JP2006027459A - エンジン制御方法およびエンジン制御装置 - Google Patents

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英司 赤羽根
Takumi Takatani
拓実 高谷
Katsunori Takashima
克宜 高嶋
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Abstract

【課題】盗難防止装置の設置を暗示する設備を設けることなく暗証番号を正確に入力できエンジンを始動させないことで確実な盗難防止を図れるエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】コントローラ11に、車両のスタータスイッチ12と、スタータスイッチ12に差込んだエンジンキー13により始動可能な燃料噴射型のエンジン14と、複数のアクセル位置を選択できるダイヤル式アクセレータ15と、ダイヤル式アクセレータ15により選択したアクセル位置をデジタル数値で表示可能なモニタ16と、モニタ16に表示したデジタル数値を決定するワンタッチローアイドルスイッチ17とを、それぞれ接続する。コントローラ11は、ダイヤル式アクセレータ15により選択し、モニタ16に表示し、ワンタッチローアイドルスイッチ17により決定した複数のデジタル数値の組合せを暗証番号として燃料噴射制御回路18を解錠することで燃料噴射を可能とする解錠回路19を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、盗難防止に有効なエンジン制御方法およびエンジン制御装置に関するものである。
従来から盗難防止装置に関しては種々の提案がなされている。
例えば、原動機により駆動される主油圧ポンプから複数のアクチュエータにそれぞれ供給される圧油の流量を主油圧回路の複数の主制御弁により制御し、前記原動機により駆動されるパイロット油圧ポンプにより生成されるパイロット一次圧を用いてパイロット油圧回路を制御する油圧系統を備えた油圧機械において、コード入力手段に所定のコードが入力されると解錠信号を発生する解錠電子回路を設け、前記パイロット油圧回路に、前記解錠信号が発生しているときは前記パイロット油圧回路を動作可能とし、前記解錠信号が発生していないときは前記パイロット油圧回路を動作不能とする盗難防止用の錠手段を設け、前記パイロット油圧回路は、前記パイロット一次圧を用いて作成した制御圧を前記主ポンプのアクチュエータに導き前記主ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御回路を含み、前記錠手段はこのポンプ制御回路に設けられ、前記解錠信号が発生していないときは前記制御圧の伝達を遮断し主ポンプのアクチュエータを非作動とする油圧機械の盗難防止装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された発明の問題点は、コード入力手段が別に必要なことである。すなわち、テンキーパッド等のコード入力手段は通常の建設機械に必要なものではなく、これがあるだけで「盗難防止装置付き」と判断され、装置の取り外し、解除の行為が行われる可能性が高くなる。要するに、入力装置が見えたのでは効果が半減する。
また、この特許文献1には、無線装置で行う発明も提案されているが、これは送受信器が必要となり、高価なものになる。
これに対して、従来から建設機械に設置されているアナログダイヤル式アクセレータの操作パターンをロック解除の暗号として使用する発明が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
確かにこの方法は、盗難防止装置の設置を感じさせないものであるが、ダイヤル式アクセレータの出力%パターンを正確にインプットすることは容易ではなく、途中で間違えても何処で間違えたか解らず、最後まで操作した後にエラーが出て最初からやり直すことになる。
また、特許文献1および特許文献2に記載された各発明とも、油圧ロック回路を設け、油圧ロック解除に対して鍵をかける構造であるが、油圧ロック回路を迂回する油圧ホースを接続すれば機械を動かすことが可能である。
油圧ポンプ制御に対してロックをかけ、油圧ポンプからの作動油の吐出を制限する案も提示されているが、エンジンがかかっていれば油圧ポンプより常に少量の作動油は排出され、非常にゆっくりではあるが機械を動かすことが可能である。
特許第3483701号公報(第1頁、図1) 特許第3493134号公報(第1頁、図1)
以上のように、盗難防止装置の設置を暗示するコード入力装置が見えると、装置の取外、解除の行為が行われやすい問題があり、さらに、コード入力装置または無線装置を別に設置すると部品が増加し、高価なものになる問題がある。
また、アナログ入力ではパターンを正確にインプットすることが容易ではなく、パターンの記憶も難しい問題がある。
その上、油圧ロックに対して盗難防止機構を設けても、エンジンが始動すると、油圧ロック回路を迂回する油圧ホースを設置すれば機械は動いてしまい、さらに、油圧ポンプにロックをかけても、機械は徐々に動いてしまう問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、盗難防止装置の設置を暗示する設備を設けることなく、暗証番号を正確に入力でき、エンジンを始動させないことで、確実な盗難防止を図れるエンジン制御方法およびエンジン制御装置を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、車両のスタータスイッチにエンジンキーを差込んでオン位置まで回すことによりモニタを含む各電気部品に通電をし、複数のアクセル位置をデジタル数値で選択できる操作スイッチによりデジタル数値をモニタに表示し、このデジタル数値を他のスイッチ操作で決定し、これらのデジタル数値の選択、表示および決定を複数回繰返すことで暗証番号を入力し、最後のスイッチ操作によってエンジンの燃料噴射を可能とした解錠状態とし、この解錠状態でエンジンキーをスタート位置に回すことでエンジンを始動させるエンジン制御方法であり、そして、操作スイッチにより複数のアクセル位置の中から選択したデジタル数値をモニタで確認しながら他のスイッチ操作で決定して暗証番号を入力するので、コード入力装置や無線装置などを別に設置する必要がなく、盗難防止装置の存在を気付かせることがないとともに、余分な部品は不要で、新たなスペースも必要なく、安価に設置できる。さらに、操作スイッチにより選択されたデジタル数値をモニタにより目で確認しながら他のスイッチ操作で決定するので、入力ミスがなく、また、デジタル数値であるので覚えやすい。その上、正しい暗証番号を入力しない限り、最後のスイッチ操作によってエンジンの燃料噴射を可能とする解錠状態とはならず、エンジンを始動させることができないので、車両を動かせない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のエンジン制御方法において、デジタル数値を決定する他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作を、作業機械の操作レバーに設けられてエンジンを所定の低速回転に下げるワンタッチローアイドルスイッチで行なうものであり、そして、作業機械のオペレータは、操作レバーを握ったままワンタッチローアイドルスイッチを操作して、他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作を容易にすることが可能である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のエンジン制御方法において、最後のスイッチ操作を、作業機械の操作レバーに設けられた警報用のホーンスイッチで行なうものであり、そして、最後のスイッチ操作をホーンスイッチで行なうことで、エンジン始動前の周囲への注意勧告にもなるとともに、ホーンの音は周囲の注目を浴びるので盗難抑止効果もある。
請求項4記載の発明は、車両のスタータスイッチに差込んだエンジンキーにより始動可能な燃料噴射型のエンジンと、複数のアクセル位置を選択できる操作スイッチと、操作スイッチにより選択されたアクセル位置をデジタル数値で表示可能なモニタと、モニタに表示されたデジタル数値を決定する他のスイッチと、操作スイッチにより選択され他のスイッチにより決定された複数のデジタル数値の組合せを暗証番号として燃料噴射を可能とする解錠状態とすることでエンジンキーをスタート位置にしたときエンジンを始動させるコントローラとを具備したエンジン制御装置であり、そして、操作スイッチにより複数のアクセル位置の中から選択したデジタル数値をモニタで確認しながら他のスイッチで決定して暗証番号を入力するので、コード入力装置や無線装置などを別に設置する必要がなく、盗難防止装置の存在を気付かせることがないとともに、余分な部品は不要で、新たなスペースも必要なく、安価に設置できる。さらに、操作スイッチにより選択されたデジタル数値をモニタにより目で確認しながら他のスイッチで決定するので、入力ミスがなく、また、デジタル数値であるので覚えやすい。その上、正しい暗証番号を入力しない限り、エンジンの燃料噴射を可能とする解錠状態とはならず、エンジンを始動させることができないので、車両を動かせない。
請求項1記載の発明によれば、操作スイッチにより複数のアクセル位置の中から選択したデジタル数値をモニタで確認しながら他のスイッチ操作で決定して暗証番号を入力するので、コード入力装置や無線装置などを別に設置する必要がなく、盗難防止装置の存在を気付かせることがなく、盗難防止装置の取外や解除を防止できるとともに、コード入力装置などの余分な部品は不要で、新たなスペースも必要なく、安価に設置できる。また、操作スイッチにより選択されたデジタル数値をモニタにより目で確認しながら他のスイッチ操作で決定するので、デジタル数値を正確に入力できるとともに、デジタル数値であるので容易に記憶できる。その上、正しい暗証番号を入力しない限り、最後のスイッチ操作によってエンジンの燃料噴射を可能とする解錠状態とはならず、エンジンを始動させることができないので、油圧ロック回路に迂回ホースが設置されたり油圧ポンプがロック解除されても、車両の移動を防止できる。
請求項2記載の発明によれば、作業機械のオペレータは、操作レバーを握ったままワンタッチローアイドルスイッチを操作して、デジタル数値を決定する他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作を容易にすることが可能である。
請求項3記載の発明によれば、最後のスイッチ操作をホーンスイッチで行なうことで、エンジン始動前の周囲への注意勧告にもなるとともに、ホーンの音は周囲の注目を浴びるので盗難抑止効果もある。
請求項4記載の発明によれば、操作スイッチにより複数のアクセル位置の中から選択したデジタル数値をモニタで確認しながら他のスイッチで決定して暗証番号を入力するので、コード入力装置や無線装置などを別に設置する必要がなく、盗難防止装置の存在を気付かせることがなく、盗難防止装置の取外や解除を防止できるとともに、コード入力装置などの余分な部品は不要で、新たなスペースも必要なく、安価に設置できる。さらに、操作スイッチにより選択されたデジタル数値をモニタにより目で確認しながら他のスイッチで決定するので、デジタル数値を正確に入力できるとともに、デジタル数値であるので容易に記憶できる。その上、正しい暗証番号を入力しない限り、エンジンの燃料噴射を可能とする解錠状態とはならず、エンジンを始動させることができないので、油圧ロック回路に迂回ホースが設置されたり油圧ポンプがロック解除されても、車両の移動を防止できる。
以下、本発明を、図1乃至図6に示される一実施の形態を参照して詳細に説明する。
図1は、油圧ショベルなどの作業機械車両のエンジン制御装置を示し、11は、中央処理装置および記憶装置などで構成されたコントローラであり、このコントローラ11に、車両のスタータスイッチ12と、このスタータスイッチ12に差込んだエンジンキー13により始動可能な燃料噴射型のエンジン14と、複数のアクセル位置を選択できる操作スイッチとしてのダイヤル式アクセレータ15と、このダイヤル式アクセレータ15により選択されたアクセル位置をデジタル数値で表示可能なモニタ16と、このモニタ16に表示されたデジタル数値を決定する他のスイッチとしてのワンタッチローアイドルスイッチ17とが、それぞれ接続されている。
ワンタッチローアイドルスイッチ17は、本来は、作業機械が作業をしていないことを条件に、エンジン14の回転速度を所定の低速回転速度値まで強制的に下げるためのスイッチである。
コントローラ11は、エンジン14の燃料噴射を制御する燃料噴射制御回路18を有するとともに、ダイヤル式アクセレータ15により選択されモニタ16に表示されワンタッチローアイドルスイッチ17により決定された複数のデジタル数値の組合せを暗証番号として燃料噴射制御回路18を解錠することで燃料噴射を可能とする解錠状態とする解錠回路19を有し、解錠状態でエンジンキー13をスタート位置に回すことでエンジン14を始動させるものである。
図2は、油圧ショベルなどの作業機械車両に設置されたキャブ内を示し、運転席21の左右両側に設置されたコンソール22,23上に操作レバー24,25がそれぞれ設けられ、右側のコンソール23上には、エンジンキー13により回動操作されるスタータスイッチ12と、エンジン回転速度設定用のダイヤル式アクセレータ15とがそれぞれ設けられ、また、右側の操作レバー25の先端部には、ワンタッチローアイドルスイッチ17が設けられ、さらに、左側の操作レバー24の先端部には、警報用のホーンスイッチ26が設けられている。
図3に示されるように、モニタ16は、モニタ本体31に、燃料計32、エンジン冷却水水温計33、作動油油温計34、ダイヤル式アクセレータ15で設定されたアクセル位置を表示するアクセル位置表示部35、警報ランプ36、メッセージエリア37、入力用のキーパッド部38がそれぞれ設けられている。
ダイヤル式アクセレータ15は、4つの接点(Sl〜S4)と、1つの共有ライン(COM)を有し、図4および図5に示されるようにダイヤルにより回転軸39を回すことによって、これらの接点の組合わせが決定して、それぞれ1〜10のアクセル位置をデジタル出力するロータリスイッチである。
このダイヤル式アクセレータ15の出力は、コントローラ11に入力され、モニタ16のアクセル位置表示部35に1〜10のデジタル数値でアクセル位置が表示される。このデジタル数値の決定を右側の操作レバー25に設置したワンタッチローアイドルスイッチ17で行う。
次に、エンジン制御方法を説明する。
作業機械車両のスタータスイッチ12にエンジンキー13を差込んでオフ位置からオン位置まで回すことによりモニタ16を含む各電気部品に通電をする。
複数のアクセル位置をデジタル数値で選択できるダイヤル式アクセレータ15により1つのアクセル位置を選択し、この選択されたアクセル位置をデジタル数値でモニタ16のアクセル位置表示部35に表示し、このデジタル数値をワンタッチローアイドルスイッチ17を押圧する他のスイッチ操作で決定する。
これらのデジタル数値の選択、表示および決定を複数回繰返すことで暗証番号をコントローラ11に入力する。
コントローラ11には、予め登録された番号が記憶されているので、この登録番号とダイヤル式アクセレータ15により入力された暗証番号とが一致した場合は、最後にもう1度行なうワンタッチローアイドルスイッチ17の最後のスイッチ操作によって、解錠回路19が燃料噴射制御回路18を解錠することで、エンジン14の燃料噴射を可能とした解錠状態となり、この解錠状態でエンジンキー13をオン位置からスタート位置に回すことでエンジン14を始動させることができる。
デジタル数値を決定する他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作は、作業機械車両の右側の操作レバー25に設けられたワンタッチローアイドルスイッチ17で行なうが、最後のスイッチ操作は、作業機械の左側の操作レバー24に設けられた警報用のホーンスイッチ26で行なうようにしても良い。
次に、具体的な例により暗証番号の入力方法を、図6に示されたフローチャートを参照しながら説明する。なお、図6において、丸数字は、ステップ番号を示す。
(ステップ1)
例えば、暗証番号が「53196」であるとすると、実際の操作としては、スタータスイッチ12にエンジンキー13を差込み、オン位置まで回す。その状態で各電気部品には通電がなされ、モニタ16にも各表示がなされる。
その状態で、エンジンキー13をスタート位置まで回しても、燃料噴射制御回路18が施錠され、エンジンコントロールにロックがかかっているため、エンジン14は始動しない。
(ステップ2〜4)
そこで、エンジンキー13のオン位置において、ダイヤル式アクセレータ15を回して、モニタ16のアクセル位置表示部35に「5」を表示させ、ワンタッチローアイドルスイッチ17を押して決定をする(A操作)。
同様に、ダイヤル式アクセレータ15を回して、「3」、「1」、「9」をモニタ16にそれぞれ表示させ、それぞれの表示でワンタッチローアイドルスイッチ17を押して決定をする(B操作、C操作、D操作)。
(ステップ5〜9)
同様に、ダイヤル式アクセレータ15を回して、「6」をモニタ16に表示させ、ワンタッチローアイドルスイッチ17を押して決定をしたE操作後に、最後にもう一度ワンタッチローアイドルスイッチ17を押すと(ステップ8)、解錠回路19が燃料噴射制御回路18を解錠して、エンジン14に対するロックが解除される(ステップ9)。
(ステップ10、11)
この状態で、エンジンキー13をスタート位置まで回すと、エンジン14を始動させることができる。
なお、作業機械のオペレータは、操作レバー25を握ったままワンタッチローアイドルスイッチ17を操作して、各デジタル数値を決定する他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作を容易にすることが可能であるが、各デジタル数値を決定する他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作は、ワンタッチローアイドルスイッチ17だけでなく、別のスイッチを用いても良い。例えば、モニタ16のキーパッド部38に設けられたキースイッチの1つを用いると良い。
また、ステップ8のロック解除で操作するスイッチは、右側のワンタッチローアイドルスイッチ17の代わりに、左側のホーンスイッチ26を使用しても良い。この場合、最後のスイッチ操作をホーンスイッチ26で行なうことにより、エンジン始動前の周囲への注意勧告にもなるとともに、ホーンの音は周囲の注目を浴びるので盗難抑止効果もある。
さらに、エンジン14に対するロックは、エンジン14のスタータを回さないことでも実現可能であるが、スタータは、電気配線の不正な直結操作により回すことができ、また、スタータが全く反応しないことで、盗人に盗難防止装置の存在を気付かせるおそれもある。
これに対し、上記の実施形態では、スタータは回るが、燃料噴射を阻止することでエンジン14がかからないようにすると、エンジン14の調子が悪いと思わせて、盗難防止装置の存在を気付かせることなく確実な盗難防止を図ることができる。
このように、ダイヤル式アクセレータ15により複数のアクセル位置の中から選択したデジタル数値をモニタ16で確認しながら他のスイッチ操作で決定して暗証番号を入力するので、コード入力装置や無線装置などを別に設置する必要がなく、盗難防止装置の存在を気付かせることがなく、盗難防止装置の取外や解除を防止できるとともに、コード入力装置などの余分な部品は不要で、新たなスペースも必要なく、安価に設置できる。
また、ダイヤル式アクセレータ15により選択されたデジタル数値をモニタ16により目で確認しながら他のスイッチ操作で決定するので、デジタル数値を正確に入力できるとともに、デジタル数値であるので容易に記憶できる。
その上、正しい暗証番号を入力しない限り、最後のスイッチ操作によってエンジン14の燃料噴射を可能とする解錠状態とはならず、エンジン14を始動させることができないので、例えば油圧ロック回路に迂回ホースが設置されたり油圧ポンプがロック解除されても、車両の移動を防止できる。
なお、本発明は、油圧ショベルなどの作業機械車両に限定されるものではなく、電子制御式の燃料噴射装置を備えたエンジン14であって、モニタ16に複数のアクセル位置をデジタル表示できるものであれば、他の機械車両にも適用できる。要するに、電子制御式の燃料噴射装置を備えたエンジン14であれば、コントローラ11に盗難防止機能を設けることでエンジン14を始動できなくすることが可能であり、電気配線を直結することでスタータは回るが、燃料を噴射できないように制御することでエンジンはかからなくすることが可能である。
本発明に係るエンジン制御装置の一実施の形態を示すシステム構成図である。 同上制御装置のモニタおよびダイヤル式アクセレータなどが設置された運転席の斜視図である。 同上モニタの正面図である。 同上ダイヤル式アクセレータの正面図である。 同上ダイヤル式アクセレータの平面図である。 本発明に係るエンジン制御方法の一実施の形態を示すフローチャートである。
符号の説明
11 コントローラ
12 スタータスイッチ
13 エンジンキー
14 エンジン
15 操作スイッチとしてのダイヤル式アクセレータ
16 モニタ
17 他のスイッチとしてのワンタッチローアイドルスイッチ
24,25 操作レバー
26 ホーンスイッチ

Claims (4)

  1. 車両のスタータスイッチにエンジンキーを差込んでオン位置まで回すことによりモニタを含む各電気部品に通電をし、
    複数のアクセル位置をデジタル数値で選択できる操作スイッチによりデジタル数値をモニタに表示し、
    このデジタル数値を他のスイッチ操作で決定し、
    これらのデジタル数値の選択、表示および決定を複数回繰返すことで暗証番号を入力し、
    最後のスイッチ操作によってエンジンの燃料噴射を可能とした解錠状態とし、
    この解錠状態でエンジンキーをスタート位置に回すことでエンジンを始動させる
    ことを特徴とするエンジン制御方法。
  2. デジタル数値を決定する他のスイッチ操作および最後のスイッチ操作は、作業機械の操作レバーに設けられてエンジンを所定の低速回転に下げるワンタッチローアイドルスイッチで行なう
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン制御方法。
  3. 最後のスイッチ操作は、作業機械の操作レバーに設けられた警報用のホーンスイッチで行なう
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン制御方法。
  4. 車両のスタータスイッチに差込んだエンジンキーにより始動可能な燃料噴射型のエンジンと、
    複数のアクセル位置を選択できる操作スイッチと、
    操作スイッチにより選択されたアクセル位置をデジタル数値で表示可能なモニタと、
    モニタに表示されたデジタル数値を決定する他のスイッチと、
    操作スイッチにより選択され他のスイッチにより決定された複数のデジタル数値の組合せを暗証番号として燃料噴射を可能とする解錠状態とすることでエンジンキーをスタート位置にしたときエンジンを始動させるコントローラと
    を具備したことを特徴とするエンジン制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103963740A (zh) * 2014-05-12 2014-08-06 冯永康 智能化人体电容式多点触控感应防盗器及防盗方法

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