JP2006043572A - 浮遊物回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化が可能であり、簡単な構造と簡易な操作により、液面から所定の深さまでの液体やその他の浮遊物を確実に回収することができる浮遊物回収装置を提供する。
【解決手段】 油やその他の浮遊物を有する液体の液面に設置されるケース12と、ケース12に形成され液面に一致する取水口26を有する。取水口26には、上端部36aが液面より下に位置しケース12の内側に流入し溜まった液体の液面の上昇下降に伴って上下方向に移動するゲート板36を備える。取水口26の下端縁よりも下方に位置して、ケース12の内側に流入し溜まった液体をケース12の外側に排出する水中ポンプ56を備える。ゲート板36は、ケース12の外側面に取水口26とその周縁部を覆って設けられ、ゲート板36には取水口26の周縁部に摺接する保持部材40と、ゲート板36に取り付けられケース12の内側に流入した液体の液面に浮かぶ浮き部材52が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば工作機械等のクーラントタンクのクーラント液面に浮かべて、クーラント液面に浮遊する潤滑油等を分離回収する浮遊物回収装置に関する。
従来、液面に浮遊する浮遊物である油等を回収する浮遊物回収装置が提供されている。例えば、特許文献1に開示されている液面浮遊物回収装置には、複数の回収溝を有する円筒皿部の下面に筒状部を連接したロート状本体と、筒状部を上下動自在に挿通した挿通口を有するハウジングと、筒状部に設けられたフロートと、ハウジング内の水を下部より吸引及び排出する吸引手段が設けられている。この動作は、吸引手段が停止しているとき円筒皿部の回収溝底面が液面レベルよりも若干高くなるようにフロートの浮力を設定し、吸引手段を作動させたとき円筒皿部の上端縁が周囲の液面レベルと略同等となり回収溝の底面が液面レベルよりも低くなるように、円筒皿部の開口面積と吸引手段の吸引力とを設定するものである。
また、特許文献2に開示されている浮上油回収装置は、メインフロートの浮力によって液体の中に浮き沈みしないように設けられた水中ポンプの吸い込み口に、サブフロートの浮力によって液体に浮かぶように設けられた開口部を有するゲートリングを上下可能に取着し、ゲートリングの開口部の上部には液体と共に浮上油、スカム等の浮遊物を掻き集めて開口部から水中ポンプの吸い込み口内に流入させる掻き寄せ手段が設けられている。掻き寄せ手段は、メインフロートに支持される一方、水中ポンプには吸い込み口から流入された液体とともに浮遊物を吐き出す吐き出し口を設けたものである。
特開平7−148486号公報 特開2000−24656号公報
上記の特許文献1の液面浮遊物回収装置は、フロートの浮力と吸引手段の吸引力が適していなければならず、設定が難しいものであった。また、特許文献2の浮上油回収装置は、構造が複雑であり、コストがかかるという問題がある。また、これらの回収装置は、装置が大きく、使用できる用途が限られていた。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、小型化が可能であり、簡単な構造と簡易な操作により、液面から所定の深さまでの液体等の浮遊物を確実に回収することができる浮遊物回収装置を提供することを目的とする。
本発明は、油やその他の浮遊物を有する液体の液面から液体中に設置されるケースと、上記ケースに形成され上記液面と交差する取水口と、上記取水口に取り付けられ上端部が上記液面より下に位置し、上記ケースの内側に流入した液体の液面の上昇下降に伴って上下方向に移動するゲート板と、上記取水口の下端縁よりも下方に設けられ上記ケースの内側に流入し溜まった液体を上記ケースの外側に排出する排出手段が設けられている浮遊物回収装置である。
また、上記ゲート板は上記ケースの側面に上記取水口とその周縁部を覆って設けられている。上記ゲート板には上記取水口の周縁部に摺接する保持部材と、上記ゲート板に取り付けられ上記ケースの内側に流入した液体の液面に浮かぶ浮き部材が設けられ、上記ゲート板と上記保持部材は上記浮き部材により上記取水口の側縁部を垂直方向に摺動可能に設けられている。
上記保持部材は上下方向に長いガイド部が形成され、上記ケースの内側面には上記ガイド部を挟んで互いに略水平方向に位置する一対のガイド突起が設けられている。上記ガイド用突起は、長く形成されたボルトである。そして上記ゲート板の上記ケースに対面する側面には、上記ケース側に突出し先端が上記ケースに摺動可能に当接する密着防止突起が形成されている。
上記ケースの内側には、上記ケースの内側に流入し溜まった液体の液面付近に設けられ内外に水を通過させる籠状の受け部材が取り付けられ、上記受け部材の中に油吸着材を入れて浮遊油を回収する。
また、上記排出手段は、上記ケースの底部付近に設けられた排出口と上記排出口に取り付けられた水中ポンプである。あるいは上記排出手段は、上記ケースの底部近傍に吸い込み口が位置する吸水管と、上記吸水管の他端部に接続され上記ケースと別体に設けられた吸水ポンプでもよい。
また、上記ケースの内側には、上記取水口と上記排出手段の間にフィルターが設けられていても良く、上記ケースに、上記排出手段により排出した液体中の浮遊物を浮上させて分離する分離槽が取り付けられているものでも良い。
本発明の浮遊物回収装置は、簡単な構造と簡易な操作により、液面の液体やその他浮遊物を確実に回収することができるものである。また、装置を小型に形成することができ、工作機械や食品機械、その他の装置に利用可能であり、用途を問わないものである。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の浮遊物回収装置10は、例えば金属板により形成され、上方が開口した有底の四角筒状のケース12が設けられている。ケース12は4側面14,16,18,20が互いに連接して設けられ、互いに平行に位置する一対の側面14,18は、他の側面16,20よりも幅広に形成されている。そして側面14,16,18,20の一端部には、矩形の底部22が設けられて閉鎖され、反対側の端部は開口部24となっている。
図1に示すように、一つの側面14の縦中心線上で開口部24寄りの位置には、矩形の取水口26が開口して設けられている。側面14の底部22近傍でやや側面16寄りの位置には、後述する水中ポンプ56が取り付けられる排水口28が設けられている。側面14に対して直角に位置する側面16の、開口部24の縁部16aには、縁部16aのほぼ中心と側面18に近い部分の2箇所に、後述する受け部材32が係止される凹状の溝部30が形成されている。側面16に対して平行に位置する側面20の縁部20aにも、同様に2箇所に凹状の溝部30が形成されている。
ケース12の内側には、受け部材32が取り付けられている。受け部材32は、一方向に長い矩形のパンチングメタル板を、長手方向に対して直角な折罫線でコの字形に折り曲げて形成されている。パンチングメタル板は、金属板に複数の透孔33が打ち抜かれたもので、パンチングメタル板の一側面の長さは、側面14,18の水平方向の長さよりわずかに短い長さである。受け部材32は、コの字形の各側面が側面14,底面22,側面18に対して平行となるようにケース12の内側に入れられ、側面14,18の垂直方向の深さの3分の2程度の深さを有し、コの字形の底部はケース12の底部22の約半分に形成されている。受け部材32の、コの字形の両端部は、ケース12の開口部24から上方に少し突出し、側面16,20の縁部16a,20aに設けられた二対の溝部30に係合される係止突部34がパンチングメタル板と面一に二対設けられている。そして受け部材32は、係止突起34を溝部30に差し込んでセットされ、このとき受け部材32は、側面16,20の溝部側面14よりも側面18の近くに位置している。
ケース12の取水口26には、取水口26を開閉するゲート板36が、ケース12の外側面に摺動可能に設けられている。ゲート板36は、取水口26を覆う大きさの板体であり、ゲート板36の下端部付近には、ケース12の側面14に向かって突出する密着防止突起37が形成されている。ゲート板36の、上端部36a近傍には、2箇所に連結用ボルト38が挿通して取り付けられている。連結用ボルト38の先端は、取水口26に挿通されてケース12内側に突出し、ケース12内側に位置する保持部材40に挿通されナット39で固定されている。
保持部材40は、一方向に長い矩形の金属板を、長手方向に対して直角な折罫線42,44で角がほぼ直角のZ字形に折り曲げて形成されている。保持部材40の短い方向の長さはゲート板36の水平方向の長さとほぼ同じであり、取水口26の水平方向の幅よりも少し長く形成されている。ケース12の取水口26の周縁部は、ゲート板36と保持部材40の上端部40aで挟まれ、ゲート板36が摺動可能に保持される。
保持部材40の上端部40aは、ゲート板36の上端部36aと同じ高さに設置されている。保持部材40の上端部40aから折罫線42までの間が第一面46となり、第一面46はケース12の側面14を挟んでゲート板36に重ねられ、連結用ボルト38が取水口26の内側に接して互いに係止されている。保持部材40の一本目の折罫線42と二本目の折罫線44の間は第二面48となり、第二面48は折罫線42で第一面46に対してほぼ直角に折り曲げられ、ケース12の底部22に対してほぼ平行に位置している。保持部材40の折罫線44から下端部40bはガイド部となる板状の第三面50である。第三面50は、ケース12の側面14に対して平行に位置し、底面22に向かって延出している。保持部材40の下端部40bは、ゲート板36の下側の下端部36bよりも下方に位置している。
保持部材40の、第二面48と第三面50の折り曲げられた内側には、折罫線44に当接して発泡スチロール等で作られた浮き部材52が取り付けられている。浮き部材52は、保持部材40の両方の側方から水平方向に長く突出した角柱状であり、両端部は側面16,20近傍に達している。浮き部材52は、例えば液体がクーラントである場合にクーラントの液面に約半分がもぐった状態で浮くように浮力が設定されている。
ケース12の側面14には、取水口26よりも下方でゲート板36のガイド部50を挟む水平方向に、一対のガイド用突起であるボルト54が設けられている。ボルト54は、側面14の外側から差し込まれ、ケース12内側に突出している。ケース12の内側で一対のボルト54の間には、ガイド部である保持部材40の第三面50が移動可能に位置し、保持部材40が上下に移動するときに横への移動を規制している。
また、ケース12の側面14に形成された排水口28には、ケース12内の水を排水口28から外側へ排出する水中ポンプ56が設けられている。水中ポンプ56の位置は、ケース12の底部付近が好ましいが、取水口2の下端縁よりも下方に位置していればよい。
次にこの実施形態の浮遊物回収装置10の機能および使用方法について説明する。この浮遊物回収装置10は、例えばクーラントタンク内のクーラント60に浮上油58が浮いている場合に、浮遊物回収装置10を使用して、浮上油58のみを回収し、クーラント60をきれいにするために用いる。その操作は、まず、クーラントタンクの中に、クーラント60の液面が取水口26の上限と下限の間に位置するように設置する。このとき、浮遊物回収装置10をクーラントタンクの底部に直接載置しても良いし、クーラントの水深が深い場合は台部材等をおいて設置しても良い。図3において例えばA−A線がクーラントタンクのクーラント60の液面であり、浮き部材52は、水中ポンプ56の起動前は二点差線で示すように、A−A線に位置する。このときはケース12の内側と外側とで、クーラント60の液面の高さは同じである。ここで、ケース12をクーラント60のタンクに入れた当初、ゲート板36は最下端に位置し、ゲート板36の上端部36aはA−A線よりも低い位置にあり、取水口26からクーラント60が流入する。さらに、取水口26とゲート板36との隙間等からもクーラント60がケース12内に流入する。そして、ケース12内にクーラント60が入ることにより、クーラント60の液面とともに浮き部材52が上昇し、これに伴ってゲート板36も上昇する。そして、ケース12の内外のクーラント60の液面が一致するA−A線にクーラント60が達した状態で、ゲート板36の動きも止まる。
次に、水中ポンプ56を作動させると、ケース12内のクーラント60が強制的にケース12の外へ排出され、液面がB線まで下がる。これに伴い、浮遊体52がB線まで下がり、ゲート板36の上端部36aはC線まで下がる。C線は、クーラント60の液面A−A線よりも液面差hだけ低く、クーラント60の液面のA−A線から液面差hの深さまでの部分が、取水口26からケース12内側に浮遊油58とともにクーラント60が流れ込む。ケース内12では、浮遊油58はB線付近に浮遊し、底部22付近にはクーラント60のみが存在する。そして、底部22近傍に設けられた水中ポンプ56で、クーラント60のみをケース12の排水口28から外側、つまりクーラントタンクに排出する。このため、ケース12内には、クーラント60よりも軽い浮遊油58が選択的に残る。浮き部材52の位置、即ちゲート板36の上端部36aの位置は、ゲート板36の外側の液面A−A線とケース12内の液面B−B線との差によるクーラント60等の開口部26からの流入量と、水中ポンプ56の排出量とが平衡状態となる条件で一定となる。これにより、ケース12内のクーラント量がほぼ一定となり、クーラント60が不足して浮遊油58が排水口28から出たりすることがない。
そして浮遊油58をケース12内に溜めた後、ケース12の受け部材32に、フェルト等の油吸着材62を入れて浮遊油58を吸着させ、引き上げて除去する。
この実施形態の浮遊物回収装置10によれば、ケース12内のクーラント60の液面に追従してゲート板36が移動し、水中ポンプ56の吐出量と同量のクーラント60がケース12に流入するように自然にゲート板36の高さが調整され、ケース12内のクーラント60の量を一定に保つことができる。これにより、安定して浮遊油58の回収を行うことができる。ゲート板36はケース12内のクーラント60の液面の上昇下降に伴って自然に移動するため、水中ポンプ56の吐出量を調整する必要がなく、管理が容易である。また、ゲート板36には突起37が設けられ、側面14に突起37が摺動可能に当接するため、側面14に密着することがなく、ケース12内のクーラント60の液面にあわせて、円滑に上昇下降し安定して動作する。さらに、浮遊物回収装置10は小型であり、落ち運びも容易に可能であり、構造も簡単なので安価である。
なお、この実施形態の浮遊物回収装置10は適宜変更可能であり、例えば図5に示す浮遊物回収装置63のように、ケース12に水中ポンプ56と排水口28を設けず、吸引ポンプをケース12と別体に設けてもよい。この場合、吸引ポンプが連結された吸水管64が、ケース12に開口部24から差し込まれ、吸水管64の先端が底部22近傍に達し、底部22付近のクーラント60を吸い上げて移送する。そしてケース12内に残った浮遊油58を、油吸着材62で回収する。
この場合は、浮遊物回収装置63の構造がより簡単なものとなり、既存の吸引ポンプ等を利用することが出来、より広い用途に使用することが出来る。
また、図6に示す浮遊物回収装置65のように、ケース12の側面18の内側に、浮き部材52とほぼ同じ浮き部材66が設けられ、一対の浮き部材52,66が、V字状等の形状で底部22へ突出する受け部68により連結されていてもよい。受け部材68はパンチングメタルや網で作られ、通水性を有している。浮き部材52,66には、受け部材68の上側に沿って設けられたフィルター70が、係止部材72により取り付けられている。フィルター70は、不織布などで作られ、ゴミ等の細かい浮遊物を捕まえることができる。この浮遊物回収装置65は、特に池や水槽に取り付けて、浮遊物を除去することに適している。
さらに、図7に示す浮遊物回収装置73のように、ケース12の側面16,20に対して直角で側面14,18に対して平行に、フィルター74が設けられても良い。取入口26が設けられた側面14とはフィルター74を挟んで反対に位置する側面18近傍に、水中ポンプ56が設けられ、側面16,20のいずれかに水中ポンプ56が連通される排水口28が設けられている。この浮遊物回収装置73によれば、クーラント60に含まれる固形分をフィルター74によって濾し取り、なおかつ浮遊油58を回収することができる。また、水中ポンプ56の周辺にトルマリン等を設置しても良い。
次にこの発明の他の実施形態の浮遊物回収装置について、図8,図9を基にして説明する。この実施形態の浮遊物回収装置80は、ケース12の側面18側に、排出した液体中の浮遊物を浮上させて分離する分離槽82が取り付けられているものである。
分離槽82には、ケース12の底部22から続いた底部84付近に、排水口86が設けられている。排水口86には、配水管88が垂直方向に接続され、クーラントタンク90の開口部よりも上方に位置して、排出口92が開口している。分離槽82の高さは、クーラントタンク90の開口部よりも上方に上端部が位置する程度の大きさであり、分離槽82の上部に、回収管94が接続されている。回収管94は、その開口部94aが上方を向いて位置し、バルブ96を経て、回収容器98に繋がっている。
この浮遊物回収装置80は、ケース12側に取水口26から浮遊物が混じったクーラント60等の液体が流入し、水中ポンプ56により分離槽82に浮遊物とともに送られる。分離槽82では、浮遊物である浮遊油58が上方に分離され、回収管94の開口部94aに流れ込み、回収容器98に回収される。このとき、ケース12側では、上記実施形態と同様に、取水口26から流入するクーラント60等の液体と、水中ポンプ56により排出される液体がバランスして、ケース12内の液面に浮き部材56が位置し、クーラント60に浮いた浮遊油58を取水口26から効果的に取り込む。取り込まれた浮遊油58は、クーラント60とともに水中ポンプ54により排水口28を経て分離槽82に送られる。分離槽82内の液面は、配水管88の排出口92の位置により設定されるので、排出口92の位置と、回収管94の開口部94aの高さを揃えることにより、クーラントタンク90の液面よりも高い位置で効果的に浮遊油58等を回収することができる。
なお、この発明の浮遊物回収装置は、上記各実施形態に限定されるものではなく、各部材の形状や素材など自由に変更可能である。受け部材はパンチングメタル板以外にメッシュや格子で作られても良い。また、ゲート板が昇降するために、レールやその他のガイド部材、摺動部材を等を設けても良い。
この発明の一実施形態の浮遊物回収装置の正面図である。 この実施形態の浮遊物回収装置の縦断面図である。 この実施形態の浮遊物回収装置の部分拡大縦断面図である。 この実施形態の浮遊物回収装置の使用状態を示す部分破断斜視図である。 この実施形態の浮遊物回収装置の変形例を示す縦断面図である。 この実施形態の浮遊物回収装置の変形例を示す縦断面図である。 この実施形態の浮遊物回収装置の変形例を示す縦断面図である。 この発明の他の実施形態の浮遊物回収装置の正面図である。 この発明の他の実施形態の浮遊物回収装置の縦断面図である。
符号の説明
10 浮遊物回収装置
12 ケース
22 底部
24 開口部
26 取水口
28 排水口
32 受け部材
36 ゲート板
37 密着防止突起
40 保持部材
52 浮き部材
54 ボルト
56 水中ポンプ

Claims (9)

  1. 液体中に設置されるケースと、上記ケースに形成され上記液面と交差する取水口と、上記取水口に取り付けられ上端部が上記液面より下に位置し、上記ケースの内側に流入した液体の液面の上昇下降に伴って上下方向に移動するゲート板と、上記取水口の下端縁よりも下方に設けられ上記ケースの内側に流入し溜まった液体を上記ケースの外側に排出する排出手段が設けられていることを特徴とする浮遊物回収装置。
  2. 上記ゲート板は上記ケースの側面に上記取水口とその周縁部を覆って設けられ、上記ゲート板には上記取水口の周縁部に摺接する保持部材と、上記ゲート板に取り付けられ上記ケースの内側に流入した液体の液面に浮かぶ浮き部材が設けられ、上記ゲート板と上記保持部材は上記取水口の側縁部を垂直方向に摺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の浮遊物回収装置。
  3. 上記保持部材には上下方向に長いガイド部が形成され、上記ケースの内側面には上記ガイド部を挟んで互いに略水平方向に位置する一対のガイド用突起が設けられていることを特徴とする請求項2記載の浮遊物回収装置。
  4. 上記ゲート板の上記ケースに対面する側面には、上記ケース側に突出し先端が上記ケースに摺動可能に当接する密着防止突起が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の浮遊物回収装置。
  5. 上記ケースの内側には、上記ケースの内側に流入し溜まった液体の液面付近に設けられ内外に水を通過させる籠状の受け部材が取り付けられ、上記受け部材の中に油吸着材を入れることを特徴とする請求項1記載の浮遊物回収装置。
  6. 上記排出手段は、上記ケースの底部付近に設けられた排出口と上記排出口に取り付けられた水中ポンプであることを特徴とする請求項1記載の浮遊物回収装置。
  7. 上記排出手段は、上記ケースの底部近傍に吸い込み口が位置する吸水管と、上記吸水管の他端部に接続され上記ケースと別体に設けられた吸水ポンプであることを特徴とする請求項1記載の浮遊物回収装置。
  8. 上記ケースの内側には、上記取水口と上記排出手段の間にフィルターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の浮遊物回収装置。
  9. 上記ケースには、上記排出手段により排出した液体中の浮遊物を浮上させて分離する分離槽が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の浮遊物回収装置。

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