JP2006026706A - シャーシ及びカシメ構造及びカシメ方法並びにシャーシの製造金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャーシに被結合部材(部品)をカシメ結合により取り付けるためのカシメピンが、冷間鍛造法によって一体成形で突設されたシャーシを用い、このシャーシを1度の加工で容易に成形できるようにさせ、また、カシメ不良等が生じることがなく、また、簡単な手間で被結合部材をカシメ結合できるカシメ構造の提供。
【解決手段】 金属平板1にカシメピン2を一体成形で突設させたシャーシA上に、前記カシメピンを用いて被結合部材がカシメ結合されているカシメ構造であって、シャーシが、金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンが一体成形で打ち出されて形成され、被結合部材に形成した結合穴がカシメピンに嵌合した状態で、カシメピンの先端部が押し潰されて、その押し潰し部21で被結合部材が係止されることにより、被結合部材がシャーシにカシメ結合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に、被結合部材(各種部品)をカシメ結合させるためのカシメピンが金属平板に一体成形で突設されているシャーシ、及びこのシャーシを用いたカシメ構造並びにカシメ方法、それにシャーシを製造するのに使用する製造金型に関する。
家電製品や各種の産業機器では、シャーシに各種部品(例えば、補強リブ等)をカシメ結合により取り付けることがある。
従来、シャーシにカシメ結合により被結合部材(部品)を取り付ける場合、TOX接合やリベット結合が用いられていた。
しかしながら、従来のTOX接合では、シャーシ及び被結合部材の板厚のバラツキや金型の摩耗等による接合不良が発生しやすく、シャーシと被結合部材との接合がぐらつき、最悪外れてしまうこともあり、製品の信頼性を損ねてしまうという問題があった。
又、リベット結合では、シャーシ及び被結合部材にそれぞれ結合穴を明ける加工、シャーシ及び被結合部材とは別部材のリベットを作る加工、このリベットを両結合穴に嵌め込んでカシメる加工が必要になり、その製造に多くの工数及び部品が必要になるため、製造コストが高くなるという問題が生じていた。
又、従来、平板部に冷間鍛造法によりピン部を一体成形で突設させるようにした部品成形技術が提案されている(特許文献1参照)。
この従来技術は、丸棒素材を一対の金型間で冷間鍛造法により圧縮させることで、丸棒素材を平面状に押し潰して平板部を成形するとともに、この平板部と一体にピン部を成形するようになっていた。
しかしながら、この従来技術では、丸棒素材の全体を金型間で圧縮させる冷間鍛造法であるため、平面状に押し潰されて成形された平板部の周囲に余肉部(バリ)が張り出し、この余肉部を取り除く作業(トリミング)が必要になり、その分だけ作業工数が多くなり、製造時間や製造コストの面で不利になるという問題があった。
又、テレビ等のベースパネル等として使用されるシャーシのように、面積が広い金属平板を加工対象物とし、これを従来のように、一対の金型間で全面的に冷間鍛造法によって圧縮させることは、プレス機の能力面や金型の製作面から見ても現実的でないといえる。
特開平7−314075号公報
本発明は、テレビ等のベースパネル等として使用されるシャーシであって、このシャーシに被結合部材(部品)をカシメ結合により取り付けるためのカシメピンが、冷間鍛造法によって一体成形で突設されたシャーシを提供して、このシャーシを容易に成形できるようにさせ、また、カシメ不良等が生じることがないようにしたシャーシを提供することを第1の課題としている。
又、前記シャーシを用いることで、簡単な手間で被結合部材をカシメ結合できるカシメ構造を提供することを第2の課題とし、そのカシメ方法を提供することを第3の課題とし、又、前記シャーシをプレス機で製造する際の製造金型を提供することを第4の課題としている。
上記第1の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のシャーシは、
被結合部材をカシメ結合させるためのカシメピンが金属平板に一体成形で突設されているシャーシであって、
金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンが一体成形で打ち出し成形されている構成とした。
上記第2の課題を解決するために、本発明の請求項2に記載のカシメ構造は、
金属平板にカシメピンを一体成形で突設させたシャーシ上に、前記カシメピンを用いて被結合部材がカシメ結合されているカシメ構造であって、
前記シャーシが、金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンが一体成形で打ち出されて形成され、
前記被結合部材に形成した結合穴が前記カシメピンに嵌合した状態で、カシメピンの先端部が押し潰されて、その押し潰し部で被結合部材が係止されることにより、被結合部材がシャーシにカシメ結合されている構成とした。
上記第3の課題を解決するために、本発明の請求項3に記載のカシメ方法は、
金属平板にカシメピンを一体成形で突設させたシャーシ上に、前記カシメピンを用いて被結合部材をカシメ結合させるようにしたカシメ方法であって、
前記シャーシを、金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンを一体成形で打ち出して形成させ、
前記被結合部材に形成した結合穴を前記カシメピンに嵌合させた状態で、カシメピンの先端部を押し潰して、その押し潰し部で被結合部材を係止させることにより、被結合部材をシャーシにカシメ結合させる構成とした。
上記第4の課題を解決するために、本発明の請求項4に記載のシャーシの製造金型は、
被結合部材をカシメ結合させるためのカシメピンが金属平板に一体成形で突設されているシャーシを製造するための製造金型であって、
加工対象物となる金属平板を挟んで対向するパンチとダイを備え、
前記パンチはストリッパに形成されたガイド穴に摺動可能に嵌め込まれ、
前記ダイ表面又はパンチ表面に成形穴が形成され、
前記ストリッパとダイとで、前記金属平板のパンチ周囲部分を板厚方向に挟圧させた状態で、前記パンチにより金属平板を局部的に板厚方向に圧縮させることにより、前記成形穴内にカシメピンを打ち出すように形成されている構成とした。
前記請求項4記載のシャーシの製造金型において、前記成形穴の周囲に、穴中心方向に向けて次第に深く窪むように傾斜した傾斜面が形成されている態様(請求項5)がある。
前記請求項4又は5記載のシャーシの製造金型において、前記成形穴の周囲表面と金属平板との摩擦抵抗よりも前記成形穴の周囲表面以外の表面と金属平板との摩擦抵抗が大きくなるように、成形穴の周囲表面の表面粗さよりも前記成形穴の周囲表面以外の表面粗さを粗く形成している態様(請求項6)がある。
本発明のシャーシ(請求項1)、及びカシメ構造(請求項2)、及びカシメ方法(請求項3)では、シャーシ(金属平板)にカシメピンが一体成形で突設されているため、従来と異なり、結合穴を明ける加工、金属平板と別途にピンを作る加工、このピンを金属平板の穴に嵌め込んでカシメる加工が不要になる。
そして、1度のプレス加工でカシメピンを金属平板に一体成形で突設させることができるので、工程及び部品数を低減でき、その製造コストを大幅に低減できる。
又、本発明のシャーシの製造金型(請求項4)を用いると、1度のプレス加工で、金属平板にカシメピンを一体成形で突設させることができる。
特に、加工対象物としての金属平板を局部的に板厚方向に圧縮させる冷間鍛造法を用いたので、シャーシのような面積の広い金属平板に対しても冷間鍛造法を適用することが可能になった。
なお、本発明で使用する冷間鍛造法では、パンチにより金属平板を局部的に板厚方向に圧縮させ、この圧縮に伴なう金属肉の移動により成形穴内にカシメピンを打ち出すようにしたものである。
前記圧縮に伴ない移動する金属肉は、成形穴に向けて移動させる必要があるが、このとき、前記金属平板のパンチ周囲部分をストリッパとダイとで挟圧させているため、板厚方向に膨張しようとする金属肉の移動を拘束できる。
また、パンチにより圧縮させる部分を金属平板の局部としたので、その圧縮部の周囲は金属肉で囲まれることになる。従って、この圧縮部の周囲を囲んだ金属肉によって成形穴から離反しようとする金属肉の移動を拘束することができる。
このように、板厚方向に膨張しようとする金属肉の移動、及び成形穴から離反しようとする金属肉の移動を拘束できるため、圧縮に伴ない移動する金属肉を、成形穴に向けて移動させて、この成形穴内にカシメピンを打ち出すことができる。
本発明(請求項5)のように、シャーシの製造金型において、成形穴の周囲に傾斜面を形成させると、パンチにより金属平板を局部的に板厚方向に圧縮させる際に、前記傾斜面によって、金属肉の移動を強制的に成形穴に向けることができ、この成形穴内に打ち出されるカシメピンに向けて金属肉を十分に移動させることができるため、カシメピンを確実に成形することができる。
又、本発明(請求項6)のように、シャーシの製造金型において、成形穴の周囲表面と金属平板との摩擦抵抗を、他の部分よりも小さくさせると、圧縮に伴なう金属肉の移動を成形穴の方向に向かわせるように方向づけることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例により説明する。
図1は本発明のカシメ構造を示す断面図、図2は本発明のカシメ構造に使用するシャーシの実施例を示す全体斜視図、図3はこのシャーシの要部を示す断面図である。
本実施例のシャーシAは、プラズマテレビのベースパネルとして使用されるもので、アルミによる金属平板1の平面上に多数個の部品取付け用のカシメピン2が一体成形で突設されている。
この場合、前記カシメピン2は、前記金属平板1を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより打ち出し成形(塑性加工)されて、金属平板1と一体成形で突設されている。
そして、前記シャーシAを用いたカシメ構造は、被結合部材9(パネル補強板等の部品)に形成した結合穴90が前記カシメピン2に嵌合した状態で、カシメピン2の先端部が押し潰されて、その押し潰し部21で被結合部材9が係止されることにより、被結合部材9がシャーシAにカシメ結合されたものになっている。
次に、図4はシャーシAの製造金型及び製造方法の実施例を示す説明図である。
前記シャーシAは、前記金属平板1を加工対象物とし、プレス機に取り付けた製造金型を用いて製造されるもので、この製造金型として、金属平板1を挟んで対向するパンチ3とダイ4を備えている。
前記パンチ3は断面円形に形成され、その基端部がパンチプレート30に固定され、先端部がストリッパ5に形成されたガイド穴50に摺動可能に嵌め込まれている。
なお、前記ストリッパ5は、前記パンチプレート30との間にパンチ3の打ち込み量に対応した間隙Sを保持した状態で、スプリング等の弾性部材(図示省略)によって弾性支持されている。
前記ダイ4は、金属平板1を挟んでパンチ3と対向配置されるもので、そのダイ表面40には、前記パンチ3の軸心位置Cに、カシメピン2を成形させるための成形穴41が形成されている。
この成形穴41の口縁部には、成形させるカシメピン2の直径に対応した口径でランド42が形成され、このランド42から奥の穴径がカシメピン2の直径よりも若干大きく形成されている。
又、前記成形穴41の口縁部の周囲には、パンチ表面31に対応した範囲で穴中心方向に向けて次第に深く窪むように傾斜した傾斜面43が形成されている。
又、成形穴41の周囲表面、即ち傾斜面43と金属平板1との摩擦抵抗よりも、成形穴41の周囲以外の表面、即ち傾斜面43以外の表面と金属平板1との摩擦抵抗が大きくなるように、傾斜面43の表面粗さよりも傾斜面43以外の表面の表面粗さを粗く形成している。
具体的には、傾斜面43以外の表面を粗面加工している。
前記パンチ3とダイ4を用いた冷間鍛造法による製造方法は、図4(イ)で示すように、ストリッパ5上に金属平板1をセットさせ、次に、図4(ロ)のようにダイ4を下降させ、更に図4(ハ)のようにストロークエンドまでダイ4を下降させるものである。
これにより、加工対象物としての金属平板1は、パンチ表面31の面積で局部的に板厚方向に圧縮され、この圧縮に伴なう金属肉の移動により、図4(ハ)で示すように、成形穴41内にカシメピン2が打ち出され、このカシメピン2が金属平板1と一体成形で突設されたシャーシAを製造することができる。
特に、本発明では、加工対象物としての金属平板1を局部的に板厚方向に圧縮させるものであるため、シャーシAのような面積の広い金属平板1に対しても冷間鍛造法を適用することが可能になった。
なお、前記シャーシAには、複数個のカシメピン2が形成されており、これら複数個のカシメピン2を1度のプレス作業で同時に成形できるように、各カシメピン2のそれぞれに成形金型としてのパンチ3とダイ4が備えられている。
又、パンチ3による圧縮に伴ない移動する金属肉は、成形穴41に向けて移動させる必要があるが、このとき、前記金属平板1のパンチ周囲部分がストリッパ5とダイ4とで挟圧されるため、板厚方向に膨張しようとする金属肉の移動を拘束できる。
また、パンチ3により圧縮させる部分を金属平板1の局部としたので、その圧縮部の周囲は金属肉で囲まれたままになる。従って、この圧縮部の周囲を囲んだ金属肉によって成形穴41から離反しようとする金属肉の移動を拘束することができる。
このように、板厚方向に膨張しようとする金属肉の移動、及び成形穴41から離反しようとする金属肉の移動を拘束できるため、圧縮に伴ない移動する金属肉を、成形穴41に向けて移動させて、この成形穴41内にカシメピン2を打ち出すことができる。
又、実施例のように、成形穴41の周囲に傾斜面43を形成させると、圧縮に際し、前記傾斜面43によって、金属肉を強制的に成形穴41に向けて移動させることができ、この成形穴41内に打ち出されるカシメピン2に向けて金属肉を十分に移動させることができるため、カシメピン2を確実に成形することができる。
又、傾斜面43(成形穴41の周囲表面)と金属平板1との摩擦抵抗を、他の部分よりも小さくさせると、圧縮に伴なう金属肉の移動を成形穴41の方向に向かわせるように方向づけることができ、カシメピン2に向けて金属肉を十分に移動させることができるため、カシメピン2の成形が確実になる。
また、前記カシメピン2は、パンチ3による圧縮で移動する金属肉の体積によって成形されるもので、従って、パンチ3の圧縮によって形成される凹部6(図3に示す)の体積がカシメピン2の体積と概ね一致するように形成される。
このことから、パンチ3の直径及び凹部6の深さは、成形するカシメピン2の直径及び高さに対応して設定することになる。
次に、図5はカシメ金型及びカシメ方法の実施例を示す説明図である。
このカシメ金型は、前記シャーシA上に、カシメピン2を用いて被結合部材9をカシメ結合させるための金型であり、対向するパンチ7とダイ8を備えている。
前記パンチ7は基端部がパンチプレート70に固定され、先端部がストリッパ71に形成されたガイド穴72に摺動可能に嵌め込まれ、その先端面が押圧面73に形成されている。
なお、前記ストリッパ71は、前記パンチプレート70との間にパンチ7の打ち込み量に対応した間隙S1を保持した状態で、スプリング等の弾性部材(図示省略)によって弾性支持されている。
前記ダイ8は、パンチ7と対向配置されるもので、そのダイ表面80には、シャーシA(金属平板1)に形成された凹部6に嵌め込む突部81が形成されている。
前記パンチ7とダイ8を用いたカシメ方法は、図5(イ)で示すように、シャーシAをダイ8上にセットさせると共に、このシャーシAの上に被結合部材9をセットさせるもので、このとき、シャーシAに形成された凹部6をダイ8の突部81に嵌合させると共に、シャーシAに一体成形で突設されたカシメピン2に被結合部材9の結合穴90を嵌合させる。
次に、図5(ロ)のようにパンチ7を下降させて、その先端面に形成した押圧面73により、カシメピン2の先端部を押し潰し、その押し潰し部21で被結合部材9を係止させることにより、被結合部材9をシャーシAにカシメ結合させることができる。
次に、図6はシャーシの製造金型及び製造方法の他の実施例を示す説明図である。
この実施例では、成形穴41がパンチ表面31に形成されたもので、カシメピン2の成形を、図6(イ)、図6(ロ)、図6(ハ)の順で行なうようにした点、及びその他の構成及び作用は、前記図4で示した製造金型及び製造方法と同様である。
なお、前記図4の実施例では、パンチ3による圧縮で金属平板1の片面に凹部6が形成され、この凹部6が形成された面と反対面にカシメピン2が形成される、いわゆる前方打ち出しとなる。
又、前記図6の実施例では、パンチ3による圧縮で形成される凹部6とカシメピン2の両方共に、金属平板1の一方の面に形成され、金属平板1の他面がフラット面のままに形成される、いわゆる後方打ち出しとなる。
このように、前方打ち出しで成形するか、後方打ち出しで成形するかは、必要に応じて決定すればよい。
又、カシメ方法についても、図7(イ)で示すように、シャーシAをダイ8上にセットさせると共に、このシャーシAの上に被結合部材9をセットさせるもので、このとき、シャーシAに形成された凹部6に嵌合させる嵌合突部91を被結合部材9の結合穴90の周囲にプレス成形しておき、この嵌合突部91を凹部6に嵌合させる状態にする。
次に、図7(ロ)のようにパンチ7を下降させて、その先端面に形成した押圧面73により、カシメピン2の先端部を押し潰し、その押し潰し部21で被結合部材9を係止させることにより、被結合部材9をシャーシAにカシメ結合させることができる。
なお、上記カシメピン2には、下穴22を形成させることもあり、この場合、ドリルによる切削加工で下穴22を形成させてもよいし、例えば、図8及び図9に示すように、成形穴41の内部に下穴成形ピン44を取り付けて、この下穴成形ピン44によりカシメピン2に下穴22を形成させることもできる。
このようにして、カシメピンに下穴22を形成したシャーシAに被結合部材9をカシメ結合させる場合には、図10及び図11に示すように、パンチ7の先端面に形成する押圧面73の中心に下穴22を広げるように押し潰すための円錐突起74を形成させることになる。
実施例では、成形穴41の周囲表面、即ち傾斜面43と金属平板1との摩擦抵抗を小さく形成させているが、傾斜面43を形成しない場合でも成形穴41の周囲表面(パンチ表面31に対応した範囲)と金属平板1との摩擦抵抗を小さく形成させることができる。
又、具体的な加工についても、成形穴41の周囲表面(傾斜面43)を密面加工してもよい。
又、金属平板としては、アルミ板、ステンレス板、鋼板等、塑性変形が可能な金属板を使用できる。
本発明のカシメ構造を示す断面図である。 本発明のカシメ構造に使用するシャーシの実施例を示す全体斜視図である。 このシャーシの要部を示す断面図である。 シャーシの製造金型及び製造方法の実施例を示す説明図である。 カシメ金型及びカシメ方法の実施例を示す説明図である。 シャーシの製造金型及び製造方法の他の実施例を示す説明図である。 カシメ金型及びカシメ方法の他の実施例を示す説明図である。 製造金型の他の実施例を示す説明図である。 製造金型の他の実施例を示す説明図である。 カシメ金型の他の実施例を示す説明図である。 カシメ金型の他の実施例を示す説明図である。
符号の説明
1 金属平板
2 カシメピン
21 押し潰し部
22 下穴
3 パンチ
30 パンチプレート
31 パンチ表面
4 ダイ
40 ダイ表面
41 成形穴
42 ランド
43 傾斜面
44 下穴成形ピン
5 ストリッパ
50 ガイド穴
6 凹部
7 パンチ
70 パンチプレート
71 ストリッパ
72 ガイド穴
73 押圧面
74 円錐突起
8 ダイ
80 ダイ表面
81 突部
9 被結合部材
90 結合穴
91 嵌合突部
A シャーシ
C 軸心位置
S 間隙
S1 間隙

Claims (6)

  1. 被結合部材をカシメ結合させるためのカシメピンが金属平板に一体成形で突設されているシャーシであって、
    金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンが一体成形で打ち出し成形されていることを特徴としたシャーシ。
  2. 金属平板にカシメピンを一体成形で突設させたシャーシ上に、前記カシメピンを用いて被結合部材がカシメ結合されているカシメ構造であって、
    前記シャーシが、金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンが一体成形で打ち出されて形成され、
    前記被結合部材に形成した結合穴が前記カシメピンに嵌合した状態で、カシメピンの先端部が押し潰されて、その押し潰し部で被結合部材が係止されることにより、被結合部材がシャーシにカシメ結合されていることを特徴としたカシメ構造。
  3. 金属平板にカシメピンを一体成形で突設させたシャーシ上に、前記カシメピンを用いて被結合部材をカシメ結合させるようにしたカシメ方法であって、
    前記シャーシを、金属平板を冷間鍛造法で局部的に板厚方向に圧縮させることにより、金属平板からカシメピンを一体成形で打ち出して形成させ、
    前記被結合部材に形成した結合穴を前記カシメピンに嵌合させた状態で、カシメピンの先端部を押し潰して、その押し潰し部で被結合部材を係止させることにより、被結合部材をシャーシにカシメ結合させることを特徴としたカシメ方法。
  4. 被結合部材をカシメ結合させるためのカシメピンが金属平板に一体成形で突設されているシャーシを製造するための製造金型であって、
    加工対象物となる金属平板を挟んで対向するパンチとダイを備え、
    前記パンチはストリッパに形成されたガイド穴に摺動可能に嵌め込まれ、
    前記ダイ表面又はパンチ表面に成形穴が形成され、
    前記ストリッパとダイとで、前記金属平板のパンチ周囲部分を板厚方向に挟圧させた状態で、前記パンチにより金属平板を局部的に板厚方向に圧縮させることにより、前記成形穴内にカシメピンを打ち出すように形成されていることを特徴としたシャーシの製造金型。
  5. 請求項4記載のシャーシの製造金型において、前記成形穴の周囲に、穴中心方向に向けて次第に深く窪むように傾斜した傾斜面が形成されているシャーシの製造金型。
  6. 請求項4又は5記載のシャーシの製造金型において、前記成形穴の周囲表面と金属平板との摩擦抵抗よりも前記成形穴の周囲表面以外の表面と金属平板との摩擦抵抗が大きくなるように、成形穴の周囲表面の表面粗さよりも前記成形穴の周囲表面以外の表面粗さを粗く形成しているシャーシの製造金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011094797A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Norma Germany Gmbh ホースクランプ
JP2017136619A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 アルプス電気株式会社 金属板の接合方法、カードコネクタの製造方法、金属板の接合構造、カードコネクタ

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