JP2006037375A - 排水管用床フランジの接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性よく洋式水洗便器の汚水排出口を排水管に接続でき、水漏れの発生を防止することが可能な排水管用床フランジの接続構造を提供する。
【解決手段】洋式水洗便器の汚水排出口6とトイレの床面2開口部に嵌装される床フランジ1とを環状排水ジョイント7を介装して接続する構造であって、該床フランジ1はフランジ部12と継手部11とからなるとともに、該継手部11は排水管4に内挿される内側環状リブ111と、上記フランジ部12の下面に下向きに突設されて排水管4に外嵌する外側環状リブ112とからなり、上記フランジ部12の上面には、上記環状排水ジョイント7を支承する環状リブ121が突設される。
【選択図】図2
【解決手段】洋式水洗便器の汚水排出口6とトイレの床面2開口部に嵌装される床フランジ1とを環状排水ジョイント7を介装して接続する構造であって、該床フランジ1はフランジ部12と継手部11とからなるとともに、該継手部11は排水管4に内挿される内側環状リブ111と、上記フランジ部12の下面に下向きに突設されて排水管4に外嵌する外側環状リブ112とからなり、上記フランジ部12の上面には、上記環状排水ジョイント7を支承する環状リブ121が突設される。
【選択図】図2
Description
本発明は、洋式水洗便器の汚水を排水管に排出するための構造に関する。さらに詳しくは、上記便器の汚水排出口と床フランジとを環状排水ジョイントを介装して接続し、汚水を排水管に排出するための接続構造に関する。
従来、上記床フランジの接続構造に関しては、洋式水洗便器からの汚水がトイレの床面開口部に嵌装される床フランジを経て排水管に流下することから、排水管からの臭気の逆流や汚水の漏れを防止するために、種々の構造が提案されている。例えば、本願図3に示す公知の床フランジの接続構造の縦断面図から明らかなように、床フランジ8は、トイレの床面2に設けられた開口部の周縁に接するフランジ部82と、排水管4に内挿される継手部81とからなり、上記フランジ部82の上面には環状リブ821が突設されている。この環状リブ821は、弾性変形可能な環状排水ジョイント7の裏面に設けられた環状凹部71に嵌挿され上記環状排水ジョイント7を支持する。一方、便器の汚水排出口6は環状排水ジョイント7の開口部に矢印の方向に挿入され、上記フランジ部82のエッジ部822によって支持されるとともに、環状排水ジョイント7の封止片72が排水口6の外周に弾接し水密にシールする。
特開平8−311969号公報(第1−3頁、第1、2図)
上記床フランジ8は、通常、固定用ビス9でトイレの床面2に固定され、シリコンシーラント等を充填して水密シールされるが、充填作業は手間がかかり、また、作業員の熟練度によっては確実にシールされない場合がある。また、排水管4とこの排水管4に内挿された継手部81とを接着する接着剤5が劣化した場合、跳ね返った汚水が漏れる恐れがあり、とくに、トイレを2階等、階上に設けた場合、上記した水漏れが階下に拡大するという問題がある。本発明はこのような問題を解決して、作業性よく洋式水洗便器の汚水排出口を排水管に接続できるとともに、水漏れの発生を防止することが可能な排水管用床フランジの接続構造を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明においてはつぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、洋式水洗便器の汚水排出口とトイレの床面開口部に嵌装される床フランジとを環状排水ジョイントを介装して接続する構造であって、該床フランジはフランジ部と継手部とからなるとともに、該継手部は排水管に内挿される内側環状リブと、上記フランジ部の下面に下向きに突設されて排水管に外嵌する外側環状リブとからなり、上記フランジ部の上面には、上記環状排水ジョイントを支承する環状リブが突設された排水管用床フランジの接続構造が提供される。
上記フランジ部下面と床面開口部周縁との間にパッキンを介挿するとともに、該パッキンは、上記外側環状リブに外嵌するリング部とこのリング部から延出する延出部とからなり、延出部の先端が環状突起部とされていることが好ましい。また、上記パッキンは、ブチル系ゴム、ポリブタジエン系ゴム等、合成ゴムから形成されることが好ましい。
上記継手部の内側環状リブが外側環状リブよりも下向きに長くされることが好ましく、また、上記排水管と外側環状リブとの接触面とが接着剤により接着されることが好ましい。
請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、トイレの床面開口部に嵌装される床フランジの継手部が排水管に内挿される内側環状リブと、上記フランジ部の下面に下向きに突設されて排水管に外嵌する外側環状リブとからなっているため、排水管の上端部を上記内側環状リブと外側環状リブとの間に嵌挿することによって、簡単に床フランジの継手部と排水管とを接続することができる。
また、上記フランジ部下面と床面開口部周縁との間に外側環状リブに外嵌するリング部とこのリング部から延出する延出部とからなるとともに、延出部の先端が環状突起部とされたパッキンを介挿することにより、床面とフランジ部の下面とは環状突起部によって封止され、かつ、床面の開口縁はリング部からの延出部によって封止されるため、床面上で水漏れが発生しても階下への拡大を防ぐことができる。
上記継手部の内側環状リブが外側環状リブよりも下向きに長くされているため、排水時の水勢によって跳ね返った汚水が内側環状リブと外側環状リブとの間に形成された隙間に侵入することを防ぐ。また、排水管と上記外側環状リブとの接触面とが接着剤により接着されているため、排水管からの水漏れを確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかる排水管用床フランジの接続構造の構成を示す縦断面図である。図1において、床フランジ1は洋式水洗便器を備えたトイレの床面2の開口部に嵌装され、床フランジ1の継手部11は排水管4に内挿される内側環状リブ111と、床フランジ1のフランジ部12の下面に下向きに突設されるとともに、排水管4に外嵌する外側環状リブ112とからなっている。
図1からよくわかるように、排水管4は、その上端部が上記継手部11の内側環状リブ111と外側環状リブ112との間に嵌挿されるとともに、外側環状リブ112と排水管4との接触面は接着剤5によって接着されている。このとき、継手部11の内側環状リブ111は外側環状リブ112よりも下向きに長くされ、排水時の水勢によって跳ね返った汚水が上記2つの環状リブの間に形成された隙間に侵入することを防ぐ。
また、上記床フランジ1のフランジ部12の上面には、前記公知の環状排水ジョイント7の裏面に設けられた環状凹部71に嵌挿されて環状排水ジョイント7を支持する環状リブ121が突設され、上記フランジ部12の下面と床面2の開口部周縁との間には合成ゴム製のパッキン3が介挿されている。このパッキン3はリング部31とこのリング部31から延出する延出部33とからなり、延出部33の先端は環状突起部32とされるとともに、上記リング部31は外側環状リブ112に外嵌し、環状突起部32はフランジ部12の下面と床面2の開口部周縁との間に介挿される。このようにすることにより、床面2とフランジ部12の下面とは環状突起部32によって、また、床面2の開口縁は延出部33によって封止されるため、床面2上において水漏れが発生しても上記のように二重に封止されるため、階下への拡大を防ぐことができる。このように構成された本発明の排水管用床フランジの接続構造は固定用ビス9によって床面2にビス留めされる。
図2は、洋式水洗便器の汚水排出口6を弾性変形可能な環状排水ジョイント7の中央開口部に挿入するとともに、上記床フランジ1のフランジ部12のエッジ部122上で支持した状態を示す縦断面図である。上記環状排水ジョイント7は、その裏面に設けられた環状凹部71に環状リブ121が嵌挿することによりしっかりと支持され、また、封止片72が汚水排出口6の外周に弾接して水密に封止するとともに、排水管4からの臭気の逆流を防止する。なお、便器本体は図示しない固定手段によって床面にしっかりと固定されているため、上記床フランジ1に外力が加わることはなく、汚水排出口6からの汚水は本発明の排水管用床フランジの接続構造を経て矢印の方向に流れ、排水管4にスムースに排出される。
1 本発明にかかる床フランジ
11 継手部
111 継手部を構成する内側環状リブ
112 継手部を構成する外側環状リブ
12 フランジ部
121 環状リブ
122 エッジ部
2 床面
3 パッキン
31 リング部
32 環状突起部
33 延出部
4 排水管
5 接着剤
6 汚水排出口
7 環状排水ジョイント
71 環状凹部
72 封止片
8 公知の床フランジ
81 継手部
82 フランジ部
821 環状リブ
822 エッジ部
9 固定用ビス
11 継手部
111 継手部を構成する内側環状リブ
112 継手部を構成する外側環状リブ
12 フランジ部
121 環状リブ
122 エッジ部
2 床面
3 パッキン
31 リング部
32 環状突起部
33 延出部
4 排水管
5 接着剤
6 汚水排出口
7 環状排水ジョイント
71 環状凹部
72 封止片
8 公知の床フランジ
81 継手部
82 フランジ部
821 環状リブ
822 エッジ部
9 固定用ビス
Claims (4)
- 洋式水洗便器の汚水排出口とトイレの床面開口部に嵌装される床フランジとを環状排水ジョイントを介装して接続する構造であって、該床フランジはフランジ部と継手部とからなるとともに、該継手部は排水管に内挿される内側環状リブと、上記フランジ部の下面に下向きに突設されて排水管に外嵌する外側環状リブとからなり、上記フランジ部の上面には、上記環状排水ジョイントを支承する環状リブが突設された排水管用床フランジの接続構造。
- 上記フランジ部下面と床面開口部周縁との間にパッキンを介挿するとともに、該パッキンは上記外側環状リブに外嵌するリング部とこのリング部から延出する延出部とからなり延出部の先端は環状突起部とされた請求項1に記載の排水管用床フランジの接続構造。
- 上記継手部の内側環状リブが外側環状リブよりも下向きに長くされた請求項1に記載の排水管用床フランジの接続構造。
- 上記排水管と外側環状リブとの接触面とが接着剤により接着された請求項1に記載の排水管用床フランジの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004215162A JP2006037375A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 排水管用床フランジの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004215162A JP2006037375A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 排水管用床フランジの接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006037375A true JP2006037375A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35902656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004215162A Pending JP2006037375A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 排水管用床フランジの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006037375A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102071733A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-05-25 | 成都市第四建筑工程公司 | 建筑工程排水一次性预埋大便连接器及其施工方法 |
US8955172B2 (en) | 2009-12-08 | 2015-02-17 | Bill Culwell | Water closet flange seal |
-
2004
- 2004-07-23 JP JP2004215162A patent/JP2006037375A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8955172B2 (en) | 2009-12-08 | 2015-02-17 | Bill Culwell | Water closet flange seal |
CN102071733A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-05-25 | 成都市第四建筑工程公司 | 建筑工程排水一次性预埋大便连接器及其施工方法 |
CN102071733B (zh) * | 2010-12-15 | 2012-10-03 | 成都市第四建筑工程公司 | 建筑工程排水一次性预埋大便连接器及其施工方法 |
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