JP2006040215A - コンテンツ配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 不正取得による再生を防止しつつダウンロード量に制限なくコンテンツを配信することが可能なコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】 PDA20から所望のコンテンツを要求すると、当該コンテンツデータがスクランブルデータとして配信サーバ10からPDA20へとダウンロードされる。しかし、これだけでは、ダウンロードしたコンテンツをPDA20で再生することはできない。PDA20のユーザはPOSシステム30にて上記コンテンツの料金を支払うことで、復号キー情報を取得でき、この復号キーの投入によって初めてコンテンツを再生することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ダウンロード要求に応じたコンテンツを配信サーバから通信端末に配信し、当該通信端末にて再生可能とするコンテンツ配信システムに関する。
従来からコンテンツ配信サービスに課金システムを適用した技術がある(例えば下記特許文献1参照)。これらのものは、例えば月単位での定額料金システムによってダウンロードされるマルチメディアコンテンツの料金を支払うようになっていた。また、料金が入金されたことを条件にマルチメディアコンテンツのダウンロードを可能とすることで、料金を支払わないユーザに不正取得され再生されることを防止するようになっていた。
特開2004−178005公報
しかしながら、上述した定額料金システムでは、1ケ月内におけるマルチメディアコンテンツのダウンロード量に制限があり、この制限量内でしかマルチメディアコンテンツを取得できないという問題があった。また、ユーザの要望に応じてより制限量の多い料金コースへと変更することができるサービスもあるが、その変更手続きが面倒であった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、不正取得による再生を防止しつつダウンロード量に制限なくコンテンツを配信することが可能なコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係るコンテンツ配信システムは、互いに通信可能に接続される通信端末及び配信サーバを備え、前記通信端末からのダウンロード要求に応じたコンテンツを前記配信サーバから前記通信端末に配信し、当該通信端末が有する再生手段にて前記コンテンツが再生されるコンテンツ配信システムであって、前記ダウンロード要求され配信されたコンテンツの入金情報を取得するPOSシステムと、前記POSシステムにて前記入金情報が取得されたことを条件に前記通信端末またはその使用者に復号キー情報を通知する通知手段とを備え、前記配信サーバは、前記コンテンツを前記復号キー情報によって復号可能なスクランブルデータとして配信し、前記通信端末は、前記配信サーバから受信したコンテンツが、前記通知手段によって通知された前記復号キー情報に基づき復号して再生可能となるよう構成されていることを特徴とする。
<用語説明>
なお、通信端末と配信サーバとの通信は、有線配信であっても無線配信であってもよい。
また、「通信端末」は、設置型のパーソナルコンピュータであってもよい。これに限らず、例えば携帯電話機等の移動体通信装置や携帯型の個人情報機器(PDA)等であってもよい。
更に、「コンテンツ」としては、テキスト、音楽、動画などからなるマルチメディアコンテンツ、ゲームソフト等のプログラムデータなどが含まれる。
また、「再生手段」には、LRT等の表示手段やスピーカ等の発音手段などが含まれる。
<用語説明>
なお、通信端末と配信サーバとの通信は、有線配信であっても無線配信であってもよい。
また、「通信端末」は、設置型のパーソナルコンピュータであってもよい。これに限らず、例えば携帯電話機等の移動体通信装置や携帯型の個人情報機器(PDA)等であってもよい。
更に、「コンテンツ」としては、テキスト、音楽、動画などからなるマルチメディアコンテンツ、ゲームソフト等のプログラムデータなどが含まれる。
また、「再生手段」には、LRT等の表示手段やスピーカ等の発音手段などが含まれる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記配信サーバは、前記ダウンロード要求されたコンテンツの配信終了後に前記通信端末に対して当該コンテンツに対する料金請求情報を送信する送信手段を備え、前記通信端末は、前記送信手段から送信された前記料金請求情報を前記再生手段に再生示可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記通知手段は、前記POSシステムに備えられ、当該通知手段は、前記復号キー情報を紙媒体にて出力して通知する構成であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記通知手段は、前記配信サーバに備えられ、当該通知手段は、前記復号キー情報を前記通信端末に送信する構成であることを特徴とする。
<用語説明>
なお、請求項4でいう「通知手段」には、復号キー情報をデータとして通信端末に送信し、当該通信端末は上記復号キーデータを受け取ったことを条件に、予め受信したコンテンツを復号して自動或いは使用者の所定の操作によって再生させる構成であってもよい。また、通信端末への電子メールによって前記復号キー情報を通信端末の使用者に通知する構成であってもよい。なお、後者の場合、使用者は通知された復号キー情報を通信端末に入力することでコンテンツの再生が可能となる。
<用語説明>
なお、請求項4でいう「通知手段」には、復号キー情報をデータとして通信端末に送信し、当該通信端末は上記復号キーデータを受け取ったことを条件に、予め受信したコンテンツを復号して自動或いは使用者の所定の操作によって再生させる構成であってもよい。また、通信端末への電子メールによって前記復号キー情報を通信端末の使用者に通知する構成であってもよい。なお、後者の場合、使用者は通知された復号キー情報を通信端末に入力することでコンテンツの再生が可能となる。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記通信端末は、前記配信サーバと無線回線を通じて通信可能に接続される携帯端末であることを特徴とする。
<用語説明>
なお、「携帯端末」としては、例えば携帯電話機等の移動体通信装置や携帯型の個人情報機器(PDA)等が含まれる。
<用語説明>
なお、「携帯端末」としては、例えば携帯電話機等の移動体通信装置や携帯型の個人情報機器(PDA)等が含まれる。
<請求項1の発明>
本構成によれば、通信端末から所望のコンテンツを要求すると、当該コンテンツがスクランブルデータとして配信サーバから通信端末へとダウンロードされる。しかし、これだけでは、ダウンロードしたコンテンツを通信端末で再生することはできない。通信端末のユーザはPOSシステムにて上記コンテンツの料金を支払うことで、復号キー情報を取得でき、この復号キー情報の投入によって初めてコンテンツを再生することができるのである。
このような構成であれば、不正取得による再生を防止しつつダウンロード量に制限なくコンテンツを配信することができる。
本構成によれば、通信端末から所望のコンテンツを要求すると、当該コンテンツがスクランブルデータとして配信サーバから通信端末へとダウンロードされる。しかし、これだけでは、ダウンロードしたコンテンツを通信端末で再生することはできない。通信端末のユーザはPOSシステムにて上記コンテンツの料金を支払うことで、復号キー情報を取得でき、この復号キー情報の投入によって初めてコンテンツを再生することができるのである。
このような構成であれば、不正取得による再生を防止しつつダウンロード量に制限なくコンテンツを配信することができる。
<請求項2の発明>
本構成によれば、ダウンロード要求されたコンテンツの配信終了後に当該コンテンツに対する料金請求情報が通信端末に送信され再生手段に再生される。従って、使用者は支払い金額(例えば複数のコンテンツを一度にダウンロードした場合にはそれらの合計料金額など)等を確実に知ることができる。
本構成によれば、ダウンロード要求されたコンテンツの配信終了後に当該コンテンツに対する料金請求情報が通信端末に送信され再生手段に再生される。従って、使用者は支払い金額(例えば複数のコンテンツを一度にダウンロードした場合にはそれらの合計料金額など)等を確実に知ることができる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、POSシステムに備えられた通知手段によって復号キー情報が紙媒体(例えば専用用紙やレシートなど)にて出力される。従って、ユーザは料金を支払った時点で復号キー情報を取得でき、通信端末を通信回線に接続することなくダウンロードしたコンテンツを再生することができる。
本構成によれば、POSシステムに備えられた通知手段によって復号キー情報が紙媒体(例えば専用用紙やレシートなど)にて出力される。従って、ユーザは料金を支払った時点で復号キー情報を取得でき、通信端末を通信回線に接続することなくダウンロードしたコンテンツを再生することができる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、配信サーバに備えられた通知手段によって復号キー情報が通信端末に送信される。
本構成によれば、配信サーバに備えられた通知手段によって復号キー情報が通信端末に送信される。
<請求項5の発明>
本構成によれば、通信端末は、配信サーバと無線回線を通じて通信可能に接続される携帯端末である。このような構成であれば、外出先でも手元の携帯端末によって所望のコンテンツをダウンロードして、料金を支払うことでその場で上記コンテンツの再生が可能になる。
本構成によれば、通信端末は、配信サーバと無線回線を通じて通信可能に接続される携帯端末である。このような構成であれば、外出先でも手元の携帯端末によって所望のコンテンツをダウンロードして、料金を支払うことでその場で上記コンテンツの再生が可能になる。
本発明の実施施形態1について図1,2を参照しつつ説明する。
本実施形態のコンテンツ配信システム1は、例えばテキストデータ、ゲームソフト等のプログラムソフト、動画や音楽等のマルチメディアなど、各種のコンテンツを配信サーバ10から自己の携帯端末20にダウンロードして取得し、この携帯端末20にて再生できるようにするものである。
本実施形態のコンテンツ配信システム1は、例えばテキストデータ、ゲームソフト等のプログラムソフト、動画や音楽等のマルチメディアなど、各種のコンテンツを配信サーバ10から自己の携帯端末20にダウンロードして取得し、この携帯端末20にて再生できるようにするものである。
1.コンテンツ配信システムの全体構成
コンテンツ配信システム1は、配信サーバ10と携帯端末20とPOSシステム30とを備えて構成されている。
コンテンツ配信システム1は、配信サーバ10と携帯端末20とPOSシステム30とを備えて構成されている。
(1)配信サーバ
このうち配信サーバ10は、通信部11、CPU12、ROM13及びメモリ14(例えばRAMやハードディスク等)を備えるサーバコンピュータであり、メモリ14には、上記各種のコンテンツデータを管理するコンテンツデータベース(以下、「コンテンツDB15」)、上記各コンテンツデータの課金情報を管理する課金データベース(以下、「課金DB16」)や配信マネージャなどの各種のアプリケーションを実行可能なプログラムが記憶されている。通信部11は、後述するPOSネットワーク31及びインターネット40と通信可能に接続する役割を果たす。また、配信マネージャは、後述するようにダウンロード要求されたコンテンツデータをスクランブル化して配信するためのプログラムである。
このうち配信サーバ10は、通信部11、CPU12、ROM13及びメモリ14(例えばRAMやハードディスク等)を備えるサーバコンピュータであり、メモリ14には、上記各種のコンテンツデータを管理するコンテンツデータベース(以下、「コンテンツDB15」)、上記各コンテンツデータの課金情報を管理する課金データベース(以下、「課金DB16」)や配信マネージャなどの各種のアプリケーションを実行可能なプログラムが記憶されている。通信部11は、後述するPOSネットワーク31及びインターネット40と通信可能に接続する役割を果たす。また、配信マネージャは、後述するようにダウンロード要求されたコンテンツデータをスクランブル化して配信するためのプログラムである。
(2)携帯端末
本実施形態の携帯端末20は、例えば携帯型の個人情報機器(以下、「PDA20」)であり、これにはインターネット40及び無線LAN41を介して上記通信サーバ10とデータ通信可能に接続される無線通信部21、CPU22、一次メモリ23(バッファメモリ)、復号部24、メモリ25、入力部26、及び、ディスプレイ27(本発明の「再生手段」に相当)を有している。このうち一次メモリ23は、ダウンロードしたコンテンツデータを一時的に保管するためのものであり、入力部26は、PDA20の各種機能を実行させるための入力操作がされるもの(例えばコンソールやタッチパネルなど)で、後述する復号キーもこの入力部26にて入力される。復号部24は、一次メモリ23に記憶されたコンテンツデータ(スクランブルデータ)を上記復号キーに基づき復号する役割を果たす。そして、復号されたコンテンツデータはメモリ25に記憶される。また、ディスプレイ27には、メモリ25に記憶された復号済みのコンテンツデータやメニューリスト画面等が画面表示される。
本実施形態の携帯端末20は、例えば携帯型の個人情報機器(以下、「PDA20」)であり、これにはインターネット40及び無線LAN41を介して上記通信サーバ10とデータ通信可能に接続される無線通信部21、CPU22、一次メモリ23(バッファメモリ)、復号部24、メモリ25、入力部26、及び、ディスプレイ27(本発明の「再生手段」に相当)を有している。このうち一次メモリ23は、ダウンロードしたコンテンツデータを一時的に保管するためのものであり、入力部26は、PDA20の各種機能を実行させるための入力操作がされるもの(例えばコンソールやタッチパネルなど)で、後述する復号キーもこの入力部26にて入力される。復号部24は、一次メモリ23に記憶されたコンテンツデータ(スクランブルデータ)を上記復号キーに基づき復号する役割を果たす。そして、復号されたコンテンツデータはメモリ25に記憶される。また、ディスプレイ27には、メモリ25に記憶された復号済みのコンテンツデータやメニューリスト画面等が画面表示される。
(3)POSシステム
POSシステム30は、一般に、店頭のバーコード・リーダなどで商品名を確認し、その価格をコンピュータに入力して同時に売上データを管理し、商品全体の販売管理を行うシステムである。本実施形態に係るPOSシステム30は、例えばコンビニエンスストアに配置され、POSシステム30全体を管理するPOSネットワーク31と、料金を収納するためのPOSレジスタ32(金銭登録機)とを備えて構成されている。配信サーバ10はこのPOSネットワーク31にデータ通信可能に接続されている。なお、このPOSネットワーク31は、公衆回線であっても専用回線であってもよく、また、有線・無線のいずれであってもよい。
POSシステム30は、一般に、店頭のバーコード・リーダなどで商品名を確認し、その価格をコンピュータに入力して同時に売上データを管理し、商品全体の販売管理を行うシステムである。本実施形態に係るPOSシステム30は、例えばコンビニエンスストアに配置され、POSシステム30全体を管理するPOSネットワーク31と、料金を収納するためのPOSレジスタ32(金銭登録機)とを備えて構成されている。配信サーバ10はこのPOSネットワーク31にデータ通信可能に接続されている。なお、このPOSネットワーク31は、公衆回線であっても専用回線であってもよく、また、有線・無線のいずれであってもよい。
2.本実施形態の動作
図2は、配信サーバ10、POSシステム30及びPDA20の制御内容とユーザ(PDAの使用者)の操作との関係を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、S1で自分の所有するPDA20の入力部26において配信サーバ10へのアクセス操作を行う。なお、例えば上記無線LAN(ローカルエリアネットワーク)41に接続可能な所定のサービスエリア内(例えばコンビニエンスストアなどPOSシステム30が配置されている店舗内など)にPDA20が進入したときに自動で配信サーバ10へアクセスする構成としてもよい。すると、S2でPDA20のCPU22は無線通信部21を介して配信サーバ10へアクセスする。これにより、配信サーバ10からメニューリストデータがPDA20に配信され(S3)、PDA20のCPU22は、無線通信部21で受信したメニューリストデータを取得してそのメニューリスト画面を例えばブラウザソフト等によってディスプレイ27上に表示する(S4)。
図2は、配信サーバ10、POSシステム30及びPDA20の制御内容とユーザ(PDAの使用者)の操作との関係を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、S1で自分の所有するPDA20の入力部26において配信サーバ10へのアクセス操作を行う。なお、例えば上記無線LAN(ローカルエリアネットワーク)41に接続可能な所定のサービスエリア内(例えばコンビニエンスストアなどPOSシステム30が配置されている店舗内など)にPDA20が進入したときに自動で配信サーバ10へアクセスする構成としてもよい。すると、S2でPDA20のCPU22は無線通信部21を介して配信サーバ10へアクセスする。これにより、配信サーバ10からメニューリストデータがPDA20に配信され(S3)、PDA20のCPU22は、無線通信部21で受信したメニューリストデータを取得してそのメニューリスト画面を例えばブラウザソフト等によってディスプレイ27上に表示する(S4)。
このメニューリスト画面には、例えば配信サーバ10が提供可能な複数のコンテンツ名等が一覧表示されており、ユーザはPDA20の入力部26での入力操作によって所望のコンテンツ名をクリックして選択する(S5)。すると、CPU22は、S6で選択されたコンテンツのコンテンツIDを含んだダウンロード要求信号を配信サーバ10に送信する。これにより配信サーバ10のCPU12は、S7で受信したコンテンツIDに対応したコンテンツデータをコンテンツDB15から抽出し、このコンテンツデータをスクランブル化してスクランブルデータとしてPDA20に配信する(S8)。また、このとき、CPU12は、このスクランブルデータを復号するための復号キー情報を、例えば要求された上記コンテンツの請求番号及び請求金額と対応付けて課金DB16に記憶する。なお、この配信方式としてはマルチキャスト方式、ユニキャスト方式のいずれの方式であってもよい。
一方、このスクランブルデータは、PDA20の無線通信部21にて受信され一次メモリ23に一時的に格納される(S9)。ここで、一次メモリ23に格納されたスクランブルデータは復号キーを取得しなければディスプレイ27上で再生することはできない。ユーザは、この復号キーを取得する必要がある。
まず、PDA20のCPU22は、ユーザがダウンロード要求したスクランブルデータの全てのダウンロードが完了したときに、ダウンロード完了通知を配信サーバ10に返信する(S10)。配信サーバ10のCPU12は、このダウンロード完了通知を受けると、S11で料金請求情報をPDA20に送信する。この料金請求情報には、ダウンロード要求されたコンテンツに対応する請求番号・請求金額、及び/又は、それらの情報を二次元コード化した2次元バーコードが含まれている。
PDA20のCPU22は、受信した料金請求情報に含まれる2次元バーコードをディスプレイ27に表示させる(S12)。そして、ユーザは、POSシステム30がある場所に行き、そのPOSレジスタ32にて上記ディスプレイ27に表示された2次元バーコードを読み取らせてコンテンツの請求番号及び請求金額を取得させる(S13)。そして、POSレジスタ32のオペレータは、取得した請求金額をユーザに伝え、S14でユーザから支払われた請求金額を受け取ってPOSレジスタ32に入力する(S15)。すると、POSレジスタ32は請求番号と収納金額の情報を、POSネットワーク31を介して配信サーバ10に送信する(S16)。
これに対し、配信サーバ10のCPU12は、受信した請求番号及び収納金額の情報と、課金DB16に記憶された請求番号及び請求金額とを照合し、その照合が一致すれば、それに対応付けて記憶された復号キー情報をPOSシステム30に返信する(S17)。そして、POSレジスタ32は、例えばそれに内臓された印刷部によって印刷されるレシート(紙媒体。被記録媒体。)に上記復号キーも付して印刷出力する(S18)。このレシートがPOSレジスタ32のオペレータからユーザに渡されることでユーザは復号キーを取得することができるのである。
ユーザは、S19で取得した復号キーを例えば入力部26にてPDA20に入力することで、一次メモリ23に格納されたスクランブルデータが復号部24によって復号され、その復号化されたコンテンツデータがメモリ25に記憶される。後は、所定の入力操作を行うことで、メモリ25に記憶されたコンテンツデータがCPU22に読み取られディスプレイ27にて再生できるようになる(S20)。
3.本実施形態の効果
(1)本実施形態によれば、PDA20から所望のコンテンツを要求すると、当該コンテンツデータがスクランブルデータとして配信サーバ10からPDA20へとダウンロードされる。しかし、これだけでは、ダウンロードしたコンテンツをPDA20で再生することはできない。PDA20のユーザはPOSシステム30にて上記コンテンツの料金を支払うことで、復号キー情報を取得でき、この復号キーの投入によって初めてコンテンツを再生することができるのである。
このような構成であれば、不正取得による再生を防止しつつダウンロード量に制限なくコンテンツを配信することができる。なお、本実施形態は、クレジットカードによるクレジット課金システムを利用する構成を適用してもよいが、上記の構成であれば、クレジットカードを所有しないユーザであっても利用することができる。
(1)本実施形態によれば、PDA20から所望のコンテンツを要求すると、当該コンテンツデータがスクランブルデータとして配信サーバ10からPDA20へとダウンロードされる。しかし、これだけでは、ダウンロードしたコンテンツをPDA20で再生することはできない。PDA20のユーザはPOSシステム30にて上記コンテンツの料金を支払うことで、復号キー情報を取得でき、この復号キーの投入によって初めてコンテンツを再生することができるのである。
このような構成であれば、不正取得による再生を防止しつつダウンロード量に制限なくコンテンツを配信することができる。なお、本実施形態は、クレジットカードによるクレジット課金システムを利用する構成を適用してもよいが、上記の構成であれば、クレジットカードを所有しないユーザであっても利用することができる。
(2)また、ダウンロード要求されたコンテンツの配信完了後に当該コンテンツに対する料金請求情報がPDA20に送信されディスプレイ27に再生される。従って、ユーザは支払い金額等を確実に知ることができる。
(3)更に、POSシステム30によって復号キー情報がレシートにて出力印刷される。従って、ユーザは料金を支払った時点で復号キー情報を取得でき、PDA20を通信回線に接続することなく、ダウンロードしたコンテンツを再生することができる。
(4)また、通信端末は、配信サーバ10と無線LAN41を通じて通信可能に接続されるPDA20である。このような構成であれば、外出先でも手元のPDA20によって所望のコンテンツをダウンロードして、料金を支払うことでその場で上記コンテンツの再生が可能になる。
<実施形態2>
図3は(請求項4の発明に対応する)実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、復号キー情報を通知する通知手段の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
上記実施形態1では、配信サーバ10のCPU12は、S16でPOSレジスタ32から受信した請求番号及び収納金額の情報と、課金DB16に記憶された請求番号及び請求金額とを照合し、その照合が一致したとき、それに対応付けて記憶された復号キー情報をPOSシステム30に返信する(S17)構成とした。
図3は(請求項4の発明に対応する)実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、復号キー情報を通知する通知手段の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
上記実施形態1では、配信サーバ10のCPU12は、S16でPOSレジスタ32から受信した請求番号及び収納金額の情報と、課金DB16に記憶された請求番号及び請求金額とを照合し、その照合が一致したとき、それに対応付けて記憶された復号キー情報をPOSシステム30に返信する(S17)構成とした。
これに対して、本実施形態では、図3に示すように、配信サーバ10のCPU12は、S30において、受信した請求番号及び収納金額の情報と、課金DB16に記憶された請求番号及び請求金額とを照合し、その照合が一致したとき、それに対応付けて記憶された復号キー情報をデータとしてPDA20に送信するのである。すると、PDA20側ではその復号キーデータを受信し(S31)、これをCPU22が読み込んで復号部24に与えることで、一次メモリ23に格納されたスクランブルデータが復号部24によって自動で復号され、その復号化されたコンテンツデータがメモリ25に記憶される。
後は、所定の入力操作を行うことで、メモリ25に記憶されたコンテンツデータがCPU22に読み取られディスプレイ27にて再生できるようになる(S20)。このとき、スクランブルデータが復号された時点で自動でディスプレイ27に再生動作をさせる構成であってもよい。また、復号キーデータを受信した時点でその受信した旨をディスプレイ27等の再生手段にて再生させることで、ユーザに復号キーデータを受信したことでコンテンツの再生が可能になったことを通信するようにしてもよい。
このような構成であれば、ユーザが復号キー情報を入力する必要がなく、コンテンツ再生が可能になる。
このような構成であれば、ユーザが復号キー情報を入力する必要がなく、コンテンツ再生が可能になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、インターネット40を介して配信サーバ10とPDA20とのデータ通信を行う構成であったが、これに限らず、社内のイントラネットを介してデータ通信を行う構成であってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、インターネット40を介して配信サーバ10とPDA20とのデータ通信を行う構成であったが、これに限らず、社内のイントラネットを介してデータ通信を行う構成であってもよい。
(2)また、上記各実施形態において、複数のコンテンツをまとめてダウンロード要求する構成であってもよい。この場合、それぞれ別々の復号キーであっても、共通の復号キーであってもよい。
(3)また、上記各実施形態の構成以外に、例えば、配信サーバ10からPDA20への電子メールによって復号キーを通知する構成であってもよい。
1…コンテンツ配信システム
10…配信サーバ
11…通信部(送信手段)
20…PDA(通信端末、携帯端末)
24…復号部
27…ディスプレイ(再生手段)
30…POSシステム
32…POSレジスタ(通知手段)
10…配信サーバ
11…通信部(送信手段)
20…PDA(通信端末、携帯端末)
24…復号部
27…ディスプレイ(再生手段)
30…POSシステム
32…POSレジスタ(通知手段)
Claims (5)
- 互いに通信可能に接続される通信端末及び配信サーバを備え、前記通信端末からのダウンロード要求に応じたコンテンツを前記配信サーバから前記通信端末に配信し、当該通信端末が有する再生手段にて前記コンテンツが再生されるコンテンツ配信システムであって、
前記ダウンロード要求され配信されたコンテンツの入金情報を取得するPOSシステムと、
前記POSシステムにて前記入金情報が取得されたことを条件に前記通信端末またはその使用者に復号キー情報を通知する通知手段とを備え、
前記配信サーバは、前記コンテンツを前記復号キー情報によって復号可能なスクランブルデータとして配信し、
前記通信端末は、前記配信サーバから受信したコンテンツが、前記通知手段によって通知された前記復号キー情報に基づき復号して再生可能となるよう構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記配信サーバは、前記ダウンロード要求されたコンテンツの配信終了後に前記通信端末に対して当該コンテンツに対する料金請求情報を送信する送信手段を備え、
前記通信端末は、前記送信手段から送信された前記料金請求情報を前記再生手段に再生可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記通知手段は、前記POSシステムに備えられ、当該通知手段は、前記復号キー情報を紙媒体にて出力して通知する構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記通知手段は、前記配信サーバに備えられ、当該通知手段は、前記復号キー情報を前記通信端末に送信する構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記通信端末は、前記配信サーバと無線回線を通じて通信可能に接続される携帯端末であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8255679B2 (en) | 2007-04-20 | 2012-08-28 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Receiver and receiving method |
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2004
- 2004-07-30 JP JP2004223322A patent/JP2006040215A/ja active Pending
Cited By (1)
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US8255679B2 (en) | 2007-04-20 | 2012-08-28 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Receiver and receiving method |
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