JPH0962394A - ソフトウエア利用方法 - Google Patents

ソフトウエア利用方法

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JPH0962394A
JPH0962394A JP7222151A JP22215195A JPH0962394A JP H0962394 A JPH0962394 A JP H0962394A JP 7222151 A JP7222151 A JP 7222151A JP 22215195 A JP22215195 A JP 22215195A JP H0962394 A JPH0962394 A JP H0962394A
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JP
Japan
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software
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usage
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Application number
JP7222151A
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English (en)
Inventor
Hiroko Fujii
寛子 藤井
Hideki Yoshida
英樹 吉田
Toru Imai
徹 今井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウエアの利用者がソフトウエア固有デ
ータの通知を基に、その利用の可否を選択可能なソフト
ウエア利用方法を提供すること。 【解決手段】 ソフトウエアと該ソフトウエアに固有の
固有データとを対応付けて記憶しておき、指定された前
記ソフトウエアに対応する前記固有データを求め、求め
た前記固有データを呈示して、ソフトウエア利用承認を
受付け、ソフトウエア利用承認を受理した場合、前記固
有データに基づいた処理を行なってからソフトウエアの
利用を許諾することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データやプログラ
ム等のソフトウエアを利用するためのソフトウエア利用
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有償のデータやプログラム等のソ
フトウエアを、ネットワークを介して流通させようとい
う試みが行なわれつつある。このようにソフトウエアを
電子的に流通させる場合、ソフトウエアの複製が容易で
あるため、ソフトウエアを不正使用から保護するための
対策が特に重要となってくる。
【0003】このような手段のひとつとして、特開平4
−64129号公報「ソフトウエア管理方式」のよう
に、ソフトウエアに固有データを付し、ソフトウエア使
用時にソフトウエア利用料金を課金して、そのソフトの
固有データと利用者の固有データの対を履歴として記憶
しておくものが挙げられる。特開昭60−191322
号公報「ソフトウエア利用管理方式」は、特開平4−6
4129号公報の方式に加え、一度料金を支払ったソフ
トウエアの利用時間と利用状況に応じ、利用料金の払い
戻しを行なうというソフトウエア方式である。また、特
開平4−233043号公報「データ処理方法及びデー
タ処理装置」では、構造化文書中に著作権等の情報を特
殊タグを用いて付加し、著作権表示や複写の制限を実現
する方法が提案されている。さらに、特開平6−103
286号公報「構造化文書複製管理方法、構造化文書複
製管理装置及び構造化文書複製管理プログラム」におい
ては、前記特開平4−233043号公報で提案されて
いる、著作権保護情報を特殊タグを用いて構造化文書中
に付加する手法を利用し、電子ブックに著作権使用料金
を付加し、電子ブック複写時に著作権使用料の課金を行
なう方法を提案している。
【0004】しかし、前述したような方法では、ソフト
ウエアの利用時に使用料金等のソフトウエアに固有のデ
ータを利用者に通知して、そのソフトウエアを利用する
か否かを利用者に選択させる機能が備わっていなかっ
た。例えば、前記特開平4−64129号公報および特
開昭60−191322号公報では、ソフトウエア使用
料金は、ソフトウエア利用時に利用者に自動的に課金さ
れる。このため、ソフトウエア利用時に利用者がソフト
ウエア利用状況を把握することはできない。
【0005】一方、前記特開平6−103286号公報
による方式では、構造化文書の全体または一部の複写時
に著作権使用料を含む著作権情報を画面に表示し、利用
者が支払いを承認した後に課金処理を行なっている。し
かし、この場合にも、利用者の構造化文書利用時に課金
処理を行なう、利用時課金を行なうことはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、利用者が利用
しようとしているソフトウエアの使用料金等の固有デー
タを使用時に参照し、利用者の条件と該固有データに応
じてそのソフトウエアを利用するか否かを決めることが
できなかった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、利用者が利用しようとしているソフトウエア
の使用料金等の固有データを呈示することにより、利用
時に固有データに応じてそのソフトウエアを利用するか
否かを選択できるソフトウエア利用方法を提供すること
を目的とする。
【0008】また、本発明は、利用者が利用しようとし
ているソフトウエアの使用料金等の固有データと予め設
定しておいた条件とに応じて、そのソフトウエアを利用
するか否かを決定できるソフトウエア利用方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るソフトウエ
ア利用方法は、ソフトウエア(例えばデータやプログラ
ム等)と該ソフトウエアに固有の固有データ(例えば利
用料金等)とを対応付けて記憶しておき、指定された前
記ソフトウエアに対応する前記固有データを求め、求め
た前記固有データを呈示して、ソフトウエア利用承認を
受付け、ソフトウエア利用承認を受理した場合、前記固
有データに基づいた処理を行なってからソフトウエアの
利用を許諾することを特徴とする。
【0010】本発明では、利用者が固有データを含むソ
フトウエアを利用しようとした場合、利用者から指定さ
れたソフトウエアの固有データを読みとり、これを利用
者に呈示する。そして、利用者からのソフトウエア利用
承認がとれた場合、前記固有データに基づいた処理を行
なった後に、ソフトウエアの利用を許諾する。
【0011】したがって本発明によれば、ソフトウエア
利用者は、ソフトウエアの利用時に、前記ソフトウエア
に対応した固有データの通知を受けることにより、該固
有データを参照して、その利用の可否を選択することが
可能となる。
【0012】また、本発明は、ソフトウエア(例えばデ
ータやプログラム等)と該ソフトウエアに固有の固有デ
ータ(例えば利用料金等)とを対応付けて記憶しておく
とともに、ソフトウエア利用を承認するための該固有デ
ータに関する条件(例えば利用料金に関する条件等)を
記憶しておき、指定された前記ソフトウエアに対応する
前記固有データを求め、求めた前記固有データが前記条
件を満たしている場合、前記固有データおよび前記条件
に基づいた処理を行なうことを特徴とする。
【0013】好ましくは、前記条件は、利用者により設
定されたものであることを特徴とする。本発明では、利
用者などによりあらかじめ前記条件を定めており、利用
者から指定されたソフトウエアの固有データが上記条件
を満たしている場合、前記固有データおよび前記条件に
基づいた処理を行なう。
【0014】したがって本発明によれば、ソフトウエア
利用者は、あらかじめ前記条件を定めておくことによ
り、ソフトウエアの利用時に、前記ソフトウエアに対応
した固有データに応じて、その利用の可否を決定させる
ことが可能となる。
【0015】一方、本発明に係るソフトウエア装置は、
ソフトウエアに対応して定められた固有データを読みと
る固有データ読みとり手段と、前記固有データ読みとり
手段にて読みとった固有データを利用者に通知する固有
データ通知手段と、利用者からの該ソフトウエアを利用
する承認を受理するためのソフトウエア利用承認受理手
段と、前記ソフトウエア利用承認受理手段から承認がと
れた場合に前記固有データに依存する処理を行なう固有
データ処理手段とを備え、利用者からのソフトウエア利
用承認を得た後、固有データに依存する処理を行なって
からソフトウエアの利用を許諾することを特徴とする。
【0016】本発明では、利用者が固有データを含むソ
フトウエアを利用しようとした場合、固有データ読みと
り手段により、ソフトウエアの固有データを読みとり、
固有データ通知手段により、前記固有データ読みとり手
段にて読みとった固有データを利用者に通知し、ソフト
ウエア利用承認受理手段により、利用者からの該ソフト
ウエア利用の可否を受理し、前記ソフトウエア利用承認
受理手段から承認がとれた場合、固有データ処理手段に
より、前記固有データに依存した処理を行ない、ソフト
ウエアの利用を許諾する。
【0017】また、本発明に係るソフトウエア装置は、
ソフトウエアに対応して定められた固有データを読みと
る固有データ読みとり手段と、あらかじめ定められた条
件を記録する条件記録手段とを備え、固有データ読みと
り手段にて読みとった固有データが条件を満たしている
場合に、前記条件記録手段に記録された条件に従った処
理を行なうことを特徴とする。
【0018】好ましくは、前記条件記録手段に利用者が
条件を記録できることを特徴とする。本発明では、条件
記録手段により利用者があらかじめ条件を定めており、
前記固有データ読みとり手段にて読みとった固有データ
が条件を満たしている場合、前記条件記録手段に記録さ
れている条件に従った処理を行なうようにすることもで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態を説明する。図1に、この実施の形態に
係るソフトウエア利用装置のシステム構成を示す。図1
のように、このソフトウエア利用装置は、計算機20と
これに接続された記憶装置30を用いて構成される。こ
の実施の形態では、利用対象のソフトウエア31は、利
用者(図中10)がこれを自由に利用することができな
い形で(例えば暗号化された形で)記憶装置30に格納
されており、利用者は計算機20のソフトウエア表示部
40を介してソフトウエア31を利用するものである。
【0020】計算機20は、画面出力部21、ソフトウ
エア入出力部22、利用者入力受理部23、課金モジュ
ール24、ソフトウエア表示部40を備えている。ソフ
トウエア表示部40は、固有データ通知部41、固有デ
ータ読みとり部42、ソフトウエア利用承認受理部4
3、固有データ処理部44を備えている。この実施の形
態では、ソフトウエア表示部40は、相当するプログラ
ムを計算機20のメモリ(図示せず)にインストールし
CPU(図示せず)上で実行することにより実現するも
のとする。
【0021】画面出力部21、ソフトウエア入出力部2
2、利用者入力受理部23、課金モジュール24は、計
算機20に接続されるハードウェア資源を利用するもの
であり、これらを制御するプログラムをメモリにインス
トールしCPU上で実行することにより実現するものと
する。なお、画面出力部21は、例えばディスプレイ装
置あるいは音声出力装置等を用いて構成される。ソフト
ウエア入出力部22は、例えば通信インタフェースある
いはハードディスク・インタフェース等のデバイス・イ
ンタフェースを用いる。利用者入力受理部23は、例え
ばマウスあるいはキーボード等の入力装置を用い、必要
に応じてディスプレイ装置を併用する。課金モジュール
24は、例えばICカードといった情報保持装置等との
インタフェースを用いる。
【0022】記憶装置30には、利用者(10)の利用
しようとするソフトウエア31とともに、ソフトウエア
固有データ32、および利用者が必要に応じて記述する
ソフトウエア利用条件記述ファイル(以下、利用条件フ
ァイルという)33が格納されている。
【0023】ソフトウエア31は、例えばデータやプロ
グラムである。データには、メディアの違いにより、文
字データ、静止画像データ、動画像データ、音声データ
などが考えられるが、ソフトウエア31は、静止画像デ
ータのように1つのメディアによるデータでも良いし、
動画像データおよび音声データなどのように、任意の複
数のメディアを使用するものでも良い。
【0024】前述したように、ソフトウエア31は、例
えば暗号化された形で記憶装置30に格納され、利用者
(10)が自由に利用することができないようになって
いる。利用者(10)がソフトウエア31を利用するに
は、後述するように課金処理や復号化等の処理を経るこ
とが必要である。
【0025】ソフトウエア31には、1つのソフトウエ
ア固有データ32が対応している。固有データの内容と
しては、対応するソフトウエア31の利用料金あるいは
利用制限時間等の条件やソフトウエア31の著作権に関
する情報等が必要に応じて記述される。なお、ソフトウ
エア31の固有データの内容は、ソフトウエア31全体
に設定することも、ソフトウエア31の一部の利用料金
に設定することもできる。例えば、利用料金をソフトウ
エア31全体の使用について設定することも、ソフトウ
エア31の一部利用について設定することもできる。あ
るいは、ソフトウエア31に対する要求品質、例えば画
像データを表示する場合の品質など、に応じて利用料金
を設定しても良い。
【0026】ソフトウエア31とソフトウエア固有デー
タ32は、ソフトウエア供給者側計算機からネットワー
ク等の伝送媒体を経由して計算機20に取り込まれ、記
憶装置30に記憶される。あるいは、フレキシブルディ
スクやCD−ROM等の記憶媒体から図示しない読取り
装置により計算機20に取り込まれ、記憶装置30に記
憶される。
【0027】利用条件ファイル33には、利用者があら
かじめ定義したソフトウエア利用条件が記載されてい
る。図2は、利用条件ファイル33の記述例を示したも
のであり、図中の301は「利用料金が10円以下なら
ば固有データの通知が不要であり、かつ利用承認要求も
不要である」という条件を示し、図中の302は「ソフ
トウエア利用料金課金の承認を必要とする課金金額の総
額の上限が700円である」という条件を示している。
【0028】利用条件ファイル33に記述された条件は
固有データ読みとり部42にて読みとられたソフトウエ
ア固有データ32の内容と照合され、ソフトウエア表示
部40にてその照合結果に従った処理が行なわれる。
【0029】なお、この実施の形態では、利用条件ファ
イル33が記憶装置30に存在しない場合は、所定の処
理を行なうようにしている。例えば、後述するように、
利用者に固有データの通知を行ない、利用者にソフトウ
エア利用の可否を入力させる。
【0030】次に、ソフトウエア表示部40について説
明する。ソフトウエア表示部40は、利用者がソフトウ
エア31を利用できるような環境を提供するためのもの
である。すなわち、利用者が、ソフトウエア表示部40
に対し、ソフトウエア31の利用要求を出すと、ソフト
ウエア表示部40は、固有データ読みとり部42にてソ
フトウエア入出力部22を介し記憶装置30に格納され
ているソフトウエア固有データ32を読みとる。固有デ
ータ32に、利用者(10)が利用要求を出している部
分の利用料金等の条件が記述されていれば、ソフトウエ
ア表示部40は、その条件を固有データ通知部41によ
り画面出力部21に表示する。固有データ通知部41に
よる利用者への固有データの通知方法は、画面表示に限
らず、例えば音による通知も可能である。
【0031】利用者が、画面出力部21に表示された固
有データの内容を承認するかどうかを、利用者入力受理
部23に入力すると、ソフトウエア表示部40のソフト
ウエア利用承認受理部43は、利用者入力受理部23よ
り利用者(10)の入力を受けとり、これが固有データ
の内容を承認するものであれば、固有データ処理部44
において処理を行なう。
【0032】固有データ処理部44での処理では、例え
ばソフトウエア31の利用要求部分への利用量の課金処
理が考えられる。利用量の課金処理の場合は、課金モジ
ュール24にて課金処理が行なわれる。例えば、課金情
報を保持するICカードとの間で課金情報のやり取りが
なされる。
【0033】なお、ソフトウエア31が暗号化されたも
のである場合、次の画面出力部21への出力に先だって
復号処理が行なわれる。固有データ処理部44による処
理が終了すると、利用者(10)が利用要求を出した部
分が、画面出力部21に出力され、利用可能となる。例
えば、ソフトウエア31が画像情報と音声情報からなる
ものである場合、画面表示および音声出力がなされる。
【0034】次に、図3に、ソフトウエア表示部40に
よるソフトウエア表示処理のフローチャートを示す。図
3に示すように、ソフトウエア表示部40は、利用者か
らのソフトウエア利用要求を利用者入力手段23より受
けると(ステップS201)、要求されたソフトウエア
に対応する固有データを読みとる(ステップS20
2)。
【0035】次に、読みとった固有データを基に、利用
者が表示要求を出している部分に利用料金支払等の条件
が付されているかどうかを調べる(ステップS20
3)。ソフトウエアの当該部分の利用に条件が付されて
いなければ、ステップS212でソフトウエアの当該部
分の利用を承諾するが、もしソフトウエアの当該部分の
利用に条件が付されていれば、利用者がソフトウエア利
用条件を定義しているかどうかを調べ(ステップS20
4)、その結果に従った処理を行なう。
【0036】ステップS204以降の処理は、利用者が
定義したソフトウエア利用条件ファイルの有無と、その
記述内容により異なる。ここで、利用者があらかじめソ
フトウエア利用条件ファイルを定めており、利用条件フ
ァイル中に例えば図2中の301で示す条件が記述され
ていた場合、ステップS204において利用者があらか
じめ定めたソフトウエア利用条件ファイルが存在するの
で、その記述内容を読みとる(ステップS205)。次
に、ソフトウエア利用条件の記述内容と、利用要求部分
に必要なソフトウエア利用料金を照合し(ステップS2
06)、ソフトウエア利用料金が10円以下ならば固有
データに応じた処理を行ない(ステップS210)、ソ
フトウエアの当該部分の利用を承諾する(ステップS2
12)。
【0037】一方、ステップS204においてソフトウ
エア利用条件ファイルが存在しない場合には、利用者に
固有データの通知を行ない(ステップS213)、次に
利用者にソフトウエア利用の可否の入力を要求する(ス
テップS209)。もし利用者がこれを承認すれば、固
有データに応じた処理が行なわれた後にソフトウエアの
当該部分の利用が許諾される(ステップS210,S2
12)。利用者がソフトウエア利用料金の支払いを承認
しない場合は、ソフトウエアの当該部分の利用が拒否さ
れる(ステップS211)。
【0038】上記では図2中の301で示す記述例の参
照をまじえて動作説明を行なったが、前述したように図
3のステップS204以降のソフトウエア表示部40の
処理は、利用者が定義したソフトウエア利用条件ファイ
ルの有無とその記述内容により異なる。
【0039】まず、利用者があらかじめ定めたソフトウ
エア利用条件が存在しない場合について述べる。ステッ
プS203でソフトウエアの当該部分の利用に条件が付
されており、ステップS204で利用者があらかじめ定
めたソフトウエア利用条件が存在しないと判定された場
合、ソフトウエア表示部40は、ソフトウエアの当該部
分の利用に関する、ソフトウエアの固有データをステッ
プS213により利用者に通知する。その後、ステップ
S209により利用者にソフトウエアの当該部分の利用
を承認するか否かの入力を求め、利用者がこれを承認す
ればステップS210により固有データに応じた処理を
行ない、ステップS212によりソフトウエアの当該部
分の利用を許諾する。もしステップS209で利用者が
固有データの条件を承認しない場合は、ステップS21
1によりソフトウエアの当該部分の利用は拒否される。
【0040】次に、利用者があらかじめ定めたソフトウ
エア利用条件が存在する場合について説明する。前記ソ
フトウエア利用条件が存在する場合は、記述されている
内容により、ソフトウエア表示部40の動作が異なる。
前記ソフトウエア利用条件で定められる条件は、大きく
次の3通りに分けられる。 条件1)固有データの承認要求のみ必要とする。 条件2)固有データの通知は必要とするが、承認要求は
必要としない。 条件3)固有データの通知も承認要求も必要としない。 上記のような、利用者があらかじめ定めたソフトウエア
利用条件に従い、もし条件1であれば、固有データを通
知するかどうかの判定では固有データを利用者に通知せ
ず、ソフトウエア利用承認を必要とするかどうかの判定
により、利用者に固有データに従ったソフトウエアの利
用を承認するかどうかを選択させる。利用者がこれを承
認すれば固有データに応じた処理を行なった後、ソフト
ウエアの当該部分の利用を許諾する。
【0041】条件2の場合は、固有データを通知するか
どうかの判定により固有データの通知を行ない、次にソ
フトウエア利用承認を必要とするかどうかの判定を行な
う。条件2の場合、ソフトウエア利用承認の要求は必要
ないため、前記ソフトウエア利用条件として記述してあ
る条件に伴い、固有データに応じた処理を行なった後
に、ソフトウエアの当該部分の利用を許諾するかまたは
ソフトウエアの当該部分を拒否する。
【0042】条件3の場合は、固有データを通知するか
どうかの判定により固有データを通知せず、次にソフト
ウエア利用承認を必要とするかどうかの判定を行なう。
条件3の場合もソフトウエア利用承認の要求は必要ない
ため、前記ソフトウエア利用条件として記述してある条
件に従い、固有データに応じた処理を行なった後にソフ
トウエアの当該部分の利用を許諾するか、またはソフト
ウエアの当該部分の利用を拒否する。
【0043】利用者があらかじめ定めるソフトウエア利
用条件には、固有データの内容により様々なものが記述
可能である。例えば、ソフトウエアに対応した固有デー
タのうち、ソフトウエア利用時の利用料金に関するもの
についての条件の記述としては、以下のようなものが考
えられる。 利用料課金の承認要求のみ必要とする金額の上限 利用料を自動課金しても良い金額の上限 利用料を自動課金しても良いが、固有データの通知は
必要とする場合の金額の上限 利用料課金の承認要求のみ必要とする課金金額の総額
の上限 利用料の自動課金をしても良い課金金額の総額の上限 利用料を自動課金しても良いが、固有データの通知は
必要とする場合の課金金額の総額の上限 利用料の支払を拒否する金額の下限 上記のおよびは、前記ソフトウエア利用条件の第1
番目に、およびは第2番目に、、およびは第
3番目にそれぞれ相当する。,およびの条件は、
ソフトウエアの利用したい部分に必要な利用料金が、記
述した金額以下の場合に有効となる。また、,およ
びの条件は、現在までに利用者が支払ったソフトウエ
ア利用料金と、今回利用したい部分に必要なソフトウエ
ア利用料の合計額が、記述した金額以下の場合に有効と
なる。また、の条件は、ソフトウエア利用料が記述し
た金額よりも高い場合に有効となる。
【0044】さらに、金額を指定するのではなく、常に
記述した条件が有効であるように記述することもでき
る。この場合、ソフトウエア利用料金に関係なく、常に
利用者の定めたソフトウエア利用条件に従った処理が行
なわれる。
【0045】ソフトウエア利用時の利用料金に関する固
有データとしては、上記のような条件の他にも、利用料
の支払拒否の承認要求のみを求める金額または課金金額
の総額の下限、利用料の支払を拒否するが固有データの
通知は必要とする金額または課金金額の総額の下限、利
用料の支払を拒否する課金金額の総額の下限等の記述が
可能である。
【0046】次に、利用条件ファイル33について説明
する。前述のように図2は利用条件ファイル33の記述
例であり、ソフトウエア利用料金の承認が不要である金
額の上限(図中301)と、ソフトウエア利用料金課金
の承認を必要とする課金の承認を必要とする課金金額の
総額の上限(図中302)が記述されている。
【0047】ソフトウエア表示部40は、ソフトウエア
の利用要求があると、利用条件ファイル33を探し、フ
ァイルの記述301,302に従った処理を行なう。3
01,302の記述で、金額を指定するのではなく例え
ば“anytime”などと記述することにより、常に
利用条件ファイル33の記述に従った処理が行なわれる
ようにすることもできる。なお、図2のように利用条件
ファイル33に同一固有データに対する条件が複数記述
されていた場合のソフトウエア利用部40の動作は、そ
の実装に依存する。つまり、複数の条件に対する優先度
をきめるなど、利用者により適宜設定することができ
る。
【0048】次に、ソフトウエアへの対応する固有デー
タ付加方法について説明する。図4は、ソフトウエアへ
の対応する固有データ付加方法の例を示している。図4
では、ソフトウエア(図中400)中に、固有データが
特殊タグに囲まれた形で直接記述されている(図中の4
01,403,404,406参照)。ここでは、利用
毎にソフトウエア利用料が必要となる部分の始まりを4
01で示す特殊タグ(<price=100円>)で表
し、終りを403で示す特殊タグ(</price>)
で表している。また、特殊タグ401の“price
=”に続く数字と記号は、特殊タグ401と特殊タグ4
03に囲まれた部分402を利用するために必要な、ソ
フトウエア利用料金とその単位を表している。ソフトウ
エア利用料以外にも、固有データとして、例えば著作権
所有者名や複写の可否等の情報も特殊タグに囲まれた形
式で記述できる。図4では、著作権所有者名405が、
404で示す特殊タグ(<cright_author
>)および406で示す特殊タグ(</cright_
author>)で囲まれて記述された例が示されてい
る。
【0049】ソフトウエアへの対応する固有データ付加
方法は、図4のような方法以外にも、種々の方法が考え
られる。例えば、図4で特殊タグにより囲まれた形でソ
フトウエア本体中に付加されていた固有データを、ソフ
トウエア本体のヘッダとして付加する方法をとることも
できる。また、固有データをソフトウエア本体とは別の
ファイルに記述し、その対応を記録しておけば良い。
【0050】次に、利用要求に対するソフトウエア表示
部40による表示について説明する。図5は、図4のソ
フトウエア(400)の402部分の利用要求に対する
ソフトウエア表示部40による表示例を示したものであ
る。なお、ここでは、利用者があらかじめ定めたソフト
ウエア利用条件がないか、あるいは条件に適合しない場
合の例を示している。
【0051】図4のソフトウエアの部分402はソフト
ウエア利用料金を記述する特殊タグで囲まれているた
め、ソフトウエア表示部40はこれを表示し(図中50
1,502参照)、利用者にソフトウエア利用料支払の
諾否の入力を要求する(図中503参照)。利用者がソ
フトウエア利用料支払を承認すれば、図6に示すよう
に、図4の402に相当する部分が利用者の計算機20
に接続されたディスプレイ装置(図示せず)に表示され
る(図中602参照)。図4の例の場合、402の部分
を囲む特殊タグ401,403内には、著作権所有者を
示す特殊タグ404,406に囲まれた著作権所有者情
報405も含まれているため、図6ではディスプレイ装
置の上部に著作権所有者名605が表示されている。
【0052】図7は、図5と異なる表示例を示してい
る。図5の場合と同じく、図4のソフトウエア(40
0)の402部分を利用しようとした場合、図7では、
利用者の計算機20に接続されたディスプレイ装置に、
ソフトウエア利用料金が必要であることの表示701と
その金額702、および利用者にソフトウエア利用料支
払の諾否を入力要求する表示703の他に、利用者の現
在のソフトウエア利用料支払状況704を表示してい
る。図7の例では、利用者のソフトウエア利用料金支払
状況704として、利用者が現在までに支払ったソフト
ウエア利用料金の総額と、今回のソフトウエアの利用の
ために支払ったソフトウエア利用料金の総額が表示され
ている。この表示により、利用者は自分のソフトウエア
利用料支払状況が容易に把握でき、ソフトウエア利用料
支払の諾否を決定の目安とすることができる。
【0053】図8および図9は、いずれも図4のソフト
ウエアの一部402の利用要求があった場合に、利用者
が予め定めたソフトウエア利用条件記述ファイルが存在
し、かつ401に記述された金額がソフトウエア利用条
件に記述されている金額の条件を満たしている場合のソ
フトウエア表示部40によるディスプレイ装置への表示
例である。
【0054】図8の例は、利用者が定めたソフトウエア
利用条件記述ファイル中に、「利用料課金の承認要求の
み必要とする金額の上限」の記述があった場合の画面表
示に相当し、図9の例は、「利用料を自動課金しても良
いが、固有データの通知は必要とする場合の金額の上
限」の記述があった場合の画面表示にそれぞれ相当す
る。
【0055】また、他の例として、「利用料を自動課金
しても良い金額の上限」の記述があり、必要なソフトウ
エア利用料がこの金額内である場合は、ディスプレイ装
置には直接、図6が表示される。
【0056】さらに、他の例としては、上記した各表示
画面に図7の704で示すような利用者のソフトウエア
利用料支払状況の表示を付加しても良い。利用者があら
かじめ定めておくソフトウエア利用条件に、ソフトウエ
ア利用料金に関する条件記述として、「ソフトウエア利
用料金を自動課金しても良いが、固有データの通知は必
要」とする記述があり、必要なソフトウエア利用料がこ
の条件に適合する場合、当該ソフトウエアに対応した固
有データの通知は、図3のステップS210の固有デー
タに応じた処理の前である必要はなく、ステップS21
0で固有データに応じた処理を行なった後でも良い。こ
の場合、通知される固有データの内容は、ソフトウエア
の当該部分を利用するために課金される金額や、利用者
のソフトウエア利用料金支払状況等である。
【0057】このようにこの実施の形態によれば、利用
者が固有データを含むソフトウエアの全部または一部を
利用しようとした場合、ソフトウエアの利用時に、利用
者が固有データを参照し、あるいは固有データと予め設
定された条件とに基づいて、ソフトウエア利用の可否を
決めることができる。また、必要に応じて、利用者は利
用料金の累計等の状況を把握することができる。
【0058】また、本発明によれば、あらかじめソフト
ウエア利用の条件を定めておくので、ソフトウエア利用
時に、固有データに応じてソフトウエア利用の可否を決
定することができる。本発明は、上述した実施の形態に
限定されるものではなく、その技術的範囲において種々
変形して実施することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、利用者が固有データを
含むソフトウエアを利用しようとした場合、その固有デ
ータを利用者に呈示するので、ソフトウエア利用者は、
ソフトウエアの利用時に、固有データを参照して、ソフ
トウエア利用の可否を選択することができる。
【0060】また、本発明によれば、あらかじめソフト
ウエア利用の条件を定めておくので、ソフトウエア利用
時に、固有データに応じてソフトウエア利用の可否を決
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るソフトウエア利用装
置のシステム構成を示す図
【図2】ソフトウエア利用条件ファイルの記述例を示す
【図3】ソフトウエア表示処理の流れを示すフローチャ
ート
【図4】ソフトウエアに対応する固有データを付加する
方法の一例を説明するための図
【図5】ソフトウエア利用料要求の画面表示の一例を示
す図
【図6】ソフトウエア画面表示例を示す図
【図7】ソフトウエア利用料要求の画面表示の他の例を
示す図
【図8】ソフトウエア利用承認要求の画面表示の一例を
示す図
【図9】ソフトウエア固有データ通知の画面表示の一例
を示す図
【符号の説明】
20…計算機 21…画面出力部 22…ソフトウエア入出力部 23…利用者入力受理部 24…課金モジュール 30…記憶装置 31…ソフトウエア 32…ソフトウエア固有データ 33…ソフトウエア利用条件記述ファイル 40…ソフトウエア表示部 42…固有データ読みとり部 41…固有データ通知部 43…ソフトウエア利用承認受理部 44…固有データ処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウエアと該ソフトウエアに固有の固
    有データとを対応付けて記憶しておき、 指定された前記ソフトウエアに対応する前記固有データ
    を求め、 求めた前記固有データを呈示して、ソフトウエア利用承
    認を受付け、 ソフトウエア利用承認を受理した場合、前記固有データ
    に基づいた処理を行なってからソフトウエアの利用を許
    諾することを特徴とするソフトウエア利用方法。
  2. 【請求項2】ソフトウエアと該ソフトウエアに固有の固
    有データとを対応付けて記憶しておくとともに、ソフト
    ウエア利用を承認するための該固有データに関する条件
    を記憶しておき、 指定された前記ソフトウエアに対応する前記固有データ
    を求め、 求めた前記固有データが前記条件を満たしている場合、
    前記固有データおよび前記条件に基づいた処理を行なう
    ことを特徴とするソフトウエア利用方法。
  3. 【請求項3】前記条件は、利用者により設定されたもの
    であることを特徴とする請求項2に記載のソフトウエア
    利用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005539423A (ja) * 2002-09-16 2005-12-22 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド メタデータ暗号化及び復号化方法と暗号化されたメタデータ管理方法及びそのシステム
JP2006031291A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、システム、構造化文書の提供方法、情報処理方法およびプログラム

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Effective date: 20041005