JP2006038479A - 透過率測定方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体等の被測定物の光透過率を正確に測定する。
【解決手段】被測定物Lに対して光源2からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子3にて検出したときの受光素子3の出力をI1、被測定物Lに対して光源2からの光を第1の距離X1とは異なる第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子4にて検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、それら受光素子の出力比[I1/I2]及び距離X1,X2を用いて、被測定物Lの光透過率αを式[α=Ln(I1/I2)/(X2−X1)]にて演算することで、光源2の照度が変動しても、それに関係なく被測定物Lの光透過率αを正確に測定できるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】被測定物Lに対して光源2からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子3にて検出したときの受光素子3の出力をI1、被測定物Lに対して光源2からの光を第1の距離X1とは異なる第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子4にて検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、それら受光素子の出力比[I1/I2]及び距離X1,X2を用いて、被測定物Lの光透過率αを式[α=Ln(I1/I2)/(X2−X1)]にて演算することで、光源2の照度が変動しても、それに関係なく被測定物Lの光透過率αを正確に測定できるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、液体現像方式の画像形成装置などに使用される液体現像剤等の液体あるいは固体などの被測定物の光透過率を測定する透過率測定方法及びそれを利用した画像形成装置に関する。
液体現像剤を用いて湿式現像を行う液体現像方式の画像形成装置においては、像担持体である感光体の表面に形成された静電潜像を、トナーを混合した液体現像剤を用いて現像し、そのトナー画像を記録用紙などに転写・定着する。
このような画像形成装置においては、画像形成(印刷)を繰り返すことによって液体現像剤のトナー濃度が低下する。トナー濃度が低下すると出力画像の濃度などに影響を与える場合が多く、これを防止するために液体現像剤のトナー濃度を一定に制御する必要がある。その制御方法としては、液体現像剤のトナー濃度を検出し、その検出結果に応じてトナーを補給するという方法が一般に採られている。
そして、液体現像剤などの液体の濃度を検出する方法としては、光源からの光を液体に照射し、その液体を透過した透過光を受光素子で検出し、その受光素子の出力から液体の濃度を求める光透過式の測定方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−003221号公報
しかながら、上記した光透過式の測定方法では、光源の経時劣化等により光量(照度)が変動すると、その影響がそのまま検出結果に及ぶため、測定の精度が低下する。このような光源の変動による問題を解消する方法の一例を図4に示す。
図4の例では、光源301からの光を液体(液体現像剤等)Lに照射し、その液体Lを透過した透過光を受光素子302で検出する方法において、光源301の出力光をNDフィルタ(減衰フィルタ)303を介して別の受光素子304で検出し、この受光素子304の検出結果を光源制御回路305に導いている。そして、光源制御回路305が、受光素子304の検出結果を目標値として、光源301の出力光の照度(発光強度)を一定に保つべく光源301の駆動を制御することで、測定の精度を高めている。この図4の方法では、光源301の照度が変動しないので、測定値への影響を軽減できるものの、光源301の照度を長期間にわたって一定に維持することは困難であり、光源301の交換間隔が短くなる等の問題がある。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたもので、液体等の被測定物に光を照射する光源の照度(発光強度)が変動しても、それに関係なく被測定物の光透過率を長期間にわたって正確に測定することが可能な透過率測定方法の提供と、そのような特徴を有する透過率測定方法を利用した画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の透過率測定方法は、被測定物に対して光源からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI1、前記被測定物に対して前記光源からの光を前記第1の距離X1とは異なる第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、前記受光素子の出力I1を前記受光素子の出力I2で除した値[I1/I2]及び前記距離X1、X2を用いて被測定物の光透過率を求めることを特徴としている。
この発明の透過率測定方法の原理を以下に説明する。
まず、光源からの光を被測定物がない状態で受光素子に照射したときの照度(受光素子の出力)をIo、光源からの光が被測定物の距離X1を透過したときの透過光強度(受光素子の出力)をI1、距離X2を透過したときの透過光強度(受光素子の出力)をI2とすると、
I1=Io・exp(−α・X1)
I2=Io・exp(−α・X2)
I1/I2= exp(−α・(X1−X2)) ・・・(1)
この式(1)の両辺の対数をとると、
Ln(I1/I2)=α(X2−X1)
故に、α=Ln(I1/I2)/(X2−X1) ・・・(2)
となり、この式(2)から被測定物の光透過率αを、光源の照度(Io)に影響されずに正確に求めることができる。
I1=Io・exp(−α・X1)
I2=Io・exp(−α・X2)
I1/I2= exp(−α・(X1−X2)) ・・・(1)
この式(1)の両辺の対数をとると、
Ln(I1/I2)=α(X2−X1)
故に、α=Ln(I1/I2)/(X2−X1) ・・・(2)
となり、この式(2)から被測定物の光透過率αを、光源の照度(Io)に影響されずに正確に求めることができる。
このように、本発明の透過率測定方法によれば、液体等の被測定物に光を照射する光源の照度(発光強度)が変動しても、それに関係なく被測定物の光透過率を正確に測定することができる。
本発明の画像形成装置は、液体現像剤を用いる液体現像方式の画像形成装置であって、上記した特徴を有する透過率測定方法、つまり被測定物の異なる距離X1,X2を透過した透過光の強度比[I1/I2]を求めて光透過率を得る測定方法を利用してトナー濃度を検出する濃度検出手段を備えていることによって特徴づけられる。
具体的には、液体現像剤に対して光源からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI1、前記液体現像剤に対して前記光源からの光を前記第1の距離X1とは異なる第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、前記受光素子の出力I1を前記受光素子の出力I2で除した値[I1/I2]及び前記距離X1、X2を用いて液体現像剤の光透過率を求めて液体現像剤のトナー濃度を得る濃度検出手段を備えていることによって特徴づけられる。
この発明の画像形成装置によれば、上記した特徴を有する透過率測定方法に基づいてトナー濃度を検出する濃度検出手段を備えているので、画像形成(印刷)の進行に伴って液体現像剤のトナーが消費されてトナー濃度が低下した際に、トナー濃度を精度良く検出することができる。これにより、正確なトナー補給が可能となりトナー濃度を常に一定に保つことができる結果、常に安定した画質の画像を得ることができる。
この発明の画像形成装置において、光源からの光が液体現像剤に入射する部分及び透過光が出射する部分が透過窓で構成されている場合、その透過窓の液体現像剤と接触する面に撥水処理を施しておくことが好ましい。すなわち、透過窓にトナーが付着して汚れると検出精度が劣化するが、テフロン(登録商標)コートなどの撥水処理を施して、表面エネルギが小さくなるようにしておくことで、透過窓にトナーが付着することを防止できるので、長期間にわたって信頼性の高い濃度検出が可能となる。
本発明の画像形成装置は、光透過が可能なトナー像担持体(例えば光透過が可能な中間転写ベルト)と、前記トナー像担持体上にトナーパッチを作成するトナーパッチ作成手段を備えた画像形成装置において、上記した特徴を有する透過率測定方法、つまり被測定物の異なる距離X1,X2を透過した透過光の強度比[I1/I2]を求めて光透過率を得る測定方法の原理を利用してトナーパッチの厚みを求める演算手段を備えていることによって特徴づけられる。
具体的には、前記トナー像担持体に対して光源からの光を透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI3、光透過率αtのトナーにてトナーパッチを作成したトナー像担持体に対して光源からの光を透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI4としたとき、前記受光素子の出力I3を前記受光素子の出力I4で除した値[I3/I4]及び前記光透過率αtを用いてトナーパッチの厚みを求める演算手段を備えていることによって特徴づけられる。
この発明の画像形成装置によれば、上記した特徴を有する透過率測定方法を応用して下記の原理によってトナー像担持体上のトナーパッチの厚みを得ることができる。
まず、光源と受光素子との間にトナー像担持体がないときの受光素子の出力をIo(光源の照度)、厚みがX3で光透過率がαbのトナー担持体のみのが光源と受光素子との間に存在するときの受光素子の出力をI3、光透過率αt(既知)のトナーにてトナー像担持体上に厚X4のトナーパッチを作成されており、そのトナーパッチ(トナー像担持体も含む)が光源と受光素子との間に存在しているときの受光素子の出力をI4とすると、
I3=Io・exp(−αb・X3)
I4=Io・exp(−αb・X3)・exp(−αt・X4)
I3/I4=exp(αt・X4) ・・・(3)
この式(3)の両辺の対数をとると、
Ln(I3/I4)=αt・X4
故に、X4=(I3/I4)/αt ・・・(4)
となり、この式(4)から、光源の照度(Io)に影響されずに、トナー層の厚み(トナーパッチの厚み)X4を正確に求めることができる。
I3=Io・exp(−αb・X3)
I4=Io・exp(−αb・X3)・exp(−αt・X4)
I3/I4=exp(αt・X4) ・・・(3)
この式(3)の両辺の対数をとると、
Ln(I3/I4)=αt・X4
故に、X4=(I3/I4)/αt ・・・(4)
となり、この式(4)から、光源の照度(Io)に影響されずに、トナー層の厚み(トナーパッチの厚み)X4を正確に求めることができる。
本発明の透過率測定方法によれば、液体等の被測定物に対して光源からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI1、被測定物に対して光源からの光を第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、前記受光素子の出力I1を前記受光素子の出力I2で除した値[I1/I2]から被測定物の光透過率αを得るので、液体等の被測定物に光を照射する光源の照度が変動しても、それに関係なく被測定物の光透過率を正確に測定することができる。しかも、光源の照度を一定に保つ制御(フィードバック制御)を行う方式ではないので、長期間にわたって正確な測定値を得ることができる。
本発明の画像形成装置によれば、液体現像剤を用いる液体現像方式の装置において、上記した特徴を有する透過率測定方法に基づいてトナー濃度を検出する濃度検出手段を設けているので、光源の照度が変動しても、それに関係なく液体現像剤のトナー濃度を正確に検出することができる。これにより、正確なトナー補給が可能となりトナー濃度を常に一定に保つことができる結果、常に安定した画質の画像を得ることができる。
本発明の画像形成装置によれば、光透過が可能なトナー像担持体と、前記トナー像担持体上にトナーパッチを作成するトナーパッチ作成手段を備えた装置において、上記した特徴を有する透過率測定方法を利用してトナーパッチの厚みを求める演算手段を設けているので、光源の照度が変動しても、それに関係なくトナー層の厚みを正確に検出することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の透過率測定方法を実施した測定装置の一例を模式的に示す図である。
図1は本発明の透過率測定方法を実施した測定装置の一例を模式的に示す図である。
この例の測定装置は、液体現像剤などの被測定液体Lを収容する測定セル1、測定セル1内の被測定液体Lに光を照射する光源2、被測定液体Lを透過した透過光の強度を検出する2つの受光素子3,4、及び、演算部5などを備えている。
測定セル1には、光源2を挟んで互いに対向する位置に、第1の測定領域11と第2の測定領域12が設けられている。第1の測定領域11の距離(透過光の距離)X1と第2の測定領域12の距離(透過光の距離)X2とは異なっており、距離X2が距離X1よりも短くなっている。
第1の測定領域11及び第2の測定領域12が形成されている部分のセル壁体には、それぞれ、光源2からの光の通過用の透過窓1aと、被測定液体Lを透過した透過光の通過用の透過窓1aが設けられている。これら透過窓1aの内側の面(被測定液体Lが接触する面)には、テフロン(登録商標)コートなどの撥水処理が施されている。
2つの受光素子3,4はそれぞれ第1の測定領域11または第2の測定領域12の側方で光源2と対向する位置に設けられている。各受光素子3,4は、光源2から第1の測定領域11または第2の測定領域12に照射され、その各測定領域11,12を透過した透過光の進行路上に配置されている。これら2つの受光素子3,4の出力I1,I2は演算部5に導かれる。
演算部5には、第1の測定領域11の距離X1と第2の測定領域12の距離X2が予め設定されている。そして、演算部5は、距離X1及び距離X2の設定値と、受光素子3,4の出力I1,I2を用いて、被測定液体Lの光透過率αを、上述した式[α=Ln(I1/I2)/(X2−X1)]にて演算する。
このように、この例では、被測定液体Lに対して異なる距離X1,X2を透過した透過光の強度比(I1/I2)を求めて光透過率αを得ているので、被測定液体Lに光を照射する光源2の照度が変動しても、それに関係なく被測定液体Lの光透過率αを正確に測定することができる。
なお、図1の例では、測定セル1に透過光の通過用の透過窓1aを設けているが、これに替えて、測定セル1の全体もしくは一部(測定領域11,12に対応する部分)を透光性材料で構成するようにしてもよい。
<実施形態2>
図2は本発明の画像形成装置の一例を模式的に示す図である。
図2は本発明の画像形成装置の一例を模式的に示す図である。
この例の画像形成装置100は、液体現像剤を用いる液体現像方式の画像形成装置であって、感光体ドラム101、帯電器102、露光ユニット103、現像装置104、クリーニングユニット105、及び、転写ローラ106などを備えている。
帯電器102は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。露光ユニット103は、入力される画像データに応じて、帯電された感光ドラム101を露光することにより、感光体ドラム101の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置104は、液体現像剤Dを収容する現像剤槽141、補給用トナー液TLを貯留する補給タンク142、及び、補給用トナー液TLを現像剤槽141に補給する補給ポンプ143などを備えており、感光体ドラム101上に形成された静電潜像を液体現像剤Dにより顕像化して現像剤像(トナー像)を形成する。
転写ローラ106は、感光体ドラム101上のトナー像を記録用紙Pに転写する。クリーナユニット105は、現像・画像転写後における感光体ドラム101表面に残留した現像剤等を除去する。
なお、この例の画像形成装置100に使用する液体現像剤Dとしては、例えば、電気抵抗の高い有機溶媒で、揮発性が適当な、C8〜C12のイソパラフィン系溶剤(例えば、エクソンケミカル社製:アイソパ−E、G、H、Lなど)やシリコ−ン系溶剤(例えば、信越シリコ−ン製:KF96など)等のキャリア液に、乾式トナーに類似したトナー(粒径2μm以下)が分散されているものが挙げられる。
以上の画像形成装置100によれば、画像形成(印刷)の進行に伴いトナーが消費されて液体現像剤Dのトナー濃度が低下するが、この例においては、トナー濃度を精度良く検出することができるので、その検出値に基づいて正確なトナー補給を行うことでトナー濃度を一定に保つことができる。その具体的な構成を以下に説明する。
まず、この例の画像形成装置100においては、現像剤槽141の内部に2つの光源111,112を配置している。これら2つの光源111,112と現像剤槽141の底面との間の距離つまり各光源111,112の各出力光が液体現像剤Dを透過する距離は、一方の光源111側が距離X1であり、他方の光源112側が距離X2である。なお、図示はしていないが、現像剤槽141の底壁のうち、各光源111,112が対面する部分にはそれぞれ透過窓が設けられている。この透過窓の内面(液体現像剤Dとの接触面)には撥水処理が施されている。
また、現像剤槽104の下方に2つの受光素子121,122が設けられている。これら受光素子121,122は、それぞれ光源111,112から出射され液体現像剤Dを透過した透過光を検出する位置に配置されており、その各受光素子121,122の出力(透過光強度)I1,I2が濃度制御回路110に導かれる。
濃度制御回路110には、上記した距離X1及び距離X2と、液体現像剤Dのトナー濃度の基準値(以下、「濃度基準値」という)が予め設定されている。
そして、濃度制御回路110は、まず、距離X1及び距離X2の設定値と、受光素子121,122の出力I1,I2を用いて、現像剤槽141内の液体現像剤Dの光透過率αを、上述した式[α=Ln(I1/I2)/(X2−X1)]にて求め、その光透過率αから液体現像剤Dのトナー濃度を演算する。
次に、演算によるトナー濃度と、予め設定されている濃度基準値とを比較し、その濃度基準値に、演算によるトナー濃度が一致するように、補給ポンプ143をフィードバック制御することで、現像剤槽141内の液体現像剤Dのトナー濃度を一定に保つという処理を行う。
このように、この例の画像形成装置100によれば、液体現像剤Dに対して異なる距離X1,X2を透過した透過光の強度比[I1/I2]を求めて光透過率を得ているので、液体現像剤Dに光を照射する光源の照度が変動しても、それに関係なく現像剤槽141内の液体現像剤Dの光透過率αを正確に測定することができ、液体現像剤Dのトナー濃度を正確に得ることができる。これにより、現像剤槽141内の液体現像剤Dへの正確なトナー補給が可能となり、現像剤槽141内における液体現像剤Dのトナー濃度を常に一定に保つことができる結果、常に安定した画質の画像を得ることができる。
<実施形態3>
図3は本発明の画像形成装置の別の例を模式的に示す図である。
図3は本発明の画像形成装置の別の例を模式的に示す図である。
この例の画像形成装置200は、乾式トナーを用いて現像を行う乾式現像剤方式の画像形成装置であって、画像形成部210、転写ローラ206、及び、トナー像担持体としての中間転写ベルト207などを備えている。なお、中間転写ベルト207は、ウレタンまアクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂、またはポリミイド樹脂などの光透過可能で、かつ、108〜1012Ω程度の導電性を有する樹脂で構成され、中間転写ベルトの厚みとしては75〜125μmが望ましく、本実施例においては抵抗値1010Ω、厚み100μmのポリカーボネイト樹脂から成る透明ベルトを用いている。
画像形成部210は、感光体ドラム201、帯電器202、露光ユニット203、現像装置204及びクリーニングユニット205などを備えている。画像形成部210は、以下に説明する各部の動作により画像形成処理を行う。また、通常の画像形成処理のほか、中間転写ベルト207上にトナーパッチTPを作成する処理も行う。
帯電器202は、感光体ドラム201の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。露光ユニット203は、入力される画像データに応じて、帯電された感光ドラム201を露光することにより、感光体ドラム201の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置204は、感光体ドラム201上に形成された静電潜像をトナー(乾式)により顕像化してトナー像を形成する。転写ローラ206は、感光体ドラム201上のトナー像を中間転写ベルト207に転写する。クリーナユニット205は、現像・画像転写後における感光体ドラム201表面に残留したトナーを除去・回収する。
次に、この例の特徴部分を説明する。
中間転写ベルト207の搬送方向の下流側には、発光素子(光源)211及び受光素子212が設けられている。これら発光素子211と受光素子212とは中間転写ベルト207を挟んで互いに対向するように配置されており、受光素子212の出力が演算部213に入力される。演算部213に入力される受光素子212の出力は、発光素子211と受光素子212との間に中間転写ベルト207のみが存在しているときの出力I3と、中間転写ベルト207上に作成されたトナーパッチTP(中間転写ベルト207も含む)が発光素子211と受光素子212との間に存在しているときの出力I4である。
演算部213には、トナーの光透過率αtが予め設定されており、そのトナーの光透過率αtと、前記した受光素子212の出力I3及び出力I4を用いて、トナーパッチTP(トナー層)の厚みX4を、上述した式[X4=(I3/I4)/αt]にて求める。
本実施例においては、反転現像であるので、未露光の感光体表面電位Vo(−550V)に対して現像バイアスVb(−400V)と100V以上の電位差を確保することにより,現像における白地のカブリを防止している。
この例の画像形成装置200によれば、発光素子211と受光素子212との間に中間転写ベルト207のみが存在しているときの受光素子212の出力I3と、中間転写ベルト207上に作成されたトナーパッチTPが発光素子211と受光素子212との間に存在しているときの受光素子212の出力I4との比[I3/I4]に基づいて、トナーパッチTPの厚みX4を求めているので、光源である発光素子211の照度(発光強度)に影響されずに、トナー層の厚みX4を常に正確に得ることができる。
本発明の透過率測定方法は、例えば、液体現像剤を用いる液体現像方式の画像形成装置や乾式トナーを用いて現像を行う乾式現像剤方式の画像形成装置等において、トナー濃度を正確に測定するのに有効に利用することができる。
1 測定セル
11 第1の測定領域(距離X1)
12 第2の測定領域(距離X2)
2 光源
3,4 受光素子
5 演算部
L 被測定液体
100 画像形成装置
101,201 感光体ドラム
102,202 帯電器
103,203 露光ユニット
104,204 現像装置
105,205 クリーニングユニット
106,206 転写ローラ
110 濃度制御回路
213 演算部
D 液体現像剤
TP トナーパッチ
11 第1の測定領域(距離X1)
12 第2の測定領域(距離X2)
2 光源
3,4 受光素子
5 演算部
L 被測定液体
100 画像形成装置
101,201 感光体ドラム
102,202 帯電器
103,203 露光ユニット
104,204 現像装置
105,205 クリーニングユニット
106,206 転写ローラ
110 濃度制御回路
213 演算部
D 液体現像剤
TP トナーパッチ
Claims (4)
- 被測定物に対して光源からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI1、前記被測定物に対して前記光源からの光を前記第1の距離X1とは異なる第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、前記受光素子の出力I1を前記受光素子の出力I2で除した値[I1/I2]及び前記距離X1,X2を用いて被測定物の光透過率を求めることを特徴とする透過率測定方法。
- 液体現像剤を用いる液体現像方式の画像形成装置であって、液体現像剤に対して光源からの光を第1の距離X1で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI1、前記液体現像剤に対して前記光源からの光を前記第1の距離X1とは異なる第2の距離X2で透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI2としたとき、前記受光素子の出力I1を前記受光素子の出力I2で除した値[I1/I2]及び前記距離X1,X2を用いて液体現像剤の光透過率を求めて液体現像剤の濃度を得る濃度検出手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2記載の画像形成装置において、前記光源からの光が液体現像剤に入射する部分及び透過光が出射する部分が透過窓で構成されている場合、その透過窓の液体現像剤と接触する面に撥水処理が施されていることを特徴とする画像形成装置。
- 光透過が可能なトナー像担持体と、前記トナー像担持体上にトナーパッチを作成するトナーパッチ作成手段を備えた画像形成装置において、前記トナー像担持体に対して光源からの光を透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI3、光透過率αtのトナーにてトナーパッチを作成した前記トナー像担持体に対して前記光源からの光を透過させ、その透過光を受光素子で検出したときの受光素子の出力をI4としたとき、前記受光素子の出力I3を前記受光素子の出力I4で除した値[I3/I4]及び前記光透過率αtを用いてトナーパッチの厚みを求める演算手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004214468A JP2006038479A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 透過率測定方法及び画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004214468A JP2006038479A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 透過率測定方法及び画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012068675A1 (en) * | 2010-11-25 | 2012-05-31 | Lester Kirkland | An imaging robot |
CN104207787A (zh) * | 2014-09-28 | 2014-12-17 | 广州视源电子科技股份有限公司 | 一种人体识别方法 |
-
2004
- 2004-07-22 JP JP2004214468A patent/JP2006038479A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012068675A1 (en) * | 2010-11-25 | 2012-05-31 | Lester Kirkland | An imaging robot |
CN104207787A (zh) * | 2014-09-28 | 2014-12-17 | 广州视源电子科技股份有限公司 | 一种人体识别方法 |
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