JP2013141798A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路規模を不用意に大きくせず、光ビームの確実な位置合わせを行い、多重露光により階調表現を行う。
【解決手段】感光体に向けて複数の光ビームを発生する複数の発光部を備えて複数の光ビームにより感光体の同一位置に多重露光して画像を形成する画像形成装置を制御する際に、画像データの値に応じて該画像データから前記2値データと前記多値データとを生成し、前記複数の発光部のうちの一方である第1発光部を2値データで発光駆動すると共に、前記複数の発光部のうちの他方である第2発光部を3値以上の多値データで発光駆動し、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関し、特に、多重露光を行う画像形成の制御に関する。
画像形成装置として、画像データに応じた主走査方向の1ライン毎の画像形成を行うと共に、この主走査方向の画像形成を副走査方向に繰り返して、1頁分の画像形成を行う装置が知られている。
その一例として、電子写真方式の画像形成装置では、画像データに応じて発光する光ビームを像担持体の主走査方向に走査し、これと並行して、副走査方向に回転する像担持体(感光体ドラム)上に、前記光ビームによって画像を形成している。この画像形成装置では、光ビーム照射によって像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像することでトナー像に変換し、このトナー像を用紙に転写することで画像を形成している。
この場合に、ドットクロックと呼ばれるクロック信号(画素クロック)を基準にして、光ビームをオン(発光)/オフ(非発光)するように制御している。この場合、文字や図形などの画像を形成するのであれば、中間調濃度は必要ないため、2値の画像データに基づいて、光ビームのオン/オフの制御で済む。
一方、写真やグラフィックの画像を形成するのであれば、多値(3値以上、実際は256値程度)の画像データに基づいて、PWM方式の制御により1ドット当たりの光ビームの照射時間を変更し、ドットの面積を変化させて面積階調による中間調再現を行うことができる。このようにすることで、解像度を低下させずに、中間調を表現することができる。また、カラー画像形成装置では、各色で中間調を再現することで、微妙な色を再現することが可能になる。
一方、近年は高解像度の画像形成が求められており、この結果として1つのドットを形成する光ビームのスポットが小さくなると共に、露光時間も短縮される傾向にある。そして、このような高解像度画像形成のために光ビームのスポットが小さくなると、上述したPWM方式において実現可能な階調数が低下するという問題が発生する。
そこで、以上の高解像度画像形成における階調数低下の問題を解消するため、複数の光ビームを用いて同一位置に多重露光を行う技術が提案されている。このような多重露光として、例えば、2重露光を行うことで、2倍の階調を得ることができるようになる。
なお、複数の光ビームを用いての多重露光については、以下の特許文献に記載されている。
特開2002−264391号公報 特開2009−292131号公報
このようにして画像形成装置において中間調再現を多重露光で実現する場合には、各部構成を2重化する必要があり、回路規模が大きくなるという問題がある。特に、PWM制御のためには、遅延回路やタイミング発生回路が必要であり、この部分を2重化することで回路規模が極めて大きくなる。
また、PWM制御によってスポットサイズが変化する光ビームを正確に位置合わせしなくてはならず、多重露光の為に制御が従来よりも複雑化するという問題が新たに発生する。
このような問題に対して、以上の以上の特許文献1も特許文献2も有効な解決策を提案できていない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、回路規模を不用意に大きくせず、光ビームの確実な位置合わせを行うことができ、多重露光により階調表現が可能な画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を実現することを目的とする。
(1)この発明は、感光体に向けて複数の光ビームを発生する複数の発光部を備えて複数の光ビームにより感光体の同一位置に多重露光して画像を形成する画像形成装置を制御する際に、画像データの値に応じて該画像データから前記2値データと前記多値データとを生成し、前記複数の発光部のうちの一方である第1発光部を2値データで発光駆動すると共に、前記複数の発光部のうちの他方である第2発光部を3値以上の多値データで発光駆動し、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御する。
(2)この発明は、上記(1)において、前記第1発光部の前記2値データでの前記感光体への露光位置に対して、前記第2発光部の前記多値データでのPWM発光駆動による前記感光体への露光位置を合致させるよう制御する。
(3)この発明は、上記(1)〜(2)において、画像データの最大値の1/2の値を2値発光に割り当てるように前記2値データを生成すると共に、画像データの最大値の1/2未満の値を多値発光に割り当てるよう前記多値データを生成する。
(4)この発明は、上記(1)〜(3)において、主走査方向に並んで配列されている前記第1発光部と前記第2発光部を用いて、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御する。
(5)この発明は、上記(1)〜(4)において、前記第1発光部と前記第2発光部とは主走査方向に配列され、前記主走査方向に配列された前記第1発光部と前記第2発光部との発光部群が副走査方向に複数群配列され、前記2値データと前記多値データとによる前記感光体の同一位置への多重露光を、副走査方向に複数平行して行うよう制御する。
この発明では、画像データの値に応じて該画像データから前記2値データと前記多値データとを生成し、前記複数の発光部のうちの一方である第1発光部を2値データで発光駆動すると共に、前記複数の発光部のうちの他方である第2発光部を3値以上の多値データで発光駆動し、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御している。
ここで、2値データでの感光体への露光位置に対して、多値データでのPWM発光駆動による感光体への露光位置を合致させるよう制御しており、多重露光の位置合わせ基準となる2値データの露光は位置や大きさが変化しないため、PWMによる露光の位置合わせが容易に行える。
ここで、画像データの最大値の1/2の値を2値発光に割り当てるように前記2値データを生成すると共に、画像データの最大値の1/2未満の値を多値発光に割り当てるよう前記多値データを生成しており、階調表現は画像データ最大値の1/2までであるため、中間調再現の回路が2倍になるのではなく、回路規模を不用意に大きくする必要がない。
従って、回路規模を不用意に大きくせず、光ビームの確実な位置合わせを行うことができ、多重露光により階調表現が可能な画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を実現することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態の光源の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の光源発光駆動の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の光源の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の光源発光駆動の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の光源の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の要部構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の要部構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の要部構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(実施形態)を詳細に説明する。
本実施形態が適用される画像形成装置は、複数の光ビームにより感光体の同一位置に多重露光して画像を形成する画像形成装置である。
以下、本実施形態の画像形成装置100の第1の実施形態の構成を、図1と図2に基づいて詳細に説明する。なお、図1では画像形成装置100全体の構成をブロック図として示し、図2は光学系170近傍を斜視図として示している。
なお、この実施形態では、画質を劣化させることなく、複数の光ビームを用いる画像形成装置100の基本的な構成要件を中心に説明する。したがって、画像形成装置100として一般的であり、周知となっている構成要件については省略している。
〔実施形態の装置の構成〕
この図1に示すように画像形成装置100は、画像形成装置100の各部を制御するためにCPUなどで構成されて画像データや所定の命令データに応じてレーザの発光の制御を行う全体制御部101と、画像形成プログラムや調整プログラム等の各種プログラムやテストチャートデータ等の各種パラメータを記憶しておく記憶手段としての記憶部103と、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を全体制御部101に通知すると共に全体制御部101からの指示により各種情報表示とを行う操作表示手段としての操作部105と、原稿の画像を読み取って画像データを生成する読み取り手段としてのスキャナ部110と、全体制御部101からの指示に基づいて外部から入力される画像データあるいはスキャナ部110での読み取りにより生成される画像データに対して画像形成に必要な画像処理を施す画像処理部120と、全体制御部101の制御に基づいて画像データに応じて光源の発光駆動を制御する発光制御部130と、画像形成を行う画像形成部としてのプリントエンジン140と、プリントエンジン140中で複数の光ビームの発光と走査とを行うプリントヘッド150と、光源としてのレーザダイオードを駆動する発光駆動部160と、レーザダイオードからの複数本の光ビームで感光体に対して走査を行うための光学部品で構成された光学系170と、プリントヘッド150による光ビームの走査を受けてトナー像を形成するプロセスユニット180と、光学系170での複数の光ビームの走査タイミングを計測する計測回路190と、を備えて構成されている。
なお、全体制御部101は、複数発光部からの複数の光ビームを像担持体の主走査方向に走査して多重露光を行い、主走査方向と直交する副走査方向に主走査方向の発光を繰り返して画像形成を行う画像形成装置100において、画像データの値に応じて該画像データから前記2値データと前記多値データとを生成し、前記複数の発光部のうちの一方である第1発光部を2値データで発光駆動すると共に、前記複数の発光部のうちの他方である第2発光部を3値以上の多値データで発光駆動し、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光する制御を行う。
また、図2において、プリントヘッド150に含まれる光学系170は、複数光ビームを発生させる複数発光部を備える光源としてのレーザダイオード171、光ビームを光学的に各種補正をするコリメータレンズ172とシリンドリカルレンズ173、光ビームを主走査方向に走査するポリゴンミラー174、光学的に走査角度の補正を行うfθレンズ175、光学的な補正を行うシリンドリカルレンズ176、水平同期信号検出のためのミラー177、水平同期信号検出等のためのセンサ178とを備えて構成されている。
なお、この図2でレーザダイオード171として示した部分は、実際には複数のレーザダイオードから構成され複数の光ビームを合成する光学部を含んで構成されたものでもよいし、一体に形成された複数ビームレーザアレイであってもよい。
なお、この図2では紙面の都合で主走査方向2本の光ビームが生成される状態を示しているが、この光ビーム本数に限定されるものではない。例えば、主走査方向に2本の光ビームを発生する第1発光部と第2発光部とからなる発光部群を、副走査方向に複数群備えていてもよい。
そして、以上のようにして走査される複数の光ビームが像担持体としての感光体ドラム181上に走査され、感光体ドラム161の回転を副走査方向の走査として、感光体ドラム181表面には光ビームに応じた潜像が形成される。
なお、感光体ドラム181はプロセスユニット180に含まれ、光ビームの走査を受けて感光体ドラム181上に静電潜像が形成され、この静電潜像は図示されない現像部によりトナー像にされ、さらに図示されない転写部によってトナー像が感光体ドラム181から用紙に転写される。また、カラー画像形成装置の場合には、ここに示したプリントヘッド150やプロセスユニット180を色数分配置する。
〔実施形態の光源の構成〕
図3は本実施形態で使用される光源としての面発光型半導体からなるレーザダイオード171の最小限の基本構成により生成されるレーザビームの位置を示す説明図である。
ここで、レーザダイオード171において、複数の発光部のうちの一方である第1発光部171aは2値データで発光駆動されてレーザビーム171a’を生成すると共に、第1発光部171aと同一主走査方向に設けられた複数の発光部のうちの他方である第2発光部171bは3値以上の多値データで発光駆動されてレーザビーム171b’を生成する。
そして、図4に示すように、主走査方向下流側に位置する第1発光部171aはタイミング信号Timing_aにより発光駆動されて先に発光し、主走査方向上流側に位置する第2発光部171bはタイミング信号Timing_bにより発光駆動されて後に発光する。このようにして、2値データと多値データとにより、感光体ドラム161の同一位置に多重露光するよう制御される。なお、多重露光の際のタイミング制御は、後述する発光制御部130と発光駆動部160によってなされる。
図5は本実施形態で使用される光源としてのレーザダイオード171の応用構成を示す説明図である。ここでは、図3の基本構成の発光部群を4群備えた構成になっている。
ここで、レーザダイオード171において、副走査方向に1ライン目の第1発光部群として、第1発光部171a1は2値データで発光駆動されてレーザビーム171a1’を生成すると共に、第1発光部171a1と同一主走査方向に設けられた第2発光部171b1は多値データで発光駆動されてレーザビーム171b1’を生成する。
また、副走査方向に2ライン目の第2発光部群として、第1発光部171a2は2値データで発光駆動されてレーザビーム171a2’を生成すると共に、第1発光部171a2と同一主走査方向に設けられた第2発光部171b2は多値データで発光駆動されてレーザビーム171b2’を生成する。
また、副走査方向に3ライン目の第3発光部群として、第1発光部171a3は2値データで発光駆動されてレーザビーム171a3’を生成すると共に、第1発光部171a3と同一主走査方向に設けられた第2発光部171b3は多値データで発光駆動されてレーザビーム171b3’を生成する。
また、副走査方向に4ライン目の第4発光部群として、第1発光部171a4は2値データで発光駆動されてレーザビーム171a4’を生成すると共に、第1発光部171a4と同一主走査方向に設けられた第2発光部171b4は多値データで発光駆動されてレーザビーム171b4’を生成する。
そして、図6に示すように、主走査方向下流側に位置する第1発光部171a1〜171a4はタイミング信号Timing_a1〜Timing_a4により発光駆動されて先に発光し、主走査方向上流側に位置する第2発光部171b1〜171b4はタイミング信号Timing_b1〜Timing_b4により発光駆動されて後に発光する。このようにして、2値データと多値データとにより、感光体ドラム161の同一位置に多重露光するよう制御される。なお、多重露光の際のタイミング制御は、後述する発光制御部130によってなされる。
なお、第1発光部171a1〜171a4、第2発光部171b1〜171b4は、副走査方向に対して傾いて配置されており、これにより、副走査方向の間隔を狭めた高解像度の画像形成が可能になる。
このような傾きのため、第1発光部171a1〜171a4は主走査方向位置が異なり、タイミング信号Timing_a1〜Timing_a4は図6のように異なるタイミングであり、同様にして第2発光部171b1〜171b4についても主走査方向位置が異なるのでタイミング信号Timing_b1〜Timing_b4は図6のように異なるタイミングである。
なお、図7は本実施形態で使用される光源としてのレーザダイオード171の更なる応用構成を示す説明図である。ここでは、図3の基本構成の発光部群を4群備えた構成(図5参照)を更に副走査方向に4倍した構成になっている。なお、この場合の発光駆動タイミングは、図6の応用であるため、ここでは説明を省略する。
〔実施形態における2値/多値併用多重露光の処理〕
図8と図9は本実施形態における2値/多値併用多重露光の原理を説明する説明図である。本実施形態では、従来のような単純な多値データの多重露光ではなく、2値データによる露光と多値データによる露光との併用により多重露光を行うことを特徴としている。
そこで、発光制御部130は、画像データのデータ値が0−255の256段階である場合に、データ値が最大の1/2である127以上であれば(図8中のステップS101でYES)、2値データ=オンとし(図8中のステップS102)、127を超えている部分を多値データに割り当てる(図8中のステップS103)。この場合、図9(a)に示すように、2値データにより第1発光部を最大値の半分の127相当で発光駆動し、最大値の半分を超えたデータ値により第2発光部を発光駆動し、2値データによる露光と多値データによる露光との併用により多重露光を行う。
同様に、発光制御部130は、画像データのデータ値が0−255の256段階である場合、データ値が最大の1/2である127未満であれば(図8中のステップS101でNO)、2値データ=オフとし(図8中のステップS104)、127未満のデータ値をそのまま多値データに割り当てる(図8中のステップS105)。この場合は、図9(b)に示すように、2値データによる第1発光部の駆動は停止状態で、最大値の半分未満のデータ値により第2発光部を発光駆動する。
〔実施形態における多値データの処理〕
このような2値データと多値データとにより発光駆動を行うため、図10に示す回路構成を用いる。ここでは、図5に示した2画素×4群の発光部を備えるレーザダイオード171を用いる場合の発光駆動部160の構成を中心に示している。
発光制御部130からの副走査方向1ライン目の2値データは、発光駆動部160内の駆動部162a1で2値駆動信号とされて、第1発光部171a1に供給される。これにより、副走査方向1ライン目の第1発光部171a1は2値データに基づいて発光駆動される。また、発光制御部130からの副走査方向1ライン目の多値データは、発光駆動部160内のPWM回路161b1でPWM信号に変換され、さらに駆動部162b1でPWM駆動信号とされて、第2発光部171b1に供給される。これにより、副走査方向1ライン目の第2発光部171b1は多値データに基づいて発光駆動される。
同様にして、副走査方向2ライン目以降も、発光制御部130からの2値データと多値データとを受けた発光駆動部160によって、レーザダイオード171では2値データに基づく発光駆動と多値データに基づく発光駆動とが実行される。
なお、PWM回路161b1〜161b4は、図11に示す回路構成を用いることができる。ここでは、遅延回路1611によりドットクロックを1/255に細かく遅延させた遅延信号を生成しておく。また、PWMタイミング生成回路1612において多値データ(図8〜図9参照)とタイミングデータtwとに基づいてPWMタイミング(PWM立ち上がりタイミング(Tr),PWM立ち下がりタイミング(Tf),)を生成する。そして、選択部1613では多数の遅延信号の中からPWM立ち上がりタイミング(Tr)に合致した遅延信号を選択し、選択部1614では多数の遅延信号の中からPWM立ち下がりタイミング(Tf)に合致した遅延信号を選択する。さらに、選択部1613で選択された遅延信号を立ち上がりとし、選択部1614で選択された遅延信号を立ち下がりとするパルスを、PWM信号として合成回路1615で生成する。
なお、ここでタイミングデータtwとは、2値データによる露光と多値データによる露光を感光体ドラム181上で同一位置に重ねることで多重露光を実現するために発光タイミングを調整するためのデータである。すなわち、発光駆動部160内のPWM回路161b1〜161b4は、第1発光部の2値データでの感光体ドラム181への露光位置に対して、第2発光部の多値データでのPWM発光駆動による感光体ドラム181への露光位置を、合致させるよう第2発光部の多値データでのPWM発光駆動のタイミングを制御する。
図12はタイミングデータtwを計測する様子を説明するタイミングチャート、図13はタイミングデータtwを計測する計測回路190を説明する構成図である。
副走査方向に同一位置にある発光部群である第1発光部171a1と第2発光部171b1とを同時に発光させ(図12(a))、そのときにセンサ178から得られるセンサ出力の時間差twを求める(図12(b))。
この計測は、図13に示す計測回路190を用いて行う。図13では、遅延回路191によりドットクロックを1/255に細かく遅延させた遅延信号を生成しておく。そして、同期回路192では多数の遅延信号の中から先頭(例えば、2値データでの発光)のセンサ出力タイミングに合致した遅延信号を選択し、同期回路193では多数の遅延信号の中から後尾(例えば、多値データでの発光)のセンサ出力タイミングに合致した遅延信号を選択する。さらに、同期回路192で選択された遅延信号を立ち上がりとし、同期回路193で選択された遅延信号を立ち下がりとするパルスを、タイミング信号twとしてフリップフロップ194で生成する。これにより、図12で計測されたタイミングtwに等しい間隔のパルスであるタイミングデータtwが生成される。
図14は、2値発光タイミングと、多値発光タイミングとを生成する様子を示すタイムチャートである。なお、2値発光タイミングは発光制御部130で生成され、多値発光タイミングは発光制御部130で生成されて発光駆動部160内のPWMタイミング生成回路1612でタイミングデータtwに基づいて調整される。
まず、発光制御部130は、所定のタイミングでドットクロック(図14(a))に同期して、2値発光タイミング信号を生成する(図14(b))。
そして、発光制御部130は、多値データとタイミングデータtwとを、PWM回路161b1〜161b4内のPWMタイミング生成回路1612に与える(図10、図11参照)。ここで、Xをドットクロックの整数倍のタイミング、(Y/255)を遅延回路1611で生成されるY番目の遅延信号のタイミングとした場合、tw=X+(Y/255)と表すことができる。すなわち、タイミングデータtwについて、ドットクロックの整数倍のタイミングXと、1ドットクロック未満の成分(Y/255)とに分けて、1ドットクロック未満の成分についてはPWM制御により正確にタイミングを合わせるようにする(図14(d))。
このようにして、図12において同時発光の場合にtwだけ先に検知される多値データについて、2値データの発光よりもtwだけ遅らせて発光させることで、感光体ドラム181上で2値データと多値データとの位置を合わせ、同時露光とすることが可能になる。
また、この場合には、画像データの最大値の1/2値(面積)である2値データに対して、画像データの最大値の1/2未満の値(面積)である多値データを後からPWMを用いて位置合わせすることになるため、正確な位置あわせが可能になり、画質の劣化を生じることがない。
そして、以上のような2値データによる露光と多値データによる露光との併用により多重露光を行うことで、0−255の256段階のデータ値を階調表現しているにもかかわらず、0−127の128段階のPWM回路は1つで済ませることができる。この場合、本来であれば256階調のPWM回路が必要であるのに、半分の128段階で済むため、高速・高解像度の画像形成装置に対処することも容易に行えるようになる。
また、本実施形態では、第1発光部と第2発光部との発光部群において2値データと多値データとの2系統にはなるものの、PWM回路は1系統のみであるため、従来のように多重露光のために回路規模が2倍になることはない。すなわち、回路規模を不用意に大きくせず、光ビームの確実な位置合わせを行うことができ、多重露光により階調表現が可能な画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を実現することができる。
〔その他の実施形態〕
なお、カラー画像形成装置の場合には、以上のような処理を各色毎に実行することが望ましい。
また、以上の説明では、図5と図7においてレーザダイオード171は傾いた状態の複数の発光部を有するとしていたが、これに限定されるものではない。
また、以上の実施形態は、光ビームを用いた電子写真方式の画像形成装置に用いることが好適であるが、これ以外にも、光ビームを用いて印画紙に露光を行うレーザイメージャなど、各種の画像形成装置に本発明の各実施形態を適用することが可能であり、良好な結果を得ることが可能である。
また、光源としては、レーザダイオード(LD)以外の他の光源を用いた場合であっても適用することが可能である。
100 画像形成装置
101 全体制御部
103 記憶部
105 操作部
110 スキャナ部
120 画像処理部
130 発光制御部
140 プリントエンジン
150 プリントヘッド
160 発光駆動部
170 光学系
180 プロセスユニット
190 計測回路

Claims (10)

  1. 複数の光ビームにより感光体の同一位置に多重露光して画像を形成する画像形成装置であって、
    感光体に向けて複数の光ビームを発生する複数の発光部と、
    前記複数の発光部のうちの一方である第1発光部を2値データで発光駆動すると共に、前記複数の発光部のうちの他方である第2発光部を3値以上の多値データで発光駆動する発光駆動部と、
    画像データの値に応じて該画像データから前記2値データと前記多値データとを生成すると共に、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御する発光制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発光駆動部は、前記多値データに基づいて前記第2発光部をPWMにより発光駆動し、
    前記第1発光部の前記2値データでの前記感光体への露光位置に対して、前記第2発光部の前記多値データでのPWM発光駆動による前記感光体への露光位置を合致させるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記発光制御部は、画像データの最大値の1/2の値を2値発光に割り当てるように前記2値データを生成すると共に、画像データの最大値の1/2未満の値を多値発光に割り当てるよう前記多値データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1発光部と前記第2発光部とは、主走査方向に配列されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1発光部と前記第2発光部とは主走査方向に配列され、前記主走査方向に配列された前記第1発光部と前記第2発光部との発光部群が副走査方向に複数群配列されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 感光体に向けて複数の光ビームを発生する複数の発光部を備えて複数の光ビームにより感光体の同一位置に多重露光して画像を形成する画像形成装置を制御する画像形成装置の制御方法であって、
    画像データの値に応じて該画像データから前記2値データと前記多値データとを生成し、
    前記複数の発光部のうちの一方である第1発光部を2値データで発光駆動すると共に、前記複数の発光部のうちの他方である第2発光部を3値以上の多値データで発光駆動し、
    前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 前記第1発光部の前記2値データでの前記感光体への露光位置に対して、前記第2発光部の前記多値データでのPWM発光駆動による前記感光体への露光位置を合致させるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 画像データの最大値の1/2の値を2値発光に割り当てるように前記2値データを生成すると共に、画像データの最大値の1/2未満の値を多値発光に割り当てるよう前記多値データを生成する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 主走査方向に並んで配列されている前記第1発光部と前記第2発光部を用いて、前記2値データと前記多値データとにより前記感光体の同一位置に多重露光するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 前記第1発光部と前記第2発光部とは主走査方向に配列され、前記主走査方向に配列された前記第1発光部と前記第2発光部との発光部群が副走査方向に複数群配列され、
    前記2値データと前記多値データとによる前記感光体の同一位置への多重露光を、副走査方向に複数平行して行うよう制御する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御方法。
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