JP2006029219A - 脈動弁ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプの小型化を実現し、併せてモータ一回転一往復よりも早い周波数にて作動する脈動弁ポンプ1を提供する。
【解決手段】逆止弁8,9付の入出力口5,6およびポンプ室7を設けたハウジング2、ポンプ室7に面するダイアフラム10ならびにダイアフラムを変位させる駆動部11を有する。駆動部は、ダイアフラムと同軸上に配置されたモータ12、モータに従動回転する回転プレート14および往復動可能な振動プレート15を有する。両プレートは、互いの対向面に設けた倣い面部20により回転プレートの回転運動を振動プレートの往復運動に変換し、振動プレートの往復運動にダイアフラムを従動させる。倣い面部は、両プレートの対向面に設けられた回転プレートの回転方向に連続する山谷部21,22よりなり、その山部を回転プレートの一回転当たり複数設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、脈動圧を発生させつつ流体を移送する脈動弁ポンプに関するものである。本発明の脈動弁ポンプは例えば、温水洗浄便座における流体供給設備に用いられ、またはその他の家庭用水回り機器もしくは業務用流体制御機器等に用いられる。
従来から、図5に示す脈動弁ポンプ51が知られており、この脈動弁ポンプ51は、モータ52の回転運動をカム機構53によりピストン54の往復運動に変換し、そのピストン54の往復運動に合わせて、入出力口55,56に設けた逆止弁57,58により流体(主に水)の吸込・吐出を繰り返すように構成されている。この脈動弁ポンプ51は、吐出の際にピストン54で流体を急速に押し出すため、流体は吸込時よりも高い圧力となって流出する(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の脈動弁ポンプ51には、以下のような問題がある。
すなわち、上記脈動弁ポンプ51では、モータ52の回転運動をピストン54の往復運動に変換する際に、ギヤ59やクランクシャフト60等を有するカム機構53を利用していることから、モータ52とピストン56を同軸上に配置することができない。また、カム機構53の可動範囲およびピストン54の可動範囲として比較的大きなスペースを確保する必要がある。したがってこれらのことから、ポンプ51全体を十分に小型化することができない。
また、上記のピストン式では、モータ52一回転でピストン54一往復の作動となり、よってそれよりも早い周波数(周期)にて作動することができない。
特開2004−27677号(図5)
本発明は以上の点に鑑みて、ポンプの小型化を実現することができる脈動弁ポンプを提供することを目的とし、併せて、上記のモータ一回転一往復よりも早い周波数にて作動することができる脈動弁ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による脈動弁ポンプは、逆止弁を備える入力口および出力口ならびに前記入力口および出力口に連通するポンプ室を設けたハウジングと、前記ポンプ室に面するように前記ハウジングの内部に架設されたダイアフラムと、前記ポンプ室の容積を増減させるように前記ダイアフラムを繰り返し変位させる駆動部とを有し、前記駆動部は、前記ダイアフラムと同軸上に配置されたモータと、前記モータに従動回転する回転プレートと、前記回転プレートのダイアフラム側に配置され、前記ダイアフラムを押圧する方向に往復動可能とされた振動プレートとを有し、前記回転プレートおよび振動プレートは、互いの対向面に設けた倣い面部により前記回転プレートの回転運動を前記振動プレートの往復運動に変換し、前記振動プレートの往復運動に前記ダイアフラムを従動させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による脈動弁ポンプは、上記した請求項1の脈動弁ポンプにおいて、倣い面部は、回転プレートおよび振動プレートの対向面に設けられた回転プレートの回転方向に連続する山谷部よりなり、前記山谷部の山部は、前記回転プレートの一回転当たり複数が設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による脈動弁ポンプは、上記した請求項1の脈動弁ポンプにおいて、振動プレートは、そのダイアフラム側の端面に設けた突起状の回り止めをハウジングに設けた回り止め穴に摺動可能に挿入することにより、回り止めされるとともに往復動可能とされ、前記突起状の回り止めは、前記回り止め穴を貫通して反対側へ突出した先端がダイアフラムを押圧する押圧部とされていることを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明の請求項1による脈動弁ポンプにおいては、ダイアフラムと同軸上に配置されたモータの回転運動を一対のプレートによりダイアフラムの変位(可撓変形)に変換し、このダイアフラムの変位に合わせて、入出力口に設けた逆止弁により流体(主に水)の吸込・吐出を繰り返す。一対のプレートは、モータに従動回転する回転プレートと、この回転プレートのダイアフラム側に配置され、ダイアフラムを押圧する方向に往復動可能とされた振動プレートとの組み合わせよりなり、両プレートの対向面には予め、回転プレートの回転運動を振動プレートの往復運動に変換すべく、回転プレートの回転方向に連続する山谷部よりなる倣い面部を設けておく。回転プレートはその作動として回転はするが、ダイアフラムを押圧する方向に往復動はしないように構成されており、反対に振動プレートはダイアフラムを押圧する方向に往復動はするが、回転はしないように構成されている。振動プレートは倣い作動すべく、回転プレートに向けて付勢されている。
モータが駆動して回転プレートが従動回転すると、この回転プレートに設けられた山谷部の山部が、対向して振動プレートに設けられた山谷部の山部を乗り越えようとし、このとき回転プレートが振動プレートを押圧して移動させる。これにより振動プレートは回転プレートから離れる方向に移動してダイアフラムを押圧し、ダイアフラムを変位させてポンプ室の容積を縮小させる。次いで、回転プレートに設けられた山谷部の山部が振動プレートに設けられた山谷部の山部を乗り越え終わると、振動プレートは上記したように回転プレートに向けて付勢されているので復帰動し、これによりダイアフラムも復帰動してポンプ室の容積を増大させる。したがって以上の繰り返しにより、ポンプ室の容積の増減が繰り返され、逆止弁の整流作用により入力口からポンプ室、ポンプ室から出力口への流体移送が繰り返される。
以上の構成において、モータとダイアフラムは互いに同軸上に配置され、またこの両者の間に一対のプレートが互いに平行に配置される。したがってポンプ全体として、従来よりも小型化することが可能となる。
また、回転プレートおよび振動プレートの対向面に設けられる倣い面部において、山谷部の山部はこれを回転プレートの一回転当たり一つすなわち円周上一箇所に設けると、モータ一回転でダイアフラムは一回(一往復)変位し、山谷部の山部を回転プレートの一回転当たり二つすなわち円周上二箇所に設けると、モータ一回転でダイアフラムは二回(二往復)変位する。したがってこのように山部の設置数とダイアフラムの変位回数は相関関係にあるので、山部を回転プレートの一回転当たり複数設けることにより、モータ一回転でダイアフラムを複数回変位させることが可能となる(請求項2)。
また、上記したように振動プレートは、ダイアフラムを押圧する方向に往復動はするが回転はしないように構成されるが、この構成を実現するには、振動プレートの端面に突起状の回り止めを設け、この突起状の回り止めを、対応してハウジングに設けた回り止め穴に摺動可能に挿入するのが好適であり、これにより該構成の簡素さと作動の確実さとを確保することが可能となる。また、この突起状の回り止めを回り止め穴に摺動可能に挿入するに際しては、回り止め穴を貫通して反対側へ突出するようにするのが好適であり、これによりその先端部をダイアフラムを押圧する押圧部として利用することが可能となる。この場合、モータとダイアフラムの間には作動部品として両プレートのみが配置される(請求項3)。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1による脈動弁ポンプにおいては、モータとダイアフラムが互いに同軸上に配置され、かつこのモータとダイアフラムの間に一対のプレートが互いに平行に配置されることから、ポンプ全体として従来よりも小型化することが可能である。したがって所期の目的どおり、ポンプの小型化を実現することができる脈動弁ポンプを提供することができる。
またこれに加えて、本発明の請求項2による脈動弁ポンプにおいては、倣い面部が回転プレートおよび振動プレートの対向面に設けられた回転プレートの回転方向に連続する山谷部よりなり、この山谷部の山部が回転プレートの一回転当たり複数設けられることから、モータ一回転でダイアフラムを複数回変位させることが可能である。したがって、従来のモータ一回転一往復よりも早い周波数にて作動する脈動弁ポンプを提供することができる。
また、本発明の請求項3による脈動弁ポンプにおいては、振動プレートのダイアフラム側端面に設けた突起状の回り止めがハウジングに設けた回り止め穴に摺動可能に挿入されることにより、振動プレートが回り止めされかつ往復動可能とされることから、振動プレートの組付および作動に関して、構成の簡素さと作動の確実さとを確保することが可能である。また、突起状の回り止めは、回り止め穴を貫通して反対側へ突出した先端がダイアフラムを押圧する押圧部とされることから、モータとダイアフラムの間には作動部品として回転プレートおよび振動プレートのみを配置すれば良い。したがって作動部品の部品点数が少なく、構成が簡素で作動が確実な脈動弁ポンプを提供することができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)流体を吸い込み、吐き出す駆動部分をダイアフラム式とし、レスポンスを良くするために、流体を吸い込む際のダイアフラム室容積を極力小さくする。
(2)ダイアフラムを脈動させる機構としてカム機構を採用し、突起を持つ二つのプレートを組み合わせることによりコンパクトなカム機構とする。具体的には一つのプレートは回転方向を拘束し往復動のみ可動できるようにし、もう一つのプレートはモータに固定することにより回転方向のみ可動させる。二つのプレートの突起を設けた面を組み合わせることにより、モータに固定したプレートを回転させた際に突起部の山谷の組み合わせが連続することで、回転方向を拘束したプレートが振動(往復動)をする。
(3)以上の構成によれば、モータ、カム機構、ダイアフラムまで同軸上に配置することが可能となり、全体的に従来よりもコンパクト化することができる。また、プレートに設ける突起の数により変化するが、モータ1回転で4〜6往復程度ダイアフラムを動かすことが可能となり、従来よりも早い周波数にて駆動することができる。
(4)また、本発明は、回転から凹凸でダイアフラムを往復駆動する機構を有する。回転駆動であれば、往復動よりも摺動が少なく、静粛で、高い周波数に対応することができる。モータ回転数で脈動を容易に可変とすることもできる。ポンプをコンパクトにすることもできる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る脈動弁ポンプ1の断面を示している。尚、作図の都合上、構成要素のうち、モータ12、回転プレート14、振動プレート15および突起状の回り止め16は断面ではなく外観にてこれらを描いている。
当該実施例に係る脈動弁ポンプ1は先ず、ボディ3およびカバー4の組み合わせよりなるハウジング2を有しており、このハウジング2の外部および内部に、入力口5および出力口6ならびにこれらの入力口5および出力口6に連通するポンプ室7が設けられている。入力口5の奥端部には、この入力口5からポンプ室7への流体の流れを許容し、反対方向への流れを遮断する逆止弁8が設けられており、出力口6の奥端部には、ポンプ室7からこの出力口6への流体の流れを許容し、反対方向への流れを遮断する逆止弁9が設けられている。図上これらの逆止弁8,9はリード弁として描いているが、その種類は特に限定されず、例えば上記従来例に係る図5のようなポペット弁等であっても良い。
ハウジング2の内部に、ポンプ室7に面してポンプ室7の図上上面を画するようにダイアフラム10が架設されており、またこのダイアフラム10を繰り返し変位させるための駆動部11がハウジング2の内部および外部に組み付けられている。
ダイアフラム10は、ハウジング2におけるボディ3およびカバー4間に挟持された環状の外周取付部10aの内周側に環状のベロー部(可撓部)10bを一体成形し、更にこのベロー部10bの内周側に円盤状の平面部10cを一体成形したものであって、基布を埋設したゴム状弾性体等よりなり、ベロー部10bが可撓変形することにより平面部10cが図上上下方向に変位し、これによりポンプ室7の容積を増減させるように構成されている。
駆動部11は先ず、ハウジング2の図上上部に取付フランジ12aをもって固定された回転モータ12を有しており、このモータ12とハウジング2内部のダイアフラム10との間に一対のプレート14,15が互いに平行に配置されている。ハウジング2におけるカバー4には、プレート14,15を収容するための空間13が設けられている。
モータ12は、ダイアフラム10と同軸上に配置され、その回転軸12bを空間13内に突出させている。
一対のプレート14,15は、モータ12の回転軸12bの端部に取り付けられてモータ12に従動回転する回転プレート14と、この回転プレート14のダイアフラム10側(図上下側)に配置され、その回転を規制されるとともにダイアフラム10を押圧する方向に往復動可能とされた振動プレート15との組み合わせにより構成されている。両プレート14,15は共に円盤状に形成され、ダイアフラム10およびモータ12に対して同軸上に配置されている。
回転プレート14は、モータ12の回転軸12bに取り付けられているので回転はするが、ダイアフラム10を押圧する方向に往復動はしないように構成されている(図上上下方向に往復動しないように構成されている)。これに対して振動プレート15は、そのダイアフラム10側の端面に設けた突起状の回り止め16が、対応してハウジング2のカバー4に設けた回り止め穴17に摺動可能に挿入されており、これによりハウシング2に対して回り止めされ、よって回転はしないが、ダイアフラム10を押圧する方向に往復動することは可能とされている(図上上下方向に往復動することが可能とされている)。突起状の回り止め16および回り止め穴17は複数が等配状に設けられている。
また、突起状の回り止め16は、回り止め穴17をダイアフラム10側へ貫通して反対側へ突出しており、この反対側へ突出した回り止め16の先端部が、ダイアフラム10を押圧するための押圧部16aとされている。尚、当該実施例ではダイアフラム10の平面部10c上にスペーサーとして伝達プレート18が取り付けられているので、回り止め16先端の押圧部16aはこの伝達プレート18を押圧し、この伝達プレート18を介してダイアフラム10を押圧する。
また反対側の、ダイアフラム平面部10cの図上下側には、振動プレート15を回転プレート14に向けて弾性付勢して倣い作動させ、かつダイアフラム10を振動プレート15とともに復帰動させるための、コイルスプリングよりなる戻しバネ19が組み付けられている。
上記一対のプレート14,15の対向面には、回転プレート14の回転方向に連続する山谷部21,22よりなる倣い面部20が設けられている。
すなわち図2に示すように、回転プレート14の下面には、円周方向に連続する山谷部21が設けられており、対応して振動プレート15の上面にも、円周方向に連続する山谷部22が設けられている。山谷部21,22はそれぞれ山部21a,22aと谷部21b,22bを円周上交互に並べたものであって、更に山部21a,22aおよび谷部21b,22bはそれぞれ、プレート14,15の円周上に複数が並べられており、当該実施例では円周上に四つが等配状に並べられている。尚、山部21a,22a同士はその作動上、円周方向に互いに乗り越えるものであるので、円周方向両側に斜面を有する蒲鉾状の突起として設けられており、すなわちプレート14,15の平面状端面に蒲鉾状の突起が複数等配状に設けられてこれが山部21a,22aとされ、突起同士の間が相対凹の谷部21b,22bとされている。
つぎに、上記構成を有する脈動弁ポンプ1の作動を説明する。入力口5および出力口6には例えば、温水洗浄便座における洗浄水供給配管が接続される。
図1は、図示したように回転プレート14の下面に設けられた山谷部21の山部21aが、振動プレート15の上面に設けられた山谷部22の山部22aと円周方向に変位して位置した状態を示している。したがって、両プレート14,15は互いに近付いた状態にある。
この図1の状態から、モータ12が駆動して回転プレート14が回転すると、図3に示すように、回転プレート14の下面に設けられた山部21aの回転位置が振動プレート15の上面に設けられた山部22aの位置と円周上合致し、このとき回転プレート14が振動プレート15を押圧して移動させる。これにより振動プレート15は回転プレート14から離れる方向に移動し、回り止め16および伝達プレート18を介してダイアフラム10を押圧し、これによりダイアフラム10が変位してポンプ室7の容積を縮小させる。ダイアフラム10は戻しバネ19を押し縮めながら変位することになる。
次いで、図4に示すように、回転プレート14の下面に設けられた山部21aの回転位置が振動プレート15の上面に設けられた山部22aの位置から円周上外れると、ダイアフラム10が戻しバネ19に押されて伝達プレート18、回り止め16および振動プレート15とともに復帰動し、これによりポンプ室7の容積を増大させる。
したがって以上の繰り返しにより、ポンプ室7の容積の増減が繰り返され、逆止弁8,9による整流作用によって入力口5からポンプ室7、ポンプ室7から出力口6への流体移送が繰り返される。
以上の構成および作動において、モータ12とダイアフラム10は互いに同軸上に配置され、またこのモータ12とダイアフラム10の間に回転プレート14および振動プレート15の組み合わせよりなる一対のプレート14,15が互いに平行に配置されている。一対のプレート14,15は、当該ポンプ1において回転運動を往復運動に変換する変換機構を構成するが、互いに平行に配置されていることから、その可動範囲は余り大きくなくても良い。したがって、全体として従来よりもポンプ1の小型化を実現することができる。
また、山谷部21,22の山部21a,22aが回転プレート14の一回転当たり四つ設けられることから、モータ12一回転でダイアフラム10が四回変位する。したがって、従来のモータ一回転一往復よりも早い周波数にて作動することができる。尚、当該実施例におけるこの四回は単なる一例であって、三回以下または五回以上であっても良いことは勿論である。
また、回転プレート14および振動プレート15がそれぞれダイアフラム10およびモータ12と同軸上に配置された円盤状のプレートよりなり、その円周方向に連続するよう山谷部21,22が設けられていることから、両プレート14,15は回転しやすくかつスペース効率の良いものである。
また、振動プレート15の端面に設けた突起状の回り止め16がハウジング2に設けた回り止め穴17に摺動可能に挿入されることにより、振動プレート15が回り止めされかつダイアフラム10を押圧する方向に往復動可能とされることから、振動プレート15の組付および作動に関して、構成の簡素さと作動の確実さとを実現することができる。
更にまた、回り止め穴17を貫通して反対側へ突出する突起状の回り止め16の先端部がダイアフラム10を押圧する押圧部16aとされていることから、モータ12とダイアフラム10の間には作動部品として一対のプレート14,15のみを配置すれば良く、他に作動部品を必要としない。したがって、作動部品の部品点数が少なく、この点からも構成の簡素さと作動の確実さとを実現することができる。
本発明の脈動弁ポンプは、上記したように温水洗浄便座における流体供給設備等に用いられるが、そのほか例えばシャワー等の住宅設備にも利用することが可能である。
本発明の実施例に係る脈動弁ポンプの断面図 回転プレートおよび振動プレートの対向面に設けられる倣い面部の説明図 同脈動弁ポンプの作動状態(ポンプ室容積縮小状態)を示す断面図 同脈動弁ポンプの作動状態(ポンプ室容積拡大状態)を示す断面図 従来例に係る脈動弁ポンプの断面図
符号の説明
1 脈動弁ポンプ
2 ハウジング
3 ボディ
4 カバー
5 入力口
6 出力口
7 ポンプ室
8,9 逆止弁
10 ダイアフラム
10a 外周取付部
10b ベロー部
10c 平面部
11 駆動部
12 モータ
12a 取付フランジ
12b 回転軸
13 空間
14 回転プレート
15 振動プレート
16 回り止め
16a 押圧部
17 回り止め穴
18 伝達プレート
19 戻しバネ
20 倣い面部
21,22 山谷部
21a,22a 山部
21b,22b 谷部

Claims (3)

  1. 逆止弁(8)(9)を備える入力口(5)および出力口(6)ならびに前記入力口(5)および出力口(6)に連通するポンプ室(7)を設けたハウジング(2)と、前記ポンプ室(7)に面するように前記ハウジング(2)の内部に架設されたダイアフラム(10)と、前記ポンプ室(7)の容積を増減させるように前記ダイアフラム(10)を繰り返し変位させる駆動部(11)とを有し、
    前記駆動部(11)は、前記ダイアフラム(10)と同軸上に配置されたモータ(12)と、前記モータ(12)に従動回転する回転プレート(14)と、前記回転プレート(14)のダイアフラム(10)側に配置され、前記ダイアフラム(10)を押圧する方向に往復動可能とされた振動プレート(15)とを有し、
    前記回転プレート(14)および振動プレート(15)は、互いの対向面に設けた倣い面部(20)により前記回転プレート(14)の回転運動を前記振動プレート(15)の往復運動に変換し、前記振動プレート(15)の往復運動に前記ダイアフラム(10)を従動させることを特徴とする脈動弁ポンプ。
  2. 請求項1の脈動弁ポンプにおいて、
    倣い面部(20)は、回転プレート(14)および振動プレート(15)の対向面に設けられた回転プレート(14)の回転方向に連続する山谷部(21)(22)よりなり、
    前記山谷部(21)(22)の山部(21a)(22a)は、前記回転プレート(14)の一回転当たり複数が設けられていることを特徴とする脈動弁ポンプ。
  3. 請求項1の脈動弁ポンプにおいて、
    振動プレート(15)は、そのダイアフラム(10)側の端面に設けた突起状の回り止め(16)をハウジング(2)に設けた回り止め穴(17)に摺動可能に挿入することにより、回り止めされるとともに往復動可能とされ、
    前記突起状の回り止め(16)は、前記回り止め穴(17)を貫通して反対側へ突出した先端がダイアフラム(10)を押圧する押圧部(16a)とされていることを特徴とする脈動弁ポンプ。
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