JP2006043548A - ジメチルエーテル製造用触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より高い反応率でメタノールを脱水反応させてジメチルエーテルを製造し得る触媒を提供する。
【解決手段】 本発明のジメチルエーテル製造用触媒は、主成分がアルミナであり、酸化物換算で6A族元素を0.1質量%〜20質量%含有することを特徴とする。通常ナトリウム含有量0.05質量%以下、BET比表面積100m2/g以上、細孔容積0.3cm3/g以上、6A族元素はWまたはMoである。この触媒の存在下にメタノールを脱水反応させることにより、高い反応率でジメチルエーテルを製造できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ジメチルエーテル製造用触媒に関し、詳しくはメタノールを脱水反応させてジメチルエーテルを製造するための触媒に関する。
ジメチルエーテル〔CH3OCH3〕の製造方法として、ジメチルエーテル製造用触媒の存在下にメタノール〔CH3OH〕を脱水反応させる方法が知られており、ジメチルエーテル製造用触媒としてはアルミナを主成分とするものが知られている。例えば特許文献1〔特開平2−85224号公報〕には、アルミナを主成分とし、スカンジウム、イットリウム、ランタンなどの周期律表3A族元素を含むものが、特許文献2〔特開2003−73320号公報〕には、アルミナを主成分とし、ジルコニウム、ケイ素またはチタンを含むものが、それぞれ開示されているが、これらの文献には、周期律表6A族元素に関する記載はない。
しかし、かかる従来のジメチルエーテル製造用触媒では、反応率が十分ではなく、より高い反応率でジチルエーテルを製造し得る触媒が求められている。
特開平2−85224号公報 特開2003−73320号公報
そこで本発明者は、より高い反応率でメタノールを脱水反応させてジメチルエーテルを製造し得る触媒を開発するべく鋭意検討した結果、周期律表6A族元素を含むものが高反応率を示すことを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、主成分がアルミナであり、酸化物換算で6A族元素を0.1〜20%含有することを特徴とするジメチルエーテル製造用触媒を提供するものである。
本発明のジメチルエーテル製造用触媒によれば、高い反応率でメタノールを脱水反応させてジメチルエーテルを製造することができる。
本発明のジメチルエーテル製造用触媒は、アルミナを主成分とするものである。アルミナは、アルミニウムの酸化物であって、通常は化学式(1)
Al23・nH2O〔0≦n≦0.5〕 (1)
で示されるものであり、通常はχ、γ、ηなどの結晶相を有する活性アルミナが用いられる。活性アルミナは、χ、γ、η以外の結晶相、例えばκ、δ、ρなどの結晶相を含んでいてもよい。ジメチルエーテル製造用触媒におけるアルミニウム含有量は、触媒の全体を基準として酸化物換算で通常80質量%以上、好ましくは90重量%以上である。
本発明の触媒は、周期律表6A族の元素を含有する。6A族元素としては、例えばモリブデン(Mo)、タングステン(W)、クロム(Cr)などが挙げられ、好ましくはモリブデン、タングステンである。
6A族元素の含有量は触媒を基準として酸化物換算で0.1質量%〜20質量%、好ましくは0.5質量%〜10質量%、更に好ましくは0.5質量%〜5質量%である。6A族元素含有量が0.1質量%未満であったり20質量%を超えると反応率が低くなる傾向にある。
本発明の触媒は、ケイ素、チタン、マグネシウム、セリウム、ジルコニウム、銅、亜鉛などの金属元素を含んでいてもよい。これらの金属元素は、通常、酸化物の形態で含まれる。
本発明のジメチルエーテル製造用触媒は、ナトリウム含有量が触媒を基準として酸化物換算で通常0.05質量%以下、好ましくは0.01質量%以下であり、理想的にはナトリウムを実質的に含まず0質量%である。ナトリウム含有量が0.05質量%を超えると、反応率が低くなる傾向にある。また、通常は、酸化物換算のカリウム含有量が0.01質量%以下、リチウム含有量が0.01質量%以下、イオウ含有量が0.5質量%以下、塩素含有量が0.5質量%以下、フッ素含有量が0.5質量%以下である。
本発明の触媒は、BET比表面積が100m2/g以上であることが好ましく、通常は300m2/g以下である。
本発明の触媒は、細孔半径1.8nm〜100μmの細孔の累積容積が通常0.3cm3/g以上、好ましくは0.5cm3/g以上であり、細孔の累積容積が多いほど反応率が高くなるが、通常は3.0cm3/g以下である。また、細孔半径100nm〜100μmの細孔の累積容積が、1.8nm〜100μmの細孔の累積容積に対して10%〜60%、さらには15%〜50%程度であることが好ましい。
本発明の触媒は、例えば6A族元素を含むアルミナ前駆体を焼成する方法により製造することができる。
アルミナ前駆体は、例えばアルミニウム塩の水溶液から水を留去する方法により得ることができ、この水溶液に6A族元素の化合物を溶解させておくことで、6A族元素を含むアルミナ前駆体を得ることができる。アルミニウム塩としては、例えば硫酸アルミニウム、、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、炭酸アルミニウム、炭酸水素アルミニウムなどが挙げられる。6A族元素の化合物としては、水に可溶の化合物が挙げられ、例えば6A族元素としてモリブデンを用いる場合には、モリブデン酸アンモニウム〔(NH46Mo724・4H2O〕などが、タングステンを用いる場合には、タングステン酸アンモニウム〔(NH4101241・5H2O〕などが挙げられる。水の留去は、例えば120℃以上の温度で行われ、留去により得られたアルミニウム前駆体は100℃以上の温度で乾燥される。
アルミニウム前駆体は、アルミニウム塩および6A族元素の水溶液からアルミニウムおよび6A族元素の化合物を共沈させる方法により製造することもでき、共沈により得られたアルミニウム前駆体は、固液分離後、乾燥される。アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミニウムアルコキシドおよび6A族元素の水溶液を加水分解する方法により得ることもでき、加水分解により得られたアルミニウム前駆体は、固液分離後乾燥される。
得られたアルミニウム前駆体を焼成する。焼成温度は通常400℃〜1100℃程度であり、焼成時間は通常2時間〜24時間程度である。触媒の結晶型、BET比表面積は、焼成温度、焼成時間により調整することができ、一般的には、焼成温度が400℃未満であると、活性アルミナとならない傾向にあり、焼成温度が1100℃を超えたり、焼成時間が長いほど、活性アルミナとならず、BET比表面積が低くなる傾向にある。
本発明の触媒は、6A族元素を含まない高純度アルミナの粉末と6A族元素の酸化物の粉末とを物理的に混合する方法により得ることもできる。また、6A族元素を含まない高純度アルミナを担体とし、これに6A族元素の塩を担持させて得ることもできる。
かくして粉末状で本発明の触媒を得ることができ、粉末状のままジメチルエーテルの製造に用いられてもよいが、通常は、例えば球状に成形された成形体として用いられる。
成形は、例えば転動造粒法、プレス成形法、打錠成形法、押出成形法などの通常の方法で行われる。例えば転動造粒法により成形するには、皿型造粒機、ドラム型造粒機などの造粒機を用い、この造粒機に備えられた容器を回転させながら、粉末状の触媒を連続的に供給しつつ、水などの液体バインダーを連続的に噴霧して加え、凝集させればよい。造粒時の温度は例えば10℃〜70℃程度である。
成形に際して、粉末状の触媒に有機物を混合して成形してもよい。有機物を混合して成形し、得られた成形体を焼成することで、混合された有機物が焼失して、細孔を有する成形体を得ることができる。成形体の細孔容積やその分布、特に1.8nm以上100nm未満の細孔の累積容積に対する、細孔半径100nm以上100μm下の細孔の累積容積は、用いる有機物の種類、使用量などにより調整することができる。有機物としては、例えばポリアリクリル酸塩、ポリアルキレンオキサイド、グラフトデンプン、ポリビニルアルコール、ビニルアセトアミド、ポリアスパラギン酸塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体などのような吸水性樹脂が挙げられ、その使用量は粉末状の触媒100質量部に対して0.1質量部〜0.5質量部程度である。また、ケイ素、チタン、マグネシウム、セリウム、ジルコニウム、銅、亜鉛などを含む触媒を得るには、これらの金属の酸化物の粉末を有機物と共に加えて混合してもよい。混合には、例えばナウターミキサー、オムニミキサー、コンクリートミキサー、リボンミキサーなどを用いることができる。また、ボールミル、振動ミル、ジェットミル、媒体流動ミルなどの粉砕機を用いて混合すると、混合と同時に触媒などを粉砕することもできる。
成形後の成形体を焼成してもよく、有機物を混合して成形した場合には、混合した有機物を焼失させるために焼成する。焼成は、例えば箱型電気炉、トンネル炉、遠赤外線炉、マイクロ波加熱炉、シャフト炉、反射炉などを用いて行われる。焼成温度は通常200℃〜1000℃、好ましくは350℃〜800℃程度、焼成時間は焼成温度により異なるが、通常は1時間〜24時間程度である。
焼成後の成形体は洗浄してもよい。洗浄により成形体に含まれるナトリウム分を除去して、ナトリウム含有量を低くすることができる。洗浄は、例えば成形体を酸性水溶液に浸漬する方法により行われる。酸性水溶液としては、例えば塩酸、硝酸、リン酸などの無機酸、酢酸、シュウ酸などの有機酸、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムなどの強酸と弱塩基との塩などの水溶液が用いられ、その使用量は成形体100質量部当たり通常は200質量部〜500質量部程度である。
本発明のジメチルエーテル製造用触媒を用いてジメチルエーテルを製造するには、例えば本発明の触媒の存在下にメタノールを脱水反応させればよく、具体的にはメタノールを気化させたメタノールガスを脱水反応温度で触媒と接触させればよい。メタノールガスは、全量がメタノールである純メタノールガスであってもよいが、水(水蒸気)、エタノール、イソプロパノールなどのようなメタノール以外のアルコールを含んでいてもよい。メタノールとこれら水およびアルコールとの合計量に対するメタノールの含有量は、通常90質量%以上、好ましくは95質量%以上である。またメタノールガスは通常、窒素(N2)、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスなどで希釈されて用いられる。メタノールの気化は通常反応前に熱交換器などにより行われる。
脱水反応温度は通常180℃〜450℃、好ましくは250℃〜400℃である。反応圧力は絶対圧力で通常0.1MPa(大気圧)以上であり、通常は3MPa(約30気圧)以下、好ましくは2MPa(約20気圧)以下である。
反応は通常、多管式反応器のような固定床反応器を用いて行われ、メタノールの空間速度は通常500h-1〜150000h-1以下である。
反応により得られたジメチルエーテルは、蒸留などの通常の方法で精製されてもよい。
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例によって限定されるものではない。
なお、実施例において得た触媒粉末の結晶相は粉末X線回折(XRD)により求めた。
ナトリウム含有量〔酸化物(Na2O)換算〕およびイオウ含有量は、JIS R9301に従って、触媒を基準とした質量百分率(質量%)で求めた。
モリブデンおよびタングステンの含有量は、触媒粉末をリン酸に溶融したのち、ICP発光分析法により、既知の検量線に基づき、触媒を基準とした質量百分率(質量%)で求めた。
細孔容積(cm3/g)は細孔分布測定装置〔カンタクローム社製「オートスキャン33型」〕を用いて水銀圧入法により求めた細孔分布から求めた。
BET比表面積(m2/g)は、比表面積測定装置〔マウンテック社製「Macsorb Model−1201」)を用いて窒素吸着法により求めた。
実施例1
〔触媒粉末の調製〕
硫酸アルミニウム18水和物(信英蓄電機箔製)200gおよび純水100gを容量500mLのビーカーに入れ、ホットスターラーを用いて100℃にて加熱攪拌しながら溶解させて硫酸アルミニウム水溶液を得た。この水溶液を100℃に保持したまま、タングステン酸アンモニウム5水和物〔(NH4101241・5H2O(和光純薬製)〕0.68gを添加し溶解させたのち、120℃に昇温し、容積150cm3まで濃縮したのち、室温(約25℃)まで冷却して固化させてアルミナ前駆体を得た。このアルミナ前駆体を0.5cm〜1cm程度の大きさに破砕したのち、100℃で24時間乾燥させ、1000℃で16時間焼成して、触媒を得た。得られた触媒を8mesh〜14mesh程度(約1.18mm〜2.36mm程度)の大きさになるまで乳鉢で破砕して触媒粉末を得た。
この触媒粉末は、主結晶相γアルミナ、ナトリウム含有量(Na2O)0.003質量%、イオウ含有量0.24質量%、タングステン含有量1.9質量%、細孔半径1.8nm〜100μmの細孔の累積容積2.32cm3/g、BET比表面積126m2/gであり、細孔半径100nm〜100μmの細孔の累積容積は1.11cm3/gで、1.8nm〜100μmの細孔の累積容積に対して48%であった。図1に細孔分布の測定結果を示す。
〔ジメチルエーテルの製造〕
上記で得た触媒粉末0.5cm3を固定床反応器に充填し、反応温度200℃、圧力0.1MPa(絶対圧力、1気圧)にて、メタノールを窒素で希釈した原料ガス〔メタノール含有量は500ppm〕を空間速度(SV)54000h-1にて供給しながら反応させて字メチルエーテルを得た。そのときの反応器入口における原料ガスを採取して、そのメタノール濃度IMeOHを、また反応器出口のガスを採取して、そのメタノール濃度OMeOHおよびジメチルエーテル濃度ODMEをそれぞれモル濃度で測定した。これらメタノール濃度(IMeOH、OMeOH)、ジメチルエーテル濃度ODMEから、式(2)〜式(3)
MeOH反応率(%)=100×(IMeOH−OMeOH)/IMeOH (2)
DME合成率(%) =100×(2×ODME)/IMeOH (3)
DME選択率(%) =100×(2×ODME)/(IMeOH−OMeOH) (4)
により、MEOH反応率、DME合成率およびDME選択率を求めた。結果を表1に示す。
また、反応温度を300℃とした以外は上記と同様に操作してジメチルエーテルを得、MeOH反応率、DME合成率およびDME選択率を求めた。結果を表1に示す。
実施例2
〔触媒粉末の調製〕
タングステン酸アンモニウム5水和物に代えて、モリブデン酸アンモニウム4水和物〔(NH46Mo724・4H2O、日本無機化学工業(株)製〕0.74gを使用した以外は実施例1と同様に操作して触媒粉末を得た。
この触媒粉末は、主結晶相γアルミナ、ナトリウム含有量(Na2O)0.003質量%、イオウ含有量0.25質量%、モリブデン含有量2.0質量%、細孔半径1.8nm〜100μmの細孔の累積容積2.33cm3/g、BET比表面積106m2/gであり、細孔半径100nm〜100μmの細孔の累積容積は1.15cm3/gで、1.8nm〜100μmの細孔の積容積に対して49%であった。図2に細孔分布の測定結果を示す。
〔ジメチルエーテルの製造〕
実施例1で得た触媒粉末に代えて上記で得た触媒粉末を用いた以外は実施例1と同様に操作してジメチルエーテルを得、反応温度200℃および300℃におけるMeOH反応率、DME合成率およびDME選択率をそれぞれ求めた。結果を表1に示す。
比較例1
〔触媒粉末の調製〕
タングステン酸アンモニウム5水和物を用いなかった以外は実施例1と同様に操作して触媒粉末を得た。
この触媒粉末は、主結晶相γアルミナ、ナトリウム含有量(Na2O)0.004質量%、イオウ含有量0.25質量%、細孔半径1.8nm〜100μmの細孔の累積容積2.97cm3/g、BET比表面積156m2/gであり、細孔半径100nm〜100μmの細孔の累積容積は1.78cm3/gで、1.8nm〜100μmの細孔の累積容積に対して60%であった図3に細孔分布の測定結果を示す。
〔ジメチルエーテルの製造〕
実施例1で得た触媒粉末に代えて上記で得た触媒粉末を用いた以外は実施例1と同様に操作してジメチルエーテルを得、反応温度200℃および300℃におけるMeOH反応率、DME合成率およびDME選択率をそれぞれ求めた。結果を表1に示す。




第 1 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
反応温度 MeOH反応率 DME合成率 DME選択率
(℃) (%) (%) (%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 200 72.0 72.0 100.0
300 85.5 85.5 100.0
実施例2 200 73.1 73.1 100.0
300 82.6 82.6 100.0
比較例1 200 26.1 26.1 100.0
300 71.3 71.3 100.0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1で得た触媒粉末の細孔分布の測定結果を示す図である。 実施例2で得た触媒粉末の細孔分布の測定結果を示す図である。 比較例1で得た触媒粉末の細孔分布の測定結果を示す図である。

Claims (6)

  1. 主成分がアルミナであり、酸化物換算で6A族元素を0.1質量%〜20質量%含有することを特徴とするジメチルエーテル製造用触媒。
  2. ナトリウム含有量が0.05質量%以下である請求項1に記載のジメチルエーテル製造用触媒。
  3. BET比表面積が100m2/g以上である請求項1または請求項2に記載のジメチルエーテル製造用触媒。
  4. 細孔容積が0.3cm3/g以上である請求項1〜請求項3のいずれかに記載のジメチルエーテル製造用触媒。
  5. 6A族元素がWまたはMoである請求項1〜請求項4のいずれかに記載の触媒。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の触媒の存在下にメタノールを脱水反応させることを特徴とするジメチルエーテルの製造方法。
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