JP2006033644A - 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な階調再現処理方法であっても、モアレ、ワームが発生しない良好な画像が得られる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 第1の判定部162で、注目画素の画素値と、注目画素の画素値と異なる第1の記憶部161に記憶されている第1の要素とを比較して注目画素のドットのオン/オフを判定する。第2の判定部165で、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報とこの画素情報の取得を規定する第2の記憶部164に記憶されている第2の要素とを用いて注目画素のドットのオン/オフを判定する。これらの第1の判定部162及び第2の判定部165における判定結果に基づいて、総合判定部166で、注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定する。ディザ法のように同一のディザマトリックスを繰り返し使用することがなく、モアレは発生しない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力画像に対して階調再現処理を施す画像処理方法及び画像処理装置、この画像処理装置を備えた画像形成装置、並びに、この画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラム、より詳細には、注目画素の周囲のドットパターンを参照することにより中間調処理を行う画像処理方法及び画像処理装置、この画像処理装置を備えた画像形成装置、並びに、この画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラムに関するものである。
例えば2値乃至5値程度の画像を出力する画像形成装置を用いて擬似的に256階調の中間調画像を形成する場合、階調再現性を考慮しつつ階調数を2値乃至5値程度に減少させる中間調処理を行う必要がある。中間調処理の方法としては、所定の閾値と比較する単純量子化方法、ディザ法または誤差拡散法など、種々の方法が従来から用いられている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
従来のディザ法には、以下のような問題がある。ディザ処理は、使用するディザマトリックスに配置された閾値により、入力された画像データを量子化してドットのオン/オフを決定している。しかしドットがオンされる画素位置は使用するディザマトリックス内の閾値の配置により直接影響されるために、オンされるドットが規則性を持ち、紙上に印字した場合に、特定のパターン(モアレ)が発生するという問題がある。
この問題点を2値ディザの例について、図17を用いて説明する。図17(a)は入力画像の一部分を示し、各画素内の数字は各画素の画素値(濃度)を表している。示す。図17(b)は使用される4×4画素で構成されるディザマトリックスを示し、マトリックス内の数字は閾値を表している。ここでは簡単のために、画素値85の均一な画像を想定している。図17(a)の左上の画素位置を(0,0)、右下の画素位置を(n,m)とする。同様に、図17(b)のディザマトリックスの左上,右下の画素位置をそれぞれ(0,0)、(3,3)とする。
まず、画素(0,0)の画素値が、図17(b)のディザマトリックスの(0,0)の閾値15と比較され、画素値85はこの閾値より大きいので、その画素位置(0,0)のドットはオンされる。次に、画素位置(1,0)が、ディザマトリックス(1,0)の閾値207と比較され、画素値85はこの閾値より小さいので、その画素位置(1,0)のドットはオフされる。このような処理を繰り返すことにより、図17(c)のような画像が得られる。図17(c)では、オンされる画素をハッチングを付して示している。
特開昭58−24270号公報 高橋利至他「文字/網点/写真混在画像の適応2値化方式」画像電子学会研究会予稿90−06−04、p.19−24
しかしながら、上述した従来のディザ法によれば、オンされる画素はディザマトリックスの閾値の配置で決定され、同一のディザマトリックスが繰り返し使用されるために、一定のドットパターンが発生してモアレとなる。モアレを回避するためには、非常に大きなディザマトリックス(例えば1024画素×1024画素程度)を使用することが有効であるが、大きなディザマトリックスを格納するための非常に大きな記憶領域が必要となるので、コスト上昇、部品点数の増加、信頼性の低下などにつながり、特にパーソナルユーザが使用するプリンタ、デジタル複写機に有効とは言えない。
同様に誤差拡散法による場合では、特に低濃度部でワーム等が発生して良好な画像が得られないだけでなく、原理的に非常に多くの処理量が必要であり、特にパーソナルユーザが使用するプリンタ、デジタル複写機に有効とは言えない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な階調再現処理方法であっても、モアレ、ワームが発生しない良好な画像が得られる画像処理方法及び画像処理装置、この画像処理装置を備えた画像形成装置、並びに、この画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理方法は、入力画像に対して階調再現処理を実行する画像処理方法において、注目画素の画素値と、該注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定ステップと、前記注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報と、該画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定ステップと、前記第1の判定ステップ及び第2の判定ステップでの判定結果に基づいて、前記注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定する第3の判定ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、入力画像に対して階調再現処理を実行する画像処理装置において、注目画素の画素値と異なる第1の要素を記憶する第1の記憶部と、前記注目画素の画素値と前記第1の要素とを比較して、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定手段と、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報を取得する画素情報取得手段と、該画素情報取得手段における前記画素情報の取得を規定する第2の要素を記憶する第2の記憶部と、前記第2の要素と前記画素情報取得手段にて取得された前記画素情報とを用いて、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定する第3の判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法及び画像処理装置にあっては、注目画素の画素値と、注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定を行い、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報とこの画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定を行い、これらの第1の判定及び第2の判定における判定結果に基づいて、注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定する。よって、ディザ法のように同一のディザマトリックスを繰り返し使用することがなく、モアレは発生しない。つまり、第1の判定結果と第2の判定結果とを総合的に判断するため、2値の場合または均一な画像が入力された場合でもドットのオン/オフに周期性がなくなり、モアレは生じない。また、誤差拡散法によらないため、ワームも発生しない。この結果、良好な画像が得られる。本発明では、処理方法が簡単であるので、特にパーソナルユースのプリンタ、デジタル複写機には有効である。
本発明に係る画像処理装置は、前記注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報が十分に得られない場合、前記第1の判定手段及び第2の判定手段は、予め定められた値を与える、または、前記注目画素の処理に必要な仮想画素を与えて階調再現処理を行うようにしたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置にあっては、近傍の画素情報が十分に得られない注目画素、例えば先頭の画素または先頭行に存する画素に対しては、本発明の方法によらずに初期値を与えることにより、当該画素以外に対して本発明により良好な階調再現処理が可能である。また、近傍の画素情報が十分に得られない注目画素、例えば先頭の画素または先頭行に存する画素に対しては、仮想画素を設定して本発明の方法を実施することにより、より容易に階調再現処理が可能であり、より良好な画像が得られる。
本発明に係る画像処理装置は、前記第1の判定手段における前記注目画素の判定結果がオンであり、前記第2の判定手段における前記注目画素の判定結果がオフである場合、前記第1の判定手段は、前記注目画素の次に処理される画素の処理において、前記注目画素の処理に使用した前記第1の要素を再度使用するようにしたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置にあっては、第1の判定における判定結果がオンであって、第2の判定における判定結果がオフである場合に、注目画素の次に処理される画素の処理において、注目画素の処理で用いた第1の要素を再度使用する。よって、注目画素において第2の判定でオフとされた場合に、次の注目画素を着実にオンさせることができ、ドットの欠落を回避することができ、忠実な濃度再現が可能である。
本発明に係る画像処理装置は、前記第1の記憶部に記憶されている前記第1の要素、前記第2の記憶部に記憶されている前記第2の要素、前記第1の判定手段、及び、前記第2の判定手段のうち少なくとも1つは複数のもので構成されており、前記入力画像の特性に応じて前記複数のものを切り替えるようになしたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置にあっては、第1の要素、第2の要素、第1の判定手段及び第2の判定手段の少なくとも1つを、入力画像の特性に応じて切り替える。よって、良好な画像が得られる。
本発明に係る画像形成装置は、画像データを入力する入力部と、上述した画像処理装置と、該画像処理装置によって階調再現処理された画像データに応じた画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置にあっては、上述したような手法によって、注目画素のドットのオン/オフを判定して、注目画素に対する階調再現処理を行う。よって、ディザ法、誤差拡散法によらないため、簡単な処理方法でモアレ、ワームが発生しない良好な画像が得られるパーソナルユースのプリンタ、デジタル複写機を実現できる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、入力画像に対して階調再現処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、注目画素の画素値と、該注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して、前記注目画素のドットのオン/オフを判定させる第1ステップと、コンピュータに、前記注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報と、該画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて、前記注目画素のドットのオン/オフを判定させる第2ステップと、コンピュータに、前記第1ステップ及び第2ステップでの判定結果に基づいて、前記注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定ざせる第3ステップとを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムにあっては、上述したような手法によって、注目画素のドットのオン/オフを判定して、注目画素に対する階調再現処理を施す動作をコンピュータに実行させる。よって、このような画像処理方法が汎用的なものとなる。
本発明の画像処理方法及び画像処理装置では、注目画素の画素値と、注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定を行い、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報とこの画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定を行い、これらの第1の判定及び第2の判定における判定結果に基づいて、注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定するようにしたので、簡単な処理方法によってモアレ、ワームが発生しない良好な画像を得ることができる。
本発明の画像処理装置では、近傍の画素情報が十分に得られない注目画素、例えば先頭の画素または先頭行に存する画素に対して、初期値を与える、または、仮想画素を設定して階調再現処理を行うようにしたので、容易に階調再現処理を行うことができる。
本発明の画像処理装置では、第1の判定手段での判定結果がオンであって、第2の判定手段での判定結果がオフである場合に、注目画素の次に処理される画素の処理において、注目画素の処理で用いた第1の要素を再度使用するようにしたので、注目画素において第2の判定でオフとされた場合に、次の注目画素を着実にオンさせることができ、ドットの欠落を回避することができ、忠実な濃度再現を行うことができる。
本発明の画像処理装置では、第1の要素、第2の要素、第1の判定手段及び第2の判定手段の少なくとも1つを、入力画像の特性に応じて切り替えるようにしたので、良好な画像を得ることができる。
本発明の画像形成装置では、注目画素の画素値と、注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定を行い、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報とこの画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定を行い、これらの第1の判定及び第2の判定における判定結果に基づいて、注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定して、注目画素に対する階調再現処理を行う画像処理装置を備えるようにしたので、簡単な処理方法でモアレ、ワームが発生しない良好な画像が得られるパーソナルユースのプリンタ、デジタル複写機を実現することができる。
本発明のコンピュータプログラムでは、注目画素の画素値と、注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定を行い、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報とこの画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定を行い、これらの第1の判定及び第2の判定における判定結果に基づいて、注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定して、注目画素に対する階調再現処理を施す動作をコンピュータに実行させるようにしたので、このような画像処理方法を汎用的なものとすることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置10の概略の構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、画像データを入力する画像入力部23、入力された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理装置1、画像処理装置1で画像処理された画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する印刷部22、及び、オペレータの入力操作を受け付ける操作パネル21を備える。この実施の形態では、カラー画像に対応している画像形成装置10について説明する。
画像入力部23として、例えばUSB(登録商標:Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers=米国電気電子学会)1394などのインターフェースが用いられ、例えばデジタルカメラで撮像された画像、コンピュータ上でソフトウェアを用いて編集された画像が、画像入力部23を介して画像処理装置1に入力される。
印刷部22として、この実施の形態では電子写真方式のカラープリンタが用いられ、印刷部22は画像処理装置1から出力されたCMYKのデジタルカラー画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する。操作パネル21は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部及び設定ボタンを備え、操作パネル21から入力された情報に基づいて画像入力部23、画像処理装置1及び印刷部22の動作が制御される。
画像処理装置1は、解凍処理部11、空間フィルタ処理部12、色情報処理部13、黒生成下色除去部14、出力階調補正部15及び階調再現処理部16を含み、図示しないCPU(Central Processing Unit)によって統括的に制御される。画像処理装置1に入力された画像データは、画像処理装置1内において、解凍処理部11、空間フィルタ処理部12、色情報処理部13、黒生成下色除去部14、出力階調補正部15及び階調再現処理部16の順に送られることで所定の画像処理が施され、印刷部22に出力される。
解凍処理部11は、入力された画像データが圧縮データである場合にその圧縮された画像データを、それぞれの圧縮方式に応じて解凍処理を行う。JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の圧縮画像データの場合はYCbCr(Y:輝度、Cb,Cr:色差)信号で入力されるので、解凍処理部11は、YCbCrの符号化データを復号し、さらに逆量子化及び逆直交変換を行って画素データに変換する。これによってYCbCr信号はRGB(R:赤,G:緑,B:青)信号に変換される。
空間フィルタ処理部12は、解凍処理部11から入力されたRGBの画像データに対して、デジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけまたは粒状性劣化を防ぐように処理する。色情報処理部13は、空間フィルタ処理部12から入力されたRGBの画像データに対して、印刷部22の特性に合わせて色補正を行い、CMYの画像データを黒生成下色除去部14に出力する。
黒生成下色除去部14は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理、及び、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行う。これによって、黒生成下色除去部14に入力されたCMYの3色信号は、CMYKの4色信号として出力階調補正部15に出力される。例えばスケルトンブラックによる黒生成を行う一般的な方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)とし、入力されるデータをC,M,Yとし、出力されるデータをC' ,M' ,Y' ,K' とし、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とした場合、具体的な黒生成/下色除去処理は下記式(1)〜(4)のように表される。
K' =f{min(C,M,Y)} …(1)
C' =C−αK' …(2)
M' =M−αK' …(3)
Y' =Y−αK' …(4)
出力階調補正部15は、濃度信号などの信号に対して印刷部22の階調再現特性に応じて出力階調補正処理を施す。階調再現処理部16は、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように、入力されたCMYK信号の画像データに対して、後述するような階調再現処理(中間調処理)を施す。本実施の形態において、階調再現処理部16はCMYKの各色プレーンのそれぞれに対して出力がオンまたはオフとなる2値画像を出力する階調再現処理を行う。
以下、本発明の特徴部分である階調再現処理について説明する。図2は、階調再現処理部16の構成を示すブロック図である。階調再現処理部16は、第1の要素を記憶しているランダムテーブル167を有する第1の記憶部161と、注目画素の画素値と第1の要素とを比較して注目画素のオン/オフを判定する第1の判定手段としての第1の判定部162と、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報を取得して周辺のドットの状況を参照する画素情報取得手段としての周辺参照部163と、注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報の取得を規定する第2の要素としての参照パラメータを記憶している参照パラメータテーブル168を有する第2の記憶部164と、参照パラメータと周辺のドット状況の参照結果とを用いて注目画素のオン/オフを判定する第2の判定手段としての第2の判定部165と、第1の判定部162での判定結果及び第2の判定部165での判定結果に基づいて注目画素のオン/オフを総合的に判定する第3の判定手段としての総合判定部166とを有する。
階調再現処理部16における階調再現処理を、その動作手順を示す図3のフローチャートを参照して説明する。先ず入力画像データの注目画素P(x,y)の処理に際して、第1の判定部162はPの画素値idを取得する(ステップS1)。続いて第1の記憶部161に記憶されているランダムテーブル167から第1の要素であるランダムな値RP1を取得する(ステップS2)。画素値idとランダムな値RP1とを比較する(ステップS3)。具体的にはid<RP1か否かを判断する。
id<RP1でない場合に(S3:NO)、第1の判定部162は、注目画素Pをオフと判定して(ステップS4)、その判定結果を総合判定部166へ出力する。id<RP1である場合に(S3:YES)、周辺参照部163は、第2の記憶部164に記憶されている注目画素Pに関する参照パラメータを参照パラメータテーブル168より取得する(ステップS5)。第2の判定部165は、周囲のドットの状況を参照し、注目画素をオンとすべきではない場合に参照フラグを0とし、それ以外は参照フラグを1として参照フラグを作成する(ステップS6)。
第2の判定部165は、作成した参照フラグに基づいて注目画素Pのオン/オフを判定する。具体的に、参照フラグが0であるか否かを判断し(ステップS7)、0である場合に(S7:YES)、注目画素Pをオフと判定して(ステップS8)、その判定結果を総合判定部166へ出力し、参照フラグが0でない場合に(S7:NO)、注目画素Pをオンと判定して(ステップS9)、その判定結果を総合判定部166へ出力する。
総合判定部166は、第1の判定部162での判定結果及び第2の判定部165での判定結果に基づいて注目画素Pのオン/オフを総合的に判定して、最終の判定結果を出力する(ステップS10)。図4は、第1の判定部162及び第2の判定部165の判定結果に基づく総合判定部166での判定基準を示す図表であり、第1の判定部162での判定結果がオフである場合には第2の判定部165で判定を行わずにオフと最終判定し、第1の判定部162での判定結果がオンであって第2の判定部165での判定結果がオフである場合にはオフと最終判定し、第1の判定部162での判定結果がオンであって第2の判定部165での判定結果がオンである場合にはオンと最終判定する。
全画素における処理を終了したか否かを判断し(ステップS11)、終了していない場合には(S11:NO)、注目画素を隣の画素に移動させて(ステップS12)、同様の処理を繰り返す。全画素における処理を終了した場合には(S11:YES)、動作を終了する。
なお、図2の構成において、入力画像データを第1の判定部162と周辺参照部163とに並列的に入力させ、第1の判定部162での判定処理と第2の判定部165での判定処理とを並列して行うようにしてもよい。この場合、総合判定部166は、第1の判定部162での判定結果がオフならば、第2の判定部165での判定結果に係わらず出力結果をオフとすればよい。
全体の処理を大まかに説明したが、以下では、本発明の階調再現処理を具体的な例に即して詳細に説明する。ここでは、入力画像として256階調の画素値55の画素が連続する均一画像が与えられた場合で説明する。
先ず先頭の画素(最初の処理を行う画素)P0(0,0)について初期値を与える。本発明による方法では、各注目画素のドットのオン/オフの判定に際し、周辺の画素の状態が必要であるために、画像の先頭画素の判定は困難である。そこで、先頭画素のみは本発明によらない方法でドットのオン/オフを判定するのも一つの方法である。この方法には種々のものが考えられ、例えば画素値に関係なく必ずオンさせる方法、画素値に関係なく必ずオフさせる方法、または、所定の閾値を使用して単純に2値化させる方法などが挙げられる。例えば閾値128を使用した単純2値化により先頭画素のみのオン/オフを判定してもよい。従って入力画像が濃度値55の均一画像であるため、P(0,0)はオフとして次の画素以降の処理を行うこともできる。さらに画像全体の濃度または階調処理する対象画像領域の周囲の状況を考慮して、先頭画素P0(0,0)のオン/オフを判定してもよい。
一方、先頭画素に対しても本発明によりドットのオン/オフを判定することができる。例えば先頭画素P0(0,0)の周囲に仮想の画素を仮定し、当該仮想画素をオンまたはオフとしてP0の画素のオン/オフを本発明により判定してもよい。さらに仮想画素のオン/オフを単純に仮定するのではなく、画像全体の濃度または階調処理する対象画像領域の周囲の状況を考慮して、仮想画素のオン/オフを判定してもよい。
本実施の形態では先頭画素の処理に際し、処理対象である画像の周囲に仮想画素を考え、先頭画素以降を本発明の方法により処理している。なお、本実施の形態では仮想画素はいずれもオフされていると仮定している。
先頭画素P0について次のように処理を行う。先ず注目画素の画素値を得る。ここで、入力画像として濃度値55のベタ画像を考慮しているので、画素値55を得る(S1)。次に、ランダムテーブル167からランダムな値RP1、例えば1を得る(S2)。第1の判定部162において条件id<RP1により注目画素の画素値idと値RP1とを比較する(S3)。id=55、RP1=1であるので、この条件式を満足せず(S3:NO)、注目画素はオフと判定される(S4,S10)。注目画素がオフと判定されると、注目画素を画素P1(1,0)に移動させる(S12)。
上記と同様に、画素P1(1,0)の画素値55を受け取り(S1)、例えば178をランダムテーブル167から受け取る(S2)。画素P1では、id=55、RP1=178であるので、条件式id<RP1を満足し(S3:YES)、第1の判定部162で注目画素はオフではないと判定され、画素値55に対する第2の要素として参照範囲、参照画素位置及び参照パラメータを受け取る(S5)。本実施の形態では、第2の要素としての参照範囲及び参照位置は一定とし、参照パラメータのみを注目画素の画素値によって変更している。
参照パラメータとして本実施の形態では参照範囲を図5のように設定し、それぞれの参照画素に対して参照パラメータを参照パラメータテーブル168から受け取る。図5では参照範囲を12画素としているがこれに限定するものではない。参照パラメータはあらかじめ各画素値に対して設定しているのがよく、本実施の形態において画素値55に対しては例えば図6のようになっている。図6の数字0は当該画素を参照することを表し、数字1は当該画素を参照しないことを示している。
これらのパラメータを使用して第2の判定部165により参照フラグを作成する(S6)。従ってこの意味することころは、1の画素位置にはドットが存在する場合があるが、0の画素位置にはドットが存在しないドットパターンが形成されることである。注目画素P1は先頭行の画素であるので画素位置1〜10までは無視し、同様に画素位置11も存在しないので無視する。画素位置12に対して画素位置12にドットがあるか否かを参照する。画素位置12は画素P0であってオフである。
第2の判定部165は、参照位置にある参照パラメータが0の画素位置(以後、参照対象画素)のすべてにドットが存在しない場合に参照フラグを1とし、参照対象画素に1つでもドットがある場合は参照フラグを0とする。従って、画素P1では参照対象画素が画素位置12すなわちP0だけであり、P0がオフであるために参照対象のすべての画素にドットは無いことになって参照フラグは1となる。参照フラグが1であるために(S7:NO)、注目画素P1はオンと判定される(S9,S10)。注目画素がオンと判定されると、注目画素を画素P2(2,0)に移動させて(S12)、注目画素P2の処理に移る。
このような動作を繰り返して1行目の処理を終えて2行目の処理に移る。2行目は図6の参照パラメータからほとんどがオフと判定され図7のようになる。図7において●印の画素はドットオンと判定された画素を表し、無印の画素はドットオフと判定された画素を表している。次に、3行目の先頭画素P(0,2)が注目画素となった場合を考える。
上記と同様に画素P(0,2)の画素値55を受け取り(S1)、例えば58をランダムテーブル167から受け取る(S2)。画素P(0,2)では、id=55、RP1=58であるので、条件式id<RP1を満足し(S3:YES)、第1の判定部162で注目画素はオフではないと判定され、同様に画素値55に対する参照パラメータを受け取る(S5)。注目画素P(0,2)は左端の画素であるので、画素位置1と画素位置2、画素位置6と画素位置7、画素位置11と画素位置12を無視する。
参照対象画素(残りの参照位置の中の画素位置8、画素位置9における画素)の画素位置にドットがあるか否かを参照する。図7に示すように、画素位置8及び画素位置9はオフである。第2の判定部165は、参照対象画素のすべてにドットが存在しないので参照フラグを1とする(S6)。従って、画素位置P(0,2)は参照フラグが1であるために(S7:NO)、注目画素P(0,2)はオンと判定される(S9,S10)。注目画素がオンと判定されると、注目画素を画素P(1,2)に移動させて(S12)、次の注目画素の処理に移る。
上記と同様に画素P(1,2)の画素値55を受け取り(S1)、例えば88をランダムテーブル167から受け取る(S2)。画素P(1,2)では、id=55、RP1=88であるので、条件式id<RP1を満足し(S3:YES)、第1の判定部162で注目画素はオフではないと判定され、同様に画素値55に対する参照パラメータを受け取る(S5)。注目画素P(1,2)は左端から2画素目であるので画素位置1と画素位置6と画素位置11とを無視する。
参照対象画素(残りの参照位置の中の画素位置7、画素位置8、画素位置9、画素位置12における画素)の画素位置にドットがあるか否かを参照する。周辺のドットのオン/オフ状態は図8のようであり、画素位置7、画素位置8及び画素位置9はオフであるが画素位置12がオンである。第2の判定部165は、参照位置にある参照対象画素のすべてにドットが存在しないわけではないので参照フラグを0とする(S6)。従って、画素位置P(1,2)は参照フラグが0であるために(S7:YES)、注目画素P(1,2)はオフと判定される(S8,S10)。続いて、注目画素を画素P(2,2)に移動させて(S12)、次の注目画素の処理に移る。
上記と同様に画素P(2,2)の画素値55を受け取り(S1)、RP1を受け取る(S2)。ここで、ランダムテーブル167からRP1の値を受け取るのではなく、一つ前の画素P(1,2)で使用したRP1の値(=88)を再度使用する。このように、直前の画素が第2の判定部165によってオフとされた場合に、直前の画素の処理で使用されたRP1を再度使用する。このようにすることにより注目画素を着実にオンさせることができ、ドットの欠落を回避することができて、忠実な濃度再現が可能である。
画素P(2,2)では、id=55、RP1=88であるので、条件式id<RP1を満足し(S3:YES)、第1の判定部162で注目画素はオフではないと判定され、同様に画素値55に対する参照パラメータを受け取る(S5)。注目画素P(2,2)は、左端から3画素目であって3行目の画素であるので、無視する画素はない。
参照対象画素(残りの参照位置の中の画素位置6、画素位置7、画素位置8、画素位置9、画素位置12における画素)の画素位置にドットがあるか否かを参照する。周辺のドットのオン/オフは図9のようであり、画素位置6、画素位置7、画素位置8、画素位置9及び画素位置12がオフである。第2の判定部165は、参照対象画素のすべてにドットが存在しないので参照フラグを1とする(S6)。従って、画素位置P(2,2)は参照フラグが1であるために(S7:NO)、注目画素P(2,2)はオンと判定される(S9,S10)。続いて、注目画素を画素P(3,2)に移動させて(S12)、次の注目画素の処理に移る。
以上のような動作を繰り返し、入力画像のすべての画素に対する処理を行うことにより、図10のようなドットパターンが得られる。上述した例では各画素値が55で均一である場合について説明したが、各画素で画素値が異なる例えば写真画像に対しても本発明の方法により良好な2値画像を作成できる。この場合は各画素値によって図3のS5で受け取る参照パラメータの値を変えなければならない。
本発明における各処理について説明したが、本発明において使用する上記のような第1の要素であるランダムな値RP1及び第2の要素である参照パラメータについてさらに説明する。
第2の要素である参照パラメータは上記実施の形態では0または1であり、参照画素に対して参照の是非を規定しているに過ぎないが、次のような設定も可能である。図11に画素値65に対する参照パラメータの一例を示す。画素値65では注目画素の左隣、すなわち画素位置12の値が3となっている。これは3画素のうち1画素は参照しないことを意味している。例えば注目画素のx座標が3の倍数のときだけ画素位置12を参照しないことを示している。従って3画素に1画素は図12のようにx方向にドットがつながる場合があることを示している。この他、逆に注目画素のx座標が3の倍数のときだけ画素位置12を参照するようなことでもよい。
このような参照位置と参照頻度とはこれに限定されず、参照位置を自由に設定でき、良好な画像が得られるように適宜決定できる。さらに一定周期ごとに参照の有無を決定してもよいし、この他にランダムに参照の有無を決定してもよい。例えば上記RP1が一定値または一定値の倍数の場合に限って参照の有無を決定してもよい。さらにこのランダムな値として上記RP1ではなく別途乱数を発生させる、または乱数テーブルを準備する構成でもよい。
第一の要素であるランダムな値RP1は本実施の形態では図13(a)のようにあらかじめ準備したテーブルから順に読み出して使用している。例えば図13(a)では128×128のサイズのテーブルの一部分のみを抜粋して示している。
第1の要素であるランダムな値RP1は上記のようにテーブルとしてあらかじめ準備しておき、画素ごとにテーブルから値を読み出してくるような構成でもよいが、画像処理装置内部に乱数発生部、例えば乱数発生回路を設けて画素ごとに乱数を発生させて使用してもよい。乱数の特性としてホワイトノイズ特性では良好な画像を得られない場合があり、この場合はブルーノイズ特性を呈する方がより好適である。
上記実施の形態では第2の要素である参照範囲及び参照パラメータ、第1の要素であるランダムな値及び第1の判定部162での条件式は、入力される画像の特性によらず一定である。例えばランダムテーブル167、参照パラメータテーブル168は入力画像の如何によらずそれぞれ一つのテーブルが使用されている。これとは異なり、複数のテーブルまたは複数の式をそれぞれ用意して、これらを入力画像の特性によって切り替えて使用する構成でもよい。
例えば、ランダムテーブル167として、上記で使用した図13(a)のテーブルを低濃度部(例えば、8ビットの場合、0〜127)専用のランダムテーブルとして使用し、高濃度部(例えば、128〜255)専用のランダムテーブルとして図13(b)のテーブルを使用して、注目画素の画素値によって切り替えて使用することも可能である。図13(a)及び(b)は128×128のサイズのテーブルであってその一部分のみを抜粋して示している。
さらに入力画像が写真画像またはコンピューターグラフィック画像等の場合に、あらかじめ複数の専用のテーブルを用意して切り替えて使用するような構成でもよい。例えば使用するアプリケーションから画像が写真である旨の情報を得ると、あらかじめ用意しておいた写真画像専用の参照パラメータテーブルを使用するなどがより望ましい。
入力画像の判別方法としては、入力画像データより、エッジ・2値化した画像データから得られる「0」「1」の反転回数・注目画素と隣接する画素の濃度の差分絶対値の総和(繁雑度)などの特徴量を抽出して文字・印刷写真(網点)・印画紙写真などの領域に分離する領域分離処理による結果を使用してもよいが、例えばプリンタとして使用される場合には次のように判定できる。コンピュータから転送される印字データは、各種のページ記述言語(Page Description Language :PDL、例えば、Adobe System社のポストスクリプト等)に変換される。この場合、文字・図形・写真などのオブジェクトの種類により、印字データの記述形式が異なるのでその記述形式を読み取ることで判別することができる(例えば、特許文献2参照)。
上記の実施の形態では第1の判定部162で、画素値とランダムな値との大小関係によりドットのオン/オフを判定する方法を採用しているが、本発明ではこの方法に限定するものではなく種々の方法が利用可能である。例えば第1の判定部162で誤差拡散による方法を使用してもよく、この場合には第1の要素として各画素値に用意された閾値が該当する。さらにブルーノイズを使用する場合は、別途第3の要素としてブルーノイズスクリーンを格納する第3の記憶部を設けるなどが必要である。
なお、図1の画像形成装置10は、例えばデジタル複写機として実現される。また、画像処理装置1と印刷部22とは、直接的に接続されている形態に限定されず、ネットワークを介して接続されている形態であってもよい。
図14は、本発明の他の実施の形態に係る画像処理装置5が適用されたデジタル複写機60の概略の構成を示すブロック図である。デジタル複写機60は、画像データを取得するカラー画像入力装置61、カラー画像入力装置61で取得された画像データに対して画像処理を施す画像処理装置5、画像処理装置5で画像処理された画像データに基づいて記録用紙に画像を出力するカラー画像出力装置62、及び、オペレータによる各種の設定等の入力操作を受け付ける操作パネル63を備えている。これらのカラー画像入力装置61、画像処理装置5、カラー画像出力装置62及び操作パネル63は図示しないCPUによって統括的に制御される。
操作パネル63は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部及び設定ボタンを備え、操作パネル63から入力された情報に基づいてカラー画像入力装置61、画像処理装置5及びカラー画像出力装置62の動作が制御される。カラー画像入力装置61は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を含むスキャナ部を備え、原稿からの反射光像を、RGBのアナログ信号の画像データとしてCCDによって読み取り、読み取った画像データを画像処理装置5へ出力する。
画像処理装置5は、A/D(アナログ/デジタル)変換部51、シェーディング補正部52、入力階調補正部53、領域分離処理部54、色情報処理部13、黒生成下色除去部14、空間フィルタ処理部55、出力階調補正部15及び階調再現処理部16を備え、この順序でカラー画像入力装置61から入力された画像データが送られ、CMYKのデジタルカラー信号の画像データがカラー画像出力装置62へ出力される。
A/D変換部51は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換する。シェーディング補正部52は、A/D変換部51から入力されたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置61の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。入力階調補正部53は、シェーディング補正部52で各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えるとともに、RGBの反射率信号を濃度信号に変換する処理を施す。
領域分離処理部54は、入力されたRGB信号の画像データに基づく画像の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離する。また、領域分離処理部54は、分離結果に基づき、各画素がどの領域に属するかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部14、空間フィルタ処理部55及び階調再現処理部16へ出力するとともに、入力階調補正部53から入力された画像データをそのまま色情報処理部13へ出力する。色情報処理部13は、色再現の忠実化実現のために、カラー画像出力装置62の特性に合わせて、不要吸収成分を含むCMY(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除くという色補正を行い、補正後の画像データを黒生成下色除去部14へ出力する。
黒生成下色除去部14は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理、及び、元のCMY信号から黒生成処理で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行う。これによって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。空間フィルタ処理部55は、黒生成下色除去部14から入力されたCMYK信号の画像データに対して、領域分離処理部54から入力された領域識別信号に基づいてデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけ、粒状性劣化を防ぐように処理する。階調再現処理部16は、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号に基づいて所定の処理を施す。
例えば、領域分離処理部54において文字領域に分離された領域は、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部55による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。そして、階調再現処理部16において、2値化処理が施される。また、領域分離処理部54において網点領域に分離された領域は、空間フィルタ処理部55において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部15において、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置62の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理が施された後、階調再現処理部16で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。
上述したような画像処理が施された画像データは、一旦図示しない記憶部に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置62に出力される。画像出力装置62は、入力された画像データに基づいて紙などの記録媒体上に画像を出力する。カラー画像出力装置62として、例えば電子写真方式、インクジェット方式のカラー画像出力装置が用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
図1の印刷部22または図5のカラー画像出力装置62として、電子写真方式、インクジェット方式の画像形成装置のみでなく、例えばトナージェット方式、熱転写方式を利用した画像形成装置を用いた場合にも、本発明を適用することができ、有効な効果を奏することができる。さらに、コンピュータのモニタ、または階調再現処理を必要とするテレビモニタにも本発明の画像処置方法及び画像処理装置1,5を有効に適用することができる。さらに、本発明の画像処置方法及び画像処理装置1,5は、液晶デバイス、ツイストボール等を利用した電子ペーパにも有効に適用することができる。
上述の実施の形態では第2の要素である参照パラメータ等のデータを含む画像処理方法のプログラムが画像処理装置1,5の内部に記憶されているが、例えばメモリ容量の問題から画像処理装置1,5の内部に保存することが望ましくない場合は、図示しない外部機器にこのプログラムを保存しておき、印刷する度に画像データとともに画像処理装置1,5に入力するような構成であってもよい。例えば、外部機器としては、画像処理装置1,5に接続されたコンピュータ、ファクシミリの受信部等が挙げられる。これらの機器は比較的記憶容量の制限を受けにくく、高画質を得るために有効である。この構成では特に、より高画質な画像を印刷できるようにするために、適時に補正値をアップデートすることが望ましい。このように必要な情報を画像処理装置1,5の外部に設けることは、画像処理装置1,5のCPUに負荷をかけず、画像処理装置1,5のパフォーマンスの低下を回避する意味で有効である。
また、本発明の画像処理方法のプログラム及びランダムテーブル、参照パラメータテーブルを、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD等の電子データ用記録媒体に記録し、これらの電子データ用記録媒体を介して画像処理装置1に本発明の画像処理方法の手順及び新たな補正値を含むテーブルを入力するようにすることもできる。さらに、適時にランダムテーブルまたは参照パラメータテーブルをフレキシブルディスク、CD−ROM等の電子データ用記録媒体を介してアップデートするようにすることもできる。
図15は、本発明の他の実施の形態に係る画像処理用プログラムが適用されたコンピュータ4の概略の構成を示すブロック図である。コンピュータ4には、プリンタ43が接続される。コンピュータ4は、プリンタ43用のプリンタドライバ3、通信ポートドライバ41及び通信ポート42を備え、図示しないCPUによって統括的に制御される。
プリンタドライバ3は、色情報処理部13、黒生成下色除去部14、出力階調補正部15、階調再現処理部16及びプリンタ言語翻訳部31を含み、この順に画像データが送られる。スキャナなどの画像入力装置によって読み込まれた画像データ、ネットワークを介してダウンロードされた画像データは、まず、プリンタドライバ3の色情報処理部13に入力される。色情報処理部13、黒生成下色除去部14、出力階調補正部15及び階調再現処理部16は、入力された画像データに対して、前述したような各種の処理を施す。
プリンタ言語翻訳部31でプリンタ43用のプリンタ言語に変換された画像データは、通信ポートドライバ41及び通信ポート42を介してプリンタ43に出力される。プリンタ43は、入力された画像データに基づいて、記録用紙に画像を形成する。
なお、コンピュータ4に入力された画像データに対して、図示しない画像処理部において任意のアプリケーションソフトウェアで画像編集処理が施された画像データをプリンタドライバ3に入力するようにしてもよい。また、通信ポートとして、RS232C用ポート、LAN用ポート等が用いられる。
階調再現処理部16での階調再現処理を含む一連の画像処理方法は、画像処理用プログラムとしてCPUから読取可能に図示しない記録媒体に格納される。記録媒体は、コンピュータ4の内部に固定的に備えられるROM等のメモリであってもよく、また、コンピュータ4に接続される外部記憶装置に挿入されることで、外部記憶装置を介してコンピュータ4から読取可能となる、コンピュータ4と分離可能な記録媒体であってもよい。画像処理用プログラムは、コンピュータ4内の所定の記憶エリアにインストールされ、CPUは、インストールされた画像処理用プログラムに従って所定の画像処理を行うように各部を統括的に制御する。
図16は、本発明に係るコンピュータプログラムをインストールすることにより構築される画像処理システムの構成を示す図である。図中72は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置であり、情報処理装置72には、フラットヘッドスキャナ,フィルムスキャナ,デジタルカメラ等の画像入力装置71、用紙,OHPフィルム等のシート上に画像を形成する手段を備えたインクジェットプリンタ,レーザプリンタ等の画像形成装置73、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等の画像表示装置74等の周辺機器が接続されている。
情報処理装置72は、本発明に係るコンピュータプログラムを記録した記録媒体75からコンピュータプログラムを読み取るための読取装置を備えている。この読取装置によって読み取られたコンピュータプログラムは情報処理装置72内の所定の記憶領域に格納される。情報処理装置72の図示しないCPUは、この記憶領域からコンピュータプログラムをロードして実行することにより、上述したような画像処理方法(階調再現処理)を実現する。
このような構成とすることにより、本発明の画像処理方法を行うコンピュータプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。また、本発明の画像処理方法をオペレータの好みに応じて用いることが可能となる。例えば、本発明の画像処理方法をこの画像処理システムで実行する場合、各パラメータの設定を任意に変更することが容易になり、また、画像表示装置74に表示される結果に応じて設定し直すなど、オペレータの好みに応じた処理が可能となる。各パラメータの値を変更する際には、キーボード76を用いて直接数値を入力したり、マウス77にて各パラメータの値を表すシンボルをドラッグしたりする。
コンピュータプログラムを記録する記録媒体75としては、磁気テープ,カセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク,ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROM,MO,MD,DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む),光カード等のカード系、マスクROM,EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory),EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory),フラッシュROM等の半導体メモリなどが用いられる。また、情報処理装置72が、通信ネットワークを介してサーバ装置等に接続するための通信手段としてモデム等を備えている場合には、サーバ装置に予め本発明のコンピュータプログラムを格納させておき、このサーバ装置からコンピュータプログラムをダウンロードし、情報処理装置72内の媒体に流動的にインストールする構成であってもよい。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略の構成を示すブロック図である。 階調再現処理部の構成を示すブロック図である。 階調再現処理部における階調再現処理の動作手順を示すフローチャートである。 第1の判定部及び第2の判定部の判定結果に基づく総合判定部での判定基準を示す図表である。 注目画素の参照範囲を示す図である。 注目画素に対する参照パラメータの設定の一例を示す図である。 注目画素(3行目の先頭画素)における周囲の画素のドットのオン/オフ状態を示す図である。 注目画素(3行目の2番目の画素)における周囲の画素のドットのオン/オフ状態を示す図である。 注目画素(3行目の3番目の画素)における周囲の画素のドットのオン/オフ状態を示す図である。 ドットパターンの一例を示す図である。 注目画素に対する参照パラメータの設定の他の例を示す図である。 図11の参照パラメータを用いた場合のドットのオン/オフ状態を示す図である。 ランダムテーブルの例を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る画像処理装置が適用されたデジタル複写機の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態に係る画像処理用プログラムが適用されたコンピュータの概略の構成を示すブロック図である。 本発明に係るコンピュータプログラムをインストールすることにより構築される画像処理システムの構成を示す図である。 従来のディザ法による階調再現処理を説明するための図である。
符号の説明
1 画像処理装置
5 画像処理装置
10 画像形成装置
16 階調再現処理部
22 印刷部
23 画像入力部
60 デジタル複写機
61 カラー画像入力装置
62 カラー画像出力装置
161 第1の記憶部
162 第1の判定部(第1の判定手段)
163 周辺参照部(画素情報取得手段)
164 第2の記憶部
165 第2の判定部(第2の判定手段)
166 総合判定部(第3の判定手段) 167 ランダムテーブル
168 参照パラメータテーブル

Claims (7)

  1. 入力画像に対して階調再現処理を実行する画像処理方法において、
    注目画素の画素値と、該注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定ステップと、
    前記注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報と、該画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定ステップと、 前記第1の判定ステップ及び第2の判定ステップでの判定結果に基づいて、前記注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定する第3の判定ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 入力画像に対して階調再現処理を実行する画像処理装置において、
    注目画素の画素値と異なる第1の要素を記憶する第1の記憶部と、
    前記注目画素の画素値と前記第1の要素とを比較して、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第1の判定手段と、
    注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報を取得する画素情報取得手段と、
    該画素情報取得手段における前記画素情報の取得を規定する第2の要素を記憶する第2の記憶部と、
    前記第2の要素と前記画素情報取得手段にて取得された前記画素情報とを用いて、前記注目画素のドットのオン/オフを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定する第3の判定手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報が十分に得られない場合、前記第1の判定手段及び第2の判定手段は、予め定められた値を与える、または、前記注目画素の処理に必要な仮想画素を与えて階調再現処理を行うようにしたことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の判定手段における前記注目画素の判定結果がオンであり、前記第2の判定手段における前記注目画素の判定結果がオフである場合、前記第1の判定手段は、前記注目画素の次に処理される画素の処理において、前記注目画素の処理に使用した前記第1の要素を再度使用するようにしたことを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の記憶部に記憶されている前記第1の要素、前記第2の記憶部に記憶されている前記第2の要素、前記第1の判定手段、及び、前記第2の判定手段のうち少なくとも1つは複数のもので構成されており、前記入力画像の特性に応じて前記複数のものを切り替えるようになしたことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1つに記載の画像処理装置。
  6. 画像データを入力する入力部と、請求項2乃至5の何れか1つに記載の画像処理装置と、該画像処理装置によって階調再現処理された画像データに応じた画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータに、入力画像に対して階調再現処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、注目画素の画素値と、該注目画素の画素値と異なる第1の要素とを比較して、前記注目画素のドットのオン/オフを判定させる第1ステップと、
    コンピュータに、前記注目画素の近傍にある周辺画素の画素情報と、該画素情報の取得を規定する第2の要素とを用いて、前記注目画素のドットのオン/オフを判定させる第2ステップと、
    コンピュータに、前記第1ステップ及び第2ステップでの判定結果に基づいて、前記注目画素のドットのオン/オフを総合的に判定ざせる第3ステップとを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
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