JP2006037795A - 容量可変型気体圧縮機 - Google Patents

容量可変型気体圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006037795A
JP2006037795A JP2004216756A JP2004216756A JP2006037795A JP 2006037795 A JP2006037795 A JP 2006037795A JP 2004216756 A JP2004216756 A JP 2004216756A JP 2004216756 A JP2004216756 A JP 2004216756A JP 2006037795 A JP2006037795 A JP 2006037795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
lubricating oil
discharge
oil supply
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004216756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4522180B2 (ja
Inventor
Hiroshi Iijima
博史 飯島
Hiromiki Ono
浩幹 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Compressor Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Compressor Inc filed Critical Calsonic Compressor Inc
Priority to JP2004216756A priority Critical patent/JP4522180B2/ja
Publication of JP2006037795A publication Critical patent/JP2006037795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4522180B2 publication Critical patent/JP4522180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

【課題】
圧縮機構への潤滑油の供給を妨げることなく、吐出容量の切り替えを可能とする弁装置への異物の侵入を防止することができる容量可変型気体圧縮機を提供する。
【解決手段】
気体を圧縮するためのシリンダ室17を有し、吸入室24を経て気体を吸入し圧縮した気体を吐出室31へ吐出すべく潤滑油の供給下で作動する圧縮機構12と、シリンダ室17から吸入室24への気体のリークを許す連通路41と、圧縮気体の吐出容量を切り替えるために該連通路の断続を可能とすべく吐出室31に溜められた潤滑油の圧力が導入される弁装置とを備える容量可変型気体圧縮機10である。吐出室31の潤滑油を圧縮機構12へ供給する第一の油供給路32と、該第一の油供給路から独立して吐出室31の潤滑油を前記弁装置へ供給する第二の油供給路48と、潤滑油中の異物が該第二の油供給路を経て前記弁装置に侵入することを防止するためのフィルタ57とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1






Description

本発明は、例えば、冷房装置の冷媒ガスの圧縮に用いられる気体圧縮機に関し、特に、圧縮した冷媒ガスの吐出容量を変更することができる容量可変型気体圧縮機に関する。
例えば冷房装置に用いられる気体圧縮機では、冷媒ガスを圧縮するためのシリンダ室を有する圧縮機構が、冷媒ガスを吸入室から吸入し、吸入した冷媒ガスを圧縮し、圧縮した冷媒ガスを吐出室に吐出する。前記冷房装置では、従来よく知られているように、前記気体圧縮機の前記吐出室から排出される圧縮された冷媒ガスを利用して空気を冷却する。前記気体圧縮機では、前記冷房装置がより効率良く空気を冷却するために、例えば、該冷房装置の冷却部による過冷却を防止すべく、圧縮された冷媒ガスの吐出容量を変更することが求められている。
このため、前記シリンダ室から前記吐出室へ吐出される圧縮された冷媒ガスの容量を変更することができる容量可変型気体圧縮機が提案されている。前記容量可変型気体圧縮機には、前記シリンダ室から前記吸入室への冷媒ガスのリークを許す連通路と、圧縮した冷媒ガスの吐出容量の切り替えを可能とすべく該連通路を断続するための弁装置とが設けられている。前記シリンダ室では、前記弁装置により前記連通路が閉鎖されているときは通常の容量の冷媒ガスが圧縮され、前記連通路が開放しているときは該連通路が設けられていない位置から冷媒ガスの圧縮が始まるので圧縮される冷媒ガスの容量は減少する。
容量可変型気体圧縮機では、前記連通路を断続する弁装置として、潤滑油の供給下で作動する前記圧縮機構により圧縮された冷媒ガスに混入し、冷媒ガスが前記吐出室に吐出されるときに冷媒ガスから分離されて該吐出室に溜められた潤滑油の圧力が導入されることにより前記連通路を断続すべく動作する弁装置を用いるものがある。このような前記弁装置には、弁体と該弁体を移動可能に保持する弁ケースとを有し、前記弁体を該弁体の閉鎖位置に向けて付勢すべく該弁体の後端および前記弁ケースにより規定される空間に潤滑油が供給され、該空間が圧力空間として機能するものがある(例えば、特許文献1参照。)。前記圧縮機構および前記圧力空間へは、前記吐出室から潤滑油を取り入れるために一端を該吐出室に接続し、取り入れた潤滑油の一部を前記圧縮機構へ、残部を前記圧力空間へ供給可能な油供給路を経て前記吐出室からそれぞれ供給される。
実開昭57−123991号公報(第1−14頁、第2図)
しかしながら、前記吐出室に溜められた潤滑油には、例えば、前記容量可変型気体圧縮機を前記冷房装置に用いるための配管施工により生じ、該冷房装置内に残された金属粉からなる異物が混入することがある。この異物が、例えば、前記弁装置の前記弁体と前記弁ケースとの間に入り込むと、前記弁装置は、前記弁体の移動が妨げられることによる動作不良を起こす虞がある。
このため、例えば、前記油供給路において前記吐出室の潤滑油の取り入れ口となる前記吐出室への接続個所に、前記弁装置に異物が侵入することを防止するためのフィルタを設けることが考えられる。ところが、前記油供給路における前記吐出室への接続個所は、前記圧縮機構および前記弁装置に前記吐出室の潤滑油をそれぞれ供給する前記油供給路の共用部分であるので、異物により前記フィルタが目詰まりを起こし潤滑油が該フィルタを通過することができなくなると、前記圧縮機構に潤滑油を供給することができなくなる。前記圧縮機構に潤滑油が供給されなくなると、該圧縮機構の摩擦個所に焼付きが生じ、該圧縮機構は円滑に作動することが出来なくなる虞がある。
そこで、本発明の目的は、圧縮機構への潤滑油の供給を妨げることなく、吐出容量の切り替えを可能とする弁装置への異物の侵入を防止することができる容量可変型気体圧縮機を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機は、気体を圧縮するためのシリンダ室を有し、吸入室を経て気体を吸入し圧縮した気体を吐出室へ吐出すべく潤滑油の供給下で作動する圧縮機構と、前記シリンダ室から前記吸入室への気体のリークを許す連通路と、圧縮気体の吐出容量を切り替えるために前記連通路の断続を可能とすべく圧縮された気体から分離され前記吐出室に溜められた潤滑油の圧力が導入される弁装置とを備える容量可変型気体圧縮機であって、前記吐出室から前記圧縮機構へ潤滑油を供給する第一の油供給路と、該第一の油供給路から独立して前記吐出室から前記弁装置へ潤滑油を供給する第二の油供給路と、潤滑油中の異物が該第二の油供給路を経て前記弁装置に侵入することを防止するためのフィルタとを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の容量可変型気体圧縮機は、請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機において、前記フィルタは、前記第二の油供給路に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の容量可変型気体圧縮機は、請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機において、前記フィルタは、前記吐出室に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の容量可変型気体圧縮機は、請求項1ないし請求項3に記載の容量可変型気体圧縮機において、前記弁装置は、前記連通路を閉鎖するために前記吐出室の潤滑油が前記第二の油供給路を経て供給される圧力空間を有する第一の開閉弁機構と、前記連通路を開放するために前記圧力空間の潤滑油の前記吸入室へのリークを許す排出通路と、前記連通路を断続するために前記排出通路を開閉する第二の開閉弁機構とを有することを特徴とする。
請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機では、前記吐出室に溜められた潤滑油中の異物が該吐出室の潤滑油を前記弁装置へ供給する前記第二の油供給路を経て前記弁装置へと侵入することは前記フィルタにより防止されているので、異物が前記弁装置に侵入することによる該弁装置の動作不良を防止することができる。また、前記圧縮機構に潤滑油を供給する前記第一の油供給路は、前記第二の油供給路から独立して設けられているので、前記フィルタの異物による目詰まりとは関係なく前記圧縮機構に潤滑油を供給することができる。前記容量可変型気体圧縮機では、前記フィルタにより潤滑油中の異物による前記弁装置の動作不良が抑制され、たとえ前記フィルタが異物により目詰まりを起こし前記弁装置が動作しなくなっても、前記圧縮機構への潤滑油の供給が不足することはなく該圧縮機構の摩擦個所での焼付きは防止できる。
また、請求項3に記載の容量可変型気体圧縮機では、前記フィルタが前記吐出室に設けられているので、前記第二の油供給路内に前記フィルタを設けることと比較して該フィルタを大きく形成することができる。前記フィルタを大きく形成すると該フィルタにおける濾過面の面積が大きくなることから、潤滑油に含まれる異物による目詰まりが前記フィルタの一部に生じても潤滑油は該フィルタを通過することができるので、潤滑油に含まれる異物により目詰まりが生じた該フィルタによる前記吐出室から前記第二の油供給路への潤滑油の通過が妨げられる確率を低減することができる。
本発明に係る容量可変型気体圧縮機によれば、前記吐出室の潤滑油を前記圧縮機構へ供給する前記第一の油供給路と、前記吐出室の潤滑油を前記弁装置へ供給する前記第二の油供給路とが互いに独立して設けられ、前記フィルタにより異物が前記第二の油供給路を経て前記弁装置へと侵入することは防止されるので、前記圧縮機構への潤滑油の供給を妨げることなく、前記弁装置への異物の侵入を防止することができる。このため、前記弁装置では、異物の侵入により動作不良を起こすことが防止される。また、前記圧縮機構には、前記第二の油供給路から独立した前記第一の油供給路により前記吐出室の潤滑油が供給されるので、前記フィルタの異物による目詰まりとは関係なく潤滑油が供給され、潤滑油の供給が不足することにより前記圧縮機構に焼付きが生じることが防止される。
本発明を図1ないし図3に示した実施例に沿って詳細に説明する。
図1は、車両用空調装置に用いられる容量可変型気体圧縮機10の断面図を示す。
容量可変型気体圧縮機10は、例えば、冷却媒体の気化熱を利用して冷却を行なう前記車両用空調装置に組み込まれ、この車両用空調装置の構成要素である凝縮器、膨張弁、蒸発器等(図示せず。)と共に冷却媒体の循環経路を構成する。容量可変型気体圧縮機10は、前記蒸発器から取り入れた気体状の冷却媒体すなわち冷媒ガスを圧縮し、この圧縮した冷媒ガスを前記凝縮器に供給する。容量可変型気体圧縮機10で圧縮された冷媒ガスは、前記凝縮器で液化され、高圧の液状の冷却媒体として前記膨張弁に送り出される。高圧の液状の冷却媒体は、前記膨張弁で低圧の液状の冷却媒体にされ、前記蒸発器に送り出される。低圧の液状の冷却媒体は、前記蒸発器で気化されることにより、該蒸発器の周囲の空気から熱を吸収し、その周囲の空気を冷却する。
容量可変型気体圧縮機10は、ハウジング11と、該ハウジングの内方に収容された圧縮機構12と、駆動源(図示せず。)からの駆動力を圧縮機構12に伝えるべくハウジング11に取り付けられた伝達機構13とを備える。
ハウジング11は、図示した例では、一端開放の筒状体から成るハウジング本体11aと、該ハウジング本体の開放部11cを覆うように取り付けられたフロントハウジング部材11bとを有する。
圧縮機構12は、横断面が楕円形状の内周壁面14aを持つ筒状を呈する両端開放のシリンダ本体14と、その一方の開放端14bを覆うフロントサイドブロック15と、シリンダ本体14の他方の開放端14cを覆うリアサイドブロック16とを有する。シリンダ本体14および両サイドブロック15、16によりシリンダ室17(図2参照。)が形成される。
シリンダ室17内には、両サイドブロック15、16の内壁面15a、16aに摺動可能に当接し、シリンダ本体14の軸線に一致する回転軸線を有するロータ18が回転可能に配置されている。ロータ18は、シリンダ本体14の内周壁面14aにより規定される横断面の短軸に関して対称に位置する二つの空間にシリンダ室17を区画する(図2参照。)。ロータ18は、該ロータの回転軸線と一致する回転軸19を有し、該回転軸は、両サイドブロック15、16に形成された軸受部15b、軸受部16bに支持されている。
図2は、図1に示されたI−I線に沿って得られた断面図を示す。
図2に示すように、ロータ18には、その周方向に互いに等しい間隔を置いて五つのスリット状のベーン溝20が形成され、該各ベーン溝には、両サイドブロック15、16の内壁面15a、16aに当接し、各ベーン溝20に嵌合する形状のベーン21がそれぞれ進退可能に保持されている。各ベーン溝20は、フロントサイドブロック15に形成された油貯め用の一対の凹所15cおよびリアサイドブロック16に形成された一対の凹所16c(図1参照。)から潤滑油が供給されるように両凹所15c、16cに連通可能である。
五つのベーン21は、それぞれが各ベーン溝20に供給される潤滑油の圧力とロータ18の回転により各ベーン21に作用する遠心力とを受け、シリンダ本体14の内周壁面14aに向けて付勢されて該内周壁面に当接することにより、シリンダ室17をロータ18の外周でその周方向に沿って等間隔に配列される五つのチャンバ(22)に区画する。五つのチャンバ(22)は、各ベーン21への付勢下でロータ18が回転して各ベーン21の先端がシリンダ本体14の内周壁面14aを摺動することにより、それぞれが容積を増減する圧縮室22として機能する。各圧縮室22は、前述したシリンダ室17内で対を為す前記空間のそれぞれで容積を増減する。
圧縮機構12は、図1に示すように、フロントハウジング部材11bに取り付けられた伝達機構13から駆動力を受ける。伝達機構13は、従来よく知られているように、プーリ23と該プーリを巡るベルト(図示せず。)とを備え、該プーリを介して与えられた駆動力を回転軸19に伝えることにより、ロータ18を回転させる。
ロータ18の回転時に、冷媒ガスを前記蒸発器(図示せず。)から各圧縮室22に取り入れるために、フロントハウジング部材11bには前記蒸発器に接続する吸入ポート(図示せず。)が設けられ、フロントハウジング部材11bとフロントサイドブロック15との間には、前記吸入ポートに連通し、ロータ18の回転軸19の外周に沿う環状の吸入室24が設けられている。フロントサイドブロック15には、吸入室24と圧縮室22とを連通するための二つの吸入孔25(図2参照。)が設けられ、両該吸入孔は、シリンダ室17内で対を為す前記空間に対応すべく対を為している。
ロータ18の回転に伴って各圧縮室22に取り入れられた冷媒ガスは、該各圧縮室により圧縮され高圧となる。この圧縮された冷媒ガスを各圧縮室22から吐出するために、シリンダ本体14におけるシリンダ室17の短軸方向に位置する部分には、図2に示すように、一対の薄肉部14dが形成され、該両薄肉部にはそれぞれ吐出孔27が形成されている。この一対の薄肉部14dとフロントハウジング部材11aとにより一対の吐出チャンバ26が規定される。各吐出孔27には、各圧縮室22から各吐出チャンバ26への冷媒ガスの通過を制御する吐出弁28が設けられ、該各吐出弁は、冷媒ガスの圧力により吐出孔27を開閉するために撓み変形する薄い板状の吐出弁体28aと、該吐出弁体が冷媒ガスの圧力により必要以上に撓むことを防ぐ弁サポート28bとを有する。リアサイドブロック16には、各吐出チャンバ26に対応して一対の吐出通路29が設けられている。両吐出通路29は、リアサイドブロック16を貫通する貫通孔として形成されている。
各圧縮室22で圧縮され両吐出孔27からそれぞれ両吐出チャンバ26に吐出された高圧の冷媒ガスは、両吐出通路29を経てリアサイドブロック16に取り付けられ油分離部30aが設けられたサイクロンブロック30を通過することにより、冷媒ガスに含まれる潤滑油が分離されて吐出室31に貯留される。この貯留された冷媒ガスは、吐出ポート34を経て前記凝縮器(図示せず。)に供給される。冷媒ガスから分離された潤滑油は、吐出室31の図中における下方に溜められる。
吐出室31の潤滑油は、従来良く知られているように、相対運動を為す圧縮機構12の各部材間、例えば、ロータ18の回転軸19と、該回転軸を支持する軸受部15b、16bとの間に、それらの相対運動による摺動を円滑にするために供給される。この潤滑油は、図1に示すように、吐出室31内の高い圧力により、シリンダ本体14および両サイドブロック15、16に形成された第一の油供給路部32a、32b、32cを有する第一の油供給路32を通り、圧縮機構12の各部材間に供給される。リアサイドブロック16に形成された第一の油供給路部32cは、リアサイドブロック16の下端縁部で吐出室31に開放している(図3参照。)。圧縮機構12の各部材間に供給された潤滑油の一部は回転軸19に沿って伝達機構13に向かうが、回転軸19には、該回転軸を取り巻くように、シール機構33が設けられているので、該シール機構により潤滑油が伝達機構13に達することは防止される。
また、圧縮機構12の各部材間に供給された潤滑油の一部は、ロータ18の回転軸19と該回転軸を支持する軸受部15b、16bとの間を経て、両サイドブロック15、16にそれぞれ形成された両凹所15c、16cに供給される。両サイドブロック15、16に形成された両凹所15c、16cは、前述したように、各ベーン溝20に油を供給する。
さらに、フロントサイドブロック15には、各圧縮室22で圧縮される冷媒ガスの容量を変更するために、その一端がフロントサイドブロック15の内壁面15aに形成された円形状を呈する開口40(図2参照。)に接続し、他端が吸入室24に接続する連通路41が設けられている。連通路41は、図2に示すように、シリンダ室17内で対を為す前記空間のそれぞれに対応し、シリンダ本体14の内周壁面14aにより規定される楕円形状の直径方向で対向するように形成されている。なお、本実施例では、両連通路41の一端となる開口40は、フロントサイドブロック15の内壁面15aに形成されているが、両連通路41はそれぞれシリンダ室17と吸入室24とを連通させるものであればよいためシリンダ室17を規定するシリンダ、すなわち両サイドブロック15、16およびシリンダ本体14の何れかに設けられていればよく、リアサイドブロック16の内壁面16aまたはシリンダ本体14の内周壁面14aに形成することができる。
両開口40は、両連通路41を各圧縮室22に接続可能とするためにロータ18の外方で各ベーン21が摺動する領域のフロントサイドブロック15の内壁面15aに設けられている。両連通路41が開放されているとき、各圧縮室22の冷媒ガスは各連通路41を経て吸入室24に流出するので、各圧縮室22では、摺動するベーン21が開口40を通り過ぎた位置から冷媒ガスの圧縮が始まる。また、両連通路41が遮断されると、各圧縮室22ではその最大容積の冷媒ガスが圧縮される。このため、後述するように両連通路41を断続することで、圧縮行程毎に各圧縮室22で圧縮される冷媒ガスの容量を変更すべく切り替えることができる。
両開口40は、両連通路41が開放されているときに各圧縮室22により圧縮される冷媒ガスの所望容量に応じて各ベーン21が摺動する領域で種々の位置に設けることができるが、本実施例では、ロータ18の回転に伴って容積が増減する圧縮室22の最大容積の30%の容積となる位置から各圧縮室22による冷媒ガスの圧縮が始まるように、それぞれフロントサイドブロック15の内壁面15aにロータ18の回転軸線に関して対を為すように設けられている。
両連通路41には、図1に示すように、それぞれの開口40をシリンダ室17の外方から開閉する開閉弁機構42がそれぞれに設けられている。容量可変型気体圧縮機10は、通常の吐出容量、すなわち圧縮室22の最大容積で冷媒ガスを圧縮するときには、両開閉弁機構42により両連通路41の両開口40が閉鎖される。
両開閉弁機構42は、それぞれが弁体43と、該弁体を移動可能に保持する弁ケース44と、弁体43を受ける弁座45としての機能を有し且つ弁ケース44の嵌入を可能とするために、口径が段階的に増大するようにフロントサイドブロック15に形成された貫通孔46とを有する。
両弁体43は、それぞれに対応する連通路41の開口40を開閉するために、該開口へ近づく方向すなわち前方へおよび該開口から遠ざかる方向すなわち後方へ弁ケース44内をそれぞれ移動可能である。両弁体43には、その先端部に弁座45と係止が可能なフランジ部43aが設けられている。
両弁ケース44の内方には、それぞれ弁体43を弁座45へ向けて付勢するために、弁体43の後端面と弁ケース44とにより圧力空間47が規定される。両圧力空間47には、第二の油供給路48を経て吐出室31の潤滑油が供給される。第二の油供給路48は、シリンダ本体14に形成されたシリンダ油供給路部49と、フロントサイドブロック15に形成されたフロント油供給路部50と、リアサイドブロック16に形成されたリア油供給路部51と、それぞれの圧力空間47に接続すべく両弁ケース44に設けられたケース油供給路部52とを有する。
リア油供給路部51は、吐出室31の潤滑油を第一の油供給路32から独立して第二の油供給路48に取り入れることができるように、第一の油供給路32における潤滑油の取り入れ口となる第一の油供給路部32cから独立してリアサイドブロック16に設けられている(図3参照。)。リア油供給路部51は、リアサイドブロック16の下部で回転軸19の軸線に沿って該リアサイドブロックを貫通する。シリンダ油供給路部49は、リア油供給路部51と連通可能にシリンダ本体14を貫通する。シリンダ油供給路部49は、第一の油供給路32においてシリンダ本体14に設けられた第一の油供給路部32aから独立して設けられている。
フロント油供給路部50は、後述する流量調整弁58の収容のための拡径通路部分52と、両開閉弁機構42に対応すべく対を為して形成された直交通路部分53と、両該直交通路部分を相互に連通する連通路部分54とを有する。各直交通路部分53は、一端がそれぞれ対応する各開閉弁機構42のケース油供給路部52に接続し且つ他端がフロントサイドブロック15の外方に開放するように回転軸19の軸線方向と直交する方向に沿って延在する。拡径通路部分52は、一端がシリンダ油供給路部49に接続し、他端が一方の拡径通路部分52における両端の中間位置に接続する。フロント油供給路部50は、第一の油供給路32においてフロントサイドブロック15に設けられた第一の油供給路部32bから独立して設けられている。
フロントハウジング部材11bには、両連通路41を遮断すべく両開閉弁機構42を動作させるために圧力空間47の潤滑油の吸入室24へのリークを許す排出通路55と、該排出通路を開閉するための第二の開閉弁機構(56)とを有する。本実施例では、第二の開閉弁機構(56)として電磁弁56が適用されている。
排出通路55は、一端が第二の油供給路48におけるフロント油供給路部50の連通路部分54に接続し、他端が吸入室24に接続する。電磁弁56は、排出通路55を中間位置で断続すべくフロントハウジング部材11bに嵌入されている。
電磁弁56は、電磁弁ハウジング56aと、該電磁弁ハウジングに移動可能に保持される電磁弁体56bと、該電磁弁体を移動させるために電磁弁ハウジング56a内に設けられたソレノイドコイル56cと、電磁弁体56bを該電磁弁体の閉鎖位置へと付勢するコイルスプリング56dとを有する。電磁弁56は、ソレノイドコイル56cへの電圧の印加により、電磁弁体56bがコイルスプリング56dの付勢力に逆らって引き上げられ、排出通路55を開放する。この電磁弁56の動作は、例えば、該電磁弁に設けられた切替スイッチ(図示せず。)を操作することにより切り替えることができる。
吐出室31には、該吐出室の潤滑油中の異物が第二の油供給路48に侵入することを防止するためのフィルタ57が設けられている。フィルタ57は、円筒形状の濾過面を有する濾過部57aと、リアサイドブロック16に螺合可能な取付部57bとを有する。フィルタ57は、図3に示すように、回転軸19の軸線方向で見て、リア油供給路部51の吐出室31への開放端が濾過部57aの円形断面内に位置するように、取付部57bがリアサイドブロック16に螺合されて該リアサイドブロックに取り付けられている。このため、第二の油供給路48に取り入れられる吐出室31の潤滑油は、必ずフィルタ57を通過し濾過される。
フロント油供給路部50の拡径通路部分52には、流量調整弁体58aが開放される方向にバネ58bにより付勢された流量調整弁58が設けられている。流量調整弁58は、拡径通路部分52内に吐出室31から圧力空間47あるいは吸入室24への潤滑油または冷媒ガスの流れが生じているとき、この流れにより流量調整弁体58aに生じる押圧力とバネ58bによる付勢力とのバランスに応じて、拡径通路部分52内の流量を調整しあるいは該拡径通路部分を閉鎖する。
容量可変型気体圧縮機10は、通常の吐出容量で運転するとき、すなわち圧縮室22の最大容積から圧縮した冷媒ガスを吐出するときには、電磁弁56により排出通路55が遮断され、この遮断により吐出室31に等しい圧力の潤滑油が両圧力空間47に供給され、この潤滑油の圧力下で動作した両開閉弁機構42により両連通路41の両開口40は閉鎖されている。
従来良く知られているように、冷房装置では、例えば、冷却部である前記蒸発器(図示せず。)がその周辺の空気を冷却しすぎると、その周辺空気に含まれる水蒸気が昇華して霜となり、その霜が前記蒸発器に付着することで冷却効果が低減してしまう。このような冷却効果の低減を抑制するために、容量可変型気体圧縮機10では、通常の吐出容量での運転からその吐出容量よりも低減した吐出容量での運転に切り替えられる。
容量可変型気体圧縮機10では、通常の吐出容量での運転時に、吐出容量を低減すべく運転を切り替えるときには電磁弁56が操作され排出通路55が開放される。排出通路55が開放されると、両圧力空間47の潤滑油は、両ケース油供給路部52、両直交通路部分53、連通路部分54および排出通路55を経て吸入室24へと流出し、両圧力空間47は吸入室24に等しい圧力となる。このため、両開閉弁機構42の両弁体43は、吸入室24よりも高い各圧縮室22の圧力により押されることにより、弁体43の閉鎖位置から、該弁体の開放位置へと移動する。この両弁体43の開放位置への移動により、両連通路41は開放される。両連通路41が開放されると、前述したように、各圧縮室22では、その最大容積の30%の容積から冷媒ガスの圧縮が始まるので、容量可変型気体圧縮機10の吐出容量は、その最大容量の30%に切り替えられる。すなわち、容量可変型気体圧縮機10からの圧縮された冷媒ガスの吐出量は、その最大量の30%に切り替えられる。
容量可変型気体圧縮機10の吐出容量を通常の吐出容量に戻すときには、電磁弁56を操作して排出通路55を閉鎖する。排出通路55が閉鎖されると、吐出室31の潤滑油が第二の油供給路48を経て圧力空間47に供給され、この潤滑油の圧力により両開閉弁機構42の両弁体43は閉鎖位置へと移動する。排出通路55が閉鎖されたとき、流量調整弁58が供給通路54を閉鎖している場合には、流量調整弁58から漏れ出た潤滑油の圧力とバネ58bの付勢力とにより流量調整弁体58aが開放位置に移動することで供給通路54が開放され、上記したように両弁体43は閉鎖位置へと移動する。両弁体43が閉鎖位置へと移動することにより、容量可変型気体圧縮機10の吐出容量は再び通常の吐出容量に戻る。
容量可変型気体圧縮機10では、両連通路41を断続するための弁装置、すなわち両開閉弁機構42、両ケース油供給路部52、両直交通路部分53、連通路部分54、排出通路55および電磁弁56に吐出室31の潤滑油を供給するための第二の油供給路48へはフィルタ57を通過し濾過された潤滑油のみが取り入れられる。このため、容量可変型気体圧縮機10を前記車両用空調装置に組み込むための配管施工、例えば、前記蒸発器と容量可変型気体圧縮機10とを接続することにより生じた金属粉からなる異物が、両開閉弁機構42の弁体43と弁ケース44との間に入り込むことは防止される。また、異物が弁装置を構成する他の部分、すなわち両ケース油供給路部52、両直交通路部分53、連通路部分54、排出通路55および電磁弁56に入り込むことも防止されるので、両連通路41を断続するための弁装置に異物が侵入することによる該弁装置の動作不良は防止される。
また、容量可変型気体圧縮機10では、吐出室31の潤滑油を圧縮機構12に供給するための第一の油供給路32が第二の油供給路48から独立して形成されているので、フィルタ57の目詰まりとは関係なく圧縮機構12には潤滑油が供給される。
容量可変型気体圧縮機10では、潤滑油中の異物に起因する前記弁装置の動作不良を抑制するフィルタ57に、たとえ異物による目詰まりが生じ、この目詰まりにより潤滑油が該フィルタを通過することができなくなり、第二の油供給路48を経た潤滑油の供給停止により前記弁装置が動作しなくなっても、第一の油供給路32は第二の油供給路48から独立して設けられているので、圧縮機構12への潤滑油の供給が不足することはなく、該圧縮機構の摩擦個所すなわち相対運動を為す各部材間での焼付きは防止される。
容量可変型気体圧縮機10では、第一の油供給路32における吐出室31の潤滑油の取り入れ口となる第一の油供給路部32cの吐出室31への開放端は、第二の油供給路48における吐出室31の潤滑油の取り入れ口となるリア油供給路部51の吐出室31への開放端よりも下方に設けられている。このため、不測の事態が生じ吐出室31に溜められる潤滑油の量が少なくなり、第二の油供給路48を経て前記弁装置へと潤滑油が供給できなくなっても、吐出室31の潤滑油がなくならない限り圧縮機構12へは潤滑油を供給することができる。
したがって、本発明に係る容量可変型気体圧縮機10によれば、圧縮機構12への潤滑油の供給を妨げることなく、吐出容量の切り替えを可能とする前記弁装置への異物の侵入を防止することができる。
上記した実施例では、フィルタ57は吐出室31に設けられていたが、潤滑油中の異物が前記弁装置へ侵入することを防止すればよいので、例えば、第二の油供給路48中に設けることができる。しかしながら、フィルタ57を吐出室31に設けると、第二の油供給路48中に設けることと比較して、濾過面の面積を大きくすることが可能となる。濾過面の面積を大きくすると、異物による目詰まりにより潤滑油のフィルタ57の通過が妨げられる確率を低減することができるので、上記した実施例のように、フィルタ57を吐出室31に設けることが望ましい。
また、上記した例では、内方が楕円形状を呈する筒状のシリンダ本体14の軸線上に回転軸線を持つようにロータ18が設けられた同心ロータ式の圧縮機に適用した例を示したが、例えば、内方が円形状を呈する筒状のシリンダの内側に、該シリンダの軸線とは異なる回転軸線を持つようにロータが配置される偏心ロータ式の圧縮機に適用しても良く、上記した実施例に限定されるものではない。
本発明に係る容量可変型気体圧縮機10を示す断面図である。 図1に示したI―I線に沿って得られた断面図である。 図1に示したII―II線に沿って得られた断面図である。
符号の説明
10 容量可変型気体圧縮機
12 圧縮機構
17 シリンダ室
25 吸入室
29 吐出室
32 第一の油供給路
41 連通路
42 (弁装置を構成する)開閉弁機構
47 圧力空間
48 第二の油供給路
52 (弁装置を構成する)ケース油供給路部
53 (弁装置を構成する)直交通路部分
54 (弁装置を構成する)連通路部分
55 (弁装置を構成する)排出通路
56 (弁装置を構成する)電磁弁
57 フィルタ

Claims (4)

  1. 気体を圧縮するためのシリンダ室を有し、吸入室を経て気体を吸入し圧縮した気体を吐出室へ吐出すべく潤滑油の供給下で作動する圧縮機構と、前記シリンダ室から前記吸入室への気体のリークを許す連通路と、圧縮気体の吐出容量を切り替えるために前記連通路の断続を可能とすべく圧縮された気体から分離され前記吐出室に溜められた潤滑油の圧力が導入される弁装置とを備える容量可変型気体圧縮機であって、
    前記吐出室から前記圧縮機構へ潤滑油を供給する第一の油供給路と、該第一の油供給路から独立して前記吐出室から前記弁装置へ潤滑油を供給する第二の油供給路と、潤滑油中の異物が該第二の油供給路を経て前記弁装置に侵入することを防止するためのフィルタとを備えることを特徴とする容量可変型気体圧縮機。
  2. 前記フィルタは、前記第二の油供給路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機。
  3. 前記フィルタは、前記吐出室に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容量可変型気体圧縮機。
  4. 前記弁装置は、前記連通路を閉鎖するために前記吐出室の潤滑油が前記第二の油供給路を経て供給される圧力空間を有する第一の開閉弁機構と、前記連通路を開放するために前記圧力空間の潤滑油の前記吸入室へのリークを許す排出通路と、前記連通路を断続するために前記排出通路を開閉する第二の開閉弁機構とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の容量可変型気体圧縮機。




JP2004216756A 2004-07-26 2004-07-26 容量可変型気体圧縮機 Expired - Fee Related JP4522180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004216756A JP4522180B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 容量可変型気体圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004216756A JP4522180B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 容量可変型気体圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006037795A true JP2006037795A (ja) 2006-02-09
JP4522180B2 JP4522180B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=35903047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004216756A Expired - Fee Related JP4522180B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 容量可変型気体圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4522180B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214326A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Calsonic Compressor Inc 容量可変型気体圧縮機
WO2017217523A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 株式会社ヴァレオジャパン 圧縮機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016114261B3 (de) 2016-08-02 2018-01-04 Hanon Systems Rotationsfilter, insbesondere für Regelmassenströme von Kältemittelverdichtern

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57123991U (ja) * 1981-01-27 1982-08-02
JPS60256587A (ja) * 1984-05-31 1985-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ベ−ン回転式圧縮機の潤滑油ろ過装置
JPS6361796A (ja) * 1986-09-02 1988-03-17 Nippon Denso Co Ltd 圧縮機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57123991U (ja) * 1981-01-27 1982-08-02
JPS60256587A (ja) * 1984-05-31 1985-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ベ−ン回転式圧縮機の潤滑油ろ過装置
JPS6361796A (ja) * 1986-09-02 1988-03-17 Nippon Denso Co Ltd 圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214326A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Calsonic Compressor Inc 容量可変型気体圧縮機
JP4648020B2 (ja) * 2005-02-03 2011-03-09 カルソニックカンセイ株式会社 容量可変型気体圧縮機
WO2017217523A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 株式会社ヴァレオジャパン 圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4522180B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10527041B2 (en) Compressor having oil recovery means
EP1347173B1 (en) Lubrication system for swash plate compressor
US7972119B2 (en) Variable displacement compressor
WO2007077856A1 (ja) 圧縮機
JP6071190B2 (ja) 多気筒回転式圧縮機及び冷凍サイクル装置
EP1811177A2 (en) Structure for oil recovery in a compressor
JP4522180B2 (ja) 容量可変型気体圧縮機
US20200003211A1 (en) Screw compressor
JP5999622B2 (ja) 可変容量圧縮機
JP2008133810A (ja) 圧縮機
JP2009250155A (ja) 容量可変型気体圧縮機
JP7062698B2 (ja) 可変容量型圧縮機
EP1275847B1 (en) Restriction structure in variable displacement compressor
JP2018145961A (ja) 可変容量型斜板式圧縮機
JP2008157174A (ja) 容量可変型気体圧縮機
JP3819394B2 (ja) 可変容量型圧縮機
JP2018025124A (ja) 圧縮機
JP4333238B2 (ja) 圧縮機
JP7008874B2 (ja) ロータリ圧縮機および冷凍サイクル装置
JP2009079538A (ja) 容量可変型気体圧縮機
JP2007192154A (ja) 往復動型流体機械
JP2017150315A (ja) 可変容量型斜板式圧縮機
JP4648020B2 (ja) 容量可変型気体圧縮機
JP2006125305A (ja) 容量可変型気体圧縮機
JP2006057544A (ja) 容量可変型気体圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070628

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100525

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees