JP2006035305A - 穿孔工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の目的は、被穿孔物に容易に孔を穿孔することが可能であると共に、形成された孔の縁部に曲折処理を施すことが可能な穿孔工具を提供することにある。
【解決手段】 固定柄14と、第1リンク部材50と、第2リンク部材60と、可動柄52と、可動部材20と、穿孔部30と、縁処理部40と、を備えた穿孔工具に関する。
被穿孔材を穿孔刃31bと穿孔刃ガイド部材32bとにより、被穿孔材に孔が形成され、孔部が形成された被穿孔材を縁処理部材41bと縁処理ガイド部材42aとに挟持した状態で、縁処理部材41bが挿入孔に挿入されることにより、被穿孔材の孔部外周を屈曲させる縁処理がなされる。
【選択図】 図1
【解決手段】 固定柄14と、第1リンク部材50と、第2リンク部材60と、可動柄52と、可動部材20と、穿孔部30と、縁処理部40と、を備えた穿孔工具に関する。
被穿孔材を穿孔刃31bと穿孔刃ガイド部材32bとにより、被穿孔材に孔が形成され、孔部が形成された被穿孔材を縁処理部材41bと縁処理ガイド部材42aとに挟持した状態で、縁処理部材41bが挿入孔に挿入されることにより、被穿孔材の孔部外周を屈曲させる縁処理がなされる。
【選択図】 図1
Description
本発明は部材への穿孔が可能であると共に、前記部材に形成された孔の縁に折曲処理を施すことが可能な穿孔工具に関する。
従来より、天井裏の配線工事を行う際に、野縁として使用されるリップ溝型鋼等の内部に配線をはわせ、所定位置から配線を取出す作業が行われている。
通常、配線を取出す位置は現場毎に異なるため、その都度現場において、野縁として使用されるリップ溝型鋼等の部材に配線取出し用の孔を穿孔している。
このような状況下において、通常、配線取出し用の孔を形成するために、電動ドリルが使用されている。しかし、電動ドリルを使用する場合には、電源を確保する必要があるため、使用場所が限定されるという問題点がある。また、穿孔中に振動が発生したり、穿孔中に金属片が粉末状となって飛散する等、環境上の問題もあった。更に、火花が飛散するという不都合もあった。
通常、配線を取出す位置は現場毎に異なるため、その都度現場において、野縁として使用されるリップ溝型鋼等の部材に配線取出し用の孔を穿孔している。
このような状況下において、通常、配線取出し用の孔を形成するために、電動ドリルが使用されている。しかし、電動ドリルを使用する場合には、電源を確保する必要があるため、使用場所が限定されるという問題点がある。また、穿孔中に振動が発生したり、穿孔中に金属片が粉末状となって飛散する等、環境上の問題もあった。更に、火花が飛散するという不都合もあった。
このような問題を解消し、どこでも簡易に穿孔が行うことができるように、てこの原理を利用した手動の穿孔工具が開発された(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ダイスとパンチを備え、ダブルテコ機能によって手動で容易に穿孔作業が行える穿孔工具が開示されている。
特許文献1には、ダイスとパンチを備え、ダブルテコ機能によって手動で容易に穿孔作業が行える穿孔工具が開示されている。
しかし、上記特許文献1の技術では、手動で簡易に穿孔することが可能であるが、この穿孔工具は鋭利な刃物で被穿孔物を剪断するため、形成された配線取出し用の孔は鋭利な縁部を有するものとなっていた。
このため、この孔から直接配線を取出した場合、配線が孔の縁部に接触して損傷する可能性が高かった。
よって、この孔の縁部に、配線が直接接触することを防ぐために、図13(a)に示すような被覆部材91が使用されていた。
つまり、この被覆部材91を孔に嵌合させることによって、配線92と孔の縁部が直接接触することを防止していた。この被覆部材91としては、例えば、ユニバーサルブッシング等が使用される。
しかし、図13(b)に示すように、この被覆部材の配線貫通部に配線92を貫通させる際には、上流側から下流側への押圧力がかかるため、嵌合していた被覆部材91が、配線取出し孔から脱落するという問題点があった。
また、配線取出し孔と同数の被覆部材91が必要であるため、被覆部材を嵌合させる手間がかかると共に、コストがかかるという問題点もあった。
このため、部材に容易に孔を形成することが可能であると共に、形成された孔の縁部が鋭利なものとならないような処理を施すことが可能な穿孔工具の開発が望まれていた。
このため、この孔から直接配線を取出した場合、配線が孔の縁部に接触して損傷する可能性が高かった。
よって、この孔の縁部に、配線が直接接触することを防ぐために、図13(a)に示すような被覆部材91が使用されていた。
つまり、この被覆部材91を孔に嵌合させることによって、配線92と孔の縁部が直接接触することを防止していた。この被覆部材91としては、例えば、ユニバーサルブッシング等が使用される。
しかし、図13(b)に示すように、この被覆部材の配線貫通部に配線92を貫通させる際には、上流側から下流側への押圧力がかかるため、嵌合していた被覆部材91が、配線取出し孔から脱落するという問題点があった。
また、配線取出し孔と同数の被覆部材91が必要であるため、被覆部材を嵌合させる手間がかかると共に、コストがかかるという問題点もあった。
このため、部材に容易に孔を形成することが可能であると共に、形成された孔の縁部が鋭利なものとならないような処理を施すことが可能な穿孔工具の開発が望まれていた。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、被穿孔物に容易に孔を穿孔することが可能であると共に、形成された孔の縁部に折曲処理を施すことが可能な穿孔工具を提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、本体部材と、該本体部材に固定された固定柄と、前記本体部材に回動可能に軸支された第1リンク部材と、該第1リンク部材に回動可能に軸支された第2リンク部材と、該第2リンク部材端部に連結された可動柄と、前記第2リンク部材の前記可動柄が固定されている側と反対側の端部に配設され、前記第2リンク部材が回動可能に軸支されている可動部材と、被穿孔材に穿孔を行う穿孔部と、該穿孔部で形成された孔部外周を屈曲させる縁処理部と、を備えた穿孔工具であって、前記穿孔部は、前記被穿孔材を切断する穿孔刃と、該穿孔刃が出入可能な第1の挿入孔を有する穿孔刃ガイド部材とを有し、前記穿孔刃は、前記本体部材に固定され、前記穿孔刃ガイド部材は、前記穿孔刃の直下となる位置で、前記可動部材に固定され、前記縁処理部は、形成された孔部外周を屈曲させる縁処理部材と、該縁処理部材が出入り可能な第2の挿入孔を有する縁処理ガイド部材と、を有し、前記縁処理部材は、前記本体部材に固定され、前記縁処理ガイド部材は、前記縁処理部材の直下となる位置で、前記可動部材に固定され、前記縁処理部材の外周径は、前記被穿孔材に形成された前記孔部外周の径より大きく形成されており、前記可動柄を動かすことにより、前記第2リンク部材が前記第1リンク部材に対して回動するとともに、前記第2リンク部材の動きに従って、前記第1リンク部材が前記本体部材に対して回動し、前記可動部材が前記穿孔刃及び前記縁処理部材方向へ移動し、前記被穿孔材を前記穿孔刃と前記穿孔刃ガイド部材とに挟持した状態で、前記穿孔刃が前記第1の挿入孔に挿入されることにより、前記被穿孔材に孔が形成され、前記孔部が形成された前記被穿孔材を前記縁処理部材と前記縁処理ガイド部材とに挟持した状態で、前記縁処理部材が前記第2の挿入孔に挿入されることにより、前記被穿孔材の前記孔部外周を、前記被穿孔材の略鉛直方向に屈曲させる縁処理がなされることにより解決される。
このように、被穿孔材の孔部外周を被穿孔材の略鉛直方向に屈曲させるように構成されているため、被穿孔材に形成された孔の外周部が鋭利ではなくなる。よって、被穿孔材に形成された孔の外周部に、配線等が当接して、配線等が損傷することを防止することができる。
このとき、前記第2リンク部材の、前記可動柄が連結されている側と反対側の端部には、二股部が形成されており、該二股部には、前記可動部材が挟持されていると、可動部材が上下動する際のがたつき等が解消されるため好適である。
また、このとき、前記縁処理ガイド部材は、前記縁処理部材側に開口部を有する筒状に形成され、前記開口部には、内周面側に突出する円環状の突出部が設けられていると好適である。
このように構成されているため、被穿孔材に形成された孔の外周部を、縁処理ガイド部材の挿入孔に押込むことにより、簡易に孔の外周部を屈曲させることができる。また、縁処理ガイドの内部周面に突出部が設けられているので、挿入孔に押込まれた孔の外周部はこの突出部に圧接される。よって、効率良く縁処理を行うことができる。
更に、このとき、前記縁処理部材は、先端側の径よりも基部側の径が大きく形成されていると好適である。
更に、このとき、前記縁処理部材は、先端部から基部側に向かう外周面にテーパ面が形成されていると、被穿孔材に形成された孔の外周を緩やかに屈曲することが可能となり好適である。
本発明によれば、穿孔工具に、穿孔部材と縁処理部材とを備えたため、一つの穿孔工具で、穿孔処理と縁処理を行う事ができる。
よって、施工現場に、一つの工具を持ち込むだけで、穿孔作業と孔周縁部の処理の両方を行うことができ、作業ごとに工具を変える必要がない。
このため、作業の手間が少なくなり、作業効率が向上する。
よって、施工現場に、一つの工具を持ち込むだけで、穿孔作業と孔周縁部の処理の両方を行うことができ、作業ごとに工具を変える必要がない。
このため、作業の手間が少なくなり、作業効率が向上する。
また、本発明によれば、穿孔された孔の縁部は、縁処理部材によって屈曲処理されるため、孔の縁部が配線と接触することによって、配線が損傷することを防止することができる。
このため、従来使用していた、ユニバーサルブッシング等の被覆部材を使用する必要がなくなり、配線工事のコストを削減することができる。
更に、被覆部材を使用する必要がないため、配線の組付け中に生じる被覆部材の脱落を懸念する必要がなく、配線工事の作業性が向上する。
このため、従来使用していた、ユニバーサルブッシング等の被覆部材を使用する必要がなくなり、配線工事のコストを削減することができる。
更に、被覆部材を使用する必要がないため、配線の組付け中に生じる被覆部材の脱落を懸念する必要がなく、配線工事の作業性が向上する。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、簡易に野縁等に使用する部材に配線導出孔を形成することが可能であるとともに、形成された配線導出孔の縁部の曲折処理を行うことが可能な穿孔工具に関するものである。
本実施形態は、簡易に野縁等に使用する部材に配線導出孔を形成することが可能であるとともに、形成された配線導出孔の縁部の曲折処理を行うことが可能な穿孔工具に関するものである。
図1は本実施形態に係る穿孔工具の全体図、図2は本実施形態に係る穿孔工具の主要部分の拡大図、図3は本実施形態に係る穿孔工具の斜視図、図4は本実施形態に係る穿孔工具の可動部材が上昇した状態の説明図、図5は本実施形態に係る第2リンク部材の説明図、図6は図2のB−B部におけるA−A断面図、図7は本実施形態に係る穿孔部の拡大斜視図、図8は本実施例に係る穿孔刃の斜視図、図9は本実施形態に係る孔縁処理部の拡大図、図10は図9のC−C断面図、図11は本実施形態に係る縁処理ガイド部材の配設状態の説明図、図12は本実施形態に係る穿孔工具において処理された被穿孔材の断面図である。
本実施形態に係る穿孔工具1は、図1乃至図3に示すように、本体部10、固定柄14、可動部材20、穿孔部30、縁処理部40、第1リンク50、第2リンク60、可動柄52を主要構成としている。
本体部10は、略T字形状の板体として構成されている。本体部10は、図3及び図6に示すように、本体表面部材10aと本体裏面部材10bの2枚で構成されており、この本体表面部材10aと本体裏面部材10bとで、後述する各部材を挟持している。
なお、本実施形態では、本体表面部材10aと本体裏面部材10bとして、同一形状の略T字形状の板体を使用したが、本発明はこれに限定されることはない。すなわち、本体表面部材10a又は本体裏面部材10bの形状は、後述する各部材を挟持することができ、本発明の目的を果たすものであれればどのような形状のものであってもよい。
また、本体表面部材10aと本体裏面部材10bとは、同一形状である必要はなく、それぞれ異なる形状であってもよい。
なお、本実施形態では、本体表面部材10aと本体裏面部材10bとして、同一形状の略T字形状の板体を使用したが、本発明はこれに限定されることはない。すなわち、本体表面部材10a又は本体裏面部材10bの形状は、後述する各部材を挟持することができ、本発明の目的を果たすものであれればどのような形状のものであってもよい。
また、本体表面部材10aと本体裏面部材10bとは、同一形状である必要はなく、それぞれ異なる形状であってもよい。
本体表面部材10aの上部(図1及び図2のX方向)には、表側穿孔部材支持部15aが形成されており、本体裏面部材10b側には、裏側穿孔部材支持部15bが形成されている。また、表側穿孔部材支持部15aの中心線Lに対して略対照の位置には表側縁処理部材支持部16aが形成され、裏側穿孔部材支持部15bの中心線Lに対して略対照の位置には裏側縁処理部材支持部16bが形成されている。
また、本体表面部材10aの略中央部分には、表側第1軸移動孔11aが穿設されており、同様に本体裏面部材10bの略中央部分には、裏側第1軸移動孔11bが穿設されている。
また、本体表面部材10aの縁処理部材支持部16aが形成されている側の下部(図1及び図2のY方向)には、表側固定柄配設部14aが形成され、本体裏面部材10bの縁処理部材支持部16bが形成されている側の下部には、裏側固定柄配設部14bが形成されている。
また、本体表面部材10aの略中央部分には、表側第1軸移動孔11aが穿設されており、同様に本体裏面部材10bの略中央部分には、裏側第1軸移動孔11bが穿設されている。
また、本体表面部材10aの縁処理部材支持部16aが形成されている側の下部(図1及び図2のY方向)には、表側固定柄配設部14aが形成され、本体裏面部材10bの縁処理部材支持部16bが形成されている側の下部には、裏側固定柄配設部14bが形成されている。
固定柄14は、棒状の硬質部材であり、表側固定柄配設部14aと裏側固定柄配設部14bに挟持された状態で、上部固定ボルト12及び下部固定ボルト13で螺設される。
可動部材20は、略六角形状の板体として構成されている。この略六角形は、水平方向に平行な2辺と鉛直方向に平行な2辺とを有して構成され、下部(図1及び図2のY方向)になるにつれ面積が小さくなるように形成されている。
可動部材20の上端部には、穿孔ガイド部材設置部20aが形成され、中心線Lに対して略対照の位置には縁処理部材ガイド部材設置部20bが形成されている。
これら穿孔ガイド部材設置部20a及び縁処理部材ガイド部材設置部20bには、図示しないボルト孔が穿孔されている。
また、可動部材20の略中央部には、可動部材20を作動させる第1軸71を配設するための第1軸貫通孔20cが穿孔されている。
可動部材20は、略六角形状の板体として構成されている。この略六角形は、水平方向に平行な2辺と鉛直方向に平行な2辺とを有して構成され、下部(図1及び図2のY方向)になるにつれ面積が小さくなるように形成されている。
可動部材20の上端部には、穿孔ガイド部材設置部20aが形成され、中心線Lに対して略対照の位置には縁処理部材ガイド部材設置部20bが形成されている。
これら穿孔ガイド部材設置部20a及び縁処理部材ガイド部材設置部20bには、図示しないボルト孔が穿孔されている。
また、可動部材20の略中央部には、可動部材20を作動させる第1軸71を配設するための第1軸貫通孔20cが穿孔されている。
穿孔部30は、穿孔刃部31と穿孔刃ガイド部32とで構成されている。
穿孔刃部31は、穿孔刃支持部材31a、穿孔刃31bを有して構成されている。
穿孔刃支持部材31aは、金属製の有底の円筒状部材である(図7参照)。
穿孔刃支持部材31aは、底部を上側(図7のV方向)に向けて、表側穿孔部材支持部15aと裏側穿孔部材支持部15bとに挟持された状態で、ボルト31cにより固定される。
穿孔刃31bは、円筒状の硬質な金属の先端部を、2方向から中心に向かってテーパ状に切り欠いて形成される(図8参照)。なお、切り欠き部分の外周は鋭利に剪断されており、この外周部分が、被穿孔材を穿孔するための刃となる。
穿孔刃31bの、切り欠き部分が形成されていない側の端部は、穿孔刃支持部材31aの底部に固定されている。
穿孔刃部31は、穿孔刃支持部材31a、穿孔刃31bを有して構成されている。
穿孔刃支持部材31aは、金属製の有底の円筒状部材である(図7参照)。
穿孔刃支持部材31aは、底部を上側(図7のV方向)に向けて、表側穿孔部材支持部15aと裏側穿孔部材支持部15bとに挟持された状態で、ボルト31cにより固定される。
穿孔刃31bは、円筒状の硬質な金属の先端部を、2方向から中心に向かってテーパ状に切り欠いて形成される(図8参照)。なお、切り欠き部分の外周は鋭利に剪断されており、この外周部分が、被穿孔材を穿孔するための刃となる。
穿孔刃31bの、切り欠き部分が形成されていない側の端部は、穿孔刃支持部材31aの底部に固定されている。
穿孔ガイド部32は、穿孔を行う際に、被穿孔材を支持するとともに、穿孔刃31bを挿入するためのものである。
穿孔ガイド部32は、穿孔ガイド部材32bと、この穿孔ガイド部材32bを支持する穿孔ガイド部材支持部材32aを有して構成される。
穿孔ガイド部材支持部材32aは、弾性を有する直方体状の部材であり、底面から鉛直方向にスリットが切り込まれている。このスリットは、可動部材20の穿孔ガイド部材設置部20aを嵌合し、これにより、穿孔ガイド部材支持部材32aが穿孔ガイド部材設置部20aに固定される。
穿孔ガイド部32は、穿孔ガイド部材32bと、この穿孔ガイド部材32bを支持する穿孔ガイド部材支持部材32aを有して構成される。
穿孔ガイド部材支持部材32aは、弾性を有する直方体状の部材であり、底面から鉛直方向にスリットが切り込まれている。このスリットは、可動部材20の穿孔ガイド部材設置部20aを嵌合し、これにより、穿孔ガイド部材支持部材32aが穿孔ガイド部材設置部20aに固定される。
また、穿孔ガイド部材支持部材32aには、図示しないボルト孔が穿孔されている。この図示しないボルト孔は、ボルトにより穿孔ガイド支持部材32aを穿孔ガイド部材設置部20aに固定するためのものである。
穿孔ガイド部材32bは、断面略台形状の筒状部材であり、内径が小さい側を上側(図7のV方向)に向けて配設される。他端側(内径が大きい側)は、穿孔ガイド部材支持部材32aの上面に固定されている。
穿孔ガイド部材32bには、穿孔刃挿入孔32cが穿設されており、この穿孔刃挿入孔32cの内径が最小となる部分(図7のV方向先端部)の直径は、穿孔刃31bの直径より若干大きくなっている。このように構成されているため、穿孔刃31bと穿孔ガイド部材32bとの間に形成される空間に被穿孔部材を挟み込んで穿孔すれば、被穿孔部材には穿孔刃31bの外径とほぼ同径の孔が形成される。
穿孔ガイド部材32bは、断面略台形状の筒状部材であり、内径が小さい側を上側(図7のV方向)に向けて配設される。他端側(内径が大きい側)は、穿孔ガイド部材支持部材32aの上面に固定されている。
穿孔ガイド部材32bには、穿孔刃挿入孔32cが穿設されており、この穿孔刃挿入孔32cの内径が最小となる部分(図7のV方向先端部)の直径は、穿孔刃31bの直径より若干大きくなっている。このように構成されているため、穿孔刃31bと穿孔ガイド部材32bとの間に形成される空間に被穿孔部材を挟み込んで穿孔すれば、被穿孔部材には穿孔刃31bの外径とほぼ同径の孔が形成される。
縁処理部40は、縁処理部材部41と縁処理部材ガイド部42とで構成されている。
縁処理部材部41は、縁処理部材41bと、この縁処理部材41bを支持する縁処理部材支持部材41aを有して構成される。
縁処理部材支持部材41aは、弾性を有する円筒状部材であり(図9参照)、縁処理部材41bを嵌合するための縁処理部材嵌入孔41cが穿設されている。
縁処理部材41bは、硬質の部材であり、円筒部41d、テーパ部41e、嵌合部41fにより形成されている。
円筒部41d上端(図9のW方向側端部)には、テーパ部41eが形成されている。テーパ部41eは、円筒部41d上端部から上部方向(図9のW方向)へ向かって、徐々に径が大きくなるように形成されている。テーパ部41e上端部(図9のW方向側端部)には嵌合部41fが形成されている。嵌合部41fは、円筒形状であり、テーパ部41eの上端部と同径に形成されている。
また、縁処理部材嵌入孔41cの内孔径は、嵌合部41fの外周形とほぼ同一に形成されており、嵌合部41fは、縁処理部材嵌入孔41cに圧入されて固定される。
縁処理部材部41は、縁処理部材41bと、この縁処理部材41bを支持する縁処理部材支持部材41aを有して構成される。
縁処理部材支持部材41aは、弾性を有する円筒状部材であり(図9参照)、縁処理部材41bを嵌合するための縁処理部材嵌入孔41cが穿設されている。
縁処理部材41bは、硬質の部材であり、円筒部41d、テーパ部41e、嵌合部41fにより形成されている。
円筒部41d上端(図9のW方向側端部)には、テーパ部41eが形成されている。テーパ部41eは、円筒部41d上端部から上部方向(図9のW方向)へ向かって、徐々に径が大きくなるように形成されている。テーパ部41e上端部(図9のW方向側端部)には嵌合部41fが形成されている。嵌合部41fは、円筒形状であり、テーパ部41eの上端部と同径に形成されている。
また、縁処理部材嵌入孔41cの内孔径は、嵌合部41fの外周形とほぼ同一に形成されており、嵌合部41fは、縁処理部材嵌入孔41cに圧入されて固定される。
縁処理部材ガイド部42は、縁処理を行う際に、孔が形成された被穿孔材を支持するとともに、縁処理部材41bを挿入するためのものである。
縁処理部材ガイド部42は、縁処理部材ガイド部材42aを備えて構成されている。
縁処理部材ガイド部材42aは、硬質の円筒形状部材であり、一端に縁処理突起部42bが形成されている。縁処理突起部42bは、縁処理部材ガイド部材42aの端部内周面に円環状に設けられており、内周面よりも内部側に僅かに突出している(図9、図10参照)。
縁処理部材ガイド部42は、縁処理部材ガイド部材42aを備えて構成されている。
縁処理部材ガイド部材42aは、硬質の円筒形状部材であり、一端に縁処理突起部42bが形成されている。縁処理突起部42bは、縁処理部材ガイド部材42aの端部内周面に円環状に設けられており、内周面よりも内部側に僅かに突出している(図9、図10参照)。
縁処理部材ガイド部材42aの縁処理突起部42bが形成されていない側の端部には、スリット42eが形成されている(図11参照)。
スリット42eは、縁処理部材ガイド部材42aの長さ方向に2本形成されており、互いのスリット42eは縁処理部材ガイド部材42aの中心線Sに対して対照となる位置に形成されている。
スリット42eの幅(周方向の長さ)は、可動部材20に設けられた縁処理部材ガイド部材設置部20bの肉厚より若干大きく形成され、縁処理部材ガイド部材設置部20bに嵌合可能となっている。
スリット42eは、縁処理部材ガイド部材42aの長さ方向に2本形成されており、互いのスリット42eは縁処理部材ガイド部材42aの中心線Sに対して対照となる位置に形成されている。
スリット42eの幅(周方向の長さ)は、可動部材20に設けられた縁処理部材ガイド部材設置部20bの肉厚より若干大きく形成され、縁処理部材ガイド部材設置部20bに嵌合可能となっている。
第1リンク部材50は、表側第1リンク部材50aと裏側第1リンク部材50bとから構成されている。
なお、表側第1リンク部材50aの構成と裏側第1リンク部材50bとは同一であるので、以下、表側第1リンク部材50aの後ろに括弧を設け、この括弧の中に裏側第1リンク部材50bに対応する符号を記す。
表側第1リンク部材50aは、金属製の縦長の板体であり、一端には第2軸72を貫通させるための表側貫通孔50c(50e)が形成され、他端には第3軸73を貫通させるための表側貫通孔50d(50f)が形成されている。
なお、表側第1リンク部材50aの構成と裏側第1リンク部材50bとは同一であるので、以下、表側第1リンク部材50aの後ろに括弧を設け、この括弧の中に裏側第1リンク部材50bに対応する符号を記す。
表側第1リンク部材50aは、金属製の縦長の板体であり、一端には第2軸72を貫通させるための表側貫通孔50c(50e)が形成され、他端には第3軸73を貫通させるための表側貫通孔50d(50f)が形成されている。
第2リンク部材60は、図5に示すように表側第2リンク部材60aと裏側第2リンク部材60bとから構成されている。
なお、表側第2リンク部材60aの構成と裏側第2リンク部材60bの構成とは同一であるので、以下、表側第2リンク部材60aの後ろに括弧を設け、この括弧の中に裏側第2リンク部材60bに対応する符号を記すものとする。
なお、表側第2リンク部材60aの構成と裏側第2リンク部材60bの構成とは同一であるので、以下、表側第2リンク部材60aの後ろに括弧を設け、この括弧の中に裏側第2リンク部材60bに対応する符号を記すものとする。
表側第2リンク部材60a(60b)は、図5に示すように、金属製の縦長の板体を、
互いに離間するように、2箇所屈曲させることにより形成される。
このように屈曲させることにより、表側第2リンク部材60aには、表側第1リンク部材配設部60c(60h)、表側連結部60d(60i)、表側可動部材挟持部60e(60j)が形成され、表側第1リンク部材配設部60c(60h)と表側可動部材挟持部60e(60j)とは、略平行となるように屈曲されている。
互いに離間するように、2箇所屈曲させることにより形成される。
このように屈曲させることにより、表側第2リンク部材60aには、表側第1リンク部材配設部60c(60h)、表側連結部60d(60i)、表側可動部材挟持部60e(60j)が形成され、表側第1リンク部材配設部60c(60h)と表側可動部材挟持部60e(60j)とは、略平行となるように屈曲されている。
表側第1リンク部材配設部60c(60h)には、表側第1リンク部材50を回動自在に軸支する第2軸72を貫通させるための表側貫通孔60f(60k)が穿設されている。また、表側可動部材挟持部60e(60j)の自由端側には、可動部材20を軸支する第1軸71を貫通させる表側貫通孔60g(60l)が穿設されている。
表側第2リンク部材60aと裏側第2リンク部材60bとは、図5(b)に示すように接合されている。つまり、中心線Mに対して両者が対照となるように、表側第1リンク部材配設部60cと裏側第1リンク部材配設部60hとが接合されている。
可動柄52は、金属製の棒状体であり、その端部は表側第1リンク部材配設部60c及び裏側第1リンク部材配設部60hの自由端に固定されている。
可動柄52は、金属製の棒状体であり、その端部は表側第1リンク部材配設部60c及び裏側第1リンク部材配設部60hの自由端に固定されている。
次いで、本実施形態に係る穿孔工具1の全体構成について説明する。
上述したように本体表面部材10aは、表側第1軸移動孔11a、表側縁処理部材支持部16a、固定柄配設部14a、表側穿孔部材支持部15aを有して形成されている。なお、本体裏面部材10bも同一の構成である。
上述したように本体表面部材10aは、表側第1軸移動孔11a、表側縁処理部材支持部16a、固定柄配設部14a、表側穿孔部材支持部15aを有して形成されている。なお、本体裏面部材10bも同一の構成である。
本体表面部材10a及び本体裏面部材10bは、表側穿孔部材支持部15aと裏側穿孔部材支持部15b、表側縁処理部材支持部16aと裏側縁処理部材16b、固定柄配設部14aと裏側固定柄配設部14b、表側第1軸移動孔11aと裏側第1軸移動孔11b、とがそれぞれ対向する位置に配設された状態で、所定空間を有して固定され、その空間には、穿孔刃支持部材31a、縁処理部材支持部材41a、可動部材20等が挟持されている
固定柄14は、表側固定柄配設部14aと裏側固定柄配設部14bに挟持された状態で、上部固定ボルト12及び下部固定ボルト13で固定されている。
固定柄14は、表側固定柄配設部14aと裏側固定柄配設部14bに挟持された状態で、上部固定ボルト12及び下部固定ボルト13で固定されている。
また、穿孔刃31bが固定された穿孔刃支持部材31aは、本体表面部材10aに形成された表側穿孔部材支持部15aと本体裏面部材10bに形成された裏側穿孔部材支持部15bとで挟持された状態でボルト31cにより螺設されている。
更に、縁処理部材41bが固定された縁処理部材支持部材41aは、本体表面部材10aに形成された表側縁処理部材支持部16aと本体裏面部材10bに形成された裏側縁処理部材支持部16bとに挟持された状態でボルト41gにより螺設されている。
更に、縁処理部材41bが固定された縁処理部材支持部材41aは、本体表面部材10aに形成された表側縁処理部材支持部16aと本体裏面部材10bに形成された裏側縁処理部材支持部16bとに挟持された状態でボルト41gにより螺設されている。
また、上述したように、可動部材20は、穿孔ガイド部材設置部20a、縁処理部材設置部20b、第1軸貫通孔20を有している。
可動部材20は上下動可能な状態で、本体表面部材10a及び本体裏面部材10bに、挟持されている。
なお、穿孔ガイド部材設置部20a及び縁処理部材設置部20bは、本体表面部材10a及び本体裏面部材10bに覆われておらず、露出している。
また、穿孔ガイド部材設置部20a及び縁処理部材設置部20bは、中心軸Lに対して略対照となる位置に各々形成されている(図1、図2参照)。
可動部材20は上下動可能な状態で、本体表面部材10a及び本体裏面部材10bに、挟持されている。
なお、穿孔ガイド部材設置部20a及び縁処理部材設置部20bは、本体表面部材10a及び本体裏面部材10bに覆われておらず、露出している。
また、穿孔ガイド部材設置部20a及び縁処理部材設置部20bは、中心軸Lに対して略対照となる位置に各々形成されている(図1、図2参照)。
穿孔ガイド部材支持部材32aには、底面から鉛直方向に切り込まれたスリットが設けられ、このスリットに可動部材20の穿孔ガイド部材設置部20aが嵌合された状態で配設され、螺子により固定されている。
なお、穿孔刃31bが穿孔ガイド部材32bの穿孔刃挿入孔32cに挿入可能となるように、穿孔ガイド部材支持部材32aは穿孔刃31bの直下となる位置に配設されている。
なお、穿孔刃31bが穿孔ガイド部材32bの穿孔刃挿入孔32cに挿入可能となるように、穿孔ガイド部材支持部材32aは穿孔刃31bの直下となる位置に配設されている。
また、縁処理部材ガイド部材42aには、底面から鉛直方向に切り込まれたスリット42eが設けられ、このスリットに可動部材20の縁処理部材ガイド部材設置部20bが嵌合された状態で配設され、螺子により固定されている。
なお、縁処理部材41bが縁処理部材ガイド部材42aの上端部内径42cに挿入可能となるように、縁処理部材ガイド部材42aは縁処理部材41bの直下となる位置に配設されている。
なお、縁処理部材41bが縁処理部材ガイド部材42aの上端部内径42cに挿入可能となるように、縁処理部材ガイド部材42aは縁処理部材41bの直下となる位置に配設されている。
可動部材20は、表側第2リンク部材60a及び裏側第2リンク部材60bの端部に各々形成された表側可動部材挟持部60e及び裏側可動部材挟持部60j間の間隙に挟持されている。この状態において、可動部材に設けられた第1軸貫通孔20c、表側可動部材挟持部60eに設けられた表側貫通孔60g、裏側可動部材挟持部60jに設けられた裏側貫通孔60l、は連通して連通孔を形成する。この連通孔に第1軸71が挿入されている(図6参照)。なお、第2リンク部材60は、第1軸71を中心として、可動部材20に対して回動可能となっており、第1軸71は、表側第1軸移動孔11a及び裏側第1軸移動孔11b内を鉛直方向へ移動可能となっている。
また、第2リンク部材60の他端に形成された表側第1リンク部材配設部60c及び裏側第1リンク部材配設部60h(上記の通り、両者は一体に接合されている。)には可動柄52が固定されている。
更に、表側第1リンク部材配設部60c及び裏側第1リンク部材配設部60hは、表側第1リンク部材50aと裏側第1リンク部材50bとで挟持されている。
この状態において、表側第1リンク部材50aに形成された表側貫通孔50c、裏側第1リンク部材に形成された裏側貫通孔50e、表側第1リンク部材配設部60cに形成された表側貫通孔60f、裏側第1リンク部材配設部60hに形成された裏側貫通孔60k、は連通して連通孔を形成しており、この連通孔に第2軸72が挿入されている(図5参照)。
なお、第2リンク部材60は、第2軸72を中心として、表側第1リンク部材50a及び裏側第1リンク部材50bに対して回動可能となっている。
この状態において、表側第1リンク部材50aに形成された表側貫通孔50c、裏側第1リンク部材に形成された裏側貫通孔50e、表側第1リンク部材配設部60cに形成された表側貫通孔60f、裏側第1リンク部材配設部60hに形成された裏側貫通孔60k、は連通して連通孔を形成しており、この連通孔に第2軸72が挿入されている(図5参照)。
なお、第2リンク部材60は、第2軸72を中心として、表側第1リンク部材50a及び裏側第1リンク部材50bに対して回動可能となっている。
また、上述のとおり、表側第1リンク部材50aの表側第2リンク部材と連結されていない側の端部には、表側貫通孔50dが形成されている。この表側貫通孔50dと本体表面部材10aに形成されている図示しない貫通孔とが連通されて連通孔が形成されており、この連通孔に第3軸73が挿入されている。この第3軸73によって、表側第1リンク部材50aは、本体表面部材10aに対し回動可能となっている。また、同様に裏側第1リンク部材50bは、本体裏面部材10bに対し回動可能となっている。
次いで、図1及び図4により、本実施形態に係る穿孔工具1の動作について説明する。
可動柄52にZ方向の力が加えられると、第1リンク部材50及び第2リンク部材60は、各々第3軸及び第2軸を中心に回動し、第1リンク部材50と第2リンク部材60が形成する角度が図4に示すように変化する。
このとき、可動部材20は第1軸71によって第2リンク部材と連結されているため、可動部材20は、第2リンク部材60によってX方向へ押し上げられることとなる。
可動柄52にZ方向の力が加えられると、第1リンク部材50及び第2リンク部材60は、各々第3軸及び第2軸を中心に回動し、第1リンク部材50と第2リンク部材60が形成する角度が図4に示すように変化する。
このとき、可動部材20は第1軸71によって第2リンク部材と連結されているため、可動部材20は、第2リンク部材60によってX方向へ押し上げられることとなる。
また、本体表面部材10a側では、第1軸71は、表側第1軸移動孔11a内に突出しているため(図6参照)、表側第1軸移動孔11aに沿って上昇する(本体裏面部材10b側も同様である)。よって、第1軸は、X方向へ鉛直に上昇し、その上昇に従って、可動部材20もX方向へ鉛直に上昇する。
このように、可動部材20がX方向へ上昇すれば、可動部材20に固定された穿孔部材ガイド部32及び縁処理部材ガイド部42も上昇する。
このように、可動部材20がX方向へ上昇すれば、可動部材20に固定された穿孔部材ガイド部32及び縁処理部材ガイド部42も上昇する。
また、上述したとおり、穿孔ガイド部材32b及び縁処理部材ガイド部材42aは、各々穿孔刃31b及び縁処理部材41bの直下となるように、可動部材20に配設されているため、可動部材20が上昇すると、穿孔刃31b及び縁処理部材41bは、各々穿孔ガイド部材32b及び縁処理部材ガイド部材42aに挿入されることとなる。
よって、穿孔刃31bと穿孔ガイド部材32bとの間に配置された被穿孔材には、穿孔刃31bと同径の孔が穿孔される。また、縁処理部材41bと縁処理部材ガイド部材42aとの間に、穿孔された被穿孔材を配置すれば、穿孔された孔の縁の屈曲処理を行うことができる。
よって、穿孔刃31bと穿孔ガイド部材32bとの間に配置された被穿孔材には、穿孔刃31bと同径の孔が穿孔される。また、縁処理部材41bと縁処理部材ガイド部材42aとの間に、穿孔された被穿孔材を配置すれば、穿孔された孔の縁の屈曲処理を行うことができる。
次いで、図9、図10、図12により、穿孔された孔の屈曲処理について説明する。
縁処理ガイド42の縁処理突起部42bが形成されている部分の内径42cは、穿孔部で穿孔される孔の直径よりも若干大きく設定されている(図10参照)。この大きく設定された部分が屈曲しろとなる。すなわち、本実施形態においては、図10の2aの幅の屈曲しろがとられている。
まず、縁処理部材41bと縁処理部材ガイド部材42aとの間に、穿孔された被穿孔材2を設置する。
縁処理ガイド42の縁処理突起部42bが形成されている部分の内径42cは、穿孔部で穿孔される孔の直径よりも若干大きく設定されている(図10参照)。この大きく設定された部分が屈曲しろとなる。すなわち、本実施形態においては、図10の2aの幅の屈曲しろがとられている。
まず、縁処理部材41bと縁処理部材ガイド部材42aとの間に、穿孔された被穿孔材2を設置する。
この状態で、縁処理部材41bが、縁処理部材ガイド部材42aに挿入されると、被穿孔材2の突出部2aが、図10のT方向へ折り曲げられる。上述したとおり、縁処理部材41bのテーパ部41eは、円筒部41d上端部から上部方向(図9のW方向)へ向かって、徐々に径が大きくなるように形成されているので、折り曲げられた突出部2aは、縁処理突起部42bの内周の下端である縁処理コーナー42dに圧接されて、縁処理部材41bの内壁方向へと僅かに湾曲する。
このようにして、図12(b)に示すように、穿孔された孔を屈曲させることができる。
よって、穿孔された孔の内周部は緩やかなカーブを形成することとなるため、穿孔された孔の内周に配線等が接触して破損することを防止することができる。
このようにして、図12(b)に示すように、穿孔された孔を屈曲させることができる。
よって、穿孔された孔の内周部は緩やかなカーブを形成することとなるため、穿孔された孔の内周に配線等が接触して破損することを防止することができる。
1 穿孔工具
2 被穿孔材
10 本体
10a 本体表面部材
10b 本体裏面部材
11a 表側第1軸移動孔
11b 裏側第1軸移動孔
12 上部固定ボルト
13 下部固定ボルト
20 可動部材
30 穿孔部
31 穿孔刃部
31a 穿孔刃支持部材
31b 穿孔刃
32 穿孔ガイド部
32a 穿孔刃ガイド部材支持部材
32b 穿孔刃ガイド部材
40 縁処理部
41 縁処理部材部
41a縁処理部材支持部
41b 縁処理部材
42 縁処理部材ガイド部
42a 縁処理部材ガイド部材
42b 円環状の突出部(縁処理突起部)
42d 縁処理コーナー
42e スリット
50 第2リンク
50a 表面側第1リンク部材
50b 裏面側第1リンク部材
52 可動柄
60 第1リンク
60a 表側第2リンク部材
60b 裏側第2リンク部材
91 ユニバーサルブッシング
92 配線
2 被穿孔材
10 本体
10a 本体表面部材
10b 本体裏面部材
11a 表側第1軸移動孔
11b 裏側第1軸移動孔
12 上部固定ボルト
13 下部固定ボルト
20 可動部材
30 穿孔部
31 穿孔刃部
31a 穿孔刃支持部材
31b 穿孔刃
32 穿孔ガイド部
32a 穿孔刃ガイド部材支持部材
32b 穿孔刃ガイド部材
40 縁処理部
41 縁処理部材部
41a縁処理部材支持部
41b 縁処理部材
42 縁処理部材ガイド部
42a 縁処理部材ガイド部材
42b 円環状の突出部(縁処理突起部)
42d 縁処理コーナー
42e スリット
50 第2リンク
50a 表面側第1リンク部材
50b 裏面側第1リンク部材
52 可動柄
60 第1リンク
60a 表側第2リンク部材
60b 裏側第2リンク部材
91 ユニバーサルブッシング
92 配線
Claims (5)
- 本体部材と、該本体部材に固定された固定柄と、
前記本体部材に回動可能に軸支された第1リンク部材と、
該第1リンク部材に回動可能に軸支された第2リンク部材と、
該第2リンク部材端部に連結された可動柄と、
前記第2リンク部材の前記可動柄が固定されている側と反対側の端部に配設され、前記第2リンク部材が回動可能に軸支されている可動部材と、
被穿孔材に穿孔を行う穿孔部と、該穿孔部で形成された孔部外周を屈曲させる縁処理部と、を備えた穿孔工具であって、
前記穿孔部は、前記被穿孔材を切断する穿孔刃と、該穿孔刃が出入可能な第1の挿入孔を有する穿孔刃ガイド部材とを有し、
前記穿孔刃は、前記本体部材に固定され、前記穿孔刃ガイド部材は、前記穿孔刃の直下となる位置で、前記可動部材に固定され、
前記縁処理部は、形成された孔部外周を屈曲させる縁処理部材と、該縁処理部材が出入り可能な第2の挿入孔を有する縁処理ガイド部材と、を有し、
前記縁処理部材は、前記本体部材に固定され、前記縁処理ガイド部材は、前記縁処理部材の直下となる位置で、前記可動部材に固定され、
前記縁処理部材の外周径は、前記被穿孔材に形成された前記孔部外周の径より大きく形成されており、
前記可動柄を動かすことにより、前記第2リンク部材が前記第1リンク部材に対して回動するとともに、前記第2リンク部材の動きに従って、前記第1リンク部材が前記本体部材に対して回動し、前記可動部材が前記穿孔刃及び前記縁処理部材方向へ移動し、
前記被穿孔材を前記穿孔刃と前記穿孔刃ガイド部材とに挟持した状態で、前記穿孔刃が前記第1の挿入孔に挿入されることにより、前記被穿孔材に孔が形成され、
前記孔部が形成された前記被穿孔材を前記縁処理部材と前記縁処理ガイド部材とに挟持した状態で、前記縁処理部材が前記第2の挿入孔に挿入されることにより、前記被穿孔材の前記孔部外周を、前記被穿孔材の略鉛直方向に屈曲させる縁処理がなされることを特徴とする穿孔工具。 - 前記第2リンク部材の、前記可動柄が連結されている側と反対側の端部には、二股部が形成されており、該二股部には、前記可動部材が挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔工具。
- 前記縁処理ガイド部材は、前記縁処理部材側に開口部を有する筒状に形成され、前記開口部には、内周面側に突出する円環状の突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔工具。
- 前記縁処理部材は、先端側の径よりも基部側の径が大きく形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項3いずれかに記載の穿孔工具。
- 前記縁処理部材は、先端部から基部側に向かう外周面にテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の穿孔工具。
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- 2004-07-30 JP JP2004223408A patent/JP2006035305A/ja active Pending
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