JP2006035058A - ペースト吐出装置 - Google Patents

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英幸 焼山
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Abstract

【課題】コンパクト且つ簡単な機構で構成され、保守作業が容易なペースト吐出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ハウジング部24の円筒状空間の内周面24eに中心軸廻りに回転自在且つ軸線方向に往復動自在に摺接する外周面25dを有する仕切部材25を嵌合させて、円筒状空間を2つの吸入吐出空間(38a、38b)に仕切り、仕切部材の外周面25dを軸線方向に部分的に切除して外部ポート(24c、24d)と吸入吐出空間とを連通させるペースト流路(37a、37b)として機能させ、仕切部材25の往復動によって吸入吐出空間の容積を増減させてポンピング動作を行うとともに、仕切部材25を回転させて外部ポートをペースト流路を介して2つの吸入吐出空間と選択的に連通させるポート切換動作を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、導電性ペーストなどのペーストを吐出するペースト吐出装置に関するものである。
半導体チップなどの電子部品をプリント基板やリードフレームなどに接合する方法として、樹脂接着剤が多用される。樹脂接着剤の種類として樹脂中に金属粉など導電性の成分を添加して接合部に導電性を持たせた導電ペーストが知られている。導電ペーストは、接着剤としての機能を有するとともに、接合部を電気的に導通させることができるので、半導体素子を基板に固着させるとともに基板の電極と導通させる目的などに使用される。
この導電性ペーストを塗布する塗布装置には、導電性ペーストを吐出する吐出装置が備えられており、従来よりプランジャの往復動によってシリンダ室内に導電性ペーストを吸入し吐出するプランジャ式の吐出装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
実開平2−78773号公報
このプランジャ式の吐出装置では、シリンダ内でプランジャを往復動させるためのカムやスプリングなどの往復動手段とともに、シリンダ内にペーストを吸入し吐出するためのポート切り換え機構を必要とすることから吐出装置の構造が複雑にならざるを得ず、コンパクト且つ簡単な機構の吐出装置の実現が困難であった。また吐出ポート側からのペーストの漏出を防止する密封手段として面シール機構を採用していることからペーストの漏出の防止が困難であり、さらには高頻度で行われる保守作業時の分解・組み付け作業が煩雑となり、手間と時間を要するという問題点があった。
そこで本発明は、コンパクト且つ簡単な機構で構成され、保守作業が容易なペースト吐出装置を提供することを目的とする。
本発明のペースト吐出装置は、円形断面の内周面を有する円筒状空間が設けられたハウジング部と、前記内周面に前記円筒状空間の中心軸廻りに回転自在且つ前記中心軸の軸線方向に往復動自在に摺接する外周面を有し、前記円筒状空間に嵌合することにより該円筒状空間を第1の空間および第2の空間に仕切る仕切部材と、前記仕切部材に前記外周面の略対向した位置を軸線方向に部分的に切除して設けられ前記内周面との間に前記第1の空間と連通する第1のペースト流路および前記第2の空間と連通する第2のペースト流路をそれぞれ形成する第1の切除部および第2の切除部と、前記ハウジング部に前記内周面の略対向した位置に開口して設けられた第1のポートおよび第2のポートと、前記仕切部材を回転させ特定の回転角度において前記第1のペースト流路および第2のペースト流路を前記第1ポートおよび第2ポートと連通させる回転手段と、前記仕切部材を前記円筒状空間内で軸線方向に往復動させ前記第1の空間および第2の空間の容積を増減する往復移動手段と、前記回転手段および前記往復移動手段を制御して、第1のポートおよび第2のポートを介してペースト吸引吐出動作を行わせる吸引吐出制御手段とを備えた。
本発明によれば、ハウジング部の円筒状空間の内周面に中心軸廻りに回転自在且つ軸線方向に往復動自在に摺接する外周面を有する仕切部材を嵌合させて円筒状空間を2つの吸
入吐出空間に仕切り、仕切部材の外周面を軸線方向に部分的に切除して外部ポートと吸入吐出空間とを連通させるペースト流路として機能させることにより、仕切部材の往復動によって吸入吐出空間の容積を増減させてポンピング動作を行うとともに、仕切部材を回転させて外部ポートをペースト流路を介して2つの吸入吐出空間と選択的に連通させるポート切換動作を行うことができ、コンパクト且つ簡単な機構で保守作業が容易なペースト吐出装置を実現することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のダイボンディング装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の側断面、図3は本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の吐出シリンダの分解斜視図、図4は本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の吐出シリンダの断面図、図5、図6は本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の動作説明図である。
まず図1を参照してダイボンディング装置の構造を説明する。図1においてチップ供給部1にはウェハシート2が図示しない保持テーブルによって保持されている。ウェハシート2には多数の半導体素子であるチップ3が貼着されている。チップ供給部1の側方には搬送路5が配設されており、搬送路5は基板であるリードフレーム6を搬送し、ペースト塗布位置およびボンディング位置にリードフレーム6を位置決めする。チップ供給部1の上方にはボンディングヘッド4が配設されており、ボンディングヘッド4は図示しない移動機構により水平移動および上下動する。
搬送路5の側方にはペースト塗布部9が配設されている。ペースト塗布部9は移動テーブル10にL型のブラケット15を介して塗布ノズル18を装着して構成されている。塗布ノズル18は、ペースト吐出装置16と可撓性の管部材であるチューブ17によって連結されている。
ペースト吐出装置16は、さらにチューブ20を介してシリンジ19と連結されている。シリンジ19内には導電性ペースト(以下、単に「ペースト」と略記する。)が貯溜されている。このペーストは、主剤としてのエポキシ樹脂、エポキシ樹脂を硬化させる硬化剤および硬化促進剤などの樹脂接着剤としての成分に、導電性を有する金属粉を混入させたものである。金属粉としては銀粉が多用され、導電性を向上させるために粒状やフレーク状などの各種形状の銀粉を混ぜ合わせたスラリー状で供給される。
ペーストはシリンジ19によって所定の押し込み圧力でペースト吐出装置16に供給され、供給されたペーストはペースト吐出装置16によって吸入された後に、所定の吐出圧力でチューブ17を介して塗布ノズル18へ圧送される。そして塗布ノズル18の下端部に設けられた塗布口より吐出されてリードフレーム6の塗布エリア6aに塗布される。
移動テーブル10は、Y軸テーブル11上にX軸テーブル12を段積みし、さらにその上にL型のブラケット13を介してZ軸テーブル14を垂直方向に結合して構成されている。Y軸テーブル11、X軸テーブル12、Z軸テーブル14は、それぞれY軸モータ11a、X軸モータ12a、Z軸モータ14aを備えている。X軸モータ12a、Y軸モータ11aおよびZ軸モータ14aを駆動することにより、塗布ノズル18はリードフレーム6上で水平方向および上下方向に移動する。したがって、移動テーブル10は塗布ノズル18をリードフレーム6に対して相対的に移動させる移動手段となっている。
リードフレーム6上面のチップ3の搭載位置は、ペースト7が塗布される塗布エリア6aとなっている。塗布ノズル18を塗布エリア6a内に位置させ、塗布ノズル18からペースト7を吐出させながら塗布ノズル18を移動させることにより、塗布エリア6a内に
は所定の描画パターンでチップボンディング用のペースト7が描画塗布される。
このペースト塗布後、リードフレーム6は搬送路5上をボンディング位置8に送られ、位置決めされる。そして塗布エリア6a内に塗布されたペースト7上に、ボンディングヘッド4のノズル4aによってチップ供給部1からピックアップされたチップ3がボンディングされる。
次に図2、図3,図4を参照してペースト吐出装置16の構造について説明する。図2において、ペースト吐出装置16はベースプレート21上に吐出シリンダ22およびシリンダ駆動機構23を配設して構成されている。吐出シリンダ22はハウジング部24、仕切部材25およびエンドプレート26の3つの部材を組み合わせて構成され、ベースプレート21に立設されたブラケット21aによって保持されている。
ハウジング部24にはペースト吸入ポートである第1のポート24cおよびペースト吐出ポートである第2のポート24dが設けられており、第1のポート24c、第2のポート24dには、それぞれチューブ20,17が接続されている。後述するように、シリンダ駆動機構23によって仕切部材25に往復動および回転動作を組み合わせたペースト吸引吐出動作を行わせることにより、吐出シリンダ22は第1のポート24cから吸入したペーストを第2のポート24dから吐出する。
シリンダ駆動機構23の構造を説明する。仕切部材25がエンドプレート26を挿通して右方に延出した軸部25bには、結合部材28が結合されている。結合部材28の端部28aにはスプライン軸29が挿通するスプライン溝が設けられており、端部28aはベアリング30を介して移動ブラケット31に回転自在に軸支されている。スプライン軸29はブラケット21bに固定されたモータ32によって回転駆動され、モータ32を駆動することにより、仕切部材25にはスプライン軸29、結合部材28を介して回転が伝達される。
移動ブラケット31に結合されたナット33には送りねじ34が螺合しており、送りねじ34はブラケット21bに固定されたモータ35によって回転駆動される。モータ35を正逆駆動することにより、移動ブラケット31が進退し、これにより仕切部材25はハウジング部24内で往復動する。前述の仕切部材25への回転伝達はスプライン軸29を介して行われることから、移動ブラケット31とともに移動する仕切部材25がどの位置にあっても、回転伝達が可能となっている。モータ32およびモータ35は制御部36によって制御され、これにより後述するペースト吸引吐出動作が実行される。
次に図3、図4を参照して、吐出シリンダ22の構造を説明する。図3においてハウジング部24は、円形断面の内周面24e(図4(a)参照)を有する円筒状空間24aが設けられたシリンダ状部材である。円筒状空間24aはハウジング部24の一方側の端部(図3において右側)に開口しており、この端部には軸孔26aが設けられたエンドプレート26が、ボルトなどの締結手段(図示省略)により固定される。ハウジング部24の他方側の端部には、円筒状空間24aと同軸で軸孔26aと同径の軸孔24bが設けられている。
仕切部材25は略円筒形状の摺動部25aの両端から、同径の軸部25b、25cを延出させた形状となっている。摺動部25aは、図4(a)に示すように、内周面24eに摺接する外周面25dを有している。ここで内周面24eと外周面25dとの摺接隙間は、摺接面相互の相対移動が確保され且つ摺接面からのペースト漏洩が過大量とならないような隙間に設定されている。
軸部25b、25cの外径は、それぞれ軸孔26a、軸孔24bに摺動隙間を以て填め合う外径寸法となっている。仕切部材25をハウジング部24に装着する際には、まず軸部25cを円筒状空間24a内に挿入して、外周面25dを内周面24eに摺接させるとともに、軸部25cを軸孔24bに嵌合させる。次いで、軸部25bに軸孔26aを填め合わせ、エンドプレート26をハウジング部24の端部に固定する。
この状態では、摺動部25aの外周面25dは、内周面24eに円筒状空間24aの中心軸(図3に示す矢印a参照)廻りに回転自在で、且つ中心軸の軸線方向に往復動自在に摺接し、軸部25b、25cはそれぞれ軸孔26a、軸孔24bに回転自在且つ往復動自在に隙間填め状態で嵌合している。このとき、軸部25b、25cの填合い隙間は、図2に示すように、軸孔26a、軸孔24内に装着されたシール部材27によって密封される。これにより、仕切部材25のハウジング部24内での回転・往復動においてペーストの外部への漏出が防止される。
そして、仕切部材25の摺動部25aが円筒状空間24aに嵌合することにより、図4(b)、(c)に示すように、円筒状空間24aは摺動部25aによって第1の空間38aおよび第2の空間38bの2つの吸入吐出空間に仕切られる。この状態で、モータ35を駆動して仕切部材25を軸線方向に往復動させることにより、第1の空間38a、第2の空間38bの容積が増減する。すなわち、モータ35、送りねじ34およびナット33は、仕切部材25を円筒状空間24a内で軸線方向に往復動させて、第1の空間38aおよび第2の空間38bの容積を増減する往復移動手段となっている。
円筒状空間24aの軸線方向の略中央位置には、ハウジング部24の外部から内周面24aに貫通して、上下2箇所に第1のポート24cおよび第2のポート24dが設けられている。第1のポート24cおよび第2のポート24dは、内周面24eの略対向した位置に開口している。
摺動部25aには、外周面25dの略対向した位置を軸線方向に部分的にDカット加工により切除して、第1の切除部25e、第2の切除部25fが設けられている。ハウジング部24に仕切部材25を装着した状態では、図4(a)に示すように、第1の切除部25e、第2の切除部25fは、内周面24eとの間にペーストが流通可能な第1のペースト流路37a、第2のペースト流路37bを形成する。なおペースト流路を形成するための切除部の形態としては、Dカット加工に替えて溝加工を行うことによって外周面25dを切除してもよい。
ここで、第1の切除部25eは外周面25dの左端部を、また第2の切除部25fは外周面25dの右端部を、それぞれ部分的に残して形成されているため、第1のペースト流路37aは常に第2の空間38bにのみ連通し、第2のペースト流路37bは常に第1の空間38aにのみ連通する。そして第1の切除部25e、第2の切除部25fがハウジング部24内において上下方向に位置する状態では、第1のペースト流路37a、第2のペースト流路37bは、第1のポート24c、第2のポート24dのいずれかと連通する。
すなわち図4(b)に示すように、第1の切除部25eが上方位置にあり、第2の切除部25fが下方位置にある状態では、第1のポート24cが第1のペースト流路37aを介して第1の空間38aに連通し、第2のポート24dが第2のペースト流路37bを介して第2の空間38bに連通する。また、図4(c)に示すように、第2の切除部25fが上方位置にあり、第1の切除部25eが下方位置にある状態では、第1のポート24cが第2のペースト流路37bを介して第2の空間38bに連通し、第2のポート24dが第1のペースト流路37aを介して第1の空間38aに連通する。
すなわち、円筒状空間24a内で摺動部25aを回転させて、第1の切除部25e、第2の切除部25fが上下方向に位置する特定の回転角度にすることにより、第1のポート24cおよび第2のポート24dを、第1のペースト流路37aを介して第1の空間38aと、または第2のペースト流路37bを介して第2の空間38bと、選択的に連通させるポート切換動作を行わせることができる。このポート切換動作は、前述のようにモータ32を駆動して仕切部材25を回転させることにより行われる。したがってモータ32は、仕切部材25を回転させ特定の回転角度において第1のペースト流路37a、第2のペースト流路37bを第1のポート24c、第2のポート24dと連通させる回転手段となっている。
次に、図5,図6を参照して、ペースト吸入吐出動作について説明する。このペースト吐出動作は、制御部36によってモータ32およびモータ35を制御することによって実行される。制御部36は、回転手段であるモータ32および往復移動手段であるモータ35を制御して、第1のポート24cおよび第2のポート24dを介してペースト7の吸引吐出動作を行わせる吸引吐出制御手段となっている。なお、図5,図6においては、ペースト7が存在する範囲をハッチングによって示し、符号の表示を省略している。
図5(a)は、ペースト吸引吐出動作を開始する状態を示している。このとき、摺動部25aは第2の空間38bの容積が最小となる位置にあり、第2の空間38bには予めペースト7が充填されている。初期状態におけるペースト7の充填は、エア抜き孔(図示省略)を開放して第2の空間38b内のエア抜きを行いながら、第1のポート24cから第2のペースト流路37bを介してペースト7を第2の空間38b内に注入することにより行われる。
次いでモータ35を駆動して、図5(b)に示すように、軸部25bを介して摺動部25aを左方向へ移動させる。これにより第2の空間38bの容積が増大して、第1のポート24cからペーストが第2のペースト流路37bを介して第2の空間38b内に吸入される。この後、図5(c)に示すように、摺動部25aが規定のストロークだけ移動して第2の空間38bの容積が最大となったならば、ポート切換動作が実行される。すなわちモータ32を駆動して、軸部25bを介して摺動部25aを180°回転させる。
これにより、図6(a)に示すように、第2のペースト流路37bが下方に回転移動して第2のポート24dと連通する。これにより、ペースト7が充填された第2の空間38bは第2のポート24dと連通する。そしてこの状態からモータ35を駆動して、図6(b)に示すように、摺動部25aを右方向に移動させることにより、第2の空間38bの容積が減少して、第2の空間38b内のペースト7が第2のペースト流路37bを介して第2のポート24dから吐出される。
また摺動部25aの移動により、第2の空間38bからのペースト7の吐出とともに、第1の空間38aの容積が増大することにより第1のポート24cから第1のペースト流路37aを介してペースト7が第1の空間38aに吸入される。図6(c)は、このようにして摺動部25aの左方向へのストロークにより、第2の空間38bからのペースト7の吐出と、第1の空間38aへのぺースト7の吸入とが終了した状態を示している。
そしてこの後、モータ32によって第1のポート24cおよび第2のポート24dを、第1の空間38aおよび第2の空間38bに交互に連通させるポート切換動作と、モータ35によって第1の空間38a、第2の空間38bの容積を交互に増減させるポンピング動作とを組み合わせて行うことにより、吐出シリンダ22によるペースト吸引吐出動作が反復して実行される。
上記説明したように、本実施の形態に示すペースト吐出装置においいては、ハウジング部24の円筒状空間24aの内周面24eに回転自在且つ往復動自在に摺接する外周面25dを有する仕切部材25を嵌合させて円筒状空間24aを2つの吸入吐出空間に仕切り、仕切部材25の外周面25dを軸線方向に部分的に切除して外部ポートと吸入吐出空間とを連通させるペースト流路として機能させるようにしている。
これにより、仕切部材25の往復動によって吸入吐出空間の容積を増減させてポンピング動作を行うとともに、仕切部材25を回転させて外部ポートをペースト流路を介して2つの吸入吐出空間と選択的に連通させるポート切換動作を行うことができる。したがって、ハウジング部24内で仕切部材25を回転・往復動させるというコンパクト且つ簡単な機構でペースト吐出装置を構成することができる。
したがって、従来のプランジャ式のペースト吐出装置と比較して、コンパクト且つ簡単な機構のポンプ機構が実現される。また吐出ポート側からのペーストの漏出を防止する密封手段として、従来装置において必要とされた面シール機構に替えて信頼性の高い軸シール方式を採用していることから、ペーストの漏出を良好に防止することができる。さらにペーストに接触する接液部の構成が極めて簡単であることから、銀粉などの金属粉を含有したスラリー状のペーストを使用する場合に高頻度で必要とされる保守作業を大幅に簡略化することができる。
なお、ペースト吸引吐出動作においては、必ずしも摺動部25aを第1の空間38aや第2の空間38bの容積が最大になるまでのストロークで移動させる必要はない。ペーストの量をコントロールしたい場合には、必要なペーストの量に応じて摺動部25aのストロークを設定し、そのストロークに応じて摺動部25aの移動を制御部36で制御することにより、所望の量のペースト吸引吐出動作を実現可能である。
本発明のペースト吐出装置は、コンパクト且つ簡単な機構で保守作業が容易なペースト吐出装置を実現することができるという効果を有し、導電性ペーストなどのペーストを基板に塗布するためのペースト吐出装置に有用である。
本発明の一実施の形態のダイボンディング装置の斜視図 本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の側断面 本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の吐出シリンダの分解斜視図 本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の吐出シリンダの断面図 本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の動作説明図 本発明の一実施の形態のペースト吐出装置の動作説明図
符号の説明
16 ペースト吐出装置
22 吐出シリンダ
23 シリンダ駆動機構
24 ハウジング部
24a 円筒状空間
24c 第1のポート
24d 第2のポート
24e 内周面
25 仕切部材
25a 摺動部
25d 外周面
32,35 モータ
37a 第1のぺ−スト流路
37b 第2のペースト流路
38a 第1の空間
38b 第2の空間

Claims (2)

  1. 円形断面の内周面を有する円筒状空間が設けられたハウジング部と、前記内周面に前記円筒状空間の中心軸廻りに回転自在且つ前記中心軸の軸線方向に往復動自在に摺接する外周面を有し、前記円筒状空間に嵌合することにより該円筒状空間を第1の空間および第2の空間に仕切る仕切部材と、前記仕切部材に前記外周面の略対向した位置を軸線方向に部分的に切除して設けられ前記内周面との間に前記第1の空間と連通する第1のペースト流路および前記第2の空間と連通する第2のペースト流路をそれぞれ形成する第1の切除部および第2の切除部と、前記ハウジング部に前記内周面の略対向した位置に開口して設けられた第1のポートおよび第2のポートと、前記仕切部材を回転させ特定の回転角度において前記第1のペースト流路および第2のペースト流路を前記第1ポートおよび第2ポートと連通させる回転手段と、前記仕切部材を前記円筒状空間内で軸線方向に往復動させ前記第1の空間および第2の空間の容積を増減する往復移動手段と、前記回転手段および前記往復移動手段を制御して、第1のポートおよび第2のポートを介してペースト吸引吐出動作を行わせる吸引吐出制御手段とを備えたことを特徴とするペースト吐出装置。
  2. 前記第1の切除部および第2の切除部は、前記仕切部材の外周面を部分的にDカットして形成されることを特徴とする請求項1記載のペースト吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051850A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Seiko Epson Corp データ伝送方法、データ伝送システム、情報処理装置、データ伝送プログラム、外部装置

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