JP2006027258A - 複合材および複合材の製造方法 - Google Patents

複合材および複合材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006027258A
JP2006027258A JP2004364711A JP2004364711A JP2006027258A JP 2006027258 A JP2006027258 A JP 2006027258A JP 2004364711 A JP2004364711 A JP 2004364711A JP 2004364711 A JP2004364711 A JP 2004364711A JP 2006027258 A JP2006027258 A JP 2006027258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
composite material
coating
plastic polymer
polymer particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004364711A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kameshima
順次 亀島
Yasushi Niimi
泰志 新美
Masanori Taneo
正規 種生
Mariko Hosogai
麻里子 細貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2004364711A priority Critical patent/JP2006027258A/ja
Publication of JP2006027258A publication Critical patent/JP2006027258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

【課題】外力の印加した場合にも、基材の意匠性が維持される複合材を提供する。
【解決手段】本発明では、延性基材と、該延性基材上に設けられた被覆部とを有し、該被覆部は、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする複合材であって、前記被覆部表面には、前記可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されていることを特徴とする複合材を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、外力を印加した場合にも、基材の意匠性が維持される複合材に関する。
一般に延性基材は加工性に優れるため、様々な工業製品として活用されている。例えばステンレス、アルミニウム等の金属は延性材料の代表例であり、調理器具やキッチンシンクなどで用いられている。しかしながら、延性基材はその特性ゆえ、表面硬度が低く、外力を印加した場合に、傷が発生するなどして、意匠性が損なわれるという問題があった。
このような課題を解決するために、従来より、金属酸化物膜を形成し、防傷性、防汚性を向上させたステンレスシンク(例えば、特許文献1参照。)や、ステンレス表面に釉薬層を形成した防汚製品(例えば、特許文献2参照。)、透明ふっ素樹脂粒子塗膜を形成した耐指紋性に優れたステンレス鋼板(例えば、特許文献3参照。)などが開示されている。
特開2004−76071 特開2001−152367 特開2000−279880
しかしながら、特許文献1記載の金属酸化物膜を形成したステンレスシンクでは、ある程度の表面硬度の向上は達成されているものの、例えば焼成された金属酸化物からなる陶器などとの接触では、やはり傷が容易に発生し、耐傷性はじゅうぶんではなかった。
また、特許文献2記載の釉薬層を形成した防汚製品では、焼成により釉薬層を形成するため、800℃以上の温度にて焼成する必要があり、基材に金属を用いた場合、表面が酸化し、変色するため外観を損ねるという問題があるため、着色した不透明な釉薬層を形成する必要があり、必然的に基材の質感が失われるという問題があった。
また、特許文献3記載のふっ素樹脂粒子塗膜を形成したステンレス鋼板では、耐指紋性等の防汚性は向上するものの、やはり傷が容易に発生するために、傷に汚れが付着しやすいという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、外力を印加した場合にも、基材の意匠性が維持される複合材を提供することである。
上記課題を解決するために本発明では、延性基材と、該延性基材上に設けられた被覆部とを有し、該被覆部は、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする複合材であって、前記被覆部表面には、前記可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されていることを特徴とする複合材を提供する。
本発明の好ましい態様においては、前記延性基材が、ステンレス鋼またはアルミニウムであるようにする。
本発明の好ましい態様においては、前記被覆部の膜厚が0.3〜20μmであるようにする。
本発明のさらに好ましい態様においては、前記被覆部の膜厚が0.3〜8μmであるようにする。
本発明の好ましい態様においては、前記被覆部中の可塑性ポリマー粒子の含有量が1〜30重量%であるようにする。
本発明の好ましい態様においては、前記可塑性ポリマー粒子の平均粒径が0.1〜20μmであるようにする。
本発明のさらに好ましい態様においては、前記可塑性ポリマー粒子の平均粒径が0.1〜8μmであるようにする。
本発明の好ましい態様においては、前記被覆部が略透明であるようにする。
本発明の好ましい態様においては、前記延性基材はシンクであり、少なくとも使用面側の一部には請求項1乃至8いずれかに記載の被覆部を備えているようにする。
本発明では、延性基材へ、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)を含有するコーティング液を塗布した後、基材ごと加熱し、前記延性基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。
本発明では、延性基材へ、可塑性ポリマー粒子が分散した(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液を塗布した後、前記コーティング液を硬化させ、延性基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。
本発明では、延性基材をシンク形状に絞り加工した後、前記延性基材へ、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)を含有するコーティング液を塗布し、基材ごと加熱することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。
本発明では、延性基材をシンク形状に絞り加工した後、前記延性基材へ、可塑性ポリマー粒子が分散した(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液を塗布し、前記コーティング液を硬化させることを特徴とする複合材の製造方法を提供する。
本発明では、延性基材へ、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)を含有するコーティング液を塗布し、基材ごと加熱した後、シンク形状に絞り加工することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。
本発明では、延性基材へ、可塑性ポリマー粒子が分散した(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液を塗布し、前記コーティング液を硬化させた後、シンク形状に絞り加工することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。
本発明によれば、外力を印加した場合にも、基材の意匠性が維持される複合材を提供することが可能となる。
以下に、本発明の最良の形態について説明する。
本発明の一形態は、延性基材と、該延性基材上に設けられた被覆部とを有し、該被覆部は、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とし、前記被覆部表面には、前記可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されていることを特徴とする。
そうすることで、外力を印加した場合にも、基材の意匠性が維持される複合材の提供を可能とした。
ここで、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種は、延性基材上にシロキサンネットワークを構築するものであり、一部シロキサンネットワークを形成しない未反応残基が存在していてもよい。
また、シリカには微量の金属、窒素、水素が含まれていてもよく、所謂水ガラス等も含む。
また、前記被覆部はシロキサンネットワーク中に、可塑性ポリマー粒子が分散しており、被覆部の表面には可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されている。
ここで、可塑性ポリマー粒子が被覆部にある程度の柔軟性を付与するため外力を印加した場合にも、基材への追従性が向上し、基材の意匠性が維持される作用が良好に発揮され、被覆部の表面に可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されていることで外力を印加した場合に、被覆部との接触面積が低下するため、より基材の意匠性が維持される作用が良好に発揮される。
また、可塑性ポリマー粒子の凸部が被覆部に凹凸構造を形成しているため、可塑性ポリマー粒子の可塑性がより顕著に発揮されるとともに、外力の印加があった場合に、可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部がシロキサンネットワークより容易に損傷することによって、シロキサンネットワークへの外力の伝播を抑制し、結果的に被覆部の損傷が抑制されるため、外力の印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用が顕著に発揮される。
本発明では、前記可塑性ポリマー粒子がふっ素樹脂粒子であるようにするのが好ましい。
ふっ素樹脂粒子は滑り性が良好であり、表面エネルギーも小さいため、外力を印加した場合にも、基材の意匠性が維持される作用が良好に発揮される。
本発明では、前記被覆部の膜厚が0.3〜20μmであるようにするのが好ましい。
ここで、本発明において膜厚とは、シロキサンネットワークの膜厚であり、可塑性ポリマー粒子が一部露出している場合、露出部を含まない部分の厚みを意味し、走査型電子顕微鏡等による断面観察によって測定することができる。
0.3μmより膜厚が小さいと、外力を印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用が十分発揮されないし、20μm以上になると被覆部にクラックが入るなどするため、やはり外力を印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用が十分発揮されない。
本発明では、前記被覆部の膜厚が0.3〜8μmであるようにするのがより好ましい。
膜厚が8μm以下であると、種々の塗布方法を用いて容易に被覆部を形成することができるとともに、被覆部の外観も向上する。
本発明の被覆部は可塑性ポリマー粒子を含有するため、被覆部に柔軟性が付与されており、基材の変形に対応する追従性にも優れるため、延性基材の延性を維持したまま、外力を印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用効果が得られる。
本発明では、前記被覆部中の可塑性ポリマー粒子の含有量が1〜30重量%であるようにする。
可塑性ポリマー粒子の含有量が1%未満であると、外力を印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用が十分発揮されないし、30%以上では、被覆部中のシロキサンネットワークが粗となるため、やはり外力を印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用が十分発揮されず、特に好ましくは3〜15%である。
ここで、被覆部中の可塑性ポリマー粒子の含有量とは、被覆部の総重量に対する可塑性ポリマー粒子の重量比であり、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の重量はSiO2換算重量である。
本発明のさらに好ましい態様においては、前記可塑性ポリマー粒子の平均粒径が0.1〜20μmであるようにする。
平均粒径が0.1μmより小さいと、外力を印加した場合に、基材の意匠性を維持する作用が低下し、20μmより大きくなると、基材の意匠性を損なうこととなる。
本発明のさらに好ましい態様においては、前記可塑性ポリマー粒子の平均粒径が0.1〜8μmであるようにする。
平均粒径が8μm以下であると、種々の塗布方法を用いて容易に被覆部を形成することができ、被覆部の外観も向上する。
延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部に本発明の被覆部を備えていることを特徴とする複合材は、食器等との接触による摺動磨耗等の外力を印加した場合に、基材の意匠性が維持される作用が得られ、基材の意匠性が維持される。
また、シンクでは、重量物の落下や熱水がかかることにより基材と被覆部に応力が発生するが、本発明の被覆部は可塑性ポリマー粒子を含有するため、ある程度の被覆部の柔軟性が付与されているため、重量物が落下したときや、熱水と冷水が連続的にかかることにより基材に温度変化が生じたときにも基材への追従性が発揮され、被覆部の剥離や脱落が抑制される。
本発明の複合材の好ましい製造方法としては、基材へ、本発明の可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)とを含有するコーティング液を塗布した後、基材ごと加熱し、被覆部を形成する方法があげられる。
ここで、(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)は加熱によりシリカへの転化が生じ、基材上にシロキサンネットワークを形成する。
シリカ転化を生じさせるためには100℃以上で加熱することが望ましく、200℃以上で加熱すると、より転化反応が促進され望ましい。
また、例えば延性基材の代表である金属の場合、耐熱性は有するものの、加熱により金属表面の酸化による変色が発生し、例えばステンレス鋼であれば、400℃以上では、表面の酸化による変色が発生するため、意匠性を損ねることとなる。
また、可塑性ポリマー粒子の耐熱性から350℃以下であることがより好ましい。
本発明の複合材の好ましい製造方法としては、基材へ、可塑性ポリマー粒子と(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物とを含有するコーティング液を塗布した後、前記コーティング液を硬化させ、基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成する方法があげられる。
基材へ、本発明の可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)とを含有するコーティング液を塗布した後、基材ごと加熱し、被覆部を形成する方法によれば、Si−NのSi−Oへの転化によりシロキサンネットワークを形成するため収縮が小さく、より緻密な被覆部が形成されるため、より外力を印加にした場合に、基材の意匠性を維持する作用が良好に発揮される。
本発明の延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部には、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする被覆部が備えられている複合材の製造方法としては、前記延性基材をシンク形状に絞り加工した後、基材へ、本発明の可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)とを含有するコーティング液液を塗布し、基材ごと加熱し、被覆部を形成する方法があげられる。
本発明の延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部には、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする被覆部が備えられている複合材の製造方法としては、前記延性基材をシンク形状に絞り加工した後、基材へ、本発明の、可塑性ポリマー粒子と(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物とを含有するコーティング液を塗布した後、前記コーティング液を硬化させ、基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成する方法があげられる。
延性基材をシンク形状に絞り加工した後、被覆部を形成する方法によれば、被覆部への残留応力を軽減できるため、より外力を印加にした場合に、基材の意匠性を維持する作用が良好に発揮される。
本発明の延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部には、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする被覆部が備えられている複合材のその他の製造方法としては、本発明の、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)とを含有するコーティング液を塗布し、基材ごと加熱し、被覆部を形成した後、シンク形状に絞り加工する方法があげられる。
本発明の延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部には、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする被覆部が備えられている複合材のその他の製造方法としては、本発明の、可塑性ポリマー粒子と(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物とを含有するコーティング液を塗布した後、前記コーティング液を硬化させ、基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成した後、シンク形状に絞り加工する方法があげられる。
被覆部を形成した後、延性基材をシンク形状に絞り加工する方法によれば、複雑なシンク形状に加工される前にコーティング液を塗布するため、より容易に延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部には、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする被覆部が備えられている複合材を製造することができる。
以下、本発明の複合材と、複合材の製造方法について具体的に説明する。
本発明において、延性基材とは、物質が弾性の限界を超えて破壊されずに引き伸ばされる性質を有する基材を意味し、特に延性に富んだ材料として、ステンレス鋼、アルミニウムなどの金属材料があげられる。
また本発明において、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種は、基材表面にシロキサンネットワークを形成し、可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成するものである。
本発明において、可塑性ポリマー粒子とは、可塑性ポリマーの粒状物を意味し、ふっ素樹脂粒子が好ましく、球形のものが好ましい。
次に、ふっ素樹脂粒子としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレンコポリマー、エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー、パーフルオロシクロポリマー、ビニルエーテル−フルオロオレフィンコポリマー、ビニルエステル−フルオロオレフィンコポリマー、テトラフルオロエチレン−ビニルエーテルコポリマー、クロロトリフルオロエチレン−ビニルエーテルコポリマー、テトラフルオロエチレンウレタン架橋体、テトラフルオロエチレンエポキシ架橋体、テトラフルオロエチレンアクリル架橋体、テトラフルオロエチレンメラミン架橋体等フルオロ基を含有するポリマーが挙げられる。
本発明において、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなる被覆部とは、シロキサンネットワーク中に、可塑性ポリマー粒子が分散しており、被覆部の表面に可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されている。
本発明において、外力を印加した場合にも、基材の意匠性が維持されるとは、例えば固形物との接触による傷発生による意匠性の低下を抑制する作用を意味し、より具体的には、例えば、シンクの場合では、食器等の摺動等により傷が発生し、意匠性が低下することを抑制する作用を意味する。
本発明において、延性基材とは物質が弾性の限界を超えて破壊されずに引き伸ばされる性質を有する基材を意味し、特に延性に富んだ材料として、鉄鋼、銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属材料があげられる。
本発明において、略透明とは、基材の質感が損なわれない程度の透明性を有し、外観上、基材の意匠性を確認できる程度の透明性を意味する。
例えばステンレス基材に被覆部を形成した複合材は、ステンレスの光沢、質感、色調を確認できることを意味し、基材に絵柄などの模様が存在する場合に、その絵柄、模様が確認できる程度の透明性を意味する。
本発明において、延性基材がシンクであり、少なくとも使用面側の一部に本発明の被覆部が備えられている複合材とは、シンク底面部のうち、食器等との接触が特に顕著である底面部中央付近のみに被覆部が形成されていても良いし、もちろん、底面部全面に被覆部が形成されていても良い。また、立面部にも形成されていると、シンク内のたわし等での洗浄時の摺動等による立面部への傷の発生も抑制されより好ましい。
本発明において、(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)において、アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル等が挙げられる。アルケニル基としては、ビニル、アリル、ブレニル、ペンテニル、ヘキセニル、ブチニル、オクテニル、デセニル等が挙げられる。アリール基としては、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル等が挙げられる。
本発明において、(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液において、一般式(1)で表される化合物の具体例としては、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、トリ−n−プロポキシシラン、トリ−iso−プロポキシシラン、トリ−n−ブトキシシラン、トリ−sec−ブトキシシラン、トリ−tert−ブトキシシラン、トリフェノキシシラン、フルオロトリメトキシシラン、フルオロトリエトキシシラン、フルオロトリ−n−プロポキシシラン、フルオロトリ−iso−プロポキシシラン、フルオロトリ−n−ブトキシシラン、フルオロトリ−sec−ブトキシシラン、フルオロトリ−tert−ブトキシシラン、フルオロトリフェノキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリ−n−プロポキシシラン、メチルトリ−iso−プロポキシシラン、メチルトリ−n−ブトキシシラン、メチルトリ−sec−ブトキシシラン、メチルトリ−tert−ブトキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリ−n−プロポキシシラン、エチルトリ−iso−プロポキシシラン、エチルトリ−n−ブトキシシラン、エチルトリ−sec−ブトキシシラン、エチルトリ−tert−ブトキシシラン、エチルトリフェノキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ−n−プロポキシシラン、ビニルトリ−iso−プロポキシシラン、ビニルトリ−n−ブトキシシラン、ビニルトリ−sec−ブトキシシラン、ビニルトリ−tert−ブトキシシラン、ビニルトリフェノキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−プロピルトリ−n−プロポキシシラン、n−プロピルトリ−iso−プロポキシシラン、n−プロピルトリ−n−ブトキシシラン、n−プロピルトリ−sec−ブトキシシラン、n−プロピルトリ−tert−ブトキシシラン、n−プロピルトリフェノキシシラン、i−プロピルトリメトキシシラン、i−プロピルトリエトキシシラン、i−プロピルトリ−n−プロポキシシラン、i−プロピルトリ−iso−プロポキシシラン、i−プロピルトリ−n−ブトキシシラン、i−プロピルトリ−sec−ブトキシシラン、i−プロピルトリ−tert−ブトキシシラン、i−プロピルトリフェノキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラン、n−ブチルトリ−n−プロポキシシラン、n−ブチルトリ−iso−プロポキシシラン、n−ブチルトリ−n−ブトキシシラン、n−ブチルトリ−sec−ブトキシシラン、n−ブチルトリ−tert−ブトキシシラン、n−ブチルトリフェノキシシラン、sec−ブチルトリメトキシシラン、sec−ブチルトリエトキシシラン、sec−ブチル−トリ−n−プロポキシシラン、sec−ブチル−トリ−iso−プロポキシシラン、sec−ブチル−トリ−n−ブトキシシラン、sec−ブチル−トリ−sec−ブトキシシラン、sec−ブチル−トリ−tert−ブトキシシラン、sec−ブチル−トリフェノキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、t−ブチルトリエトキシシラン、t−ブチルトリ−n−プロポキシシラン、t−ブチルトリ−iso−プロポキシシラン、t−ブチルトリ−n−ブトキシシラン、t−ブチルトリ−sec−ブトキシシラン、t−ブチルトリ−tert−ブトキシシラン、t−ブチルトリフェノキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリ−n−プロポキシシラン、フェニルトリ−iso−プロポキシシラン、フェニルトリ−n−ブトキシシラン、フェニルトリ−sec−ブトキシシラン、フェニルトリ−tert−ブトキシシラン、フェニルトリフェノキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−トリフロロプロピルトリメトキシシラン、γ−トリフロロプロピルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチル−ジ−n−プロポキシシラン、ジメチル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジメチル−ジ−n−ブトキシシラン、ジメチル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジメチル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジメチルジフェノキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチル−ジ−n−プロポキシシラン、ジエチル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジエチル−ジ−n−ブトキシシラン、ジエチル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジエチル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジエチルジフェノキシシラン、ジ−n−プロピルジメトキシシラン、ジ−n−プロピルジエトキシシラン、ジ−n−プロピル−ジ−n−プロポキシシラン、ジ−n−プロピル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジ−n−プロピル−ジ−n−ブトキシシラン、ジ−n−プロピル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジ−n−プロピル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジ−n−プロピル−ジ−フェノキシシラン、ジ−iso−プロピルジメトキシシラン、ジ−iso−プロピルジエトキシシラン、ジ−iso−プロピル−ジ−n−プロポキシシラン、ジ−iso−プロピル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジ−iso−プロピル−ジ−n−ブトキシシラン、ジ−iso−プロピル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジ−iso−プロピル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジ−iso−プロピル−ジ−フェノキシシラン、ジ−n−ブチルジメトキシシラン、ジ−n−ブチルジエトキシシラン、ジ−n−ブチル−ジ−n−プロポキシシラン、ジ−n−ブチル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジ−n−ブチル−ジ−n−ブトキシシラン、ジ−n−ブチル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジ−n−ブチル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジ−n−ブチル−ジ−フェノキシシラン、ジ−sec−ブチルジメトキシシラン、ジ−sec−ブチルジエトキシシラン、ジ−sec−ブチル−ジ−n−プロポキシシラン、ジ−sec−ブチル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジ−sec−ブチル−ジ−n−ブトキシシラン、ジ−sec−ブチル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジ−sec−ブチル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジ−sec−ブチル−ジ−フェノキシシラン、ジ−tert−ブチルジメトキシシラン、ジ−tert−ブチルジエトキシシラン、ジ−tert−ブチル−ジ−n−プロポキシシラン、ジ−tert−ブチル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジ−tert−ブチル−ジ−n−ブトキシシラン、ジ−tert−ブチル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジ−tert−ブチル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジ−tert−ブチル−ジ−フェノキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニル−ジ−エトキシシラン、ジフェニル−ジ−n−プロポキシシラン、ジフェニル−ジ−iso−プロポキシシラン、ジフェニル−ジ−n−ブトキシシラン、ジフェニル−ジ−sec−ブトキシシラン、ジフェニル−ジ−tert−ブトキシシラン、ジフェニルジフェノキシシラン、ジビニルトリメトキシシランなどを挙げることができる。
本発明において、一般式(2)で表される化合物の具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−iso−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシラン、テトラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−tert−ブトキシシラン、テトラフェノキシシランなどが挙げられる。
本発明において、一般式(3)で表される化合物の具体例としては、ヘキサメトキシジシロキサン、ヘキサエトキシジシロキサン、ヘキサフェノキシジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタメトキシ−3−メチルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタエトキシ−3−メチルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタフェノキシ−3−メチルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタメトキシ−3−エチルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタエトキシ−3−エチルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタフェノキシ−3−エチルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタメトキシ−3−フェニルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタエトキシ−3−フェニルジシロキサン、1,1,1,3,3−ペンタフェノキシ−3−フェニルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメトキシ−1,3−ジメチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラエトキシ−1,3−ジメチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェノキシ−1,3−ジメチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメトキシ−1,3−ジエチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラエトキシ−1,3−ジエチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェノキシ−1,3−ジエチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメトキシ−1,3−ジフェニルジシロキサン、1,1,3,3−テトラエトキシ−1,3−ジフェニルジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェノキシ−1,3−ジフェニルジシロキサン、1,1,3−トリメトキシ−1,3,3−トリメチルジシロキサン、1,1,3−トリエトキシ−1,3,3−トリメチルジシロキサン、1,1,3−トリフェノキシ−1,3,3−トリメチルジシロキサン、1,1,3−トリメトキシ−1,3,3−トリエチルジシロキサン、、1,1,3−トリエトキシ−1,3,3−トリエチルジシロキサン、、1,1,3−トリフェノキシ−1,3,3−トリエチルジシロキサン、、1,1,3−トリメトキシ−1,3,3−トリフェニルジシロキサン、1,1,3−トリエトキシ−1,3,3−トリフェニルジシロキサン、1,1,3−トリフェノキシ−1,3,3−トリフェニルジシロキサン、1,3−ジメトキシ−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジエトキシ−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジフェノキシ−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジメトキシ−1,1,3,3−テトラエチルジシロキサン、1,3−ジエトキシ−1,1,3,3−テトラエチルジシロキサン、1,3−ジフェノキシ−1,1,3,3−テトラエチルジシロキサン、1,3−ジメトキシ−1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,3−ジエトキシ−1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,3−ジフェノキシ−1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、ヘキサメトキシジシラン、ヘキサエトキシジシラン、ヘキサフェノキシジシラン、1,1,1,2,2−ペンタメトキシ−2−メチルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタエトキシ−2−メチルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタフェノキシ−2−メチルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタメトキシ−2−エチルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタエトキシ−2−エチルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタフェノキシ−2−エチルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタメトキシ−2−フェニルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタエトキシ−2−フェニルジシラン、1,1,1,2,2−ペンタフェノキシ−2−フェニルジシラン、1,1,2,2−テトラメトキシ−1,2−ジメチルジシラン、1,1,2,2−テトラエトキシ−1,2−ジメチルジシラン、1,1,2,2−テトラフェノキシ−1,2−ジメチルジシラン、1,1,2,2−テトラメトキシ−1,2−ジエチルジシラン、1,1,2,2−テトラエトキシ−1,2−ジエチルジシラン、1,1,2,2−テトラフェノキシ−1,2−ジエチルジシラン、1,1,2,2−テトラメトキシ−1,2−ジフェニルジシラン、1,1,2,2−テトラエトキシ−1,2−ジフェニルジシラン、1,1,2,2−テトラフェノキシ−1,2−ジフェニルジシラン、1,1,2−トリメトキシ−1,2,2−トリメチルジシラン、1,1,2−トリエトキシ−1,2,2−トリメチルジシラン、1,1,2−トリフェノキシ−1,2,2−トリメチルジシラン、1,1,2−トリメトキシ−1,2,2−トリエチルジシラン、、1,1,2−トリエトキシ−1,2,2−トリエチルジシラン、、1,1,2−トリフェノキシ−1,2,2−トリエチルジシラン、、1,1,2−トリメトキシ−1,2,2−トリフェニルジシラン、1,1,2−トリエトキシ−1,2,2−トリフェニルジシラン、、1,1,2−トリフェノキシ−1,2,2−トリフェニルジシラン、1,2−ジメトキシ−1,1,2,2−テトラメチルジシラン、1,2−ジエトキシ−1,1,2,2−テトラメチルジシラン、1,2−ジフェノキシ−1,1,2,2−テトラメチルジシラン、1,2−ジメトキシ−1,1,2,2−テトラエチルジシラン、1,2−ジエトキシ−1,1,2,2−テトラエチルジシラン、1,2−ジフェノキシ−1,1,2,2−テトラエチルジシラン、1,2−ジメトキシ−1,1,2,2−テトラフェニルジシラン、1,2−ジエトキシ−1,1,2,2−テトラフェニルジシラン、1,2−ジフェノキシ−1,1,2,2−テトラフェニルジシラン、ビス(トリメトキシシリル)メタン、ビス(トリエトキシシリル)メタン、ビス(トリ−n−プロポキシシリル)メタン、ビス(トリ−i−プロポキシシリル)メタン、ビス(トリ−n−ブトキシシリル)メタン、ビス(トリ−sec−ブトキシシリル)メタン、ビス(トリ−t−ブトキシシリル)メタン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリ−n−プロポキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリ−i−プロポキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリ−n−ブトキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリ−sec−ブトキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリ−t−ブトキシシリル)エタン、1−(ジメトキシメチルシリル)−1−(トリメトキシシリル)メタン、1−(ジエトキシメチルシリル)−1−(トリエトキシシリル)メタン、1−(ジ−n−プロポキシメチルシリル)−1−(トリ−n−プロポキシシリル)メタン、1−(ジ−i−プロポキシメチルシリル)−1−(トリ−i−プロポキシシリル)メタン、1−(ジ−n−ブトキシメチルシリル)−1−(トリ−n−ブトキシシリル)メタン、1−(ジ−sec−ブトキシメチルシリル)−1−(トリ−sec−ブトキシシリル)メタン、1−(ジ−t−ブトキシメチルシリル)−1−(トリ−t−ブトキシシリル)メタン、1−(ジメトキシメチルシリル)−2−(トリメトキシシリル)エタン、1−(ジエトキシメチルシリル)−2−(トリエトキシシリル)エタン、1−(ジ−n−プロポキシメチルシリル)−2−(トリ−n−プロポキシシリル)エタン、1−(ジ−i−プロポキシメチルシリル)−2−(トリ−i−プロポキシシリル)エタン、1−(ジ−n−ブトキシメチルシリル)−2−(トリ−n−ブトキシシリル)エタン、1−(ジ−sec−ブトキシメチルシリル)−2−(トリ−sec−ブトキシシリル)エタン、1−(ジ−t−ブトキシメチルシリル)−2−(トリ−t−ブトキシシリル)エタン、ビス(ジメトキシメチルシリル)メタン、ビス(ジエトキシメチルシリル)メタン、ビス(ジ−n−プロポキシメチルシリル)メタン、ビス(ジ−i−プロポキシメチルシリル)メタン、ビス(ジ−n−ブトキシメチルシリル)メタン、ビス(ジ−sec−ブトキシメチルシリル)メタン、ビス(ジ−t−ブトキシメチルシリル)メタン、1,2−ビス(ジメトキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(ジエトキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(ジ−n−プロポキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(ジ−i−プロポキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(ジ−n−ブトキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(ジ−sec−ブトキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(ジ−t−ブトキシメチルシリル)エタン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)ベンゼン、1,2−ビス(トリエトキシシリル)ベンゼン、1,2−ビス(トリ−n−プロポキシシリル)ベンゼン、1,2−ビス(トリ−i−プロポキシシリル)ベンゼン、1,2−ビス(トリ−n−ブトキシシリル)ベンゼン、1,2−ビス(トリ−sec−ブトキシシリル)ベンゼン、1,2−ビス(トリ-t- ブトキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリメトキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリエトキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリ−n−プロポキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリ−i−プロポキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリ−n−ブトキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリ−sec−ブトキシシリル)ベンゼン、1,3−ビス(トリ−t−ブトキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリメトキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリエトキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリ−n−プロポキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリ−i−プロポキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリ−n−ブトキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリ−sec−ブトキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(トリ−t−ブトキシシリル)ベンゼンなどを挙げることができる。
本発明において、コーティング液の塗布方法としては、例えばディッピング法、スピンコート法、スプレー法、印刷法、フローコート法、ロールコート法ならびにこれらの併用等、既知の塗布手段を適宜採用することができる。膜厚は、ディッピング法における引き上げ速度やスピンコート法における基板回転速度などを変化させることと、コーティング液の濃度や粘度を変えることにより制御することができる。
以下に実施例をあげて、本発明をより具体的に説明する。
図1、図2は、本発明の様々なパターンの複合材の断面図である。
延性基材1上に被覆部2が設けられており、該被覆部2は、シロキサンネットワーク3と可塑性ポリマー粒子4からなり、該被覆部2は外力を印加した場合にも、基材の意匠性を維持する作用を発揮する。
このような複合材は、例えば、食器等の摺動等による外力の印加があった場合でも基材の意匠性を維持することができる。
被覆部2に含有される可塑性ポリマー粒子4は、図1のように可塑性ポリマー粒子4の一部が露出していても良く、図2のように可塑性ポリマー粒子4の自形により形成される凸部をシロキサンネットワーク3が覆った状態であっても良い。
次いで、複合材の好ましい製造方法について、実験結果をもとに説明する。
本発明の複合材の被覆部の観察には、日立製作所(株)製の走査型電子顕微鏡S4100を用いた。
被覆部の膜厚は、断面観察により調べられる。また、被覆部の膜厚とは、シロキサンネットワーク3の厚み(図中Δtで示す)であり、可塑性ポリマー粒子による凸部の厚みは含まない。
また、被覆部の凹凸構造については、表面、斜めからの観察を行い、可塑性ポリマーが凸部を形成していることを確認した。
本発明の可塑性ポリマー粒子の粒径は、(株)島津製作所製のレーザー回折式粒度分布計SALD7000を用いて測定し、平均粒径とは体積分布の50%中心粒径を意味する。
(実施例1)
基材としてSUS304ステンレス板を用いた。基材の前処理として、ヘキサンで良く洗浄した後、さらにアセトンにて基材表面を洗浄した。
表1の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、250℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は5μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は5.0%であった。
被覆部の膜厚は0.5μmであった。
Figure 2006027258
(実施例2)
基材は、実施例1同様のものを用いた。
表2の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、250℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は10μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は5.0%であった。
被覆部の膜厚は2.0μmであった。
Figure 2006027258
(実施例3)
基材は、実施例1同様のものを用いた。
表3の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、250℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は5μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は15.0%であった。
被覆部の膜厚は0.5μmであった。
Figure 2006027258
(実施例4)
基材は、実施例1同様のものを用いた。
表4の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、250℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は0.3μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は5.0%であった。
被覆部の膜厚は2.0μmであった。
Figure 2006027258
(実施例5)
基材は、実施例1同様のものを用いた。
表5の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、150℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は5μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は5.0%であった。
被覆部の膜厚は2.0μmであった。
Figure 2006027258
(実施例6)
基材は、実施例1同様のものを用いた。
表6の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、250℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は22μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は10.0%であった。
被覆部の膜厚は2.0μmであった。
Figure 2006027258
(比較例1)
SUS304ステンレス板を比較例として用いた。
(比較例2)
実施例1のコーティング液から、ふっ素樹脂粒子を除いた以外は、実施例1と同様にして、被覆部を有する複合材を得た。
被覆部の膜厚は0.5μmであった。
(比較例3)
基材は実施例1同様のものを用いた。
表7の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、250℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は0.3μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は0.1%であった。
被覆部の膜厚は0.5μmであった。
Figure 2006027258
(比較例4)
基材は実施例1同様のものを用いた。
表8の配合のコーティング液をスプレーコートにて基材に塗布した後、150℃で60分加熱して、ふっ素樹脂粒子が分散した被覆部を有する複合材を得た。
用いたふっ素樹脂粒子の平均粒径は5μmであった。
ふっ素樹脂粒子の含有量は25.0%であった。
被覆部の膜厚は2.0μmであった。
Figure 2006027258
(比較例5)
比較例として、ステンレス表面に釉薬層の形成されたステンレスホーローを用いた。
(評価方法)
(1)外観
目視にて複合材の外観を評価した。
判定基準 ○:基材の意匠性を完全に維持している △:基材の意匠性がやや低下しているが、基材の意匠は確認できる ×:基材の意匠性を著しく損なっており、基材の意匠が確認できない
(2)延性評価
JIS Z 2248に規定される金属材料の曲げ試験方法に従って試験を行った。試験片は100mm×60mmのものを用いた。
支え治具のスパンは80mmとし、押金具にて20mmたわむまで曲げた。試験後にわん曲部の外側のさけ、傷等の欠点を観察した。
判定基準 ○:欠点なし △:50倍顕微鏡で判定できる程度のさけ、傷等の欠点あり ×:目視で判定できるさけ、傷等の欠点あり
(3)外力を印加したときの基材の意匠性の維持性の評価
外観、延性評価結果が良好なものについてのみ評価を行った。
陶器質タイルを20×20mmに切り出したものを摺動子として用いた。荷重をさらに加えた状態で、基材表面で往復摺動させた後、基材の意匠変化を目視にて判定した。
荷重は100gと500gの場合それぞれについて評価し、摺動回数は100回とした。荷重100gではマグカップ程度の重量物との接触を想定し、荷重500gでは土鍋程度の重量物との接触を想定して設定した。
土鍋程度の重量物との接触を想定した場合にも、意匠性が維持されている場合のみ、さらに摺動回数を400回と増やした場合においても評価を行った。
判定基準 ◎:傷の発生なく、意匠性変化なし ○:微小な傷が発生するものの、意匠性は維持 △:傷発生し、意匠性がやや低下 ×:顕著に傷が発生し、著しく意匠性を損なう
(評価結果)
評価結果を表9に示す。
Figure 2006027258
本発明の実施例1〜6では、走査型電子顕微鏡による表面、斜めからの観察の結果、ふっ素樹脂粒子の自形により被覆部表面に凸部が形成されていることが確認できた。
本発明の実施例1〜5は、被覆部を形成した後でも基材の意匠性が完全に維持されていた。実施例6では実施例1〜5に比べるとやや透明性が劣るものの、基材の意匠性は確認できた。
本発明の実施例1〜6はいずれも曲げ試験後もわん曲部にクラック等の欠点は見られず、延性は維持されていた。また、曲げ試験時の応力−歪特性は基材と同様で変化は見られなかった。
本発明の実施例1〜6では土鍋程度の重量物との接触を想定した外力を印加したときにも、基材の意匠性が維持されている。
実施例2、4の複合材は、さらに摺動回数を増やした場合においても良好に意匠性が維持されており、特に実施例2においては、摺動回数を増やした場合にも、基材の意匠性が完全に維持されていた。
表9から明らかなように、釉薬層の形成された比較例5のステンレスホーローは、基材の意匠が確認できるものではなかったし、曲げ試験によりわん曲部にクラックが発生した。特に試験片の端部では、釉薬が完全に基材から剥離した。
比較例1のSUS304ステンレス板は、100g100回程度の外力の印加であっても顕著に傷が発生し、著しく基材の意匠性が損なわれる結果であった。
ふっ素樹脂粒子を含有しない被覆部を形成した比較例2では、比較例1に比べるとわずかに外力を印加した場合の意匠維持性が発揮されているが、100g100回程度の外力の印加でも意匠性の低下が見られ、500gの荷重を与えたときは顕著に傷が発生し、著しく基材の意匠性が損なわれる結果であった。
比較例3、4であっても、比較例1に比べるとわずかに外力を印加した場合の意匠維持性が発揮されているが、100g100回程度の外力の印加でも意匠性の低下が見られ、500gの荷重を与えたときは顕著に傷が発生し、著しく基材の意匠性が損なわれる結果であった。
図3は、本発明の複合材を備えたシンクを有するキッチンの概略図である。
本発明の複合材を備えてなるシンク5とカウンター7が接合されており、シンクには水栓8が設けられており、水栓8より吐出される水によりシンク5内で食器の洗浄等を行うことができ、水は排水口9より排水される。
図4は図3のキッチンのシンク5部の拡大図であり、シンク底面部の一部(網掛け表示部)に被覆部2が形成されている。
本実施例では、図4のように、シンク底面部の一部に被覆部2が形成されている。
続いて、本実施例の使い勝手について説明する。
使用者は、本実施例のシンク5内の底面側の使用面6に食器等を置き、食器の洗浄作業を行う。複数の食器を洗浄するときに、一旦、底面側の使用面6に置いた食器を取り上げたり、シンク内で横に移動させたりする。そのときに、底面側の使用面6に食器を擦りつけてしまった場合などに、傷が発生することがあるが、本実施例では、底面側の使用面6には被覆部2にが形成されているため、傷が発生することがなく、基材の意匠性が維持される。
ここで、本発明においてシンクの使用面側とは、図3に示したとおり、側面側や底面側のことであり、詳しくは、キッチンシンクとして使用する面側のことである。図示しない、例えばキャビネット内に隠れている裏側は使用面側ではない。
また、別の実施例として、シンク5の底面部が、図5のように全面に被覆部が形成されているものがある。この場合、被覆部の端部の非被覆部との段差が形成されることがなく、光の反射により被覆部の端部が目立つようなことがなくより好ましい。
続いて、延性基材がシンクであり、図5に示す、底面部の全面に被覆部が形成されている複合材について具体的に例をあげて説明する。
(実施例7)
基材は実施例1同様のものを用いた。基材をシンク形状に絞り加工した後、基材表面をよく洗浄し、実施例2同様のコーティング液をスプレーコートした後、250℃60分加熱して、延性基材がシンクであり、図5に示す、底面部の全面に被覆部を備えていることを特徴とする複合材を得た。
(実施例8)
基材は実施例1同様のものを用いた。基材表面をよく洗浄し、実施例2同様のコーティング液をスプレーコートした後、250℃60分加熱した後、基材をシンク形状に絞り加工して、延性基材がシンクであり、図5に示す、底面部の全面に被覆部を備えていることを特徴とする複合材を得た。
(比較例6)
市販のステンレス製シンクを比較例として用いた。
(評価方法)
(1)外観
目視にて複合材の外観を評価した。
判定基準 ○:基材の意匠性を完全に維持している △:基材の意匠性がやや低下しているが、基材の意匠は確認できる ×:基材の意匠性を著しく損なっており、基材の意匠が確認できない
(2)外力を印加したときの基材の意匠性の維持性の評価
土鍋をシンク内で100回、400回それぞれ往復摺動した後、基材の意匠変化を目視にて判定した。
判定基準 ◎:傷の発生なく、意匠性変化なし ○:微小な傷が発生するものの、意匠性は維持 △:傷発生し、意匠性がやや低下 ×:顕著に傷が発生し、著しく意匠性を損なう
(3)重量物落下時の被覆部の変化の評価
300gの鉄球を20cmの高さから落下させたときの被覆部の剥離、脱落の有無を目視にて判定した。
判定基準 ○:変化なし △:一部剥離、または脱落あり ×:完全に被覆部が剥離、または脱落
(4)熱水、冷水繰り返しによる被覆部の変化の評価
90℃の熱水1分間、20℃の冷水1分間の噴霧を1000回繰り返した後の被覆部の剥離、脱落の有無を目視にて判定した。
判定基準 ○:変化なし △:一部剥離、または脱落あり ×:完全に被覆部が剥離、または脱落
(評価結果)
評価結果を表10に示す。
Figure 2006027258
表10から明らかなように、本発明の実施例7、8では、被覆部を形成した後でも基材の意匠性が完全に維持されていた。
本発明の実施例7、8では土鍋を100回往復摺動したときにも、傷の発生なく、意匠性は変化しなかった。また、実施例7においては、400回往復摺動した場合においても傷の発生はなかった。
比較例6のステンレスシンクでは、顕著に傷が発生し、著しく意匠性を損なう結果であった。
また、重量物落下により、延性基材が変形したが、被覆部には何ら変化は見られず、基材への追従性が確認された。
また、熱水、冷水繰り返しによって、断続的に延性基材が膨張収縮を繰り返したが、被覆部には何ら変化は見られず、基材への追従性が確認された。
本発明の複合材は、キッチンのシンク等に利用することができる。
本発明の複合材の断面図である。 本発明の複合材の断面図である。 本発明のシンクを備えたキッチンの概略図である。 本発明の、底面部の一部に複合材を備えたシンクの概略図である。 本発明の、底面部全面に複合材を備えたシンクの概略図である。
符号の説明
1 :延性基材
2 :被覆部
3 :シロキサンネットワーク
4 :可塑性ポリマー粒子
5 :シンク
6 :使用面
7 :カウンター
8 :水栓
9 :排水口

Claims (15)

  1. 延性基材と、該延性基材上に設けられた被覆部とを有し、該被覆部は、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有してなることを特徴とする複合材であって、前記被覆部表面には、前記可塑性ポリマー粒子の自形に対応した凸部を有する凹凸構造が形成されていることを特徴とする複合材。
  2. 前記延性基材が、ステンレス鋼またはアルミニウムであることを特徴とする請求項1に記載の複合材。
  3. 前記被覆部の膜厚が0.3〜20μmであることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の複合材。
  4. 前記被覆部の膜厚が0.3〜8μmであることを特徴とする請求項3に記載の複合材。
  5. 前記被覆部中の可塑性ポリマー粒子の含有量が1〜30重量%であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の複合材。
  6. 前記可塑性ポリマー粒子の平均粒径が0.1〜20μmであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の複合材。
  7. 前記可塑性ポリマー粒子の平均粒径が0.1〜8μmであることを特徴とする請求項6に記載の複合材。
  8. 前記被覆部が略透明であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の複合材。
  9. 前記延性基材はシンクであり、少なくとも使用面側の一部には請求項1乃至8いずれかに記載の被覆部を備えていることを特徴とする複合材。
  10. 延性基材へ、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)を含有するコーティング液を塗布した後、基材ごと加熱し、前記延性基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成することを特徴とする複合材の製造方法。
  11. 延性基材へ、可塑性ポリマー粒子と(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液を塗布した後、前記コーティング液を硬化させ、延性基材上に、(A)シリカ、または平均組成式RpSiO(4−p)/2(式中、Rは有機基、Xはアルコキシ基、ハロゲン、窒素含有基の群から選ばれる少なくとも1種、pは、0<p<4を満足する数である)の群から選ばれる少なくとも1種、(B)可塑性ポリマー粒子を含有する被覆部を形成することを特徴とする複合材の製造方法。
  12. 延性基材をシンク形状に絞り加工した後、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)を含有するコーティング液を塗布し、基材ごと加熱することを特徴とする複合材の製造方法。
  13. 延性基材をシンク形状に絞り加工した後、可塑性ポリマー粒子が分散した(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液を塗布し、前記コーティング液を硬化させることを特徴とする複合材の製造方法。
  14. 延性基材へ、可塑性ポリマー粒子と(C)次の構造式で表される化合物[―(SiR1R2)―(NR3)―]n(式中、R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキルシリル基、アルコキシ基、又はこれらの基以外で主鎖のケイ素及び窒素に直結する基が炭素である基である)を含有するコーティング液を塗布し、基材ごと加熱した後、シンク形状に絞り加工することを特徴とする複合材の製造方法。
  15. 延性基材へ、可塑性ポリマー粒子が分散した(D)(D−1)下記一般式(1)で表される化合物、Ra Si(OR4 )4-a ・・・・・(1)(式中、Rは水素原子、フッ素原子または1価の有機基、R4は1価の有機基、aは1〜2の整数を示す。)(D−2)下記一般式(2)で表される化合物およびSi(OR5 )4 ・・・・・(2)(式中、R5 は1価の有機基を示す。)(D−3)下記一般式(3)で表される化合物 R6b(R7O)3-bSi−(R10)d−SiOR8)3-cR9c ・・・・・(3)〔式中、R6 〜R9 は同一または異なり、それぞれ1価の有機基、b〜cは同一または異なり、0〜2の整数、R10 は酸素原子、フェニレン基または−(CH2)n−で表される基(ここで、nは1〜6の整数である)、dは0または1を示す。〕の群から選ばれた少なくとも1種の化合物、またはその加水分解物を含んでなるコーティング液を塗布し、前記コーティング液を硬化させた後、シンク形状に絞り加工することを特徴とする複合材の製造方法。

JP2004364711A 2004-06-17 2004-12-16 複合材および複合材の製造方法 Pending JP2006027258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004364711A JP2006027258A (ja) 2004-06-17 2004-12-16 複合材および複合材の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179377 2004-06-17
JP2004364711A JP2006027258A (ja) 2004-06-17 2004-12-16 複合材および複合材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006027258A true JP2006027258A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35894146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004364711A Pending JP2006027258A (ja) 2004-06-17 2004-12-16 複合材および複合材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006027258A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3965480B2 (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
KR100710789B1 (ko) 막 형성용 조성물, 막 형성 방법 및 실리카계 막
JP3709891B1 (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
JP3791549B1 (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
JP4840548B2 (ja) 膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2003064305A (ja) 膜形成用組成物の製造方法、膜形成用組成物、膜の形成方法およびシリカ系膜
JP2002167438A (ja) ケイ素ポリマー、膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2006027258A (ja) 複合材および複合材の製造方法
JP2007077313A (ja) 樹脂カウンターおよび樹脂カウンターの製造方法
JP2006167927A (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
JP2006346048A (ja) 樹脂カウンターおよび樹脂カウンターの製造方法
JP4862217B2 (ja) 膜形成用組成物、膜の形成方法およびシリカ系膜
JP2007062293A (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
JP4507377B2 (ja) ケイ素ポリマー、膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2006346047A (ja) キッチンカウンターおよびキッチンカウンターの製造方法
JP2003115485A (ja) 膜形成方法、積層膜、絶縁膜ならびに半導体用基板
JP2007062292A (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
JP2006348540A (ja) 水栓および水栓の製造方法
JP4655343B2 (ja) 膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2007023757A (ja) 水栓および水栓の製造方法
JP2007023249A (ja) 樹脂カウンターおよび樹脂カウンターの製造方法
JP2007077704A (ja) 水栓および水栓の製造方法
JP2007077705A (ja) 水栓および水栓の製造方法
JP2006346947A (ja) 複合材、コーティング液および複合材の製造方法
JP2006348539A (ja) 水栓および水栓の製造方法