JP5514788B2 - 圧縮装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の圧縮装置の実施例1を説明する系統図で、本実施例の圧縮装置をヘリウム冷凍システムに適用した例を示す図である。図1に示すように、ヘリウム冷凍システムは、二点鎖線で囲まれた圧縮装置800とヘリウム冷凍機860で構成されている。
前記油分離器700で分離された油は、油配管740を介して前記吸入配管736に送られ、ヘリウムガスと共に前記密閉形圧縮機に吸入される。
図2に示すように、密閉容器1内には、上部に設けられた圧縮機構部2と、該圧縮機構部2の下部に設けられたモータ部3が収納されている。また、前記圧縮機構部2と前記モータ部3とは、密閉容器1内に固設して設けられた主フレーム7を挟んで上下に配置され、前記主フレーム7により、密閉容器1内の上部に形成された吐出室1aと、下部に形成されたモータ室1bとに区画されている。
ヘリウムガス(冷媒)は、前記吸入口15から吸入され、前記両スクロール5,6で形成される圧縮室8が中心側に移動しながらその容積を減少させることにより、前記ヘリウムガスが圧縮され、この圧縮されたヘリウムガスは、前記吐出口10から、密閉容器1内上部に形成されている吐出室1aに吐出される。前記吐出室1aに吐出されたヘリウムガスは、前記第1の通路(連通路)18(18a,18b)を介して、モータ室1bに流入し、ヘリウムガス中の油を分離した後、吐出管20から密閉形圧縮機100の機外に流出するように構成されている。
なお、前記モータ室1bにおいて、ガス中の油は、ガスから分離されて、前記円弧状通路25を通って下方の油溜り23に溜められる。
更に、本実施例の構成とすることにより、モータプロテクタ91の周囲温度を前記吐出管20内部の吐出ガス温度と同等にすることもできる。
これらの図において、47は前記密閉容器1内面のモータ室上部空間1b1に設けられた矩形状の案内通路手段47で、この案内通路手段47は、前記主フレーム7の外縁部に設けた前記第1の通路18の下部側に設けられ、その上部は前記第1の通路18に対向するように開口されており、その下部には衝突板47aと出口部47bが設けられている。この案内通路手段47は、ガスと油の前記混合体から油を分離するための油分離機構となるのもので、ガスや混合体は上部の開口から鉛直方向に流入して前記衝突板47aと出口部47bにより水平方向の流れに方向転換されて流出する。鉛直方向の流れを方向変換する際に前記混合体中の油は分離されて下方に落下する。また、前記開口部47bは前記コイルエンド部3cの外側面部に対向するように設けられている。
上記特許文献1のものでは、モータプロテクタを吐出管の流出口近傍に設置する必要があるが、本実施例のものでは、モータプロテクタ91の設置位置に大きな制約はない。
なお、図6及び図4に示す91a,91b,91cはモータプロテクタ91のプロテクタピン部である。
なお、本実施例においては、前記モータプロテクタ91は、前記過電流継電器920が故障した場合の最終保護装置として設けられている。
表1は、容量の異なる二種類の圧縮機Aと圧縮機Bに対して、それぞれ同一仕様のモータCを内蔵させ、モータプロテクタは作動電流値が異なる仕様のものを内蔵させている場合の例である。即ち、圧縮機Aには作動電流値が小さいモータプロテクタDを内蔵させ、圧縮機Bには作動電流値がより大きいモータプロテクタEを内蔵させている例である。
1b…モータ室(1b1…上部空間、1b2…下部空間)、
2…圧縮機構部、
3…モータ部、3a…ステータ、3b…ロータ、3c…コイルエンド部、
3e…モータコイル、
5…固定スクロール、5a…鏡板、5b…ラップ、
6…旋回スクロール、6a…鏡板、6b…ラップ、6c…ボス部、6d…細孔、
7…主フレーム、8…圧縮室、
9…バランスウエイト、10…吐出口、11…カラー部材、12…ロータウエイト、
13…偏心穴、14…回転軸、14a…偏心軸部、
15…吸入口、16…逆止弁、17…吸入管、
18(18a,18b)…第1の通路(連通路)、
20…吐出管、
22…ポート、23…油溜り部、25…円弧状通路(第2の通路)、
26…モータエアギャップ、27…油吸上管、
30…油取出管、31…油インジェクション管、32…旋回軸受、33…油冷却器、
36…背圧室、
38…オルダム機構、
40…主軸受、41…スラスト軸受、42…ボルト、
47…案内通路手段、47a…衝突板、47b…出口部、
51,52a,52b…油配管、53…Oリング、
61…補助フレーム、62…ボルト、64…副軸受、68…軸受ハウジング、
70…主電源ボックス部、70a…ハーメチック端子部、
74…排出管、
85…リード線、86…中性点用リード線、
88…シール手段、
91…モータプロテクタ、91p…接点部、
91a,91b,91c…プロテクタピン部、
100…密閉形圧縮機、
150…薄膜状絶縁シート、186…縛り紐、
271…油量調節弁、
800…圧縮装置、
900…商用電源、910…主電源ケーブル、920…過電流継電器。
Claims (9)
- モータコイルに通電させるモータ回路に、モータ電流の異常増加や作動ガス温度の異常上昇により、該モータ回路をダイレクトカットするモータプロテクタを組込んだ密閉形圧縮機と、この密閉形圧縮機の前記モータ回路に電力を供給するための主電源回路とを備える圧縮装置において、
前記主電源回路には、該主電源回路に過電流が流れると電流の流通を遮断する過電流継電器を設け、
この過電流継電器の過電流設定値を、前記モータプロテクタの最大運転電流値よりも低く設定した
ことを特徴とする圧縮装置。 - 請求項1に記載の圧縮装置において、前記密閉形圧縮機は、密閉形スクロール圧縮機であって、密閉容器内に圧縮機構部とモータ部とを収納しており、前記圧縮機構部は、円板状の鏡板に渦巻状のラップを直立させた固定スクロールと旋回スクロールとをラップを互いに内側にして噛み合せて構成され、前記旋回スクロールは、回転軸に連設された偏心軸部に係合し、この旋回スクロールをオルダム機構により自転することなく前記固定スクロールに対し旋回運動させるように構成され、前記固定スクロールにはその外周部に開口する吸入口とその中心部に開口する吐出口とが設けられていて、前記吸入口から吸入されたガスを、前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成された圧縮室で圧縮しつつ中心に移動させ、この圧縮されたガスを前記吐出口から前記密閉容器内に吐出するように構成されていることを特徴とする圧縮装置。
- 請求項2に記載の圧縮装置において、前記密閉形圧縮機は、作動ガスとしてヘリウムガスを使用するヘリウム用密閉形スクロール圧縮機であり、前記圧縮機構部の作動ガスを冷却するための油インジェクション管を前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入ポートに接続して構成した油注入手段を備えていることを特徴とする圧縮装置。
- 請求項1に記載の圧縮装置において、前記過電流継電器は、前記主電源回路の主電源ケーブルに設置された手動復帰型のものであり、密閉形圧縮機の外部に設けられ、主電源ケーブルを流れる電流が異常に上昇して過電流設定値になると、主電源ケーブルを流れる電流を遮断し、該過電流継電器の復帰は手動により行うものであることを特徴とする圧縮装置。
- 請求項3に記載の圧縮装置において、前記密閉形圧縮機の回転軸に固設されたバランスウエイトを備え、前記モータプロテクタは、前記バランスウエイトの外縁部近傍に配置されるように、モータ部のコイルエンド部の上端面に固定されていることを特徴とする圧縮装置。
- 請求項5に記載の圧縮装置において、前記バランスウエイトは半径方向に延びた半円筒状で大径部と小径部を有するかぎ形の重り部を備え、この重り部の小径部の外周側で且つ前記大径部の下方側となる位置に前記モータプロテクタが設置されていることを特徴とする圧縮装置。
- モータコイルに通電させるモータ回路に、モータ電流の異常増加や作動ガス温度の異常上昇により、該モータ回路をダイレクトカットするモータプロテクタを組込んだ密閉形圧縮機と、この密閉形圧縮機の前記モータ回路に電力を供給するための主電源回路とを備える圧縮装置の製造方法において、
前記主電源回路には、該主電源回路に過電流が流れると電流の流通を遮断する過電流継電器を設け、この過電流継電器の過電流設定値を、前記モータプロテクタの最大運転電流値よりも低く設定した圧縮装置とし、
容量の異なる複数の前記圧縮装置を製造する際に、前記密閉形圧縮機に組み込まれる同一仕様の複数のモータを準備し、異なる容量の前記複数の圧縮装置に使用される前記密閉形圧縮機に対して、それぞれ同一仕様の前記モータを組み込むことを特徴とする圧縮装置の製造方法。 - 請求項7に記載の圧縮装置の製造方法において、容量の異なる複数の前記圧縮装置を製造する際に、前記密閉形圧縮機に組み込まれる同一仕様の複数のモータプロテクタを更に準備し、異なる容量の前記複数の圧縮装置に使用される前記密閉形圧縮機に対して、それぞれ同一仕様の前記モータプロテクタを組み込むことを特徴とする圧縮装置の製造方法。
- 請求項8に記載の圧縮装置の製造方法において、前記密閉形圧縮機は、作動ガスとしてヘリウムガスを使用するヘリウム用密閉形スクロール圧縮機であり、前記圧縮機構部の作動ガスを冷却するための油インジェクション管を前記固定スクロールの鏡板部に設けた油注入ポートに接続して構成した油注入手段を備えていることを特徴とする圧縮装置の製造方法。
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