JP2006034686A - 遊技機 - Google Patents

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Akio Osawa
晃央 大澤
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Abstract

【課題】 遊技機と遊技機以外の部位とを接続する線状部材の破損を防止することが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明のパチンコ遊技機100によれば、保護カバー200に形成されたフック230,230と押圧突部220とによって電源コード110がパチンコ遊技機100側とパチンコ遊技機100から離れる側とに交互に押圧されている。これにより、電源コード110が摩擦によって保護カバー200に保持され、遊技島300側への引っ張り力が電源コード110とパチンコ遊技機100との接続部分(電源コード110の一端110Aと受電基板73とのコネクタ接続部)に伝わり難くなっている。これにより、電源コード110を遊技島300に接続したままパチンコ遊技機100を遊技島300から移動させた場合でも、電源コード110とパチンコ遊技機100との接続部分が破損することが防止できる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、遊技機に関する。
一般に遊技機1は、図24の(A)に示すように遊技店内に設けられた遊技機設置島2に設置されている。遊技機1の背面には電源コード3の一端が接続されており、電源コード3の他端が遊技機設置島2に設けられた電源に接続されることで遊技機1に電力が供給されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−272922号公報([0040]、図2、図5)
しかしながら、上述した従来の遊技機では、例えば、遊技機の配置替え等で遊技機1を遊技機設置島2から撤去する場合に、電源コード3を遊技機設置島2に接続したまま遊技機1を移動させて電源コード3と遊技機1との接続部分を破損してしまう虞があった(図24の(B)の状態)。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技機と遊技機以外の部位とを接続する線状部材の破損を防止することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、遊技機の外面から延びた線状部材を遊技機以外の部位に接続して設置される遊技機において、線状部材の途中部分を遊技機の外面に設けた線状部材係止部に沿わせ、線状部材係止部には、線状部材を遊技機側に押圧する内向押圧部材と、線状部材を遊技機から離れる側に押圧する外向押圧部材とが、交互に並べられかつ合計3つ以上設けられたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、線状部材係止部には、内向押圧部材と外向押圧部材とが並べて配置された押圧部材配置面が設けられ、押圧部材配置面から内向押圧部材における線状部材との当接部分までの高さは、押圧部材配置面から外向押圧部材における線状部材との当接部分までの高さよりも高くかつ、その高さの差は、線状部材の外径より小さいところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の遊技機において、線状部材係止部には、内向押圧部材と外向押圧部材とが並べて配置された押圧部材配置面が設けられ、押圧部材配置面から外向押圧部材における線状部材との当接部分までの高さは、押圧部材配置面から内向押圧部材における線状部材との当接部分までの高さと、同一又は大きいところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の遊技機において、内向押圧部材は、押圧部材配置面から遊技機の外側に向かって起立しかつ途中で屈曲し、その屈曲部分よりも先端側部分が押圧部材配置面と平行もしくは押圧部材配置面に向かって傾斜すると共に、線状部材を内向押圧部材の先端部と押圧部材配置面との間から差し込むことで線状部材が遊技機側に押圧されるようにしたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2又は3に記載の遊技機において、内向押圧部材は、押圧部材配置面から遊技機の外側に向かって起立しかつ途中で直角に屈曲して押圧部材配置面に平行に延びたL字形状をなし、その屈曲部分よりも先端側の押圧部材配置面との対向面で線状部材を押さえつけるように形成されたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の遊技機において、内向押圧部材の先端部には、押圧部材配置面に向けて突出した係止突部が形成されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項4乃至6の何れかに記載の遊技機において、内向押圧部材は、先端部に向かうに従って、押圧部材配置面との間隔が大きくなるようにテーパ形状をなしたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項4乃至7の何れかに記載の遊技機において、内向押圧部材は、外向押圧部材を挟んだ両側に対をなして設けられると共に、それら内向押圧部材の屈曲部分よりも先端側は、相反する方向を向いて平行になったところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項4乃至7の何れかに記載の遊技機において、内向押圧部材は、外向押圧部材を挟んだ両側に対をなして設けられると共に、それら内向押圧部材の屈曲部分よりも先端側は、同じ方向を向いて平行になったところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項2乃至9の何れかに記載の遊技機において、外向押圧部材は、押圧部材配置面から突出した押圧突部であるところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項10に記載の遊技機において、押圧突部は、押圧部材配置面と平行な線状部材当接面を有した主部と、押圧部材配置面と線状部材当接面との間を繋ぎ、線状部材を線状部材当接面に案内するためのテーパ面を有したガイド部とからなるところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の遊技機において、線状部材係止部は、遊技機に着脱可能に装着されたところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の遊技機において、内向押圧部材及び外向押圧部材は、線状部材を波形形状に変形させるように押圧する構成としたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、線状部材の少なくとも3カ所が、内向押圧部材と外向押圧部材とによって遊技機側と遊技機から離れる側とに交互に押圧されることで、線状部材の途中部分が摩擦によって保持されるので、線状部材が遊技機以外の部位側に引っ張られても、その引っ張り力は線状部材と遊技機との接続部分にかかり難くなる。従って、遊技機を設置位置から撤去する際に、線状部材を遊技機以外の部位から外すことを忘れ、線状部材が引っ張られても、線状部材と遊技機との接続部分が破損することが防止される。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、線状部材と内向押圧部材及び外向押圧部材との間の摩擦力をより強くすることができるので、線状部材が遊技機以外の部位側に引っ張られた場合に、線状部材と遊技機との接続部分が破損することがより確実に防止される。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、線状部材と内向押圧部材及び外向押圧部材との間の摩擦力をより強くすることができるので、線状部材が遊技機以外の部位側に引っ張られた場合に、線状部材と遊技機との接続部分が破損することがより確実に防止される。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、線状部材の途中部分を内向押圧部材の先端部と押圧部材配置面との間から差し込むことで線状部材を遊技機側に押圧させることができるので、内向押圧部材に対する線状部材の取り付けが比較的容易となる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、内向押圧部材の先端側に形成された開放部分から、線状部材の途中部分を内向押圧部材と押圧部材配置面との間の空間に挿入することができるので、内向押圧部材に対する線状部材の取り付けが比較的容易となる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、内向押圧部材の先端部には、押圧部材配置面に向けて突出した係止突部が形成されたので、内向押圧部材によって押圧されている線状部材を外れ難くすることができる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、内向押圧部材は、先端部に向かうに従って押圧部材配置面との間隔が大きくなるようにテーパ形状をなしたので、内向押圧部材と押圧部材配置面との間の空間に線状部材を挿入し易くなる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、対をなして設けられた内向押圧部材は、屈曲部分よりも先端側が相反する方向を向いているので、同一方向を向いている場合に比較して、これら内向押圧部材に押圧された線状部材を外れ難くすることができる。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、対をなして設けられた内向押圧部材は、屈曲部分よりも先端側が同じ方向を向いているので、相反する方向を向いている場合に比較して、これら内向押圧部材に対する線状部材の取り付けが容易となる。
[請求項10の発明]
請求項10の発明によれば、外向押圧部材を押圧部材配置面から突出した押圧突部とすることで、外向押圧部材の形成が比較的容易となる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、押圧突部には、押圧部材配置面と線状部材当接面との間を繋ぎ、線状部材を線状部材当接面に案内するためのテーパ面が備えられたので、線状部材を容易に線状部材当接面上に配置することができる。
[請求項12の発明]
請求項12の発明によれば、線状部材係止部は、遊技機に着脱可能に装着されたので、線状部材係止部が破損した場合には、線状部材係止部のみを取り替えることができる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、内向押圧部材及び外向押圧部材が線状部材を波形形状に変形させるように押圧することで、線状部材がより強く保持されるので、線状部材が遊技機以外の部位側に引っ張られた場合に、線状部材と遊技機との接続部分が破損することをより確実に防止できる。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図18に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機100は、一般のものと同様に、遊技場の遊技島300に設置されている。そして、パチンコ遊技機100は、遊技島300に取り付けられる枠体80(図6参照)と、枠体80から脱着可能な遊技機本体81(図4参照)とに区分することができる。まずは、遊技機本体81について説明すると以下の通りである。
遊技機本体81は、図6に示した遊技盤11に種々の部品を組み付けてなる遊技盤側アッシと、同図に示した機構板75に種々の部品を組み付けてなる機構板側アッシの2つのアッシよりなる。遊技盤側アッシを構成する各部品に関して図7を参照しつつ説明すると、遊技盤11は、木製の概矩形板材で構成されている。遊技盤11の前面には、ガイドレール12が取り付けられ、ガイドレール12の内側が、遊技領域R1となっている。遊技領域R1のほぼ中央部には、表示装置13が設けられ、表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13、及び始動入賞口14等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18及び風車19、一般入賞口20,21が設けられ、ガイドレール12に沿った両側部には、サイドランプ22,22が設けられている。さらに、これら入賞口等以外に、遊技領域R1には、図示しない複数の釘が起立している。
各部位の詳細は、以下のようである。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動スイッチによって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示部34Bの図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り易い状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた始動口センサ31(図8を参照)が遊技球を検出し、その検出信号に基づいて、例えば、4個の遊技球が上皿27Aに払い出されると共に、表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、遊技の当否判定結果が「当たり」となり、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド15S(図8参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能な大当たり遊技が実行される。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。そして、大当たり遊技は、最大で、例えば15ラウンドまで継続して行われる。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられている。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイド15Sが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた特定領域センサ32(図8参照)が遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けたカウントセンサ33(図8参照)が遊技球の入賞を検出すると、継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。なお、大入賞口15に遊技球が入賞すると、例えば、15個の遊技球が上皿27Aに払い出される。
前記表示装置13は、例えば、液晶表示装置であって、遊技盤11に貫通形成された開口部11K(図6を参照)に対し、遊技盤11の前面側から取り付けた装飾枠23と、遊技盤11の後面側から取り付けた液晶モジュールとで構成されている。そして、遊技盤11の前面側から、装飾枠23を介して、液晶モジュールに備えた表示部34を見ることができる。
表示部34には、特別図柄表示部34Aと普通図柄表示部34Bとが設けられている。特別図柄表示部34Aでは通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている(図7を参照)。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが、特別図柄表示部34Aに確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定され、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
表示部34のうち、特別図柄表示部34Aの左下隅には、普通図柄表示部34Bが設けられている。この普通図柄表示部34Bは、始動ゲート18内に設けた普通図柄始動スイッチが遊技球の通過を検出したときに当否判定され、例えば、「0」〜「9」までの数字(普通図柄)を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。なお、普通図柄表示部34Bで表示する普通図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
なお、図6には示されていないが、遊技盤11の後面には、表示制御回路57が備えられ、表示制御回路57より下側には、ランプ制御回路55と音声制御回路59とが横並びにして取り付けられている。また、ランプ制御回路55、音声制御回路59及び表示制御回路57の後側に重ねてメイン制御回路50が取り付けられている。
以上が、遊技盤側アッシを構成する各部品の説明である。次いで、機構板側アッシについて説明すると、機構板75は、合成樹脂で構成され、図6に示すように、全体として遊技盤11より縦方向に長い矩形状をなす。機構板75には、図示しない矩形窓が形成され、機構板75が、遊技盤11の後面に重ねられると、遊技盤11に固定された前記各制御回路50,55〜57が、矩形窓内に配置される。また、矩形窓の縁部には、前記各制御回路50,55〜57を収容する筐体状のカバー76が着脱可能に取り付けられている。
機構板75のうちカバー76より下方には、図5に示すように、払出制御回路58と電源基板70とが横並びにして取り付けられている。なお、これら各制御回路58,70は、個々に透明な樹脂ケースに収容されている。
機構板75のうちカバー76より上側には、図5に示すように、遊技球タンク75Tが設けられると共に、機構板75のうちカバー76の側方部分には、払出装置72が設けられている。そして、遊技球タンク75Tと払出装置72との間が、遊技球誘導レール75Rにより連絡されている。
機構板75のうち、遊技球タンク75Tの側方には、パチンコ遊技機100の外部から電力を受ける受電基板73が備えられている。受電基板73は、サージ吸収素子等を備え、全体が樹脂製カバーによって覆われている。受電基板73には、電源コード110(本発明の「線状部材」に相当する)の一端110Aがコネクタ接続されている。また、電源コード110の他端に備えたプラグ110Pは、遊技島300に備えられたソケット301に接続される。受電基板73と電源コード110との接続部分からはアース線111が延びており(図4,5を参照)、このアース線111の端部がパチンコ遊技機100以外の部位(例えば、遊技島300)に接続されている。なお、電源コード110は、所謂、平行2線式であって、断面が扁平形状をなしている
機構板75のうち、受電基板73と払出装置72との中間位置には、後述する払出用中継回路基板74(図8を参照)が配設されている。払出用中継回路基板74には、払出制御回路58や払出装置72と接続される複数のハーネスがコネクタ接続されている。そして、この払出用中継回路基板74を後側から覆うようにして合成樹脂製の透明な保護カバー200が取り付けられている。この保護カバー200によって、払出用中継回路基板74のコネクタ接続部が外部からの衝撃から保護されている。
機構板75のうち払出装置72が配された側の側部には、図6に示すように、上下方向に1対のヒンジピン71,71が取り付けられ、これらヒンジピン71,71が、枠体80に備えた後述の前面枠90の一側部に係合し、機構板75が前面枠90に対して回動可能に組み付けられる。
以上、遊技機本体81に関する説明であり、次に枠体80の構成について説明する。枠体80は、例えば、ボルトによって遊技島300に固定された外枠82に前面枠90を回動可能に備えてなる(図6を参照)。外枠82は、4つの木製の長板83を縦長矩形状に接合して構成されており、外枠82のうち両側辺を構成する長板83の下端部の間には、前面板84が差し渡され、その前面板84の下縁部が、下辺を構成する長板83に接合されている。
外枠82のうち一方の側辺には、その上下の2箇所に、金属製のヒンジ片85,85が取り付けられている。また、外枠82のうちヒンジ片85と反対側の側辺を構成する長板83には、その上端寄りと下端寄りの内面の2箇所に、1対の被係止部86,86が取り付けられている。さらに、外枠82のうちヒンジ片85を備えた側の外側面には、図5に示すように、プリペイドカードユニット150が取り付けられる。なお、プリペイドカードユニット150は、前記電源コード110とは別の専用の電源ケーブル151を備え、この専用電源ケーブル151は遊技島300に備えられた、例えば、AC100V電源に接続される。また、プリペイドカードユニット150に備えたコネクタ部153と機構板75の後面に備えたコネクタ部75C(図4を参照)とが、ハーネス152(図5を参照)によって接続され、プリペイドカードユニット150とパチンコ遊技機100との間で信号が送受信されるようになっている。
前面枠90は、例えば、合成樹脂で構成され、図6に示すように、外枠82の前面のうち前面板84より上方部分に対応した矩形構造をなす。前面枠90の一方の側辺には、その上下の2箇所に、金属製のヒンジ片91,91が備えられ、これら各ヒンジ片91と前記外枠82に設けた各ヒンジ片85とを重ねて、ヒンジピン92を貫通させてある。これにより、前面枠90が、外枠82に対して開閉する。
図6に示すように、前面枠90には、遊技窓90Wが形成されており、前面枠90の前面には、ガラス枠95(図2,3を参照)が遊技窓90Wに重ねて設けられている。ガラス枠95は、前面枠90のうちヒンジ片91側の側縁部に回動可能に取り付けられており、遊技窓90Wより一回り小さな略円形の窓95Wを備えて、そこにガラス板が張られている。図3に示すように、ガラス枠95の前面のうち窓95Wの縁部には、前方に膨出した装飾ランプ96が備えられている。また、前面枠90のうち窓95Wよりも上側には、左右に1対のスピーカ59S,59Sが設けられている。
図1に示すように、前面枠90のうちガラス枠95の下方には、上皿27Aが取り付けられ、前面枠90のうち上皿27Aの下方に、下皿27Bが取り付けられている。そして、遊技を行った場合の賞球としての遊技球が、上皿27Aに払い出され、上皿27Aに設けたを図示しないボタンを押すと、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動する。
上皿27Aの左右の両端部寄り位置には、1対のスピーカ59S,59Sが設けられると共に、下皿27Bの右端部には、操作ノブ28が設けられている。これらスピーカ59S、操作ノブ28及び前記装飾ランプ96等は、遊技機本体81に備えられた前記制御回路59,56,55にコネクタ接続されている。そして、操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11上に向けて弾き出され、遊技の進行状況に応じて、装飾ランプ96及びスピーカ59Sが駆動される。
前面枠90の後面のうちヒンジ片91と反対側の側縁部には、1対の係止爪103,103が上下に備えられ、この係止爪103,103を外枠82の被係止部86,86に係止して、前面枠90が閉止状態に施錠される。
図6に示すように、前面枠90の後面には、遊技窓90Wを囲むように囲壁93が起立している。そして、この囲壁93の内部に前記遊技盤11が嵌合され、囲壁93に備えた複数の係止レバー114にて遊技盤11が前面枠90に係脱可能に固定される。
さらに前面枠90の後面のうち、ヒンジ片91と反対側の側縁部の下端位置には、発射装置37が取り付けられており、前記操作ノブ28の操作によってこの発射装置37が駆動し、遊技球が遊技領域R1に発射される。
以上が、枠体80の構成についての説明である。
次に、図8を参照しつつ本実施形態のパチンコ遊技機100の電気的な構成について説明する。メイン制御回路50は、CPU51AとRAM51B及びROM51Cを合わせてパッケージしてなるワンチップマイコン51を主要部として備えている。
ワンチップマイコン51は、入出力回路54,54を介して、前述した入賞球を検出するためのセンサ31〜33等から信号を受けると共に、ランプ制御回路55、発射制御回路56、表示制御回路57、払出制御回路58、音声制御回路59等に制御信号を出力して各部位を制御する。
ランプ制御回路55は、メイン制御回路50からの制御信号に基づいて発光パターンの選択、発光データの設定を行い、サイドランプ22,22やその他装飾ランプ、LED等を発光させる。
音声制御回路59は、メイン制御回路50からの制御信号に基づいてBGMや演出時の音声データを設定し、スピーカ59Sより音声を発生させる。
表示制御回路57は、表示部34に遊技画像を表示するための制御データや画像データ等を記憶する表示用ROM63を備える。そして、メイン制御回路50からの制御信号に基づき、表示用CPU61が、表示用ROM63から所定のデータを取り出し、表示用RAM62の作業領域にて遊技画像(特別図柄、演出図柄、背景画像、キャラクター画像、文字画像等)を作成し、表示装置13の各表示部34A,34Bに表示させる。
払出制御回路58は、各入賞口14,15,20,21への遊技球の入賞に基づいたワンチップマイコン51からの信号や、後述するプリペイドカードユニット150からの信号に基づいて、払出装置72を駆動して遊技球を上皿27Aに払い出す。ここで、払出制御回路58と払出装置72は払出用中継回路74を介して接続されている。払出用中継回路基板74は、払出制御回路58と払出装置72(詳細には、払出モータや払出センサ)との間におけるデータや制御信号の送受信を中継している。
発射制御回路56は、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、発射装置37を駆動して、遊技球を遊技領域R1に向けて発射する。
上記した各制御回路50,55〜59は、電源基板70から受電して作動する。詳細には、パチンコホールでは、AC24V設備電源77が備えられている。そして、各パチンコ遊技機100の電源コード110(図4,5を参照)が、そのAC24V設備電源77に接続されている。AC24V設備電源77からの電力は、パチンコ遊技機100に備えた受電基板73を介して電源基板70に給電され、電源基板70はその電力を所定の電圧に変圧して各部位に配電する。以上が、パチンコ遊技機100の電気的な構成についての説明である。
ところで、本実施形態のパチンコ遊技機100では、電源コード110の途中部分が払出用中継回路基板74を覆った保護カバー200によって保持されている。なお、保護カバー200は、本発明の「線状部材係止部」に相当する。
保護カバー200は、図10に示すように矩形筺体状をなし、前方に開放している。図11に示すように、保護カバー200の上壁200A、下壁200B及び一方の側壁200Cには、それぞれ保護カバー200の内外を連通した矩形孔201が形成されている。そして、払出用中継回路基板74にコネクタ接続されたハーネス(図示せず)が、これら3つの矩形孔201から保護カバー200の外側に引き出されている。
保護カバー200の上壁200Aには、矩形孔201から外側に引き出されたハーネスを覆うハーネスカバー210が一体形成されている。図11に示すように、ハーネスカバー210は、保護カバー200の上壁200Aに形成された矩形孔201の周縁部から起立している。ハーネスカバー210は、保護カバー200と同様に前方に開放しており、後壁面210Aは、上方に向かうに従って前方に向かって傾斜している(図12を参照)。また、ハーネスカバー210の上端部は前方に向かって突出しており、この突出部分211の下縁部には、側方に張り出した鍔部212,212が形成されている。
保護カバー200の後壁202の上寄り位置と下寄り位置には、円形孔203,203が貫通形成されている。図12に示すように、保護カバー200の後壁202の内面には、この円形孔203の周縁部から保護カバー200の開口部に向かって起立した円筒形状の支持ボス204が形成されている。そして、保護カバー200の後側から円形孔203及び支持ボス204に挿通された螺子250,250によって、保護カバー200がパチンコ遊技機100の後面に装着される。
即ち、保護カバー200の前方から挿入された払出用中継回路基板74に支持ボス204の先端部を突き当てた状態で、保護カバー200の後側から螺子250,250が挿入され、この螺子250が保護カバー200と払出用中継回路74とを貫通して機構板75の後面に螺合されている。つまり、保護カバー200が、パチンコ遊技機100に対して着脱可能となっているので、保護カバー200が破損した場合には、螺子250を外すことで保護カバー200のみを交換することができる。
さて、図10に示すように、保護カバー200の後壁202のほぼ中央部分には、本発明の「外向押圧部材」に相当する押圧突部220が形成され、この押圧突部220を上下で挟んだ位置に、本発明の「内向押圧部材」に相当する1対のフック230,230が形成されている。即ち、合計で3つの押圧突部220及びフック230が、上からフック230、押圧突部220、フック230の順番に並べて設けられている。
詳細には、保護カバー200の後壁202の上辺200A寄り位置と下辺200B寄り位置の2カ所には、横長の開口部205,205が貫通形成されている。この開口部205の一側縁からは、開口部205の内側に向かって突片207が張り出しており、この突片207の先端からフック230が延設されている。
フック230,230は、図10に示すように、保護カバー200の後壁外面202A(本発明の「押圧部材配置面」に相当する)から垂直に起立し途中で直角に屈曲したL字形の帯板形状をなす。より詳細には、フック230は、保護カバー200の後壁外面202Aに対して垂直に起立した脚部231と、この脚部231の先端部から側方に向かって延びかつ後壁外面202Aに平行な押圧部232とからなる。そして、フック230の内側領域に、電源コード110が挿通される挿通空間206が形成されている。この挿通空間206は、上下方向に開放すると共に、押圧部232(フック230)の先端側に向かって開放している。
押圧部232の先端部には、保護カバー200の後壁外面202A側に突出した係止突部233が形成されている。係止突部233は、全体として矢尻形状をなしている。詳細には、係止突部233は、押圧部232の内側面232Aに対して直角に起立して前記脚部231側を向いた係止面233Aと、この係止面233Aに連絡しかつ押圧部232の先端に向かうに従って、保護カバー200の後壁外面202Aから離れるように傾斜したテーパ面233Bとを備える。
そして、フック230内側の挿通空間206に挿通された電源コード110は、図14に示すように、押圧部232の内側面232Aのうち係止突部233よりも基端側の部分で保護カバー200の後壁外面202A側に押圧されている。ここで、押圧部232の内側面232Aは、本発明の「押圧部材配置面との対向面」に相当する。
また、係止突部233に形成された係止面233Aによって、挿通空間206に挿通された電源コード110の押圧部232の先端側への移動が規制され、押圧部232の先端側の開放部分から電源コード110が離脱し難くなっている。
ここで、図14に示すように、1対のフック230,230は、それぞれの押圧部232が互いに相反する方向を向いている。即ち、保護カバー200の上寄り位置に設けられたフック230では、押圧部232の先端部が図14における右側を向いており、下寄り位置に設けられたフック230では押圧部232の先端部が図14における左側を向くように形成されている。従って、上側のフック230の内側に形成された挿通空間206は、図14における右側方に向かって開放しており、下側のフック230の内側に形成された挿通空間206は、図14における左側方に向かって開放している。
このように、1対のフック230,230の押圧部232,232の先端部が互いに相反する方向を向いているので、押圧部232,232の先端部が同一方向を向いた場合に比較して、フック230の挿通空間206に挿通された電源コード110が、挿通空間206から離脱し難くなっている。
保護カバー200のうち、1対のフック230,230のほぼ中間位置には、押圧突部220が形成されている。押圧突部220は、保護カバー200の後壁外面202Aから外側に突出しており、横長の直方体形状をなしている。また、押圧突部220の後端面220A(本発明の「線状部材当接面」に相当する)は、保護カバー200の後壁外面202Aに平行な平坦面をなしている。そして、この押圧突部220の後側に電源コード110が通される(図15を参照)。つまり押圧突部220の後端面220Aに電源コード110が当接して、保護カバー200の後壁外面202Aから離れる側に押圧される。
これにより、電源コード110は、保護カバー200の上寄り部分で保護カバー200の後壁外面202A側に押圧され、その下側部分で保護カバー200の後壁外面202Aから離れる側に押圧され、さらにその下側部分では、保護カバー200の後壁外面202A側に押圧される。つまり、交互に相反する方向に押圧されている。
ここで、図13に示すように、保護カバー200の後壁外面202Aからフック230の電源コード110との当接面(押圧部232の内側面232A)までの高さH1は、保護カバー200の後壁外面202Aから押圧突部220の電源コード110との当接面(押圧突部220の後端面220A)までの高さH2よりも若干高くなっており、その高さの差(=H1−H2)は、扁平な電源コード110の厚さ方向の外径よりも小さくなっている。これにより、保護カバー200に保持された電源コード110は、押圧突部220によって押圧された部分が、フック230,230によって押圧された部分よりも外側に盛り上がるように湾曲する(図16を参照)。なお、押圧突部220とフック230,230との配置間隔は特に限定するものではないが、本実施形態のように、押圧突部220とフック230,230とに押圧された電源コード110が少なくとも山形又は波形に湾曲した形状に保たれるような間隔であることが好ましい。
また、押圧突部220の横幅は、フック230の押圧部232のうち、係止突部233の係止面233Aよりも基端側の部分の横幅と略同一となっている(図11を参照)。これにより、電源コード110がフック230の挿通空間206に挿通された状態で横方向(図11における左右方向)に移動しても、電源コード110と押圧突部220の後端面220Aとの当接状態が維持されるようになっている。つまり、電源コード110が、1対のフック230,230と押圧突部220とで押圧された状態に維持されるようになっている。
以上がパチンコ遊技機100の構成の説明であり、以下に本実施形態の作用・効果を説明する。図17(A)に示すように電源コード110は、受電基板73からパチンコ遊技機100の後面に沿って下方に下ろされ、途中部分が保護カバー200の後壁202に係止されている。そして、保護カバー200によって係止された部分よりも下側で上方に向かって折り曲げられ、保護カバー200よりも上方位置で、遊技島300に備えられたソケット301に接続されている。
電源コード110は、以下のようにして保護カバー200の後壁202に係止される。即ち、まず、電源コード110の途中部分を保護カバー200に形成された上側のフック230の先端側(図14における右側)から近づけて、押圧部232の先端側の開口から挿通空間206に挿入する。次いで、電源コード110のうち、挿通空間206に挿通させた部分よりも下側部分を押圧突部220の後端面220Aに当接させる。さらに、電源コード110の押圧突部220との当接部分よりもさらに下側部分を下側のフック230の先端側(図14における左側)から近づけ、押圧部232の先端側の開口から挿通空間206に挿入する。これにより、電源コード110の途中部分の上下2カ所がフック230の押圧部232によって保護カバー200の後壁外面202A、即ち、パチンコ遊技機100側に押圧され、フック230,230によって押圧された2カ所の中間部分が押圧突部220によって保護カバー200の後壁外面202Aから離れる側、即ち、パチンコ遊技機100から離れる側に押圧される。このとき、電源コード110は図16に示すように山形に湾曲する。
なお、フック230の先端部分(詳細には、係止突部233)は、保護カバー200の後壁外面202Aから離れるように傾斜したテーパ面233Bとなっているので、電源コード110をフック230の内側の挿通空間206に挿入し易くなっている。
電源コード110を保護カバー200の後壁202(フック230,230及び押圧突部220)に係止させたら、電源コード110の先端部に備えたプラグ110Pを遊技島300に備えられたAC24V用ソケット301に差し込む(図17の(A)の状態)。これにより、パチンコ遊技機100に電力が供給され、遊技を行うことが可能となる。
ところで、パチンコホールでは、パチンコ遊技機の台替えや、配置替え等によって、パチンコ遊技機100を遊技島300から撤去することがある。パチンコ遊技機100を遊技島300から撤去する際には、通常は、パチンコ遊技機100に接続された電源コード110を、予め遊技島300のソケット301から抜いておき、その後、パチンコ遊技機100を前方へ移動させる。しかしながら、電源コード110を前記ソケット301から抜き忘れたまま、パチンコ遊技機100を前方へ移動させてしまうことがある。この場合、パチンコ遊技機100に接続された電源コード110は、遊技島300側に引っ張られることになる(図17の(B)の状態)。
しかしながら、本実施形態のパチンコ遊技機100によれば、保護カバー200に形成されたフック230,230と押圧突部220とによって電源コード110がパチンコ遊技機100側とパチンコ遊技機100から離れる側とに交互に押圧されている。これにより、電源コード110が摩擦によって保護カバー200に保持され、遊技島300側への引っ張り力が電源コード110とパチンコ遊技機100との接続部分(電源コード110の一端110Aと受電基板73とのコネクタ接続部)に伝わり難くなっている。従って、電源コード110を遊技島300に接続したままパチンコ遊技機100を遊技島300から移動させた場合でも、電源コード110とパチンコ遊技機100との接続部分が破損することが防止できる。
なお、保護カバー200は、遊技島300に備えられたソケット301よりも下側に配置することが望ましい。即ち、図17及び図18に示すように、電源コード110を遊技島300に接続したままパチンコ遊技機100を前方に移動させた際に、電源コード110の保護カバー200で保持された部分よりも先端側(プラグ110P側)の部分が、上方に向かって引っ張られるようにすれば、より確実に電源コード110とパチンコ遊技機100との接続部分の破損を防止できる。
また、本実施形態のように、押圧突部220は、電源コード110を遊技島300に接続したままパチンコ遊技機100を前方に移動させた際に、電源コード110が引っ張られる方向(図17,18では、パチンコ遊技機100の後方)に向かって突出していることが望ましい。さらに、本実施形態のように、1対のフック230,230の間に1つの押圧突部220を配置した構成であれば、電源コード110の外部からの引っ張りに対してより強い構成となる。
また、電源コード110の外皮、フック230及び押圧突部220を摩擦係数の比較的大きい合成樹脂やゴムで構成すれば、電源コード110をより強く保護カバー200に保持させることができ、さらに効果的である。
[第2実施形態]
図19は本発明の第2実施形態を示す。
この第2実施形態は、フックの構成を上記第1実施形態とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
フック230のうち、脚部231の後壁外面202Aからの起立部分には後壁外面202Aと脚部231の外側面とを繋ぐように薄板状のリブ235が形成されている。このリブ235によってフック230の脚部231における剛性が高まるので、電源コード110が遊技島300側に引っ張られた場合にフック230の脚部231が外側(後壁外面202Aから離れる側)に曲がり難くなる。従って、より確実に電源コード110が保護カバー200に保持されると共に、フック230,230の破損を防止することもできる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態パチンコ遊技機に本発明を適用していたが、遊技機であれば、コイン遊技機やスロットマシン等に備えてもよい。
(2)上記第1及び第2実施形態では、1対のフック230,230に備えられた押圧部232,232の先端が互いに相反する方向を向いていたが、図20に示すように、同一方向を向いていてもよい。このようにすれば、2つのフック230,230に電源コード110を保持させる際には、左右の何れかの同一方向側から電源コード110を挿入すればよく、押圧部232,232の先端が互いに相反する方向を向いた場合に比較して、フック230の挿通空間206に電源コード110を挿入し易くなる。
(3)上記第1及び第2実施形態では、押圧突部220が、直方体形状をなしていたが、左右方向の何れかの側面をテーパ面220Bとしてもよい。即ち、図21に示すように、押圧突部220の後端面220Aと保護カバー200の後壁外面202Aとを繋ぎ、後壁外面202Aに向かうに従って下るようにしてもよい。このようにすれば、電源コード110を押圧突部220のテーパ面220Bが形成された側から近づけ、テーパ面220Bに接触させながら横方向に移動させることで、電源コード110が押圧突部220の後端面220Aに案内され、電源コード110を容易に押圧突部220の後端面220Aに当接させることができる。なお、押圧突部220のうち、後端面220Aを備えた部分が本発明の「主部」に相当し、テーパ面220Bを備えた部分が本発明の「ガイド部」に相当する。
(4)上記第1及び第2実施形態では、1対のフック230,230の間に1つの押圧突部220を備えた構成であったが、フック230と押圧突部220とが交互に配置されていれば、この構成に限るものではない。例えば、フック230と押圧突部220とを交互に3つずつ配置してもよいし、3つのフック230と、2つの押圧突部220を交互に配置してもよい。このようにすれば、フック230及び押圧突部220によって押圧された電源コード110を波形状に湾曲させることができ、より強固に電源コード110を保持することができる。
(5)上記第1及び第2実施形態では、フック230に備えられた係止突部233の係止面233Aが、押圧部232の内側面232Aに対して直角に起立していたが、図22に示すように、押圧部232の内側面232A側に倒れるように傾斜していてもよい。
(6)上記第1及び第2実施形態では、フック230の押圧部232が、保護カバー200の後壁外面202Aと平行となっていたが、図23に示すように、先端部に向かうに従って後壁外面202A側に近づくように傾斜させてもよい。このようにすれば、フック230の挿通空間206に挿通された電源コード110が離脱し難くなる。
(7)上記第1及び第2実施形態では、保護カバー200によってパチンコ遊技機100に備えた各種制御回路や装置に電力を供給するための電源コード110(電線)を保持させていたが、パチンコ遊技機100とパチンコ遊技機100以外の部位とを接続する線状部材であれば、これに限るものではない。例えば、パチンコ遊技機100とプリペイドカードユニット150とを接続するハーネス152や、受電基板73と遊技島300とを接続するアース線111を保護カバー200によって保持してもよい。
(8)上記第1及び第2実施形態では、払出用中継回路基板74を覆った保護カバー200に、フック230及び押圧突部220を形成していたが、パチンコ遊技機100の他の部位に形成してもよい。
(9)上記第1及び第2実勢形態では、電源コード110は、所謂、平行2線式で断面が扁平形状であったが、断面が略円形状であっても同等の効果を奏することができる。
(10)上記第1及び第2実施形態では、パチンコ遊技機100の全体が遊技島300から取り外されていたが、パチンコ遊技機100のうち、外枠82を遊技島300に固定したままで、外枠82以外の部位(遊技機本体81、前面枠90、ガラス枠95)を取り外した場合でも、上記第1及び第2実施形態と同等の効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機を遊技島に設置した状態の側面図 パチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の正面側の斜視図 パチンコ遊技機の背面図 パチンコ遊技機の背面側の斜視図 パチンコ遊技機の分解斜視図 遊技盤の正面図 電気的構成を示したブロック図 パチンコ遊技機の背面側の部分斜視図 保護カバーの斜視図 保護カバーの正面図 保護カバーの側面図 保護カバーの側面図 電源ケーブルを保持した状態の保護カバーの斜視図 電源ケーブルを保持した状態の保護カバーの正面図 電源ケーブルを保持した状態の保護カバーの側面図 (A)パチンコ遊技機を遊技島に設置した状態の側面図(B)パチンコ遊技機が遊技島から離脱した状態の側面図 パチンコ遊技機が遊技島から離脱した状態の側面図 第2実施形態に係る保護カバーの斜視図 他の実施形態(2)に係る保護カバーの斜視図 他の実施形態(3)に係る保護カバーの斜視図 他の実施形態(5)に係る保護カバーの斜視図 他の実施形態(6)に係る保護カバーの斜視図 (A)従来のパチンコ遊技機を遊技島に設置した状態の側面図(B)パチンコ遊技機が遊技島から離脱した状態の側面図
符号の説明
100 パチンコ遊技機
110 電源コード(線状部材)
200 保護カバー(線状部材係止部)
202A 後壁外面(押圧部材配置面)
220 押圧突部(外向押圧部材)
230 フック(内向押圧部材)
232A 押圧部の内側面(押圧部材配置面との対向面)
233 係止突部
233A 係止面
233B テーパ面
300 遊技島(遊技機以外の部位)

Claims (13)

  1. 遊技機の外面から延びた線状部材を遊技機以外の部位に接続して設置される遊技機において、
    前記線状部材の途中部分を前記遊技機の外面に設けた線状部材係止部に沿わせ、
    前記線状部材係止部には、前記線状部材を前記遊技機側に押圧する内向押圧部材と、前記線状部材を前記遊技機から離れる側に押圧する外向押圧部材とが、交互に並べられかつ合計3つ以上設けられたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記線状部材係止部には、前記内向押圧部材と前記外向押圧部材とが並べて配置された押圧部材配置面が設けられ、
    前記押圧部材配置面から前記内向押圧部材における前記線状部材との当接部分までの高さは、前記押圧部材配置面から前記外向押圧部材における前記線状部材との当接部分までの高さよりも高くかつ、その高さの差は、前記線状部材の外径より小さいことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記線状部材係止部には、前記内向押圧部材と前記外向押圧部材とが並べて配置された押圧部材配置面が設けられ、
    前記押圧部材配置面から前記外向押圧部材における前記線状部材との当接部分までの高さは、前記押圧部材配置面から前記内向押圧部材における前記線状部材との当接部分までの高さと、同一又は大きいことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記内向押圧部材は、前記押圧部材配置面から前記遊技機の外側に向かって起立しかつ途中で屈曲し、その屈曲部分よりも先端側部分が前記押圧部材配置面と平行もしくは前記押圧部材配置面に向かって傾斜すると共に、前記線状部材を前記内向押圧部材の先端部と前記押圧部材配置面との間から差し込むことで前記線状部材が前記遊技機側に押圧されるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記内向押圧部材は、前記押圧部材配置面から前記遊技機の外側に向かって起立しかつ途中で直角に屈曲して前記押圧部材配置面に平行に延びたL字形状をなし、その屈曲部分よりも先端側の前記押圧部材配置面との対向面で前記線状部材を押さえつけるように形成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  6. 前記内向押圧部材の先端部には、前記押圧部材配置面に向けて突出した係止突部が形成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 前記内向押圧部材は、先端部に向かうに従って、前記押圧部材配置面との間隔が大きくなるようにテーパ形状をなしたことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記内向押圧部材は、前記外向押圧部材を挟んだ両側に対をなして設けられると共に、それら内向押圧部材の前記屈曲部分よりも先端側は、相反する方向を向いて平行になったことを特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の遊技機。
  9. 前記内向押圧部材は、前記外向押圧部材を挟んだ両側に対をなして設けられると共に、それら内向押圧部材の前記屈曲部分よりも先端側は、同じ方向を向いて平行になったことを特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の遊技機。
  10. 前記外向押圧部材は、前記押圧部材配置面から突出した押圧突部であることを特徴とする請求項2乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 前記押圧突部は、前記押圧部材配置面と平行な線状部材当接面を有した主部と、前記押圧部材配置面と前記線状部材当接面との間を繋ぎ、前記線状部材を前記線状部材当接面に案内するためのテーパ面を有したガイド部とからなることを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
  12. 前記線状部材係止部は、前記遊技機に着脱可能に装着されたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の遊技機。
  13. 前記内向押圧部材及び前記外向押圧部材は、前記線状部材を波形形状に変形させるように押圧する構成としたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の遊技機。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013090819A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Yamasa Kk 基板ケース

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