JP2008016130A - 記録装置、記録方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】記録途中で電源供給が遮断され、その後に供給再開された場合に、可能な限りVTSを区切ることなく、動画記録可能な状態に復帰する。
【解決手段】ストリームデータをフラッシュメモリに順次格納し(A)、所定量に達すると、これを光学式ディスクに転送し格納する(B)。ストリームデータが所定量に達したとき、このストリームデータに関する再生制御情報を生成し、フラッシュメモリに格納する(C)。また、所定量のストリームデータが光学式ディスクに格納されている途中の状態であるか否かを示す所定の状態情報を、フラッシュメモリに格納する(E)。そして電源供給の遮断(T1またはT2)後に該供給が再開されたとき、フラッシュメモリに格納された再生制御情報および所定の状態情報を読み出し、記録途中の光学式ディスクを記録可能な状態に復帰させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録装置、記録方法、及びプログラムに関し、特に、入力された情報データを一時記憶するメモリを備えた記録装置、該記録装置に適用される記録方法、及び該記録方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスクに対し、撮影した画像データを記録するデジタルビデオカメラが登場してきている。
DVDディスクに動画像データを記録する場合、DVDビデオ規格、またはDVDビデオレコーディング(VR)規格が用いられる。
DVDビデオ規格は元来、再生専用のDVDディスク用に考案されたものであるため、記録後に編集を行うことができないが、市場に出回っている再生専用プレーヤとの再生互換性が高いという利点がある。また、DVDビデオレコーディング(VR)規格は、ストリームデータをリアルタイムで記録し、後に編集することを前提とした規格であり、自由度が高い反面、再生専用プレーヤとの互換性は低い。
図6は、DVDビデオ規格で記録されたDVDディスクのデータ構造を示す図である。
DVDディスクの内周側から外周側に向けて順に、「LeadIn、UDF(ファイルシステム)、VMG、複数のVTS、LeadOut」となっている。「VMG」には、撮影したコンテンツの一覧表示などのメニュー画面に関する情報が格納される。「VTS(Video Title Set)」は各々、「VTSI、TMP_VMG、VTSTT_VOBS、VTSI_BUP」から構成される。
「VTSI」には、VTS内のストリームデータを再生するための制御情報が格納される。この制御情報には、PG(REC/RECPause単位に相当)等の情報が含まれる。「TMP_VMG」には、ファイナライズ前の段階でもコンテンツの再生が可能なように、それまでに記録されたコンテンツに対する仮のVMGが格納される。「VTSTT_VOBS」はストリームデータであり、VOBU(Video Object Unit)から構成される。「VTSI_BUP」はVTSIのバックアップであり、VTSIと全く同一のデータが格納される。
なお、「LeadIn、LeadOut、UDF(ファイルシステム)」については、ファイナライズ操作を実行すると作成される。ファイナライズ操作によってファイルシステムが作成されることで初めて、一般のDVDプレーヤでの再生が可能となる。
図7は、DVDビデオ規格に準拠するDVDディスクの各記憶領域に対してデータ書き込みの行なわれるタイミングを示す図である。
動画記録時、映像・音声データは圧縮符号化・多重化され、ストリームデータとして「VTSTT_VOBS」に記録されるが、それに先立って一旦、内蔵メモリへバッファリングされ、一定量蓄積された時点でまとめてDVDディスクへ書き込まれる。このDVDディスクへ書き込まれる単位をセル(Cell)と呼ぶ。
「VTSI、TMP_VMG、VTSI_BUP」に書き込まれる情報は、「VTS」内に記録されるべき全ストリームデータを撮り終えてからでないと確定しない。そのため、DVD−Rのようなライトワンスメディア(データの書き込みが1回のみ可能な記憶媒体)において、セル毎のストリームデータ書き込み時に、これらの情報をDVDディスクへ書き込むことができない。そこで、「VTSI」内のPGの情報(開始・終了セル番号等を含む。以下「PG情報」と呼ぶ)や、セルの書き込み毎に発生する情報(以下「セル情報」と呼ぶ)等は、内蔵メモリ(フラッシュメモリ)に保持しておく(図8参照)。そして、「VTS」のクローズ時にDVDディスクに書き込むようにする。図8は、DVDビデオ規格に準拠して記録を行うビデオカメラにおいて、ストリームデータのDVDディスクへの記録およびセル情報のフラッシュメモリへの記録を示すタイミングチャートである。
図7に戻って、「VTS」を区切る際には、内蔵メモリに保持されている情報を基に「VTSI、TMP_VGM、VTSI_BUP」に書き込むべき情報を作成し、DVDディスクへ書き込む。
なお、DVDビデオ規格では、タイトル数(VTS数)の上限は99と規定されている。タイトル数がこの上限に達してしまうと、DVDディスクに空き領域が存在していても、それ以上の記録は不可能になってしまう。そのため、記録時は可能な限り「VTS」を区切らないように制御される。「VTS」を区切る場合とは、DVDディスク排出時、PG(チャプタ)数が99に達した時、アスペクト比変更時、ライトエラー発生時等である。
電源を切る際も「VTS」を区切らないようにするため、セル情報を不揮発性のフラッシュメモリに保存する。
さて、据え置き型のDVDレコーダとは異なり、DVDビデオカメラでは撮影時、電源としてAC電源ではなくバッテリを用いることが一般的である。そのため、DVDビデオカメラにおいて、撮影中にバッテリを外されてしまった場合(図9参照)や、バッテリ残量が減少して記録処理が継続できなくなってしまった場合には、記録中のDVDディスクは書き込みが終了していない不完全な状態となってしまう。この場合、それまでに記録されたコンテンツの再生が不可能になってしまう。すなわち、記録中であった「VTS」においては、「VTSI」等に書き込まれるべき管理情報が記録されていないため、該VTS内のストリームデータの再生が不可能になってしまう。なお、図9は、DVDビデオ規格に準拠して記録を行うビデオカメラにおいて、記録中に電源供給が遮断された場合におけるストリームデータのDVDディスクへの記録およびセル情報のフラッシュメモリへの記録を示すタイミングチャートである。
上記の問題を解決する装置として、従来、下記のような光ディスク記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この光ディスク記録装置では、上記セル情報を不揮発性メモリに保持しておく。そして電源供給が遮断され、その後に電源供給が回復したとき、この不揮発性メモリに保持されたセル情報を読み出して、該セル情報に基づいて、書き込み途中の不完全なセルを除外し、不完全なセルの直前のセルまでを再生する。これによって、電源供給の遮断時における記録修復の実現を図っている。
特開2004−71130号公報
上記従来の光ディスク記録装置においては通常、記録すべきストリームデータのビットレートに対して2倍程度以上の速度でストリームデータをDVDディスクへ書き込む。すなわち、映像記録時、常にDVDディスクへの書き込みを行っているわけではなく、間欠的に書き込みが行われる。
そのため、ストリームデータのDVDディスクへの書き込みを行っていない期間において、電源供給が遮断される場合があり得る。こうした場合、DVDディスク上に記録されたストリームデータの記録状態が不完全であるセルは存在しない。それにも拘わらず、DVDビデオ規格によれば、「VTS」を区切ることが行われ、VTS数が増加する。
ところで、DVDビデオ規格では、VTS数の上限値は99である。そのため、「VTS」が区切られることによってVTS数がこの上限値に達してしまった場合、DVDディスクに空き領域があったとしても、DVDディスクへの記録ができなくなってしまう。
したがって、不要に「VTS」の数を増やさないようにする必要がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、記録途中で電源供給が遮断され、その後に電源供給が再開された場合に、可能な限り「VTS」を区切ることなく、動画記録可能な状態に復帰することを可能にした記録装置、記録方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、入力された情報データを一時記憶するメモリと、所定量の前記情報データが前記メモリに格納されたことに応じて前記メモリより前記情報データを読み出して記録媒体に記録すると共に、前記所定量の情報データの記録が完了したことに応じて記録を停止することにより、前記記録媒体に対して前記情報データを間欠的に記録する記録手段と、電源遮断及び電源供給の復帰を検出する電源検出手段と、前記情報データの記録開始の指示から記録停止の指示までの間に、前記電源検出手段により電源遮断が検出されたことに応じて前記記録手段に前記情報データの記録を停止させると共に、前記電源検出手段により電源供給の復帰が検出されたことに応じて前記記録手段に前記情報データの記録を再開させる制御手段と、前記記録媒体に記録された情報データを所定の管理単位毎に管理する管理手段とを備え、前記管理手段は、前記電源検出手段が電源遮断を検出した際に前記記録手段が記録状態と記録停止状態との何れにあったかに応じて、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データの管理単位を決定することを特徴とする記録装置が提供される。
また、請求項8記載の発明によれば、入力された情報データを一時記憶するメモリを備えた記録装置に適用される記録方法において、所定量の前記情報データが前記メモリに格納されたことに応じて前記メモリより前記情報データを読み出して記録媒体に記録すると共に、前記所定量の情報データの記録が完了したことに応じて記録を停止することにより、前記記録媒体に対して前記情報データを間欠的に記録する記録ステップと、電源遮断及び電源供給の復帰を検出する電源検出ステップと、前記情報データの記録開始の指示から記録停止の指示までの間に、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出されたことに応じて前記記録ステップにおける前記情報データの記録を停止させると共に、前記電源検出ステップにおいて電源供給の復帰が検出されたことに応じて前記記録ステップにおける前記情報データの記録を再開させる制御ステップと、前記記録媒体に記録された情報データを所定の管理単位毎に管理する管理ステップとを備え、前記管理ステップでは、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出された際に前記記録ステップにおいて記録状態と記録停止状態との何れにあったかに応じて、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データの管理単位を決定することを特徴とする記録方法が提供される。
さらに、上記記録方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、記録途中で電源供給が遮断され、その後に電源供給が再開された場合に、可能な限り「VTS」を区切ることなく、動画記録可能な状態に復帰することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るストリームデータ記録装置を内蔵したDVDビデオカメラ100の構成を示すブロック図である。
DVDビデオカメラ100は、ライトワンス型媒体であるDVD−Rに対して、撮影動画データをDVDビデオ規格に準拠して記録する。
DVDビデオカメラ100は、撮像部101、映像信号処理部102、音声信号処理部103、マイク104、フレームメモリ105、およびCPU(中央演算処理装置)106から成る。さらに、ビデオ・オーディオコーデック107、アナログフロントエンド(アナログFE)108、操作部109、表示部110、フラッシュメモリ111、ストリームバッファ112、および多重化処理部(マルチプレクサ・デマルチプレクサ)113から成る。
撮像部101は、被写体像を電気信号(映像信号)に変換するものであり、動画や静止画の撮影機能を有する。映像信号処理部102は、撮像部101で得られた映像信号にA/D変換および適切な画像処理を施すものである。マイク104は、外部の音声を取り込むものである。音声信号処理部103は、マイク104で得られた音声信号にA/D変換および適切な信号処理を施すものである。フレームメモリ105は、記録時においては、撮影して得られた映像・音声データを符合化・多重化するまでの期間、バッファリングし、再生時においては、多重分離・復号化された映像・音声データを出力するまでの期間、バッファリングするものである。
ビデオ・オーディオコーデック107は、映像データおよび音声データを圧縮符号化するものである。アナログフロントエンド108は、光学式ディスク114に対してデータの書き込みしたり、光学式ディスク114からデータを読み出したりするものである。操作部109は、ユーザからのDVDビデオカメラ100を操作するための入力操作を受け付けるものである。表示部110は、液晶画面(図示しない)を有し、記録時はカメラ撮影映像、再生時は再生映像を表示するとともに、DVDビデオカメラ100に対する設定メニュー等を表示する機能を有する。フラッシュメモリ111は、記録時に光学式ディスク114に対してリアルタイムで書くことのできない情報のうち、電源OFF状態でも保持する必要のあるデータを記憶するための不揮発性メモリである。なお、撮影中にバッテリ外しなどが発生した時に撮影可能な状態に復帰するため必要な情報の格納にも使用される。ストリームバッファ112は、多重化されたストリームデータを保持するためのものである。多重化処理部(マルチプレクサ・デマルチプレクサ)113は、圧縮符合化された映像・音声データを多重化してストリームデータを生成するほか、ストリームデータを多重分離して映像・音声データを生成するものである。光学式ディスク114は、DVD−RやDVD−RW等の書き込み可能な記憶メディアであり、このメディアに対して映像や静止画が記録されるとともに、該メディアから再生される。
撮影時、撮像部101で得られた電気信号は、映像信号処理部102においてデジタルデータに変換され、フレームメモリ105にバッファリングされる。また同時に、マイク104より取得した音声信号は、音声信号処理部103においてデジタルデータに変換され、フレームメモリ105にバッファリングされる。フレームメモリ105に格納された映像・音声データは、ビデオ・オーディオコーデック107によってそれぞれ圧縮され、多重化処理部113において多重化処理を施されたのち、ストリームデータとしてフラッシュメモリ111に保持される。フラッシュメモリ111は1セル分のストリームデータを保持できるだけの容量を有しており、ストリームデータが1セル分蓄積されると、該ストリームデータはアナログフロントエンド108を通して光学式ディスク114へ書き込まれる。それとともに、書き込まれたストリームデータに関するセル情報がフラッシュメモリ111へ書き込まれる。VTSを区切る際には、セル情報やPG情報を基にしてVTSI等に書き込まれるべき管理データを作成し、光学式ディスク114へ書き込む。
再生時には、アナログフロントエンド108によって光学式ディスク114から読み出されたデータはストリームバッファ112に格納され、多重化処理部113にて映像ストリームと音声ストリームとに分離されてフレームメモリ105に格納される。こうした映像ストリームおよび音声ストリームは、映像信号処理部102および音声信号処理部103によって適切な信号処理を施された後、それぞれ表示部110の液晶パネルやスピーカ(図示しない)から出力される。
つぎに、動画撮影中に電源供給が遮断され、その後に電源供給が再開されたときの復旧処理について説明する。まず、通常の動画撮影処理について、図2を参照して説明する。
図2は、通常の動画撮影処理におけるストリームデータの光学式ディスク114への書き込みと、セル情報、動画記録中フラグおよびセル書き込み状態一覧表のフラッシュメモリ111への書き込みとを示すタイミングチャートである。
ユーザが操作部109を操作して動画撮影を指示すると、DVDビデオカメラ100は撮影動作を開始する。記録開始時(タイミングT1)、図2(D)に示されるように、フラッシュメモリ111内に記憶される動画記録中フラグが「1」(高レベル)にセットされる。この動画記録中フラグは、記録停止時に「0」(低レベル)にセットされるものであり、記録中に電源供給が遮断された場合、「1」を維持する。そのため、電源供給復帰後にこの動画記録中フラグを参照することで、電源供給遮断直前に記録中であったことを知ることができる。
その後の記録動作については上述したとおり、フラッシュメモリ111にストリームデータが1セル分蓄積(図2(A))される度に、このストリームデータが光学式ディスク114へ書き込まれる(図2(B))。同時に、セル情報がフラッシュメモリ111へ書き込まれる(図2(C))。また図2(E)に示すように、フラッシュメモリ111は、記録中VTS内のセルの書き込み状態一覧表を保持しており、この一覧表は、ストリームデータの光学式ディスク114への書き込み開始時および書き込み完了時に更新される。
すなわち、図2に示すように、例えばタイミングT2においては、ストリームデータCell#n+1を光学式ディスク114へ書き込んでいる途中である。この場合、フラッシュメモリ111に保持されているセル書き込み状態一覧表においては、図2(E)に示すように、セル#nでは「書き込み完」、セル#n+1では「書き込み中」、セル#n+2では「未書き込み」となる。
また、例えばタイミングT3においては、ストリームデータCell#n+1の光学式ディスク114への書き込みが完了した後であって、ストリームデータCell#n+2のフラッシュメモリ111への蓄積中である。この場合、フラッシュメモリ111に保持されているセル書き込み状態一覧表においては、図2(E)に示すように、セル#nでは「書き込み完」、セル#n+1では「書き込み完」、セル#n+2では「未書き込み」となる。
図3は、動画撮影記録中に電源供給が遮断され、その後に電源供給が再開されたときにCPU106で行われる復旧処理の手順を示すフローチャートである。
まず、電源遮断後に電源がONにされたとき、フラッシュメモリ111に記憶された動画記録中フラグが「1」にセットされているか否かを判別する(S1)。その結果、動画記録中フラグが「0」(低レベル)にセットされているならば、電源遮断が動画記録中ではない期間に行なわれたものと判断し、ステップS5に進んで、通常の記録再開処理を行う。一方、動画記録中フラグが「1」(高レベル)にセットされているならば、動画記録中に電源供給が遮断されたものと判断し、ステップS2へ進んで、フラッシュメモリ111に保持されているセル書き込み状態一覧表を参照する。その結果、電源遮断時におけるセル書き込み状態一覧表に、「書き込み中」であるセルが存在するならばステップ6へ進み、存在しなければステップS3へ進む。
図2に示すように、例えばタイミングT2において電源供給が遮断された場合、フラッシュメモリ111内のセル書き込み状態一覧表では、図2(E)に示すように、セル#n+1で「書き込み中」となっている。したがって、電源供給が再開されたときに、セル#n+1のセル情報は不完全な書き込み状態となっている。また、このセル#n+1のストリームデータ自体を修復することは不可能である。さらに、DVDビデオ規格ではVTS内のストリームデータは途切れることなく連続している必要があるため、電源供給遮断時にストリームデータの書き込み途中であったVTSに対して、電源供給の再開後にストリームデータを記録することはできない。
そこで、ステップS6では、CPU106が、フラッシュメモリ111から不完全なセル情報(上記の例ではセル#n+1のセル情報)を取り除く。そしてステップS7で、この不完全なセル情報に対応するセルの直前のセル(上記の例ではセル#n)まででVTSを区切る。これによって、動画記録可能な状態へ復帰させる。具体的には、この区切られたVTSに関するセル情報およびPG情報を基に、VTSIおよびVTSI_BUPに記載すべき情報を生成し、光学式ディスク114へ書き込む。その結果、光学式ディスク114上のデータは図4に示すようになる。図4は、ストリームデータを光学式ディスク114へ書き込んでいる途中で電源供給が遮断された場合における電源供給再開後の光学式ディスク114のデータ格納状態を示す図である。
なおステップS7の実行後、ステップS5へ進む。
つぎに、アナログフロントエンド108がストリームデータを光学式ディスク114へ書き込んでいないときに電源供給が遮断された場合(図3のステップS2でNO)を説明する。
図2に示すように、例えばタイミングT3において電源供給が遮断された場合、フラッシュメモリ111内のセル書き込み状態一覧表では、図2(E)に示すように、いずれのセルでも「書き込み中」ではない。したがって、タイミングT2の場合と異なり、不完全な書き込み状態のセルは存在しない。そこで、電源遮断時にフラッシュメモリ111へ蓄積中であったセル#n+2のストリームデータは修復することができないものの、VTSを閉じることなく記録を続行することが可能である。
そこで、ステップS3では、CPU106が、フラッシュメモリ111から未書き込みセル(上記の例ではセル#n+2)に対応するセル情報を取り除く。そしてステップS4で、電源供給遮断直前に記録中であったPG(チャプタ)を区切り、これによって、動画記録可能な状態へ復帰させる。なお、この時点ではVTSを区切らないため、光学式ディスク114への書き込みを行うのではなく、フラッシュメモリ111上のPG情報を更新する。
ステップS4の実行後、ステップS5へ進む。ステップS5で記録再開処理が行われ、記録操作が行われると、新しく作成されたストリームデータが改めてセル#n+2として光学式ディスク114に記録される(図5参照)。図5は、ストリームデータを光学式ディスク114へ書き込んでいない期間に電源供給が遮断された場合における電源供給再開後の光学式ディスク114のデータ格納状態を示す図である。
以上のような復旧処理を行うことで、動画撮影中にバッテリが外されたりして電源供給が遮断されても、可能な限りVTSを区切ることなく、動画記録可能な状態に復帰することができる。
〔他の実施の形態〕
なお、上記の実施の形態では、セル情報、動画記録中フラグおよびセル書き込み状態一覧表を、不揮発性のフラッシュメモリ111が保持するようにしている。しかし、フラッシュメモリ111に代わって、やはり不揮発性のメモリカードやバックアップ電池を備えたSRAMが、こうしたデータを保持するようにしてもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係るストリームデータ記録装置を内蔵したDVDビデオカメラ100の構成を示すブロック図である。 通常の動画撮影処理におけるストリームデータの光学式ディスクへの書き込みと、セル情報、動画記録中フラグおよびセル書き込み状態一覧表のフラッシュメモリへの書き込みとを示すタイミングチャートである。 動画撮影記録中に電源供給が遮断され、その後に電源供給が再開されたときにCPUで行われる復旧処理の手順を示すフローチャートである。 ストリームデータを光学式ディスクへ書き込んでいる途中で電源供給が遮断された場合における電源供給再開後の光学式ディスクのデータ格納状態を示す図である。 ストリームデータを光学式ディスクへ書き込んでいない期間に電源供給が遮断された場合における電源供給再開後の光学式ディスクのデータ格納状態を示す図である。 DVDビデオ規格で記録されたDVDディスクのデータ構造を示す図である。 DVDビデオ規格に準拠するDVDディスクの各構成部分に対してデータ書き込みの行なわれるタイミングを示す図である。 DVDビデオ規格に準拠して記録を行うビデオカメラにおいて、ストリームデータのDVDディスクへの記録およびセル情報のフラッシュメモリへの記録を示すタイミングチャートである。 DVDビデオ規格に準拠して記録を行うビデオカメラにおいて、記録中に電源供給が遮断された場合におけるストリームデータのDVDディスクへの記録およびセル情報のフラッシュメモリへの記録を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100 DVDビデオカメラ
101 撮像部
102 映像信号処理部
103 音声信号処理部
104 マイク
105 フレームメモリ
106 CPU
107 ビデオ・オーディオコーデック
108 アナログフロントエンド
109 操作部
110 表示部
111 フラッシュメモリ
112 ストリームバッファ
113 多重化処理部
114 光学式ディスク

Claims (12)

  1. 入力された情報データを一時記憶するメモリと、
    所定量の前記情報データが前記メモリに格納されたことに応じて前記メモリより前記情報データを読み出して記録媒体に記録すると共に、前記所定量の情報データの記録が完了したことに応じて記録を停止することにより、前記記録媒体に対して前記情報データを間欠的に記録する記録手段と、
    電源遮断及び電源供給の復帰を検出する電源検出手段と、
    前記情報データの記録開始の指示から記録停止の指示までの間に、前記電源検出手段により電源遮断が検出されたことに応じて前記記録手段に前記情報データの記録を停止させると共に、前記電源検出手段により電源供給の復帰が検出されたことに応じて前記記録手段に前記情報データの記録を再開させる制御手段と、
    前記記録媒体に記録された情報データを所定の管理単位毎に管理する管理手段とを備え、
    前記管理手段は、前記電源検出手段が電源遮断を検出した際に前記記録手段が記録状態と記録停止状態との何れにあったかに応じて、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データの管理単位を決定することを特徴とする記録装置。
  2. 前記メモリはフラッシュメモリであることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記メモリはメモリカードであることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 前記メモリは、バックアップ用の電池を備えたSRAMであることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  5. 前記記録媒体は、書き込み可能なDVD(Digital Versatile Disk)であり、
    前記記録媒体に対して、DVDビデオ規格に準拠して記録が行われることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  6. 前記管理手段は、前記電源検出手段が電源遮断を検出した際に前記記録手段が記録状態にあったならば、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データを、VTS(Video Tile Set)を区切って新たなVTSに記録させることを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  7. 前記管理手段は、前記電源検出手段が電源遮断を検出した際に前記記録手段が記録停止状態にあったならば、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データを、記録途中であったVTS内でPGを区切って新たなPGに記録させることを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  8. 入力された情報データを一時記憶するメモリを備えた記録装置に適用される記録方法において、
    所定量の前記情報データが前記メモリに格納されたことに応じて前記メモリより前記情報データを読み出して記録媒体に記録すると共に、前記所定量の情報データの記録が完了したことに応じて記録を停止することにより、前記記録媒体に対して前記情報データを間欠的に記録する記録ステップと、
    電源遮断及び電源供給の復帰を検出する電源検出ステップと、
    前記情報データの記録開始の指示から記録停止の指示までの間に、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出されたことに応じて前記記録ステップにおける前記情報データの記録を停止させると共に、前記電源検出ステップにおいて電源供給の復帰が検出されたことに応じて前記記録ステップにおける前記情報データの記録を再開させる制御ステップと、
    前記記録媒体に記録された情報データを所定の管理単位毎に管理する管理ステップとを備え、
    前記管理ステップでは、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出された際に前記記録ステップにおいて記録状態と記録停止状態との何れにあったかに応じて、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データの管理単位を決定することを特徴とする記録方法。
  9. 前記記録媒体は、書き込み可能なDVDであり、
    前記記録媒体に対して、DVDビデオ規格に準拠して記録が行われることを特徴とする請求項8記載の記録方法。
  10. 前記管理ステップでは、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出された際に前記記録ステップにおいて記録状態にあったならば、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データを、VTSを区切って新たなVTSに記録させることを特徴とする請求項9記載の記録方法。
  11. 前記管理ステップでは、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出された際に前記記録ステップにおいて記録停止状態にあったならば、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データを、記録途中であったVTS内でPGを区切って新たなPGに記録させることを特徴とする請求項9記載の記録方法。
  12. 入力された情報データを一時記憶するメモリを備えた記録装置に適用される記録方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    所定量の前記情報データが前記メモリに格納されたことに応じて前記メモリより前記情報データを読み出して記録媒体に記録すると共に、前記所定量の情報データの記録が完了したことに応じて記録を停止することにより、前記記録媒体に対して前記情報データを間欠的に記録する記録ステップと、
    電源遮断及び電源供給の復帰を検出する電源検出ステップと、
    前記情報データの記録開始の指示から記録停止の指示までの間に、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出されたことに応じて前記記録ステップにおける前記情報データの記録を停止させると共に、前記電源検出ステップにおいて電源供給の復帰が検出されたことに応じて前記記録ステップにおける前記情報データの記録を再開させる制御ステップと、
    前記記録媒体に記録された情報データを所定の管理単位毎に管理する管理ステップとを備え、
    前記管理ステップでは、前記電源検出ステップにおいて電源遮断が検出された際に前記記録ステップにおいて記録状態と記録停止状態との何れにあったかに応じて、前記電源供給の復帰に伴う記録再開後の情報データの管理単位を決定することを特徴とするプログラム。
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