JP2006040783A - コネクタ、コネクタ取付構造、及びモールド電動機 - Google Patents

コネクタ、コネクタ取付構造、及びモールド電動機 Download PDF

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峰雄 山本
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Abstract

【課題】 基板に精度良く取り付けることができると共に、外壁に応力がかかってもコンタクトピンと基板の電極との半田付けを外れにくくする。
【解決手段】 コネクタ1が、コンタクトピン2と、取り付け足4と、凸部5と、これらを支持するハウジング本体3とを備えている。取り付け足4が、足部当接面61aが形成された当接部61と、当接部61の先端から足部当接面61aと直交する方向に延在する挿入部62とを備えている。凸部5が、足部当接面61aの逆方向を向いている凸部当接面5aを有している。コネクタ1が基板10に取り付けられたとき、挿入部61が基板10の挿入孔11に挿入されるとともに、足部当接面61aと凸部当接面5aとで基板10を挟み込むことにより、基板10の厚み方向にコネクタ1の変位が規制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板と電線との接続に用いられるコネクタ、コネクタ取付構造、及びモールド電動機に関する。
基板に対するコネクタの取り付けにおいては、基板にスルーホールを形成しておき、コネクタが備えるフックピンをスルーホールに挿入して、フックピンとスルーホールとを係合させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−135813号公報(図1)
上述した技術によると、コンタクトピンと基板のランドとを半田付けする前にフックピンの挿入方向に沿ってコネクタの外壁(ハウジング本体)が押圧されることで、または、半田付け時にコンタクトピンにコテ先が接触することで、フックピンがスルーホール内を移動して、コネクタの取り付け精度が悪くなる。さらには、半田付け後もハウジング本体に大きな外力が加わったときは、半田付け部がはずれることがある。
そこで、本発明は、基板に精度良く取り付けることができると共に、コンタクトピンと基板の電極とを半田付けする後にコネクタの外壁に応力がかかってもコンタクトピンと基板の電極との半田付け部が外れにくいコネクタ、コネクタ取付構造、及びモールド電動機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のコネクタは、ハウジング本体と、基板と接続される部分が前記ハウジング本体から突出するように前記ハウジング本体に支持された複数のコンタクトピンと、前記複数のコンタクトピンの両側から前記コンタクトピンと同じ方向に突出しており且つ前記コンタクトピンのランド対向面と実質的に同じ高さに第1の基板当接面が形成された当接部、及び、前記当接部の先端に接続されており且つ前記第1の基板当接面と直交する方向に前記第1の基板当接面を越えて延在し先端に係り止め部が形成された挿入部とをそれぞれ有するL型形状の2本の取り付け足とを備えている。前記ハウジング本体には、前記第1の基板当接面とは逆方向を向いており且つ前記第1の基板当接面から前記挿入部の延在方向に離隔した第2の基板当接面が形成された凸部が形成されている。
本発明のコネクタ取付構造は、一列に配列された複数のランドが表面に形成された基板にコネクタが取り付けられた基板へのコネクタ取付構造である。つまり、前記コネクタが、ハウジング本体と、基板と接続される部分が前記ハウジング本体から突出するように前記ハウジング本体に支持された複数のコンタクトピンと、前記複数のコンタクトピンの両側から前記コンタクトピンと同じ方向に突出しており且つ前記コンタクトピンのランド対向面と実質的に同じ高さに第1の基板当接面が形成された当接部、及び、前記当接部の先端に接続されており且つ前記第1の基板当接面と直交する方向に前記第1の基板当接面を越えて延在し先端に係り止め部が形成された挿入部とをそれぞれ有するL型形状の2本の取り付け足とを備えている。前記ハウジング本体には、前記第1の基板当接面とは逆方向を向いており且つ前記第1の基板当接面から前記挿入部の延在方向に離隔した第2の基板当接面が形成された凸部が形成されている。前記基板には2つの挿入孔が形成されている。そして、前記挿入孔には前記取り付け足の前記挿入部が挿入されており、前記コンタクトピンがその先端近傍において前記ランドに電気的に接合されていると共に、前記ハウジング本体が前記基板外において前記基板の外周縁に沿った位置にあり、前記第1の基板当接面及び前記第2の基板当接面が前記基板を挟み込んでいることによって、前記基板の厚み方向に関する前記コネクタの変位が規制されている。
本発明によると、コネクタが基板に取り付けられたとき、第1の基板当接面と第2の基板当接面とが基板を挟み込むことにより基板の厚み方向に関するコネクタの変位が規制されるため、コネクタを基板に精度良く且つ強固に取り付けることができ、コネクタの基板への取り付けに対して品質が向上する。また、コネクタピンと基板のランドが半田付けされた場合も、コネクタのハウジング本体が基板の厚み方向から押圧されたときに、基板に対するコネクタの傾き角度が比較的小さな範囲に収まるため、コンタクトピンとランドとの半田付け部が外れにくい。
本発明のコネクタにおいては、前記凸部が、前記ハウジング本体において前記コンタクトピンの突出方向に沿った側面から突出していることが好ましい。また、本発明のコネクタの取付構造においては、前記複数のランドと対向するように2つの段差面によって範囲が画定されており且つ前記ランドの配列方向に沿った長さが前記ハウジング本体の幅よりも僅かに長い切り欠きが、前記基板の外周縁に形成されており、前記凸部が、前記コンタクトピンの突出方向に平行な前記ハウジング本体の側面から突出しており、前記切り欠きの前記2つの段差面が前記ハウジング本体を挟み込んでいることによって、前記ランドの配列方向に関する前記コネクタの変位が規制されていることが好ましい。これらによると、切り欠きの2つの段差面がハウジング本体を挟み込むことによってランドの配列方向に関するコネクタの変位が規制されるため、コネクタを基板に一層精度良く且つ強固に取り付けることができ、コネクタの基板への取り付けに対して品質が一層向上する。また、コネクタのハウジング本体がランドの配列方向に押圧されたときに、基板に対するコネクタの変位量が比較的小さな範囲に収まるため、コンタクトピンとランドとの半田付け部が一層外れにくい。
また、本発明においては、前記ハウジング本体が、前記コンタクトピンの一部が内部に配置されているとともに、相手側コネクタが挿入されるコネクタ挿入口を有する電極室と、前記電極室に隣接して配置された補助室とを備えていることが好ましい。これによると、補助室の外側から電極室に向かって圧力が加えられたときに、加えられた圧力が補助室を構成する筐体によって緩和されるため、外部からの圧力で電極室が変形しにくくなる。
このとき、前記補助室には、前記コネクタ挿入口と同じ方向に開口している開口部が形成されていることがより好ましい。これによると、開口部を介して補助室内に補強部材を挿入することにより補助室を構成する筐体の変形を抑制することができるため、外部からの圧力で電極室が変形するのを一層防止することができる。
さらにこのとき、前記補助室の内壁が、前記開口部に向かうに伴って前記補助室の外側に向かって傾斜しているテーパ形状を有していることがより好ましい。これによると、補助室に対する補強部材の挿抜が容易になる。
本発明のモールド電動機は、上述したコネクタ取付構造を有している。
本発明によると、モールド電動機が備えるコネクタが基板に精度良く且つ強固に取り付けられるため、当該基板の品質を向上すると共に、モールド電動機の品質が向上する。
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る第1の実施の形態であるコネクタについて図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態であるコネクタが取り付けられた基板の斜視図である。尚、図中の矢印は、相手側コネクタ100の挿入方向を示している。基板10は電気回路や電子回路が構成されるものである。図1に示すように、コネクタ1は、基板10に取り付けられた状態で相手側コネクタ100が挿抜されるものである。相手側コネクタ100が挿入されることにより、相手側コネクタ100が支持している電線110を、基板10が備える回路に対して電気的に接続することができる。
次に、コネクタ1について図2及び図3を参照しつつ詳細に説明する。図2は、コネクタ1の斜視図である。図3(a)は、コネクタ1を、相手側コネクタの挿入方向からみた図である。図3(b)は、コネクタ1の図3(a)に示す矢印IIIB−IIIBの断面図である。図2及び図3に示すように、コネクタ1は、5つのコンタクトピン2と、ハウジング本体3と、2つの取り付け足4と、2つの凸部5とを備えている。コンタクトピン2は、一方向に延在した線状の電極であり、相手側コネクタ2の挿入方向下流側の断面が矩形状を有している。また、コンタクトピン2は、相手側コネクタ100の挿入方向に沿って延在した状態で互いに平行になるように、且つ、相手側コネクタ100の挿入方向に直交する方向に沿って配列されるようにハウジング本体3に支持されている。また、コンタクトピン2は、その端部がハウジング本体3から突出しており、その突出した部分の側面と基板10の後述するランド12とが半田接合により電気的に接続される(図1参照)。以降、コンタクトピン2を基準としたとき、基板10と接続される側面側をコネクタ下側、コネクタ下側の反対側をコネクタ上側と称する。
ハウジング本体3は、コンタクトピン2の配列方向に沿うように延在した略直方体形状を有する有底角筐体であり、略直方体状の内部空間を備えている。図3(a)及び図3(b)に示すように、ハウジング本体3の長手方向の両側面には、コネクタ下側からコネクタ上側に向かうに伴って外側に傾斜しているテーパ面3aが形成されている。また、ハウジング本体3の内部空間には、電極室6と4つの補助室7とが形成されている。
電極室6は、ハウジング本体3の内部空間におけるコネクタ上側に配置されており、ハウジング本体3の長手方向に沿うように延在している。電極室6内には、コンタクトピン2のハウジング本体3から突出している端部の反対側の端部が配置されている。また、電極室6は、ハウジング本体3の開口と同じ方向に開口しているコネクタ挿入口6aを備えており、コネクタ挿入口6aから挿入された相手側コネクタ100と係合可能となっている。電極室6が相手側コネクタ100と係合したときに、コンタクトピン2と相手側コネクタ100が備える相手側コンタクトとが電気的に接続される。また、電極室6の長手方向両側の内壁には、コネクタ挿入口6aから電極室6の底面まで相手側コネクタ100の挿入方向に沿うように延在しているガイド6bが形成されている。このガイド6bにより、相手側コネクタ100が電極室6に正確に案内される。
4つの補助室7は、ハウジング本体3の内部空間におけるコネクタ下側に配置されており、電極室6のコネクタ下側に隣接するとともに、電極室6の長手方向に沿って一列に配列するように形成されている。また、補助室7は、コネクタ挿入口6aと同じ方向に開口している開口部7aを備えている。補助室7の内壁には、その底部から開口部7aに向かうに伴って外側に若干傾斜するテーパ面が形成されている。
2つの取り付け足4は、後述するように、コネクタ1を基板10に取り付けたときに、凸部5と相まって基板10と係合するものである(図5参照)。取り付け足4は、当接部61と挿入部62とを備えている。当接部61は、ハウジング本体3のコンタクトピン2が突出している面における長手方向の両端から、言い換えれば配列された5つのコンタクトピン2のさらなる両側からコンタクトピン2の突出方向と同じ方向に突出していると共に、コンタクトピン2のランド12に対する対向面と実質的に同じ高さに足部当接面(第1の基板当接面)61aが形成されている。挿入部62は、当接部61の突出先の先端に接続されており且つコネクタ下側に向かう方向(足部当接面61aと直交する方向)に足部当接面61aを越えて延在していると共に、延在方向の端部には係り止め部62aが形成されている。係り止め部62aは、挿入部62の端部においてハウジング本体3の外側に向かって突出するように形成されている。つまり、取り付け足4はL型形状を有している。
2つの凸部5は、後述するように、コネクタ1を基板10に取り付けたときに、取り付け足4と相まって基板10と係合するものである(図1及び図5参照)。凸部5は、ハウジング本体3の長手方向の両側面(コンタクトピン2の延在方向に沿った側面)から、当該側面に直交する方向にハウジング本体3の外側に向かって突出している板形状を有するものである。また、凸部5には、当接部61の足部当接面61aとは逆方向を向いており且つ足部当接面61aから挿入部62の延在方向に離隔した凸部当接面(第2の基板当接面)5aが形成されている。
次に、基板10について図4を参照しつつ詳細に説明する。図4は、基板10の平面図である。図4に示すように、基板10は、コネクタ1の取り付け足4が挿入される2つの挿入孔11と、コネクタ1のコンタクトピン2が半田接合により電気的に接続される5つのランド12とを備えている。また、基板10の平面が、略円盤形状を有しており、その中心部に孔13が形成されているとともに外周縁の一部に直線状の縁部14が形成されている。縁部14の中心付近には、その長手方向が縁部14に沿うように形成された矩形状を有する切り欠き部15が形成されている。切り欠き部15が有する2つの段差面の距離は、コネクタ1の後述するハウジング本体3の長手方向の幅よりも僅かに長くなっている(図5(b)参照)。
ランド12は、一方向に延在しているパターン電極であり、5つのランド12が、それぞれの長手方向が切り欠き部15の長手方向に直交するように、及び切り欠き部15の長手方向に沿うように配列されている。2つの挿入孔11は、ランド12の配列方向の両側に配置されている。
次に、コネクタ1と基板10との取付構造について図5を参照しつつ説明する。図5(a)は、基板10に取り付けられたコネクタ1を、コネクタ1の長手方向の側面からみた図である。図5(b)は、取り付けられたコネクタ1を、図5(a)に示す矢印VBの方向からみた図である。
コネクタ1が基板10に取り付けられたときには、図5(b)に示すように、コネクタ1のハウジング本体3が基板10の外側において基板10の縁部14に沿うように配置されている。そして、コンタクトピン2の対応するランド12に対向する面が、ランド12に接しているとともに半田接合により電気的に接合されている(図1参照)。そして、図5(a)に示すように、基板10の挿入孔11にはコネクタ1の取り付け足4の挿入部62が挿入されている。このとき、係り止め部62aが挿入孔11と係合している。
当接部61の足部当接面61aが、基板10のランド12が形成されている側の平面と接している。さらに、凸部5の凸部当接面5aが、基板10の足部当接面61aが接している平面の反対側の平面と接している。つまり、足部当接面61aと凸部当接面5aとで基板10を挟み込むことにより、基板10の厚み方向に関するコネクタ1の変位が規制されている。
また、図5(b)に示すように、基板10の切り欠き部15が有する2つの段差面の間にハウジング本体3が位置している。つまり、切り欠き部15が有する2つの段差面でハウジング本体3の長手方向の両面を挟み込むことにより、ハウジング本体3の長手方向に関するコネクタ1の変位が規制されている。
以上説明した第1の実施の形態によると、コネクタ1が基板10に取り付けられたとき、足部当接面61aと凸部当接面5aとで基板10を挟み込むことにより、基板10の厚み方向にコネクタ1の変位が規制されるため、コネクタ1を基板10に精度良く且つ強固に取り付けることができ、コネクタ1の基板10への取り付けに対して品質が向上する。また、コネクタ1のハウジング本体3が基板10の厚み方向に押圧されたときに、基板10に対するコネクタ1の傾き角度が比較的小さな範囲に収まるため、コンタクトピン2とランド12との半田付け部が外れにくい。
また、切り欠き部15が有する2つの段差面でハウジング本体3の長手方向の両面を挟み込んで、ハウジング本体3の長手方向にコネクタ1の変位が規制されているため、コネクタ1を基板10に一層精度良く且つ強固に取り付けることができ、コネクタ1の基板10への取り付けに対して品質が一層向上する。また、コネクタ1のハウジング本体3がランド12の配列方向に押圧されたときに、基板10に対するコネクタ1の変位量が比較的小さな範囲に収まるため、コンタクトピン2とランド13との半田付け部が一層外れにくい。
さらに、補助室7の外側から電極室6に向かって圧力が加えられたときに、加えられた圧力が補助室7を構成する筐体によって緩和されるため、外部からの圧力で電極室6が変形するのを防止することができる。
さらに、開口部7aを介して補助室7内に別途用意した補強部材を挿入することにより補助室7を構成する筐体の変形を抑制することができるため、外部からの圧力で電極室6が変形するのを一層防止することができる。
[第2の実施の形態]
以下、第1の実施の形態で示すコネクタを適用したモールド電動機について図面を参照しつつ説明する。尚、第1の実施の形態と同一の部材については、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6は、本発明に係る第二の実施の形態であるモールド電動機の斜視図である。モールドされた電動機の固定子40は、コネクタ1が半田付けされた基板10が電動機の固定子31に組み付けられ、外郭よりコネクタ1の端部を露出するようにモールドされている。モールドされた電動機の固定子40に回転子32、その他の部品が組み付けられて、モールド電動機200は構成されている。
次に、モールド電動機200の製造方法について図7及び図8を参照しつつ説明する。図7は、モールド電動機200の製造手順を示したフローチャートである。図8は、モールド金型に電動機の固定子31を装着した状態の断面図である。尚、図中の矢印はモールドする際に金型が移動する方向を示す。図7に示すように、ステップS101(以下S101と称す、他のステップも同様)において、基板10に必要な部品を実装するとともに、コネクタ1を取り付ける。そして、コネクタ1のコンタクトピン2と基板10のランド12とを半田接合する。基板10とコネクタ1との取り付け構造は第1の実施の形態と同様である(図5参照)。その後、S103に移行する。これとは別に、S102において、固定子31を製作する。固定子31の製作が完了したらS103に移行する。
S103においては、製作された固定子31に、コネクタ1が取り付けられた基板10を設置する。さらに、固定子31の配線(図示せず)に基板10の接続部(図示せず)を半田接合する。この時、固定子に基板を制度良く組み付けることにより、固定子に対してコネクタの取り付け精度が確保される。その後、S104に移行する。S104においては、基板10が装着された固定子31を、樹脂でモールドするための金型に装着する。
図8に示すように、基板10が組み付けられた電動機の固定子31をモールドするための金型は、上金型37と下金型38と差し込み金型(補強部材)39とから構成されている。
下金型38は、固定子31が装着される金型であり、モールド後に外郭から、少なくともコネクタ挿入口6a、及び開口部7aを露出させるため、コネクタ1の側壁と密着する凹部を備えている。
差し込み金型39は、コネクタ1の相手側コネクタの挿入方向側から装着される金型であり、その端部に、装着時において、開口部7aを介して補助室7内に挿入される挿入部39aが形成されている。
S105では、S104において金型に装着した電動機の固定子31のモールド成形を行う。モールド成形の際には、図8の矢印の方向に各金型が移動し、各金型の空隙部に樹脂を封入する。このとき、基板1に取り付けられているコネクタ10に樹脂圧による応力が加えられるが、補助室7側の側壁に加えられる応力は、補助室7に挿入されている差し込み金型39の挿入部39aにより緩和される。樹脂が硬化後、モールドされた固定子40を金型より取り出して、S106に移行する。
S106においては、モールドされた固定子40に対して回転子32や、その他必要な部品の組み付けを行う。これら部品の組み付けが完了することによりモールド電動機200の製造を完了する。
以上説明した第2の実施の形態によると、コネクタ1が基板10に取り付けられたとき、足部当接面61aと凸部当接面5aとで基板10を挟み込むことにより、基板10の厚み方向にコネクタ1の変位が規制されるため、コネクタ1を基板10に精度良く且つ強固に取り付けることができ、コネクタ1の基板10への取り付けに対して品質が向上すると共にモールド電動機200の品質が向上する。
さらに、開口部7aを介して補助室7内に差し込み金型39が挿入されることにより補助室7を構成する筐体の変形を抑制することができるため、外部からの樹脂圧で電極室6が変形するのを防止することができる。
加えて、補助室7の内壁が開口部7aに向かうに伴って補助室7の外側に向かって傾斜しているため、補助室7に対する差し込み金型39の挿入部39aの挿抜が容易になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、凸部5が、ハウジング本体3の長手方向の両側面から当該長手方向に沿って外側に突出する構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、凸部がハウジング本体のコンタクトピン2の突出方向に沿って突出する構成であってもよい。このとき、凸部がハウジング本体の長手方向に沿うように延在していてもよい。
また、第1の実施の形態においては、基板10に切り欠き部15形成されており、コネクタ1が基板10に取り付けられたとき、切り欠き部15の段差面がハウジング本体を挟み込む構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、切り欠き部の段差面がハウジング本体を挟み込まないように形成されていてもよいし、切り欠き部が形成されていない構成であってもよい。このとき、凸部がハウジング本体のコンタクトピン2の突出方向に沿って突出していればよい。
また、第1の実施の形態において、コンタクトピン2は、相手側コネクタ2の挿入方向下流側の断面が矩形状となる構成であるが、コンタクトピンの形状はこれに限定されるものではない。例えば、断面が円形状を有する円柱形状を有していてもよい。
さらに、第2の実施の形態においては、コネクタ1を取り付けられた基板10を電動機の固定子31と共にモールドする構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、コネクタ1を取り付けられた基板10が電動機以外のものと共にモールドされる構成であってもよいし、基板10のみがモールドされる構成でもよい。
加えて、第2の実施の形態においては、モールド時に補助室7内に差し込み金型39が挿入される構成であるが、補助室7内に差し込み金型39を挿入しない構成でもよい。この場合であっても、補助室7の筐体自体の強度により電極室10が変形するのを防止することができる。
本発明に係る第1の実施の形態であるコネクタが取り付けられた基板の斜視図である。 図1に示すコネクタの斜視図である。 図1に示すコネクタの詳細な構造を説明するための図である。 図1に示す基板の平面図である。 図1に示すコネクタと基板との取付構造を説明するための図である。 本発明に係る第2の実施の形態であるモールド電動機の斜視図である。 図6に示すモールド電動機の製造方法を示すフローチャートである。 図7に示す電動機の固定子を金型に装着した状態を示した図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 コンタクトピン
3 ハウジング本体
4 足
5 凸部
5a 凸部当接面
6 電極室
6a コネクタ挿入口
7 補助室
7a 開口部
10 基板
61 当接部
61a 足部当接面
62 挿入部
100 相手側コネクタ

Claims (8)

  1. ハウジング本体と、
    基板と接続される部分が前記ハウジング本体から突出するように前記ハウジング本体に支持された複数のコンタクトピンと、
    前記複数のコンタクトピンの両側から前記コンタクトピンと同じ方向に突出しており且つ前記コンタクトピンのランド対向面と実質的に同じ高さに第1の基板当接面が形成された当接部、及び、前記当接部の先端に接続されており且つ前記第1の基板当接面と直交する方向に前記第1の基板当接面を越えて延在し先端に係り止め部が形成された挿入部とをそれぞれ有するL型形状の2本の取り付け足とを備えており、
    前記ハウジング本体には、前記第1の基板当接面とは逆方向を向いており且つ前記第1の基板当接面から前記挿入部の延在方向に離隔した第2の基板当接面が形成された凸部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記凸部が、前記ハウジング本体において前記コンタクトピンの突出方向に沿った側面から突出していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジング本体が、
    前記コンタクトピンの一部が内部に配置されているとともに、相手側コネクタが挿入されるコネクタ挿入口を有する電極室と、
    前記電極室に隣接して配置された補助室とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記補助室には、前記コネクタ挿入口と同じ方向に開口している開口部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記補助室の内壁面が、前記開口部に向かうに伴って前記補助室の外側に向かって傾斜しているテーパ形状を有していることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 一列に配列された複数のランドが表面に形成された基板にコネクタが取り付けられた基板へのコネクタ取付構造であって、
    前記コネクタが、
    ハウジング本体と、
    基板と接続される部分が前記ハウジング本体から突出するように前記ハウジング本体に支持された複数のコンタクトピンと、
    前記複数のコンタクトピンの両側から前記コンタクトピンと同じ方向に突出しており且つ前記コンタクトピンのランド対向面と実質的に同じ高さに第1の基板当接面が形成された当接部、及び、前記当接部の先端に接続されており且つ前記第1の基板当接面と直交する方向に前記第1の基板当接面を越えて延在し先端に係り止め部が形成された挿入部とをそれぞれ有するL型形状の2本の取り付け足とを備えており、
    前記ハウジング本体には、前記第1の基板当接面とは逆方向を向いており且つ前記第1の基板当接面から前記挿入部の延在方向に離隔した第2の基板当接面が形成された凸部が形成されており、
    前記基板には2つの挿入孔が形成されており、前記挿入孔には前記取り付け足の前記挿入部が挿入されており、
    前記コンタクトピンがその先端近傍において前記ランドに電気的に接合されていると共に、前記ハウジング本体が前記基板外において前記基板の外周縁に沿った位置にあり、
    前記第1の基板当接面及び前記第2の基板当接面が前記基板を挟み込んでいることによって、前記基板の厚み方向に関する前記コネクタの変位が規制されていることを特徴とする基板へのコネクタ取付構造。
  7. 前記複数のランドと対向するように2つの段差面によって範囲が画定されており且つ前記ランドの配列方向に沿った長さが前記ハウジング本体の幅よりも僅かに長い切り欠きが、前記基板の外周縁に形成されており、
    前記凸部が、前記コンタクトピンの突出方向に平行な前記ハウジング本体の側面から突出しており、
    前記切り欠きの前記2つの段差面が前記ハウジング本体を挟み込んでいることによって、前記ランドの配列方向に関する前記コネクタの変位が規制されていることを特徴とする請求項6に記載の基板へのコネクタ取付構造。
  8. 請求項6又は7のコネクタ取付構造を有していることを特徴とするモールド電動機。
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