JPWO2016135887A1 - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

FE部は、FE部の起動完了からBE部の起動完了までの間にディスクが交換されたか否かをディスク交換有無情報として管理する。BE部は、FE部がディスクから読み出したデータに含まれる識別情報を、不揮発メモリである識別情報記憶部に記憶させる。BE部の起動が完了したときにディスク交換有無情報がディスクの交換がなかったことを示している場合、BE部は識別情報記憶部に記憶されている識別情報を用いてディスクの再生処理を行う。

Description

この発明は、ディスクからデータを読み出して再生するディスク装置に関するものである。
従来のディスク装置は、電源がオフ状態からオン状態になって起動してすぐにディスクの再生を開始する際、ディスクの識別情報を毎回必ずディスクから読み出し、ディスクの再生中断位置から継続再生するのか、それともディスク先頭から再生するのかを判断し、再生処理を実行していた。
以下では、電源がオフ状態からオン状態になって起動してすぐにディスクを再生する動作を「起動再生」と呼ぶ。また、再生中断位置から継続再生することを「レジューム再生」とよび、ディスクの先頭データから再生することを「ファーストプレイ」と呼ぶ。
ディスク装置は起動再生時に必ずディスクから全ての識別情報を読み出す必要があるため、例えばMP3またはJPEG等の方式で圧縮されたファイルなどが多数(例えば、2000ファイル)記憶されているディスクを再生する場合、識別情報を読み出すだけで数十秒かかり、再生を開始するまでに時間がかかっていた。
起動再生の度に識別情報をディスクから読み出す必要がある理由は、ディスク装置のAnyTimeEJECTに由来する。AnyTimeEJECTとは、電源オフ中または起動が完了する前にディスク排出要求が入力されるとディスク装置が起動してすぐにディスクの排出を実行する機能のことである。
車載オーディオのように、筐体前面においてディスクを筐体内部へ引き込む動作と筐体外部へ排出する動作が行われるフロントローディング機構を採用したディスク装置では、フロントエンド部がディスクの引き込み、排出およびデータ読み出しを行い、バックエンド部がフロントエンド部で読み出したデータを再生する。このディスク装置においてAnyTimeEJECTを実行した場合、OS(Operating System)を搭載したバックエンド部が起動を完了する10秒前後の間に、OSを搭載していない、または規模の小さなOSを搭載しているフロントエンド部が1秒前後で起動を完了してディスクの排出と新規ディスクの引き込みを完了することができる。このため、バックエンド部が起動を完了したときに、バックエンド部では、フロントエンド部内にあるディスクが電源オフしたときのディスクのままなのか、それとも新規ディスクに交換されたのかを判別できない。
このように、バックエンド部は、バックエンド部の起動完了前に行われるフロントエンド部のディスク交換の有無を判断する手段を持たないため、起動再生時に必ず識別情報をディスクから読み出して、現在フロントエンド部内にあるディスクが電源オフしたときのディスクのままなのか、それとも新規ディスクに交換されたのかを判別する必要があった。そのため、ディスクから識別情報を読み出す時間が長くなると、それだけ再生開始が遅くなってしまう。
そこで、起動再生にかかる時間を短縮するために、例えば特許文献1,2のような技術が提案されている。
特開2006−294237号公報 特開2010−231871号公報
特許文献1に係るディスク装置は、電源オフから電源オンまでの間ディスクの挿抜を検出する挿抜検出手段を備え、ディスクの挿抜が検出されたときにはディスクに記憶されている全ての管理情報を読み出す第1モードを選択し、ディスクの挿抜が検出されないときには一部の管理情報のみを読み出す第2モードを選択する構成である。第2モードを選択した場合には電源オンから再生開始までにかかる時間を短縮することが可能である。しかし、第1モードと第2モードのどちらを選択したとしても、ディスクから管理情報を読み出す必要があるため、時間短縮効果は制限される。
特許文献2に係る光ディスク再生装置は、電源オフ時に再生を中断したディスクを示す判別情報を、バックエンド側のデコーダに記憶しておく。そして、再生中断後の再度の起動が完了したときに、フロントエンド側のドライブがディスクから識別情報を読み出し、バックエンド側のデコーダがその識別情報を判別情報と比較することで、再生中断前後におけるディスク交換の有無を判定する構成である。この構成の場合、フロントエンド側でディスクの挿抜を検出する必要がなく、バックエンド側のデコーダのみでディスク交換の有無を判定することができる。しかし、ディスク交換の有無を判定するために、再起動後は必ずディスクから識別情報を読み出す必要があるため、起動再生にかかる時間の短縮は期待できない。
従来のディスク装置は以上のように構成されているので、起動再生にかかる時間が長いという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、フロントエンド部の起動が完了するよりも遅くバックエンド部の起動が完了するディスク装置において、起動再生にかかる時間を短縮することを目的とする。
この発明に係るディスク装置は、ディスクの引き込み、排出、およびディスクからデータの読み出しを行うフロントエンド部と、フロントエンド部の起動が完了するよりも遅く起動を完了し、フロントエンド部がディスクから読み出したデータの再生処理を行うバックエンド部とを備え、フロントエンド部は、フロントエンド部の起動完了からバックエンド部の起動完了までの間にディスクが交換されたか否かをディスク交換有無情報として管理し、バックエンド部は、フロントエンド部がディスクから読み出したデータに含まれるディスクを識別する識別情報を記憶する不揮発メモリを有し、バックエンド部の起動が完了したときにディスク交換有無情報がディスクの交換がなかったことを示している場合は不揮発メモリに記憶されている識別情報を用いて再生処理を行い、ディスク交換有無情報がディスクの交換があったことを示している場合はフロントエンド部がディスクから新たに読み出したデータに含まれる識別情報を用いて再生処理を行うものである。
この発明によれば、フロントエンド部は、フロントエンド部の起動完了からバックエンド部の起動完了までの間にディスクが交換されたか否かをディスク交換有無情報として管理し、バックエンド部は、フロントエンド部がディスクから読み出したデータに含まれるディスクを識別する識別情報を記憶する不揮発メモリを有し、バックエンド部の起動が完了したときにディスク交換有無情報がディスクの交換がなかったことを示している場合は不揮発メモリに記憶されている識別情報を用いて再生処理を行い、ディスク交換有無情報がディスクの交換があったことを示している場合はフロントエンド部がディスクから新たに読み出したデータに含まれる識別情報を用いて再生処理を行うようにしたので、ディスクが交換されなかった場合はディスクから識別情報を新たに読み出す必要がなくなり、起動再生にかかる時間を短縮することができる。
この発明の実施の形態1に係るディスク装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るディスク装置のフロントエンド部とバックエンド部が起動を完了するタイミングを示す図である。 実施の形態1に係るディスク装置の起動再生時の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るディスク装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係るディスク装置の起動再生時の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に示すように、実施の形態1に係るディスク装置1は、ディスクの引き込み、排出、およびデータ読み出しを行うフロントエンド(以下、「FE」と呼ぶ)部10と、FE部10がディスクから読み出したデータの再生処理を行うバックエンド(以下、「BE」と呼ぶ)部20とを備えている。BE部20が再生処理した画像データは表示装置2に出力され、BE部20が再生処理した音声データは音声出力装置3に出力される。
表示装置2は、BE部20から受け取った画像データを表示するディスプレイ等である。音声出力装置3は、BE部20から受け取った音声データを音声出力するスピーカ等である。
FE部10は、FE制御部11、FEデータ処理部12、およびFE用CPU(Central Processing Unit)13を備えている。BE部20は、BE再生制御部21、コンテンツ再生部22、ストリーム処理部22a、AVデコーダ部22b、BE用CPU23、識別情報記憶部24、レジューム情報記憶部25、および判別情報記憶部26を備えている。FE制御部11、FEデータ処理部12、BE再生制御部21、およびコンテンツ再生部22はLSI(Large Scale Integration)等の処理回路である。識別情報記憶部24、レジューム情報記憶部25、および判別情報記憶部26は、情報の読み書きが可能であり、電源オフ中も情報を保持可能な不揮発メモリである。なお、識別情報記憶部24、レジューム情報記憶部25、および判別情報記憶部26を1つの不揮発メモリで構成してもよいし、複数の不揮発メモリで構成してもよい。
FEデータ処理部12とコンテンツ再生部22は、ATA(Advanced Technology Attachment)インタフェース30により接続され、データの送受信が可能になっている。
FE用CPU13とBE用CPU23は、CPU間通信31により接続され、データの送受信が可能になっている。
FE制御部11は、ATAインタフェース30を経由してBE再生制御部21からの要求内容を受け取り、FE部10全体の動作を統制する。また、ディスクの引き込みと排出を行うローディング機構の制御、ディスクを回転させるスピンドルモータの制御、およびディスクに記憶されたデータを読み出す光ピックアップの制御等、ディスクからデータを読み出す動作に関わる制御も、このFE制御部11が行う。
また、FE制御部11は、BE再生制御部21からの要求に従い、FE用CPU13が管理している排出フラグの値を取得して、ATAインタフェース30を経由してBE再生制御部21へ出力する。排出フラグの詳細は後述する。
FEデータ処理部12は、FE制御部11から要求された動作を実行する。具体的には、FEデータ処理部12は、光ピックアップがディスクの指定アドレスから読み出したデータを受け取り、復号する。FEデータ処理部12により復号されたデータは、FE制御部11からATAインタフェース30を経由して、BE再生制御部21へ出力される。
FE用CPU13は、FE部10全体のスケジューリングおよびメモリ管理等を実行する。また、FE用CPU13は、ディスク装置1の電源オン時にFE部10が起動を完了してからBE部20が起動を完了するまでの間にディスクが交換されたか否かを管理するディスク交換有無情報を有する。このディスク交換有無情報は、FE部10が有する不図示の不揮発メモリまたは揮発メモリに記憶されている。
FE用CPU13は、ディスクが交換されたか否かを、例えばフロントローディング機構に設置されている、ディスクの有無を検出するスイッチの検出結果に基づいて判断する。なお、FE用CPU13は、実際にディスクが交換されたか否かではなく、外部からディスク排出要求を受け付けた場合にディスクが交換されたと判断し、ディスク排出要求を受け付けなかった場合にディスクが交換されなかったと判断するものとしてもよい。また、FE用CPU13は、ディスク排出要求に従ってFE部10が実際にディスク排出動作を行った場合にディスクが交換されたと判断し、ディスク排出動作を行わなかった場合にディスクが交換されなかったと判断するものとしてもよい。
以下では、FE用CPU13は、ディスク交換有無情報として排出フラグを用いることとする。そして、FE用CPU13は、FE部10が起動完了してからBE部20が起動完了するまでの間に外部からディスク排出要求を受け付けた場合に排出フラグを「1」に設定し、ディスク排出要求を受け付けなかった場合は「0」の設定のままにする。
また、FE用CPU13は、排出フラグの値を、CPU間通信31を経由してBE用CPU23へ出力する。なお、FE部10側からBE部20側への排出フラグの値の出力は、CPU間通信31を利用する方法と、先に説明したATAインタフェース30を利用する方法のうちの少なくとも一方によって実現可能であればよい。
BE再生制御部21は、FEデータ処理部12がディスクから読み取ったデータを、ATAインタフェース30を経由してFE制御部11から受け取る。そして、BE再生制御部21は、受け取ったデータを解析して、このデータに含まれる音声データまたは画像データをコンテンツ再生部22へ出力し、識別情報を識別情報記憶部24へ書き込む。識別情報とは、ディスクに記憶されているデータのファイル数、ファイル名、ファイル属性、およびファイルシステムなど、ディスクに固有の情報であり、ディスクの再生処理に使用される。例えばディスクの先頭から順番にファイルを再生するファーストプレイの場合、BE再生制御部21は識別情報に基づいてファイルの順番を判断する。
BE再生制御部21は、BE部20の起動完了時に、ATAインタフェース30またはCPU間通信31を経由してFE部10から排出フラグの値を取得し、FE部10が起動完了してからBE部20が起動完了するまでの間にディスクが交換されたか否かを判断する。そしてBE再生制御部21は、ディスクが交換されたと判断した場合、交換後の新規ディスクから識別情報を読み出すようFE制御部11へ要求し、ディスクから読み出した識別情報を用いて再生処理を行う。一方、ディスクが挿入されたまま交換されなかったと判断した場合、BE再生制御部21は識別情報記憶部24から識別情報を読み出して再生処理を行う。
また、BE再生制御部21は、ディスクの再生が中断されたときに、中断されたアドレスを含めたレジューム情報を生成し、レジューム情報記憶部25へ書き込む。BE再生制御部21は、ディスクのレジューム再生を行う場合、レジューム情報記憶部25に記憶されているレジューム情報を使用して、再生中断位置から再生を行う。
さらに、BE再生制御部21は、ディスクの識別情報を加工して、ディスクに固有のID等の判別情報を生成し、判別情報記憶部26へ書き込む。BE再生制御部21は、FE部10においてディスク交換動作が行われた可能性がある場合に交換前のディスクと交換後のディスクが同一であるか否かを確認するために、判別情報記憶部26に記憶されている判別情報と、ディスクから読み出した識別情報から生成した判別情報とを比較する。
コンテンツ再生部22は、ストリーム処理部22aとAVデコーダ部22bに大別される。ストリーム処理部22aは、BE再生制御部21から受け取ったデータを音声データと画像データとに分離して、AVデコーダ部22bへ出力する。AVデコーダ部22bは、ストリーム処理部22aから受け取った音声データと画像データをデコードし、音声と画像を同期させながら表示装置2と音声出力装置3へ出力する。
BE用CPU23は、外部からの要求を受け取ると、その要求に沿った指示をBE再生制御部21およびコンテンツ再生部22へ出力したり、BE再生制御部21とATAインタフェース30を経由してFE制御部11へ出力したり、CPU間通信31を経由してFE用CPU13へ出力したりする。また、BE用CPU23は、BE部20全体のスケジューリングおよびメモリ管理等を実行する。
次に、ディスク装置1が電源オンしてFE部10とBE部20の起動が完了した後に、外部からディスク再生要求があった場合の動作例を説明する。
BE用CPU23は、外部からディスク再生要求を受け取ると、その要求をBE再生制御部21に指示する。BE再生制御部21は、BE用CPU23からディスク再生要求の指示を受け取ると、ディスクの指定アドレスからデータを取得するためのデータ読み出し要求を、ATAインタフェース30経由でFE制御部11へ出力する。
FE制御部11は、ATAインタフェース30経由でBE再生制御部21からデータ読み出し要求を受け取ると、FEデータ処理部12を制御して指定アドレスからのデータ読み出しを実行させる。FEデータ処理部12は、光ピックアップがディスクの指定アドレスから読み出したデータを復号して、FE制御部11へ出力する。FE制御部11は、FEデータ処理部12から受け取ったデータを、ATAインタフェース30経由でBE再生制御部21へ出力する。
BE再生制御部21は、ATAインタフェース30経由でFEデータ処理部12から受け取ったデータのうち、音声データと画像データをコンテンツ再生部22へ出力する。コンテンツ再生部22は、BE再生制御部21から受け取った音声データと画像データをデコードし、表示装置2と音声出力装置3へ出力する。また、BE再生制御部21は、ATAインタフェース30経由でFEデータ処理部12から受け取ったデータのうち、ディスクの識別情報を識別情報記憶部24へ書き込む。さらに、BE再生制御部21は、識別情報から判別情報を生成して判別情報記憶部26へ書き込む。
ディスクの再生中に再生が中断された場合、BE再生制御部21は、再生中断位置を示すアドレスを含むレジューム情報を生成してレジューム情報記憶部25へ書き込む。
このように、外部からディスク装置1へ入力された動作要求は、BE用CPU23が受け付けてディスク装置1の各部へ展開する手順になっている。
動作手順の例外として、AnyTimeEJECTの実行を指示するディスク排出要求のみ、BE用CPU23だけでなく、FE用CPU13へも直接入力されるようになっている。例えばディスク装置1の筐体に設けられた排出ボタンをユーザが押すことにより、FE用CPU13とBE用CPU23にディスク排出要求が入力される。
この例外は、ディスク装置1の電源オン時、FE部10へ電源が供給されてから起動が完了するまでにかかる時間(例えば、1秒前後)に比べて、BE部20に電源が供給されてから起動が完了するまでにかかる時間(例えば、十数秒前後)が長いことに由来する。
例えば、電源オフ中に外部からディスク排出要求があった場合、FE部10とBE部20の両方ともが起動完了した後にディスク排出要求を実行すると、ディスクが排出されるまでに時間がかかり、ユーザの操作性が非常に悪い。
そこで、電源オフ中またはBE部20が起動完了する前に外部からディスク排出要求があった場合、先に起動を完了したFE部10がBE部20の起動完了を待たずにディスク排出要求を実行して、ディスクの排出を短時間で完了し、ユーザの操作性を改善する仕組みを導入している。
図2は、FE部10とBE部20が起動を完了するタイミングを示す図であり、横軸は時間である。
図2を用いて、上述したAnyTimeEJECT時の問題点を説明する。ディスク装置1の電源スイッチがオン操作された電源オン時、FE部10とBE部20に同時に電源が供給される。電源スイッチは、例えば、ディスク装置1の筐体に設けられたものであってもよいし、ディスク装置1が車載機器である場合には車両のアクセサリ電源スイッチ等であってもよい。
FE部10はOSを搭載していない、またはBE部のOSに比べて規模の小さいOSを搭載しているため、実線で示すように、電源オンから1〜2秒後にFE部10の起動が完了する。FE部10は、起動完了後の破線で示す期間、外部からの要求を認識および実行可能になる。これに対し、BE部20は、実線で示すように、電源オンから10秒前後でまずBE用CPU23がOSの起動を完了させ、その数秒後にLSI等の起動が完了して、BE部20の起動完了となる。BE部20は、起動完了後の破線で示す期間、外部からの要求を認識および実行可能になる。
FE部10がディスクの排出動作を実行した後すぐに新規ディスクが差し込まれた場合、FE部10はこのディスクを内部へ引き込んでターンテーブルにセットし、ディスク挿入完了状態にする。このディスク交換にかかった時間が仮に9秒だった場合、BE部20はまだOS起動中のため、ディスク排出要求を認識することができない。さらに、BE部20が起動を完了したとき、BE部20から見るとすでにディスクは挿入完了状態にあるため、ディスクが交換されたことを認識することができない。
このように、FE部10とBE部20は起動完了のタイミングが異なるため、従来は、BE部20が起動を完了した後に、FE部10が必ずディスクから識別情報を読み出し、BE部20はこの識別情報を用いて再生処理を実行していた。多数のファイルが記憶されているディスクでは、識別情報が数MByte〜数十MByteになる場合があり、読み出しに数十秒かかる。その場合、FE部10とBE部20の起動完了にかかる時間に、毎回識別情報の読み出し時間が加算されるため、起動再生を開始するまでに時間がかかり、ユーザの操作性が非常に悪くなる。
そこで、実施の形態1では、ディスク装置1の起動再生を開始するまでにかかる時間を短縮するための構成を採用している。
図3は、実施の形態1に係るディスク装置1の起動再生時の動作例を示すフローチャートである。ディスク装置1が電源オフ状態のときに外部から起動再生要求が入力されると、まずステップST1において、ディスク装置1の電源がオン状態になりFE部10とBE部20に電源が供給される。起動再生要求は、例えば、車両のアクセサリ電源スイッチまたはディスク装置1の電源スイッチに対するオン操作である。
ステップST1の電源オンから1秒前後が経過すると、まずFE部10が起動を完了し、外部からディスク排出要求を受付可能な状態となる(ステップST2)。この状態において、FE用CPU13は、外部からディスク排出要求を受け取ると排出フラグを「1」に設定し、ディスク排出要求を受け取らなかった場合は排出フラグを「0」の設定のままにする(ステップST3)。
ステップST1の電源オンから数十秒前後が経過すると、BE部20が起動を完了する(ステップST4)。BE再生制御部21は、起動を完了すると、ATAインタフェース30またはCPU間通信31の少なくとも一方を利用して、FE用CPU13の排出フラグの値を取得し、BE部20の起動完了前にディスク排出要求があったか否か、つまりディスクが交換された可能性があるか否かを確認する(ステップST5)。
排出フラグの値取得にATAインタフェース30を利用する場合、ATAコマンドにベンダユニーク用のコマンドを追加して、排出フラグの値を取得できるようにする。BE再生制御部21は、BE部20の起動完了後、排出フラグの値を取得するコマンドを、ATAインタフェース30経由でFE制御部11へ送信する。FE制御部11は、受信したコマンドに従ってFE用CPU13から排出フラグの値を取得し、ATAインタフェース30経由でBE再生制御部21へ出力する。
排出フラグの値取得にCPU間通信31を利用する場合、CPU間通信プロトコルに排出フラグの値を示す情報bitを追加する。BE用CPU23は、BE部20の起動完了後、上記情報bitの値をCPU間通信31を通じてFE用CPU13から取得し、排出フラグの値としてBE再生制御部21へ出力する。
BE用CPU23は、ATAインタフェース30とCPU間通信31の両方、またはどちらか一方を利用して排出フラグの値を取得することにより、BE部20が起動完了するより前に外部からディスク排出要求があったか否かを確実に把握する。
なお、ATAインタフェース30とCPU間通信31は、排出フラグの値取得のために特別に設けられたものではなく、FE部10とBE部20の間のデータ送受信のためにもともと設けられているものである。よって、排出フラグの値取得のために、新たな部品の追加等は必要ない。
BE再生制御部21は、FE部10から取得した排出フラグの値が「0」であった場合(ステップST5“NO”)、ディスク排出要求がなかった、つまりディスクは挿入されたままの状態であると判断して、ステップST6へ進む。
一方、排出フラグの値が「1」であった場合(ステップST5“YES”)、BE再生制御部21は、ディスク排出要求があった、つまりディスク交換が行われた可能性があると判断して、ステップST9へ進む。
ステップST6において、BE再生制御部21は、識別情報記憶部24にディスクの識別情報が記憶されているか否かを確認する。識別情報記憶部24に識別情報が記憶されている場合(ステップST6“YES”)、この識別情報は現在挿入されているディスクの識別情報と同じである。そのため、BE再生制御部21は、FE制御部11に対してディスクのデータ読み出しは指示せず、識別情報記憶部24から識別情報を読み出す(ステップST7)。BE再生制御部21は、レジューム情報記憶部25からレジューム情報を読み出し、レジューム情報が示すアドレスのデータ読み出しをFE制御部11へ指示して、レジューム再生を行う(ステップST8)。
一方、識別情報の書き込み失敗または消失等の何らかのトラブルが発生した場合、識別情報記憶部24には識別情報が記憶されていないので(ステップST6“NO”)、BE再生制御部21はステップST9へ進む。
ステップST9において、BE再生制御部21は、ディスクからデータを読み出すようFE制御部11に指示し、ディスクの識別情報を取得する(ステップST9)。続いてBE再生制御部21は、ディスクから読み出した識別情報を用いて判別情報を生成し、判別情報記憶部26に記憶されている判別情報と比較する(ステップST10)。BE再生制御部21は、判別情報が一致しない場合(ステップST10“NO”)、BE部20の起動中にディスクが交換されたと判定し、ディスクの先頭からファイルを順番に再生するようFE制御部11へ指示して、ファーストプレイを行う(ステップST11)。
一方、判別情報が一致した場合(ステップST10“YES”)、BE再生制御部21は、BE部20の起動中にディスクが交換されなかったと判定し、レジューム情報記憶部25に記憶されているレジューム情報を読み出し、レジューム情報が示すアドレスのデータ読み出しをFE制御部11へ指示して、レジューム再生を行う(ステップST8)。
ステップST9においてFE部10がディスクから識別情報を読み出すためにかかる時間は、ディスクのファイル数が多いほど長くなり、2000ファイルでは数十秒にもなる。一方、ステップST7においてBE再生制御部21が識別情報記憶部24から識別情報を読み出すためにかかる時間は1〜2秒程度であり、電源オンから再生開始までにかかる時間を大幅に短縮することができる。
ディスク装置1が再生対象とするディスクとしては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray Disc;登録商標、以下では登録商標の記載を省略する)などの光ディスクがある。光ディスクは、再生専用型、追記型、書き換え型に大別され、追記型または書き換え型ディスクは、DVD−VideoおよびBDMV等の再生専用型ディスクに比べてファイル数が多く、識別情報の読み出し時間が長いと考えられる。
追記型または書き換え型ディスクのように多数のファイルが記憶されているディスクは、識別情報が数MByte〜数十MByteと大容量になる。そのため、識別情報記憶部24に用いる不揮発メモリとしては、コストを考慮すると、大容量のNAND型不揮発メモリが望ましい。ただし、NAND型不揮発メモリは、低コストかつ大容量というメリットがある反面、保存データの信頼性を確保するために書き込み回数の上限が規定されているというデメリットがあり、SLC(Single Level Cell)方式でも数千回しか書き込めない。
そこで、BE再生制御部21は、ディスク装置1に挿入されているディスクが再生専用型の場合は識別情報を識別情報記憶部24に書き込まず、追記型または書き換え型の場合のみ選択的に識別情報を識別情報記憶部24に書き込むようにしてもよい。これにより、識別情報記憶部24に対する書き込み回数を抑制することができるので、識別情報記憶部24として書き込み回数制限のある不揮発メモリを使用することが可能になる。
再生専用型ディスクの識別情報は、追記型または書き換え型ディスクの識別情報と比較して、一般的に1/10以下の容量となる。そのため、再生専用型ディスクから識別情報を読み出す時間は、追記型または書き換え型ディスクから識別情報を読み出す時間より短い。従って、再生専用型ディスクについては常にディスクから識別情報を読み出す構成にしたとしても、起動再生にかかる時間は短くてすむ。
ただし、たとえ識別情報の容量が小さい再生専用型ディスクであったとしても、記録面に傷等があったり振動を受けたりしていると読み込み精度が悪くなり、識別情報の読み出しに時間がかかる可能性がある。そのため、識別情報記憶部24として用いる不揮発メモリに上述のような書き込み回数制限等が無いならば、追記型または書き換え型ディスクの識別情報だけでなく再生専用型ディスクの識別情報も書き込むようにしてもよい。例えば車載用のディスク装置1は車両の振動を受けるため、ディスクの種類によらず識別情報を識別情報記憶部24に書き込むことが望ましい。
このように、識別情報記憶部24に用いるメモリの性能およびディスク装置1を使用する環境条件等に応じて、識別情報記憶部24に書き込む対象とするディスクの種類を選択することで、メモリ性能および環境条件等に起因した起動再生時間の遅延を防止することができる。
以上より、実施の形態1によれば、FE部10は、FE部10の起動完了からBE部20の起動完了までの間にディスクが交換されたか否かをディスク交換有無情報として管理し、BE部20は、FE部10がディスクから読み出したデータに含まれる識別情報を記憶する不揮発メモリとして識別情報記憶部24を有し、BE部20の起動が完了したときにディスク交換有無情報がディスクの交換がなかったことを示している場合は識別情報記憶部24に記憶されている識別情報を用いて再生処理を行い、ディスク交換有無情報がディスクの交換があったことを示している場合はFE部10がディスクから新たに読み出したデータに含まれる識別情報を用いて再生処理を行うようにしたので、ディスクが交換されなかった場合はディスクから識別情報を新たに読み出す必要がない。よって、起動再生にかかる時間を短縮することができる。
また、実施の形態1によれば、BE部20は、ATAインタフェース30またはCPU間通信31を利用して、FE部10からディスク交換有無情報を取得するようにしたので、情報取得のために部品を追加する必要がない。
実施の形態2.
実施の形態2に係るディスク装置の構成は、実施の形態1の図1に示した構成と図面上は同一であるため、以下では図1を援用する。
上記実施の形態1で説明したように識別情報記憶部24として低コストかつ大容量のNAND型不揮発メモリを用いた場合、書き込み回数の上限が規定されているため、たとえ識別情報の書き込み対象を追記型または書き換え型ディスクに限定したとしても、新規ディスクが挿入される度にそのディスクの識別情報を識別情報記憶部24に書き込むとすぐに上限回数に到達してしまい、保存データの信頼性が著しく低下してしまうことになる。
そこで、本実施の形態2では、NAND型不揮発メモリに対して識別情報を書き込むタイミングを、ディスク装置1が電源オフの動作要求を受けた時(以下、「電源オフ時」と呼ぶ)に制限する。
具体的には、BE再生制御部21は、FE部10からディスクの識別情報を受け取っても識別情報記憶部24には書き込まず、図示しないメインメモリ上に展開して、再生処理を行う。BE再生制御部21は、電源オフ時にメインメモリ上に識別情報が展開されていた場合のみ、その識別情報を識別情報記憶部24へ書き込む。これにより、FE部10とBE部20が起動を完了した後の通常動作中にディスクが交換されたとしても、交換された新規ディスクの識別情報を識別情報記憶部24へ書き込む処理は行われないため、書き込み回数を抑制することが可能となる。そのため、識別情報記憶部24にNAND型不揮発メモリを用いた場合でもデータの信頼性を維持できる。
なお、実施の形態2でも上記実施の形態1と同様に、BE再生制御部21は、ディスク装置1に挿入されているディスクが再生専用型の場合は識別情報を識別情報記憶部24に書き込まず、追記型または書き換え型の場合のみ選択的に識別情報を識別情報記憶部24に書き込むようにしてもよい。これにより、NAND型不揮発メモリに対する書き込み回数を抑制することができる。
さらに、NAND型不揮発メモリに対して追記型または書き換え型ディスクの識別情報を書き込むタイミングを、ディスク装置1の電源オフ時に制限してもよい。これにより、NAND型不揮発メモリに対する書き込み回数をさらに抑制することができる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係るディスク装置1の構成例を示すブロック図である。図4において、実施の形態1で示した図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
実施の形態3に係るディスク装置1においては、識別情報記憶部24が、第1の不揮発メモリ24aと第2の不揮発メモリ24bとで構成されている。第1の不揮発メモリ24aと第2の不揮発メモリ24bには、異なる種類の不揮発メモリを用いることとする。
例えば、第1の不揮発メモリ24aとして、NAND型不揮発メモリを用いる。BE再生制御部21は、ディスク装置1に挿入されているディスクが識別情報容量の多い追記型または書き換え型の場合に、識別情報を第1の不揮発メモリ24aに書き込む。
一方、第2の不揮発メモリ24bとして、NAND型不揮発メモリより容量の小さいFRAM(Ferroelectric Random Access Memory;登録商標、以下では登録商標の記載を省略する)を用いる。FRAMは、NAND型不揮発メモリに比べて容量が小さいが、書き込み回数がほぼ無制限である。そこで、BE再生制御部21は、ディスク装置1に挿入されているディスクが識別情報容量の少ない再生専用型の場合に、識別情報を第2の不揮発メモリ24bに書き込む。
図5は、実施の形態3に係るディスク装置1の起動再生時の動作例を示すフローチャートである。図5においてステップST1〜ST5の処理は、上記実施の形態1の図3で示した処理と同じであるため説明を省略する。
排出フラグの値が「0」、つまりディスク排出要求がなくディスクが挿入されたままの状態である場合(ステップST5“NO”)、BE再生制御部21は、ディスク装置1に挿入されているディスクが再生専用型であるか、追記型または書き換え型であるかを判定する(ステップST21)。
ディスクが再生専用型か否かを判定するために、例えばBE再生制御部21が、電源オフ時にディスク装置1に挿入されているディスクの種類を図示しない不揮発メモリ等に記憶させておき、次に電源オンしたステップST21においてその不揮発メモリ等に記憶されているディスクの種類を参照すればよい。
ディスク装置1に挿入されているディスクが再生専用型である場合(ステップST21“YES”)、BE再生制御部21は、第2の不揮発メモリ24bに再生専用型ディスクの識別情報が記憶されているか否かを確認する(ステップST22)。第2の不揮発メモリ24bに識別情報が記憶されている場合(ステップST22“YES”)、BE再生制御部21は、FE制御部11に対してディスクのデータ読み出しは指示せず、第2の不揮発メモリ24bから識別情報を読み出し(ステップST23)、ステップST8へ進む。一方、第2の不揮発メモリ24bに識別情報が記憶されていない場合(ステップST22“NO”)、BE再生制御部21は、ステップST9へ進む。
ディスク装置1に挿入されているディスクが追記型または書き換え型である場合(ステップST21“NO”)、BE再生制御部21は、第1の不揮発メモリ24aに追記型または書き換え型ディスクの識別情報が記憶されているか否かを確認する(ステップST24)。第1の不揮発メモリ24aに識別情報が記憶されている場合(ステップST24“YES”)、BE再生制御部21は、FE制御部11に対してディスクのデータ読み出しは指示せず、第1の不揮発メモリ24aから識別情報を読み出し(ステップST25)、ステップST8へ進む。一方、第1の不揮発メモリ24aに識別情報が記憶されていない場合(ステップST24“NO”)、BE再生制御部21は、ステップST9へ進む。
以上より、実施の形態3によれば、BE部20は、識別情報記憶部24として第1の不揮発メモリ24aと第2の不揮発メモリ24bを有し、追記型または書き換え型ディスクの識別情報を第1の不揮発メモリ24aに書き込み、再生専用型ディスクの識別情報を第2の不揮発メモリ24bに書き込むようにしたので、ディスクの種類に応じて要求されるメモリ性能に適した不揮発メモリを識別情報記憶部24として使用することができる。従って、NAND型不揮発メモリの書き込み回数を抑制しながら、全ての種類のディスクに対して起動再生にかかる時間を短縮することが可能となる。
また、実施の形態3でも上記実施の形態2と同様に、NAND型の第1の不揮発メモリ24aに対して追記型または書き換え型ディスクの識別情報を書き込むタイミングを、ディスク装置1の電源オフ時に制限してもよい。これにより、NAND型不揮発メモリに対する書き込み回数をさらに抑制することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。また、上記ディスク装置においてはディスクローディング機構としてフロントローディング機構を採用したが、トップローディング機構などであってもよい。
この発明に係るディスク装置は、起動再生にかかる時間を短縮するようにしたので、AnyTimeEJECTのような機能をもつ車載ディスク装置などに用いるのに適している。
1 ディスク装置、2 表示装置、3 音声出力装置、10 FE部、11 FE制御部、12 FEデータ処理部、13 FE用CPU、20 BE部、21 BE再生制御部、22 コンテンツ再生部、22a ストリーム処理部、22b AVデコーダ部、23 BE用CPU、24 識別情報記憶部、24a 第1の不揮発メモリ、24b 第2の不揮発メモリ、25 レジューム情報記憶部、26 判別情報記憶部、30 ATAインタフェース、31 CPU間通信。

Claims (8)

  1. ディスクの引き込み、排出、およびディスクからデータの読み出しを行うフロントエンド部と、
    前記フロントエンド部の起動が完了するよりも遅く起動を完了し、前記フロントエンド部がディスクから読み出したデータの再生処理を行うバックエンド部とを備え、
    前記フロントエンド部は、前記フロントエンド部の起動完了から前記バックエンド部の起動完了までの間にディスクが交換されたか否かをディスク交換有無情報として管理し、
    前記バックエンド部は、前記フロントエンド部がディスクから読み出したデータに含まれる前記ディスクを識別する識別情報を記憶する不揮発メモリを有し、前記バックエンド部の起動が完了したときに前記ディスク交換有無情報がディスクの交換がなかったことを示している場合は前記不揮発メモリに記憶されている前記識別情報を用いて再生処理を行い、前記ディスク交換有無情報がディスクの交換があったことを示している場合は前記フロントエンド部がディスクから新たに読み出したデータに含まれる識別情報を用いて再生処理を行うことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記フロントエンド部は、前記フロントエンド部の起動完了から前記バックエンド部の起動完了までの間に外部からディスクの排出要求を受け付けた場合、ディスクが交換されたとみなすことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記バックエンド部は、ATAインタフェースを利用して前記フロントエンド部から前記ディスク交換有無情報を取得することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  4. 前記バックエンド部は、CPU間通信を利用して前記フロントエンド部から前記ディスク交換有無情報を取得することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  5. 前記不揮発メモリはNAND型であり、前記バックエンド部は電源オフ時に前記識別情報を前記NAND型の不揮発メモリに書き込むことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  6. 前記不揮発メモリはNAND型であり、前記バックエンド部は追記型または書き換え型ディスクの識別情報を前記NAND型の不揮発メモリに書き込み、再生専用型ディスクの識別情報は書き込まないことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  7. 前記バックエンド部は、前記不揮発メモリとして第1の不揮発メモリと第2の不揮発メモリを有し、追記型または書き換え型ディスクの識別情報を前記第1の不揮発メモリに書き込み、再生専用型ディスクの識別情報を前記第2の不揮発メモリに書き込むことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  8. 前記第1の不揮発メモリはNAND型であり、前記第2の不揮発メモリはFRAMであることを特徴とする請求項7記載のディスク装置。
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