JP2006033076A - 無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アクティブアンテナと送受信機本体との間の信号線路を1本だけにすることができる無線装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る無線装置は、アクティブアンテナ1と、送受信機本体2と、アクティブアンテナ1および送受信機本体2を接続する1本の信号線路3と、送信制御信号検出部6とを備えている。送信時には、アクティブアンテナ1と送受信機本体2とを接続する1本の信号線路3上の送信電力を利用して送信制御信号検出部6にてスイッチ13,14の制御電圧を生成する。また、受信時には、信号線路3上の信号に重畳された電圧によって、増幅器12を動作させ、スイッチ13、14の受信時の制御を行う。これにより送受信とも、信号線路1本のみで送受信の切替え動作が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アクティブアンテナを用いて無線信号の送受信を行う無線装置に関する。
近年、無線LAN等の無線装置の爆発的普及に伴い、ノート型PCをはじめ、液晶TV等のAV機器、プリンタ等の組み込み機器等の種々の機器に無線装置を搭載する傾向がある。この場合、実装面積の制約と送受信特性を確保する観点から、アンテナを送受信機本体から分離して設置する場合がある。
以下では、時分割デュプレクス(TDD)方式の無線装置において、一つのアンテナで送受信を共用とする場合を想定する。アンテナを送受信機本体から分離して設置する場合、受信時にLNAよりも前段の損失が増えることになり、無線装置のNFが劣化してしまう問題がある。
この問題を回避する手段として、アンテナ直近の受信用の信号線路に、アンテナから送受信機本体までの線路損失を補償するための増幅器を設置するアクティブアンテナという技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平11-215018号公報
しかしながら、増幅器を増設すると、電源電圧の線路が新たに必要になる。また、アンテナを共用し、送受信を切替えるためのスイッチが必要であるので、送受信を切替える制御線が新たに必要になる。
このように、信号線路を送受信で共用したとしてもアンテナと送受信機本体の間には3本の線路が必要となり、実装面積が増大してしまう。
この問題を回避する手段として、信号線路に増幅器とスイッチの電源電圧および送受切替えの制御信号を重畳させる手法が知られている。この手法ではアンテナを2本使用する場合を前提としている。この方法では、制御端子が1ヶ所でHigh or Lowで切替えるスイッチを使用することを前提としている。例えばMEMS等を用いた機械式スイッチならば、制御端子が1ヶ所のみで制御できる可能性があるが、常にON/OFFを繰り返すTDD方式に用いるスイッチには高い耐久性・信頼性が求められる。
無線装置に用いられるスイッチとして現在主流である半導体スイッチは高い耐久性・信頼性を備えている。また入手性という観点からも半導体スイッチが多く採用されている。
しかしながら、半導体スイッチを用いる場合、制御端子が2ヶ所以上あり、必ず常に制御電圧が必要となる。例えば制御信号がLowの場合にはインバータを使ってHighにする方法も考えられるが、インバータの動作電源が必要となり、結局必ず常に電源が必要となってくる。このため、アクティブアンテナと送受信機本体の間の線路は必ず2本以上必要である。
本発明の目的は、アクティブアンテナと送受信機本体との間の信号線路を1本だけにすることができる無線装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、アンテナと、前記アンテナで受信した無線信号を増幅する増幅器と、送受信の信号線路を切り替える送受切替回路と、を有するアクティブアンテナと、変復調処理を行う送受信機本体と、前記アクティブアンテナと前記送受信機本体とを接続する1本の信号線路と、前記信号線路上の信号電力の一部を利用して、送信時における前記送受切替回路の切替制御電圧を生成する送信制御信号検出部と、を備える。
本発明によれば、送受信機本体とアクティブアンテナの間の配線を1本の信号線路のみでアクティブアンテナを実現することができ、回路の実装面積を削減し、無線装置のレイアウトの自由度が高まる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図1の無線装置は、アクティブアンテナ1と、送受信機本体2と、アクティブアンテナ1および送受信機本体2を接続する1本の信号線路3と、送信制御信号検出部6とを備えている。信号線路3上のアクティブアンテナ1との接続部分と信号線路3上の送受信機本体2との接続部分には、それぞれキャパシタ素子C1,C2が接続されている。
アクティブアンテナ1は、アンテナ11と、このアンテナ11で受信した無線信号を増幅する低雑音増幅器12と、送受信の信号線路3を切り替えるスイッチ13,14とを有する。スイッチ13はアンテナ11と増幅器12の間に接続され、スイッチ14は増幅器12と信号線路3の間に接続されている。
送信制御信号検出部6は、信号線路3上の信号電圧の一部を利用して、送信時におけるスイッチ13,14の切替制御信号を生成する。
送受信機本体2は、アナログの信号処理(例えば変復調処理)を行うアナログ部15と、デジタルの信号処理を行うデジタル部16を有する。信号線路3はアナログ部15に接続される。デジタル部16は、受信制御信号生成部4に対して送受信制御信号を供給する。
アクティブアンテナ1内のスイッチ13,14は、例えば図2に示すように、半導体スイッチで構成される。制御電圧Vctrl TXがロウで、制御電圧Vctrl RXがハイのときに受信方向に切り替えられ、制御電圧Vctrl TXがハイで、制御電圧Vctrl RXがロウのときに送信方向に切り替えられる。
図2のような半導体スイッチを用いることで、耐久性および信頼性が向上し、安定した動作が保証される。
図1の無線装置は、例えばテレビ等の各種機器に搭載可能である。テレビやモニタに図1の無線装置を搭載する場合、図3に示すように、一般に伝搬特性がよい画面の上辺近くにアンテナ11を配置し、画面の下部に送受信機本体2を配置する。
次に、図1の無線装置の動作を説明する。送信時には、送受信機本体2から出力された送信電力の一部が信号線路3を介して送信制御信号検出部6に入力される。送信制御信号検出部6は、送受信機本体2から出力された送信電力の一部を直流電圧に変換し、スイッチ13,14の制御電圧を生成する。この制御電圧に従って、スイッチ13,14は信号線路3を切り替える。
受信時には、信号線路3上に重畳された電圧により、スイッチ13,14は信号線路3の切り替えを行い、増幅器12は動作する。
このように、第1の実施形態では、送信時には、信号線路3上の送信電力を利用して送信制御信号検出部6にてスイッチ13,14の制御電圧を生成する。また、受信時には、アクティブアンテナ1と送受信機本体2とを接続する1本の信号線路3上の信号に重畳された電圧を用いて増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の制御電圧とするため、1本の信号線路3だけで、スイッチ13,14の切替制御と、増幅器12の利得制御を行うことができる。このため、送信および受信のいずれにおいても、1本の信号線路3だけでアクティブアンテナ1を実現でき、無線装置の構成を簡略化できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態のうち、受信制御信号生成部を用いて受信時のみ信号線路3に電圧を重畳することを特徴としたものである。
図4は本発明の第2の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図4では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。受信制御信号生成部4は、受信時における増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の切替制御電圧とを生成して、信号線路3上の信号電圧に重畳する。なお、受信時における増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の切替制御電圧は同じ電圧レベルであるため、信号電圧に重畳される電圧は1種類だけである。これにより受信時に信号線路に対して直流電圧を重畳することが可能となり、受信時のスイッチへの制御電圧とすることが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第2の実施形態の構成を具体化したものである。
図5は本発明の第3の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図5では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。
図5の受信制御信号生成部4は、信号線路3と接地線との間に直列接続されるインダクタ素子L1および抵抗素子R1と、インダクタ素子L1および抵抗素子R1の接続経路に電源電圧を供給するか否かを切り替えるトランジスタQ1とを有する。
トランジスタQ1は、デジタル部16からの送受信制御信号により、送信時にはオフ状態になり、受信時にはオン状態になる。トランジスタQ1がオンすると、インダクタ素子L1と抵抗素子R1との接続経路に電源電圧VCCが供給される。
インダクタ素子L1のインダクタンスを十分に大きな値にすることで、インダクタ素子L1が高周波信号に与える影響を無視できる。
次に、図5の無線装置の動作を説明する。受信時には、トランジスタQ1がオンし、インダクタ素子L1と抵抗素子R1との接続経路に電源電圧VCCが供給される。これにより、信号線路3上に電源電圧VCCが重畳される。この電源電圧VCCは、アクティブアンテナ1付近で取り出されて、スイッチ13,14の制御電圧と増幅器12の電源電圧として利用される。一方、送信時には、トランジスタQ1はオフし、第1の実施形態と同様に動作する。
このように、第3の実施形態では、簡易な回路により、受信時に信号線路3に電源電圧VCCを重畳できるため、全体の回路構成を簡略化できる。
図5では、送受信機本体2から出力される送受信制御信号が送信時にロウで、受信時にハイになる例を説明したが、送受信制御信号の論理がその逆の場合(送信時にハイで、受信時にロウ)もありうる。この場合、図6に示すように、送受信機本体2から受信制御信号生成部4に供給される送受信制御信号を反転する論理反転回路23を設けて、この論理反転回路23の出力を受信制御信号生成部4に供給すればよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第1の実施形態のうち、信号線路に対して電源電圧を常に印加することを特徴としたものである。
図7は本発明の第4の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図7では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。第4の実施形態では、信号線路に対してインダクタL3を介して電源電圧を常に印加する。これにより送信時に信号線路より取り出した送信制御信号を増幅または論理反転することが可能となり、送受信機本体から出力される送受信制御信号を使用することなく、送受信の切替え動作が可能となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、第1の実施形態のうち、受信制御信号印加部を用いて受信時のみ信号線路3からスイッチおよび低雑音増幅器に対して電圧を印加することを特徴としたものである。
図8は本発明の第5の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図8では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。第5の実施形態では、受信制御信号印加部5を用いて受信時のみ信号線路3からスイッチおよび低雑音増幅器に対して電圧を印加する。これにより受信時に信号線路に重畳された受信制御信号をスイッチおよび低雑音増幅器に印加することが可能となる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、第5の実施形態の構成を具体化したものである。
図9は本発明の第6の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図9では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。第6の実施形態では、受信制御信号印加部5は、受信制御信号生成部4内のインダクタ素子L1と同じく高周波的に影響を無視できる値のインダクタンスをもつインダクタ素子L2を有する。このインダクタ素子L2の一端は信号線路3に接続され、他端はスイッチ13,14の制御端子と増幅器12の電源端子に接続されている。これにより受信時に信号線路に重畳された受信制御信号をスイッチおよび低雑音増幅器に印加することが可能となる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、電力分岐部を用いて送信電力の一部を分岐するものである。
図10は本発明の第7の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図10では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図10の送信制御信号検出部6は、電力分岐部49と、電力分岐部49を通過した信号を整流する整流器とを有する。整流器D1は、より具体的にはダイオードD1で構成される。
電力分岐部49の出力をダイオードD1に入力すると、一方向のみの振幅信号が得られる。ダイオードD1を通過し、直流電圧が得られる。この直流電圧がスイッチへの送信時の制御電圧として用いられる。
このように、第7の実施形態では、電力分岐部49、ダイオードD1を用いて、送信電力の一部によりスイッチ13,14を切替制御するため、信号線路3上の送信電力に基づいてスイッチ13,14を切替制御でき、信号線路3の数を削減できる。
(第8の実施形態)
第8の実施形態は、第7の実施形態の構成のうち、電力分岐手段を方向性結合器としたものである。
図11は本発明の第8の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図11では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。第8の実施形態では、電力分岐手段49を方向性結合器21とすることで、送信電力のみを分岐することが可能となり、安定した動作を実現することが可能である。方向性結合器21は、より具体的には、図12に示すように、信号線路3に略平行に近接配置される線路等で構成される。信号線路3に略平行に近接配置される線路は、高周波的に見ると、無数のキャパシタ素子が並列接続されているのと等価である。したがって、これら無数のキャパシタ素子を介して、容量カップリングにより送信電力の一部が伝達される。
なお、方向性結合器21は、送受信機本体2からアクティブアンテナ1への送信信号については、容量カップリングにより得られる信号が位相を強め合うことから、ダイオードD1に十分な信号が流れるが、アクティブアンテナ1から送受信機本体2への受信信号については、容量カップリングにより得られる信号が位相を互いに弱め合うことから、ダイオードD1にはほとんど信号が流れない。
したがって、方向性結合器21とダイオードD1を含む周辺回路を最適に設計することにより、送信時にスイッチ13,14が必要とする制御電圧を生成することができる。送信時に、送受信機本体2が例えば+16dBmで出力し、方向性結合器21から+6dBmを取り出すとすると、ダイオードD1の変換効率にも依存するが、1V程度の直流電圧を得ることができる。
受信時には信号線路3に逆向きに信号が流れるため、方向性結合器21は受信信号を取り出すことはできず、送信電力によりスイッチ13,14の切替制御が行われることはない。
(第9の実施形態)
第9の実施形態は、第1の実施形態の構成のうち、送信制御信号検出部の構成を具体化したものであり、第7の実施形態にローパスフィルタを追加した構成である。
図13は本発明の第9の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図13では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、相違点を中心に説明する。第9の実施形態では、第7の実施形態にローパスフィルタ22を追加することで、整流器を通した後の出力電圧を時間的に積分し、十分な直流電圧が得られる。これにより、スイッチ13、14へ安定して制御電圧を印加することが可能となる。
(第10の実施形態)
第10の実施形態は、送信制御信号検出部6内のローパスフィルタ22の出力を論理反転して受信時の制御信号とし、その出力をさらに論理反転して送信時の制御信号とするものである。
図14は本発明の第10の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図14では、図13と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図14の無線装置は、図13の構成に加えて、送信制御信号検出部6内のローパスフィルタ22の出力を論理反転する第1の論理反転部28と、第1の論理反転部28の出力をさらに論理反転する第2の論理反転部29とを有する。
図14の無線装置内の送信制御信号検出部6は、方向性結合器21と、ダイオードD1と、ローパスフィルタ22と、第1および第2の論理反転部28、29を有する。第1および第2の論理反転部28,29は例えばそれぞれNPNトランジスタと抵抗素子を有する。送信制御信号検出部6の出力を第1の論理反転部28が論理反転することにより、送信時にはLowの信号を、受信時にはHighの信号を発生する。この信号を受信側の増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の制御電圧として用いる。次に第1の論理反転部28の出力を第2の論理反転部29が論理反転することにより、送信時にはHighの信号を、受信時にはLowの信号を発生する。この信号を送信側のスイッチ13,14の制御電圧として用いる。これにより、送受信機本体から出力される送受信制御信号を使用することなく、送受信の切替え動作が可能である。
なお、第1の論理反転部28を動作させるためには、送信電力からトランジスタが動作する0.6〜0.8V程度の一定の電圧を取り出す必要があるが、対策として、方向性結合器21を最適に設計すること、ダイオードD1の入力でのインピーダンス整合を取ること、ダイオードD1の出力の負荷抵抗を調整すること、ダイオードD1にバイアスを印加すること、ローパスフィルタの時定数を調整すること、トランジスタのベースにバイアスを印加すること、等により所定の電圧を取り出すことが可能である。また、この際、送受信の切替え時間に注意する必要がある。IEEE802.11aの例では、送信から受信は約16us、受信から送信は切替え時間がそのまま送信信号の波形劣化に繋がるため、長くても数us以内で切替わる必要がある。よって上記対策のうち、ダイオードD1の出力の負荷抵抗値、およびローパスフィルタの時定数によって定まる時定数を長くとも数us程度に調整する必要がある。
これにより、送信電力が小さい場合でも、1本の信号線路3のみで安定した無線送信が可能となる。
(第11の実施形態)
第11の実施形態は、送信制御信号検出部6内のローパスフィルタ22の出力を増幅し、さらに論理反転するものである。
図15は本発明の第11の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図15では、図13と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図15の無線装置内の送信制御信号検出部6は、方向性結合器21と、ダイオードD1と、ローパスフィルタ22の他に、非反転増幅部32および論理反転部48を有する。この非反転増幅部32は、ローパスフィルタ22の出力を増幅する。非反転増幅部32で増幅された信号は、スイッチ13,14の送信時の制御電圧として用いられる他に、論理反転部48にも供給される。論理反転部48の出力は、非反転増幅部32の出力信号に基づいて、受信時のみ、増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の制御電圧を出力する。
非反転増幅部32および論理反転部48は、より具体的には、例えば図17に示すように、オペアンプと、NPNトランジスタQ2とで構成される。なお、NPNトランジスタQ2はMOSトランジスタQ2に置き換えてもよい。
このように、第11の実施形態では、送信制御信号検出部6内のローパスフィルタ22の出力を非反転増幅部32で増幅することができるため、送信電力が小さい場合でも、1本の信号線路3のみで安定した無線送信が可能となる。また、非反転増幅部32の出力は、論理反転部48にも供給されるため、論理反転部48は受信時のみ、増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の制御電圧を出力することが可能となる。
(第12の実施形態)
第12の実施形態は、送信制御信号検出部6内のローパスフィルタ22の出力を増幅し、NANDゲートにてさらに論理反転するものである。
図16は本発明の第12の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図16では、図13と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図16の無線装置内の送信制御信号検出部6は、方向性結合器21と、ダイオードD1と、ローパスフィルタ22の他に、非反転増幅部32およびNANDゲートを有する。この非反転増幅部32は、ローパスフィルタ22の出力を増幅する。非反転増幅部32で増幅された信号は、スイッチ13,14の送信時の制御電圧として用いられる他に、NANDゲート33にも供給される。NANDゲート33は、インダクタ素子L2の他端と非反転増幅部32の出力信号との論理積の反転信号を出力する。NANDゲート33の出力は、非反転増幅部32の出力信号に基づいて、受信時のみ、増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の制御電圧を出力する。
図17に示すように、非反転増幅部32は例えばオペアンプで構成され、NANDゲート33は、NPNトランジスタQ3、ダイオードD2,D3および抵抗素子R2〜R7で構成される。なお、NPNトランジスタQ3はMOSトランジスタQ3に置き換えてもよい。
このように、第12の実施形態では、送信制御信号検出部6内のローパスフィルタ22の出力を非反転増幅部32で増幅することができるため、送信電力が小さい場合でも、1本の信号線路3のみで安定した無線送信が可能となる。また、非反転増幅部32の出力は、NANDゲート33にも供給されるため、NANDゲート33は受信時のみ、増幅器12の電源電圧とスイッチ13,14の制御電圧を出力できる。
(第13の実施形態)
第13の実施形態は、信号線路3にバイアス電圧を印加するものである。
図18は本発明の第13の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図18では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図18の無線装置は、図13の構成に加えて、送信制御信号検出部6にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧生成部31と、このバイアス電圧生成部31の出力端子と信号線路3との間に接続されるインダクタ素子L4とを備える。また、送信制御信号検出部6は、方向性結合器21、ダイオードD1およびローパスフィルタ22の他に、信号線路3上のバイアス電圧を検出するインダクタ素子L5を有する。
送信時には、送受信機本体2は、バイアス電圧生成部31に対して送受信制御信号を発生する。この信号を受けたバイアス電圧生成部31は、バイアス電圧を生成する。このバイアス電圧は、インダクタ素子L4を介して信号線路3上の信号に重畳される。これにより、ダイオードD1の検波効率を向上できる。
このように、第13の実施形態では、送信時に、信号線路3上の信号にバイアス電圧を印加するため、ダイオードD1が整流を行う電圧範囲を広げることができ、送信電力が小さい場合でも、1本の信号線路3のみで安定した無線送信が可能となる。
(第14の実施形態)
上述した第13の実施形態により、送信電力が小さくならないようにある程度は制御することができるが、送信電力が非常に小さい場合には、図15、16、17のようなオペアンプ32を設けても、送信電力が、送受信を切替えるしきい値以下になるおそれがある。そこで、第14の実施形態は、送信電力が、送受信を切替えるしきい値よりも小さくならないようにするものである。
図19は本発明の第14の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図19では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図19の無線装置は、図9の構成に加えて、送信電力が、送受信を切替えるしきい値未満か否かを検出し、しきい値未満の場合には送信電力を補正する下限送信電力決定部41と、この下限送信電力決定部41の出力端子と信号線路3との間に接続されるインダクタ素子L6と、下限送信電力決定部41により送信電力を補正した場合にスイッチ13,14の切り替えを制御する第1および第2の送信電力調整部42a,42bとを備えている。
図20は送受信機本体2から出力される送信信号の送信電力レベルを示す電力波形図である。図20の時刻t1〜t2では、送信電力がしきい値を下回っている。このような場合、下限送信電力決定部41は、送信電力を補正して、しきい値以上にする。これにより、送信電力がしきい値未満になるおそれがなくなり、スイッチ13,14を精度よく切替制御できる。
ところが、このような制御を行うと、アンテナ11から放射される送信電力レベルが本来よりも大きくなってしまう。そこで、送信電力の補正を行った場合には、第1および第2の送信電力調整部42a,42bにより、スイッチ13,14をアッテネータとして作用させる。具体的には、スイッチ13,14への制御電圧と増幅器12への電源電圧の供給を遮断して、スイッチ13,14の一方(例えば、スイッチ14)を受信側に切り替える。スイッチ13,14のアイソレーション損失量が例えば約-20dBであれば、下限送信電力決定部41により送信電力が約20dB増えるように制御を行う。
これにより、アンテナ11での送信電力は本来の送信電力に等しくなる。例えば、送信電力の制御を行うIEEE802.11h準拠の無線LANにおける最小送信電力は約-10dBmである。よって、送信機本体が20dB多く送信電力を発生すると、約10dBmとなり、送信時のスイッチ制御を行うしきい値よりも大きくすることができる。
図19の無線装置を、Digital Beam Forming (DBF)やMulti-Input Multi-Output(MIMO)等の複数のアクティブアンテナを用いて同時に送信を行う無線装置に適用する場合、送信制御信号検出部6、受信制御信号印加部5および第1および第2の送信電力調整部42a,42bを1つのアクティブアンテナ1用の信号線路3にのみ接続し、電源電圧や制御電圧を他のアクティブアンテナに供給すればよいため、構成を簡略化できるとともに、消費電力の低減が図れる。
このように、第14の実施形態では、下限送信電力決定部41を設けて、送信電力がしきい値未満にならないように送信電力を補正し、かつ補正した送信電力をアンテナ11に送信する直前で調整するため、送受信機本体2から出力された送信電力が極端に小さい場合でも、1本の信号線路3だけで安定に無線信号を送受信することができる。
(第15の実施形態)
第15の実施形態は、第14の実施形態同様、送信電力がしきい値よりも小さくならないようにするものである。図21は第15の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図21では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図21の無線装置は、下限送信電力決定部41と、送信電力減衰部46と、送信電力減衰制御信号発生部47とを備えており、送信電力減衰制御信号発生部7は、送信制御信号検出部6と下限送信電力決定部41の信号に基づき、両方がHighの場合にのみ、送信電力減衰部46を動作させ、補正された送信電力を本来の電力に等しくなるよう送信電力を減衰させる。これにより、送受信機本体2から出力された送信電力が極端に小さい場合でも、1本の信号線路3だけで安定に無線信号を送受信することができる。
(第16の実施形態)
第16の実施形態は、アクティブアンテナ1内に複数のアンテナを設けるものである。
図22は本発明の第10の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図22では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図22の無線装置内のアクティブアンテナ1は、送信用アンテナ11aと、受信用アンテナ11bと、これらアンテナ11a,11bの選択を行うスイッチ43とを有する。受信用アンテナには増幅器12が接続されており、スイッチ43には信号線路3が接続されている。
受信制御信号印加部5は、増幅器12の電源電圧と、受信時におけるスイッチ43の制御電圧を生成する。送信制御信号検出部6は、送信時におけるスイッチ43の制御電圧を生成する。
このように、第16の実施形態では、送信用と受信用に別個のアンテナをもつが、図9よりもスイッチの数を減らすことができる。
(第17の実施形態)
第17の実施形態は、アンテナで送受信される無線信号と異なる周波数の送信制御信号を、信号線路3上に重畳するものである。
図23は本発明の第17の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図23では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図23の無線装置は、図9の構成に加えて、アンテナで送受信される無線信号と異なる周波数の送信制御信号を生成する送信制御信号生成部44と、インダクタ素子L7とを備えている。送信制御信号生成部44で生成された送信制御信号は、インダクタ素子L7を介して信号線路3上の送信信号に重畳される。
送信制御信号検出部6は、送信信号に重畳された送信制御信号を検出して、スイッチ13,14を切替制御する。送信制御信号検出部6を、送信制御信号を取り出すのに最も効率のよい設計にすることにより、送信電力の強度によらずに安定してスイッチ13,14に制御電圧を供給できる。また、送信電力の損失も減少できる。
このように、第11の実施形態では、送信時にスイッチを切替制御するために用いる送信制御信号の周波数を送信信号と異なる周波数にしたため、送信制御信号を確実に送信制御信号検出部6で検出でき、スイッチ13,14を安定して切替制御できる。
(第18の実施形態)
第18の実施形態は、複数のアクティブアンテナを備えている。
図24は本発明の第18の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図である。図24では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図24の無線装置は、2つのアクティブアンテナ1a,1bを備えている。各アクティブアンテナ1a,1bは、図1のアクティブアンテナ1と同様に構成されている。送受信機本体2は、各アクティブアンテナ1a,1bに対応するアナログ部15a,15bを有する。これらアナログ部15a,15bはデジタル部16に接続されている。受信制御信号生成部4は、2つのアクティブアンテナ1a,1bで共用される。各アクティブアンテナ1a,1bはそれぞれ1本の信号線路3で送受信機本体2と接続されている。
第18の実施形態によれば、複数のアクティブアンテナを設けても、信号線路3の数が大幅に増えることがなく、また、複数のアクティブアンテナで1つの受信制御信号生成部4を共用するため、全体の構成を簡略化できる。また、複数のアクティブアンテナを設けることにより、Digital Beam Forming (DBF)やMulti-Input Multi-Output (MIMO)等の複数のアクティブアンテナを用いて同時に送信を行う場合においても、構成を簡略化できる。
図24以外に、複数のアクティブアンテナ1を設ける変形例がいくつか考えられる。図25は本発明の第18の実施形態に係る無線装置の変形例の概略構成を示すブロック図である。図25の無線装置は、図24の構成に加えて、アンテナ選択スイッチ24を備えている。また、送受信機本体2には、一つのアナログ部15のみが設けられている。これにより、ダイバーシチ等の効果を得る場合においても、構成を簡略化できる。
アンテナ選択スイッチ24は、送受信機本体2に接続するアダプティブアンテナを選択する。実際には、電波状態の変化に応じて、アンテナ選択スイッチ24を切り替えることにより、ダイバーシチ効果が得られる。
(第19の実施形態)
第19の実施形態は、送信制御信号検出部を複数のアクティブアンテナで共用するものである。
図26は本発明の第19の実施形態に係る無線装置の他の変形例の概略構成を示すブロック図である。図26では、図9と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図26の無線装置は、複数のアクティブアンテナで1つの送信制御信号検出部6を共用する。送信制御信号検出部6内の方向性結合器21は、1本の信号線路3のみに容量結合されている。この信号線路3上の送信電力の一部に基づいて、送信制御信号検出部6は制御電圧を生成する。生成された制御電圧は、他の信号線路3に接続されたアクティブアンテナ内のスイッチにも供給される。
図26の無線装置の場合、受信制御信号生成部4と送信制御信号検出部6を複数のアクティブアンテナで共用するため、図9よりもさらに構成を簡略化できる。
本発明の第1の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 スイッチの動作を説明する図。 テレビモニタに無線装置を搭載した例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る無線装置の変形例の概略構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第5の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第6の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第7の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第8の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 方向性結合器の原理を説明する図。 本発明の第9の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第10の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第11の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第12の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 図13のNANDゲートの具体的構成を示すブロック図。 本発明の第13の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第14の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 送受信機本体2から出力される送信信号の送信電力レベルを示す電力波形図。 本発明の第15の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第16の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第17の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第18の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第18の実施形態に係る無線装置の変形例の概略構成を示すブロック図。 本発明の第19の実施形態に係る無線装置の概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1 アクティブアンテナ
2 送受信機本体
3 信号線路
4 受信制御信号生成部
5 受信制御信号印加部
6 送信制御信号検出部
11 アンテナ
12 増幅器
13,14 スイッチ
15 アナログ部
16 デジタル部
21 方向性結合器
22 ローパスフィルタ
23 論理反転回路
24 アンテナ選択スイッチ
31 バイアス電圧生成部
32 オペアンプ
33 NANDゲート
41 下限送信電力決定部
42a 第1の送信電力調整部
42b 第2の送信電力調整部
43 スイッチ
44 送信制御信号生成部
46 送信電力減衰部
47 送信電力減衰制御信号発生部
48 論理反転部
49 電力分岐手段

Claims (19)

  1. アンテナと、前記アンテナで受信した無線信号を増幅する増幅器と、送受信の信号線路を切り替える送受切替回路と、を有するアクティブアンテナと、
    変復調処理を行う送受信機本体と、
    前記アクティブアンテナと前記送受信機本体とを接続する1本の信号線路と、
    前記信号線路上の信号電力の一部を利用して、送信時における前記送受切替回路の切替制御電圧を生成する送信制御信号検出部と、を備え、
    前記アクティブアンテナと前記送受信機本体とを接続する配線が1本の信号線路のみで送受信動作が可能であることを特徴とする無線装置。
  2. 無線機本体からの送受信情報に基づいて、受信時における前記増幅器の電源電圧と、前記送受切替回路の切替制御電圧に用いる受信制御信号を生成して、前記信号線路上の信号電圧に重畳する送受信制御信号生成部を備えることを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 前記受信制御信号生成部は、上記受信制御信号を生成するトランジスタと、受信制御信号を前記信号線路に印加するインダクタを有することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  4. 前記無線機本体から前記信号線路に電源電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  5. 前記信号線路から取り出した前記受信制御信号に基づき、アクティブアンテナ内のスイッチを受信側に切替え制御し、低雑音増幅器を動作させる受信制御信号印加部を備えることを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載の無線装置。
  6. 前記受信制御信号印加部は、一端が前記信号線路に接続され、他端が前記増幅器の電源端子と前記送受切替回路の切替制御端子とに接続されるインダクタ素子を有することを特徴とする請求項5に記載の無線装置。
  7. 前記送信制御信号検出部は、
    前記信号線路に対して電力分岐を行う電力分岐手段と、
    前記電力分岐手段を通過した信号を整流する整流器と、を有し、
    前記送受切替回路は、送信時には、前記整流器の出力に基づいて切替制御されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の無線装置。
  8. 前記電力分岐手段は、前記信号線路に対して容量結合される方向性結合器であることを特徴とする請求項7に記載の無線装置。
  9. 前記送信制御信号検出部は、
    前記信号線路に対して電力分岐を行う電力分岐手段と、
    前記電力分岐手段を通過した信号を整流する整流器と、
    前記整流器で整流された信号の高周波成分を除去するローパスフィルタと、を有し、
    前記送受切替回路は、送信時には、前記ローパスフィルタの出力に基づいて切替制御されることを特徴とする請求項6、7のいずれかに記載の無線装置。
  10. 前記送信制御信号検出部は、
    前記整流器またはローパスフィルタの出力信号を論理反転する第1の論理反転部と、
    前記第1の論理反転部の出力をさらに論理反転する第2の論理反転部と、有し、
    受信時に、前記第1の論理反転部は第1の論理値を出力し、かつ前記第2の論理反転部は第2の論理値を出力し、送信時に、前記第1の論理反転部は前記第2の論理値を出力し、かつ前記第2の論理反転部は前記第1の論理値を出力することを特徴とする請求項7乃至9に記載の無線装置。
  11. 前記送信制御信号検出部は、
    前記整流器またはローパスフィルタの出力信号を非反転増幅する非反転増幅部と、
    前記非反転増幅部の出力を論理反転する論理反転部と、を有し、
    受信時に、前記非反転増幅部は第2の論理値を出力し、かつ前記論理反転部は第1の論理値を出力し、送信時に、前記非反転増幅部は前記第1の論理値を出力し、かつ前記論理反転部は前記第2の論理値を出力することを特徴とする請求項7乃至9に記載の無線装置。
  12. 前記送信制御信号検出部は、前記ローパスフィルタの出力信号を増幅する非反転増幅部をさらに有し、
    前記送受切替回路は、送信時には、前記非反転増幅部の出力に基づいて切替制御され、
    前記受信制御信号印加部は、前記非反転増幅部の出力に基づいて、受信時のみ、前記増幅器に電源電圧を供給するとともに前記送受切替回路を切替制御することを特徴とする請求項7乃至9に記載の無線装置。
  13. 前記信号線路に対して印加される直流バイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部を備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の無線装置。
  14. 前記送受信機本体から出力される送信電力が所定のしきい値より小さい場合に、送信電力を補正する送信電力補正部と、
    前記送信電力補正部により送信電力の補正を行った場合に、前記送受切替回路を切替制御して送信電力を調整する送信電力調整部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の無線装置。
  15. 前記送受信機本体から出力される送信電力が所定のしきい値より小さい場合に、送信電力を補正する送信電力補正部と、
    前記送信電力補正部により送信電力の補正を行った場合に、前記送信電力補正部からの信号と前記送信制御信号検出部からの信号とに基づいて、送信中に前記送信電力補正部からの信号が入力された場合にのみ送信電力を減衰させる送信電力減衰部と、
    前記送信電力減衰部を制御するための制御信号を発生する送信電力減衰制御信号送信部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の無線装置。
  16. 前記アンテナは、
    送信用アンテナと、
    前記増幅器に接続される受信用アンテナと、を有し、
    前記送受切替回路は、前記送信制御信号検出部および前記受信制御信号印加部の出力電圧に基づいて、前記送信用アンテナまたは前記受信用アンテナを選択することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の無線装置。
  17. 前記アンテナから送受信される無線信号と異なる周波数の送信制御信号を生成する送信制御信号生成部を備え、
    前記送信制御信号は、信号線路上の送信信号に重畳されることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の無線装置。
  18. 前記アクティブアンテナ、前記受信制御信号印加部および前記送信制御信号検出部を組として、複数組が設けられ、
    前記受信制御信号生成部は、前記複数組で共用されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の無線装置。
  19. 前記アクティブアンテナが複数設けられ、
    前記送信制御信号検出部は、前記複数で共用されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の無線装置。
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