JP2006042545A - スイッチング電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷が大きくなると出力を得ることができなくなる。
【解決手段】1次側コイル62aと2次側コイル62bとの間に漏洩インダクタンスを有する電源トランス62を用いるとともに、前記漏洩インダクタンスと負荷69とが直列に接続された第1の直列接続体80aと、この第1の直列接続体80aと前記1次側コイル62aとで並列接続体80bが形成され、この並列接続体80bとコンデンサ61とで形成される第2の直列接続体80cの自己共振周波数より、発振回路58の発振周波数が高くなるように制御回路71で前記発振回路58を制御する構成としたものである。これにより、初期の目的を達成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング電源に関するものである。
以下、従来のスイッチング電源について説明する。従来のスイッチング電源は図8に示すように、直流電源が供給される入力端子1a、1bと、この入力端子1a、1bに直列接続されたスイッチングトランジスタ2a、2bと、このスイッチングトランジスタ2a、2bの接続点に一端が接続されたコンデンサ3と、このコンデンサ3の他端に1次側コイル4aが接続された電源トランス4と、この電源トランス4の2次側コイル4bに接続された整流ダイオード5a、5b及びコンデンサ6とで構成された整流平滑回路7と、この整流平滑回路7の出力に接続された出力端子8a、8bと、この出力端子8a、8bの両端に接続される負荷9と、前記出力端子8a、8bから出力される電圧を検出する検出回路10と、この検出回路10の出力に接続された発振回路12と、この発振回路12の出力を前記スイッチングトランジスタ2a、2bの制御入力端子に伝達するトランス13とで構成されていた。
以上のように構成されたスイッチング電源において、出力端子8a、8bに出力される電圧が低下すると、その低下した電圧を検出回路10で検出して発振回路12の発振周波数を微小量下げていた。そして、出力端子8a、8bから出力される電圧を微少量上昇させていた。また、出力端子8a、8bに出力される電圧が上昇すると、今度は逆に検出回路10で上昇した電圧を発振回路12に加え、発振回路12の発振周波数を微小量上げることにより、出力端子8a、8bから出力される電圧を微少量低下させていた。このようにして、出力端子8a、8bから出力される電圧を常に一定になるように制御していた。
ここで、負荷9をも含めたスイッチング電源の自己共振周波数を規定する等価回路は図9に示すようになる。即ち、図9において、15は主にコンデンサ3が有するキャパシタンスであり、16は電源トランス4の1次側コイル4aが有するインダクタンスである。また、17は電源トランス4の1次側コイル4aと2次側コイル4bとの間の漏洩インダクタンスであり、18は負荷9や整流平滑回路7を含めた抵抗である。
従って、このスイッチング電源の自己共振周波数を規定するインピーダンスは、抵抗18とインダクタンス17が直列に接続された第1の直列接続体14aのインピーダンスと、この第1の直列接続体14aのインピーダンスとインダクタンス16が並列に接続されて並列接続体14bのインピーダンスが形成され、この並列接続体14bのインピーダンスとキャパシタンス15が直列に接続された第2の直列接続体14cのインピーダンスがスイッチング電源の自己共振周波数を規定するインピーダンスとなる。
ここで、無負荷時(出力端子8a、8bが開放)には、第1の直列接続体14aのインピーダンスは無限大となり、インダクタンス16とキャパシタンス15との直列接続体で構成される共振周波数がスイッチング電源の自己共振周波数になる。
また、最大電流の場合、即ち、負荷9が短絡(0オーム)されたときは、インダクタンス17とインダクタンス16で形成される並列接続体14bと、この並列接続体14bとキャパシタンス15との直列接続体14cで形成される直列接続体14cの共振周波数がスイッチング電源の自己共振周波数となる。このように、負荷電流19が大きくなるほど自己共振周波数は高くなる。
即ち、図10に示すように、負荷9が大きくなる(負荷電流19が大きくなる)ほど自己共振周波数21は21a、21b、21cというように大きくなっていく。ここで、横軸22は周波数と負荷電流19であり、縦軸23は、出力端子8a、8bから出力される電圧である。
図10において、出力端子8a、8bの出力が設定電圧25となるように発振回路12の発振周波数が予め設定されている。このとき負荷電流19が増加したとすると、発振周波数25aは矢印26のように増加して27aとなる。そうすると出力電圧25も減少して27のようになる。この電圧27を検知回路10が検知すると発振回路12の発振周波数27aを下げるように働く。そうすると矢印28のように電圧が上昇して出力電圧27が設定電圧25になる。
また、負荷電流19が減少したときはこの逆の動作をする。即ち、発振周波数25aは矢印29のように減少して30aのようになる。そうすると設定電圧25は増加して30のようになる。この電圧30を検知回路10が検知と発振回路12の発振周波数30aを上げるように働く。そうすると矢印31が示すように電圧が下降して出力電圧30が設定電圧25になる。このようにして、負荷電流17が変化しても一定の設定電圧25を保つように働く。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−369514号公報
しかしながらこのような従来のスイッチング電源では、負荷9が大きくなるほど、負荷電流19は増加する。そうすると第2の直列接続体14cのインピーダンスは低くなり、自己共振周波数21は共振曲線34に示すように高くなる。
そうすると、発振回路12から出力される発振周波数は、略共振曲線34上で動作することになる。即ち、更に出力電圧を高くするため発振回路12の周波数を下げると増す増す矢印33のように共振曲線34のピーク点35を通り過ぎて出力電圧が下がることになる。即ち、スイッチング電源から出力が得られなくなるという問題があった。
そこで本発明はこのような問題を解決したもので、例え負荷が大きくなっても出力が得られるスイッチング電源を得ることを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のスイッチング電源は、電源トランスに1次側コイルと2次側コイルとの間に漏洩インダクタンスを有する電源トランスを用いるとともに、前記漏洩インダクタンスと負荷とが直列に接続される第1の直列接続体と、この第1の直列接続体と前記1次側コイルとで並列接続体が形成され、この並列接続体とコンデンサとで形成される第2の直列接続体の自己共振周波数より、発振回路の発振周波数が高くなるように制御回路で前記発振回路を制御する構成としたものである。これにより初期の目的を達成することができる。

以上のように本発明によれば、電源トランスの1次側コイルと2次側コイルとの間に漏洩インダクタンスを有する電源トランスを用いるとともに、前記漏洩インダクタンスと負荷とが直列に接続される第1の直列接続体と、この第1の直列接続体と前記1次側コイルとで並列接続体が形成され、この並列接続体とコンデンサとで形成される第2の直列接続体の自己共振周波数より、発振回路の発振周波数が高くなるように制御回路で前記発振回路を制御する構成としたものである。
この構成により、負荷電流が大きくなって、自己共振周波数が高くなっても、この自己共振周波数より、発振回路の発振周波数が高くなるように制御回路で制御するので、常に電圧制御範囲内で制御することができ、例え負荷が大きくなっても出力を得ることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1において、51,52は商用交流電源(AC100V)の入力端子である。この入力端子51,52は整流ダイオードブロック53に接続されており、この整流ダイオードブロック53で全波整流される。全波整流された整流ダイオードブロック53の出力の両端にはコンデンサ54が接続されており、このコンデンサ54で平滑される。
このようにして得られた直流電源は直流電源端子(入力端子の一例として用いた)55a、55bに供給される。この直流電源端子55aはNチャンネルMOS型電界効果トランジスタ(以下、トランジスタという)56(スイッチ回路の一例として用いた)のドレイン端子に接続されている。このトランジスタ56のソース端子はトランジスタ57(スイッチ回路の一例として用いた)のドレイン端子に接続されており、このトランジスタ57のソース端子は直流電源端子55bに接続されている。
58は発振回路である。この発振回路は抵抗とコンデンサの定数により任意の発振周波数を決めている。この発振周波数は60KHz〜150KHzの範囲で可変できるようにしている。
この発振回路58の出力は、制御トランス59の1次側コイル59aに接続されている。ここで、この制御トランス59には2次側コイル59b、59cが巻回されている。この2次側コイル59b、59cは夫々逆極性となっており、一方のコイル59bの出力はトランジスタ56のゲート端子とソース端子に夫々接続されている。また、他方のコイル59cの出力はトランジスタ57のゲート端子とソース端子に夫々接続されている。
トランジスタ56のソース端子とトランジスタ57のドレイン端子との接続点60からは、コンデンサ61を介して電源トランス62の1次側コイル62aの一方の端に接続されおり、他方の端は直流電源端子55bに接続されている。
また、電源トランス62の2次側コイル62bの一方の端と他方の端は夫々整流ダイオード63,64のアノード側に接続されている。そして、この整流ダイオード63,64のカソード側は接続点65で接続されて出力端子66に接続されている。
電源トランス62の2次側コイル62bの中点62cはグランド側の出力端子67に接続されている。また、整流ダイオード63,64のカソード側の接続点65とグランドとの間には、平滑用のコンデンサ68が接続されており、この整流ダイオード63,64とで整流平滑回路72を形成している。なお、この電源トランス62は、1次コイル62aと2次コイル62bとの間に漏洩インダクタンスを有するものを使用している。
このようにして、電源トランス62の2次側コイル62bから出力される約450Vの交流はダイオード63,64で全波整流されて、コンデンサ68で平滑される。そして直流となって、出力端子66,67から出力される。そして、この出力端子66,67には負荷69が接続される。
また、接続点65とグランド(出力端子67)との間には、出力電圧を検出する検出回路70が設けられている。この検出回路70は出力端子66,67の電圧を検出するものである。なお、負荷69に流れる電流も電圧降下を抽出することにより間接的に検出することができる。この検出回路70の出力は制御回路71を介して発振回路58の制御端子58aに接続されている。
次に、このスイッチング電源の自己共振周波数について説明する。図2において、75はコンデンサ61が有するキャパシタンスであり、76は電源トランス62の1次側コイル62aが有するインダクタンスである。また、77は電源トランス62の1次側コイル62aと2次側コイル62bとの間の漏洩インダクタンスである。78は整流ダイオード63,64や負荷69等を含む抵抗である。
このスイッチング電源の自己共振周波数を規定するインピーダンスは、負荷69等の抵抗78と、漏洩インダクタンス77が直列に接続された第1の直列接続体80aのインピーダンスと、この第1の直列接続体80aのインピーダンスとインダクタンス76が並列に接続されて並列接続体80bのインピーダンスが形成され、この並列接続体80bのインピーダンスとキャパシタンス75が直列に接続された第2の直列接続体80cのインピーダンスがスイッチング電源の自己共振周波数を規定するインピーダンスとなる。
ここで、無負荷時(出力端子66、67が開放)には、第1の直列接続体80aのインピーダンスは無限大となり、インダクタンス76とキャパシタンス75との直列接続で構成される第2の直列接続体80cの共振周波数がスイッチング電源の自己共振周波数となる。
また、最大電流を取った場合、即ち、抵抗78が略0オーム(負荷69が短絡)のときは、インダクタンス76とインダクタンス77で形成される並列接続体80bと、この並列接続体80bとキャパシタンス75が直列接続される第2の直列接続体80cの共振周波数がスイッチング電源の自己共振周波数となる。即ち、負荷電流81が大きくなるほど自己共振周波数は高くなる。
即ち、図3(a)に示すように、負荷69が重くなる(負荷電流81が大きくなる)ほど自己共振周波数82は82a、82b、82cというように高くなっていく。ここで、横軸83は周波数と負荷電流81であり、縦軸84は、出力端子66、67から出力される電圧である。
85は、出力端子65,67から出力される予め定められた設定電圧である。85aがそのときの発振回路58の周波数である。この状態において、負荷電流81が増加したとすると、自己共振周波数82bは自己共振周波数82cに移動する。しかし、このとき発振回路58の発振周波数も高くなるので、自己共振周波数82cを有する共振曲線86上に移動する。従って、出力電圧は設定電圧85で略一定となる。
また、負荷電流81が減少したときは、この逆の動作をする。即ち、自己共振周波数82aを有する共振曲線87上に移動する。しかし、このとき発振回路58の発振周波数も低くなるので、出力電圧は設定電圧85で略一定となる。
このように、負荷電流81が増減すると自己共振周波数82が移動するが、この移動に追従して発振回路58の発振周波数が移動するので、安定した出力を得ることができるものである。
また、このとき、負荷電圧の微小変化に対しては、従来例と同様の制御も併せて行なうことができる。即ち、微小の負荷変動に対して、図3(b)に示すように、例えば自己共振周波数82bを有する共振曲線88で代表して説明する。
出力端子66,67の出力が設定電圧85となるように発振回路58の発振周波数が予め設定されている。このとき負荷電流81が微小増加したとすると、発振周波数85aは矢印89のように増加して90aとなる。そうすると出力電圧85は減少して電圧90のようになる。この電圧90を検知回路70が検知すると発振回路58の発振周波数90bを下げるように働く。そうすると矢印91で示すように電圧が上昇して出力電圧90が設定電圧85になる。
また逆に、負荷電流81が微小量減少したときは、この逆の動作をする。即ち、発振周波数85aは矢印92のように減少して93aのようになる。そうすると設定電圧85は増加して電圧93のようになる。この電圧93を検知回路70が検知すると発振回路58の発振周波数93aを上げるように働く。そうすると矢印94で示すように電圧が下降して出力電圧93を設定電圧85にする。このようにして、負荷電流81の微小の変化に対しても常に一定の設定電圧85を保つように働く。なお、説明のために無視したが、正確にはこの場合も共振曲線88は微少量移動する。
図4は、検出回路70と制御回路71の回路図である。ここで、抵抗105,106,107、トランジスタ110までを検出回路70とし、それ以降を制御回路71とする(以後、検出回路70と制御回路71をまとめて単に制御回路70と記す)。
図4において、101は安定化電源が接続される端子である。なお、この安定化電源は、図1の回路図には開示していないが、電源トランス62の2次側コイル62bの他にもう一つ巻線を追加して、公知の方法で安定化した電源である。即ち、前記巻線の出力に整流ダイオードを接続し、この整流ダイオードの出力とグランドとの間に平滑用のコンデンサを接続し、この整流用ダイオードの出力に定電圧ダイオード等で構成されたレギュレータを接続したものである。そして、この安定化電源から得られる定電圧出力を端子101に接続している。
102は出力端子66に接続される端子である。また、103は発振回路58の制御端子58aに接続される端子であり、この端子103から出力される出力電圧で発振回路58の発振周波数を制御するものである。また、端子102とグランドとの間には抵抗105,106,107の直列接体が接続されいる。108はこの直列接続体の抵抗106と107の接続点である。端子101には、抵抗109を介してPNP型のトランジスタ110エミッタ端子が接続されており、そのコレクタ端子はダイオード129を介して端子103に接続されている。なお、ベース端子は前記接続点108に接続されている。
このように接続された制御回路71において、負荷電流81が少ない間は、端子101に供給された安定化電源は抵抗104を介して端子103から発振回路58の制御端子58aに供給される。このことにより、発振回路58は予め定められた周波数を出力する。
次に、負荷電流81が大きくなったとすると、出力端子66に接続された端子102の電圧が低下してくる。そうすると、このトランジスタ110はオンとなり、端子103には抵抗104と抵抗109の並列回路を介して電圧が供給されることになる。
即ち、端子102に供給される電圧が低くなると、端子103の電圧は高くなる。この端子103からの電圧により、発振回路58から出力される周波数が高くなる。従って、負荷電流81が増加することにより、自己共振周波数が82が高くなったとしても、これに追従して、発振回路58から出力される発振周波数が高くなるので、出力端子66,67からは出力電圧が出力される。
このように本実施の形態の制御回路71においては、負荷電流81が予め定められた値より大きいか少ないかによって、抵抗104のみを介して定電圧電源を発振回路58の制御端子58aに供給するか、或いは抵抗104と抵抗109の並列回路を介して定電圧電源を発振回路58の制御端子58aに供給するかを2段階で決めている。この段階をもっと多くすればするほど詳細に負荷電流81に対して発振周波数を追従させることができる。しかし回路は複雑となる。
図5は、このように2段階で制御した場合をグラフ化したものである。図5において、横軸111は出力端子66,67から出力される電圧であり、112は発振回路58から出力される周波数である。図5において、出力電圧が約20Vの点113でトランジスタ110のオン・オフが切り替わるように設定している。
即ち、出力電圧が約20V以上では、トランジスタ110はオフし、発振回路58の制御端子58aへは定電圧源から抵抗104のみを介して供給される。また、出力電圧が約20V以下では、トランジスタ110がオンされる。従って、発振回路58の制御端子58aへは定電圧源から抵抗104と抵抗109の並列回路を介して供給される。114は、負荷電流81が0Aのときの出力電圧と発振回路58の発振周波数の関係を示す特性曲線である。同様に、115は負荷電流81が4.5Aのときであり、116は負荷電流81が9Aのときの夫々特性曲線である。
なお、この制御回路71においては、従来の技術のように出力電圧の微調整も行なっている。即ち、図4において、コンパレータ120を用い、このコンパレータ120の一方の端子には、定電圧が供給される端子101とグランドとの間に抵抗121と122を直列接続し、この接続点123の電位を基準電位として加えている。
また、出力電圧が供給される端子102とグランドとの間に抵抗124と125を直列接続し、この直列接続体の接続点126の電位をコンパレータ120の他方の端子に加えている。そして、このコンパレータ120の出力は抵抗127で重み付けをして、発振回路58の制御端子58aへ供給する端子103に接続している。ダイオード128,129は逆流防止用に挿入されたものである。この場合、コンパレータ120の出力までが検出回路70を構成する。
このような制御回路71において、負荷電流81が微小量増加すると、端子102の電圧は微小量低下する。すると接続点126の電位も微少量低下する。この電圧が接続点123の基準電位より低くなると、コンパレータ120からマイナス方向の信号が出力され、重み付け抵抗127の割合で端子103の電圧を微少量低くする。そうすると、発振回路58の発振周波数は微少量減少する。すると出力端子66,67から出力される電圧が微少量増加して一定の電圧になる。
逆に、負荷電流81が微小量減少すると、端子102の電圧は微小量増加する。すると接続点126の電位も微少量増加する。この電圧が接続点123の基準電位より高くなると、コンパレータ120からプラス方向の信号が出力され、重み付け抵抗127の割合で端子103の電圧を微少量高くする。そうすると、発振回路58の発振周波数は微少量増加する。すると出力端子66,67から出力される電圧が微少量減少して一定の電圧になる。
このようにして、抵抗104の出力或いは抵抗104と抵抗109の出力の何れかと、重み付け抵抗127の出力とはダイオード129.128で合成されて端子103から出力される。そして、出力端子66,67から出力される電圧を一定に保つように働く。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、負荷電流の変化を連続的に検出して、この検出結果に基づいて発振回路58の発振周波数を連続的に変化させるものである。なお、実施の形態1と同じものについては、同符合を付して説明を簡略化している。
図6は、実施の形態2におけるスイッチング電源の回路図である。図2において、実施の形態1と異なるところは、整流ダイオード63,64のカソード側の接続点65と、出力端子66との間に負荷電流を検出する検出回路130を設け、この検出回路130から出力される検出出力を制御回路131を介して発振回路58の制御端子58aに接続した点である。
この検出回路130及び制御回路131について、図7を用いて説明する。図7において132は、整流ダイオード63,64のカソード側の接続点65と、出力端子66との間に挿入された微小抵抗(数オーム)である。そして、この微小抵抗132の両端には、抵抗133とホトカプラ134の発光ダイオード134aが接続されている。
135は定電圧電源(実施の形態1で説明した端子101に同じ)が接続される端子であり、この端子135はホトカプラ134を形成する受光ダイオード134bのコレクタ側に接続されている。そして、この受光ダイオード134bのエミッタ側は抵抗136を介してグランドに接続されている。また、この受光ダイオード134bのエミッタ側は端子137に接続されており、この端子137は発振回路58の発振周波数を制御する制御端子58aに接続されている。
また、138は、受光ダイオード134bのコレクタとエミッタ間に接続された保護用の抵抗である。なお、この抵抗138は無くても良い。ここで、微小抵抗132から発光ダイオード134aまでが検出回路130であり、受光ダイオード134bから端子137までが制御回路131である。
以上のように構成された検出回路130と制御回路131について以下にその動作を説明する。出力端子66,67に接続された負荷69に負荷電流139が流れると、微小抵抗132の両端には電位差が生ずる。この電位差の大小に正比例して発光ダイオード134aが発光する。なお、この発光ダイオード134aに流れる電流は略微小抵抗132と抵抗133の値に逆比例する。
一方、受光ダイオード134bでは、発光ダイオード134aの発光の強弱に比例して、その電気抵抗を変化させる。この電気抵抗及び抵抗138の並列接続体と、抵抗136とで端子135に加わる電圧を内分している。従って、端子137にはこの内分された電圧が出力される。即ち、負荷電流139に正比例して、端子138に発振回路58の制御電圧が発生する。
即ち、負荷電流139に正比例して、発振回路58の発振周波数が高くなるように制御される。なおここで重要なことは、スイッチング電源の自己共振周波数より、発振回路58から出力される周波数が高くなるように制御することである。
このことにより、負荷電流139が変化しても出力端子66,67から略一定の電圧を負荷69に供給することができる。なお、実施の形態1の図4で述べたようにコンパレータ120を用いて微小電圧変化に対する制御を併せて用いることができる。
本発明にかかるスイッチング電源は、負荷が大きくなっても電流を取り出すことができるので、電子機器等に用いられるスイッチング電源に用いることができる。
本発明の実施の形態1におけるスイッチング電源の回路図 同、要部の等価回路図 (a)は同、特性曲線図(b)は同、要部拡大特性曲線図 同、検出回路と制御回路の回路図 同、周波数と出力電圧の特性図 本発明の実施の形態2におけるスイッチング電源の回路図 同、検出回路と制御回路の回路図 従来のスイッチング電源の回路図 同、要部の等価回路図 同、特性曲線図
符号の説明
55a 直流電源端子
55b 直流電源端子
56 トランジスタ
57 トランジスタ
58 発振回路
61 コンデンサ
62 電源トランス
66 出力端子
67 出力端子
69 負荷
70 発振回路
71 制御回路
72 整流平滑回路
80a 第1の直列接続体
80b 並列接続体
80c 第2の直列接続体

Claims (3)

  1. 直流電源が供給される入力端子と、この入力端子に接続されたスイッチ回路と、このスイッチ回路の出力に一端が接続されたコンデンサと、このコンデンサの他端が1次側コイルに接続された電源トランスと、この電源トランスの2次側コイルに接続せれた整流平滑回路と、この整流平滑回路に接続されるとともに負荷が接続される出力端子と、前記スイッチ回路をスイッチングさせる発振回路と、前記出力端子から出力される電圧を検出する検出回路と、この検出回路からの出力により前記発振回路の発振周波数を制御する制御回路とを備え、前記電源トランスには、前記1次側コイルと前記2次側コイルとの間に漏洩インダクタンスを有する電源トランスを用いるとともに、前記漏洩インダクタンスと前記負荷とが直列に接続される第1の直列接続体と、この第1の直列接続体と前記1次側コイルとで並列接続体が形成され、この並列接続体と前記コンデンサとで形成される第2の直列接続体の自己共振周波数より、前記発振回路の発振周波数が高くなるように前記制御回路で前記発振回路を制御するスイッチング電源。
  2. 発振回路の発振周波数を出力端子に出力される電圧に応じて、段階的に変化させる請求項1に記載のスイッチング電源。
  3. 発振回路の発振周波数を出力端子から出力される電流に応じて、連続的に変化させる請求項1に記載のスイッチング電源。
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