JP2006035569A - 2ビーム走査光学装置 - Google Patents
2ビーム走査光学装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006035569A JP2006035569A JP2004217261A JP2004217261A JP2006035569A JP 2006035569 A JP2006035569 A JP 2006035569A JP 2004217261 A JP2004217261 A JP 2004217261A JP 2004217261 A JP2004217261 A JP 2004217261A JP 2006035569 A JP2006035569 A JP 2006035569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generating element
- normal
- beam generating
- unit
- raster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/47—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
- B41J2/471—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
- B41J2/473—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B26/00—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
- G02B26/10—Scanning systems
- G02B26/12—Scanning systems using multifaceted mirrors
- G02B26/127—Adaptive control of the scanning light beam, e.g. using the feedback from one or more detectors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】 発光素子の一方に異常を生じた場合、正常な他方の発光素子を用いて、2ビームでの画像形成に対して解像度やシステム速度を低下させることなく画像形成を継続できる2ビーム走査光学装置を得る。
【解決手段】 二つの発光素子を備え、感光体に対して副走査方向に所定の間隔で二つのビームを照射して画像を形成する走査光学装置。偏向器及び画素クロックは常時1ビームで画像形成する際の回転数で回転され及び周波数で出力される。一の発光素子に異常を生じ他の発光素子が正常である場合、異常発光素子に対応するメモリ部への画像データの書込みを停止させ、正常発光素子に対応するメモリ部へ1ラインずつの画像データを書き込みかつ読み出させ、正常発光素子に対して発光制御が行われ、かつ、1ラインの走査ごとにラスター同期信号が発生される。二つの発光素子が正常である場合は2回に1回の割合でラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生させる。
【選択図】 図3
【解決手段】 二つの発光素子を備え、感光体に対して副走査方向に所定の間隔で二つのビームを照射して画像を形成する走査光学装置。偏向器及び画素クロックは常時1ビームで画像形成する際の回転数で回転され及び周波数で出力される。一の発光素子に異常を生じ他の発光素子が正常である場合、異常発光素子に対応するメモリ部への画像データの書込みを停止させ、正常発光素子に対応するメモリ部へ1ラインずつの画像データを書き込みかつ読み出させ、正常発光素子に対して発光制御が行われ、かつ、1ラインの走査ごとにラスター同期信号が発生される。二つの発光素子が正常である場合は2回に1回の割合でラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、2ビーム走査光学装置、特に、感光体に対して副走査方向に所定の間隔で二つのビームを同時に照射して画像を形成する2ビーム走査光学装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置の分野においては、近年、2ビームを同時に放射する発光素子アレイを搭載した2ビーム走査光学装置によって感光体に静電潜像を形成することが行われている。副走査方向に所定の間隔で二つのビームを同時に照射して画像を形成することで、システム速度が2倍になり単位時間当たりのプリント生産性が2倍になる。
従って、2ビーム走査光学装置は高速機、中速機に使用されているが、2ビーム発光素子アレイを量産してその低コスト化を図るために、低速機にも使用することが検討されている。
ところで、2ビーム発光素子アレイは一方の発光素子に異常が生じると本来の機能で使用不能であるから、この場合はプリントヘッドユニット(少なくとも走査光学装置が含まれているユニット)を交換する必要がある。しかし、低速機においてまで一部のビームの発光異常でプリントヘッドユニットを交換していたのでは不経済である。
そこで、特許文献1では、2ビーム発生素子の一方の素子が劣化した場合には、正常に動作する他方の素子のみを使用して、システム速度を第2の速度(2ビーム時の半速)に切り換えて解像度を維持しつつプリント動作を継続することを開示している。しかし、このような制御では、プリント生産性が1/2に低下するのであるから、応急的な処置にすぎず、結果的にはプリントヘッドユニットの交換は不可避である。
特開2003−145829号公報
そこで、本発明の目的は、二つのビーム発生素子の一方に異常を生じた場合であっても、正常な他方のビーム発生素子を用いて、2ビームでの画像の形成に対して解像度やシステム速度を低下させることなく画像の形成を継続できる2ビーム走査光学装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、第1の発明は、感光体に対して副走査方向に所定の間隔で第1ビーム及び第2ビームを照射して画像を形成する2ビーム走査光学装置において、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対する1ラインずつの画像データを保持するための第1メモリ部及び第2メモリ部と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子の発光状態が正常であるか異常を生じているかを判定する判定部と、
第1メモリ部及び第2メモリ部に対して画像データの書込み/読出しを行わせるメモリ制御部と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行うドライバ部と、
第1ビーム及び第2ビームを偏向走査する偏向器の回転を制御する回転制御部と、
画素クロック信号を出力する画素クロック制御部と、
ラスター同期信号を出力するラスター信号処理部と、を備え、
前記回転制御部は、常時、1ビームで画像を形成する際の回転数で偏向器を回転駆動させ、
前記画素クロック制御部は、常時、1ビームで画像を形成する際の周波数で画素クロック信号を出力し、
前記メモリ制御部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合、異常ビーム発生素子に対応するメモリ部への画像データの書込みを停止させ、正常ビーム発生素子に対応するメモリ部へ1ラインずつの画像データを書き込みかつ読み出させ、
前記ドライバ部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合、正常ビーム発生素子に対して発光制御を行い、
前記ラスター信号処理部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合は1ラインの走査ごとにラスター同期信号を発生し、前記判定部によって第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子が正常と判定された場合はラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生させること、
を特徴とする。
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対する1ラインずつの画像データを保持するための第1メモリ部及び第2メモリ部と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子の発光状態が正常であるか異常を生じているかを判定する判定部と、
第1メモリ部及び第2メモリ部に対して画像データの書込み/読出しを行わせるメモリ制御部と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行うドライバ部と、
第1ビーム及び第2ビームを偏向走査する偏向器の回転を制御する回転制御部と、
画素クロック信号を出力する画素クロック制御部と、
ラスター同期信号を出力するラスター信号処理部と、を備え、
前記回転制御部は、常時、1ビームで画像を形成する際の回転数で偏向器を回転駆動させ、
前記画素クロック制御部は、常時、1ビームで画像を形成する際の周波数で画素クロック信号を出力し、
前記メモリ制御部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合、異常ビーム発生素子に対応するメモリ部への画像データの書込みを停止させ、正常ビーム発生素子に対応するメモリ部へ1ラインずつの画像データを書き込みかつ読み出させ、
前記ドライバ部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合、正常ビーム発生素子に対して発光制御を行い、
前記ラスター信号処理部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合は1ラインの走査ごとにラスター同期信号を発生し、前記判定部によって第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子が正常と判定された場合はラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生させること、
を特徴とする。
第1の発明に係る2ビーム走査光学装置にあっては、2ビームによる画像形成時において、偏向器の回転数及び画素クロック信号の周波数を1ビームによる画像形成時での回転数及び周波数に設定しておき、ラスター信号処理部はラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生させる。また、メモリ制御部は第1メモリ部及び第2メモリ部に対して1ラインずつの画像データの書込み/読出しを行わせる。ドライバ部は第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行う。
一方、一のビーム発生素子に異常(劣化を含む)が生じると、正常な他のビーム発生素子を動作させて1ビームによる画像形成を行う。即ち、偏向器の回転数及び画素クロック信号の周波数は前述の如く1ビームによる画像形成時での回転数及び周波数に設定されているためにその回転数及び周波数を維持し、ラスター信号処理部は1ラインの走査ごとにラスター同期信号を発生させる。また、メモリ制御部は異常ビーム発生素子に対応するメモリ部への画像データの書込みを停止させる。ドライバ部は正常ビーム発生素子に対して発光制御を行う。
以上の制御によって、一のビーム発生素子に異常を生じた場合であっても、正常な他方のビーム発生素子を用いて、2ビームでの画像の形成に対して解像度やシステム速度を低下させることなく画像の形成を継続できる。1ビーム駆動であっても画像が劣化したりプリント生産性が低下することはないので、プリントヘッドユニットを交換する必要はなく、経済的である。
第1の発明に係る2ビーム走査光学装置において、ラスター信号処理部は、第1ビーム又は第2ビームのいずれの検出信号に基づいてラスター同期信号を出力するか選択可能であり、判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合は正常ビームの検出信号に基づいてラスター同期信号を出力するように構成することが好ましい。
第2の発明に係る2ビーム走査光学装置は、感光体に対して副走査方向に所定の間隔で第1ビーム及び第2ビームを照射して画像を形成する2ビーム走査光学装置において、
第1ビーム及び第2ビームを偏向走査する偏向器と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対する1ラインずつの画像データを保持するための第1メモリ部及び第2メモリ部と、
第2ビーム発生素子の発光状態が正常であるか異常を生じているかを判定する判定部と、
正常と判定されたとき、第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行うと共に、異常と判定されたとき第1ビーム発生素子に対してのみ発光制御を行うドライバ部と、
正常と判定されたとき、第1メモリ部及び第2メモリ部に対して画像データの書込みを行わせると共に、異常と判定されたとき第1メモリ部へのみ画像データの書込みを行わせる書込み制御部と、
偏向走査された第1ビーム及び第2ビームを検出してビーム検出信号を出力するビーム検出部と、
正常と判定されたとき、ビーム検出信号に基づいて毎回ラスター信号を出力すると共に、異常と判定されたとき、2回に1回の割合で間引いてラスター信号を出力するラスター信号処理部と、
正常と判定されたとき、ラスター同期信号に応じて第1メモリ部及び第2メモリ部から画像データの読出しを行わせると共に、異常と判定されたときラスター同期信号に応じて第1メモリ部からのみ画像データの読出しを行わせる読出し制御部と、
を備えたことを特徴とする。
第1ビーム及び第2ビームを偏向走査する偏向器と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対する1ラインずつの画像データを保持するための第1メモリ部及び第2メモリ部と、
第2ビーム発生素子の発光状態が正常であるか異常を生じているかを判定する判定部と、
正常と判定されたとき、第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行うと共に、異常と判定されたとき第1ビーム発生素子に対してのみ発光制御を行うドライバ部と、
正常と判定されたとき、第1メモリ部及び第2メモリ部に対して画像データの書込みを行わせると共に、異常と判定されたとき第1メモリ部へのみ画像データの書込みを行わせる書込み制御部と、
偏向走査された第1ビーム及び第2ビームを検出してビーム検出信号を出力するビーム検出部と、
正常と判定されたとき、ビーム検出信号に基づいて毎回ラスター信号を出力すると共に、異常と判定されたとき、2回に1回の割合で間引いてラスター信号を出力するラスター信号処理部と、
正常と判定されたとき、ラスター同期信号に応じて第1メモリ部及び第2メモリ部から画像データの読出しを行わせると共に、異常と判定されたときラスター同期信号に応じて第1メモリ部からのみ画像データの読出しを行わせる読出し制御部と、
を備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る2ビーム走査光学装置においては、前記第1の発明に係る2ビーム走査光学装置と同様に、一のビーム発生素子に異常を生じた場合であっても、正常な他方のビーム発生素子を用いて、2ビームでの画像の形成に対して解像度やシステム速度を低下させることなく画像の形成を継続できる。1ビーム駆動であっても画像が劣化したりプリント生産性が低下することはないので、プリントヘッドユニットを交換する必要はなく、経済的である。
以下、本発明に係る2ビーム走査光学装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施例である2ビーム走査光学装置の要部を示す。この2ビーム走査光学装置は、図示しない感光体ドラムに対して副走査方向に所定の間隔で第1ビームB1及び第2ビームB2を同時に照射して2ビームで画像を形成する方式を採用している。但し、ビームB1,B2の一方に発光異常が生じた場合は、正常に発光する他方のビームのみを使用して1ビームで画像を形成する。その詳細については後に説明する。
第1ビームB1及び第2ビームB2は、アレイタイプのレーザダイオード11,12から放射され、ポリゴンミラー13の定速回転に基づいて主走査方向に偏向走査され、走査レンズ14などを介して感光体ドラム上に結像し、該ドラム上に2次元の静電潜像を形成する。なお、一つのビーム及び二つのビームによって感光体ドラム上に画像を形成するプロセス自体は周知であり、その説明は省略する。
ところで、ポリゴンミラー13の回転数は回転制御部15によって制御される。回転制御部15によって制御されるポリゴンミラー13の回転数は1ビームで画像を形成する際の回転数であり、2ビームで画像を形成する際も同じ回転数である。即ち、2ビームで画像を形成する場合の回転数をaとすると、1ビームで画像を形成する場合の回転数は2aとなり、本実施例では、2ビームでの画像形成時及び1ビームでの画像形成時のいずれにあっても回転数2aでポリゴンミラー13を回転駆動する。ちなみに、感光体ドラムの回転速度、即ち、システム速度は、2ビームでの画像形成時及び1ビームでの画像形成時のいずれにあっても同速である。
1ラインの描画に対応する画像データは、第1メモリ部21及び第2メモリ部22に順次入力される。メモリ部21,22に対しては、書込み制御部23から書込み信号(ライトイネーブル信号がLレベル)が出力されると共に、読出し制御部24から読出し信号(リードイネーブル信号がLレベル)が出力される。この書込み信号及び読出し信号は以下に説明するラスター信号処理部32からのラスター同期信号に基づいて出力される。
書込み制御部23は、レーザダイオード11,12の一方に異常が生じ他方が正常に動作する場合、異常なレーザダイオードに対応するメモリ部(21,22のいずれか)への画像データの書込みを停止させ、正常なレーザダイオードに対応するメモリ部に1ラインずつの画像データを順次書き込ませる。また、読出し制御部24は、同様な場合、正常なレーザダイオードに対応するメモリ部(21,22のいずれか)から1ラインずつの画像データを順次読み出させる。
メモリ部21,22から読み出された画像データは、パルス幅変調制御部25を介してドライバ部26に転送され、ドライバ部26によってレーザダイオード11,12が発光制御される。ドライバ部26は、レーザダイオード11,12の一方に異常が生じ他方が正常に動作する場合、正常なレーザダイオード(11,12のいずれか)に対して発光制御を行う。
画素クロック制御部16は、画像形成の基本となる所定周波数の画素クロック信号を出力する。ここで出力される画素クロックは1ビームで画像を形成する際の周波数であり、2ビームで画像を形成する際も同じ周波数である。即ち、2ビームで画像を形成する場合の周波数をbとすると、1ビームで画像を形成する場合の周波数は2bとなり、本実施例では、2ビームでの画像形成時及び1ビームでの画像形成時のいずれにあっても周波数2bのクロック信号を出力する。
判定部31は、レーサダイード11,12の発光状態を検出し、それらの発光状態が正常であるか異常(素子の劣化を含む)を生じているかを判定し、その判定結果を制御部23,24、ドライバ部26及びラスター信号処理部32へ出力する。判定結果はバイナリ信号として、レーザダイオード11,12が共に正常である場合は“11”であり、レーザダイオード11に異常を生じているがレーザダイオード12は正常である場合は“01”であり、レーザダイオード11は正常であるがレーザダイオード12に異常を生じている場合は“10”であり、レーザダイオード11,12のいずれもが異常である場合は“00”である。
ラスター信号処理部32は、偏向/走査された第1ビームB1及び第2ビームB2の検出器17(ラスター信号検出器)からのビーム検出信号に基づいてラスター同期信号を制御部23,24に対して出力する。詳しくは、ラスター信号処理部32は、レーザダイオード11,12のいずれもが正常である場合、第1ビームB1又は第2ビームB2のいずれかの検出信号に基づいてラスター同期信号を発生して制御部23,24に転送する。即ち、2回に1回の割合でラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生させる。一方、レーザダイオード11,12の一方に異常を生じ他方が正常に動作する場合は、正常に動作しているビームの検出信号に基づいてラスター同期信号を(即ち、1ラインの走査ごとに)発生して制御部23,24に転送する。
次に、以上の構成からなる2ビーム走査光学装置の制御について図2及び図3を参照して説明する。図2は2ビームでの画像形成時のタイムチャート、図3は1ビームでの画像形成時のタイムチャートを示す。
レーザダイオード11,12が正常に動作している場合(2ビームでの画像形成時、図2参照)、判定部31はバイナリで“11”の信号を制御部23,24、ドライバ部26及びラスター信号処理部32に出力する。
この信号を受け取ったラスター信号処理部32は、システム速度と画像データの出力タイミングを一致させるため、第2ビームB2の検出信号を間引いて第1ビームB1を検出したタイミングでラスター同期信号を発生する。この場合、ラスター同期信号は結果的に1ラインの走査ごとにラスター信号を間引いて発生されることになる。
書込み制御部23はラスター同期信号の発生に基づいて第1及び第2メモリ部21,22に対して(第2メモリ部22に対しては所定の遅延時間を設けて)、ライトイネーブル信号をLレベルにする。これにて、1ラインずつの画像データがメモリ部21,22に書き込まれる。
また、読出し制御部24はラスター同期信号の発生に基づいて第1及び第2メモリ部21,22に対して同時にリードイネーブル信号をLレベルにする。これにて、1ラインずつの画像データがメモリ部21,22から読み出されて、パルス幅変調制御部25を介してドライバ部26に転送される。
ドライバ部26はレーザダイオード11,12を同時に駆動して1ラインずつの画像データに基づいて変調されたビームB1,B2を放射させる。
以上の2ビームによる画像形成に対して、レーザダイオード11に異常が発生し、レーザダイオード12が正常に動作している場合(1ビームでの画像形成時、図3参照)、判定部31はバイナリで“01”の信号を制御部23,24、ドライバ部26及びラスター信号処理部32に出力する。
この信号を受け取ったラスター信号処理部32は、システム速度と画像データの出力タイミングを一致させるため、第2ビームB2を検出したタイミングでラスター同期信号を発生する。この場合、ラスター同期信号は結果的に1ラインの走査ごとに発生されることになる。
書込み制御部23は第1メモリ部21に対するライトイネーブル信号をHレベルの状態に維持し、第1メモリ部21への画像データの書込みを停止させる。そして、書込み制御部23は第2メモリ部22へはラスター同期信号の発生に基づいてライトイネーブル信号をLレベルにする。これにて、1ラインずつの画像データが第2メモリ部22に書き込まれる。
また、読出し制御部24は第1メモリ部21に対するリードイネーブル信号をHレベルの状態に維持し、第1メモリ部21からの読出しを停止させる。そして、読出し制御部24は第2メモリ部22へはラスター同期信号の発生に基づいてリードイネーブル信号をLレベルにする。これにて、1ラインずつの画像データが第2メモリ部22から読み出されて、パルス幅変調制御部25を介してドライバ部26に転送される。
ドライバ部26は正常に動作するレーザダイオード12のみを駆動して1ラインずつの画像データに基づいて変調されたビームB2を放射させる。
一方、前記とは逆にレーザダイオード12に異常が発生し、レーザダイオード11が正常に動作している場合、基本的には図3に示したタイムチャートと同様であるが、正常なレーザダイオード11のみによる1ビームで画像を形成する。
即ち、判定部31はバイナリで“10”の信号を制御部23,24、ドライバ部26及びラスター信号処理部32に出力する。この信号を受け取ったラスター信号処理部32は、第1ビームB1を検出したタイミングでラスター同期信号を発生する。
書込み制御部23は第2メモリ部22に対するライトイネーブル信号をHレベルの状態に維持し、第1メモリ部21へはラスター同期信号の発生に基づいてライトイネーブル信号をLレベルにする。これにて、1ラインずつの画像データが第1メモリ部21に書き込まれる。また、読出し制御部24は第2メモリ部22に対するリードイネーブル信号をHレベルの状態に維持し、第1メモリ部21へはラスター同期信号の発生に基づいてリードイネーブル信号をLレベルにする。これにて、1ラインずつの画像データが第1メモリ部21から読み出されて、パルス幅変調制御部25を介してドライバ部26に転送される。
ドライバ部26は正常に動作するレーザダイオード11のみを駆動して1ラインずつの画像データに基づいて変調されたビームB1を放射させる。
また、レーザダイオード11,12の双方に異常が発生したのであれば、判定部31はバイナリで“00”の信号を制御部23,24、ドライバ部26及びラスター信号処理部32に出力する。この信号を受け取った制御部23,24、ドライバ部26及びラスター信号処理部32はそれぞれの制御を停止する。
以上の制御によって、レーザダイオード11,12の一方に異常を生じた場合であっても、正常な他方のレーザダイオードを用いて、2ビームでの画像の形成に対して解像度やシステム速度を低下させることなく画像の形成を継続できる。1ビーム駆動であっても画像が劣化したりプリント生産性が低下することはないので、プリントヘッドユニットを交換する必要はなく、経済的である。
(他の実施例)
なお、本発明に係る2ビーム走査光学装置は前記各実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
なお、本発明に係る2ビーム走査光学装置は前記各実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
例えば、ビームB1,B2を放射、偏向、走査する光学系の構成は任意であり、また、図1に示されている制御システムの詳細な構成は任意である。
11,12…レーザダイオード
13…ポリゴンミラー
15…ポリゴンミラー回転制御部
16…画素クロック制御部
21,22…メモリ部
23…書込み制御部
24…読出し制御部
31…判定部
32…ラスター信号処理部
B1,B2…ビーム
13…ポリゴンミラー
15…ポリゴンミラー回転制御部
16…画素クロック制御部
21,22…メモリ部
23…書込み制御部
24…読出し制御部
31…判定部
32…ラスター信号処理部
B1,B2…ビーム
Claims (3)
- 感光体に対して副走査方向に所定の間隔で第1ビーム及び第2ビームを照射して画像を形成する2ビーム走査光学装置において、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対する1ラインずつの画像データを保持するための第1メモリ部及び第2メモリ部と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子の発光状態が正常であるか異常を生じているかを判定する判定部と、
第1メモリ部及び第2メモリ部に対して画像データの書込み/読出しを行わせるメモリ制御部と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行うドライバ部と、
第1ビーム及び第2ビームを偏向走査する偏向器の回転を制御する回転制御部と、
画素クロック信号を出力する画素クロック制御部と、
ラスター同期信号を出力するラスター信号処理部と、を備え、
前記回転制御部は、常時、1ビームで画像を形成する際の回転数で偏向器を回転駆動させ、
前記画素クロック制御部は、常時、1ビームで画像を形成する際の周波数で画素クロック信号を出力し、
前記メモリ制御部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合、異常ビーム発生素子に対応するメモリ部への画像データの書込みを停止させ、正常ビーム発生素子に対応するメモリ部へ1ラインずつの画像データを書き込みかつ読み出させ、
前記ドライバ部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合、正常ビーム発生素子に対して発光制御を行い、
前記ラスター信号処理部は、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合は1ラインの走査ごとにラスター同期信号を発生し、前記判定部によって第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子が正常と判定された場合はラスター信号を間引いてラスター同期信号を発生すること、
を特徴とする2ビーム走査光学装置。 - 前記ラスター信号処理部は、第1ビーム又は第2ビームのいずれの検出信号に基づいてラスター同期信号を出力するか選択可能であり、前記判定部によって一のビーム発生素子が異常と判定され他のビーム発生素子が正常と判定された場合は正常ビームの検出信号に基づいてラスター同期信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の2ビーム走査光学装置。
- 感光体に対して副走査方向に所定の間隔で第1ビーム及び第2ビームを照射して画像を形成する2ビーム走査光学装置において、
第1ビーム及び第2ビームを偏向走査する偏向器と、
第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対する1ラインずつの画像データを保持するための第1メモリ部及び第2メモリ部と、
第2ビーム発生素子の発光状態が正常であるか異常を生じているかを判定する判定部と、
正常と判定されたとき、第1ビーム発生素子及び第2ビーム発生素子に対して発光制御を行うと共に、異常と判定されたとき第1ビーム発生素子に対してのみ発光制御を行うドライバ部と、
正常と判定されたとき、第1メモリ部及び第2メモリ部に対して画像データの書込みを行わせると共に、異常と判定されたとき第1メモリ部へのみ画像データの書込みを行わせる書込み制御部と、
偏向走査された第1ビーム及び第2ビームを検出してビーム検出信号を出力するビーム検出部と、
正常と判定されたとき、ビーム検出信号に基づいて毎回ラスター信号を出力すると共に、異常と判定されたとき、2回に1回の割合で間引いてラスター信号を出力するラスター信号処理部と、
正常と判定されたとき、ラスター同期信号に応じて第1メモリ部及び第2メモリ部から画像データの読出しを行わせると共に、異常と判定されたときラスター同期信号に応じて第1メモリ部からのみ画像データの読出しを行わせる読出し制御部と、
を備えたことを特徴とする2ビーム走査光学装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004217261A JP2006035569A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 2ビーム走査光学装置 |
US11/007,229 US20060017410A1 (en) | 2004-07-26 | 2004-12-09 | Two-beam scanning optical apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004217261A JP2006035569A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 2ビーム走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006035569A true JP2006035569A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35656435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004217261A Pending JP2006035569A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 2ビーム走査光学装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060017410A1 (ja) |
JP (1) | JP2006035569A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006021405A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Konica Minolta Business Technologies Inc | マルチビーム走査光学装置及びマルチビーム画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5179392A (en) * | 1990-04-05 | 1993-01-12 | Minolta Camera Co., Ltd. | Multi-color image forming apparatus |
JP2006021405A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Konica Minolta Business Technologies Inc | マルチビーム走査光学装置及びマルチビーム画像形成装置 |
-
2004
- 2004-07-26 JP JP2004217261A patent/JP2006035569A/ja active Pending
- 2004-12-09 US US11/007,229 patent/US20060017410A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060017410A1 (en) | 2006-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009126045A5 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007062224A (ja) | 画像形成装置とその制御方法 | |
JP4268026B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8363080B2 (en) | Multi-beam image forming apparatus and image forming method using the same | |
US8125504B2 (en) | Image forming apparatus and control program of image forming apparatus | |
JP2006035569A (ja) | 2ビーム走査光学装置 | |
JP2001353897A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009018484A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002023087A (ja) | 画像形成装置 | |
KR20060122607A (ko) | 주사 광학장치 및 이를 채용한 화상형성장치 | |
JP2000241726A (ja) | 光走査装置及び画像出力装置 | |
JP5397723B2 (ja) | 光走査装置 | |
JP2004345113A (ja) | 光書込装置 | |
JP3165707B2 (ja) | 光走査型画像形成装置 | |
JP2005001122A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004085853A (ja) | 多ビーム走査装置およびそれを用いた画像出力装置 | |
US20090207230A1 (en) | Image forming apparatus and image forming apparatus control program | |
JP2006021405A (ja) | マルチビーム走査光学装置及びマルチビーム画像形成装置 | |
JP2005193589A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013141798A (ja) | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 | |
US20060038117A1 (en) | Multiple light beam imaging apparatus | |
JP2010076169A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09211350A (ja) | レーザ走査光学系 | |
JP2010201867A (ja) | 集積回路、光走査装置、及び画像形成装置 | |
JP2004090472A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060808 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061205 |