JP2006029112A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

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【課題】 燃料性状が変化しても、始動後安定した運転性を確保しつつ空燃比フィードバック制御開始時期をできるだけ早めて排気浄化性能、燃費を向上する。
【解決手段】 目標空燃比補正係数TFBYAのリッチ分を始動後徐々に減少させつつ、O2センサ活性判定後に、前記リッチ分を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに増量分として置き換えた後、O2センサ出力のリッチ度合い変化速度が小さいときは、積分分を大きくしてALPHAの減少速度(燃料噴射量増量分の減少速度)を大きくし、リッチ度合い変化速度が大きくなるにしたがって、積分分を小さくして滑らかにストイキに収束させた後、通常の空燃比フィードバック制御を開始する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エンジンの空燃比制御装置に関し、特に、始動直後にリッチ空燃比で運転し、その後に空燃比フィードバック制御を開始する場合に、空燃比を速やかにストイキ点に収束させることのできる空燃比制御装置に関する。
特許文献1には、始動直後に空燃比をリッチ化し、時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように設定される目標空燃比補正係数TFBYAと、空燃比フィードバック制御条件にて空燃比センサからの信号に基づいて空燃比をストイキに収束させるように設定される空燃比フィードバック補正係数ALPHAとを用いて、燃料噴射量を演算・制御するエンジンの空燃比制御装置において、空燃比センサの活性検出後、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分を0にすると共に、その増量分を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗してから、空燃比フィードバック制御に移行することが開示されている。
特開2001−234779号公報
重質燃料が使用された場合、特に冷間時に気化性の悪さから、壁流が増大し、筒内に吸入される燃料が不足するため、始動直後の空燃比は、目標空燃比補正係数TFBYAにより重質燃料にマッチングさせてリッチ化し、その後の時間経過と共に徐々にストイキに収束させるようにする。そして、空燃比フィードバック制御の開始時に、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分が残っていた場合、その増量分をカットするが、空燃比が急にリーンになると、トルク段差が発生して、運転性が悪化するので、その分を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せする。そして、時間経過と共に、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを空燃比フィードバック制御の積分定数に従って減少させる。
しかしながら、始動直後の目標空燃比補正係数は、重質燃料に適合されており、軽質燃料の場合は、リッチ傾向となることから、増量分を上乗せした空燃比フィードバック補正係数を空燃比フィードバック制御の積分定数に従って減少させる間、リッチ状態が継続し、ストイキへの収束が遅くなって、エミッション及び燃費が悪化するという問題点があった。
このため、燃料の重軽質判定を行い、空燃比フィードバック制御開始後ストイキ点に収束するまでの間、燃料が軽質のときは初期の積分分を大きい値に設定して速やかに収束させるようにすることも提案されている。
しかし、燃料の重軽質判定は、燃料性状センサで行うものでは、センサのコストが高くつき、また、回転変動等をみて判定する方法もあるが、特に始動直後の回転が不安定な状態で短時間で十分な精度を確保することも難しく、さらに、重質、軽質の2段階程度の判別しか行えず、中間的な性状である場合に良好に適合できるものではなかった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、特別な重軽質判定を行うことなく燃料性状に応じてできるだけ速やかにストイキに収束させて排気浄化性能、燃費を改善することを目的とする。
このため、本発明は、始動後、空燃比センサの活性後に空燃比リッチ状態で前記空燃比フィードバック制御が開始されてから、空燃比がストイキに収束されるまでの間、空燃比センサの出力状態に基づいて該空燃比フィードバック制御の積分分を可変に設定する構成とした。
本発明によれば、活性後の空燃比センサの出力状態は、燃料性状(重軽質)を直接的に反映しており、軽質であるほど燃料が気化されやすく、同一の燃料増量に対して空燃比センサの出力がリッチ度合いが大きい状態となるため、かかる空燃比センサの出力状態に基づいてストイキに収束するまでの空燃比フィードバック制御時の積分分を設定することにより、燃料性状に適合して安定した燃焼性を確保しつつできるだけ速やかにストイキに収束させることができ、排気性状、燃費を十分に改善できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すエンジン(内燃機関)のシステム図である。
エンジン1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気ダクト3、スロットル弁4、吸気マニホールド5を経て空気が吸入される。吸気マニホールド5の各ブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁6が設けられている。但し、燃料噴射弁6は燃焼室内に直接臨ませる配置としてもよい。
燃料噴射弁6は、ソレノイドに通電されて開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(インジェクタ)であって、後述するエンジンコントロールユニット(以下ECUという)12からの駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプから圧送されてプレッシャレギュレータにより所定圧力に調整された燃料を噴射供給する。従って、駆動パルス信号のパルス幅により燃料噴射量が制御される。
エンジン1の各燃焼室には点火プラグ7が設けられており、これにより火花点火して混合気を着火燃焼させる。
エンジン1の各燃焼室からの排気は、排気マニホールド8を介して排出される。また、排気マニホールド8からEGR通路9が導出され、これによりEGR弁10を介して排気の一部を吸気マニホールド5に還流している。
一方、排気通路には、排気マニホールド8の直下などに位置させて、排気浄化触媒11が設けられている。
ECU12は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、後述のごとく演算処理して、燃料噴射弁6の作動を制御する。
前記各種センサとしては、エンジン1のクランク軸又はカム軸回転よりクランク角度と共にエンジン回転速度Neを検出可能なクランク角センサ13、吸気ダクト3内で吸入空気量Qaを検出するエアフローメータ14、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロットルセンサ15(スロットル弁4の全閉位置でONとなるアイドルスイッチを含む)、エンジン1の冷却水温Twを検出する水温センサ16、排気マニホールド8の集合部にて排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する空燃比センサとしてのO2センサ17などが設けられている。尚、O2センサ17はヒータを内蔵しており、始動時からヒータに通電して素子温度を上昇させることで早期活性化を図ることができる。ECU12には更にスタートスイッチ18などからも信号が入力されている。
図2は、ECU12にてエンジン始動後(スタートスイッチON→OFF後)に時間同期または回転同期で実行される燃料噴射量演算ルーチンのフローチャートである。なお、始動時燃料噴射量は別の方法で演算される。
S1では、エアフローメータにより検出される吸入空気量Qaと、クランク角センサにより検出されるエンジン回転速度Neとを読込む。尚、吸入空気量Qaについては、検出信号に基づいて平滑化処理を行うが、フローでは省略した。
S2では、吸入空気量Qaとエンジン回転速度Neとから、次式により、基本燃料噴射量(基本噴射パルス幅)Tpを演算する。
Tp=K×Qa/Ne 但し、Kは定数。
S3では、後述のごとく設定される目標空燃比補正係数(始動後空燃比リッチ化補正係数)TFBYA、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを読込み、次式により、最終的な燃料噴射量(噴射パルス幅)Tiを演算する。
Ti=Tp×TFBYA×ALPHA
目標空燃比補正係数TFBYA、空燃比フィードバック補正係数ALPHAは、共に、基準値(ストイキ相当値)を1とする。
尚、燃料噴射量(噴射パルス幅)Tiの演算には、この他、スロットル開度TVOの変化に基づく過渡補正や、バッテリ電圧に基づく無効噴射パルス幅の加算等がなされるが、ここでは省略した。
燃料噴射量Tiが演算されると、このTiに相当するパルス幅の駆動パルス信号がエンジン回転に同期して各気筒毎に所定のタイミングで燃料噴射弁6に出力されて、燃料噴射が行われる。
次に目標空燃比補正係数(始動後空燃比リッチ化補正係数)TFBYA、空燃比フィードバック補正係数ALPHAの設定について説明する。
図3はECU12にて実行される始動後の空燃比制御の流れを示すフローチャートであり、これにより始動後の目標空燃比補正係数TFBYA及び空燃比フィードバック補正係数ALPHAが設定される。
S11では、始動時の水温Twを検出し、これに応じて、始動後増量率の初期値KAS、及び、その後の単位減量率ΔKを設定する(次式参照)。
KAS=f1(Tw)
ΔK=f2(Tw)
具体的には、始動時水温Twが低いほど始動後増量率の初期値KASを大きく設定し、また、始動時水温Twが低いほど時間をかけて減量するように単位減量率ΔKを小さく設定する。
S12では、目標空燃比補正係数TFBYAを始動後増量率KASに基づいて設定し、空燃比フィードバック補正係数ALPHAは1に固定する(次式参照)。
TFBYA=1+KAS
ALPHA=1
ここでの設定値が始動後初回の燃料噴射量Tiの演算に用いられ、目標空燃比補正係数TFBYAにより、空燃比がリッチ化される。
その後、S13では、時間同期で、始動後増量率KASを単位減量率ΔK分ずつ減少させ(KAS=KAS−ΔK)、減少させた始動後増量率KASに基づいて、目標空燃比補正係数TFBYAを算出することで(TFBYA=1+KAS)、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させる。但し、KAS≧0とし、TFBYA≧1とする。
S14では、O2センサが活性したかを判定する。具体的な活性判定方式としては、O2センサの出力電圧VO2が予め定めたリッチ側活性判定スライスレベルRSLを超えてから所定時間を経過したときに活性したと判定し、NOの場合は、S13へ戻って、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させる。
従って、このような目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、その後の時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるようにすることができる。
O2センサが活性したと判定された場合は、S14からS15へ進み、O2センサの出力に基づく空燃比フィードバック制御を開始する。
S15では、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカット、ここでは、0にすると共に、その増量分(KAS)を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せする。
具体的には、
TFBYA=1
ALPHA=1+KAS
と操作する。
S16では、図4に示す積分分(I0)設定サブルーチンにより、空燃比フィードバック制御を開始後、ストイキ収束までのO2センサの出力状態に基づいて、該空燃比フィードバック制御における積分分を設定する。図4の積分分(I0)設定サブルーチンについては後述する。
その後、S17では、時間同期で、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを空燃比フィードバック制御の積分分(積分定数)I0減少させる(次式参照)。
ALPHA=ALPHA−I0
S18では、O2センサの出力電圧VO2が予め定めたストイキ判定スライスレベルSSLに達したか否かを判定し、NOの場合は、S16、S17へ戻って、必要により積分分Iを再設定し、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを減少させる。
O2センサの出力電圧VO2がストイキ判定スライスレベルSSLに達した場合は、S18から、後述する図5のルーチンによる通常の空燃比フィードバック制御(通常λ制御)へ移行する。
図4は積分分(I0)設定ルーチンのフローチャートである。
S21では、O2センサ出力のリッチ度合い減少方向の変化量ΔVO2を次式のように算出する。
ΔVO2=VO2(n−1)−VO2(n)
VO2(n−1):O2センサ出力の前回値
VO2(n):O2センサ出力の今回値
S22では、前記変化量ΔVO2に基づいて、積分分ゲインDVO2Kを以下のように設定する。
ΔVO2<ΔVSL1→DVO2K=2.0
ΔVSL1≦ΔVO2<ΔVSL2→DVO2K=1.5
ΔVO2≧ΔVSL2→DVO2K=1.0
なお、ΔVSL1は0に近い値、ΔVSL2は実際に起こり得る最大の変化量に近い値に設定されている。また、ΔVSL1=0、ΔVSL2=最大変化量として、これらに対応する積分分ゲインDVO2Kを設定し(例えば、2.0,1.0)、実変化量ΔVO2と、ΔVSL1、ΔVSL2との偏差に応じてDVO2Kを補間演算して算出するようにしてもよい。
S23では、S22で設定された積分分ゲインDVO2Kを用いて、空燃比フィードバック開始からストイキに収束するまでの積分分LMPIDを次式により算出する。
I0=I×DVO2K
I:通常λ制御時の積分分
図5は通常の空燃比フィードバック制御(通常λ制御)において時間同期で実行されるルーチンのフローチャートである。
S31では、O2センサ出力に基づいてリーン/リッチを判定する。
リーンの場合は、S32へ進み、リッチ→リーンへの反転時(前回リッチ)か否かを判定する。リッチ→リーンへの反転時の場合は、S33へ進んで、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを比較的大きく設定した比例分(比例定数)P増加させて、更新する(ALPHA=ALPHA+P)。リーン状態継続中の場合は、S34へ進んで、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを微小の積分分(積分定数)I増加させて、更新する(ALPHA=ALPHA+I)。
リッチの場合は、S35へ進み、リーン→リッチへの反転時(前回リーン)か否かを判定する。リーン→リッチへの反転時の場合は、S36へ進んで、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを比較的大きく設定した比例分P減少させて、更新する(ALPHA=ALPHA−P)。リッチ状態継続中の場合は、S37へ進んで、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを微小の積分分I減少させて、更新する(ALPHA=ALPHA−I)。
図6は始動後の空燃比制御のタイムチャートである。
目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、その後の時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように制御している。
O2センサの出力がリッチ側活性判定スライスレベルRSLを超えてから所定時間経過して、O2センサの活性を検出した時点で、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS=KAS1)を0にすると共に、その増量分(KAS=KAS1)を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せする。
その後、空燃比フィードバック補正係数ALPHAは、O2センサの出力状態に基づいて設定される空燃比フィードバック制御の積分分I0に基づいて減少させる。
ここで、重質燃料使用時は燃料の気化性が低いので、空燃比フィードバック制御開始時点での空燃比のリッチ度合いが低く、引き続く、燃料増量分の減少によって短時間でストイキに収束しようとする。この場合、積分分I0が大きいと増量分の減少速度が早すぎてストイキよりリーン側に大きくアンダーシュートを生じてしまい、安定した運転性が得られなくなってしまう。本発明では、O2センサの出力状態に基づいて、前記したようにリッチ度合い減少方向の変化量が大きくなるほど積分分I0を小さい値に設定することにより、空燃比のリーン化速度が緩やかとなり、大きなアンダーシュートを生じることなくストイキに収束し、安定した通常λ制御を開始できる。
一方、軽質燃料使用時は燃料の気化性が高いので、空燃比フィードバック制御開始時点での空燃比のリッチ度合いが高く、通常λ制御の小さな積分分Iではリッチ状態が長引き通常λ制御の開始が遅れてしまうが、本発明では、O2センサの出力変化が小さいときは積分分I0が大きい値に設定されてに基づいて、増量分が速やかに減少されるため、短時間でO2センサの出力変化(減少)が大きくなり、通常λ制御の開始を早めることができる。
このように、燃料の重軽質性状に応じて適切な積分分すなわち燃料増量分の減少速度に設定されるので、過度にリーン化されることなく安定した運転性能を確保しながら通常λ制御の開始をできるだけ早めて、排気浄化性能(特にHC排出量低減)と燃費を向上できる。
また、上記ストイキ収束までの制御を、特別燃料性状を検出するセンサを設けることなく、O2センサの出力状態をモニターするだけで低コストで行える。
さらに、通常の重軽質判定は、重質と軽質を2段階に弁別する程度が一般的であるのに対し、本発明では、燃料の重軽質の度合い(重質成分と軽質成分との混合割合)がO2センサの出力状態に反映されるので、該出力状態に基づき最適な積分分を設定しつつ、制御性能を十分に高めることができる。
また、上記実施形態のように空燃比がリッチからリーンに移行するときの積分分ゲインDVO2Kを1.0として、積分分I0が通常λ制御時と同一の積分分Iとなるようにしたので、通常λ制御に移行後も速やかにストイキへに収束させることができ、より排気浄化性能を向上できる。
なお、上記実施形態では、O2センサの出力変化のみに応じて積分分I0(のゲイン)を変更するようにしたので制御も簡易であるが、出力値も加味して変更するような構成とすることもでき、例えば、同一の出力変化時でも出力値が大きいときは積分分を大きくし、
出力値が小さいときは積分分を小さくするような構成とすることもできる。
また、上記実施形態では、空燃比センサとして出力値がリッチ,リーンで大きく変化するO2センサ(酸素センサ)を用いて安価に実施できるが、空燃比変化をリニアに検出するタイプの空燃比センサを用いてもよいことは勿論であり、より高精度な制御を行える。
本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図 燃料噴射量演算ルーチンのフローチャート 始動後の空燃比制御の流れを示すフローチャート 空燃比フィードバック制御開始後、ストイキに収束するまでの積分分ゲインを算出するフローチャート 通常の空燃比フィードバック制御ルーチンのフローチャート 始動後の空燃比制御のタイムチャート
符号の説明
1 エンジン
6 燃料噴射弁
12 ECU
17 O2センサ

Claims (6)

  1. 始動直後に空燃比をリッチ化し、空燃比センサの活性後に該空燃比センサの出力に基づく空燃比フィードバック制御を開始するエンジンの制御装置であって、空燃比リッチ状態で前記空燃比フィードバック制御が開始されたとき、空燃比がストイキに収束されるまでの間、空燃比センサの出力状態に基づいて該空燃比フィードバック制御の積分分を可変に設定することを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
  2. 前記空燃比センサ出力値のリッチ度合い減少方向の変化量が小さいときは、前記積分分を大きくし、前記変化量が大きいときは前記積分分を小さくすることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの空燃比制御装置。
  3. 前記空燃比センサ出力値のリッチ度合い減少方向の変化量が小から大になるにしたがって前記積分分を大きい値から小さい値に切り換えることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの空燃比制御装置。
  4. 前記空燃比がストイキに収束されるまでに設定される積分分の最小値を、ストイキ収束後の空燃比フィードバック制御における積分分と同一値に設定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のエンジンの空燃比制御装置。
  5. 前記空燃比センサ出力値のリッチ度合いが大きいときは、同一のリッチ度合い減少方向の変化量に対し積分分を大きくすることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジンの空燃比制御装置。
  6. 前記空燃比センサは、排気中の酸素濃度に感応する酸素センサであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のエンジンの空燃比制御装置。
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