JP2006034366A - 便座装置 - Google Patents

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康一 平井
Yoshinori Matsue
芳則 松江
Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
Noboru Nishiguchi
登 西口
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Abstract

【要 約】
【課 題】 部品点数を減らして低コスト化が可能で、且つ、小型化の可能な便座装置を実現すること。
【解決手段】 モータ1の駆動力を減速機構を介して減速すると共に、出力軸13、14を介して便座および便蓋にその駆動力を伝達して便座および便蓋を電動にて開閉可能とさせた便座装置である。駆動力を便座の回転軸と便蓋の回転軸とに選択的に伝達し作動させるデファレンシャルギヤ機構4を備え、その便座の回転軸と便蓋の回転軸とがそれぞれ異なる駆動力伝達系を経て駆動されて便座あるいは便蓋の何れか一方の開閉を制限させたときに他方が開閉されるよう成す。
【選択図】図1

Description

本発明は便座装置に関し、特にモータの駆動力を減速機構を介して減速すると共に、出力軸を介して便座および便蓋にその駆動力を伝達して便座および便蓋を電動にて開閉可能とした便座装置に関する。
上記のような便座装置は、例えば図8に示すような、便座201および便蓋202を有するもので、従来から、例えば特開2002−219076号公報に開示された、図9に示すように、モータ101と、減速機構に相当する減速歯車102〜105と出力歯車106とを有して構成された電動開閉ユニット100を備えたものが知られている。
図9(a)は電動開閉ユニット100の平面図、図9(b)は電動開閉ユニット100の側面図で、上記モータ101の駆動力は、同図に示す如く、減速歯車102〜105を介して出力歯車106に伝達され、さらに出力歯車106に取り付けられた出力軸107へ伝えられるようになっている。上記の便座201、あるいは便蓋202には出力軸107の一端が取り付けられており、モータ101を正方向あるいは逆方向に回転させることにて便座201、便蓋202を電動にて開閉させる機構となっている。
特開2002−219076号公報
しかし、上記ような構成による場合、便座201と便蓋202それぞれに電動開閉ユニット100を設ける必要があり、便座装置200が大型化したりあるいはコストアップするなどの問題があった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、部品点数を減らして低コスト化が可能で、且つ、小型化の可能な便座装置を実現することを目的とするものである。
そして、本発明は上記目的を達成するために、モータの駆動力を減速機構を介して減速すると共に、出力軸を介して便座および便蓋にその駆動力を伝達して便座および便蓋を電動にて開閉可能とさせた便座装置において、前記駆動力を便座の回転軸と便蓋の回転軸とに選択的に伝達し作動させるデファレンシャルギヤ機構を備え、その便座の回転軸と便蓋の回転軸とがそれぞれ異なる駆動力伝達系を経て駆動されて便座あるいは便蓋の何れか一方の開閉を制限させたときに他方が開閉されるよう成したものである。
また、第2の課題解決手段は、前記便蓋の回転軸へのモータ駆動力の伝達系前段部に、便蓋が閉じた状態において便蓋の開方向への負荷をばね付勢させる付勢ばねを設ける構成としたものである。
また、第3の課題解決手段は、前記デファレンシャルギヤ機構を、太陽歯車が入力歯車となっている遊星機構のものとした構成である。
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、モータの駆動力を便座の回転軸と便蓋の回転軸とに選択的に伝達し作動させるデファレンシャルギヤ機構を備え、その便座の回転軸と便蓋の回転軸とがそれぞれ異なる駆動力伝達系を経て駆動される構成において、便座あるいは便蓋の何れか一方の開閉を制限させたときに他方が開閉されるため、モータの駆動力を便座及び便蓋の回転軸に伝達するための伝達機構を個別に設ける必要がない。
また、第2の課題解決手段による作用は、便蓋の回転軸へのモータ駆動力の伝達系前段部に、便蓋が閉じた状態において便蓋の開方向への負荷をばね付勢させる付勢ばねを設けたことにより、付勢ばねにより便蓋が開方向へばね付勢されるため、さらに、便座あるいは便蓋の何れか一方が開あるいは閉状態において確実に作動するという効果を発揮する。
また、第3の課題解決手段による作用は、デファレンシャルギヤ機構を、太陽歯車が入力歯車となっている遊星機構のものとしたことにより、より小型化できるという効果を発揮する。
上述したように本発明の便座装置は、モータの駆動力を便座及び便蓋の回転軸に伝達するための伝達機構を個別に設ける必要がないので、部品点数を減らして低コスト化が可能で、且つ、小型化の可能な便座装置を提供できる。
また、便座あるいは便蓋の何れか一方が開あるいは閉状態において確実に作動させることができ、さらに、より小型化できるという効果を発揮する。
以下、本発明の便座装置の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
この便座装置は、背景技術の項にて説明したものと同じく、モータ1の駆動力を減速機構を介して減速すると共に、出力軸13、14を介して便座および便蓋(いずれも図示せず)にその駆動力を伝達して便座および便蓋を電動にて開閉可能とさせた便座装置であって、前記駆動力を便座の回転軸と便蓋の回転軸とに選択的に伝達し作動させるデファレンシャルギヤ機構4を備え、その便座の回転軸と便蓋の回転軸とがそれぞれ異なる駆動力伝達系を経て駆動されて便座あるいは便蓋の何れか一方の開閉を制限させたときに他方が開閉されるよう成している。
また、前記便蓋の回転軸への駆動力伝達系に、便蓋が閉じた状態において便蓋の開方向への負荷をばね付勢させる付勢ばね23を設けてもいる。
詳しくは、図1は、第一の実施例の便座装置おいて要部となる電動開閉ユニットを示し、1は便座および便蓋を電動にて駆動させるモータで、減速機構に相当する中間歯車2、3、5、6、8、9と、便座側出力歯車7と、便蓋側出力歯車10と、上記中間歯車3、5、8の間に配されたデファレンシャルギヤ機構4とともに、図2に示すケーシング11、12に内装される。
上記便座側出力歯車7、便蓋側出力歯車10には、それぞれ便座の回転軸および便蓋の回転軸となる便座側出力軸13、便蓋側出力軸14が取りつけられており、この便座側出力軸13、便蓋側出力軸14を介して、背景技術の項にて述べた便座201、便蓋202と同様の便座および便蓋を電動にて開閉させる。また、この場合、付勢ばね23が便蓋側出力軸14と同心円上に配置され、且つその巻き端の一方が便蓋側出力軸14に固定されると共に巻き端の他方がケーシング11、12側に係止されている
デファレンシャルギヤ機構4は、この場合、図4に示すように、外周に歯車をもったデファレンシャルケース15と、その内部に対向し配設されたかさ歯車16、17とが設けられており、さらに上記かさ歯車16、17と噛み合うように、かさ歯車と平歯車とが一体となった便蓋側デファレンシャル歯車18と便座側デファレンシャル歯車19と、ケース抑え20とを備えており、これらの歯車と上記デファレンシャルケース15とは同軸で回転するようになっている。
すなわち、デファレンシャルケース15を、同図に示すA方向へ回転させる駆動力が伝達されると、かさ歯車16、17を通じて便蓋側デファレンシャル歯車18と便座側デファレンシャル歯車19とに駆動力が伝わるが、このとき、例えば便座の開閉を制限させると便座側デファレンシャル歯車19への負荷が大きくなり、かさ歯車16、17は軸に対してA方向へ回転しながら、デファレンシャルケース15に対してかさ歯車16はC方向、かさ歯車17がその反対のD方向へ回転する。この結果、便蓋側デファレンシャル歯車18がA方向に回転する。また、便蓋の開閉を制限させると便蓋側デファレンシャル歯車18への負荷が大きくなり、便蓋側デファレンシャル歯車18が静止することとなり、このときは便座側デファレンシャル歯車19が回転する。
以下、上記構成の動作を図8に基づいて説明する。便蓋202、便座201が共に閉じている状態では便蓋側出力歯車10は、付勢ばね23により便蓋202の開方向への負荷をばね付勢されているため回転しやすくなっている。この状態でモータ1が便蓋202、便座201を開状態とする方向に駆動されると、便座201が静止したままの状態にて便蓋202が開動作を開始する。その後、便蓋202が開状態に達したときに、次いで便座201が駆動されることとなる。また、便蓋202、便座201が共に聞いている状態にあっては、便蓋側出力歯車10は付勢ばね23による負荷があるため回転しにくくなっている。この状態でモータ1が便蓋202、便座201を閉状態とする方向に駆動されると、便蓋202が静止したままの状態にて便座201は閉動作を開始し、その後に便座201が閉状態に達すると便蓋が動き出すのである。
したがって、以上説明した便座装置によると、モータ1の駆動力を便座の回転軸と便蓋の回転軸とに選択的に伝達し作動させるデファレンシャルギヤ機構4を備え、その便座の回転軸と便蓋の回転軸とがそれぞれ異なる駆動力伝達系を経て駆動される構成において、便座あるいは便蓋の何れか一方の開閉を制限させたときに他方が開閉されるため、モータ1の駆動力を便座及び便蓋の回転軸に伝達するための伝達機構を個別に設ける必要がない。
そして、便蓋の回転軸へのモータ駆動力の伝達系前段部に、便蓋が閉じた状態において便蓋の開方向への負荷をばね付勢させる付勢ばね23を設けたことにより、付勢ばね23により便蓋が開方向へばね付勢されるため、さらに、便座あるいは便蓋の何れか一方が開あるいは閉状態において確実に作動するという効果を発揮する。
本発明の第二の実施例について図5〜図7を用いて説明する。図5は同実施例の電動開閉ユニットの平面図であり、図6はその電動開閉ユニットの構成を示す側面図である。
この、便座装置にあっては、電動開閉ユニットの前記デファレンシャルギヤ機構4を、太陽歯車が入力歯車となっている遊星機構のものとしている。
詳しくは、図7に示すように、遊星歯車機構は、太陽歯車24とプラネットギア25、25と、リングギア26と、プラネットギア25、25と一体に回転するキャリア27とを有して成り、キャリア27には、前述の便蓋側出力軸14が挿入されるようになっている。リングギア26の外周には、同図に示すよに歯車が刻設されており、中間歯車5を介して便座側出力歯車7へ動力が伝達されるようになっている。(図5、6参照)
すなわち、太陽歯車24がA方向に回転するときは、プラネットギア25、25を通じてリングギア26およびキャリア27に動力が伝達される。そして、キャリア27の負荷が大きいときは、プラネットギア25、25はその場で回転し、リングギア26がB方向に回転する。また、リングギア26の負荷が大きいときには、キャリア27はC方向へ回転しながら太陽歯車24に対しA方向へ回転する。
以下、上記構成の動作を図8に基づいて説明する。便蓋202、便座201が共に閉じている状態では便蓋202には付勢ばね23により便蓋202により力を受けているため回転しやすくなっている。この状態でモータ1が聞方向に回転すると、便座201は静止したまま便蓋202は開動作を始める。便蓋202が開状態に達すると便座201が動き出す。便蓋202、便座201が共に開いている状態では、便蓋202には付勢ばね23による負荷があるため動きにくくなっている。この状態でモータ1が開方向に回転すると、便蓋202は静止したまま便座201が動き出す。便座201が閉状態に達すると便蓋202が動き出す
したがって、以上説明した便座装置によると、デファレンシャルギヤ機構4を、太陽歯車が入力歯車となっている遊星機構のものとしたことにより、より小型化できるという効果を発揮する。
なお、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
本発明の第一の実施形態を示す便座装置に使用する電動開閉ユニットの歯車配置を示す平面図 同便座装置に使用する電動開閉ユニットの外観を示す斜視図 同便座装置に使用する電動開閉ユニットの歯車構成を示す断面図で、(a)便座側歯車構成図、(b)は便蓋側歯車構成図 同便座装置に使用する電動開閉ユニットにおけるデファレンシャルギヤ機構の説明図 本発明の第二の実施形態を示す便座装置に使用する電動開閉ユニットの歯車配置を示す平面図 同便座装置に使用する電動開閉ユニットの便座側及び便蓋側歯車構成を示す断面図 同便座装置に使用する電動開閉ユニットにおけるデファレンシャルギヤ機構の遊星機構説明図 便座装置に使用する便座及び便蓋動作の説明図 従来の便座装置に使用する電動開閉ユニットの説明図
符号の説明
1 モータ
4 デファレンシャルギヤ機構
13 便座側出力軸(出力軸)
14 便蓋側出力軸(出力軸)
21 付勢ばね

Claims (3)

  1. モータの駆動力を減速機構を介して減速すると共に、出力軸を介して便座および便蓋にその駆動力を伝達して便座および便蓋を電動にて開閉可能とさせた便座装置であって、
    前記駆動力を便座の回転軸と便蓋の回転軸とに選択的に伝達し作動させるデファレンシャルギヤ機構を備え、その便座の回転軸と便蓋の回転軸とがそれぞれ異なる駆動力伝達系を経て駆動されて便座あるいは便蓋の何れか一方の開閉を制限させたときに他方が開閉されるよう成したことを特徴とする便座装置。
  2. 前記便蓋の回転軸への駆動力伝達系に、便蓋が閉じた状態において便蓋の開方向への負荷をばね付勢させる付勢ばねを設けたことを特徴とする請求項1記載の便座装置。
  3. 前記デファレンシャルギヤ機構を、太陽歯車が入力歯車となっている遊星機構のものとしたことを特徴とする請求項1記載の便座装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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