JP2006031291A - 情報処理装置、システム、構造化文書の提供方法、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、システム、構造化文書の提供方法、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者や端末を予め登録することなく、構造化文書を提供することができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 文書配信装置2は、文書データの利用権情報に対応した文書データの利用形態に関する情報および文書データの利用権情報に対応した文書データの品質情報のうちの少なくともいずれか一方を含む属性データと、文書データとからなる構造化文書データを記憶する構造化文書記憶手段22と、利用者端末3から取得した属性データに基づいて、構造化文書記憶手段22を検索する構造化文書検索手段21とを有する。利用者端末3は、文書データの利用権に関する情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する利用権判定手段33を有し、文書データの利用権を所有している場合に、利用権に応じた利用形態または品質で文書データの利用が許可される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、システム、構造化文書の提供方法、情報処理方法およびプログラムに関する。
IT技術の普及に伴い、電子文書の応用範囲はますます広がりつつある。テキストエディタやワードプロセッサ等で作成される電子文書は、以前は紙で印刷することを目的として作成されることが多かった。しかし、ネットワーク技術の普及と記憶装置の大容量化にともなって、電子文書そのものがやりとりされるようになってきた。また電子文書を、その内容に構造をもたせた構造化文書とすることにより、コンピュータ等による処理を容易にできるように工夫されてきている。
また、電子文書は、その複製が極めて容易であるので、著作者の権利を保護するために、認証技術、暗号技術、アクセス制御技術等を利用して、例えば対価を支払った利用者のみがダウンロードできるようにしたり、対価と引き換えに取得した復号鍵等の秘密情報によって閲覧や印刷ができるようにしたりする方法が提案されている。著作者の権利を保護するための方法が考案されている一方で、電子文書を利用する利用者にとっては、利用時の利便性が損なわれてしまう。また、著作者にとっては、自らの権利を守るために煩雑な準備を行わなければならなくなってきている現状がある。このような従来技術として以下のようなものが提案されている。
特許文献1の装置は、アクセス要求元の利用者や端末を特定し、構造化文書内にあらかじめ定義された各構成要素に対するアクセス権に従って、構造化文書記述データの表示や検索を可能とする。これにより、構造化文書記述データの各構成要素に対するセキュリティ機能を提供するというものである。
また、特許文献2の装置は、情報利用者からの開示要求があるとき、それが登録済みの利用者であれば、開示情報変換部が原始開示情報を特定された利用者に対応する変換ルールに従って変換し、変換した情報を利用者に開示する。これにより、コンテンツを公開する際、ユーザ毎に開示情報を制限できるというものである。
特開2001−229067号公報 特開2002−207637号公報
しかしながら、特許文献1および2記載の装置では、利用者に応じて情報を開示することができるが、情報を開示する利用者や端末を予め登録しておく必要がある。不特定多数の人に対して電子文書を提供するシステムでは、利用者や端末を予め登録することができない。このため、特許文献1および2記載の装置では、不特定多数の人に対して電子文書を提供するシステムには適用することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、利用者や端末を予め登録することなく、構造化文書を提供できる情報処理装置、システム、構造化文書の提供方法、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載のように、文書情報と、該文書情報の利用権情報を含む属性情報とからなる構造化文書情報を記憶する記憶手段と、入力された属性情報に基づいて、前記記憶手段内の構造化文書情報を検索する検索手段とを有し、前記属性情報は、前記文書情報の利用権情報に対応した前記文書情報の利用形態に関する情報および前記文書情報の利用権情報に対応した前記文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする情報処理装置である。
本発明によれば、利用権に対応した文書情報の利用形態に関する情報または文書の品質情報を構造化文書内に持たせ、該当する構造化文書情報を利用者に提供する。利用者が提供された文書情報の利用権を持っている場合、利用権に応じた利用形態および品質で文書情報の利用が許可される。これにより、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を提供できる。
本発明は、請求項2に記載のように、請求項1記載の情報処理装置において、更に、前記検索手段で検索された構造化文書情報を所定の情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。本発明によれば、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を送信できる。
本発明は、請求項3に記載のように、請求項1または請求項2記載の情報処理装置において、前記文書情報は、品質の異なる複数の文書情報を含むことを特徴とする。本発明によれば、品質に関する情報に応じて複数の異なる文書情報を含むので、利用者の様々な要求に応じて、複数の構造化文書情報を用意する必要がない。
本発明は、請求項4に記載のように、請求項1または請求項2記載の情報処理装置において、更に、前記文書情報が品質の異なる複数の文書情報を含む場合、該複数の文書情報のうち、前記情報処理装置が要求する文書情報以外の文書情報を削除する削除手段を有することを特徴とする。本発明によれば、利用者が指定した品質情報をもつ文書情報以外の文書情報を構造化文書情報内から削除するようにしたので、構造化文書情報のサイズを小さくすることができる。これにより、ネットワークを経由する際の送信効率を向上させることができる。また、構造化文書情報の提供側では、異なる複数の文書情報を一つの構造化文書にまとめることができるので、利用形態や品質に関する利用者の様々な要求にごとに、複数の構造化文書情報を用意する必要がない。
本発明は、請求項5に記載のように、文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を取得する取得手段と、前記文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定手段とを有することを特徴とする情報処理装置である。本発明によれば、利用権に対応した文書情報の利用形態に関する情報または品質情報を構造化文書内に持たせ、該当する構造化文書情報を利用者に提供する。利用者が提供された文書情報の利用権を持っている場合、利用権に応じた利用形態または品質で文書情報の利用が許可される。これにより、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を提供できる。
本発明は、請求項6に記載のように、請求項5記載の情報処理装置において、更に、前記属性情報を指定する指定手段を有することを特徴とする。本発明によれば、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、指定した属性情報に応じた文書を取得することができる。
本発明は、請求項7に記載のように、請求項5または請求項6記載の情報処理装置において、更に、前記文書情報が符号化されている場合、該符号化された文書情報を復号する復号手段を有することを特徴とする。本発明によれば、符号化された文書情報を復号して利用することができる。
本発明は、請求項8に記載のように、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置において、更に、前記文書情報を前記利用権に対応した品質に変換する変換手段を有することを特徴とする。本発明によれば、構造化文書の提供者は、品質に応じた文書情報を複数用意することなく、予定する最高品質の文書情報を用意するだけでよく、品質や料金に関する利用者の様々な要求に対して、予め想定する利用方法を定義することができ、かつ、利用者や端末を予め登録しておく必要もない。
本発明は、請求項9に記載のように、請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記文書情報は、品質の異なる複数の文書情報を含むことを特徴とする。本発明によれば、品質に関する情報に応じて複数の異なる文書情報を含むので、利用者の様々な要求に応じて、複数の構造化文書情報を用意する必要がない。
本発明は、請求項10に記載のように、請求項5から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、更に、前記文書情報が品質の異なる複数の文書情報を含む場合、該複数の文書情報の中から、前記利用権に対応する文書情報を選択する選択手段を有することを特徴とする。本発明によれば、利用形態や品質に関する利用者の様々な要求にごとに、複数の構造化文書情報を用意する必要がない。
本発明は、請求項11に記載のように、請求項5から請求項10のいずれか一項に記載の情報処理装置において、更に、前記利用権を所有する文書情報を表示する表示手段を有することを特徴とする。本発明によれば、文書情報の利用権に応じた文書を見ることができる。
本発明は、請求項12に記載のように、請求項5から請求項11のいずれか一項に記載の情報処理装置において、更に、前記利用権を所有する文書情報を所定の画像形成装置に転送する転送手段を有することを特徴とする。本発明によれば、提供された文書をプリンタ等の画像形成装置で印刷できる。
本発明は、請求項13に記載のように、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の記載の情報処理装置において、前記属性情報は更に、前記文書情報の料金に関する情報を含むことを特徴とする。本発明によれば、利用者や端末等を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、料金に応じた文書を取得することができる。
本発明は、請求項14に記載のように、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記文書情報は、画像情報またはテキスト情報であることを特徴とする。本発明によれば、利用者や端末等を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定の人に対して、利用権に応じた画像情報またはテキスト情報を含む構造化文書を提供することができる。
本発明は、請求項15に記載のように、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記文書情報の利用形態に関する情報における利用形態は、表示または印刷である。
本発明は、請求項16に記載のように、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記文書情報の品質情報における品質は、低精細、高精細、要約および全文のうちの少なくともいずれか一つである。
本発明は、請求項17に記載のように、請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記利用権は、暗号鍵に関する情報であることを特徴とする。
本発明は、請求項18に記載のように、構造化文書を提供する文書配信装置と、請求項5から請求項17のいずれか一項に記載の情報処理装置とを有することを特徴とするシステムである。本発明によれば、利用者が提供された文書情報の利用権を持っている場合、利用権に応じた利用形態または品質で文書情報の利用が許可される。これにより、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を提供できる。
本発明は、請求項19に記載のように、文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を記憶する記憶手段を入力された属性情報を用いて検索する検索ステップと、前記検索ステップで検索された構造化文書情報を所定の情報処理装置に送信する送信ステップとを有することを特徴とする構造化文書の提供方法である。
本発明によれば、利用権に対応し文書情報の利用形態に関する情報または品質に関する情報を構造化文書内に持たせ、該当する構造化文書情報を利用者に提供する。利用者が提供された文書情報の利用権を持っている場合、利用権に応じた利用形態または品質で文書情報の利用が許可される。これにより、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を提供できる。
本発明は、請求項20に記載のように、請求項19記載の構造化文書の提供方法において、更に、前記文書情報が品質の異なる複数の文書情報を含む場合、該複数の文書情報のうち、前記情報処理装置が要求する文書情報以外の文書情報を削除するステップを有することを特徴とする。本発明によれば、利用者が指定した品質情報をもつ文書情報以外の文書情報を構造化文書情報内から削除するようにしたので、構造化文書情報のサイズを小さくすることができる。これにより、ネットワークを経由する際の送信効率を向上させることができる。
本発明は、請求項21に記載のように、文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を取得する取得ステップと、前記文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定ステップとを有することを特徴とする情報処理方法である。本発明によれば、利用者が提供された文書情報の利用権を持っている場合、利用権に応じた利用形態または品質で文書情報の利用が許可される。これにより、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を提供できる。
本発明は、請求項22に記載のように、請求項21記載の情報処理方法において、更に、前記文書情報を前記利用権に対応する品質に変換する変換ステップを有することを特徴とする。本発明によれば、構造化文書の提供者は、品質に応じた文書情報を複数用意することなく、予定する最高品質の文書情報を用意するだけでよく、品質や料金に関する利用者の様々な要求に対して、予め想定する利用方法を定義することができ、かつ、利用者や端末を予め決定しておく必要もない。
本発明は、請求項23に記載のように、文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を取得する取得ステップ、前記文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明によれば、利用者が提供された文書情報の利用権を持っている場合、利用権に応じた利用形態または品質で文書情報の利用が許可される。これにより、利用者や端末等に関する情報を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、利用権に応じた文書を提供できる。
本発明は、請求項24に記載のように、請求項23記載のプログラムにおいて、更に、前記文書情報を利用権に対応した品質に変換する変換ステップを前記コンピュータに実行させる。本発明によれば、構造化文書の提供者は、品質に応じた文書情報を複数用意することなく、予定する最高品質の文書情報を用意するだけでよく、品質や料金に関する利用者の様々な要求に対して、予め想定する利用方法を定義することができ、かつ、利用者や端末を予め決定しておく必要もない。
本発明は、請求項25に記載のように、請求項23または請求項24記載のプログラムにおいて、前記属性情報は更に、前記文書情報の料金に関する情報を含む。本発明によれば、利用者や端末等を、構造化文書情報を提供する装置に予め登録することなく、不特定多数の人に対して、料金に応じた構造化文書を提供することができる。
本発明によれば、利用者や端末を予め登録することなく、構造化文書を提供できる情報処理装置、システム、構造化文書の提供方法、情報処理方法およびプログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明する。
実施例1について詳細に説明する。図1は、実施例1に係るシステムの構成図である。図1に示すように、システム1は、文書配信装置2、利用者端末3を備え、これらはネットワーク4を介して接続されている。実施例1は、文書データ(文書情報)として一つの画像データが取り扱われる例を示したものであり、利用者が指定した属性に従った最適な構造化文書データ(構造化文書情報)を利用者に提供するものである。
文書配信装置2は、構造化文書検索手段21、構造化文書記憶手段22を備える。文書配信装置2は、構造化文書データを配信する装置であって、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等を備えたサーバによって構成されている。CPUが所定のプログラムを実行することで、文書配信装置2の各機能が実現される。
構造化文書検索手段21は、利用者端末3から取得した文書情報の属性情報に基づいて、構造化文書記憶手段22の構造化文書データを検索するものである。構造化文書記憶手段22は、構造化文書データを記憶する。また、文書配信装置2は、構造化文書検索手段21で検索された構造化文書情報を利用者端末3に送信する通信コントローラ(送信手段:不図示)を有する。
図2は、実施例1における構造化文書データを説明する図である。図2に示すように、構造化文書データは、属性データ41および文書データ42を含む。図2では、構造化文書データ40に一つの文書データ42が含まれる例を示している。図3は、実施例1における属性データ41の一例である。属性データ41は、利用形態データP1、品質データP2、料金データP3、利用権IDデータP4を含む。
利用形態データP1は、文書データの利用権に関する情報に対応した文書データの利用形態に関する情報である。本実施例では、利用形態データP1は、表示可能および印刷可能という二つのデータからなる。品質データP2は、文書データの利用権に関する情報に対応した文書データの品質情報である。品質データP2は、低精細(ドラフト)および高精細という二つのデータからなる。料金データP3は、文書データの料金に関する情報であり、例えば0円、10円、100円および200円という四つのデータからなる。利用権IDデータP4は、利用者が所有する文書データの利用権を識別するためのものであり、図3に示す例では、4つのデータからなる。
1の利用権IDの所有者は、利用形態データP1に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示させることができ、品質データP2に従って、文書データを低精細の品質で利用することができ、料金データP3に従って、0円の料金を払うことが必要となる。また、2の利用権IDの所有者は、利用形態データP1に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示させることができ、品質データP2に従って、文書データを高精細な品質で利用することができ、料金データP3に従って、100円の料金を払う必要がある。
また、3の利用権IDの所有者は、利用形態データP1に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示または印刷することができ、品質データP2に従って、文書データを低精細の品質で利用することができ、料金データP3に従って、10円の料金を払う必要がある。また、4の利用権IDの所有者は、利用形態データP1に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示または印刷することができ、品質データP2に従って、文書データを高精細の品質で利用することができ、料金データP3に従って、200円の料金を払う必要がある。なお、属性データ41の表現形式は、いかなる形式であってもよい。
図4は、実施例1の属性データのXMLタグ表現の一例を示す図である。図4において、符号P1は利用形態データ、P2は品質データ、P3は料金データ、P4は利用権IDデータをそれぞれ示す。このように、図2および図3で示した属性データ41をXMLタグ形式で表現することができる。
図5は、実施例1の文書データ42の一例を示す図である。ここでは一例として、XMLタグ形式を用いて、文書データの形式、エンコーディングの形式、および暗号アルゴリズムの種類を、XMLタグの属性として表現している。この例では、文書データ42の形式としてTIFF画像データを、暗号アルゴリズムの種類としてはAES(Advanced Encryption Standard)の128bitを、エンコーディングの形式としてはbase64を用いている。図5において、「××・・・×」が暗号化された画像データである。なお、図4および図5に示したデータ以外のデータが含まれることを排除するものではない。
再度図1を参照すると、利用者端末3は、属性値指定手段31、送受信手段32、利用権判定手段33、複号手段34、品質変換手段35、表示手段36、転送手段37を備える。利用者端末3は、例えばCPU、ROMおよびRAM等を備えたパーソナルコンピュータやワークステーションによって構成されている。CPUが所定のプログラムを実行することで利用者端末3の各機能が実現される。
属性値指定手段31は、利用者が、文書データの属性値(属性情報)を指定するものである。例えば、利用者が表示可能、低精細の品質で、かつ料金が0円の構造化文書を取得したい場合、属性値指定手段31を用いて、図3で示したような、利用形態属性データP1に対応する利用形態属性値「表示可能」、品質属性データP2に対応する品質属性値「低精細」、料金属性データP3に対応する料金属性「0円」を指定することができる。送受信手段32は、属性値指定手段31で指定された構造化文書の属性値を文書配信装置2に送信する。また、送受信手段32は、構造化文書検索手段21で検索された構造化文書データを取得する。
利用権判定手段33は、文書データの属性情報に含まれる利用権IDに対応する文書情報の利用権を利用者端末3が所有するかどうかを判定するものである。ここで、利用権は、例えば文書データを暗号化している暗号鍵データ等である。なお、本実施例では、利用権として暗号鍵データを用いて説明するが、利用権はこれに限定されるものではない。利用者は、構造化文書とは別に、または同時に、利用権となる暗号鍵データを入手しておくことが必要となる。暗号鍵データは、例えば利用者端末3を構成するメモリや利用者が所有するリムーバブルメディア等に格納され、利用権判定の際にメモリやリムーバブルメディアから読み出される。
復号手段34は、文書データ51が符号化されている場合、該符号化された文書データを復号するものである。利用権として暗号鍵データを用いる場合には、復号手段34は、利用権としての暗号鍵データを用いて、暗号化された文書データ51を平文に復号できる。
品質変換手段35は、復号手段34で復号された文書データを、文書データの利用権に対応する品質に変換するものである。例えば、利用者が利用権ID1に相当する暗号化データを所有している場合には、図4の属性データに示したように、利用権ID1の品質属性は低精細の品質なので、品質変換手段35は、文書データを低精細の品質に変換する。また、利用者が利用権ID2に相当する暗号鍵データを所有している場合には、文書データは高精細の品質のままでよいので、品質変換手段35は、文書データの品質を変換しない。
品質変換手段35は、文書データが画像データである場合、解像度を下げたり色数を下げたりすることで画像変換を行ってもよい。例えば、文書データが高精細の品質で、画像データが600dpiの場合、品質変換手段35は、利用者が所有する利用権に応じて、画像データを300dpiに変換する。また、文書データが高精細の品質で、画像データが256階調で表現されている場合、品質変換手段35は、利用者が所有する利用権に応じて、画像データを16階調に変換する。解像度や色数の具体的数値については、予め規定しておいてもよいし、品質属性値に具体的数値を設定しておいてもよい。
表示手段36は、品質変換手段35で変換され、文書データの利用権を所有すると判定された文書データを表示する。これにより、利用者や端末を予め登録しておくことなく、所望の文書データを表示させることができる。転送手段37は、品質変換手段35で変換され、文書データの利用権を所有すると判定された文書データを画像形成装置を構成するプリンタ(不図示)に転送するものである。これにより、利用者や端末を予め登録しておくことなく、印刷された文書を得ることができる。
次に、実施例1に係るシステムの動作について説明する。図6は、実施例1に係るシステムの動作フローチャートである。まず、ステップS101で、ユーザは属性値指定手段31を介して所望の属性値を指定する。ステップS102で、送受信手段32は、属性値指定手段31で指定された属性値を、ネットワーク4を介して文書配信装置2に送信する。ステップ201で、文書配信装置2は、利用者端末3からの属性値を受信する。
次に、ステップS202で、構造化文書検索手段21は、構造化文書記憶手段22にアクセスして、指定された属性値を含む構造化文書データがあるかどうか検索をする。例えば利用者が図3で示した属性データに対応する属性値を、属性値指定手段31を介して指定したとき、図4に示した属性データを含む構造化文書データが構造化文書記憶手段22に格納されていれば、利用者が指定した属性値を含む構造化文書データが検索結果として得られる。なお、利用者が表示可能、高精細品質で、かつ料金が0円の構造化文書を指定した場合は、図3に示すように、このような属性データを含む構造化文書データは構造化文書記憶手段22に格納されていないため、該当する構造化文書データは検索でヒットしない。
ステップS202で、文書配信装置2は、指定され属性値を持つ構造化文書データが有る場合、ステップS203で、検索された構造化文書データを利用者端末3に送信する。ステップS103で、送受信手段32は、文書配信装置2から送信された構造化文書データを受信する。ステップS104で、利用権判定手段33は、送受信手段32で取得した構造化文書データの利用権を保持しているかどうかを判定する。例えば、構造化文書データが図4に示した属性データを持っており、利用者が利用権ID1から4のいずれかに相当する暗号鍵データを保持している場合には、利用権判定手段33は、利用者が構造化文書データの利用権を持っていると判定し、文書データの利用が許可される。
ステップS105で、復号手段34は、文書データが暗号化されている場合、暗号化された文書データを復号する。ステップS106で、品質変換手段35は、文書データを利用者が保持する利用権に対応した品質に変換する。例えば、品質変換手段35は、利用者が利用権ID1に相当する暗号化データを保持している場合には、図3に示した属性データに例示したように、品質属性は低精細の品質なので、文書データを低精細の品質に変換する。また、文書データが画像データの場合、解像度を下げたり色数を下げたりすることで画像変換を行う。ステップS107で、表示手段36は、品質変換手段35で変換された文書データを表示する。このように、利用者は所望の属性値をもった構造化文書を取得してそれを表示することができる。
なお、図1で示したシステム1は、文書配信装置2および利用者端末3がネットワークを介して接続されている例について示したが、図7に示すシステム101のように、文書配信装置2および利用者端末3がネットワークを介さない構成であってもよい。文書配信装置2は、図1と同様に、構造化文書検索手段21、構造化文書記憶手段22を備える。利用者端末3も、図1と同様に、属性値指定手段31、送受信手段32、利用権判定手段33、複号手段34、品質変換手段35、表示手段36を備える。
実施例1によれば、利用者や端末を予め登録することなく、不特定多数の人に対して利用者の権限に応じて電子文書を提供することができる。また、構造化文書データの提供者は、品質に応じた文書データを複数用意することなく、予定する最高品質の文書データを用意するだけでよく、品質や料金に関する利用者の様々な要求に対して、予め想定する利用方法を定義することができ、かつ、利用者や端末を予め決定しておく必要もない。
次に実施例2について説明する。実施例2は、文書データとして複数のテキストデータが取り扱われる場合を示したものであり、利用者が指定した属性に従った最適な構造化文書を、利用者に提供するものである。
図8は、実施例2に係るシステムの構成を示す図である。システム201は、文書配信装置2および利用者端末203を備える。文書配信装置2は、構造化文書検索手段21、構造化文書記憶手段22を備える。利用者端末203は、属性値指定手段31、送受信手段32、利用権判定手段33、復号手段34、文書選択手段235、表示手段36を備える。文書選択手段235は、前記文書データが品質の異なる複数の文書データを含む場合、複数の文書データの中から、文書データの利用権に対応する文書情報を選択するものである。
図9は、実施例2で用いる構造化文書データを説明する図である。この構造化文書データは、文書配信装置2の構造化文書記憶手段22に格納されているものであり、文書配信装置2から利用者端末203に提供される。図9に示すように、構造化文書データ50は、属性データ51、要約文を含む文書データ(1)52、全文を含む文書データ(2)52を含む。このように、本実施例の構造化文書データ50は、要約文と全文という品質の異なる二つの文書データを含んでいる。
図10は、実施例2で用いる属性データの一例を示す図である。属性データ41は、利用形態データP11、品質データP12、料金データP13、利用者識別(利用者ID)データP14を含む。利用形態データP11は、文書データの利用形態を表すものである。利用形態データP11は、表示可能および印刷可能という二つのデータからなる。品質データP12は、文書データの品質を表すものである。品質データP12は、要約および本文という二つのデータからなる。料金データP13は、文書データの料金を表すものである。料金データP13は、例えば、0円、10円、100円および200円という四つのデータからなる。
利用権IDデータP4は、利用者が所有する文書データの利用権を識別するためのものであり、図10に示す例では、4つのデータからなる。1の利用権IDの所有者は、利用形態データP11に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示させることができ、品質データP12に従って、文書データを要約文で利用することができ、料金データP13に従って、0円の料金を払うことが必要となる。また、2の利用権IDの所有者は、利用形態データP11に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示させることができ、品質データP12に従って、文書データを本文(全文)で利用することができ、料金データP13に従って、100円の料金を払うことが必要となる。
また、3の利用権IDの所有者は、利用形態データP11に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示と印刷することができ、品質データP12に従って、文書データを要約文で利用することができ、料金データP13に従って、10円の料金を払うことが必要となる。また、4の利用権IDの所有者は、利用形態データP11に従って、構造化文書データに含まれる文書データを表示と印刷することができ、品質データP12に従って、文書データを本文で利用することができ、料金データP13に従って、200円の料金を払うことが必要となる。なお、属性データ51の表現形式は、いかなる形式であってもよい。好適な例としては、XMLタグ形式で表現することができる。
図11は、実施例2における属性データのXMLタグ表現の一例を示す図である。図11において、符号P11は利用形態データ、P12は品質データ、P13は料金データ、P14は利用権IDデータをそれぞれ示す。このように、図9および図10で示した属性データ41をXMLタグ形式で表現することができる。
図12は、図9で示した文書データ(1)52の一例を示す図である。図12では、XMLタグ形式を用いて、文書内容データの形式、暗号アルゴリズムの種類、エンコーディングの形式および品質を、XMLタグの属性として表現している。この例では、文書データの形式としてテキストデータを、暗号アルゴリズムの種類としてはAESの128bitを、エンコーディングの形式としてはbase64を、品質は「要約」である。図中「××・・・×」で示す部分が文書の要約部分であり、暗号化されている。
図13は、図9で示した文書データ(2)53の一例を示す図である。図13では、品質は「全文」を表した文書データを表している。この例では、文書データの形式としてテキストデータを、暗号アルゴリズムの種類としてはAESの128bitを、エンコーディングの形式としてはbase64を、品質は「全文」である。図中「××・・・×」で示す部分が文書の本文部分であり、暗号化されている。実施例2では、図9に示したように、構造化文書データ50は、図11で示した属性データ51、および図12に示した文書データ(1)52、および図13で示した文書データ(2)53を含んでいる。なお、図11、図12、図13に示したデータ以外のデータが含まれることを排除するものではない。
次に、実施例2に係るシステムの動作について説明する。図14は、実施例2に係るシステムの動作フローチャートである。まず、ステップS301で、ユーザは属性値指定手段31を介して所望の属性値を指定する。例えば、表示可能、要約で、かつ料金が0円の属性値を指定することができる。ステップS302で、送受信手段32は、指定された属性値を、ネットワーク4を介して文書配信装置2に送信する。ステップS401で、文書配信装置2は、利用者端末203から属性値を受信する。
ステップS402で、構造化文書検索手段21は、構造化文書記憶手段22にアクセスして、指定された属性値を含む構造化文書データを検索する。例えば、構造化文書データ50が図11に示した属性データを持つ場合、利用者が指定した属性値を含む構造化文書データが検索でヒットする。なお、利用者が表示可能で要約と本文を含み、かつ料金が0円のものを指定した場合は、指定された属性値を含む構造化文書データは検索でヒットされない。ステップS403で、文書配信装置2は、検索された構造化文書データを利用者端末3に送信する。
ステップS303で、送受信手段32は、文書配信装置2から送信された構造化文書データを取得する。ステップS304で、利用権判定手段33は、利用者が受信した構造化文書データの利用権を所有しているかどうかを判定する。受信した構造化文書データが図11で示した属性データを持ち、利用者が利用権ID1から4のいずれかに相当する暗号鍵データを保持している場合には、利用権判定手段33は、利用者が利用権を持っている判定する。ステップS305で、復号手段34は、文書データが暗号化されている場合、暗号化された文書データを復号する。
ステップS306で、文書選択手段235は、図9に示すように、構造化文書データ50が複数の文書データ52、53を持つ場合、複数の文書データの中から利用者が持つ利用権に対応した品質データを持つ文書データを選択する。例えば、利用者が利用権ID1に相当する暗号鍵データを保持している場合には、図10に示したように、品質は「要約」なので、品質データP12として「要約」を持つ文書データ(1)52を選択する。次に、ステップS307で、表示手段36は、選択された文書データを表示する。なお、文書選択手段235で選択された文書を画像形成装置を形成するプリンタ(不図示)により転送するようにしてもよい。
実施例2によれば、構造化文書データの提供者は、品質の異なる複数の文書データを一つの構造化文書にまとめることができ、品質や料金に関する利用者の様々な要求にごとに、複数の構造化文書を用意する必要がなくなり、かつ、利用者や端末を予め登録しておく必要もない。
次に実施例3について説明する。実施例3は、実施例2と同様に、文書データとして複数のテキストデータが取り扱われる場合を示したものである。実施例2との違いは、実施例2では複数の文書内容データを利用権に応じて選択したのに対し、実施例3では、複数の文書内容データのうち、利用権に対応しないデータを構造化文書内から削除するようにしたものである。
実施例2と同様に、構造化文書データ50は図9に示したものを用い、属性データ51は図10および図11に示したものを、文書データ52は図12、文書データ53は、図13に示したものを用いて説明する。したがって、構造化文書データ50は、少なくとも図11に示した属性データ、および図12に示した文書データ(1)、および図13に示した文書データ(2)を含む。なお、図11、図12および図13に示したデータ以外のデータが含まれることを排除するものではない。
図15は実施例3に係るシステム301の構成図である。図15に示すように、システム301は、文書配信装置302、利用者端末3を備え、これらはネットワーク4を介して接続されている。文書配信装置302は、構造化文書検索手段21、構造化文書記憶手段22、文書内容データ削除手段303を備える。
構造化文書検索手段21は、利用者によって指定された属性値に基づき、構造化文書データを検索する。構造化文書記憶手段22は、構造化文書データを記憶する。文書データ削除手段303は、検索された文書データが複数の文書データを含んでいる場合、利用者端末3が要求する文書データ以外の文書データを削除するものである。
利用者端末3は、属性値指定手段31、送受信手段32、利用権判定手段33、複号手段34、品質変換手段35、表示手段36を備える。上記実施例と同一箇所については同一符号を付して説明を省略する。
次に、実施例3に係るシステム301の動作について説明する。図16は、実施例3に係るシステム301の動作フローチャートである。まず、ステップS501で、ユーザは属性値指定手段31を介して所望の属性値を指定する。例えば、ユーザは表示可能で要約で、かつ料金が0円の属性値を指定する。ステップS502で、送受信手段32は、指定された属性値を、ネットワーク4を介して文書配信装置302に送信する。ステップS601で、文書配信装置302は、利用者端末3からの属性値を受信する。
ステップS602で、構造化文書検索手段21は、構造化文書記憶手段22にアクセスして、指定された属性値を含む構造化文書データを検索する。例えば、構造化文書データが図11に示した属性データを持つ場合は、利用者が指定した属性値を含む構造化文書データが検索でヒットする。なお、利用者が表示可能で要約と本文を含み、かつ料金が0円のものを指定した場合は、該当する構造化文書データは検索でヒットしない。
次に、ステップS602で、利用者に指定された属性値を含む構造化文書データが検索された場合、ステップ603で、文書データ削除手段303は、検索された構造化文書データの中で利用者が指定した品質属性値をもつ文書データ以外の文書データを削除する。ステップS604で、文書配信装置302は、利用者が指定した品質属性値に対応した文書データを含む構造化文書データを、ネットワーク4を経由して利用者端末3に送信する。
ステップS503で、送受信手段32は、利用者が指定した品質属性値に対応した文書データを含む構造化文書データを受信する。ステップS504で、利用権判定手段33は、受信した構造化文書データの利用権を利用者が保持しているかどうかを判定する。構造化文書データが図11に示した属性データを持ち、利用者が利用権ID1から4のいずれかに相当する暗号鍵データを保持している場合には、利用権判定手段33は、利用者が利用権を持っていると判定する。
ステップS504で、利用者が利用権を持っていると判定されると、ステップS505で、復号手段34は、文書データを復号した後、ステップS506で、表示手段36は、文書データを表示する。なお、文書データが暗号化されていない場合は、復号するステップS505は省略される。このようにして、利用者は所望の属性値をもった構造化文書データを取得してそれを表示することができる。
実施例3によれば、利用者が指定した品質データを持つ文書データ以外の文書データが構造化文書データ内から削除されて送信されるので、送信する構造化文書データのサイズを利用者にとって必要最小限にすることができ、ネットワークを経由する際の送信効率を向上させることができる。また構造化文書データの提供者は、品質に応じた複数の文書データを一つの構造化文書データにまとめることができ、品質や料金に関する利用者の様々な要求にごとに、複数の構造化文書データを用意する必要がなくなり、かつ、利用者や端末を予め決定しておく必要もない。よって、利用者や端末を特定することなく、それらとは独立な利用権に基づく構造化文書データを提供できる。
なお、本発明による情報処理方法は、例えば、CPU、ROM、RAM等を含む利用者端末3、203により実現され、プログラムをハードディスク装置や、CD−ROM、DVDまたはフレキシブルディスクなどの可搬型記憶媒体等からインストールし、または通信回路からダウンロードし、CPUがこのプログラムを実行することで、各ステップが実現される。つまり、プログラムが文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む属性情報と、文書情報とからなる構造化文書情報を取得するステップ、文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定ステップをCPU(コンピュータ)に実行させることで、利用者端末3および203や情報処理方法が実現される。
なお、構造化文書記憶手段22、構造化文書検索手段21、文書データ削除手段303、送受信手段32、利用権判定手段33、属性値指定手段31、復号手段34、品質変換手段35、文書選択手段235、表示手段36、転送手段37が、特許請求の範囲における記憶手段、検索手段、削除手段、取得手段、判定手段、指定手段、復号手段、変換手段、選択手段、表示手段、転送手段にそれぞれ対応する。また、請求項1から請求項4の情報処理装置が文書配信装置2に対応し、請求項5から請求項12までの情報処理装置が利用者端末3に対応する。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
実施例1に係るシステムの構成図である。 実施例1における構造化文書データを説明する図である。 実施例1における属性データの一例を示す図である。 実施例1における属性データのXMLタグ表現の一例を示す図である。 実施例1における文書データの一例を示す図である。 実施例1に係るシステムの動作フローチャートである。 実施例1に係るシステムの他の構成例を示す図である。 実施例2に係るシステムの構成を示す図である。 実施例2における構造化文書データを説明する図である。 実施例2における属性データの一例を示す図である。 実施例2における属性データのXMLタグ表現の一例を示す図である。 実施例2における文書データ(1)52の一例を示す図である。 実施例2における文書データ(2)53の一例を示す図である。 実施例2に係るシステムの動作フローチャートである。 実施例3に係るシステム301の構成図である。 実施例3に係るシステム301の動作フローチャートである。
符号の説明
1、101、201 システム 33 利用者判定手段
2 文書配信装置 34 復号手段
21 構造化文書検索手段 35 品質変換手段
22 構造化文書記憶手段 36 表示手段
3、203 利用者端末 235 文書選択手段
31 属性値指定手段 303 文書データ削除手段
32 送受信手段

Claims (25)

  1. 文書情報と、該文書情報の利用権情報を含む属性情報とからなる構造化文書情報を記憶する記憶手段と、
    入力された属性情報に基づいて、前記記憶手段内の構造化文書情報を検索する検索手段とを有し、
    前記属性情報は、前記文書情報の利用権情報に対応した前記文書情報の利用形態に関する情報および前記文書情報の利用権情報に対応した前記文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は更に、前記検索手段で検索された構造化文書情報を所定の情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記文書情報は、品質の異なる複数の文書情報を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は更に、前記文書情報が品質の異なる複数の文書情報を含む場合、該複数の文書情報のうち、前記情報処理装置が要求する文書情報以外の文書情報を削除する削除手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  5. 文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を取得する取得手段と、
    前記文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は更に、前記属性情報を指定する指定手段を有することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は更に、前記文書情報が符号化されている場合、該符号化された文書情報を復号する復号手段を有することを特徴とする請求項5または請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は更に、前記文書情報を前記利用権に対応した品質に変換する変換手段を有することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記文書情報は、品質の異なる複数の文書情報を含むことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は更に、前記文書情報が品質の異なる複数の文書情報を含む場合、該複数の文書情報の中から、前記利用権に対応する文書情報を選択する選択手段を有することを特徴とする請求項5から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は更に、前記利用権を所有する文書情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項5から請求項10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は更に、前記利用権を所有する文書情報を所定の画像形成装置に転送する転送手段を有することを特徴とする請求項5から請求項11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記属性情報は更に、前記文書情報の料金に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の記載の情報処理装置。
  14. 前記文書情報は、画像情報またはテキスト情報であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記文書情報の利用形態に関する情報における利用形態は、表示または印刷である請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. 前記文書情報の品質情報における品質は、低精細、高精細、要約および全文のうちの少なくともいずれか一つである請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  17. 前記利用権は、暗号鍵に関する情報であることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  18. 構造化文書を提供する文書配信装置と、
    請求項5から請求項17のいずれか一項に記載の情報処理装置とを有することを特徴とするシステム。
  19. 文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を記憶する記憶手段を入力された属性情報を用いて検索する検索ステップと、
    前記検索ステップで検索された構造化文書情報を所定の情報処理装置に送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする構造化文書の提供方法。
  20. 前記構造化文書の提供方法は更に、前記文書情報が品質の異なる複数の文書情報を含む場合、該複数の文書情報のうち、前記情報処理装置が要求する文書情報以外の文書情報を削除するステップを有することを特徴とする請求項19記載の構造化文書の提供方法。
  21. 文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を取得する取得ステップと、
    前記文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定ステップと
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  22. 前記情報処理方法は更に、前記文書情報を前記利用権に対応する品質に変換する変換ステップを有することを特徴とする請求項21記載の情報処理方法。
  23. 文書情報と該文書情報の利用権情報を含む属性情報を含み、該属性情報は更に該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の利用形態に関する情報および該文書情報の利用権情報に対応した文書情報の品質情報のうちの少なくとも一方を含む構造化文書情報を取得する取得ステップ、
    前記文書情報の利用権情報に対応する利用権を所有するかどうかを判定する判定ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  24. 前記プログラムは更に、前記文書情報を利用権に対応した品質に変換する変換ステップを前記コンピュータに実行させる請求項23記載のプログラム。
  25. 前記属性情報は更に、前記文書情報の料金に関する情報を含む請求項23または請求項24記載のプログラム。
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