折目を付けて、車体側壁部44R側に巻くように、ロール折りして、後側ロール折り部位68を形成する。同様に、縦折りエアバッグ63Rにおける連通孔37Rの前方側となる部位65R(バッグ本体34Rにおける前側部位41R)を、前端65a(41a)を連通孔37R側に接近させるように、左右方向に沿った折目を付けて、車体側壁部44R側に巻くように、ロール折りして、前側ロール折り部位67を形成する。
その後、図12のBに示すごとく、流入路部47Rを、先端47a側を元部47b側(連通孔37R側)に接近させるように、前側・後側ロール折り部位67・68の前方側において、連通孔49aの部位を除いて左右方向に沿った折目を付けて、蛇腹折りすれば、エアバッグ33Rの折り畳みを完了することができる。そして、折り畳んだエアバッグ33Rの周囲に、折り崩れを防止するとともに、エアバッグ33Rの展開膨張時に破断可能とされる図示しないラッピング材を、配設させておく。
そして、折り畳まれたエアバッグ33Rを、流入路部47Rを前部側に位置させるようにして、後壁部22R側を開口させた収納部21R内に収納させ、後壁部22Rの上端22aをアウタパネル19の係止部19bに係止させる。そして、挿通孔21aからエアバッグ33Rの連結部49Rにおける連通孔49a周縁の部位を引き出して、インフレーター27Rの小径部29Rを連通孔49aに挿通させて、クランプ31Rを利用して、インフレーター27Rをエアバッグ33Rに連結させる。その後、インフレーター27Rの本体部28Rを、ボルト28a及びナット29を利用してインナパネル20に固定させ、フードパネル18を、ヒンジ24を利用して、車両Vのボディ1側に固定させれば、歩行者用エアバッグ装置M1Rを車両Vに搭載することができる。
実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1Rでは、車両搭載状態において、インフレーター27Rに作動信号が入力されれば、インフレーター27Rから膨張用ガスが吐出され、エアバッグ33Rが膨張用ガスを流入させて膨張することとなる。そして、収納部21Rにおける後壁部22Rが、エアバッグ33Rに押されて下端22b側を塑性変形させつつ、上端22a側を後方側に移動させるように開き、後壁部22Rを開いて形成された突出用開口O1Rから、エアバッグ33Rが後上方に向かって突出し、図1・2の二点鎖線及び図15・16に示すごとく、膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1Rでは、エアバッグ33Rの膨張初期において、インフレーター27Rから吐出された膨張用ガスは、まず、流入路部47R内に流入することとなる。その際、実施形態のエアバッグ装置M1Rでは、流入路部47Rは、蛇腹折りにより折り畳まれていることから、膨張用ガスを流入させて迅速に展開膨張することとなり、流入路部47Rの後方側に収納されるバッグ本体34Rの前側・後側ロール折り部位67R・68Rを、フードパネル後端18aの後方側まで、迅速に突出させることができる。特に、実施形態のエアバッグ装置M1Rでは、バッグ本体34Rは、蛇腹折りより展開し難いロール折りにより折り畳まれていることから、流入路部47Rの膨張時に、折りを殆ど解消しない状態で、流入路部47Rの膨張に伴って後方側に向かって押し出されるような態様となり、突出用開口O1Rから、フードパネル後端18aの後方側まで、後上方に向かって突出することとなる(図13参照)。そのため、フードパネル後端18aとワイパ6との間の隙間が狭くとも、フードパネル後端18a側に形成された突出用開口O1Rから、円滑に、バッグ本体34Rを突出させることができる。特に、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1Rでは、流入路部47Rに連通される連通孔37Rが、バッグ本体34Rにおける後側部位42Rに配設されていることから、前側部位41Rは、膨張用ガスを殆ど流入させない状態で、突出用開口O1Rから押し出されることとなる。
そして、前側・後側ロール折り部位67R・68Rは、突出用開口O1Rから突出した後に、図14に示すごとく、車体側に沿うように、ロール折りを解消しつつ、展開膨張することとなる。そのため、膨張完了時においてフードパネル後端18aより前方側に配設される前側部位41Rも、フードパネル後端18aに引っ掛かることなく、迅速に膨張を完了させることができる。その結果、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1Rでは、膨張完了時に収納部21Rから突出して歩行者を保護可能とされるバッグ本体34Rを、エアバッグ33Rの膨張初期において、折りを殆ど解消しないコンパクトな状態で、突出用開口O1Rから突出させることができ、かつ、突出用開口O1Rから突出させた後に、ロール折りを解消しつつ、迅速に膨張を完了させることができる。
従って、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1では、フードパネル後端18aとワイパとの間の隙間が狭くとも、フードパネル後端側に形成された突出用開口から、円滑にエアバッグを展開膨張させることができる。
また、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1では、バッグ本体34における前側部位41と後側部位42とが、それぞれ、前端41a側もしくは後端42a側を、流入路部47の連通孔37側に接近させるように車体側壁部44側に巻くロール折りとして、折り畳まれていることから、突出用開口O1から突出した後に、車体側に沿って折りを解消するように展開することとなり、歩行者側に向かって大きく突出するように膨張することを、抑えることができる。
さらに、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1L・M1Rでは、膨張を完了させたバッグ本体34L・34Rが、それぞれ、少なくともインフレーター27L・27Rの上方側を覆う横膨張部35L・35Rと、少なくともフロントピラー16L・16Rの下部前面を覆う縦膨張部39L・39Rと、を備えていることから、歩行者が、剛性の高いインフレーター27L・27Rやフロントピラー16L・16R下部側の部位と干渉することを抑えることができる。
さらにまた、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M1L・M1Rでは、突出用開口O1L・O1Rを、それぞれ、ワイパ6のアーム部7が配設されていない領域(アーム部7の左右両側となる部位)に、配設させている構成であることから、収納部21の後方側のみを開いてエアバッグ33を突出させる構成としても、エアバッグ33を、ワイパ6のアーム部7との干渉を抑えて、車両後方側に突出させることができる。
次に、第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2について説明をする。第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2では、図17に示すように、エアバッグ80が、膨張完了時において、フードパネル後端70aの上面側を、左右方向の略全域にわたって覆い可能な構成とされるとともに、エアバッグ80を収納する収納部76も、フードパネル後端80aにおける左右方向の略全長にわたって配設されている構成である。
第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2では、収納部76は、図18・19に示すごとく、前述のエアバッグ装置M1における収納部21と同様に、フードパネル70におけるインナパネル75の後端近傍部位を、下方に凹ませて、インナパネル75と一体的に、構成されている。収納部76は、図17に示すように、左右方向の幅寸法を、フードパネル70における左右方向の幅寸法よりも小さく設定されており、フードパネル後端70aの湾曲形状にあわせて、上方から見て、左右方向の中央付近を前方側に突出させるように、湾曲して、形成されている。また、収納部76は、前述の収納部21と同様に、折り畳まれて収納されるエアバッグ80の後方側に配設される後壁部77を、エアバッグ80の展開膨張時に、下端77b側を塑性変形させつつ、上端77a側を後方側に移動させるようにして開き可能な構成としている。
そして、第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2では、アウタパネル71における後端側の部位であって、収納部76の上方を覆う部位が、エアバッグ80の展開膨張時に、後端72a側を上方に向かって開き可能に構成されるカバー部72とされている。カバー部72の前縁側には、アウタパネル71の裏面側を切り欠いて構成されるヒンジ部73が、配設されている。実施形態の場合、ヒンジ部73は、図17に示すごとく、収納部76の前方側となる部位においては、収納部76に沿って配設され、収納部76の左右両側となる部位においては、左右両縁側をフードパネル70の後端70a側に位置させるように、後方開きのテーパ状に配設されている。そして、カバー部72は、後端72a側に配設される係止部74により、収納部76の後壁部77の上端77a側に固定されている。この係止部74は、エアバッグ80が膨張用ガスを流入させて、カバー部72を上方側に押圧しつつ後壁部77を後方側に押圧した際に、後壁部上端77aとの係止状態を解除可能に、構成されている。すなわち、第2実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2では、エアバッグ80は、カバー部72と後壁部77とを開いて形成される突出用開口O2から、後上方に向かって突出するように、展開膨張することとなる。
エアバッグ80に膨張用ガスを供給するインフレーター27は、前述のエアバッグ装置M1におけるインフレーター27と同様の構成であり、同一の図符号を付して説明を省略する。第2実施形態においては、インフレーター27は、図17に示すごとく、収納部76内における左右両端付近となる2箇所に、配設されており、本体部28のボルト28aとナット29とを利用して、収納部76における前壁部78に、固定されている(図19参照)。
エアバッグ80は、ポリエステル糸やポリアミド糸等を使用した織布から構成される所定形状の基布の周縁を、縫合糸58を利用して縫着させて袋状に形成される縫合バッグとされるもので、前述のエアバッグ装置M1におけるエアバッグ33と同様に、図20〜22に示すごとく、バッグ本体81と2つの流入路部47・47とから構成されている。なお、実施形態のエアバッグ80では、流入路部47・47がバッグ本体81の下部側における左右方向に沿った2箇所に、配設されている。各流入路部47は、挿通孔49aを内部側において対向させるように、左右対称形に配設される以外は、前述のエアバッグ33における流入路部47と同様の構成であり、同一の図符号を付して説明を省略する。
バッグ本体81は、膨張完了時において、フードパネル後端70a付近の上面側を左右方向の略全域にわたって覆う横膨張部82と、横膨張部82の左右両端付近から後方に延びるように配設されてフロントピラー16・16の前面側を覆う2つの縦膨張部86・86と、を備えて、上方から見て左右方向に幅広とした略U字形状に、形成されている。横膨張部82は、膨張完了時において、フードパネル後端70aの上面側からフロントウィンドシールド15の下部前面付近にかけてを、ヒンジ24・24及びインフレーター27・27の上方側も含めて、覆うように構成されている。また、バッグ本体81は、外形形状を略同一とされるとともに、膨張完了時に車体側(下面側)となる車体側壁部91と、歩行者側(上面側)となる歩行者用壁部92と、から構成されている。
横膨張部82の領域内には、車体側壁部91と歩行者用壁部92とを縫着させて構成される厚さ規制部83が、前後方向に沿った2箇所において、それぞれ、左右方向に沿うように、配設されている。そして、車体側壁部91における後側の厚さ規制部83Aの後方側近傍となる部位に、各流入路部47に連通される連通孔84が、左右方向に沿った2箇所に、配設されている。この連通孔84・84も、前述のエアバッグ33と同様に、バッグ本体81の膨張完了時において、フードパネル後端70a近傍となる突出用開口O2に略対応した位置に、配設されることとなる(図25参照)。そして、前述のエアバッグ33におけるバッグ本体34と同様に、膨張完了時のバッグ本体81において、フードパネル後端70aの前方側に位置して、フードパネル70上面を覆うように配設される部位(横膨張部82における連通孔84の前部側となる部位)が、膨張完了時のバッグ本体81における前側部位88とされ、フードパネル70の後方側に位置する部位(横膨張部82における連通孔84を含めた全部側部位88の後部側の部位と、縦膨張部86・86)が、膨張完了時のバッグ本体81における後側部位89とされることとなる(図20・22参照)。
実施形態のエアバッグ80は、前述のエアバッグ33と同様に、外形形状を同一に形成される略U字形状の車体側基布95と歩行者側基布96とを有したバッグ本体用基布94と、2枚の流入部用基布56・56と、から形成されるもので、前述のエアバッグ33と同様の手順で基布を縫合して、製造することができる(図23参照)。
そして、実施形態のエアバッグ80は、前述のエアバッグ33の折り畳みと同様の手順で折り畳むことができる。まず、図24のAに示すごとく、流入路部47・47とバッグ本体81を平らに展開した状態から、左右方向の幅寸法を収納部76に収納可能な寸法とするように、前後方向に沿った折目を付けて、バッグ本体81の左右両端81a・81bを、流入路部47側に接近させつつ、歩行者側壁部92側に載せるように折り返して、縦折りエアバッグ98を形成する。その後、図24のB・Cに示すごとく、縦折りエアバッグ98におけるバッグ本体81の部位において、連通孔84の前方側となる部位99(バッグ本体81における前側部位88)と、連通孔84の後方側となる部位100(バッグ本体81における後側部位89)と、を、それぞれ、端部99a・100aを連通孔84側に接近させるように、左右方向に沿った折目を付けて、車体側壁部91側に巻くようにロール折りし、前側・後側ロール折り部位102・103を形成する。そして、各流入路部47を、図24のC・Dに示すごとく、先端47a側を元部47b側に接近させるように、前側・後側ロール折り部位102・103の前方側において、蛇腹折りすれば、エアバッグ80の折り畳みを完了することができる。
そして、周囲に折り崩れ用のラッピング材を配設させたエアバッグ80の各連結部49に、インフレーター27を、クランプを利用して連結させ、各インフレーター27を、収納部76の前壁部78に固定させた後、フードパネル70を、車両のボディ1側に固定させれば、歩行者用エアバッグ装置M2を車両に搭載することができる。
実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2においても、エアバッグ80の膨張初期において、まず、各流入路部47内に膨張用ガスが流入して、流入路部47が、後方側に収納されるバッグ本体81の前側・後側ロール折り部位102・103を、カバー部72と後壁部77とを押し開いて形成される突出用開口O2から、フードパネル後端70aの後方側まで、後上方に向かって突出させることとなる。そして、実施形態のエアバッグ80においても、バッグ本体81は、蛇腹折りより展開し難いロール折りにより折り畳まれていることから、流入路部47の膨張時に、折りを殆ど解消しない状態で、突出用開口O2から、フードパネル後端70aの後方側まで、後上方に向かって突出することとなり、突出用開口O2から突出した後に、車体側に沿うように、折りを解消しつつ、展開膨張することとなる。そのため、バッグ本体81を、エアバッグ80の膨張初期において、折りを殆ど解消しないコンパクトな状態で、突出用開口O2から突出させることができて、実施形態のエアバッグ装置M2のごとく、収納部77がワイパ6におけるアーム部7の前方側に近接して配設されて、フードパネル後端70aとワイパ6との間の隙間が狭い場合にも、フードパネル後端70a側に形成された突出用開口O2から、円滑に、バッグ本体81を突出させることができる。
勿論、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2においても、流入路部47に連通される連通孔84が、バッグ本体81における後側部位89に配設されていることから、膨張完了時においてフードパネル後端70aより前方側に配設される前側部位88を、膨張用ガスを殆ど流入させない状態で、突出用開口O2から突出させることができて、突出用開口O2から突出した後に、フードパネル後端70aに引っ掛かることなく、迅速に膨張を完了させることができる。
また、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2においても、バッグ本体81における前側部位88と後側部位89とが、それぞれ、前端側若しくは後端側を流入路部47の連通孔84側に接近させるように車体側壁部91側に巻くロール折りとして、折り畳まれていることから、突出用開口O2から突出した後に、車体側に沿って折りを解消するように展開することとなり、歩行者側に向かって大きく突出するように膨張することを、抑えることができる。
さらに、実施形態の歩行者用エアバッグ装置M2においても、膨張を完了させたバッグ本体81は、少なくともインフレーター27・27の上方側を覆う横膨張部82と、少なくともフロントピラー16L・16Rの下部前面を覆う縦膨張部86・86と、を有した略L字形状の部位を備えていることから、歩行者が、剛性の高いインフレーター27・27やフロントピラー16L・16R下部側の部位と干渉することを抑えることができる。
本発明の第1実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の側面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両において、フードパネル後端近傍の部位を示す部分拡大平面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置における車両前後方向に沿った概略断面図であり、図3のIV−IV部位に対応する。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置における車両左右方向に沿った概略断面図であり、図4のV−V部位に対応する。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において使用されるエアバッグの平面図である。 同実施形態のエアバッグの底面図である。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図6のVIII−VIII部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図6のIX−IX部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを構成する基布を示す展開図である。 同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明する図である。 同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明する図であり、図11の後の工程を説明する図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグの展開膨張状態を示す概略断面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグの展開膨張状態を示す概略断面図であり、図13の後の状態を示す図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態を示す概略断面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態の車両の斜視図である。 本発明の第2実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置における車両前後方向に沿った概略断面図であり、図17のXVIII−XVIII部位に対応する。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置における車両前後方向に沿った概略断面図であり、図17のXIX−XIX部位に対応する。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において使用されるエアバッグの平面図である。 同実施形態のエアバッグの底面図である。 同実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の断面図であり、図20のXXII−XXII部位に対応する。 同実施形態のエアバッグを構成する基布を示す展開図である。 同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明する図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態を示す概略断面図である。 同実施形態の歩行者用エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態の車両の斜視図である。
符号の説明
1…ボディ、
6…ワイパ、
7…アーム部、
15…フロントウィンドシールド、
16(16L・16R)…フロントピラー、
18・70…フードパネル、
18a・70a…後端、
21・76…収納部(ケース)、
27…インフレーター、
33・80…エアバッグ、
34・81…バッグ本体、
37・84…連通孔、
41・88…前側部位、
42・89…後側部位、
44・91…車体側壁部、
45・92…歩行者側壁部、
47…流入路部、
67・102…前側ロール折り部位、
68・103…後側ロール折り部位、
O1(O1R・O1L)・O2…突出用開口、
V…車両、
M1(M1R・M1L)・M2…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 車両のフードパネル後端付近における前記フードパネルに配設されるとともに、折り畳まれてケース内に収納されるエアバッグと、前記エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を備えて構成され、
    前記エアバッグが、膨張完了時において、
    前記ケースから突出して歩行者を保護可能に配設されるバッグ本体と、
    該バッグ本体と前記インフレーターとを連結するように前記ケース内に配設されて、前記インフレーターから吐出された膨張用ガスを前記バッグ本体内に流入させる流入路部と、
    から構成される歩行者用エアバッグ装置において、
    前記エアバッグが、展開膨張時に、前記フードパネル後端付近に形成される突出用開口から、略後上方に向かって突出して展開膨張可能な構成とされ、
    前記インフレーターが、前記フードパネルの後端よりも前方側となる位置に配設され、
    前記バッグ本体が、膨張完了時において、前記フードパネル後端より前方側で前記フードパネル上面を覆うように配設される前側部位と、前記フードパネル後端より後方側に配設される後側部位と、から構成され、
    前記流入路部が、前記インフレーターと、前記バッグ本体における前記後側部位に形成される連通孔と、を連結するように、略筒状に形成され、
    前記バッグ本体が、外形形状を略同一とされて、膨張完了時に車体側となる車体側壁部と、歩行者側となる歩行者側壁部と、から構成され、
    前記エアバッグが、
    前記歩行者側壁部を前記車体側壁部側に重ねて平らに展開した状態から、前記バッグ本体における前記前側部位を、前端側を前記流入路部の連通孔側に接近させるように前記車体側壁部側に巻くロール折りとし、前記バッグ本体における前記後側部位を、後端側を前記流入路部の連通孔側に接近させるように前記車体側壁部側に巻くロール折りとして、それぞれ、略左右方向に沿った折目を付けて折り畳み、
    前記流入路部を、前記インフレーター側である先端側を前記バッグ本体側に接近させるように略左右方向に沿った折目を付けて蛇腹折りすることにより、
    前記バッグ本体の前後2つのロール折り部位を、前記流入路部の折畳部位の後方側に位置させるように、折り畳む工程を経て、
    前記ケース内に収納されていることを特徴とする歩行者用エアバッグ装置。
  2. 前記バッグ本体が、膨張完了時において、
    少なくとも前記インフレーターの上方側を覆うとともに、略左右方向に沿って配設される横膨張部と、
    少なくともフロントピラーの下部前面を覆うとともに、略前後方向に沿って配設される縦膨張部と、
    を有した略L字形状の部位を、備える構成であることを特徴とする請求項1に記載の歩行者用エアバッグ装置。
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