JP2006038644A - 放射性液体の品質検定方法及び品質検定システム - Google Patents

放射性液体の品質検定方法及び品質検定システム Download PDF

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Abstract

【課題】品質検定の効率化及び装置構成の簡略化を図ることを可能とする放射性液体の品質検定方法及び品質検定システムを提供する。
【解決手段】原液バイアル26から分注バイアル36に放射性液体を分注して希釈し、希釈された放射性液体を分注バイアル36から抽出し流路48を通してサンプルバイアル46に送出し、送出された放射性液体をサンプルバイアル46から抽出して品質の検定を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射性液体の品質検定方法及び品質検定システムに関する。
放射性核種(RI)で標識した化合物を含む放射性液体を体内に投与し、この標識化合物が体内の特定箇所に集まった様子を専用の装置で撮像することによって、疾病等を診断する核医学診断法が開発されている。
このような核医学診断法に用いる放射性液体は、合成装置において合成された後、品質検定装置において純度や性状などの品質が検定される。このような放射性液体の品質検定システムとして、例えば下記特許文献1に開示されたものがある。この品質検定システムでは、合成装置において合成した放射性液体を原液バイアルに貯留し、この原液バイアルをバイアル搬送装置により品質検定装置に搬送し、ここでサンプルバイアルに放射性液体を分注してから、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等により品質の検定を行っている。
特開2000−356642号公報
しかしながら、上記した従来の技術では、装置間でバイアルをやりとりする必要があったため、放射性液体のサンプルを取り出すのに時間が掛かり、効率的でなかった。また、バイアルを搬送する装置が必要となり、装置構成が複雑化していた。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、品質検定の効率化及び装置構成の簡略化を図ることを可能とする放射性液体の品質検定方法及び品質検定システムを提供することを目的とする。
本発明に係る放射性液体の品質検定方法は、原液バイアルから分注容器に放射性液体を分注して希釈し、希釈された放射性液体を分注容器から抽出し流路を通してサンプルバイアルに送出し、送出された放射性液体をサンプルバイアルから抽出して品質の検定を行う、ことを特徴とする。
この方法では、放射性液体を分注容器から抽出し流路を通してサンプルバイアルに送出しているため、バイアルをやりとりする必要がなく、品質検定の効率化及び装置の簡略化が図られる。また、サンプルバイアルに送出される放射性液体は原液そのものではなく、被験者に投与される状態に近い希釈されたものであるため、品質検定の実効性が高くなる。また、放射性液体の原液そのものを使用して品質検定する場合と比較して、原液の使用量を減らすことができ、原液の有効利用が図られる。
本発明に係る放射性液体の品質検定システムは、原液バイアルから分注容器に放射性液体を分注する分注装置と、サンプルバイアルから放射性液体を抽出して品質を検定する品質検定装置と、を備える。分注装置は、放射性液体を希釈する希釈液を供給する希釈液供給部と、放射性液体及び希釈液の吸入及び吐出を行うためのシリンジと、原液バイアルに連通される第1ポート、希釈液供給部に連通される第2ポート、シリンジに連通される第3ポート、分注容器に連通される第4ポート、及び第5ポートを含み、これらポート間の連通状態を切り替え可能な流路切替装置と、を有する。そして、流路切替装置の第5のポートは、流路を介してサンプルバイアルと連通されている、ことを特徴とする。
このシステムでは、流路切替装置及びシリンジを介して、原液バイアルから分注容器に放射性液体を分注することができる。また、希釈液供給部から分注容器に希釈液を供給して、放射性液体を希釈することができる。また、分注容器から希釈された放射性液体を抽出して、流路を介してサンプルバイアルに送出することができる。そして、サンプルバイアルから放射性液体を抽出して、品質検定を行うことができる。このように、放射性液体を分注容器から抽出し流路を通してサンプルバイアルに送出することができため、バイアルをやりとりする必要がなく、品質検定の効率化及び装置の簡略化が図られる。また、サンプルバイアルには、放射性液体の原液そのものではなく、被験者に投与される状態に近い希釈された放射性液体を送出することができるため、品質検定の実効性が高くなる。また、放射性液体の原液そのものを使用して品質検定する場合と比較して、原液の使用量を減らすことができ、原液の有効利用が図られる。
流路切替装置は、少なくとも3つの三方弁を含む、ことを特徴としてもよい。このようにすれば、第1〜第5ポート間における連通状態の切り替えを容易に実現できる。
上記三方弁のポート間は切れ目なく直接接続されている、ことを特徴としてもよい。このようにすれば、セッティングが容易になり、三方弁の繋ぎ忘れもなくなる。また、部品点数の減少が図られる。
本発明によれば、品質検定の効率化及び装置構成の簡略化を図ることを可能とする放射性液体の品質検定方法及び品質検定システムを提供することが可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明においては、同一の要素には同一の符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る品質検定システムを備えた放射性液体生成システム10の構成を示す図である。図1に示すように、放射性液体生成システム10は、合成装置12と、分注装置14と、品質検定装置16と、第1ホットセル18と、第2ホットセル20と、を備えている。このうち、少なくとも分注装置14、品質検定装置16、及びこれらを接続する配管(流路)48を備えることで、本実施形態に係る品質検定システムが構成される。
合成装置12は、放射性液体を合成する。放射性液体としては、例えば比較的短寿命の陽電子放射性核種で標識された、15O−水や11C−メチオニンや18F−FDG(フルオロデオキシグルコース)が挙げられる。
分注装置14は、合成装置12により合成された放射性液体を分注する。分注装置14は、図1及び図2に示すように、鉛シールドされた配管22により合成装置12と接続されている。この分注装置14は、配管22を通して合成装置12から送られてくる放射性液体の原液を貯留する原液貯留部24を有している。
原液貯留部24は、原液バイアル26を収容する収容部28を有している。収容部28の近傍には、原液バイアル28に収容された放射性液体の原液全体の放射能量を計測する放射能計測器30が設けられている。なお、原液貯留部24の近傍には、合成装置12からの放射能を遮蔽して、放射能計測器30への影響を低減するための遮蔽壁32が設けられている。
また分注装置14は、放射性液体の原液を分注して貯留する分注貯留部34を有している。分注貯留部34は、分注バイアル36を収容する収容部38を有している。
また分注装置14は、原液バイアル26から分注バイアル36へ放射性液体を分注するのに使用するシリンジ38、及び放射性液体を希釈する希釈液を供給する希釈液供給部40を有している。希釈液としては、蒸留水や生理食塩水が挙げられる。また分注装置14は、管路中の液体をパージするためのパージガス(例えば、Heガス)を供給するパージガス供給部42を有している。
これら原液貯留部24の原液バイアル26、分注貯留部34の分注バイアル36、シリンジ38、希釈液供給部40、及びパージガス供給部42は、流路切替装置44により互いに連通されている。流路切替装置44は、第1から第4の4つの三方弁44a,44b,44c,44dを有している。第1三方弁44aの一のポート(第1ポートP1)は、チューブを介して原液バイアル26と接続されている。第1三方弁44aの他の一のポート(第6ポートP6)は、チューブを介してパージガス供給部42と接続されている。第1三方弁44aの他の一のポートは、第2三方弁44bの一のポートと切れ目なく直接接続されている。
第2三方弁44bの他の一のポート(第2ポートP2)は、チューブを介して希釈液供給部40と接続されている。第2三方弁44bの他の一のポートは、第3三方弁44cの一のポートと切れ目なく直接接続されている。第3三方弁44cの他の一のポート(第3ポートP3)は、チューブを介してシリンジ38と接続されている。第3三方弁44cの他の一のポートは、第4三方弁44dの一のポートと切れ目なく直接接続されている。第4三方弁44dの他の一のポート(第4ポートP4)は、チューブを介して分注バイアル36と接続されている。第4三方弁44dの他の一のポート(第5ポートP5)は、分注装置14と品質検定装置16のサンプルバイアル46とを接続する鉛シールドされた配管48に接続されている。
品質検定装置16は、放射性液体の品質を検定する。この品質検定装置16は、サンプル用として分注装置14から配管48を通して送られてくる放射性液体を貯留するサンプル貯留部50を有している。サンプル貯留部50は、サンプルバイアル46を収容する収容部52を有している。
また品質検定装置16は、試験紙テーブル54を有している。試験紙テーブル54は、アルミナ試験部54a、pH試験部54b、クリプトフィックス試験部54cを含んでいる。アルミナ試験部54aは、合成装置12の生成カラムから放射性液体に溶出した不純物としてのアルミナの量を測定する。pH試験部54bは、放射性液体のpHを測定する。合成装置12の生成カラムにおける調合により放射性液体のpHが変わるため、ここでpHが5.0〜8.0であることを確認する。クリプトフィックス試験部54cは、合成装置12における放射性液体の合成に使用し、不純物として残存するクリプトフィックス(Kryptofix)222の量を測定する。品質検定装置16は、これら各試験部に放射性液体を滴下するための滴下ライン56を有している。この滴下ライン56は、上下及び左右に移動可能である。
また品質検定装置16は、廃液を貯留する第1廃液貯留部58を有している。第1廃液貯留部58は、第1廃液バイアル60を収容する収容部62を有している。第1廃液バイアル60は、主に滴下ライン56からの廃液を貯留する。
また品質検定装置16は、液体クロマトグラフィー用の溶媒液を貯留する溶媒液バイアル64及びポンプ66を有している。ポンプ66は、後述する分析カラム68に溶媒液バイアル64から溶媒液を供給する。
また品質検定装置16は、分析カラム68及び放射線検出器70を有している。分析カラム68は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により放射性液体に含まれる含有物質を分離し、一方、放射線検出器70は分離された物質ごとの放射線を検出する。これにより、例えば異核種の放射性物質を含んでいないか、放射化学的純度、CIDGなどの異なる糖を含んでいないか、など放射性液体の純度試験が行われる。なお、分析カラム68の後段には、第2廃液貯留部72が設けられている。第2廃液貯留部72は、第2廃液バイアル74を収容する収容部76を有している。第2廃液バイアル74は、主に分析カラム68からの廃液を貯留する。
また品質検定装置16は、蒸留水供給部78及びシリンジ80を有している。蒸留水供給部16からの蒸留水は、各管路を蒸留水で満たしたり、廃液を押し流したりするために使用される。またシリンジ80は、蒸留水を各管路に送り出したり、サンプルバイアル46から放射性液体を抜き出したりするのに使用される。
また品質検定装置16は、六方弁82を有している。この六方弁82は、上記した各装置の間で流路を切り替える。なお、六方弁82とサンプルバイアル46との間の管路には、放射性液体の半減期を測定するための放射線検出器84が設けられている。
なお、シリンジ80と蒸留水供給部78との間には流路切替弁86が設けられており、シリンジ80と第2廃液バイアル74又は六方弁82との間にも流路切替弁88が設けられている。また、滴下ライン56の基端部にも流路切替弁90が設けられている。
再び図1に戻って、第1ホットセル18は、上記した合成装置12と分注装置14とを収容する。第1ホットセル18は、鉛などの放射線を遮蔽する壁体から構成されている。この第1ホットセル18は、室内を高度に清浄に保つために、HepaフィルタFを介して常時換気がなされている。
第2ホットセル20は、上記した品質検定装置16を収容する。この第2ホットセル20は、第1ホットセル18よりも低い放射線遮蔽能を有する。放射線遮蔽能が低くてよいため、同じ鉛の壁体であれば第1ホットセル18よりも厚みを薄くでき、或いは、鉄などの異なる材料から壁体を形成することができる。この第2ホットセル20は、常時換気がなされているものの、室内をそれほど高度に清浄に保つ必要がないため、Hepaフィルタを省略することは可能である。但し、日本国のように放射性薬剤の基準において、ホットセル内は全てクラス10000以下の清浄度が要求される場合は、Hepaフィルタを設ける必要がある。
次に、上記した放射性液体生成システム10による放射性液体の生成について、放射性液体の検定も含めて説明する。
この放射性液体生成システム10では、図1に示すように、まず換気系を作動させ、HepaフィルタFを介して常時換気して、第1ホットセル18内を清浄に保つ。また、第2ホットセル20内を換気する。
次に、合成装置12で放射性液体を合成する。そして、放射性液体の原液を配管22を通して分注装置14に送る。分注装置14では、図2に示すように、送られてきた放射性液体の原液を原液バイアル26に貯留する。
次に、流路切替装置44を操作し第1ポートP1と第3ポートP3とを連通させることで、シリンジ38と原液バイアル26とを連通し、放射性液体の原液を所定量だけシリンジ38に抜き取る。次に、流路切替装置44を操作し第3ポートP3と第4ポートP4とを連通させることで、シリンジ38と分注バイアル36とを連通させ、抜き取った原液を分注バイアル36に流し込む。次に、流路切替装置44を操作し第2ポートP2と第3ポートP3とを連通させることで、シリンジ38と希釈液供給部40とを連通させ、蒸留水を所定量だけシリンジ38に抜き取る。次に、流路切替装置44を操作し第3ポートP3と第4ポートP4とを連通させることで、シリンジ38と分注バイアル36とを連通させ、抜き取った蒸留水を分注バイアル36に流し込む。そして、必要に応じて、流路切替装置44を操作し第4ポートP4と第6ポートP6とを連通させることで、パージガス供給部42と分注バイアル36とを連通させ、パージガスにより流路切替装置44内に残存する原液及び蒸留水を分注バイアル36に流し込む。
このようにして、所定放射能量(例えば、18.5GBq)及び所定容量(例えば、30mL)の放射性液体が分注バイアル36に分注される。
次に、放射性液体の品質検定のため、分注バイアル36に分注された希釈された放射性液体の一部を、品質検定装置16に送る。まず、流路切替装置44を操作し第3ポートP3と第4ポートP4とを連通させることで、分注バイアル36とシリンジ38とを連通させ、分注バイアル36内の放射性液体を所定量だけシリンジ38に抜き取る。次に、流路切替装置44を操作し第3ポートP3と第5ポートP5とを連通させることで、シリンジ38とサンプルバイアル46とを連通させ、放射性液体を配管48を通してサンプルバイアル46に流し込む。
品質検定装置16では、サンプルバイアル46から放射性液体を抜き出し、試験紙テーブル54上で、アルミナ試験、pH試験、クリプトフィックス試験を行う。また、放射線検出器84により、放射性液体の半減期を測定する。また、分析カラム68及び放射線検出器70において、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、例えば異核種の放射性物質を含んでいないか、放射化学的純度、ClDGなど異なる糖を含んでいないか、などの放射性液体の純度試験を行う。
そして、上記した品質検定装置16における検定、及びその他の試験により、全ての基準を満たすと判定された後、分注バイアル36を分注装置14から取り出し、投与器などにより被験者の投与に供する。
以上詳述したように、本実施形態では、放射性液体を分注バイアル36から抽出し配管48を通してサンプルバイアル46に送出しているため、バイアルをやりとりする必要がなく、品質検定の効率化及び装置の簡略化が図られる。また、サンプルバイアル46に送出される放射性液体は放射性液体の原液そのものではなく、被験者に投与される状態に近い希釈されたものであるため、品質検定の実効性が高くなる。また、放射性液体の原液そのものを使用して品質検定する場合と比較して、原液の使用量を減らすことができ、原液の有効利用が図られる。
また本実施形態では、流路切替装置44は4つの三方弁44a〜44dを有しているため、原液バイアル26、希釈液供給部40、シリンジ38、分注バイアル36、サンプルバイアル46、及びパージガス供給部42にそれぞれ連通されるポートP1〜P6間で、連通状態の切り替えを容易に実現できる。特に、隣接する三方弁44a〜44dのポート間は切れ目なく直接接続されているため、セッティングが容易になり、三方弁の繋ぎ忘れもなくなる。また、部品点数の減少が図られる。
また本実施形態では、合成装置12と分注装置14とを共通の第1ホットセル18に収容しているため、放射性液体を少量(例えば、1mL程度)しか取り扱わない品質検定装置16は、放射線遮蔽能のより低い第2ホットセル20内で収容することができる。従って、厚みを薄くするなど第2ホットセル20の構成を簡略化できるため、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態では、合成装置12から分注装置14に向けて放射性液体を送出するための管路22と、分注装置14から品質検定装置16に向けて放射性液体を送出するための管路48を備えるため、放射性液体の合成から、分注、品質検定まで、人手を介する必要がなくなるため、省力化と被爆のおそれの低減を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、品質検定装置16における放射性液体の品質検定は、上記したものに限定されるものではない。従って、品質検定装置16は、上記した品質検定のための装置以外に、他の装置を含んでもよい。例えば、品質検定装置16は、エンドトキシンの試験を行うためのトキシノメータやトキシノメータに自動的にサンプルを提供するための装置、無菌検査のための恒温培養器あるいは培養器に自動的にサンプルを提供するための装置を含んでいてもよい。
また、上記した実施形態では、合成装置12と分注装置14とが同じ第1ホットセル18に収容されている場合について説明したが、分注装置14は品質検定装置16と同じ第2ホットセル20に収容されていてもよい。ただし、この場合は第2ホットセル20の放射線遮蔽能を高める必要がある。
また、上記した実施形態では、原液バイアル26から分注容器としての分注バイアル36に放射性液体を分注する場合について説明したが、分注容器はシリンジであってもよい。
実施形態に係る品質検定システムを備えた放射性液体生成システムの構成を示す図である。 分注装置及び品質検定装置の構成を示す図である。
符号の説明
1…放射性液体生成システム、12…合成装置、14…分注装置、16…品質検定装置、18…第1ホットセル、20…第2ホットセル、22,48…管路、26…原液バイアル、36…分注バイアル、38…シリンジ、40…希釈液供給部、42…パージガス供給部、44…流路切替装置、44a〜44d…第1〜第4三方弁、46…サンプルバイアル、P1〜P6…第1〜第6ポート、F…Hepaフィルタ。

Claims (4)

  1. 原液バイアルから分注容器に放射性液体を分注して希釈し、
    希釈された放射性液体を前記分注容器から抽出し流路を通してサンプルバイアルに送出し、
    送出された放射性液体を前記サンプルバイアルから抽出して品質の検定を行う、ことを特徴とする放射性液体の品質検定方法。
  2. 原液バイアルから分注容器に放射性液体を分注する分注装置と、
    サンプルバイアルから放射性液体を抽出して品質を検定する品質検定装置と、を備え、
    前記分注装置は、
    放射性液体を希釈する希釈液を供給する希釈液供給部と、
    放射性液体及び希釈液の吸入及び吐出を行うためのシリンジと、
    前記原液バイアルに連通される第1ポート、前記希釈液供給部に連通される第2ポート、前記シリンジに連通される第3ポート、前記分注容器に連通される第4ポート、及び第5ポートを含み、これらポート間の連通状態を切り替え可能な流路切替装置と、を有し、
    前記流路切替装置の前記第5のポートは、流路を介して前記サンプルバイアルと連通されている、ことを特徴とする放射性液体の品質検定システム。
  3. 前記流路切替装置は、少なくとも3つの三方弁を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の放射性液体の品質検定システム。
  4. 前記三方弁のポート間は切れ目なく直接接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の流路切替装置。
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