JP2006029251A - インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機 - Google Patents

インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006029251A
JP2006029251A JP2004211264A JP2004211264A JP2006029251A JP 2006029251 A JP2006029251 A JP 2006029251A JP 2004211264 A JP2004211264 A JP 2004211264A JP 2004211264 A JP2004211264 A JP 2004211264A JP 2006029251 A JP2006029251 A JP 2006029251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
motor
scroll compressor
compressor
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004211264A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Shiibayashi
正夫 椎林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004211264A priority Critical patent/JP2006029251A/ja
Publication of JP2006029251A publication Critical patent/JP2006029251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】インバータ制御圧縮装置において、製造コストの低減と部品管理の簡素化を図りつつ、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源に対応できるようにする。
【解決手段】インバータ制御圧縮装置は、密閉形スクロール圧縮機と、インバータ出力周波数に対して一次関数的に変化するインバータ二次側電圧特性を有してモータ部3の回転数を制御するインバータ制御装置400とを備える。インバータ制御装置400は、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源に対応してモータ部を駆動制御するものであり、最低インバータ出力周波数から最高インバータ出力周波数の範囲内にインバータ二次側電圧380V〜480Vの範囲を含むインバータ二次側電圧特性を有し、使用される商用電源の電圧におけるインバータ出力周波数から最高インバータ出力周波数の範囲のインバータ二次側電圧を使用される商用電源の電圧に合わせて一定とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機に関するものである。
従来のインバータ制御圧縮装置は、圧縮機部及びこれを駆動するモータを密閉容器内に収納した密閉形スクロール圧縮機と、インバータ出力周波数に対して一次関数的に変化するインバータ二次側電圧特性を有して前記モータの回転数を制御するインバータ制御装置と、を備えて構成されている。
商用電源の電圧仕様は全世界の地域によって380V/50Hz、415V/50Hz、440V/60Hz、480V/60Hzと異なるため、従来のインバータ制御圧縮装置においては、その電源電圧に応じた数種類のインバータ制御装置と密閉形スクロール圧縮機に内蔵される数種類のモータとを準備して製作していた。
例えば、一次側となる商用電源電圧/運転周波数が380V/50Hz、415V/50Hz、440V/60Hzである場合において、図5の従来技術例に示すように、それぞれのインバータ制御装置のインバータ出力周波数fに対する一次関数的に変化するインバータ二次側電圧V(f/V特性)が全く異なるように設定されていた。すなわち、各商用電源のf/V特性での出力特性の折れ線部がA、B、Cのポイントと各々異なるようなインバータ制御装置の周波数f/電圧Vの出力特性になっていたため、その種類分のインバータ制御装置が必要となっていた。また、このような異なるf/V特性に見合ったモータ側のコイル巻き線仕様の設計がなされるため、そのf/V特性の種類分のモータ(例えば3種類のモータ)が必要となっていた。
また、従来のインバータ制御圧縮装置のモータの保護装置としては、インバータ制御装置によるトリップ電流を感知して密閉形スクロール圧縮機を保護する機能のみを備えていた。
さらには、一定速度用の従来の密閉形スクロール圧縮機では、モータプロテクタをモータのコイルエンドの表面にしばりひもにて固定したり、密閉容器の壁面に密着して固定したりしており、そのモータプロテクタが圧縮ガスの流れの停滞している部分に配置されていた。
なお、このモータプロテクタに関する特許文献としては、特開平7−189954号公報(特許文献1)、特開2001−304147号公報(特許文献2)に示されたものがある。特許文献1のスクロール圧縮機では、冷媒ガスが吸入された空間内にモータが配置され、ガスの吸入管の開口近傍で且つ圧力逃し弁の低圧側出口近傍に位置して、モータのエンドコイルにモータプロテクタ(熱応答型電流保護装置)を配設している。また、特許文献2のスクロール圧縮機では、密閉容器内が通常より高い温度となった場合に、モータに設けられた温度、電流を検知できるモータプロテクタの温度検知により、圧縮機が渦巻破損、軸受焼付を起こす前に停止するようになっている。
特開平7−189954号公報 特開2001−304147号公報
上述した従来のインバータ制御圧縮装置は、全世界の地域で異なる電源電圧に応じた数種類のインバータ制御装置と密閉形スクロール圧縮機に内蔵される数種類のモータとを準備していたため、製造コストが高くなること、部品管理が複雑となるなど、コスト上及び生産管理上の問題があった。
また、そのモータの保護装置は、インバータ制御装置によるトリップ電流を感知して密閉形スクロール圧縮機を保護する機能のみを備えているに過ぎないため、吐出ガス温度の異常上昇などによるモータ焼損などを確実に保護できるものとは言えなかった。
一方、一定速度用の密閉形スクロール圧縮機では、モータプロテクタが圧縮ガスの流れの停滞している部分に配置されているため、ガス流による冷却効果が十分に得られなかった。このため、プロテクタ周囲温度が比較的高くなり、プロテクタ自身の寿命が短くなるといった問題があった。
なお、特許文献1のスクロール圧縮機は、吸入された低圧の冷媒ガスの空間内にモータが配置されたものであり、密閉容器内に吐出された圧縮ガスの流路にモータが配置されたものについては開示されていない。また、特許文献2のスクロール圧縮機は、モータプロテクタの具体的な設置位置に関しては開示されていなかった。
本発明の目的は、製造コストの低減と部品管理の簡素化を図りつつ、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源に対応することが可能なインバータ制御圧縮装置を得ることにある。
本発明の別の目的は、簡単な構造で、モータプロテクタの長寿命化が図れると共にモータの保護が確実に行なえて信頼性の高い密閉形スクロール圧縮機を得ることにある。
前記目的を達成するために、本発明は、スクロール圧縮機部及びこれを駆動するモータ部を密閉容器内に収納した密閉形スクロール圧縮機と、インバータ出力周波数に対して一次関数的に変化するインバータ二次側電圧特性を有して前記モータ部の回転数を制御するインバータ制御装置と、を備えるインバータ制御圧縮装置において、前記インバータ制御装置は、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源に対応して前記モータ部を駆動制御するものであり、最低インバータ出力周波数から最高インバータ出力周波数の範囲内にインバータ二次側電圧380V〜480Vの範囲を含むインバータ二次側電圧特性を有し、使用される商用電源の電圧におけるインバータ出力周波数から最高インバータ出力周波数の範囲のインバータ二次側電圧を使用される商用電源の電圧に合わせて一定とする構成にしたことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)商用電源電圧仕様380V〜480Vの商用電源に対して共用のモータ部を前記密閉形スクロール圧縮機に組み込んだこと。
(2)前記密閉形スクロール圧縮機は作動ガスに冷媒R22、R410A等の冷凍・空調用スクロール圧縮機または作動ガスにヘリウムガスを用いたヘリウム用密閉形スクロール圧縮機であること。
(3)モータ電流の異常増加と周囲温度の異常上昇に基づいてモータコイルに通電せしめるモータ回路を直接遮断するモータプロテクタを備え、前記吐出管をモータエンドコイルの上方に延長して開口させると共に、前記吐出口から吐出されたミスト状油と圧縮ガスとの混合体の流れの下流側で且つ前記吐出管の開口に近接する位置に前記モータプロテクタを設置したこと。
また、前記別の目的を達成するために、本発明は、作動ガスとしてヘリウムガスを用いるスクロール圧縮機部とインバータ装置によって駆動制御されるモータ部とを密閉容器内に収納し、円板状鏡板に渦巻状のラップを直立した固定スクロールと旋回スクロールとをラップを互いに内側にして噛み合わせ、前記旋回スクロールを旋回運動させて前記固定スクロールの外周部に開口する吸入口よりガスを吸入し前記固定スクロールの中央部に開口する吐出口より圧縮ガスを前記密閉容器内に吐出する前記スクロール圧縮機部とし、前記スクロール圧縮機部の作動ガスを冷却するための油インジェクション管を前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入用ポートに接続し、前記スクロール圧縮機部と前記モータ部との間の空間から圧縮ガスを密閉容器外に吐出する吐出管を設けた密閉形スクロール圧縮機において、モータコイルに通電せしめるモータ回路をモータ電流の異常増加と周囲温度の異常上昇により直接遮断するモータプロテクタを備え、前記吐出管をモータエンドコイルの上方に延長して開口させると共に、前記吐出口から吐出されたミスト状油と圧縮ガスとの混合体の流れの下流側で且つ前記吐出管の開口に近接する位置に前記モータプロテクタを設置した構成にしたことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成は次の通りである。
(1)前記モータ部のステータと前記密閉容器との間に圧縮ガスを通す複数の通路を形成し、前記複数の通路が前記モータ部の圧縮機部側から反圧縮機部側に圧縮ガスを流す第1通路と反圧縮機部側から圧縮機部側へ圧縮ガスを流す第2通路を有しており、前記第2通路が前記吐出管の開口の近傍に開口しており、前記第2通路の開口から前記吐出管の開口への圧縮ガスの流れに面するように前記モータプロテクタを設置したこと。
本発明によれば、簡単な構造で、モータプロテクタの長寿命化が図れると共にモータの保護が確実に行なえて信頼性の高い密閉形スクロール圧縮機を得ることができる。
以下、本発明の一実施例のインバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機を図1から図4及び図6から図12を用いて説明する。以下、ヘリウム用途インバータ制御圧縮装置を例にとり説明する。
本実施例のインバータ制御圧縮装置の全体に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例のインバータ制御圧縮装置の断面図を含む構成図、図2は図1のC−C断面図である。
インバータ制御圧縮装置は、スクロール圧縮機部及びこれを駆動するモータ部3を密閉容器1内に収納した密閉形スクロール圧縮機100と、商用電源500を基にモータ部3を駆動すると共に、インバータ出力周波数に対して一次関数的に変化するインバータ二次側電圧特性を有してモータ部3の回転数を制御するインバータ制御装置400とを備えて構成されている。
圧縮機100に用いる作動ガスはヘリウムガスである。この作動ガスを冷却するための油インジェクション管31は密閉容器1の上蓋2aを貫通して固定スクロール5の鏡板部5aに設けた油注入用ポート22に接続されている。油注入用ポート22の開口部は、旋回スクロール6のラップ6bの歯先面に対向して開口されている。密閉容器1内の吸入配管17側となる上部にはスクロール圧縮機部が、下側にはモータ部3が収納されている。そして、密閉容器1内はフレーム7を挟んで吐出室1aとモータ室1b(1b1、1b2)とに区画されている。
スクロール圧縮機部は、固定スクロール5と旋回スクロール6を互いに噛み合わせて圧縮室(密閉空間)8を形成している。固定スクロール5は、円板状の鏡板5aと、これに直立したインボリュート曲線あるいはこれに近似の曲線に形成されたラップ5bとからなり、その中心部に吐出口10、外周部に吸入口15(15a、15b)を備えている。旋回スクロール6は、円板状の鏡板6aと、これに直立して固定スクロール5のラップ5bと同一形状に形成されたラップ6bと、鏡板6aの反ラップ面に形成されたボス部6cとからなっている。
図1において、フレーム7は中央部に軸受部40を形成しており、この軸受部40に回転軸14が支承されている。回転軸先端の偏心軸14aは、ボス部6cに旋回運動が可能なように挿入されている。フレーム7には固定スクロール5が複数本のボルトによって固定されている。旋回スクロール6はオルダムリングおよびオルダムキーよりなるオルダム機構38によってフレーム7に支承されている。旋回スクロール6は、固定スクロール5に対して、自転しないで旋回運動をするように形成されている。回転軸14にはモータ軸14bを一体に連設し、モータ部3を直結している。
固定スクロール5の吸入口15には密閉容器1の上蓋2aを貫通して吸入管17が接続されている。吐出口10が開口している吐出室1aは、フレーム7の外縁部の通路18a、18bを介してモータ室1b(1b1、1b2)と連通されている。このモータ室1bは密閉容器中央部のケーシング部2bを貫通する吐出管20に連通されている。図6に示すように、吐出管20は通路18の位置に対してほぼ反対側の位置に設置されている。この両者18、20の位置関係は、通路18を通過したガスとインジェクション油の混合体が、その通路18の鉛直方向となる通路25bへの下方向の流れ経路と、ステータ上面3fやその周囲のコイルエンド部3eとの衝突によって水平方向の流れとの二手に分かれ、容器内壁に沿った流れの経路とに2方向(厳密には3方向)に分流することになる。
モータ室1b1とモータ室1b2との間には、図6に示すように、モータステータ3aとケーシング部2b内壁面1mとの間にガス流路部となる円弧状の通路25(25a、25b、25c、25d)が形成されている。通路25では、主に通路25b、25a、25dがガスとインジェクション油との混合体の下方向に向う流れを形成し、通路25cのみが作動ガスの上方向に向う上昇流を形成する。また、モータエアーギャップである隙間26もガス通路となり、隙間26を介して空間1b1と空間1b2とが連通されている。
このような容器内部のモータ室1b1からモータ室1b2へのガスと油の混合体の流れによって、60℃〜70℃の比較的低温なインジェクション油によるモータ部3への直接冷却が可能となる。また、その空間にて、ガス中の油はガスから分離されて下方に通路25a、25b、25dを介して周囲部材3a、2bを冷却しながら流れるものである。空調用途や冷凍用途スクロール圧縮機では、油インジェクション構造を付加していないので、この油による冷却効果は得られないが、本実施例では、油インジェクション構造を付加しているため、吐出管20のガス流出口近傍にモータプロテクタ91を配置することにより、ガス流によるモータプロテクタ91の効果的な冷却効果が得られる。
なお、吸入管17bと固定スクロール5との間には高圧部と低圧部とをシールするOリング53が設けられている。また、吸入管17内には逆止弁13が設けられ、逆止弁13は圧縮機停止時の回転軸14の逆転を防止することと、密閉容器内の潤滑油が低圧側に流出するのを防止するようになっている。
密閉容器1のケーシング部2bには、モータ部3に接続された三相電源部70が設置されている。この三相電源部70には、商用電源500から配線450、インバータ制御装置400及び配線390を通して商用電源電圧が供給される。
また、旋回スクロール6の鏡板6aの背面には、スクロール圧縮機部2とフレーム7で囲まれた空間36(以下背圧室と呼ぶ)が形成されている。この背圧室36には旋回スクロール6の鏡板6aに穿設した細孔6dを介して、吸入圧力と吐出圧力の中間の圧力Pbが導入され、旋回スクロール6を固定スクロール5に押付ける軸方向の付与力が与えられている。
潤滑油23は、密閉容器1の底部に溜められており、密閉容器内の高圧圧力と背圧室36の中間圧力Pbとの差圧により油吸上管27へ吸上げられた後、回転軸14内を流れ、旋回軸受32、横穴51を介して副軸受39、主軸受40へ給油される。軸受40、32へ給油された油は、背圧室36を経て穴6e、6fを通り圧縮室8へ注入されて圧縮ガス(ヘリウムガス)と混合され、次いで圧縮ガスと共に吐出室1aへ吐出される。密閉容器1の底部には、潤滑油22を密閉容器1の外部へ取出す油取り出し管30が設けられている。また、密閉容器1の上蓋2aには、スクロール圧縮機部の圧縮途中の圧縮室8へ油を注入する油インジェクション管31が設けられている。
図3と図4は本実施例のインバータ制御装置400に組み込んだインバータ出力周波数f2とインバータ二次側電圧V2の出力特性の二つの例を示す説明図である。fは最低インバータ出力周波数、fは最高インバータ出力周波数であり、それぞれの周波数に応じた圧縮機の最低回転数と最高回転数を実現することになる。fは折れ点の位置での基準インバータ出力周波数を示す。
インバータ制御装置400は、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源500に対応してモータ部3を駆動制御するものである。また、インバータ制御装置400は、最低インバータ出力周波数fから最高インバータ出力周波数fの範囲内にインバータ二次側電圧380V〜480Vの範囲を含むインバータ二次側電圧特性を有し、使用される商用電源の電圧におけるインバータ出力周波数fから最高インバータ出力周波数fの範囲のインバータ二次側電圧を使用される商用電源の電圧に合わせて一定とする特性となっている。
係る構成によって、製造コストの低減と部品管理の簡素化を図りつつ、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源に対応することが可能なインバータ制御圧縮装置を得ることができる。
図3に示す例において説明する。インバータ制御装置400と密閉形スクロール圧縮機100の組合せからなる圧縮装置において、商用電源電圧仕様380V/50Hzの場合、インバータ制御装置400のインバータ出力周波数fに対する出力側のインバータ二次側電圧Vを、点H−点A−点N(点Aが折れ点)の出力特性としている。すなわち、点H−点Aにおけるインバータ出力周波数fに対するインバータ二次側電圧Vの特性は、一次関数的に変化するものであり、点A−点Nにおけるインバータ出力周波数fに対するインバータ二次側電圧Vの特性は、商用電源の電圧に合わせて一定とするものである。
また、商用電源電圧仕様415V/50Hzの場合、インバータ制御装置400のインバータ出力周波数fに対する出力側のインバータ二次側電圧Vを、点H−点B−点M(点Bが折れ点)の出力特性としている。すなわち、点H−点Bにおけるインバータ出力周波数fに対するインバータ二次側電圧Vの特性は、一次関数的に変化するものであり、点B−点Mにおけるインバータ出力周波数fに対するインバータ二次側電圧Vの特性は、商用電源の電圧に合わせて一定とするものである。
同様に、商用電源電圧仕様440/60Hzの場合、インバータ制御装置400のインバータ出力周波数fに対する出力側のインバータ二次側電圧Vを、点H−点C−点L(点Cが折れ点)の出力特性としている。
同様に、商用電源電圧仕様480/60Hzの場合、インバータ制御装置400のインバータ出力周波数fに対する出力側のインバータ二次側電圧Vを、点H−点D−点K(点Dが折れ点)の出力特性としている。ここで、例えば、最低インバータ出力周波数fが20Hzの時のインバータ二次側電圧Vは210Vであり、基準インバータ出力周波数fが60HzのA点でのインバータ二次側電圧Vが400Vであり、更に、D点でのインバータ出力周波数fが約80Hzとなり、その時のインバータ二次側電圧Vが480Vとなる。それより高い周波数では、最高インバータ出力周波数f=110Hzまで最高電圧のV=480Vとなるf/V出力特性を備えるものである。
このように、商用電源電圧仕様の各々の380V〜480Vの広域電源に関わらず、インバータ制御装置400のインバータ出力周波数fに対して一次関数的に変化する出力側のインバータ二次側電圧Vを、重畳した周波数/電圧出力特性に設定している。この設定方法により、商用電源電圧仕様380V〜480Vの広域電源に対して回転数可変なモータ部3を統一化(共用化)してスクロール圧縮機100に組み込むことができる。このことにより、重畳した周波数/電圧出力特性域(最低インバータ出力周波数fから基準インバータ出力周波数fの領域)ではインバータ用モータ特性(効率、力率、トルク特性など)が不変となり、モータ発熱量も一定化できることになる。基準インバータ出力周波数fに対して高周波数域では、一次関数的に電圧が増加する特性をそのまま延長した出力特性としている。さらに、使用される商用電源の電圧におけるインバータ出力周波数fから最高インバータ出力周波数fの範囲では、インバータ二次側電圧Vが使用される商用電源の電圧に合わせて一定とする特性としている。
図4に示す例において説明する。図4は、商用電源電圧仕様380V/50Hzの場合と415V/50Hzの場合とで、若干Vを電圧差ΔVo分ずらして設定した例である。この場合、商用電源電圧仕様380V/50Hzの場合と460V/60Hzの場合とを一部重畳した周波数/電圧出力特性としている。一方、商用電源電圧仕様415V/50Hzの場合と480V/60Hzの場合とを一部重畳した周波数/電圧出力特性としている。点Hのインバータ二次側電圧Vと点Jのインバータ二次側電圧Vの比率は380V/415V=91.5%、もしくは、460V/480V/=95.8%など実用的に90%前後である。例えば、商用電源電圧仕様480V/60Hzの場合、インバータ制御装置400のインバータ出力周波数fに対する出力側のインバータ二次側電圧Vを、点J−点G−点Pの出力特性としている。図4の点Hのインバータ二次側電圧Vと点Jのインバータ二次側電圧Vの比率は380V/415V=91.5%の例にあるように、上述したほぼ重畳した周波数/電圧出力特性とは、実用的に、点Hの電圧/点Jの電圧比率として、90%〜110%の電圧比率の範囲内で合致した出力特性を指す。
次に、モータプロテクタ91に関して図6から図10を参照しながら説明する。
図6は図1のE−E断面図である。図6において、吐出口10から吐出されたミスト状油と冷媒ガスとの混合体の流れの下流側となるモータコイルエンド端部3cに、モータプロテクタ91が設置されている。モータプロテクタ91は、モータコイルの通電せしめるモータ回路をモータ電流の異常増加とガス温度の異常増加によりダイレクトカットする機能を有し、電気的絶縁手段となる薄膜状スリーブ91c(図7参照)を介して縛り紐(図示せず)にて直接取付けてモータ部3と一体化されている。
モータプロテクタ91は吐出管20のガス流入口20a付近に設置されている。具体的には、モータステータ3aの外周部と密閉容器内壁面1mと間の円弧状のガス流路部25cの開口と吐出管20のガス流入口20aとの間に設置されている。従って、プロテクタ91は、水平方向の上記混合体の流れ及び円弧状のガス流路部25cを上昇する主にガス流の中にさらされるため、その周囲の混合体の速度は速まり、上記混合体によるプロテクタ91への冷却作用が高まる。なお、85は主電源用リード線、86、87、88は中性点用リード線を示す。
図7及び図8はモータコイルエンド端部3cにモータプロテクタ91を絶縁手段91cを介して密着して配置・取付けた状態を示す拡大図である。係る構成により、プロテクタ91とコイル部3cとの接触面積が増大され、モータ部3の異常温度上昇を検知しやすくなり、モータプロテクタ91の追従性を向上でき、保護機能を向上することができる。
なお、図1及び図6に示すように、吐出管20を容器内部の主軸受40を組み込んだフレーム7付近(モータエンドコイルの上方に)まで延長して突き出すとともに、吐出管20のガス流入口20a付近にモータプロテクタ91を設置している。本構造とすることにより、吐出管20へのガス流入速度が増して、その雰囲気にプロテクタ91がさらされることになる。ガス速度が上昇したそのガス流及び油ミストの混合体によるモータプロテクタ91への冷却作用の向上を図るものである。このような構成とすることにより、ガスの主流の速度が1〜3m/sec前後に設定でき、モータプロテクタ91の冷却効果が更に十分に得られるものである。従来のプロテクタは、流速0.3m/sec前後以下となっており、ガスによる冷却効果が殆ど期待できないものであった。
本実施例のモータ回路図を図9に示す。スター結線の中性点3kにインターナルモータプロテクタ91を装備する回路である。3相に対してモータプロテクタ91に2箇所の接点部91p(電流遮断部)を構成し、モータ電流の異常増加とガス温度の異常増加によりモータコイルを通電せしめるモータ回路をダイレクトカット機能を有するモータプロテクタ91を示したものである。このため、該接点部は常時閉じている。異状時に開くものである。91aは、プロテクタピン部である。91bは本体部である。3rはモータコイル部である。なお、70aはハーメチック端子である。
モータプロテクタ91の周囲温度Tpを下げて、ひいては吐出管20より流出する吐出ガス温度Tdを下げることにより、モータプロテクタ91の作動電流を高めることができる。通常、周囲温度Td<吐出ガス温度Tpの状態であり、従来機(空調用途)では過負荷条件においては周囲温度Tp−吐出ガス温度Td=20℃〜30℃の温度差がある。本実施例のヘリウム用スクロール圧縮機では油インジェクション効果により周囲温度Tp−吐出ガス温度Td=10℃〜15℃と温度差を小さくせしめることが可能となる。その結果、モータプロテクタ91のモータ保護機能が向上できる。また、周囲温度Tp−吐出ガス温度Td=10℃〜15℃となるように油インジェクション冷却量を油流量調節弁271(図11参照)により調節するものである。
図10を用いて本実施例の作用効果を説明する。図10はプロテクタを通過する動作電流とそのプロテクタ周囲の雰囲気温度との関係を示すモータプロテクタ特性図である。
図10において、雰囲気温度Tpの場合、従来機の場合には動作電流値がk1であるのに対して、本実施例(ヘリウム用途で油インジェクション機構の冷却油による冷却作用と高いガス速度による相乗冷却効果の得られるヘリウム用スクロール圧縮機の場合)では、k3値と動作電流値が高くなっている。なお、空調用圧縮機の場合、高いガス速度による冷却効果による作動電流値の拡大効果によりk2値となる。
このように、モータプロテクタ91を最適な位置に配置することにより、作動電流の大幅なアップを図ることができ、圧縮機の運転範囲の上限となる過負荷条件を大きくできる。例えば、従来のものより吐出圧力を高く確保できるので、運転範囲をより広く設定することができるという効果が得られる。油インジェクションにより、モータプロテクタ91の雰囲気温度を空調用途よりも下げることができ、過電流が流れた時にそのプロテクタ接点部91pの温度が減少し、接点のON/OFF回数の延べ回数が増加するという効果が得られる。プロテクタ接点部91pの構造としては、バイメタル方式構造(図示せず)がある。すなわち、モータプロテクタ91の寿命改善の効果が得られるものである。なお、モータプロテクタ91は、雰囲気温度が正常時に戻れば、バイメタル方式構造により、接点が閉じて再度回路に電流が流れるという自動復帰式である。
次に、本実施例のインバータ制御圧縮装置を備えたヘリウム冷媒装置に関して図11及び図12を参照しながら説明する。図11は本実施例になるインバータ制御装置400と注油式ヘリウム用スクロール圧縮機を組合せた圧縮装置を備えたヘリウム冷媒装置の構成図、図12は同ヘリウム用スクロール圧縮装置(ヘリウム圧縮機ユニット)の斜視図である。なお、図11ではスクロール圧縮機100を簡易的に横に図示してあるが、実際にはスクロール圧縮機100は図1に示すように縦型として用いられる。
ヘリウム冷凍装置はヘリウム用スクロール圧縮装置910、冷凍機800を備えて構成されている。ヘリウム用スクロール圧縮装置910と冷凍機800とは配管720、730を介して接続されている。ヘリウム用スクロール圧縮装置910は、冷凍機800を除く冷凍サイクル911の構成機器と、スクロール圧縮機100内の潤滑油を冷却してスクロール圧縮機100の圧縮室に注入するインジェクション回路913と、スクロール圧縮機100の回転数を制御するインバータ制御装置400と、このインバータ制御装置400に通風して冷却する冷却用ファン440と、を備えて構成されている。
冷凍サイクル911は、インバータ用モータを内蔵した注油式密閉形スクロール圧縮機100、油分離器700、ガス冷却710及び冷凍機800を備えて構成されている。これらの機器は、配管550、702、720、730、752を介して直列に接続されて作動冷媒を潤滑させる閉ループとなるように構成されている。また、油分離器700からガス冷却器710及び冷凍機800をバイパスしてスクロール圧縮機100に油を戻す配管740が設けられている。この冷凍サイクルの作動冷媒としてはヘリウムガスが用いられている。
係る冷凍サイクルにおいて、スクロール圧縮機100から吐出された高温、高圧のヘリウムガスは油分離器700で油を分離した後、ガス冷却器710で冷却される。次にヘリウムガスはヘリウム冷凍機800で断熱膨張された後、配管730、752を通して再び吸入ガスとしてスクロール圧縮機100に戻される。このようにして、冷凍装置としての機能が得られる。
油インジェクション回路913は、油ストレーナ38、油冷却器、キャピラリーチューブや油量調整弁などからなる絞り手段271を備え、これらをハイカン36、36a、36bを介して直列に接続することにより構成されている。この油インジェクション回路913は、スクロール圧縮機100内に溜められた潤滑油内に連通する油取り出し管30と、スクロール圧縮機100の圧縮室に連通する油取り出し管30と、スクロール圧縮機100の圧縮室に連通する油インジェクション管31との間に接続されている。
スクロール圧縮機100内に溜められた潤滑油は、潤滑油に加えられる吐出圧力と圧縮室の中間圧力の差圧によって油取り出し管30内に流入していく。この流入した潤滑油は、油ストレーナ38で塵埃などを除去した後、油冷却器33で適宣冷却され、絞り手段271で油インジェクション量を調整されて油インジェクション管31からスクロール圧縮機100の圧縮機室へ注入される。
インバータ制御装置400は、スクロール圧縮機100の外部に配置され、スクロール圧縮機100に電気的に接続されている。そして、商用電源500から供給される電力をこのインバータ制御装置400で電力変換してスクロール圧縮機100に供給する。
ヘリウム用スクロール圧縮装置910を構成する上述した機器は、図11の一点鎖線で示すユニット912内に収納されている。また、これらの機器は、ユニット912内に図12の破線で示すように配置され、配管や配線などで繋がっている。これらの機器の配置構成は、全体の配置スペースがコンパクトで配管や配線が短くなるように配慮されている。この場合、スクロール圧縮機100、油冷却器33及びガス冷却器710の小型化が重要であり、本実施例では、1つのインバータ用モータを組み込むことにより、モータ効率などモータ特性が幾つもの多様な商用電源にあっても均一になるので、発熱量も同一になり補器類710、33、700などの大きさも同一となり、結果的に油冷却器33及びガス冷却器710などを小型化、共用化することができ、これによってユニット912の外形寸法も統一、縮小化と共に、ユニットコストの低価格化することができる。このユニット912は、幅寸法L1、奥行き寸法L2、高さ寸法L3の外形寸法を有する略直方形状の箱体で形成されている。そして、冷却用ファン440の通風のために、全面や側面などに通風口912aを有している。
以上のことから、本実施例によれば、商用電源仕様380V〜480Vの広域電源に対してインバータ制御装置に、各商用電源に対してほぼ重畳した周波数/電圧特性に設定することにより、インバータ用モータを1つの共用モータに、ひいてはインバータ用圧縮機の共通化ができるものである。また、本発明では、インバータ駆動の回転数制御による可変速ヘリウム用スクロール圧縮機に対して、圧縮機の保護機能を向上させるためモータプロテクタを適性な位置に配置したことも特徴としているものである。インバータ用モータの保護機能が改善し、プロテクタ自身の寿命が向上できるので、プロテクタの信頼性も改善でき、密閉形可変速スクロール圧縮機全体としても信頼性が向上できるという効果がある。
本発明の縦形タイプのヘリウム用密閉形スクロール圧縮装置の一実施例を示す縦断面図である。 図1のC-C断面図である。 本実施例のインバータ制御装置のインバータ出力周波数とインバータ二次側電圧の特性を示す説明図である。 本実施例のインバータ制御装置のインバータ出力周波数とインバータ二次側電圧の他の特性を示す説明図である。 従来技術のインバータ制御装置のインバータ出力周波数とインバータ二次側電圧の特性を示す説明図である。 図1のE−E断面図である。 本実施例のモータプロテクタ部分の断面図である。 図7を側面から見た図である。 本実施例のモータ回路図である。 本実施例の作用効果を示す説明図である。 本実施例のインバータ制御圧縮装置を備えたヘリウム冷凍装置の構成図である。 図11のヘリウム冷凍装置の外観図である。
符号の説明
1…密閉容器、1a…吐出室、1b1、1b2…電動機室、3…モータ部、3a…モータステータ、3b…モータロータ、3c…吐出管側モータコイルエンド部、3e…通路18側のモータコイルエンド部、3g…モータコイルエンド部の凹部、5…固定スクロール、5a…固定スクロール鏡板、6…旋回スクロール、6a…旋回スクロール鏡板、8…圧縮室、10…吐出口、7…フレーム、38…オルダム機構、15…吸入口、14…回転軸、14a…偏心軸、27…油吸上管、17…吸入管、18a、18b…通路、20…吐出管、53…Oリング、22…ポート、23…潤滑油、25…通路、40…主軸受、39…補助軸受、30…油取り出し管、31…油インジェクション管、32…旋回軸受、70…主電源ボックス部、70a…主電源用ハーメ端子部、85…主電源用リード線、86、87、88…中性点用リード線、91…モータプロテクタ、100…圧縮機、390、450…動力電源線、400…インバータ制御装置、500…商用電源、550…配管、700…油分離器、910…ヘリウム用スクロール圧縮装置。

Claims (6)

  1. スクロール圧縮機部及びこれを駆動するモータ部を密閉容器内に収納した密閉形スクロール圧縮機と、
    インバータ出力周波数に対して一次関数的に変化するインバータ二次側電圧特性を有して前記モータ部の回転数を制御するインバータ制御装置と、を備えるインバータ制御圧縮装置において、
    前記インバータ制御装置は、商用電源電圧仕様380V〜480Vの範囲内の複数種類の商用電源に対応して前記モータ部を駆動制御するものであり、最低インバータ出力周波数から最高インバータ出力周波数の範囲内にインバータ二次側電圧380V〜480Vの範囲を含むインバータ二次側電圧特性を有し、使用される商用電源の電圧におけるインバータ出力周波数から最高インバータ出力周波数の範囲のインバータ二次側電圧を使用される商用電源の電圧に合わせて一定とする
    ことを特徴とするインバータ制御圧縮装置。
  2. 請求項1に記載されたインバータ制御圧縮装置において、商用電源電圧仕様380V〜480Vの商用電源に対して共用のモータ部を前記密閉形スクロール圧縮機に組み込んだことを特徴とするインバータ制御圧縮装置。
  3. 請求項1または2に記載のインバータ制御圧縮装置において、前記密閉形スクロール圧縮機は作動ガスに冷媒R22、R410A等の冷凍・空調用スクロール圧縮機または作動ガスにヘリウムガスを用いたヘリウム用密閉形スクロール圧縮機であることを特徴とするインバータ制御圧縮装置。
  4. 請求項3に記載のインバータ制御圧縮装置において、モータ電流の異常増加と周囲温度の異常上昇に基づいてモータコイルに通電せしめるモータ回路を直接遮断するモータプロテクタを備え、前記吐出管をモータエンドコイルの上方に延長して開口させると共に、前記吐出口から吐出されたミスト状油と圧縮ガスとの混合体の流れの下流側で且つ前記吐出管の開口に近接する位置に前記モータプロテクタを設置したことを特徴とするインバータ制御圧縮装置。
  5. 作動ガスとしてヘリウムガスを用いるスクロール圧縮機部とインバータ装置によって駆動制御されるモータ部とを密閉容器内に収納し、
    円板状鏡板に渦巻状のラップを直立した固定スクロールと旋回スクロールとをラップを互いに内側にして噛み合わせ、前記旋回スクロールを旋回運動させて前記固定スクロールの外周部に開口する吸入口よりガスを吸入し前記固定スクロールの中央部に開口する吐出口より圧縮ガスを前記密閉容器内に吐出する前記スクロール圧縮機部とし、
    前記スクロール圧縮機部の作動ガスを冷却するための油インジェクション管を前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入用ポートに接続し、
    前記スクロール圧縮機部と前記モータ部との間の空間から圧縮ガスを密閉容器外に吐出する吐出管を設けた密閉形スクロール圧縮機において、
    モータコイルに通電せしめるモータ回路をモータ電流の異常増加と周囲温度の異常上昇により直接遮断するモータプロテクタを備え、
    前記吐出管をモータエンドコイルの上方に延長して開口させると共に、
    前記吐出口から吐出されたミスト状油と圧縮ガスとの混合体の流れの下流側で且つ前記吐出管の開口に近接する位置に前記モータプロテクタを設置した
    ことを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
  6. 請求項5に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記モータ部のステータと前記密閉容器との間に圧縮ガスを通す複数の通路を形成し、前記複数の通路が前記モータ部の圧縮機部側から反圧縮機部側に圧縮ガスを流す第1通路と反圧縮機部側から圧縮機部側へ圧縮ガスを流す第2通路を有しており、前記第2通路が前記吐出管の開口の近傍に開口しており、前記第2通路の開口から前記吐出管の開口への圧縮ガスの流れに面するように前記モータプロテクタを設置したことを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
JP2004211264A 2004-07-20 2004-07-20 インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機 Pending JP2006029251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004211264A JP2006029251A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004211264A JP2006029251A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006029251A true JP2006029251A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35895899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004211264A Pending JP2006029251A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006029251A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090180910A1 (en) * 2006-08-28 2009-07-16 Hitachi Appliances, Inc. Helium enclosed compressor
JP2010190169A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sanyo Electric Co Ltd スクロール型圧縮機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090180910A1 (en) * 2006-08-28 2009-07-16 Hitachi Appliances, Inc. Helium enclosed compressor
US20120224990A1 (en) * 2006-08-28 2012-09-06 Masao Shiibayashi Helium enclosed compressor
US8628306B2 (en) 2006-08-28 2014-01-14 Hitachi Appliances, Inc. Helium enclosed compressor
JP2010190169A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sanyo Electric Co Ltd スクロール型圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006274807A (ja) 横形スクロール圧縮機
EP1698783B1 (en) Fuel gas compression system
KR101303173B1 (ko) 진공펌프유닛
US20060140791A1 (en) Miniature rotary compressor, and methods related thereto
US6655172B2 (en) Scroll compressor with vapor injection
JP2010121582A (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP5508999B2 (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP6257290B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2007218214A (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP4107492B2 (ja) ヘリウム用スクロール圧縮機及びヘリウム用スクロール圧縮装置
JP2006029251A (ja) インバータ制御圧縮装置及び密閉形スクロール圧縮機
JP4519490B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2005146862A (ja) 電動圧縮機
JP4539972B2 (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP2006329067A (ja) ヘリウム用密閉形スクロール圧縮機
JP2007046532A (ja) 密閉形圧縮機
JP2007046531A (ja) 横形スクロール圧縮機
JP3333862B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2005171943A (ja) アンモニア冷媒用密閉形圧縮機
JP2005282550A (ja) 電動圧縮機
JP5514788B2 (ja) 圧縮装置及びその製造方法
JP4134331B2 (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP4898559B2 (ja) ヘリウム液化用冷凍装置及びヘリウム用圧縮機ユニット
JPH09126177A (ja) 電動式流体機械
JP5279324B2 (ja) ヘリウム用密閉形スクロール圧縮機