JP2006029249A - NOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置 - Google Patents

NOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置 Download PDF

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【課題】アンモニアを排気通路中に堆積付着させることなく、NOxトラップ触媒の硫黄被毒を解除可能な硫黄被毒解除装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気通路3に設けられ、排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOxを捕捉及び浄化するNOxトラップ触媒8と、NOxトラップ触媒8の硫黄被毒を解除する必要があるか否かを判定する被毒解除判定手段(51)と、硫黄被毒解除の必要があるときにはNOxトラップ触媒に対して空気を供給するエアインジェクタ12と、NOxトラップ触媒8へ空気を供給中にそのNOxトラップ触媒に対して還元剤を供給する還元剤供給手段16とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排ガスを浄化するNOxトラップ触媒が硫黄被毒したときに、硫黄被毒を解除する制御装置に関するものである。
自動車等の内燃機関から排出される排ガスには、一酸化炭素(CO),炭化水素(HC:Hydrocarbon),窒素酸化物(NOx)等の大気汚染物質が含有されてしまうので、これらを浄化することが重要である。従来は、これらの三成分を同時に浄化可能な三元触媒が広く使用されている。ところが、この三元触媒は、その特性上、理論空燃比(燃料を理論的に完全燃焼できる最小の空気と燃料の質量比。ガソリンの場合A(空気の質量)/F(燃料の質量)=約14.7;以下本明細書では理論空燃比をA/F=14.7 で代表させるが燃料種によりこの数値は変わる。)近傍のいわゆるウィンドウと称される狭い範囲で燃焼して生成した排ガスにしか効果的に作用しない。
そこで従来は、空燃比は自動車の運転状況に応じて変動するものの変動範囲は原則として理論空燃比近傍に調節していた。しかし、理論空燃比より希薄(リーン)な空燃比でエンジンを運転できると燃費を向上させることができることから、リーンバーン燃焼技術の開発が進められ、近年は理論空燃比以上の空燃比で燃焼を行わせるリーンバーン車や筒内直噴エンジン搭載車が開発されている。ところが前述のように三元触媒でリーンバーン排ガス(以下リーン排ガス)の浄化を行わせるとHC,COの酸化浄化は行えるもののNOxを効果的に還元浄化することはできない。
そこで排ガス中のNOxをトラップ可能なNOx捕捉材と、空燃比がリッチな排ガスが流入したときにトラップしているNOxを脱離して浄化(還元)する三元触媒とが組み合わされて形成されたNOxトラップ触媒を三元触媒の下流に配置する排ガス浄化装置が提案されている。
ところで、燃焼排ガス中には硫黄酸化物(SOx)が含まれており、このSOxは前述のNOx捕捉材と結合しやすく、しかも通常NOxより結合力が強い。したがって、SOxがNOx捕捉材に捕捉されるとNOx捕捉能力が低下する、いわゆる硫黄被毒現象が生じてしまう。このような硫黄被毒を解除する手法として、アンモニア等を利用する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開平2−277522号公報
しかし、硫黄被毒したNOxトラップ触媒に単にアンモニア等を散布しては、アンモニアが排気通路中に堆積付着して固化してしまう可能性があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、アンモニアを排気通路中に堆積付着させることなく、NOxトラップ触媒の硫黄被毒を解除可能な硫黄被毒解除装置を提供することを目的としている。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、内燃機関(1)の排気通路(3)に設けられ、排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を捕捉及び浄化するNOxトラップ触媒(8)と、前記NOxトラップ触媒(8)の硫黄被毒を解除する必要があるか否かを判定する被毒解除判定手段(ステップS10)と、硫黄被毒解除の必要があるときには前記NOxトラップ触媒に対して空気を供給する空気供給手段(12)と、前記NOxトラップ触媒(8)へ空気を供給中にそのNOxトラップ触媒に対して還元剤を供給する還元剤供給手段(16)とを有することを特徴とする。
本発明によれば、硫黄被毒解除の必要があるときには、まずNOxトラップ触媒に対して空気を供給し、続いて空気供給中にそのNOxトラップ触媒に対して還元剤を供給するようにした。したがって還元剤は、必ず空気で吹き飛ばされることとなるので、排気通路内に留まって堆積することがない。また空気の供給によって、触媒は還元剤による硫黄被毒解除可能な温度へと速やかに上昇し、効率よく被毒解除を行うことができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明による内燃機関の空燃比制御装置を示す概略構成図である。
エアクリーナ9を経て吸気通路2に吸入された空気は、燃料噴射弁5から噴射された燃料と混合されてエンジン本体1に吸入され、点火プラグ6で着火されて燃焼し、排気通路3へ排出される。なお吸気量はスロットル弁4で調整され、実際に吸入された吸気量はエアフローメータ54で計測される。
排気通路3には、三元触媒7と、NOxトラップ触媒8とが配置されている。
三元触媒7は、白金(Pt),ロジウム(Rh)等を活性の主成分とし、炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)の酸化と酸化窒素(NOx)の還元を同時に行って浄化する触媒である。三元触媒はその特性から、ウィンドウと称される理論空燃比近傍で燃焼させて生成した排ガスを効果的に浄化可能である。
NOxトラップ触媒8は、三元触媒7の下流に配置されている。三元触媒7は、上述の通り、理論空燃比近傍で燃焼させた場合に排ガスを効率的に浄化可能であるが、その範囲を外れると浄化性能が低下する。例えば、燃費向上のために空燃比を希薄化するリーンバーンエンジンや筒内直噴エンジンでは、排ガスは理論空燃比よりもリーンで生成されるので、三元触媒7で浄化しきれないNOxが流出してしまう。そこで、三元触媒7の下流に、NOxトラップ触媒8を配置する。このNOxトラップ触媒8は、排ガス中のNOxをトラップ可能なNOx捕捉材と、空燃比がリッチな排ガスが流入したときにトラップしているNOxを脱離して浄化(還元)する三元触媒とが組み合わされて形成されている。
三元触媒7の下流であって、NOxトラップ触媒8の近傍上流には、分岐通路11が設けられている。
分岐通路11の先端にはエアインジェクタ12が設けられている。エアインジェクタ12は、エアポンプ13から圧送された空気の流量を調整して噴射する。
また分岐通路11の途中には、尿素供給通路14が形成されている。尿素供給通路14は尿素タンクバルブ16を介して尿素タンク15に連通する。
尿素タンクバルブ16が開くと、尿素タンク15に貯留されている還元剤としての尿素水が尿素供給通路14、分岐通路11を介して排気通路3からNOxトラップ触媒8に供給される。
排気通路3の途中であって、分岐通路11の開口部11aと同周部分に、排気通路3の流路断面積を減少させる絞部3aが形成されている。
エンジンコントローラ51は、燃料噴射弁5からの燃料噴射量及び燃料噴射時期、点火プラグ6による火花点火の時期を、運転条件に応じて制御する。すなわちエンジンコントローラ51はクランク角センサ(ポジションセンサ52と位相センサ53からなる)からの信号、エアフローメータ54からの吸入空気流量の信号を、車速センサ55の車速信号などとともに入力し、これら信号に基づいて燃料噴射弁5からの燃料噴射量及び噴射時期を制御し、また点火プラグ6による火花点火の時期を制御する。
ところでこのNOxトラップ触媒8は、NOxをトラップときに、同時に硫黄分をもトラップしてしまう。すると、NOxトラップ性能が低下してしまう。そこで、本願は所定の条件が成立したら、NOxトラップ触媒に尿素を噴霧して硫黄被毒解除制御を行う。ただし、硫黄被毒したNOxトラップ触媒に単にアンモニア等を散布しては、アンモニアが排気通路中に堆積付着して固化してしまう。そこで、以下の制御によって硫黄被毒解除制御を行う。
以下ではこの具体的な制御について図2〜図5のフローチャート及び図6のタイムチャートを参照して説明する。なお本制御は、イグニッションキーがONのときに、微少時間ごと(例えば10ミリ秒ごと又は1クランク回転ごと)に繰り返し実行する。
ステップS1では、燃料噴射パルス幅Tp、エンジン回転速度Ne、車速Vsp、点火時期Advをそれぞれ読み込む。燃料噴射パルス幅Tp及び点火時期Advはコントローラ51の制御信号に基づいて検出する。エンジン回転速度Neはクランク角センサ(ポジションセンサ52と位相センサ53からなる)からの信号に基づいて検出する。車速Vspは車速センサ55から検出する。なおエンジン回転速度Ne、変速比等に基づいて算出(間接的に検出)してもよい。
ステップS2では、尿素タンクバルブ16が開状態であるか否かを判定する。またステップS3では、被毒解除要求フラグがONであるか否かを判定する。図6のタイムチャートの時刻t10〜t11では、尿素タンクバルブ16は閉状態であり、被毒解除要求フラグはOFFであり、ステップS10へ進む。
ステップS10では、被毒量算出制御を行う。具体的には図3を参照して説明する。
ステップS11では、燃料噴射パルス幅Tp、エンジン回転速度Neに基づいて被毒量カウンタを算出する。燃料噴射パルス幅Tpが多いほど、またエンジン回転速度Neが高いほど、被毒量が大きくなり、カウンタ増量が大きくなる。
ステップS12では、被毒量カウンタが閾値A以上であるか否かを判定する。なおこの閾値Aとは、NOxトラップ触媒8の被毒量が大きく、被毒解除が必要であるか否かを判定するための閾値であり、予め求めておく。被毒量カウンタが閾値A以上になるまでは、ステップS1→S2→S3→S10→S11→S12を繰り返し、被毒量カウンタが閾値A以上になったら、ステップS13へ進む。このときのタイミングが図6の時刻t11である。
ステップS13では、被毒解除要求フラグをONにし、エアインジェクタ12を開いて二次空気の供給を開始する。このようにエアインジェクタ12を開いて二次空気の供給するとNOxトラップ触媒8の温度が上昇する(図6(C)の時刻t11以降)。
再び図2に戻る。被毒解除要求フラグがONになっているので、次サイクルでは、ステップS1→S2→S3からステップS20へ進む。ステップS20では、尿素供給開始判定を行う。具体的には図4を参照して説明する。
ステップS21では、NOxトラップ触媒8の温度を算出して間接的に検出する。すなわち燃料噴射量、空燃比、点火時期に基づいて排ガス温を算出し、その排ガス温に基づいてNOxトラップ触媒8の温度を間接的に検出する。なおNOxトラップ触媒8に温度センサを設け、そのセンサ出力に基づいて温度を直接的に検出してもよい。
ステップS22では、NOxトラップ触媒8の温度が閾値B以上であるか否かを判定する。なおこの閾値Bとは、NOxトラップ触媒8が被毒解除可能となったか否かを判定するための閾値であり、予め求めておく。NOxトラップ触媒8の温度が閾値B以上になるまでは、ステップS1→S2→S3→S20→S21→S22を繰り返し、閾値B以上になったら、ステップS23へ進む。このときのタイミングが図6の時刻t12である。
ステップS23では、尿素タンクバルブ16を開いて尿素をNOxトラップ触媒8に供給する。
再び図2に戻る。尿素タンクバルブ16が開いているので、次サイクルでは、ステップS1→S2からステップS30へ進む。ステップS30では、被毒解除制御終了判定を行う。具体的には図5を参照して説明する。
ステップS31では、被毒量カウンタを減算する。
ステップS32では、被毒量カウンタが閾値C以下であるか否かを判定する。なおこの閾値Cとは、NOxトラップ触媒8が被毒解除されたか否かを判定するための閾値であり、予め求めておく。被毒量カウンタが閾値C以下になるまでは、ステップS1→S2→S30→S31→S32を繰り返し、閾値C以下になったら、ステップS33へ進む。このときのタイミングが図6の時刻t13である。
ステップS33では、被毒解除要求フラグをOFFとし、エアインジェクタ12を閉じ、尿素タンクバルブ16を閉じる。
本実施形態によれば、NOxトラップ触媒8の被毒量が増えたときに、まずエアインジェクタ12を開いてNOxトラップ触媒8に二次空気を供給し、NOxトラップ触媒8の温度が被毒解除可能温度に上昇したら尿素を供給するようにした。このようにしたので、尿素タンク15から尿素タンクバルブ16、尿素供給通路14、分岐通路11を介して排気通路3からNOxトラップ触媒8に供給される尿素水は、必ずエアインジェクタ12から送られる空気で吹き飛ばされることとなるので、通路内に留まって堆積することがない。
またNOxトラップ触媒8に空気を送ってNOxトラップ触媒8の温度を上昇させる。このとき、空気は常にエアインジェクタ12からNOxトラップ触媒8方向へと空気が流れている。したがって、NOxトラップ触媒8の温度が上昇しても、エアインジェクタ12はNOxトラップ触媒8の熱の影響を受けにくい。
さらに排気通路3にはその途中に絞部3aが形成されているので、尿素水の攪拌が促進され、NOxトラップ触媒8の全域に渡って硫黄被毒を解除できるのである。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、NOxトラップ触媒8に基づいて制御していたが、この第2実施形態では、NOxトラップ触媒8の温度については推定又は検出することなく制御を行う。なおシステム構成自体は、上記第1実施形態と同一であるので説明を省略する。
具体的な制御については図7〜図10のフローチャート及び図11のタイムチャートを参照して説明する。なお本制御は、イグニッションキーがONのときに、微少時間ごと(例えば10ミリ秒ごと又は1クランク回転ごと)に繰り返し実行する。
ステップS101では、燃料噴射パルス幅Tp、エンジン回転速度Ne、車速Vsp、点火時期Advをそれぞれ読み込む。
ステップS102では、尿素タンクバルブ16が開状態であるか否かを判定する。またステップS103では、被毒解除要求フラグがONであるか否かを判定する。図11のタイムチャートの時刻t20〜t21では、尿素タンクバルブ16は閉状態であり、被毒解除要求フラグはOFFであり、ステップS110へ進む。
ステップS110では、被毒量算出制御を行う。具体的には図8を参照して説明する。
ステップS111では、燃料噴射パルス幅Tp、エンジン回転速度Neに基づいて被毒量カウンタを算出する。
ステップS112では、被毒量カウンタが閾値D以上であるか否かを判定する。なおこの閾値Dとは、NOxトラップ触媒8の被毒解除の前準備としてNOxトラップ触媒8を昇温させる必要があるか否かを判定するための閾値であって、上述した閾値Aより小さい値であり、予め求めておく。
被毒量カウンタが閾値D以上になるまでは、ステップS101→S102→S103→S110→S111→S112を繰り返し、被毒量カウンタが閾値D以上になったら、ステップS113へ進む。このときのタイミングが図11の時刻t21である。
ステップS113では、被毒解除要求フラグをONにし、エアインジェクタ12を開いて二次空気の供給を開始する。
再び図7に戻る。被毒解除要求フラグがONになっているので、次サイクルでは、ステップS101→S102→S103からステップS120へ進む。ステップS120では、尿素供給開始判定を行う。具体的には図9を参照して説明する。
ステップS121では、燃料噴射パルス幅Tp、エンジン回転速度Neに基づいて被毒量カウンタを算出する。
ステップS122では、被毒量カウンタが閾値E以上であり、かつ車速が閾値F以上であるか否かを判定する。なおこの閾値Eとは、NOxトラップ触媒8の被毒解除制御をする必要があるか否かを判定するための閾値であり、予め求めておく。また閾値Fとは、NOxトラップ触媒8が被毒解除可能な温度に達する車速であるか否かを判定するための閾値であり、予め求めておく。すなわちエンジンは負荷が高いほど排ガス温度が高温になり、NOxトラップ触媒8も高温になる。通常の平坦路を走行するのであれば、エンジン負荷は車速に比例する。そこで本件発明では、車速が速いほど負荷が大きく排ガス温が高温であってNOxトラップ触媒8が高温であるとしているのである。被毒量カウンタが閾値E以上、かつ車速が閾値F以上になるまでは、ステップS101→S102→S103→S120→S121→S122を繰り返し、被毒量カウンタが閾値E以上、かつ車速が閾値F以上になったら、ステップS123へ進む。このときのタイミングが図11の時刻t22である。
ステップS123では、尿素タンクバルブ16を開いて尿素をNOxトラップ触媒8に供給する。
再び図2に戻る。尿素タンクバルブ16が開いているので、次サイクルでは、ステップS101→S102からステップS130へ進む。ステップS130では、被毒解除制御終了判定を行う。具体的には図10を参照して説明する。
ステップS131では、被毒量カウンタを減算する。
ステップS132では、被毒量カウンタが閾値C以下であるか否かを判定する。なおこの閾値Cは、第1実施形態のものと同一でよい。被毒量カウンタが閾値C以下になるまでは、ステップS101→S102→S130→S131→S132を繰り返し、閾値C以下になったら、ステップS133へ進む。このときのタイミングが図11の時刻t33である。
ステップS133では、被毒解除要求フラグをOFFとし、エアインジェクタ12を閉じ、尿素タンクバルブ16を閉じる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加えて、NOxトラップ触媒8の温度を用いることなく制御を行うことができるので、簡素なシステムで実施可能であり、コストを安価に抑えることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
例えば、上記各実施形態では、エアインジェクタ12を閉じるのと同時に尿素タンクバルブ16を閉じているが、最初に尿素タンクバルブ16を閉じてからエアインジェクタ12を閉じるようにすれば、エアインジェクタ12の供給空気によって確実に尿素を吹き飛ばすことが可能である。
また上記実施形態では、還元剤として尿素を例示しているが、それに限らず、アンモニア等であってもよい。
本発明による内燃機関の空燃比制御装置を示す概略構成図である。 第1実施形態のメインルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態の被毒解除制御開始判定ルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態の尿素供給開始判定ルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態の被毒解除制御終了判定ルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態のタイムチャートである。 第2実施形態のメインルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態の被毒解除制御開始判定ルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態の尿素供給開始判定ルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態の被毒解除制御終了判定ルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態のタイムチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
3 排気通路
3a 絞部
8 NOxトラップ触媒
11 分岐通路
11a 開口部
12 エアインジェクタ(空気供給手段)
13 エアポンプ
14 尿素供給通路
15 尿素タンク
16 尿素タンクバルブ(還元剤供給手段)
ステップS10 被毒解除判定手段
ステップS11,S111 触媒被毒検出手段
ステップS21 触媒温度検出手段

Claims (8)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を捕捉及び浄化するNOxトラップ触媒と、
    前記NOxトラップ触媒の硫黄被毒を解除する必要があるか否かを判定する被毒解除判定手段と、
    硫黄被毒解除の必要があるときには前記NOxトラップ触媒に対して空気を供給する空気供給手段と、
    前記NOxトラップ触媒へ空気を供給中にそのNOxトラップ触媒に対して還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    を有するNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  2. 前記NOxトラップ触媒の温度を検出する触媒温度検出手段を有し、
    前記還元剤供給手段は、前記NOxトラップ触媒の温度が所定値を超えたら還元剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  3. 前記NOxトラップ触媒の被毒量を検出する触媒被毒検出手段を有し、
    前記還元剤供給手段は、前記NOxトラップ触媒の被毒量が所定量を超え、かつ車速が所定値を超えたら還元剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  4. 前記空気供給手段は、前記還元剤供給手段が還元剤供給を停止してから空気供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  5. 前記NOxトラップ触媒の上流側に形成され、前記排気通路から分岐する空気通路を備え、
    前記空気供給手段は、前記空気通路に空気を供給する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  6. 前記還元剤供給手段は、前記空気供給手段よりも下流側の前記空気通路に還元剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  7. 前記排気通路であって、前記空気通路の前記排気通路に対する開口部と同周部分に形成され、排気通路の内側にへこんで、排気通路の流路断面積を減少させる絞部を有する、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
  8. 前記還元剤は、尿素又はアンモニアである
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のNOxトラップ触媒の硫黄被毒解除装置。
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