JP2006033960A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数台の単位変換器を直列接続することにより、高性能で小型、軽量、低コストの電力変換装置を構築する。
【解決手段】 電力系統1と負荷装置2の間に交流側で並列接続され、直流側でSMES3に並列接続され、系統に瞬低が発生した場合に、電力系統を遮断してSMESから負荷装置に電力を供給する電力変換装置であって、制御装置15は系統電圧検出器17の検出する系統電圧に基づいて電力系統の瞬低発生を判別し、瞬低発生時に単位変換器11と系統連系スイッチ14とを制御し、SMES3から負荷装置2に電力を供給する構成にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来の系統に瞬低が発生した場合に負荷に対して所要の電力を継続して供給する瞬低補償用超電導電力貯蔵装置SMESは、電磁エネルギーを貯蔵する超電導コイルと、コイルが出力する直流電力を交流電力に変換し負荷に供給する電力変換装置とから構成されている。超電導コイルは電流源であるため、電流型変換器を適用することにより、このSMESの回路構成を簡単にすることが可能である。
そのようなSMES用の電流形変換器として図26に示す直接多重化方式が提案されている。本方式の場合、電力変換器間に横流が発生するため、横流抑制用インダクタンスと横流抑制制御機能が必要となる。また並列方式のため電流容量が大きくなるので、SMESコイルの冷却装置容量が増加し、システム全体のコストが増加する問題点があった(非特許文献1)。
さらに横流抑制制御機能が必要となることから、電力変換器のコストアップを招く問題点があった。特にコストにおいては、並列方式のためSMESコイルの電流容量の増大にともなう冷却装置のコストの抑制が必要であった。
永井他、「多重空間ベクトル制御を適用した多重電流形変換器の開発」、平成10年、電学論D、118巻5号、pp.630〜629。
本発明は上記技術的課題に鑑みてなされたもので、低コストに製作できる電力変換装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電力系統と負荷装置の間に交流側で並列接続され、直流側でSMESに並列接続され、系統に瞬低が発生した場合に、電力系統を遮断して前記SMESから負荷装置に電力を供給する電力変換装置であって、1組又は互いに直列多重接続された複数組の単位変換器と、各単位変換器の3相出力端子に接続されるフィルタ・コンデンサと、各単位変換器の3相出力端子を接続し系統に連系する系統連系変圧器と、前記電力系統に前記負荷装置と当該電力変換装置を接続するための系統連系スイッチと、前記電力系統の系統電圧を検出する系統電圧検出器と、前記電力系統の系統電流を検出する系統電流検出器と、前記系統電圧検出器の検出する系統電圧に基づいて前記電力系統の瞬低発生を判別し、瞬低発生時に前記単位変換器と系統連系スイッチとを制御し、前記SMESから負荷装置に電力を供給させる制御装置とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1の電力変換装置において、前記単位変換器は、ダイオードと逆導通形スイッチング素子を直列接続したアームを用いて構成した3相ブリッジ型であることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の電力変換装置において、前記系統連系変圧器は、前記単位変換器1台当たり3組の単相変圧器を用いて3相変圧器を構成し、前記単位変換器側ではY結線し、配電系統側では次段の単位変換器用連系変圧器と直列多重接続して配電系統側全体をY結線の構成としたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3の電力変換装置において、前記制御装置は、前記フィルタ・コンデンサの電圧を算出する3相フィルタ・コンデンサ電圧算出部と、当該算出された3相フィルタ・コンデンサ電圧に基づいて前記フィルタ・コンデンサの電圧を制御するコンデンサ電圧制御装置と、前記系統電流検出器の検出する系統電流に基づきフィードフォワード制御信号を算出するフィードフォワード制御装置と、当該フィードフォワード制御信号に基づいて出力電流指令を算出する電流指令制御装置と、前記系統電圧検出器の検出する系統電圧に基づいて瞬低を判定する瞬低検出装置と、当該瞬低検出装置の瞬低検出信号を入力し、前記系統連系スイッチをオフさせる交流サイリスタ制御回路と、前記単位変換器をPWM制御するPWM制御装置とを有することを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4の電力変換装置において、前記瞬低検出装置は、前記系統電圧検出器により検出した3相の系統電圧信号を入力し、3相/2相変換により2相系統電圧信号を出力する3相/2相変換部と、当該3相/2相変換部の出力する2相系統電圧信号に基づいて系統電圧振幅信号を出力する系統電圧振幅算出部と、前記系統電圧振幅算出部の出力する系統電圧振幅信号を瞬低検出しきい値と比較し、系統電圧振幅信号が瞬低検出しきい値より大きい場合は瞬低が発生していないと判断する瞬低信号を出力し、前記系統電圧振幅信号が瞬低検出しきい値以下の場合は電力系統に瞬低が発生したと判断する瞬低信号を出力する瞬低検出部とを有することを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5の電力変換装置において、前記コンデンサ電圧制御装置は、3相/2相変換によって2相コンデンサ電圧信号を出力する第1の3相/2相変換部と、この2相コンデンサ電圧信号を入力してコンデンサ電圧振幅を算出し、コンデンサ電圧振幅信号を出力するコンデンサ電圧振幅検出部と、前記瞬低検出装置の出力信号とコンデンサ電圧振幅信号を入力し、当該コンデンサ電圧振幅信号をコンデンサ電圧振幅指令信号として出力するコンデンサ電圧振幅制御部と、前記コンデンサ電圧振幅指令信号を入力し、コンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力を出力する一次遅れ要素と、前記2相コンデンサ電圧信号を入力してコンデンサ電圧の位相を算出し、コンデンサ電圧位相信号として出力するコンデンサ電圧位相検出部と、前記瞬低検出装置の出力信号とコンデンサ電圧位相信号と入力するコンデンサ電圧位相制御部と、コンデンサ電圧指令生成部と、第2の3相/2相変換部と、2相/DQ変換部と、2相/DQ変換部と、減算部と、PI制御部とを備え、
前記瞬低検出装置が瞬低検出信号を出力しない場合には、前記コンデンサ電圧振幅制御部は、前記コンデンサ電圧振幅信号をコンデンサ電圧振幅指令信号として出力し、今回入力したコンデンサ電圧振幅信号により前回のコンデンサ電圧振幅信号を更新して保存し、前記1次遅れ要素は、前記コンデンサ電圧振幅指令信号を入力し、コンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力を出力し、前記コンデンサ電圧位相検出部は、前記2相コンデンサ電圧信号を入力してコンデンサ電圧の位相を算出し、コンデンサ電圧位相信号として出力し、前記コンデンサ電圧位相制御部は、前記瞬低検出装置の出力信号とコンデンサ電圧位相信号と入力し、今回入力したコンデンサ電圧位相信号をコンデンサ電圧位相指令信号として出力し、かつ今回のコンデンサ電圧位相信号により前回のコンデンサ電圧位相信号を更新して保存し、
前記瞬低検出装置が瞬低検出信号を出力する場合には、前記コンデンサ電圧振幅制御部は保存しておいたコンデンサ電圧振幅信号を読み込み、コンデンサ電圧振幅指令信号として出力し、前記コンデンサ電圧位相制御部は、保存しておいたコンデンサ電圧位相信号を読み込み、これを位相の初期値として、所定の周波数に基づき制御位相を算出し、コンデンサ電圧位相指令信号として出力し、前記コンデンサ電圧指令生成部は、入力したコンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力とコンデンサ電圧位相指令信号を入力し、互いに120°の位相差を有する3相コンデンサ電圧指令信号を算出して出力し、前記第2の3相/2相変換部は、前記3相コンデンサ電圧指令信号を入力し、3相/2相変換により2相コンデンサ電圧指令信号を算出して出力し、前記2相/DQ変換部は、前記2相コンデンサ電圧指令信号とコンデンサ電圧位相指令信号を入力し、2相/DQ変換によりDQコンデンサ電圧指令信号を算出して出力し、前記2相/DQ変換部は、前記2相コンデンサ電圧信号とコンデンサ電圧位相指令信号を入力し、DQコンデンサ電圧検出信号をフィードバック値として算出して出力し、前記減算部は、前記DQコンデンサ電圧指令信号からDQコンデンサ電圧検出信号を減算してDQコンデンサ電圧偏差信号として出力し、前記PI制御部は、前記DQコンデンサ電圧偏差信号がゼロになるようにコンデンサ電圧を制御する操作量として、PI制御出力DQ電流指令信号を出力することを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項6の電力変換装置において、前記フィードフォワード制御装置は、前記系統電流検出器により検出した系統電流検出信号を入力し、3相/2相変換により、2相系統電流信号を算出して出力する3相/2相変換部と、前記コンデンサ電圧位相指令信号と2相系統電流信号を入力し、2相/DQ変換を行ってDQ系統電流信号を出力する2相/DQ変換部と、前記DQ系統電流信号のD軸信号を前記コンデンサ電流補償信号と加算してD軸電流信号に変換する加算部と、前記D軸電流信号と前記DQ系統電流信号のQ軸信号とに対して所定のゲインを掛けフィードフォワード制御信号を出力するゲイン掛算部とを有することを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項7の電力変換装置において、前記電流指令制御装置は、前記PI制御出力DQ電流指令信号とフィードフォワード制御信号を加算してDQ電流指令信号を出力する加算部と、前記DQ電流指令信号を入力してリミット値と比較し、当該入力がリミット値を超えた場合はリミット値を、そうでなければ入力値をDQ電流指令リミット信号として出力するリミッタ部と、前記DQ電流指令リミット信号を入力し、入力に基づいて算出される電流指令値の振幅がベクトル・リミット値を越えた場合はベクトル・リミット値で入力を除算した値を出力とし、そうでない場合は当該入力をDQ電流指令ベクトル・リミット信号として出力するベクトル・リミット部と、前記DQ電流指令ベクトル・リミット信号を入力し、PWM制御によりスイッチング素子の最小ONパルス幅以下のPWMパルスを発生させないように、入力したDQ電流指令ベクトル・リミット信号に対して所定の数値を乗算してDQ電流指令最小ONパルス幅制御信号を出力する最小ONパルス幅制御部と、前記コンデンサ電圧位相指令信号とDQ電流指令最小ONパルス幅制御信号を入力し、DQ/2相変換により2相電流指令信号を算出して出力するDQ/2相変換部と、前記2相電流指令信号を2相/3相変換して3相電流指令信号を算出し出力する2相/3相変換部とを有することを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項1〜8の電力変換装置において、前記単位変換器は、抵抗とコンデンサを並列接続し、この回路とダイオードを直列接続したスナバ回路を各アームに並列接続したことを特徴とするものである。
請求項10の発明は、請求項1〜9の電力変換装置において、前記SMESの直流端子間にダイオードとスイッチング素子を直列接続した構成の直流短絡回路と、前記SMESの直流電流を検出する直流電流検出器とを備え、前記制御装置は、待機中は前記直流電流検出器により検出した直流電流検出値が直流電流の最小値以下の場合は、全単位変換器のスイッチング素子をON状態に制御し、所定の時間の後に前記直流短絡回路のスイッチング素子をOFF状態に制御することによって前記SMESを充電し、前記直流電流検出値が直流電流の最大値以上になった場合は前記直流短絡回路のスイッチング素子をON状態に制御し、所定の時間の後に全単位変換器の全スイッチング素子をOFF状態に制御することによって前記直流短絡回路により直流電流を保持するパルス充電制御を行なうことを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項1〜10の電力変換装置において、前記瞬低検出装置は、前記系統電圧検出信号を入力して整流し、直流電圧を出力するダイオードブリッジ回路と、整流出力された直流電圧を平滑し、系統電圧検出値として出力するする平滑コンデンサと、非反転入力から系統電圧検出値を入力し、反転入力から瞬低検出レベルを入力し、非反転入力の値が反転入力の値より大きい場合は瞬低検出信号として正の電圧を出力し、非反転入力の値が反転入力の値より小さい場合は瞬低なしとしてゼロ電圧を出力するオペアンプとを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、SMESコイルの冷却装置容量を減少することができ、システム全体のコストを下げることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態の電力変換装置の構成を示している。電力変換装置10は、互いに直列多重接続された単位変換器11と、各単位変換器11の3相出力端子に接続されるフィルタ・コンデンサ12と、各単位変換器11の3相出力端子を接続し系統に連系する系統連系変圧器13と、電力系統1に負荷装置2と電力変換装置10を接続するための系統連系スイッチ14と、制御装置15と、フィルタ・コンデンサ電圧を検出する電圧検出器16と、系統電圧を検出する電圧検出器17と、系統電流を検出する電流検出器18とから構成されている。直列多重接続された単位変換器11は、直流回路側で超電導コイル3に並列接続されている。
図2は本実施の形態の単位変換器11の構成図である。ダイオード24と逆導通形スイッチング素子25を直列接続して1つのアームを構成する。そしてアーム2組を直列接続して、1相当たりのレッグを構成する。各アームの接続点にU,V,W各相の交流出力端子を接続して1相のインバータを構成する。3組のレッグを並列接続することにより、1組の3相ブリッジ電流形変換器を単位変換器として構成している。説明の便宜のため上側の3組のアームのゲート端子にU,V,Wの記号を与え、また下側の3組のアームのゲート端子にX,Y,Wの記号を与えてある。
図3は系統連系変圧器13の構成図である。1組の単位変換器11を接続する系統連系変圧器13は、3組の単相変圧器を用いて構成している。各単相変圧器の黒丸で示した同相の端子は、単位変換器11の各交流出力端子に接続する。例えば1段目の単位変換器11の交流出力端子には、それぞれVu1,Vv1,Vw1の端子を接続する。各連系変圧器13の変換器側の他の端子は、互いに接続して中性点を構成する。これにより変換器側の結線はY結線となる。また各単相変圧器の系統側の同相の端子は、配電系統のU相、V相、W相に接続する。各単相変圧器の系統側のその他の端子は、最終段以外の変圧器は次段の変圧器の系統側の端子に接続して直列接続する。最終段の変圧器のその他の端子は互いに接続し中性点Nを構成する。
図4は本実施の形態の制御装置15の構成図である。この図では、3組の単位変換器11に対する制御装置の構成例を示している。制御装置15は、3相フィルタ・コンデンサ電圧算出部26と、コンデンサ電圧制御装置27と、フィードフォワード制御装置28と、電流指令制御装置29と、瞬低検出装置30と、交流サイリスタ制御回路31、及びPWM制御装置(単位変換器用)32,33,34とから構成されている。
図5は本実施の形態のコンデンサ電圧制御装置27の構成図である。コンデンサ電圧制御装置27は、3相/2相変換部47,53と、コンデンサ電圧振幅検出部48と、コンデンサ電圧振幅制御部49と、一次遅れ要素113と、コンデンサ電圧位相検出部50と、コンデンサ電圧位相制御部51と、コンデンサ電圧指令生成部52と、2相/DQ変換部54,55と、減算部56と、PI制御部57とから構成されている。
図6は本実施の形態のフィードフォワード制御装置28の構成図である。フィードフォワード制御装置28は、3相/2相変換部68と、2相/DQ変換部69と、ゲイン掛算部70とから構成されている。
図7は本実施の形態の電流指令制御装置29の構成を示す図である。電流指令制御装置29は、加算部75と、リミッタ部76と、ベクトル・リミット部77と、最小ONパルス幅制御部78と、DQ/2相変換部79と、2相/3相変換部80とから構成されている。
図8は本実施の形態のPWM制御装置32の構成を、電力変換器1段当たりにおいて示す図である。PWM制御装置32は、3相/2相変換部86と、電流指令位相検出部87と、PWM制御部88と、のこぎり波発生部89と、パルス発生部90と、乗算部91とから構成されている。PWM制御装置33,34の構成もこれと同様である。
図9は本実施の形態の瞬低検出装置30の構成を示す図である。瞬低検出装置30は、3相/2相変換部100と、系統電圧振幅算出部101と、瞬低検出部102とから構成されている。
次に、本実施の形態の作用に関して詳説する。図1と図9において、3相電源系統1が健全な場合は、3相電源系統1から系統連系スイッチ14を介して負荷装置3に所定の電力が供給される。そして、制御装置15の瞬低検出装置30の3相/2相変換部100は、電圧検出器17により検出した3相の系統電圧信号20を入力し、3相/2相変換により2相系統電圧信号103を出力する。系統電圧振幅算出部101は、3相/2相変換部100から入力した2相系統電圧信号103に基づき、系統電圧振幅信号104を出力する。瞬低検出部102は、系統電圧振幅算出部101から入力した系統電圧振幅信号104を瞬低検出しきい値105と比較し、系統電圧振幅信号104が瞬低検出しきい値105より大きい場合は、瞬低は発生していないと判断し、瞬低信号41を0にリセットして出力する。
系統電圧振幅信号104が瞬低検出しきい値105以下の場合は、電力系統に瞬低が発生したと判断し、瞬低信号41を1にセットして出力する。
図10は本実施の形態におけるPWM制御装置の論理表である。PWM制御部88は、瞬低信号41を入力し、その値が0である場合は、図10に示すゲート信号を単位変換器11の各アームのゲート端子に出力する。これにより各単位変換器11の上アームであるUアームと、下アームであるXアームのスイッチング素子25はON状態になり、超電導コイル3から流出する直流電流を導通し、待機状態を構成する。
[待機状態における制御装置の作用]図4に示す3相フィルタ・コンデンサ電圧算出部26は、電圧検出器16により検出したフィルタ・コンデンサ電圧信号19を入力し、UV、VW、WUの各線間電圧ごとに加算し、3相フィルタ・コンデンサ電圧信号36を出力し、コンデンサ電圧制御装置27は、3相フィルタ・コンデンサ電圧信号36を入力する。コンデンサ電圧制御装置27の3相/2相変換部47は、3相/2相変換により、2相コンデンサ電圧信号58を出力する。コンデンサ電圧振幅検出部48は、2相コンデンサ電圧信号58を入力し、コンデンサ電圧振幅を算出し、コンデンサ電圧振幅信号59を出力する。コンデンサ電圧振幅制御部49は、瞬低信号41とコンデンサ電圧振幅信号59を入力し、瞬低信号41が0の場合は、コンデンサ電圧振幅信号59をコンデンサ電圧振幅指令信号60として出力し、今回入力したコンデンサ電圧振幅信号59により前回のコンデンサ電圧振幅信号59を更新し保存する。一次遅れ要素113は、コンデンサ電圧振幅指令信号60を入力し、コンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力114を出力する。コンデンサ電圧位相検出部50は、2相コンデンサ電圧信号58を入力し、コンデンサ電圧の位相を算出し、コンデンサ電圧位相信号61として出力する。コンデンサ電圧位相制御部51は、瞬低信号41とコンデンサ電圧位相信号61と入力し、瞬低信号41が0の場合は、今回入力したコンデンサ電圧位相信号61をコンデンサ電圧位相指令信号62として出力する。また今回のコンデンサ電圧位相信号61により前回のコンデンサ電圧位相信号61を更新し保存する。
[瞬低補償時の自立運転制御状態における制御装置の作用]まず始めにコンデンサ電圧制御装置27の制御動作を図4と図5により詳説する。電力系統に瞬低が発生して瞬低信号41が1にセットされると、コンデンサ電圧振幅制御部49は保存しておいたコンデンサ電圧振幅信号を読み込み、コンデンサ電圧振幅指令信号60として出力する。また、コンデンサ電圧位相制御部51は、瞬低信号41が1にセットされた場合は、保存しておいたコンデンサ電圧位相信号を読み込み、これを位相の初期値として、所定の周波数に基づき制御位相を算出し、コンデンサ電圧位相指令信号62として出力する。コンデンサ電圧指令生成部52は、入力したコンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力114とコンデンサ電圧位相指令信号62を入力し、互いに120°の位相差を有する3相コンデンサ電圧指令信号63を算出し出力する。3相/2相変換部53は、3相コンデンサ電圧指令信号63を入力し、3相/2相変換により2相コンデンサ電圧指令信号64を算出し出力する。2相/DQ変換部54は、2相コンデンサ電圧指令信号64とコンデンサ電圧位相指令信号62を入力し、2相/DQ変換によりDQコンデンサ電圧指令信号65を算出し出力する。また2相/DQ変換部55は、2相コンデンサ電圧信号58とコンデンサ電圧位相指令信号62を入力し、DQコンデンサ電圧検出信号66をフィードバック値として算出し出力する。減算部56は、DQコンデンサ電圧指令信号65からDQコンデンサ電圧検出信号66を減算して、DQコンデンサ電圧偏差信号67を算出する。PI制御部57は、DQコンデンサ電圧偏差信号67がゼロになるようにコンデンサ電圧を制御する操作量として、PI制御出力DQ電流指令信号37を出力する。
フィードフォワード制御装置28は次のように作用する。図6の3相/2相変換部68は、図1の電流検出器18により検出した系統電流検出信号38を入力し、3相/2相変換により、2相系統電流信号71を算出し出力する。図6の2相/DQ変換部69は、コンデンサ電圧位相指令信号62と2相系統電流信号71を入力し、2相/DQ変換を行い、DQ系統電流信号72を出力する。DQ系統電流信号72のD軸信号は、コンデンサ電流補償信号73と加算され、D軸電流信号74に変換される。ゲイン掛算部70は、D軸電流信号74とDQ系統電流信号72のQ軸信号に対して所定のゲインを掛けフィードフォワード制御信号39を出力する。
電流指令制御装置29は次のように作用する。図7の加算部75は、PI制御出力DQ電流指令信号37とフィードフォワード制御信号39を加算しDQ電流指令信号81を出力する。リミッタ部76は、DQ電流指令信号81を入力し、リミット値と比較する。入力がリミット値を超えた場合はリミット値を、そうでなければ入力値をDQ電流指令リミット信号82として出力する。ベクトル・リミット部77は、DQ電流指令リミット信号82を入力し、入力に基づいて算出される電流指令値の振幅がベクトル・リミット値を越えた場合は、ベクトル・リミット値で入力を除算した値を出力とし、そうでない場合は入力をDQ電流指令ベクトル・リミット信号83として出力する。最小ONパルス幅制御部78は、DQ電流指令ベクトル・リミット信号83を入力し、PWM制御により素子の最小ONパルス幅以下のPWMパルスを発生させないように、入力したDQ電流指令ベクトル・リミット信号83に対して、所定の数値を乗算してDQ電流指令最小ONパルス幅制御信号84を出力する。DQ/2相変換部79は、コンデンサ電圧位相指令信号62とDQ電流指令最小ONパルス幅制御信号84を入力し、DQ/2相変換により、2相電流指令信号85を算出し出力する。2相/3相変換部80は、2相電流指令信号85を2相/3相変換により、3相電流指令信号42を算出し出力する。
交流サイリスタ制御回路31は次のように作用する。図4において、交流サイリスタ制御回路31は、瞬低信号41を入力し、この値が0にリセットされている場合は、交流サイリスタ・ゲート信号43をONにセットして出力する。また瞬低信号41が1にセットされている場合は、交流サイリスタ・ゲート信号43をOFFにセットして出力する。
PWM制御装置は次のように作用する。図4のPWM制御装置32,33,34のうち、PWM制御装置32を事例とし、その作用を図8を用いて詳説する。3相/2相変換部86は、3相出力電流指令信号42を入力し、3相/2相変換により2相電流指令信号92を出力する。電流指令位相検出部87は、2相電流指令信号92を入力し、電流位相指令信号93を出力する。のこぎり波発生部89は、基本周波数の18倍の周波数を有するのこぎり波信号94を出力する。
図1に示す単位変換器11をN台直列多重接続する場合は、N−1段目の単位変換器11に対して360/N[°]ずつ、のこぎり波の位相を遅らせる。例えば、図1に示すように単位変換器11を3台直列多重接続する場合は、1段目の単位変換器11ののこぎり波に対して、2段目と3段目の単位変換器11ののこぎり波は、それぞれ120[°]、240[°]だけ位相を遅らせる。本実施の形態のキャリヤ信号の生成における、のこぎり波信号の波形を図12(A)図に示す。互いに120[°]の位相差を有する、のこぎり波が発生していることがわかる。
図8のパルス発生部90は、基本周波数を有するデューティ比50[%]のパルス信号95を生成する。図1に示す単位変換器11をN台直列多重接続する場合は、N−1段目の単位変換器11に対して60/N[°]ずつ、パルス波の位相を遅らせる。例えば、図1に示すように単位変換器11を3台直列多重接続する場合は、1段目の単位変換器のパルス波に対して、2段目と3段目の単位変換器のパルス波は、それぞれ20[°]、40[°]だけ位相を遅らせる。図12(B)に本実施の形態のキャリヤ信号の生成における、パルス波信号の波形を示す。互いに20[°]ずつの位相差を有するパルス波が発生していることがわかる。
図8の乗算部91は、のこぎり波信号94とパルス信号95を乗算しキャリヤ信号96を出力する。図12(C)に本実施の形態のキャリヤ信号の生成における、キャリヤ信号の波形を示す。互いに20[°]ずつの位相差を有する正負のキャリヤ信号が発生していることがわかる。
図8のPWM制御部88は、瞬低信号41が1にセットされている場合は、入力した電流位相指令信号93の値に対応して、図11に示す論理に従い、単位変換器11の各アームのスイッチング素子25のゲート信号のONとOFFの状態を決定し、各単位変換器11に対するゲート信号44として出力する。
図13、図14に本実施の形態の1段目の単位変換器11に対するPWM制御の波形を示す。図13(A)、図14(A)は1段目の単位変換器用キャリヤ信号とU相の電流指令信号によるPWM制御の様子を示す。図13(B)〜(D)は1段目の単位変換器の上アームであるU,V,Wの各アームのゲート信号波形である。図14(B)〜(D)に1段目の単位変換器11の下アームであるX,Y,Zの各アームのゲート信号波形を示す。
電力変換装置10が、自立運転中の直流電圧と直流電流の様子を図15(A),(B)に示す。直流電圧は5[kV]±2.5[kV]程度の変動であり、直流電圧リプルが小さくなっている。
図16(A)〜(C)に本実施の形態の単位変換器11の出力電流波形を示す。この波形は、1段目の単位変換器のU,V,W相の出力電流波形である。電流波形は9パルスにPWM制御された波形である。
図17(A)〜(D)は、5MWの3相抵抗負荷を接続し、電力変換装置10を自立運転制御した場合の本実施の形態のコンデンサ電圧、連系点電圧、負荷電流、負荷の電力のシミュレーション波形を示す。連系点電圧と負荷電流は正弦波になっており瞬低時も負荷に対して安定に電力を供給し瞬低補償制御している。
図18(A)〜(C)に5MWの抵抗負荷時の本実施の形態の交流電圧の高調波解析結果を示す。THDは0.1[%]未満であり高圧で受電する需要家の高調波抑制対策ガイドラインをクリアしている。
本実施の形態に記載の電力変換装置によれば、大容量化のため複数の単位変換器を互いに直列接続することにより、SMESコイルの直流電圧を大きく、直流電流を小さくすることが可能となる。これにより従来の並列方式のSMES用電力変換器で必要であった横流抑制リアクトルと制御が不要となり、電力変換器の寸法、重量、コストを低減することができる。また直流電流容量が低減するためSMESコイルと冷却装置の電流容量とコストを低減することができる。この結果、低コストなSMES用電力変換装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)第1の実施の形態において、単位変換器11を図19に示す本実施の形態のスナバ回路を有する単位変換器11により構成したことを特徴とする。図19に示す単位変換器11は、第1の実施の形態の図2に示す単位変換器11において、各アームと並列にスナバ回路97を接続した回路である。各スナバ回路97は、抵抗とコンデンサダイオードにより構成してある。このスナバ回路97は、スイッチング素子25が転流する場合に、主回路のインダクタンスに保持されているエネルギーの一部を吸収し、このエネルギーを抵抗で消費することにより、素子に印加される過電圧の発生を抑制する。
図20(A)〜(C)に本実施の形態のスナバ回路を有する単位変換器11において、スナバ回路97のスナバ抵抗の電圧、電流、消費電力の自立運転時の波形を示す。この場合、素子25の過電圧レベルは、3.9[kV]であるが、図20(A)に示すようにスナバ抵抗の電圧は3.7[kV]程度であり、過電圧に至っていない。
本実施の形態によれば、単位変換器11のスイッチングにおける転流時の主回路のインダクタンスにより各アームに印加される過電圧を抑制できるので、単位変換器のアームを構成するダイオードとスイッチング素子のストレスを低減し、システムの信頼性の高い瞬低補償SMES用電力変換器を提供することができる。
(第3の実施の形態)図21に本発明の第3の実施の形態の直流短絡回路を有する電力変換装置10の構成を示す。本回路は、図1に示す第1の実施の形態の電力変換装置の構成に対して、直流短絡回路98と直流電流検出器99を追加した回路構成を特徴とする。直流短絡回路98は、ダイオードとスイッチング素子を直列接続して構成してある。図22に本実施の形態の制御装置15の構成を示す。この回路は、図4に示す第1の実施の形態の制御装置に、直流電流状態検出部106と直流短絡回路制御装置111を追加している。
制御装置15における直流電流状態検出部106は、直流電流検出信号107と直流電流最大値108と直流電流最小値109を入力する。直流電流状態検出部106は、直流電流検出信号107が直流電流最小値109以下である場合は、直流短絡回路制御フラグ110を0にリセットして出力する。これとは逆に直流電流検出信号107が直流電流最大値108以上である場合は、直流短絡回路制御フラグ110を1にセットして出力する。直流短絡回路制御装置111とPWM制御装置32,33,34は、直流短絡回路制御フラグ110を入力する。直流短絡回路制御装置111は、直流短絡回路制御フラグ110が0の場合は、一定時間遅れてOFFのゲート信号112を直流短絡回路98のスイッチング素子のゲート端子に対して出力する。これとは逆に直流短絡回路制御フラグ110が1の場合は、ONのゲート信号112を直流短絡回路98のスイッチング素子のゲート端子に対して出力する。PWM制御装置32,33,34は、瞬低信号41が0にリセットされ、直流短絡回路制御フラグ110が0の場合は図23に示すPWM制御装置の論理表に従い単位変換器のゲート信号をON状態に設定する。これとは逆に、PWM制御装置32,33,34は、瞬低信号41が1にセットされ、直流短絡回路制御フラグ110が1の場合は、図23に示す本実施の形態のPWM制御装置の論理表に従い所定の時間の後に単位変換器11のゲート信号をOFF状態に設定する。この結果、図24に示すパルス充電制御により、超電導コイル3の電流を一定値に保持する。
本実施の形態の電力変換装置10によれば、直流短絡回路98の適用とパルス充電制御により、待機時の電力変換装置10の損失を低減するとともに、充電回路が不要となり低コスト化を図ることができる。
(第4の実施の形態)電力変換装置10の構成として、第3の実施の形態の直流短絡回路と直流電流検出器を有する電力変換装置における単位変換器の構成を、第2の実施の形態に示すスナバ回路を有する単位変換器の構成とすることができる。
この実施の形態の電力変換装置では、系統に瞬低が発生していない場合には第3の実施の形態に示したパルス充電制御により待機し、瞬低発生時には第2の実施の形態に示した自立運転を行なう。
本実施の形態の電力変換装置によれば、単位変換器のスイッチングにおける転流時の主回路のインダクタンスにより各アームに印加される過電圧を抑制できるので、単位変換器のアームを構成するダイオードとスイッチング素子のストレスを低減し、システムの信頼性の高い瞬低補償SMES用電力変換器を提供することができる。また、直流短絡回路98の適用とパルス充電制御により、待機時の電力変換装置10の損失を低減するとともに、充電回路が不要となり、低コスト化を図ることができる。
(第5の実施の形態)第5の実施の形態の電力変換装置は、図4に示した第1の実施の形態における制御装置15の構成における瞬低検出装置30を、図25に示す構成にしたことを特徴とする。図25に示す瞬低検出装置30は、ダイオードブリッジ回路115と平滑コンデンサ116とオペアンプ117により構成してある。
瞬低検出装置30のダイオードブリッジ回路115は、系統電圧検出信号40を入力して整流し、直流電圧を出力する。整流出力された直流電圧は、平滑コンデンサ116により平滑される。平滑コンデンサ116の出力は、系統電圧検出値118となる。オペアンプ117は、非反転入力から系統電圧検出値118を入力し、反転入力から瞬低検出レベル119を入力する。オペアンプ117は、非反転入力の値が反転入力の値より大きい場合は、正の電圧を出力する。オペアンプ117は、非反転入力の値が反転入力の値より小さい場合は、ゼロの電圧を出力する。
本実施の形態の電力変換装置によれば、瞬低検出速度は、第1の実施の形態の場合よりも高速であるので、第1の実施の形態より高速に交流サイリスタスイッチを遮断することができる。このため第1の実施の形態よりさらに高性能な電力変換装置10を構成することができる。
(第6の実施の形態)第2の実施の形態において、図4に示した第1の実施の形態の制御装置における瞬低検出装置30を図25に示す第5の実施の形態の瞬低検出装置で構成することができる。これにより、本実施の形態の電力変換装置では、第2の実施の形態と第5の実施の形態の両方の作用を行なう。
本実施の形態の電力変換装置10によれば、単位変換器のスイッチングにおける転流時の主回路のインダクタンスにより各アームに印加される過電圧を抑制できるので、単位変換器のアームを構成するダイオードとスイッチング素子のストレスを低減し、システムの信頼性の高い瞬低補償SMES用電力変換器を提供することができる。また、瞬低検出速度は、第2の実施の形態の場合よりも高速であるので、第2の実施の形態より高速に交流サイリスタスイッチを遮断することができる。このため第2の実施の形態よりさらに高性能な電力変換装置10を構成することができる。
(第7の実施の形態)第3の実施の形態において、図4に示した第1の実施の形態の制御装置における瞬低検出装置30を図25に示す第5の実施の形態の瞬低検出装置で構成することができる。これにより、本実施の形態では、第3の実施の形態と第5の実施の形態の両方の作用を行なう。
本実施の形態に記載の電力変換装置10によれば、直流短絡回路98の適用とパルス充電制御により、待機時の電力変換装置10の損失を低減するとともに、充電回路が不要となり低コスト化を図ることができる。また、瞬低検出速度は、第3の実施の形態の場合よりも高速であるので、第3の実施の形態より高速に交流サイリスタスイッチを遮断することができる。このため第3の実施の形態より更に高性能な電力変換装置10を構成することができる。
(第8の実施の形態)第4の実施の形態において、図4に示した第1の実施の形態の制御装置における瞬低検出装置30を図25に示す第5の実施の形態の瞬低検出装置で構成することができる。これにより、本実施の形態では、第4の実施の形態と第5の実施の形態の両方の作用を行なう。
本実施の形態の電力変換装置によれば、単位変換器11のスイッチングにおける転流時の主回路のインダクタンスにより各アームに印加される過電圧を抑制できるので、単位変換器のアームを構成するダイオードとスイッチング素子のストレスを低減し、システムの信頼性の高い瞬低補償SMES用電力変換器を提供することができる。また、直流短絡回路98の適用とパルス充電制御により、待機時の電力変換装置10の損失を低減するとともに、充電回路が不要となり、低コスト化を図ることができる。さらに瞬低検出速度は、第4の実施の形態の場合よりも高速であるので、第4の実施の形態4より高速に交流サイリスタスイッチを遮断することができる。このため第4の実施の形態より高性能な電力変換装置10を構成することができる。
本発明の第1の実施の形態の電力変換器の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態の単位変換器の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態の連系変圧器の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態の制御装置の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態のコンデンサ電圧制御装置の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態のフィードフォワード制御装置の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態の電流指令制御装置の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態のPWM制御装置の構成を示す電力変換器1段当たりの回路図。 本発明の第1の実施の形態の瞬低検出装置の構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態のPWM制御装置の信号41=0の場合の論理表。 本発明の第1の実施の形態のPWM制御装置の信号41=1の場合の論理表。 本発明の第1の実施の形態のキャリヤ信号の生成を示す波形図。 本発明の第1の実施の形態のPWM制御(上アーム:U,V,W)を示す波形図。 本発明の第1の実施の形態のPWM制御(下アーム:X,Y,Z)を示す波形図。 本発明の第1の実施の形態の直流側の電圧と電流の波形図。 本発明の第1の実施の形態の単位変換器の出力電流波形図。 本発明の第1の実施の形態のコンデンサ電圧、連系点電圧、負荷電流、負荷の電力のシミュレーション波形図。 本発明の第1の実施の形態の交流電圧の高調波解析の波形図。 本発明の第2の実施の形態のスナバ回路を有する単位変換器の構成を示す回路図。 本発明の第2の実施の形態のスナバ回路を有する単位変換器の自立運転時のスナバ抵抗の電圧、電流、消費電力の波形図。 本発明の第3の実施の形態の直流短絡回路を有する電力変換器の構成を示す回路図。 本発明の第3の実施の形態の制御装置の構成を示す回路図。 本発明の第3の実施の形態のPWM制御装置の信号41=0の場合の論理表。 本発明の第3の実施の形態のパルス充電制御の波形図。 本発明の第5の実施の形態の瞬低検出装置の構成を示す回路図。 従来の電力変換装置の構成を示す回路図。
符号の説明
1 3相電源系統
2 負荷装置
3 超電導コイル(SMES)
10 電力変換装置
11 単位変換器
12 フィルタ・コンデンサ
13 連系変圧器
14 系統連系スイッチ
15 制御装置
16 電圧検出器
17 電圧検出器
18 電流検出器
24 ダイオード
25 スイッチング素子
26 3相フィルタ・コンデンサ電圧算出部
27 コンデンサ電圧制御装置
28 フィードフォワード制御装置
29 電流指令制御装置
30 瞬低検出装置
31 交流サイリスタ制御回路
32 PWM制御装置(1段目単位変換器用)
33 PWM制御装置(2段目単位変換器用)
34 PWM制御装置(3段目単位変換器用)
47 3相/2相変換部
48 コンデンサ電圧振幅検出部
49 コンデンサ電圧振幅制御部
50 コンデンサ電圧位相検出部
51 コンデンサ電圧位相制御部
52 コンデンサ電圧指令生成部
53 3相/2相変換部
54 2相/DQ変換部
55 2相/DQ変換部
56 減算部
57 PI制御部
68 3相/2相変換部
69 2相/DQ変換部
70 ゲイン掛算部
75 加算部
76 リミッタ部
77 ベクトル・リミット部
78 最小ONパルス幅制御部
79 DQ/2相変換部
80 2相/3相変換部
86 3相/2相変換部
87 電流指令位相検出部
88 PWM制御部
89 のこぎり波発生部
90 パルス発生部
91 乗算部
97 スナバ回路
98 直流短絡回路
99 直流電流検出器
100 3相/2相変換部
101 系統電圧振幅算出部
102 瞬低検出部
106 直流電流状態検出部
111 直流短絡回路制御装置
113 一次遅れ要素
115 ダイオードブリッジ回路
116 平滑コンデンサ
117 オペアンプ
118 系統電圧検出値
119 瞬低検出レベル

Claims (11)

  1. 電力系統と負荷装置の間に交流側で並列接続され、直流側でSMESに並列接続され、系統に瞬低が発生した場合に、電力系統を遮断して前記SMESから負荷装置に電力を供給する電力変換装置であって、
    1組又は互いに直列多重接続された複数組の単位変換器と、各単位変換器の3相出力端子に接続されるフィルタ・コンデンサと、各単位変換器の3相出力端子を接続し系統に連系する系統連系変圧器と、前記電力系統に前記負荷装置と当該電力変換装置を接続するための系統連系スイッチと、前記電力系統の系統電圧を検出する系統電圧検出器と、前記電力系統の系統電流を検出する系統電流検出器と、前記系統電圧検出器の検出する系統電圧に基づいて前記電力系統の瞬低発生を判別し、瞬低発生時に前記単位変換器と系統連系スイッチとを制御し、前記SMESから負荷装置に電力を供給させる制御装置とを備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記単位変換器は、ダイオードと逆導通形スイッチング素子を直列接続したアームを用いて構成した3相ブリッジ型であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記系統連系変圧器は、前記単位変換器1台当たり3組の単相変圧器を用いて3相変圧器を構成し、前記単位変換器側ではY結線し、配電系統側では次段の単位変換器用連系変圧器と直列多重接続して配電系統側全体をY結線の構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御装置は、前記フィルタ・コンデンサの電圧を算出する3相フィルタ・コンデンサ電圧算出部と、当該算出された3相フィルタ・コンデンサ電圧に基づいて前記フィルタ・コンデンサの電圧を制御するコンデンサ電圧制御装置と、前記系統電流検出器の検出する系統電流に基づきフィードフォワード制御信号を算出するフィードフォワード制御装置と、当該フィードフォワード制御信号に基づいて出力電流指令を算出する電流指令制御装置と、前記系統電圧検出器の検出する系統電圧に基づいて瞬低を判定する瞬低検出装置と、当該瞬低検出装置の瞬低検出信号を入力し、前記系統連系スイッチをオフさせる交流サイリスタ制御回路と、前記単位変換器をPWM制御するPWM制御装置とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. 前記瞬低検出装置は、前記系統電圧検出器により検出した3相の系統電圧信号を入力し、3相/2相変換により2相系統電圧信号を出力する3相/2相変換部と、当該3相/2相変換部の出力する2相系統電圧信号に基づいて系統電圧振幅信号を出力する系統電圧振幅算出部と、前記系統電圧振幅算出部の出力する系統電圧振幅信号を瞬低検出しきい値と比較し、系統電圧振幅信号が瞬低検出しきい値より大きい場合は瞬低が発生していないと判断する瞬低信号を出力し、前記系統電圧振幅信号が瞬低検出しきい値以下の場合は電力系統に瞬低が発生したと判断する瞬低信号を出力する瞬低検出部とを有することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記コンデンサ電圧制御装置は、3相/2相変換によって2相コンデンサ電圧信号を出力する第1の3相/2相変換部と、この2相コンデンサ電圧信号を入力してコンデンサ電圧振幅を算出し、コンデンサ電圧振幅信号を出力するコンデンサ電圧振幅検出部と、前記瞬低検出装置の出力信号とコンデンサ電圧振幅信号を入力し、当該コンデンサ電圧振幅信号をコンデンサ電圧振幅指令信号として出力するコンデンサ電圧振幅制御部と、前記コンデンサ電圧振幅指令信号を入力し、コンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力を出力する一次遅れ要素と、前記2相コンデンサ電圧信号を入力してコンデンサ電圧の位相を算出し、コンデンサ電圧位相信号として出力するコンデンサ電圧位相検出部と、前記瞬低検出装置の出力信号とコンデンサ電圧位相信号と入力するコンデンサ電圧位相制御部と、コンデンサ電圧指令生成部と、第2の3相/2相変換部と、2相/DQ変換部と、2相/DQ変換部と、減算部と、PI制御部とを備え、
    前記瞬低検出装置が瞬低検出信号を出力しない場合、
    前記コンデンサ電圧振幅制御部は、前記コンデンサ電圧振幅信号をコンデンサ電圧振幅指令信号として出力し、今回入力したコンデンサ電圧振幅信号により前回のコンデンサ電圧振幅信号を更新して保存し、
    前記1次遅れ要素は、前記コンデンサ電圧振幅指令信号を入力し、コンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力を出力し、
    前記コンデンサ電圧位相検出部は、前記2相コンデンサ電圧信号を入力してコンデンサ電圧の位相を算出し、コンデンサ電圧位相信号として出力し、
    前記コンデンサ電圧位相制御部は、前記瞬低検出装置の出力信号とコンデンサ電圧位相信号と入力し、今回入力したコンデンサ電圧位相信号をコンデンサ電圧位相指令信号として出力し、かつ今回のコンデンサ電圧位相信号により前回のコンデンサ電圧位相信号を更新して保存し、
    前記瞬低検出装置が瞬低検出信号を出力する場合、
    前記コンデンサ電圧振幅制御部は保存しておいたコンデンサ電圧振幅信号を読み込み、コンデンサ電圧振幅指令信号として出力し、
    前記コンデンサ電圧位相制御部は、保存しておいたコンデンサ電圧位相信号を読み込み、これを位相の初期値として、所定の周波数に基づき制御位相を算出し、コンデンサ電圧位相指令信号として出力し、
    前記コンデンサ電圧指令生成部は、入力したコンデンサ電圧振幅指令信号の一次遅れ出力とコンデンサ電圧位相指令信号を入力し、互いに120°の位相差を有する3相コンデンサ電圧指令信号を算出して出力し、
    前記第2の3相/2相変換部は、前記3相コンデンサ電圧指令信号を入力し、3相/2相変換により2相コンデンサ電圧指令信号を算出して出力し、
    前記2相/DQ変換部は、前記2相コンデンサ電圧指令信号とコンデンサ電圧位相指令信号を入力し、2相/DQ変換によりDQコンデンサ電圧指令信号を算出して出力し、
    前記2相/DQ変換部は、前記2相コンデンサ電圧信号とコンデンサ電圧位相指令信号を入力し、DQコンデンサ電圧検出信号をフィードバック値として算出して出力し、
    前記減算部は、前記DQコンデンサ電圧指令信号からDQコンデンサ電圧検出信号を減算してDQコンデンサ電圧偏差信号として出力し、
    前記PI制御部は、前記DQコンデンサ電圧偏差信号がゼロになるようにコンデンサ電圧を制御する操作量として、PI制御出力DQ電流指令信号を出力することを特徴とする請求項4又は5に記載の電力変換装置。
  7. 前記フィードフォワード制御装置は、前記系統電流検出器により検出した系統電流検出信号を入力し、3相/2相変換により、2相系統電流信号を算出して出力する3相/2相変換部と、前記コンデンサ電圧位相指令信号と2相系統電流信号を入力し、2相/DQ変換を行ってDQ系統電流信号を出力する2相/DQ変換部と、前記DQ系統電流信号のD軸信号を前記コンデンサ電流補償信号と加算してD軸電流信号に変換する加算部と、前記D軸電流信号と前記DQ系統電流信号のQ軸信号とに対して所定のゲインを掛けフィードフォワード制御信号を出力するゲイン掛算部とを有することを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記電流指令制御装置は、前記PI制御出力DQ電流指令信号とフィードフォワード制御信号を加算してDQ電流指令信号を出力する加算部と、前記DQ電流指令信号を入力してリミット値と比較し、当該入力がリミット値を超えた場合はリミット値を、そうでなければ入力値をDQ電流指令リミット信号として出力するリミッタ部と、前記DQ電流指令リミット信号を入力し、入力に基づいて算出される電流指令値の振幅がベクトル・リミット値を越えた場合はベクトル・リミット値で入力を除算した値を出力とし、そうでない場合は当該入力をDQ電流指令ベクトル・リミット信号として出力するベクトル・リミット部と、前記DQ電流指令ベクトル・リミット信号を入力し、PWM制御によりスイッチング素子の最小ONパルス幅以下のPWMパルスを発生させないように、入力したDQ電流指令ベクトル・リミット信号に対して所定の数値を乗算してDQ電流指令最小ONパルス幅制御信号を出力する最小ONパルス幅制御部と、前記コンデンサ電圧位相指令信号とDQ電流指令最小ONパルス幅制御信号を入力し、DQ/2相変換により2相電流指令信号を算出して出力するDQ/2相変換部と、前記2相電流指令信号を2相/3相変換して3相電流指令信号を算出し出力する2相/3相変換部とを有することを特徴とする請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記単位変換器は、抵抗とコンデンサを並列接続し、この回路とダイオードを直列接続したスナバ回路を各アームに並列接続したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電力変換装置。
  10. 前記SMESの直流端子間にダイオードとスイッチング素子を直列接続した構成の直流短絡回路と、前記SMESの直流電流を検出する直流電流検出器とを備え、
    前記制御装置は、待機中は前記直流電流検出器により検出した直流電流検出値が直流電流の最小値以下の場合は、全単位変換器のスイッチング素子をON状態に制御し、所定の時間の後に前記直流短絡回路のスイッチング素子をOFF状態に制御することによって前記SMESを充電し、前記直流電流検出値が直流電流の最大値以上になった場合は前記直流短絡回路のスイッチング素子をON状態に制御し、所定の時間の後に全単位変換器の全スイッチング素子をOFF状態に制御することによって前記直流短絡回路により直流電流を保持するパルス充電制御を行なうことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電力変換装置。
  11. 前記瞬低検出装置は、前記系統電圧検出信号を入力して整流し、直流電圧を出力するダイオードブリッジ回路と、整流出力された直流電圧を平滑し、系統電圧検出値として出力するする平滑コンデンサと、非反転入力から系統電圧検出値を入力し、反転入力から瞬低検出レベルを入力し、非反転入力の値が反転入力の値より大きい場合は瞬低検出信号として正の電圧を出力し、非反転入力の値が反転入力の値より小さい場合は瞬低なしとしてゼロ電圧を出力するオペアンプとを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電力変換装置。

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