JP2006040168A - フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 - Google Patents

フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フラッシュメモリ上のファイルデータを管理するために記憶したファイルアロケーションテーブルを更新する際に、高速に更新できるようにする。
【解決手段】 フラッシュメモリ2の記憶領域に、ホストシステム20から与えられるファイルデータが記憶される。これに対し、ファイルデータを管理するためのファイルアロケーションテーブル(FAT)をFRAM4に格納する。ファイルデータが更新されるごとにFATが更新されるが、FRAM4にFATを記憶させることにより、変更の必要な箇所のみを更新するだけで更新処理を終了できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法に関する。
近年、メモリーカードやシリコンディスク等の形態でメモリシステムに使用される半導体メモリとして、フラッシュメモリが広く採用されている。フラッシュメモリに格納されたデータは、電力が供給されていないときでも保持されていることが要求される。
NAND型フラッシュメモリは、上記のメモリシステムで特に多く用いられるフラッシュメモリである。
NAND型フラッシュメモリに含まれている複数のメモリセルのそれぞれは、消去状態のときに論理値"1"を示し、書込み状態の時に"0"を示す。そして、複数のメモリセルは、他のメモリセルとは独立して消去状態から書込状態へと変化することができる。
これとは対照的に、書込状態から消去状態へと変化させるときには、各メモリセルは他のメモリセルと独立して変化させることができない。この書込状態から消去状態に変化させるときには、ブロックと称される予め定められた所定数のメモリセルを全て同時に消去状態にする。この一括消去動作は、一般的に、「ブロック消去」と称されている。NAND型フラッシュメモリに対する書込処理若しくは読出処理は、ページと称される予め定められた数のメモリセル単位に処理が行なわれる。消去処理の単位であるブロックは複数のページで構成されている。
このようなフラッシュメモリには、書込み回数(消去回数)に制限があるため、一部のブロックに書込み(消去)が集中すると、そのブロックにおける書込み(消去)回数が制限を超えて不良ブロック化し、正常にデータの書込みを行なうことができなくなる。
従って、FAT(ファイル・アロケーション・テーブル)ファイルシステムのようなファイル管理を用いてフラッシュメモリにファイルデータを記憶させる場合にフラッシュメモリの寿命を延ばすためには、書替え回数の多くなるFAT(ファイル・アロケーション・テーブル)の書込みが、一部のブロックに集中しないように管理しなければならない。
下記特許文献1では、フラッシュメモリの記憶領域内にFATを記憶するテーブル領域を複数を形成し、そのテーブル領域を、ローテーションして使用することにより、書込み回数を平準化させている。
下記特許文献2では、FATを、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMという)に読出し、RAM上で更新することにより、フラッシュメモリの書替回数の増大を抑制している。
特開平11−249968号公報 特開平7−295866号公報
特許文献1では、フラッシュメモリ上でFATの更新を行なっている。そのため、FATを更新するときに、消去済みブロックに更新後のFATを再書込みしなければならない。これにより、FATの更新処理時間が長くなる。
又、特許文献2では、FATを、RAM上で更新しているので、突然電源が遮断された場合、最新のFATのデータが消失しまう。
本発明は、このような従来の問題を解決し、FATの更新時間を短くできると共に、電源を切断するときに、FATをバックアップしなくてもよいフラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るフラッシュメモリシステムは、データの書込み及び読出しがページ単位で行われ、データの消去が複数ページからなるブロック単位で行われる記憶領域を有し、該記憶領域にホスト側から与えられたファイルデータを記憶するデータ領域が割当てられたフラッシュメモリと、データの重ね書きが可能な記憶領域を有し、該記憶領域に前記ファイルデータを管理するためのファイル・アロケーション・テーブルを記憶するテーブル領域が割当てられた重ね書き可能な不揮発性メモリと、前記データ領域に記憶されているファイルデータの更新に対応して、前記ファイル・アロケーション・テーブルを更新するテーブル更新手段と、前記重ね書き可能な不揮発性メモリに記憶されたファイル・アロケーション・テーブルに基づき、前記データ領域に対するアクセスを制御するアクセス制御手段と、を備えることを特徴とする。
なお、前記データ領域に記憶されているファイルデータに関するファイル情報を記憶するディレクトリ領域が、前記重ね書き可能な不揮発性メモリの記憶領域に割当てられてもよい。
また、起動時に使用される初期化情報を記憶するブートセクタが、前記重ね書き可能な不揮発性メモリの記憶領域に割当てられてもよい。
また、前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、強誘電体メモリで構成されてもよい。
また、前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、前記テーブル領域が割当てられた記憶領域を持つスタティックランダムアクセスメモリと、前記スタティックランダムアクセスメモリに記憶された情報をバックアップするバックアップ手段と、を備えてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るフラッシュメモリの制御方法は、データの書込み及び読出しがページ単位で行われ、データの消去が複数ページからなるブロック単位で行われる記憶領域を有し、該記憶領域にホスト側から与えられたファイルデータを記憶するデータ領域が割当てられたフラッシュメモリと、データの重ね書きが可能な記憶領域を有し、該記憶領域に前記ファイルデータを管理するためのファイル・アロケーション・テーブルを記憶するテーブル領域が割当てられた重ね書き可能な不揮発性メモリとを備えるシステムにおいて、前記フラッシュメモリに記憶されているファイルデータの更新に対応して、前記ファイル・アロケーション・テーブルを更新する処理と、前記重ね書き可能な不揮発性メモリに記憶されたファイル・アロケーション・テーブルに基づき、データ領域に対するアクセスを制御する処理と、を行なうことを特徴とする。
なお、前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、強誘電体メモリで構成されていてもよい。
また、前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、前記テーブル領域が割当てられた記憶領域を持つスタティックランダムアクセスメモリと、前記スタティックランダムアクセスメモリに記憶された情報をバックアップするバックアップ手段と、を備えてもよい。
本発明によれば、フラッシュメモリにファイルデータを記憶させる場合に、FATを重ね書き可能な不揮発性メモリ上で更新し、保存するようにしたので、FATの更新時間を短くできる。また、突然電源が遮断された場合に、最新のFATのデータが消失してしまうという問題も解消される。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るフラッシュメモリシステム1を概略的に示す機能ブロック図である。
図1に示したようにフラッシュメモリシステム1は、NAND型フラッシュメモリで構成されたフラッシュメモリ2と、フラッシュメモリ2を制御するメモリコントローラ3と、フラッシュメモリ2に記憶されているファイルデータを管理するためのファイル・アロケーション・テーブル(以下、FATという)を保存する強誘電体メモリ(Ferroelectric RAM:以下、FRAMという)4とで構成されている。
フラッシュメモリシステム1は、ホストシステム20に着脱可能に装着されて使用され、ホストシステム20の一種の外部記憶装置として用いられる。ホストシステム20から与えられたファイルデータが、フラッシュメモリ2に格納される。フラッシュメモリ2のファイルデータを管理するためのFAT(ファイル・アロケーション・テーブル)がFRAM4に記憶される。
尚、ホストシステム20としては、文字、音声、或いは画像情報等の種々の情報を処理するパーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラをはじめとする各種情報処理装置が挙げられる。
フラッシュメモリ2は、ページ単位で読出し又は書込みを実行し、ブロック単位で消去を実行するデバイスである。
メモリコントローラ3は、ホストインターフェース制御ブロック5と、マイクロプロセッサ6と、ホストインターフェースブロック7と、ワークエリア8と、バッファ9と、内部インターフェースブロック10と、ECC(エラー・コレクション・コード)ブロック11と、フラッシュメモリシーケンサブロック12とから構成される。
これら機能ブロックによって構成されるメモリコントローラ3は、一つの半導体チップ上に集積されている。以下に各ブロックの機能を説明する。
マイクロプロセッサ6は、メモリコントローラ3を構成する各機能ブロック全体の動作を制御する機能ブロックである。
ホストインターフェース制御ブロック5は、ホストインターフェースブロック7の動作を制御する機能ブロックである。ここで、ホストインターフェース制御ブロック5は、ホストインターフェースブロック7の動作を設定する動作設定レジスタ(図示せず)を備えており、この動作設定レジスタに基づきホストインターフェースブロック7は動作する。
ホストインターフェースブロック7は、ホストシステム20とデータ、アドレス情報、ステータス情報及び外部コマンド情報の授受を行なう機能ブロックである。すなわち、フラッシュメモリシステム1がホストシステム20に装着されると、フラッシュメモリシステム1とホストシステム20とは、外部バス13を介して相互に接続される。この状態において、ホストシステム20よりフラッシュメモリシステム1に供給されるデータ等は、ホストインターフェースブロック7を入口としてメモリコントローラ3の内部に取り込まれる。フラッシュメモリシステム1からホストシステム20に供給されるデータ等は、ホストインターフェースブロック7を出口としてホストシステム20に供給される。
さらに、ホストインターフェースブロック7は、ホストシステム20より供給されるアドレス情報及び外部コマンドを一時的に保持するタスクファイルレジスタ(図示せず)及びエラーが発生した場合にセットされるエラーレジスタ(図示せず)等を有している。
ワークエリア8は、フラッシュメモリ2の制御に必要なデータが一時的に格納される作業領域であり、複数のスタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory:以下、SRAMという)によって構成される機能ブロックである。
バッファ9は、フラッシュメモリ2から読出したデータ及びフラッシュメモリ2に書込むデータを一時的に保持する機能ブロックである。すなわち、フラッシュメモリ2から読出したデータは、ホストシステム20の受取り準備ができるまでバッファ9に保持され、フラッシュメモリ2に書込むデータは、フラッシュメモリ2の書込み準備ができるまでバッファ9に保持される。
フラッシュメモリシーケンサブロック12は、内部コマンドに基づきフラッシュメモリ2の動作を制御する機能ブロックである。フラッシュメモリシーケンサブロック12は、複数のレジスタ(図示せず)を備え、この複数のレジスタに内部コマンドを実行する際に必要な情報が設定される。この複数のレジスタに内部コマンドを実行する際に必要な情報が設定されると、フラッシュメモリシーケンサブロック12は、その情報に基づいて処理を実行する。
ここで、「内部コマンド」とは、メモリコントローラ3からフラッシュメモリ2に与えられるコマンドであり、ホストシステム20からフラッシュメモリシステム1に与えられるコマンドである「外部コマンド」とは区別される。
内部インターフェースブロック10は、内部バス14を介して、フラッシュメモリ2或いはFRAM4とデータ、アドレス情報、ステータス情報、内部コマンド情報及びデバイスID情報等の授受を行なう機能ブロックである。尚、フラッシュメモリ2用のバスとFRAM4用のバスについては、一部を共用(例えば、データバスを共用)しても、別々に設けてもよい。
ECCブロック11は、フラッシュメモリ2に書込むデ―タに付加されるエラーコレクションコードを生成するとともに、フラッシュメモリ2から読出したデータに付加されたエラーコレクションコードに基づいて、読出したデータに含まれる誤りを検出・訂正する機能ブロックである。
次に、フラッシュメモリ2について説明する。
フラッシュメモリシステム1で、フラッシュメモリ2を構成するNAND型フラッシュメモリは、ストレージデバイスへの用途として(ハードディスクの代わりになるものとして)開発された不揮発性メモリである。このNAND型フラッシュメモリは、ランダムアクセスを行なうことができず、書込みと読出しはページ単位で、消去はブロック単位で行なわれる。又、データの上書きができないので、データを書込むときは、消去されている領域にデータの書込みを行なう。
フラッシュメモリ2は、このような特徴を有するため、通常、データの書替を行なう場合には、ブロック消去されている消去済みブロックに新たなデータ(書替後のデータ)を書込み、古いデータ(書替前のデータ)が書込まれていたブロックを消去するという処理を行なっている。このようなデータの書替えを行なった場合、書替後のデータは、書替前のデータと異なるブロックに書込まれる。
そのため、ホストシステム20側から与えられるアドレスに基づく論理ブロックアドレスと、フラッシュメモリ2内でのブロックアドレスである物理ブロックアドレスとの対応関係は、データを書替える毎に動的に変化する。この論理ブロックアドレスと物理ブロックアドレスとの対応関係は、通常、その対応関係を示したアドレス変換テーブルによって管理されており、アドレス変換テーブルは、後述する対応論理ブロックアドレスに基づいて作成される。
上記ブロックの構成は、NAND型フラッシュメモリの仕様によって異なる。
図2(a),(b)は、ブロックとページの関係を示す説明図である。
一般的なNAND型フラッシュメモリでは、図2(a)に示したように、1ブロックが32ページ(P00〜P31)で構成され、各ページが512バイトのユーザ領域と16バイトの冗長領域で構成されている。
又、記憶容量の増加に伴い、図2(b)に示したように、1ブロックが64ページ(P00〜P63)で構成され、各ページが2048バイトのユーザ領域と64バイトの冗長領域で構成されているものも提供されている。
この実施形態のフラッシュメモリ2では、1ブロックが32ページ(P00〜P31)で構成され、各ページを512バイトのユーザ領域と16バイトの冗長領域で構成したものを用いる。
ユーザ領域は、主に、ホストシステム20から供給されるファイルデ―タが記憶されるデータ領域であり、冗長領域は、エラーコレクションコード、対応論理ブロックアドレス及びブロックステータス等の付加データが記憶される領域である。
エラ―コレクションコードとは、ユーザ領域に記憶されているデータに含まれる誤りを検出、訂正するための付加データであり、外部のECCブロック11によって生成される。
対応論理ブロックアドレスは、そのブロックにデータが格納されている場合に、そのブロックがどの論理ブロックアドレスに対応するかを示している。尚、そのブロックにデータが格納されていない場合は、対応論理ブロックアドレスも格納されていないので、対応論理ブロックアドレスが格納されているか否かで、そのブロックが消去済ブロックであるか否かを判断することもできる。つまり、対応論理ブロックアドレスが格納されていない場合は、消去済ブロックであると判断される。
ブロックステータスは、そのブロックが不良ブロック(正常にデータの書込み等を行なうことができないブロック)であるか否かを示すフラグであり、そのブロックが不良ブロックであると判断された場合には、不良ブロックであることを示すフラグが設定される。
一般的なNAND型フラッシュメモリと同様に、フラッシュメモリ2は、書込みデータ若しくは読出しデータを保持するためのレジスタと、データを記憶するメモリセルアレイによって構成されている。メモリセルアレイは、複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセル群を複数備えており、ワード線によってメモリセル群の特定のメモリセルが選択される。このワード線によって選択されたメモリセルとレジスタとの間で、データの複写(レジスタからメモリセルへの複写、若しくはメモリセルからレジスタへの複写)が行なわれる。
メモリセルアレイを構成するメモリセルは、2つのゲートを備えたMOSトランジスタで構成されている。ここで、上側のゲートはコントロールゲートと呼ばれ、下側のゲートはフローティングゲートと呼ばれている。フローティングゲートに電荷(電子)を注入若しくはフローティングゲートから電荷(電子)を排出することによって、データの書込み若しくはデータの消去を行なっている。
このフローティングゲートは周囲を絶縁体で囲まれているので、注入された電子は長期間にわたって保持される。尚、フローティングゲートに電子を注入するときは、コントロールゲートが高電位側となる高電圧を印加して電子を注入し、フローティングゲートから電子を排出するときは、コントロールゲートが低電位側となる高電圧を印加して電子を排出する。
フローティングゲートに電子が注入されている状態(書込状態)が、論理値の"0"のデータに対応し、フローティングゲートから電子が排出されている状態(消去状態)が、論理値の"1"のデータに対応する。
次に、FRAM4について説明する。
FRAM4は、強誘電体膜の自発分極現象を利用したメモリであり、印加電界方向によって反転する分極方向により、データを記憶している。メモリセルに強誘電体膜を採用することによって、データの不揮発特性を確保している。このFRAM4の記憶領域は、フラッシュメモリ2に記憶されるファイルデータを管理する情報としてFATが保存されるテーブル領域が割当てられる。更に、FATファイルシステムで、ブートレコードやディレクトリ領域に記憶されている情報を保存してもよい。マイクロプロセッサ6は、FATをFRAM4に保存すると共に、その更新を適宜に実施する。
次に、フラッシュメモリシステム1で用いられているファイル管理システムであるFATファイルシステムについて説明する。
図3は、記憶領域の割当ての説明図である。
FATファイルシステムでは、データ領域に記憶されるファイルデータが、ブートレコード、FAT領域及びディレクトリ領域に記憶されている情報によって管理されている。本発明に係るフラッシュメモリシステム1では、図3に示したように、データ領域がフラッシュメモリ2の記憶領域に割当てられ、テーブル領域はFRAM4のような重ね書き可能な不揮発性メモリの記憶領域に割当てられている。又、ブートレコードやディレクトリ領域も、FRAM4のような重ね書き可能な不揮発性メモリの記憶領域に割当てられることが好ましい。
データ領域に記憶されるファイルデータは、1又は複数のページで構成されたクラスタ単位で保存される。1つのファイルが複数のクラスタに分けて保存されている場合、それらのクラスタがどのような順序でつながって、1つのファイルを構成しているかは、FATによって管理されている。
このFATによる管理について、図4を参照して説明する。
図4は、クラスタとFATエントリの関係を示す説明図である。
データ領域に記憶されているファイルのファイル名、拡張子、ファイルサイズ、更新年月日、ファイルの最初のクラスタ等は、ディレクトリ領域に記憶される。
例えば、FILE6の最初のクラスタが15(0000 000Fh(16進数))の場合、テーブル領域の15番目のクラスタに対応するFATエントリに、このクラスタにつながるクラスタの番号、若しくはこのクラスタが最終であることを示す数値が記憶される。
図4の例では。15番目のクラスタに対応するFATエントリには、25(0000 0019h(16進数))が記憶されている。25番目のクラスタに対応するFATエントリには、17(0000 0011h(16進数))が記憶されている。17番目のクラスタに対応するFATエントリには、19(0000 0013h(16進数))が記憶されている。19番目のクラスタに対応するFATエントリには、28(0000 001Ch(16進数))が記憶されている。28番目のクラスタに対応するFATエントリには、最終のクラスタであることを示す268435455(0FFF FFFFh(16進数))が記憶されている。
これらのFATエントリから、FILE6は、15番目のクラスタ、25番目のクラスタ、17番目のクラスタ、19番目のクラスタ及び28番目のクラスタを、この順番でつなげたファイルであることがわかる。
クラスタは、1又は複数のページで構成されている。例えば、フラッシュメモリ2の1ブロックが32個のページで構成されている場合に、クラスタが8個のページで構成されていれば、4クラスタがフラッシュメモリ2の1ブロックに対応する。この構成で、同一のブロックに割当てられている4クラスタのうちの1つだけを書替える場合、他の3つクラスタについても、他の消去済ブロックに割当てられているクラスタに再書込みしなければならない。
ファイルの一部が異なるクラスタに書替えられた場合、書替えられたクラスタのFATエントリだけでなく、そのクラスタがつながる1つ前のクラスタのFATも書替えなければならない。例えば、17番目のクラスタに書込まれていたデータを更新するときに、33番目のクラスタに新たなデータを書込んだ場合は、33番目のクラスタに対応するFATエントリに19(0000 0013h(16進数))を書込むと共に、25番目のクラスタに対応するFATエントリを、17(0000 0011h(16進数))から33(0000 0021h(16進数))に書替えなければならない。尚、17番目のクラスタに記憶されていたデータは消去され、17番目のクラスタに対応するFATエントリには、未使用クラスタを示す0(0000 0000h(16進数))が書込まれる。
正常な書込みを行なうことができない不良ブロックが発生した場合には、そのブロックに割当てられているクラスタのFATエントリに、不良クラスタを示す268435447(0FFF FFF7h(16進数))が書込まれる。
上記のように、ファイルの書込み、書替えに伴いFATエントリは頻繁に書替えられるため、ページ単位で書込みが行なわれ、ブロック単位で消去が行なわれる。フラッシュメモリ2内にテーブル領域を割当てた場合、FATの更新処理が非常に煩雑になる。しかし、本実施形態のフラッシュメモリシステム1では、テーブル領域がFRAM4のような重ね書き可能な不揮発性メモリに割当てられているので、変更のあったFATだけを書替えるだけでよい。これにより、更新処理の高速化が期待できる。また、電源が途中で切れても、FATの最新の情報が消失することがなく、信頼性が向上する。
尚、上記の説明では、重ね書き可能な不揮発性メモリとしてFRAM4を用いている。FRAMは、DRAMセルにおいて電荷を保持する誘電体キャパシタを強誘電体とすることで不揮発性を強化したものである。重ね書き可能な不揮発性メモリとしてFRAM以外にも、熱によりアモルファス状態と結晶状態を切替えて抵抗値を変化させることで“1”と“0”とを記憶するOUM(Ovonic Unified Memory)や、強磁性トンネル磁気抵抗効果(TMR:Tunnel Magneto Resistance)素子を用いて抵抗値の変化を論理値の"1"と"0"とに対応させるMRAM(Magnetic RAM)等が、使用できる。
さらに、FRAM4は、SRAMにデータバックアップ用EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)を搭載したものや、SRAMのデータを電池でバックアップしたもの(Battery Back Up SRAM)であってもよい。
本発明の実施形態に係るフラッシュメモリシステムを示す機能ブロック図である。 ブロックとページの関係を示す説明図である。 フラッシュメモリとFRAMに割当てられた領域を示す説明図である。 クラスタとFAT(ファイル・アロケーション・テーブル)エントリの関係を示す説明図である。
符号の説明
1 フラッシュメモリシステム
2 フラッシュメモリ
3 メモリコントローラ
4 FRAM
5 ホストインターフェース制御ブロック
6 マイクロプロセッサ
7 ホストインターフェースブロック
8 ワークエリア
9 バッファ
10 内部インターフェースブロック
11 ECCブロック
12 フラッシュメモリシーケンサブロック
13 外部バス
14 内部バス
20 ホストシステム

Claims (8)

  1. データの書込み及び読出しがページ単位で行われ、データの消去が複数ページからなるブロック単位で行われる記憶領域を有し、該記憶領域にホスト側から与えられたファイルデータを記憶するデータ領域が割当てられたフラッシュメモリと、
    データの重ね書きが可能な記憶領域を有し、該記憶領域に前記ファイルデータを管理するためのファイル・アロケーション・テーブルを記憶するテーブル領域が割当てられた重ね書き可能な不揮発性メモリと、
    前記データ領域に記憶されているファイルデータの更新に対応して、前記ファイル・アロケーション・テーブルを更新するテーブル更新手段と、
    前記重ね書き可能な不揮発性メモリに記憶されたファイル・アロケーション・テーブルに基づき、前記データ領域に対するアクセスを制御するアクセス制御手段と、
    を備えることを特徴とするフラッシュメモリシステム。
  2. 前記データ領域に記憶されているファイルデータに関するファイル情報を記憶するディレクトリ領域が、前記重ね書き可能な不揮発性メモリの記憶領域に割当てられていることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュメモリシステム。
  3. 起動時に使用される初期化情報を記憶するブートセクタが、前記重ね書き可能な不揮発性メモリの記憶領域に割当てられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフラッシュメモリシステム。
  4. 前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、強誘電体メモリで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフラッシュメモリシステム。
  5. 前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、
    前記テーブル領域が割当てられた記憶領域を持つスタティックランダムアクセスメモリと、
    前記スタティックランダムアクセスメモリに記憶された情報をバックアップするバックアップ手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフラッシュメモリシステム。
  6. データの書込み及び読出しがページ単位で行われ、データの消去が複数ページからなるブロック単位で行われる記憶領域を有し、該記憶領域にホスト側から与えられたファイルデータを記憶するデータ領域が割当てられたフラッシュメモリと、
    データの重ね書きが可能な記憶領域を有し、該記憶領域に前記ファイルデータを管理するためのファイル・アロケーション・テーブルを記憶するテーブル領域が割当てられた重ね書き可能な不揮発性メモリとを備えるシステムにおいて、
    前記フラッシュメモリに記憶されているファイルデータの更新に対応して、前記ファイル・アロケーション・テーブルを更新する処理と、
    前記重ね書き可能な不揮発性メモリに記憶されたファイル・アロケーション・テーブルに基づき、データ領域に対するアクセスを制御する処理と、
    を行なうことを特徴とするフラッシュメモリの制御方法。
  7. 前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、強誘電体メモリで構成されていることを特徴とする請求項6に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  8. 前記重ね書き可能な不揮発性メモリは、
    前記テーブル領域が割当てられた記憶領域を持つスタティックランダムアクセスメモリと、
    前記スタティックランダムアクセスメモリに記憶された情報をバックアップするバックアップ手段と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載のフラッシュメモリの制御方法。
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