JP2006042915A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技盤面の正確な傾斜角度と傾斜角度に関する情報を遊技機の前面側から容易に確認することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤において、遊技盤の傾斜角を測定する傾斜測定手段で測定された傾斜角に基づいて表示手段に各種情報を表示させる。傾斜測定手段9は、測定部10が遊技機18に当接することで、遊技盤18の傾斜角を測定し、その測定した傾斜角に関するデータをコネクタ11を介して遊技機に出力する。遊技機に出力された傾斜角に関するデータは、その傾斜角に関するデータに基づいて処理が行われ、表示手段8に「現在の傾斜角」、「適切な傾斜角」、「傾斜角の誤差」および「メッセージ」等の各種情報を表示する。
【選択図】 図5
【解決手段】遊技盤において、遊技盤の傾斜角を測定する傾斜測定手段で測定された傾斜角に基づいて表示手段に各種情報を表示させる。傾斜測定手段9は、測定部10が遊技機18に当接することで、遊技盤18の傾斜角を測定し、その測定した傾斜角に関するデータをコネクタ11を介して遊技機に出力する。遊技機に出力された傾斜角に関するデータは、その傾斜角に関するデータに基づいて処理が行われ、表示手段8に「現在の傾斜角」、「適切な傾斜角」、「傾斜角の誤差」および「メッセージ」等の各種情報を表示する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、弾球遊技機に関し、より詳述すれば、遊技盤の傾斜角の調整を容易にしたパチンコ遊技機に関する。
この種の弾球遊技機例えばパチンコ遊技機を設置する時は、弾球遊技機(以下、遊技機と省略する)を鉛直線よりも僅かに後方に傾斜させて設置する。遊技機の傾斜角は、浅過ぎると遊技球が流下するときに遊技釘に絡み難くなるうえに、遊技球が入賞口に入り難くなるなどの問題が生じる。また、傾斜角が深過ぎても遊技球が遊技盤ベースに当たって跳ね回ることとなる。すなわち、傾斜角が浅くても深くても遊技球は暴れて、遊技球の安定した流下が望めないので、このような設置をした遊技機では正常な遊技が行えず、遊技者の興趣が削がれてしまう。
このように、遊技機で遊技を楽しむためには、遊技機の設置作業において遊技機を適切な傾斜角で設置することは重要な課題であり、遊技機の傾斜角の浅深は遊技者にとっても関心深い要素である。
このように、遊技機で遊技を楽しむためには、遊技機の設置作業において遊技機を適切な傾斜角で設置することは重要な課題であり、遊技機の傾斜角の浅深は遊技者にとっても関心深い要素である。
そこで、遊技機の傾斜角を調整するときには、従来は、遊技機の外枠に傾斜測定手段、例えば気泡式の水準器を設け、まず、水準器を目視しながら前記外枠が規定の傾斜角になるように調整しつつ設置し、その後、傾斜角を調整して設置した前記外枠に遊技機を取付けていた。また、外枠の背面に固定した気泡式水準器の気泡を光学的に検出して、傾斜角が所定の範囲を外れると遊技状態を制限又は停止するようにした先行技術(特許文献1参照)も知られている。
特開2002−35393号公報
しかしながら、遊技機の外枠の傾斜角を遊技盤の傾斜角とみなすことは、外枠が歪んでいる場合もあって、遊技に実際に影響する遊技盤の傾斜角を正確に表示していない虞れがあった。さらに、特許文献1のように、傾斜角が所定の範囲であるか否かを調べてその結果を表示した場合は、正確な傾斜角が具体的に判るわけではなく、遊技機の調整時の計測手段としては使用することができず、調整の結果、遊技盤の傾斜角が不適であれば、再度傾斜角の調整を最初からやり直す必要があった。また、遊技盤の傾斜角の変化量が微妙な差であっても遊技球の流下の状態は大きく変化することを考慮すれば、遊技盤の現在の正確な傾斜角や設定されるべき適切な傾斜角等の傾斜角に関する情報を得ることは、遊技盤を適切な傾斜角に調整することを実現するための大きな助けとなる。さらに、遊技者にとっても、遊技盤が、適正な傾斜角の範囲であることだけの情報よりも、やはり、具体的に正確な傾斜角を知りたいと望むものである。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、遊技盤面の正確な傾斜角度と傾斜角度に関する情報を遊技機の前面側から容易に確認することができる遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明による遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域Aを備える遊技盤18において、識別情報を表示可能な表示手段8に、遊技盤18の傾斜角を測定する傾斜測定手段9で測定された傾斜角に基づいて各種情報を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、遊技盤18の傾斜角を測定する傾斜測定手段9で測定された傾斜角に基づいて、傾斜角等の各種情報を表示手段8に表示するので、これによって、遊技盤18の設置者は、遊技盤18の傾斜角を確認しながら作業をすることができるので、遊技盤18を適切な傾斜角に調整することが容易で遊技機の設置者の負担を軽減することができる。さらに、遊技者は、遊技時には好みの傾斜角に調整された遊技機を選ぶことができる。
第2の発明による遊技機は、第1の発明に記載の遊技盤18において、遊技盤18の少なくとも一部を透明な部材で形成して、遊技盤18の裏面側に配設された表示手段8に、前記傾斜測定手段9で測定された傾斜角に基づいて各種情報を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、第1の発明と同様に、遊技盤18の傾斜角を測定する傾斜測定手段9で測定された傾斜角に基づいて、傾斜角等の各種情報を表示手段8に表示するが、その表示手段は少なくとも一部を透明な部材で形成された遊技盤18の裏面に配置される。
これによって、表示手段8を大型化でき、より多くの情報を表示できるので、遊技盤18の設置者の負担を軽減することができ、遊技者は遊技時に好みの傾斜角に調整された遊技機を選ぶことができることに加えて、表示手段8には、他のメッセージ等の情報を表示することができる。
これによって、表示手段8を大型化でき、より多くの情報を表示できるので、遊技盤18の設置者の負担を軽減することができ、遊技者は遊技時に好みの傾斜角に調整された遊技機を選ぶことができることに加えて、表示手段8には、他のメッセージ等の情報を表示することができる。
第3の発明による遊技機は、第1又は第2の発明に記載の遊技盤18において、前記表示手段8に表示される情報として、計測した傾斜角とともに適切な傾斜角を表示することを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の発明と同様に、透明な部材で形成された遊技盤18の裏面に配置した表示手段8に、遊技盤18の傾斜角を測定する傾斜測定手段9で測定された傾斜角に基づいて傾斜角等の各種情報を表示するが、その表示手段8に、計測した傾斜角とともに適切な傾斜角を表示する。
これによって、表示手段8に表示された適切な傾斜角に従って遊技盤18の設置ができるので、遊技盤18の設置者の負担を軽減することができ、遊技者は遊技時に好みの傾斜角に調整された遊技機を選ぶことができる。
これによって、表示手段8に表示された適切な傾斜角に従って遊技盤18の設置ができるので、遊技盤18の設置者の負担を軽減することができ、遊技者は遊技時に好みの傾斜角に調整された遊技機を選ぶことができる。
本発明によれば、遊技盤面の正確な傾斜角度と傾斜角度に関する情報を遊技機の前面側から容易に確認することができる遊技機を提供できるようになった。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
図1は、本発明を適用した弾球遊技機例えばパチンコ遊技機の一例である。
パチンコ遊技機は、外枠1の前面左側に内枠(ベースドア)2が回動自在に軸支され、該内枠2の背後には遊技に関する表示を行うための表示手段8が嵌装されていると共に、該内枠2の前面には遊技盤ベース19に種々の遊技部材20を備えて構成した遊技盤18が着脱自在に装着されている。
そして該内枠2の前面左側には、ガラス板4を嵌めたフロント扉3が回動自在に軸支されている。
前記内枠2の前面下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿5、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿6、そして発射装置のハンドル7を備える。
そして該内枠2の前面左側には、ガラス板4を嵌めたフロント扉3が回動自在に軸支されている。
前記内枠2の前面下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿5、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿6、そして発射装置のハンドル7を備える。
そして前記ハンドル7のレバー7aを時計方向に回転させることにより、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球9を表側の遊技領域Aに打ち出すことができる。
表示手段8は、例えば、正面から見て、横方向の三列にわたって数字、記号等の識別情報からなる特別図柄(左特別図柄・中特別図柄・右特別図柄)を変動表示させたり、特定図柄の変動表示に併せて所定のキャラクタ画像や背景画像による演出表示等を行ったりする液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)であって表示手段の大きさは特に限定されない。なお、投影機からの動画又は静止画を、反射板で屈折して表示させる投影型画像表示手段も対象であって、本発明の範囲内で種々の可変表示手段が適用される。
遊技部材20は、パチンコ遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば、表側の遊技領域Aを区画すると共に、該表側の遊技領域Aに発射ソレノイドから打ち出される遊技球を導くガイドレール21、前記表示手段の変動表示を起動すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を起動するチューリップ式の普通電動役物からなる始動入賞口12、大当たり時に開放するアタッカと称する特別電動役物の大入賞口13、一般入賞口となる左右の入賞口14、遊技領域Aでの入賞を逃したアウト球を排出するアウト口16、遊技盤ベース19に打たれている図示しない多数の遊技釘などが一例として挙げられる。
さらに、前記遊技盤18に遊技盤18に当接して傾斜測定手段9が設置されている。傾斜測定手段9は、図2に示すように、測定部10と、コネクタ11からなり、コネクタ11は遊技機に接続される。なお、傾斜測定手段9の設置場所は、遊技盤18に当接していれば遊技盤18の裏面側に限らず、遊技者から視認可能な遊技盤18の表面側に設置されても良い。
なお、本実施例では、傾斜測定手段9の一例としてデジタルクリノメータ(以下傾斜測定器と略す)を用いた場合について説明する。
なお、本実施例では、傾斜測定手段9の一例としてデジタルクリノメータ(以下傾斜測定器と略す)を用いた場合について説明する。
傾斜測定器9は、測定部10が遊技盤18に当接することで、遊技盤18の傾斜角を測定し、その測定した傾斜角に関するデータをコネクタ11を介して出力する。
遊技機は、主制御回路と副制御回路を備え、主制御回路は外部入出力ポート(I/O)31を備え、副制御回路は、サブCPU42と液晶表示装置(表示装置)8とを備える。
傾斜測定器9のコネクタ11から出力された傾斜角のデータは、主制御回路の外部入出力ポート(I/O)31に入力され、主制御回路から副制御回路へ出力される。傾斜角のデータを受信した後、サブCPUは、傾斜角に関するデータに基づいて処理を行い、液晶表示装置(表示装置)8に各種情報、例えば、「現在の傾斜角」、「適切な傾斜角」、「傾斜角の誤差」および「メッセージ」等を表示する。
なお、本実施例による遊技盤は、遊技盤の少なくとも一部を透明な部材で形成されていてもよく、その場合には、遊技盤の裏面側に配設された表示手段をより大きくすることができ、遊技盤の傾斜角を測定する傾斜測定手段で測定された傾斜角に基づいて表示される傾斜角等の各種情報をより多く表示することができる。
(傾斜角関連処理)
以下において、本実施例に係る傾斜角に関するデータに基づいた処理におけるサブCPU42の動作について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施例に係るサブCPU42の動作を示すフロー図である。
以下において、本実施例に係る傾斜角に関するデータに基づいた処理におけるサブCPU42の動作について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施例に係るサブCPU42の動作を示すフロー図である。
図3に示すように、ステップ10において、サブCPU42は、傾斜角に関するデータを受信したか否かを判定する。また、サブCPU42は、傾斜角に関するデータを受信している場合には、ステップ20の処理に移り、傾斜角に関するデータを受信していない場合には処理を終了する。
ステップ20において、サブCPU42は、傾斜角に基づく各種情報を表示手段8に表示する。具体的には、図5(a)で示すように、表示手段8には、「現在の傾斜角」として、傾斜測定器9で測定され、ステップ10で受信した遊技盤18の傾斜角(図では8’42”)を表示し、さらに、「適切な傾斜角」として、遊技盤が調整されるべき傾斜角(図では10’00”)を表示し、さらに、「傾斜角の誤差」として、現在の傾斜角から適切な傾斜角までの傾斜角(図では−01'58")を表示する。また、上記表示に加えて、「メッセージ」として、例えば「もう少し傾けてください。」等の表示をする。
なお、このメッセージは、予め定められたメッセージの要素から生成して表示させることもできる。例えば、表示手段8には、前記誤差がマイナスであれば「傾けてください。」のメッセージが選択され、前記誤差がプラスであれば「起こしてください。」のメッセージが選択される。さらに、前記傾斜角の誤差の程度に応じて上記メッセージに修飾を加えることができる。例えば、傾斜角の誤差の数値が02'00”より小さければ、修飾語として「もう少し」を上記メッセージに加え、傾斜測定器9の誤差の数値が02'01"より大きければ、修飾語として「もっと」を加える。従って、図5(b)で示すように、傾斜角の誤差がプラス表示で大きな数値であった場合には「もっと起こしてください。」等のメッセージを表示することができる。
さらに、図5(c)で示すように、上記傾斜角の誤差がゼロである場合、即ち、遊技盤18が適正な傾斜角に調整されている場合には、表示手段8には、メッセージとして「適切な傾斜角です。」が表示される。
また、上記に傾斜角の表示に加えて、遊技盤の簡略図を用いて現在の傾斜角と適切な傾斜角の位置関係を表示することができる。例えば、図6(a)で示すように、表示手段8には、適切な傾斜角の簡略図が破線で表わされており、現在の傾斜角の簡略図は実線で表わされ、夫々下部を重ねて表示している。図6(a)に示す例では、傾斜角の誤差が−01’58”であり、もう少し傾ける必要があるので、実線(現在の傾斜角)が破線(適切な傾斜角)よりも起きた位置に表わされ、傾ける調整を促す矢印が表示される。
逆に、図6(b)に示す例では、表示手段8には、傾斜角の誤差が03’50”であり、もっと起こす必要があるので、実線(現在の傾斜角)が破線(適切な傾斜角)よりも寝た位置に表わされ、起こす調整を促す矢印が表示される。
また、図6(c)に示す例では、表示手段8には、傾斜角の誤差がゼロである場合、即ち、遊技盤18が適正な傾斜角に調整されている場合である。表示手段8には、実線(現在の傾斜角)と破線(適切な傾斜角)が重なって表示される。さらに、「傾斜角は適切です。」のメッセージが表示される。
逆に、図6(b)に示す例では、表示手段8には、傾斜角の誤差が03’50”であり、もっと起こす必要があるので、実線(現在の傾斜角)が破線(適切な傾斜角)よりも寝た位置に表わされ、起こす調整を促す矢印が表示される。
また、図6(c)に示す例では、表示手段8には、傾斜角の誤差がゼロである場合、即ち、遊技盤18が適正な傾斜角に調整されている場合である。表示手段8には、実線(現在の傾斜角)と破線(適切な傾斜角)が重なって表示される。さらに、「傾斜角は適切です。」のメッセージが表示される。
なお、上記傾斜角に基づく各種情報の表示は、上記に限られず、遊技盤の傾斜角に基づく情報が表示される限りにおいて、他の情報が表示されても良い。
ステップ30において、サブCPU42は、遊技盤が適切な角度に調整されたか否かの判定をする。また、サブCPU42は、遊技盤が適切な角度に調整されている場合には、ステップ40の処理に移り、遊技盤が適切な角度に調整されていない場合には、ステップ10の処理に戻り、サブCPU42が適切な角度のデータを含んだ傾斜角に関するデータを新たに受信するまで、上記処理を繰り返す。
さらに、本実施例では、図4に示すように、上記ステップ30において、遊技盤が適切な角度に調整されていない場合の処理として、処理を終了しても良い。
この場合には、新たに受信された傾斜角に関するデータに基づき、ステップ20で傾斜角に基づく各種情報が表示されるので、表示手段8には常に遊技盤の最新の角度が表示される。従って、遊技盤の傾斜角の調整時には、調整作業によって傾斜角の誤差が少なくなっていくのをリアルタイムで確認しながら作業をすることができる。
この場合には、新たに受信された傾斜角に関するデータに基づき、ステップ20で傾斜角に基づく各種情報が表示されるので、表示手段8には常に遊技盤の最新の角度が表示される。従って、遊技盤の傾斜角の調整時には、調整作業によって傾斜角の誤差が少なくなっていくのをリアルタイムで確認しながら作業をすることができる。
ステップ40において、サブCPU42は、表示手段8の表示を傾斜角画面表示から通常画面表示に切替える。
なお、上記処理には記載していないが、遊技機にボタン28(図1、図7参照)を設け、そのボタン28が押されることによって、遊技盤18の傾斜角に関するデータをサブCPU42に取り込む外部割込み処理が行われて、傾斜角に関するデータを受信して、上記傾斜角関連処理が行われるものとしても良い、これによって、遊技盤18の設置者または遊技者は、上記ボタン28を押すことによって、任意に、遊技盤18の傾斜角を確認することができる。
また、上記傾斜角関連処理中に、ボタン28が押されるか、または処理の開始から一定時間が経過後に、上記処理が強制的に終了して通常画面が表示されるようにしても良く、上記処理が強制的に終了して通常画面が表示されるようにしても良い。
また、上記傾斜角関連処理中に、ボタン28が押されるか、または処理の開始から一定時間が経過後に、上記処理が強制的に終了して通常画面が表示されるようにしても良く、上記処理が強制的に終了して通常画面が表示されるようにしても良い。
(ブロック図)
図7は、本実施例のパチンコ遊技機の制御系のブロック図である。
遊技制御手段としての主制御回路30は、制御手段であるメインCPU32、メインROM(読み出し専用メモリ)33、メインRAM(読み書き可能メモリ)34及びI/O31を備えている。この主制御回路30は、遊技の進行を制御する。
メインCPU32には、メインROM33、メインRAM34等が接続されており、このメインROM33に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU32には、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM33には、メインCPU32により遊技機の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
図7は、本実施例のパチンコ遊技機の制御系のブロック図である。
遊技制御手段としての主制御回路30は、制御手段であるメインCPU32、メインROM(読み出し専用メモリ)33、メインRAM(読み書き可能メモリ)34及びI/O31を備えている。この主制御回路30は、遊技の進行を制御する。
メインCPU32には、メインROM33、メインRAM34等が接続されており、このメインROM33に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU32には、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM33には、メインCPU32により遊技機の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
なお、本実施例では、プログラム・テーブル等を記憶する媒体としてメインROM33を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジなどの記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM34等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの夫々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。また、本実施例においては、メインCPU32、メインROM33及びメインRAM34を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用しても良い。
メインRAM34は、メインCPU32の一時記憶領域として種々のフラグ、カウンタ、タイマ、データの値を記憶する機能を有する。
また、この主制御回路30は、後述する副制御回路40に対してコマンドを供給するためのコマンド出力ポート35を備えている。また、コマンド出力ポート35は、メインCPU32に接続されている。なお、このコマンド出力ポート35は、各種のコマンドを副制御回路40(副制御回路40に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、この主制御回路30は、後述する副制御回路40に対してコマンドを供給するためのコマンド出力ポート35を備えている。また、コマンド出力ポート35は、メインCPU32に接続されている。なお、このコマンド出力ポート35は、各種のコマンドを副制御回路40(副制御回路40に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、主制御回路30には、I/O31を有しており、I/O31には各種の装置が接続されている。例えば、V・カウントスイッチ28S、カウントスイッチ29S、一般入賞球スイッチ16S、通過球スイッチ7S、始動入賞球スイッチ6S、始動口ソレノイド6a、大入賞口ソレノイド8a、シーソーソレノイド8bおよび傾斜測定器9が接続されている。
V・カウントスイッチ28Sは、遊技盤上に備えられた大入賞口13における特定領域に設けられている。このV・カウントスイッチ28Sは、大入賞口13における特定領域を遊技球9が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路30に供給する。
カウントスイッチ29Sは、大入賞口13における特定領域とは異なる一般領域に設けられている。このカウントスイッチ29Sは、大入賞口13における一般領域を遊技球9が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路30に供給する。
一般入賞球スイッチ16Sは、遊技盤上に備えられた一般入賞口14に設けられている。この一般入賞球スイッチ16Sは、各一般入賞口14を遊技球9が通過した場合に所定の検知信号を主制御回路30に供給する。
通過球スイッチ7Sは、遊技盤上に備えられた球通過検出器(図示省略)に設けられている。この通過球スイッチ7Sは、球通過検出器を遊技球9が通過した場合に所定の検知信号を主制御回路30に供給する。
始動入賞球スイッチ6Sは、遊技盤上に備えられた始動口12に設けられている。この始動入賞球スイッチ6Sは、始動口12に遊技球9が入賞した場合に所定の検知信号を主制御回路30に供給する。
始動口ソレノイド6aは、リンク部材を介して始動口12に設けられた羽根部材(可変翼片)に接続されており、メインCPU32から供給される駆動信号に応じて、羽根部材を駆動させ、始動口12を開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド8aは、シャッタ(扉)に接続されており、メインCPU32から供給される駆動信号に応じて、シャッタを駆動させ、大入賞口13を開放状態又は閉鎖状態とする。
シーソーソレノイド8bは、板状態でシャッタ内部に設けられているシーソーに接続されており、メインCPU32から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、大入賞口13内の特定領域を通過し易くなるように、又は一般領域を通過し易くなるように切り替えることとなる。
傾斜測定器9は、前述の傾斜測定手段9であり、傾斜測定器9は遊技盤18の傾斜角を測定して、傾斜角に関するデータを主制御回路に対して出力する。
主制御回路30には、払出・発射制御回路80が接続されている。この払出・発射制御回路80には、遊技球9の払出を行う払出装置81、遊技球9の発射を行う発射装置82が接続されている。また、払出・発射制御回路80はカードユニット27と接続されており、払出・発射制御回路80とカードユニット27は、カードユニットに挿入されたCRカードに係るデータを送受信する。
この払出・発射制御回路80は、主制御回路30から供給される賞球制御コマンドを受け取り、払出装置81に対して所定の信号を送信することにより、払出装置81に遊技球9を払い出させる。また、払出・発射制御回路80は、発射装置82に対して発射信号を供給することにより、遊技球9を発射させる制御を行う。なお、払出装置81は、発射(投入)された遊技球9が所定の領域を通過することにより賞球を払い出す払出手段の一例として採用されている。
また、発射装置82には、上述した発射モータ、タッチセンサ等の遊技球9を発射させるための装置が備えられている。発射ハンドル7が遊技者によって握持され、かつ時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射モータに電力が供給され、上皿に貯留された遊技球9が発射モータにより遊技盤に順次発射される。なお、このような発射装置82は、遊技者の操作に応じて遊技球9を発射(投入)する発射手段の一例として採用されている。
さらに、コマンド出力ポート35には、副制御回路40が接続されている。この副制御回路40は、主制御回路30から供給される各種のコマンドに応じて、可変表示装置8における表示制御、スピーカ25から発生させる音声に関する制御、保留ランプ、普通図柄保留ランプ、装飾ランプを含むランプ26の制御等を行う。
なお、本実施例においては、主制御回路30から副制御回路40に対してコマンドを供給すると共に、副制御回路40から主制御回路30に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路40から主制御回路30に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
演出制御手段としての副制御回路40は、可変表示制御手段としてのサブCPU42、記憶手段としてのプログラムROM43、ワークRAM44、液晶表示装置(表示手段)8における表示制御を行うための画像制御回路45、スピーカ25から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路46、保留ランプ(図示せず)、装飾ランプ(図示せず)を含むランプ26の制御を行うランプ制御回路47、前述のボタン28、主制御回路30のコマンド出力ポート35からの信号を入力するためのコマンド入力ポート41から構成されている。副制御回路40は、主制御回路30からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU42は、プログラムROM43、ワークRAM44、および、前述のボタン28等が接続されている。サブCPU42は、このプログラムROM43に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU42は、主制御回路30から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路40の制御を行う。サブCPU42は、後述する各種の手段として機能することとなる。
また、前記傾斜測定器9からの傾斜角に関するデータは、主制御回路を経て、サブCPU42の外部割込み処理によってサブCPU42に入力され、サブCPU42は、入力された傾斜角に関するデータに基づいて前述の傾斜角関連処理に従って、画像制御回路45に傾斜角等のデータを表示する指令を送る。画像制御回路45はその指令に基づいて液晶表示装置(表示手段)8に傾斜角に関する各種情報を表示する。
プログラムROM43には、サブCPU42により遊技機の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM43には、演出パターンが複数種類記憶されている。この演出パターンは、演出表示の進行に関するものである。演出表示は、識別情報の可変表示に応じて実行されるものである。
なお、本実施例においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM43を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えばハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記憶されていても良い。もちろん、記憶手段としてメインROM33を用いても良い。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM44等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの夫々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。
また、プログラムROM43には、演出パターンが複数種類記憶されている。この演出パターンは、演出表示の進行に関するものである。演出表示は、識別情報の可変表示に応じて実行されるものである。
なお、本実施例においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM43を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えばハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記憶されていても良い。もちろん、記憶手段としてメインROM33を用いても良い。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM44等に記録されるものでもよい。さらに、プログラムの夫々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。
また、本実施例において、メインCPU32及びメインROM33を含む主制御回路30と、サブCPU42及びプログラムROM43を含む副制御回路40と、を別々に構成したが、これに限らず、メインCPU32及びメインROM33を含む主制御回路30のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM43に記憶されているプログラムをメインROM33に記憶させ、メインCPU32により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU42及びプログラムROM43を含む副制御回路40のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM33に記憶されているプログラムをプログラムROM43に記憶させ、サブCPU42により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM44は、サブCPU42の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等各種の変数等が位置付けられている。
なお、本実施例においては、サブCPU42の一時記憶としてワークRAM44を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
なお、本実施例においては、サブCPU42の一時記憶としてワークRAM44を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
A 遊技領域
8 表示手段
9 傾斜測定器(傾斜測定手段)
18 遊技盤
8 表示手段
9 傾斜測定器(傾斜測定手段)
18 遊技盤
Claims (3)
- 遊技球が流下可能な遊技領域を備える遊技盤と、
識別情報を表示可能な表示手段と、
遊技盤の傾斜角を測定する傾斜測定手段とを備える弾球遊技機であって、
傾斜測定手段で測定された傾斜角に基づいて各種情報を表示手段に表示させることを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技盤の少なくとも一部は透明な部材で形成されることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 表示手段は、計測した傾斜角とともに適切な傾斜角を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004224681A JP2006042915A (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006042915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017106822A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | 大都販売株式会社 | 傾斜計、遊技機傾斜測定方法 |
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JPH07185074A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 遊技機 |
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-
2004
- 2004-07-30 JP JP2004224681A patent/JP2006042915A/ja active Pending
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