JP2006026479A - 粉末体散布装置 - Google Patents

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Masashi Honda
昌司 本田
Hideyuki Watanabe
秀行 渡辺
Atsuhito Norita
淳仁 乗田
Haruji Furuta
東司 古田
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Abstract

【課題】 対象物の表面に粉末体を均一に散布可能とする粉末体散布装置を提供する。
【解決手段】 ホッパ31内に貯留された酵母菌を粉末体供給ユニット32によって一定量ずつ導入管38bに落下供給する。導入管38bの上流側に接続された上流側配管33aにブロワ34を接続し、このブロワ34からの送風によって導入管38b内の酵母菌に搬送力を与える。導入管38bの下流側に接続された下流側配管33bの下流端は食品残渣が投入されたビニル袋上で開放しており、酵母菌はこの食品残渣の表面に均一に散布される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、対象物の表面に粉末体を散布する粉末体散布装置に係る。特に、本発明は、粉末体を対象物の表面に均一に散布可能とするための技術に関する。
従来より、食品残渣を長期間保存するための技術として種々のものが提案されている。例えば下記の特許文献1には、食品残渣(例えばビール粕やあん粕やオカラ)に乳酸菌を投入して発酵させることにより雑菌の繁殖を抑制して長期保存可能にすることが開示されている。具体的な処理工程としては、先ず、食品生産業者から排出された食品残渣を処理施設まで輸送し、この処理施設において、先ず、食品残渣の水分を50%程度まで下げた状態で、食品残渣中に乳酸菌を投入して発酵させ、この発酵によって雑菌の繁殖を防止するようにしている。
また、このように食品残渣に対して、ある保存用物質を散布することによってその長期保存を可能にする手法として、酵母菌によるエタノール発酵を利用するものが注目されている。この手法では、容器内に投入した食品残渣に対して粉末状の酵母菌を散布して、食品残渣の表面全体を酵母菌によって覆うことが行われ、上記水分の除去工程が不要となる。
特開平9−322729号公報
上述したように食品残渣に対して粉末状の酵母菌を散布する場合、従来では作業者による手作業によって散布を行っていた。そのため、長い作業時間と多大な労力を必要とするばかりでなく、均一散布が難しいため、食品残渣の表面のうち酵母菌に覆われていない部分が生じる可能性がある。この場合、この酵母菌に覆われていない部分から腐敗が開始されてしまうことになる。
このような状況を回避するために食品残渣の表面に対する酵母菌の散布量を予め多めに設定しておき、食品残渣の表面全体を確実に酵母菌によって覆うようにすることが考えられるが、これでは酵母菌の使用量が多くなり、費用が嵩んでしまうため好ましくない。
尚、上記説明では、食品残渣の表面に粉末状の酵母菌を散布する場合について説明したが、これに限らず、粉末体の散布を必要とするその他の分野においても、粉末体の均一散布は難しく、同様の課題が生じている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、対象物の表面に粉末体を均一に散布可能とする粉末体散布装置を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、対象物に向けて粉末体を散布するに際し、その粉末体の搬送方向の上流側から送風を行い、搬送路から粉末体が吹き出される際に、その送風によって粉末体の拡散方向への圧力が得られるようにしている。
−解決手段−
具体的に、本発明は、粉末体を散布対象物の表面に対して散布する粉末体散布装置を前提とする。この粉末体散布装置に対し、粉末体を散布対象物の表面に向けて搬送するための搬送路と、この搬送路に向けて粉末体を送り出す粉末体送り出し手段と、搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させる気流発生手段とを備えさせる。そして、上記粉末体を散布対象物の表面に対して散布する際、気流発生手段によって搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させながら、粉末体送り出し手段から搬送路に向けて粉末体を送り出し、この粉末体を気流の搬送力によって散布対象物の表面に散布する構成としている。
この特定事項により、粉末体送り出し手段から搬送路に送り出された粉末体は、気流発生手段からの気流を受け、その気流に乗って搬送路の下流側に向けて搬送される。そして、搬送路の下流端から散布対象物の表面に向けて粉末体が吹き出されることになる。この際、この吹き出し力は、粉末体を拡散する方向へ作用し、粉末体は散布対象物の表面の広範囲に亘って均等に分散されることになる。このため、作業者の手作業によって粉末体を散布する場合に比べて僅かな量で対象物の表面の全体に亘って粉末体を均一に散布することが可能となる。
また、上記の目的を達成するための他の解決手段としては以下のものが掲げられる。粉末体を散布対象物の表面に対して散布する粉末体散布装置を前提とする。この粉末体散布装置に対し、粉末体を散布対象物の表面に向けて搬送するための搬送路を備えさせ、この搬送路における粉末体搬送方向の下流側端部に、この下流側端部から散布される粉末体を拡散するための拡散部材を取り付ける。そして、この拡散部材を、粉末体の拡散方向下流側に向けて次第に開口面積が拡大する傘型に形成する。
本解決手段においても、搬送路の下流端から散布対象物の表面に向けて吹き出される粉末体は、拡散部材によって拡散方向が案内されながら散布対象物の表面の広範囲に亘って均等に分散されることになる。従って、作業者の手作業によって粉末体を散布する場合に比べて僅かな量で対象物の表面の全体に亘って粉末体を均一に散布することが可能となる。
上述した各解決手段を兼ね備えた構成としては次のものが掲げられる。粉末体を散布対象物の表面に対して散布する粉末体散布装置を前提とする。この粉末体散布装置に対し、粉末体を散布対象物の表面に向けて搬送するための搬送路と、この搬送路に向けて粉末体を送り出す粉末体送り出し手段と、搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させる気流発生手段とを備えさせる。そして、上記粉末体を散布対象物の表面に対して散布する際、気流発生手段によって搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させながら、粉末体送り出し手段から搬送路に向けて粉末体を送り出し、この粉末体を気流の搬送力によって散布対象物の表面に散布する構成とする。一方、上記搬送路における粉末体搬送方向の下流側端部に、この下流側端部から散布される粉末体を拡散するための拡散部材を取り付ける。そして、この拡散部材を、粉末体の拡散方向下流側に向けて次第に開口面積が拡大する傘型に形成する。
本解決手段によれば、より確実に粉末体を拡散散布することができ、僅かな量で対象物の表面の全体を確実に粉末体によって覆うことが可能となる。
また、上記気流発生手段を備えさせる解決手段のより具体的な構成として、搬送路に、水平方向に延びる水平部を備えさせ、粉末体送り出し手段を搬送路の水平部の上方に配設して、この粉末体送り出し手段から搬送路の水平部への落下供給によって粉末体を送り出す構成とすることが掲げられる。
また、上記散布対象物としては、水分を含む高温度の物質であって、この散布対象物の上方から粉末体を散布する構成とされている。このように水分を含む高温度の散布対象物の上方から粉末体を散布しようとする場合、散布対象物から発生する水蒸気が装置内に入り込み、粉末体が水分を吸収してしまって搬送路の内壁に付着してしまう可能性がある。これでは、適正量の粉末体を散布できないばかりでなく、搬送路の閉塞にも繋がってしまう虞がある。本発明では、気流発生手段から発生する気流を搬送路内に流すことによって、水蒸気が装置内に入り込むことを阻止し、上記不具合の発生を防止することができる。このため、連続した粉末体の散布動作が可能になり、メンテナンスの頻度を大幅に低下させることができる。
上述したように、本発明では、対象物に向けて粉末体を散布するに際し、その粉末体の搬送方向の上流側から送風を行い、搬送路から粉末体が吹き出される際に、その送風によって粉末体の拡散方向への圧力が得られるようにしている。このため、粉末体を散布対象物の表面の広範囲に亘って均等に分散することが可能になり、作業者の手作業によって粉末体を散布する場合に比べて僅かな量で対象物の表面の全体に亘って粉末体を均一に散布することが可能となる。特に、食品残渣の表面に粉末状の酵母菌を散布して長期間保存する技術に適用した場合には、食品残渣の表面のうち酵母菌に覆われていない部分が生じてしまうことを抑制でき、食品残渣の腐敗を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明は、散布対象物としての食品残渣(例えばビール粕やあん粕やオカラ)の表面に酵母菌(粉末体)を散布することによってその食品残渣の長期保存を可能にするための保存処理システムに使用される粉末体散布装置に本発明を適用した場合について説明する。
−保存処理システムの構成−
図1は、本形態に係る保存処理システムの概略構成を示す図である。この図に示すように、保存処理システムは、それぞれ独立配置された計量装置1、食品残渣供給装置2、粉末体散布装置3によって構成されている。具体的には、図1に示すように、計量装置1と粉末体散布装置3とが対面するように配置され、また、食品残渣供給装置2が、上記対面方向と直交する方向に向けて配置されている。そして、計量装置1にセットされた保存用ビニル袋4(図1の仮想線参照)に対し、食品残渣供給装置2によって食品残渣を投入し、所定量の投入が完了した後に、粉末体散布装置3によって食品残渣の表面に粉末状の酵母菌を散布するものである。以下、各装置について説明する。
−計量装置1−
計量装置1は、台車11上に計量器12、袋ホルダ13、表示器14を備えた構成となっている。
台車11は、下面の四隅にキャスタ11aを備えていると共に、作業者が台車11を移動させる際に把持する把手部11bを備えている。
計量器12は、台車11の上面に設置された所謂重量計であって重量の計測信号を上記表示器14に送信するようになっている。また、この計量器12は、所定重量(例えば20kg)を検知した時点で検知信号を発信し、その信号を後述するコントローラ5に送信するようになっている。
袋ホルダ13は、食品残渣を保存するための保存用ビニル袋4がセットされる部分であって、台車11上に立設された支柱13aの上端に設けられた支持機構13bに左右一対のホルダアーム13c,13cが回動自在に支持された構成となっている。ホルダアーム13c,13cは、支持機構13bによって鉛直軸回りに回動自在に支持されており、支持機構13bに内蔵された図示しないラチェット機構により、その回動位置が間欠的な位置で保持される構成となっている。つまり、このホルダアーム13c,13cは、通常では図2(袋ホルダ13の平面図)に示す仮想線の位置(格納位置)にあり、保存用ビニル袋4をセットする際には、各ホルダアーム13c,13cを互いに離れる方向に回動(図2の矢印参照)させて保存用ビニル袋4の上端内面を内側から外側に向けて押圧することによって、この保存用ビニル袋4の上端開口を開放させた状態で保持するようになっている。尚、各ホルダアーム13c,13cの先端部には、保存用ビニル袋4の内面に沿うように可撓性を有する当接部材13dが取り付けられ、保存用ビニル袋4を安定して保持できるようになっている。このようにして保存用ビニル袋4が保持された状態では、保存用ビニル袋4の下端は上記計量器12の上面に接しており、保存用ビニル袋4に食品残渣が投入されると、この食品残渣の重量が計量器12に掛かって食品残渣の投入重量が検知できるようになっている。
表示器14は、上記台車11上に立設された支柱14aの上端に設けられており、上記計量器12からの信号を受けて現在の食品残渣の投入重量が画面表示されるようになっている。
−食品残渣供給装置2−
食品残渣供給装置2は、上記計量装置1のホルダアーム13c,13cによって保持された保存用ビニル袋4に対して食品残渣を投入するものである。この食品残渣供給装置2は、図3に示すように、食品残渣を蓄えておくストッカ21、搬送ユニット22、落下供給ユニット23を備えている。つまり、ストッカ21に蓄えられた食品残渣を、搬送ユニット22によって上方へ搬送した後、落下供給ユニット23から保存用ビニル袋4内に落下投入する構成となっている。
ストッカ21は、略擂り鉢形状の容器で構成されており、食品生産業者から排出された食品残渣が投入される。また、このストッカ21の底部には、投入された食品残渣を搬送ユニット22に向かって搬送するためのベルトコンベア21aが配設されており、保存用ビニル袋4内への食品残渣の投入動作時には、このベルトコンベア21aが駆動してストッカ21内の食品残渣を連続的に搬送ユニット22に送り込むようになっている。
搬送ユニット22は、略鉛直方向に延びるコンベア22aを収容しており、上記ストッカ21から送り込まれた食品残渣を連続的に落下供給ユニット23に向けて上方に搬送するようになっている。尚、この搬送ユニット22のコンベア22aの表面には多数のリブ22b,22b,…が突設されており、食品残渣をこのリブ22b,22b,…によって受け取って上方へ搬送する構成となっている。
落下供給ユニット23は、食品残渣を落下投入するための投入経路23aを内部に備えており、上記搬送ユニット22のコンベア22aの上端まで搬送された食品残渣を、投入経路23aを通して保存用ビニル袋4内に向けて落下投入するものである。また、この落下供給ユニット23は、投入方向に向けて斜め下方に延びるように配置されている。更に、この落下供給ユニット23は、投入経路23aでの食品残渣の落下状態を外部から確認できるように上面に透明のシールド材23bが取り付けられている。
尚、この食品残渣供給装置2の下端部には車輪24,24が取り付けられており、容易に移動が可能となっている。
−粉末体散布装置3−
粉末体散布装置3は、上記食品残渣供給装置2によって所定量の食品残渣が保存用ビニル袋4に投入された後に、この保存用ビニル袋4内の食品残渣の表面に粉末状の酵母菌を散布するものである。この粉末体散布装置3は、図4に示すように、ホッパ31、本発明でいう粉末体送り出し手段を構成する粉末体供給ユニット32、粉末体供給管33、気流発生手段としてのブロワ34(図6参照)を備えている。つまり、ホッパ31に貯留した酵母菌を粉末体供給ユニット32によって単位時間当たりに一定量ずつ粉末体供給管33に向けて供給し、この酵母菌に対してブロワ34からの送風によって搬送力を与えて粉末体供給管33の下流端から保存用ビニル袋4内の食品残渣の表面に向けて酵母菌を散布する構成となっている。
ホッパ31は、粉末体散布装置3の上端部に配置され、上面に開閉自在な蓋体31aが備えられている。作業者は、この蓋体31aを開放して(図1における仮想線参照)ホッパ31内に酵母菌を投入することになる。また、このホッパ31の下端には供給開口が形成されており、この供給開口が後述する粉末体供給ユニット32のロールケースアッパ36の導入口36aに連通している。尚、図4における符号35は予備ホッパである。
粉末体供給ユニット32は、上記ホッパ31から導入された酵母菌を単位時間当たりに一定量ずつ粉末体供給管33に向けて供給するものである。図5は粉末体供給ユニット32の分解斜視図である。この図5に示すように、粉末体供給ユニット32は、上記ホッパ31に繋がるロールケースアッパ36と、粉末体供給管33に繋がるロールケースロア38との間にロールユニット37が収容された構成となっている。また、ロールユニット37は、ロール上蓋37a、目皿ロール37b、ロール下蓋37cを備えている。これらは何れも樹脂成形品である。また、金属製で構成してもよい。
上記ロールケースアッパ36は、上記ホッパ31の下端に形成されている供給開口に連通する導入口36aを備えており、この導入口36aから導入された酵母菌をロール上蓋37aに供給する構成となっている。
ロール上蓋37aには、略半円弧形状の開口37dが形成されており、上記ロールケースアッパ36からの酵母菌は、この開口37dに供給される。一方、ロール下蓋37cには、略半円弧形状の切り欠き37eが形成されており、この切り欠き37eの形成位置と上記ロール上蓋37aの開口37dの形成位置とはその周方向にずれた位置にそれぞれ設定されている(本形態のものでは、これら開口37dと切り欠き37eとは一部が周方向でラップしている)。目皿ロール37bは、周方向に亘って複数(図5に示すものでは8箇所)の開口37f,37f,…(板厚方向に貫通する開口)が形成されており、後述する駆動モータの駆動力を受けて、ロール上蓋37aとロール下蓋37cとの間で回転(図5中の矢印参照)するようになっている。つまり、ロール上蓋37aの開口37dに供給された酵母菌は、目皿ロール37bの各開口37f,37f,…に入り込み、この目皿ロール37bの回転に伴って所定量ずつ連続的にロール下蓋37cの切り欠き37eに達し、この切り欠き37eからロールケースロア38内に落下する構成となっている。
ロールケースロア38は、上記ロール下蓋37cの切り欠き37eから落下した酵母菌を受ける略擂り鉢形状のロールケースロア本体38aと、このロールケースロア本体38aの下側に一体形成された導入管38bとを備えている。つまり、ロールケースロア本体38aに落下した酵母菌が導入管38bに流れ込む構成となっている。尚、図5における符号32Aは、ロール上蓋37a、目皿ロール37b、ロール下蓋37cを一体的に組み付けるためのクリップである。また、ロールケースロア本体38aの側面には水平方向に延びるピン32Bが突設されている一方、ロールケースアッパ36には水平軸回りに回動自在に支持されたフック部材32Cが設けられている。これにより、ロールユニット37を挟んでロールケースアッパ36とロールケースロア38とを組み付け、フック部材32Cをピン32Bに係合させることによって粉末体供給ユニット32が一体的に構成されるようになっている。
ここで、上記目皿ロール37bを回転させるための機構について説明する。図6は粉末体供給ユニット32及びその周辺部の一部を省略した側面図である。この図に示すように、本粉末体供給ユニット32は目皿ロール37b(図6では図示省略)を回転駆動させるための駆動源である駆動モータ39を備えている。この駆動モータ39はロールケースロア38の近傍で水平方向に延びる駆動軸39aを備えており、この駆動軸39aにはスプロケット39bが回転一体に取り付けられている。一方、上記目皿ロール37bの中心部には矩形状の開口37g(図5参照)が形成されており、この開口37gを貫通するロールシャフト37hの上端部が図示しないベベルギアユニットを介して水平軸回りに回転するスプロケット39cに連繋されている。そして、これら両スプロケット39b,39cにはチェーン39dが架け渡されており、上記駆動モータ39の駆動に伴ってその回転駆動力がロールシャフト37hに伝達され、このロールシャフト37hの回転に伴って目皿ロール37bがロール上蓋37aとロール下蓋37cとの間で回転するようになっている。この目皿ロール37bの回転としては、例えば50rpmで連続回転されるようになっている。尚、回転数はこれに限るものではなく、また間欠回転を行うようにしてもよい。
また、このロールシャフト37hの下端部には、ロールケースロア本体38aの内面に付着する酵母菌を掻き落とすための掻き落とし部材38cが取り付けられている。この掻き落とし部材38cは、上記ロールシャフト37hの下端部に固定されて下方(酵母菌の排出方向)に延びる延長部38dと、この延長部38dの下端から反転(上方へ湾曲)する湾曲部38eと、ロールケースロア本体38aの内面(傾斜面)との間に微小隙間を存してこの内面に沿って延びるブレード38fとを備えている。つまり、ロールシャフト37hの回転に伴って掻き落とし部材38cも回転し、上記ブレード38fが、ロールケースロア本体38aの内面に付着した酵母菌を掻き落とすようになっている。
一方、上記導入管38bには、上記粉末体供給管33を構成する上流側配管33a及び下流側配管33bがそれぞれ接続されている。そして、上流側配管33aの上流側端部には本実施形態の特徴部分の一つであるブロワ34が取り付けられている。つまり、このブロワ34の駆動に伴って発生する送風が、上流側配管33aを経て上記導入管38bに達し、この導入管38bに存在する(ロールケースロア本体38aから落下した)酵母菌に圧送力を与えて下流側配管33bに送り出す構成となっている。そして、この下流側配管33bは、図1に示すように、上記袋ホルダ13にセットされている保存用ビニル袋4の上部に向かって延びており、この保存用ビニル袋4の上端開口の上方で開放している。このブロワ34の送風量としては、例えば5m3/minに設定されている。尚、送風量はこれに限るものではない。
以上の構成により、上記上流側配管33aの内部空間、導入管38bの内部空間、下流側配管33bの内部空間によって本発明でいう「搬送路」が構成されている。また、上記上流側配管33a及び導入管38bは水平方向に延びており、下流側配管33bは水平方向に延びた後、保存用ビニル袋4に向かうように鉛直下方に延びている。従って、上記上流側配管33aの内部空間、導入管38bの内部空間、下流側配管33bの水平部分によって本発明でいう「搬送路の水平部」が構成されている。
また、この下流側配管33bの下流側端(保存用ビニル袋4の上端開口の上方での開放部分)には、保存用ビニル袋4の内部に向けて散布される酵母菌を拡散するための拡散部材6が取り付けられている。この拡散部材6は、酵母菌の拡散方向下流側(鉛直下向き)に向けて次第に開口面積が拡大する傘型に形成されている。図7は、この拡散部材6を示しており、図7(a)は平面図、図7(b)は一部を破断した側面図である。この図7に示すように、拡散部材6は、内側拡散部材61と外側拡散部材62とが一体的に形成された構成となっている。内側拡散部材61及び外側拡散部材62は何れも板材が八角錐台形状に接合されて成っており、内側拡散部材61の上端に形成されているスリーブ部61aが上記下流側配管33bの下流端に接続されていると共に、外側拡散部材62がこの内側拡散部材61の外周側を囲むように配置されている。また、これら内側拡散部材61と外側拡散部材62とは、両者の相対位置を固定するための連結ピン63によって連結されている。この連結ピン63の配設箇所は1箇所であってもよいし、拡散部材6の周方向に亘る複数箇所であってもよい。
この構成により、下流側配管33bの下流端から落下する酵母菌は内側拡散部材61の内部を通って保存用ビニル袋4に落下されることになるが、このとき内側拡散部材61の内部空間は下向きに拡大する形状であるため、保存用ビニル袋4内に存在している食品残渣の上面の広範囲に亘って拡散散布されることになる。また、外側拡散部材62は、内側拡散部材61からの酵母菌の拡散幅を規制するものであって、保存用ビニル袋4の内壁面への酵母菌の飛散を防止し、散布された酵母菌の略全量が食品残渣の表面に達するようにしている。
具体的に、内側拡散部材61の下端開口部の形状である八角形状の対角線長さは50mmであり、外側拡散部材62の下端開口部の形状である八角形状の対角線長さは100mmとなっている。更に、内側拡散部材61の内面の傾斜角度は鉛直下方に対して約25°であり、外側拡散部材62の内面の傾斜角度は鉛直下方に対して約45°となっている。これら寸法や角度はこれに限られるものではなく、ブロワ34の送風量、拡散部材6から食品残渣の表面までの距離、ビニル袋4の開口面積やその形状に応じて適切に設定される。
尚、図1に示すように、粉末体散布装置3の本体フレーム3Aの下端部にもキャスタ3Bが取り付けられており、容易に移動が可能となっている。
次に、本粉末体散布装置3に備えられているコントローラ5について説明する。このコントローラ5は、本保存処理システムを統括的に制御するものである。そして、このコントローラ5は、上記計量器12からの検知信号を受信可能となっていると共に、食品残渣供給装置2の各コンベア21a,22aの駆動、本粉末体散布装置3のブロワ34及び駆動モータ39の駆動をそれぞれ制御するようになっている。具体的には、上記表示器14または粉末体散布装置3に設けられているスタートスイッチが押されると、食品残渣供給装置2の各コンベア21a,22aを駆動させて、保存用ビニル袋4への食品残渣の投入作業を開始させる。また、この食品残渣の投入量が所定量(20kg)に達して計量器12からの検知信号を受信すると、食品残渣供給装置2の各コンベア21a,22aを停止し、本粉末体散布装置3のブロワ34及び駆動モータ39を所定時間(例えば30sec)だけ駆動させるようになっている。
−動作説明−
次に、上述の如く構成された保存処理システムにおける食品残渣の保存処理動作について説明する。
先ず、計量装置1の袋ホルダ13に保存用ビニル袋4をセットする。つまり、ホルダアーム13c,13cを図2に示す仮想線の位置から、各ホルダアーム13c,13cが互いに離れる方向に回動させて保存用ビニル袋4の上端内面を内側から外側に向けて押圧して保存用ビニル袋4の上端開口を開放させた状態で保持する。
この状態で、作業者によりスタートスイッチが押されると、食品残渣供給装置2が駆動して保存用ビニル袋4に対して食品残渣を投入する。つまり、ストッカ21に備えられたベルトコンベア21a及び搬送ユニット22に備えられたコンベア22aが共に駆動し、ストッカ21内に投入されている食品残渣を連続的に搬送して、落下供給ユニット23から保存用ビニル袋4内に向けて落下投入する。
この食品残渣の投入に伴い、台車11の上面に設置された計量器12が食品残渣の投入重量を計測し、その計測信号を表示器14に送信する。これにより、表示器14の表示パネル上には現在の食品残渣の投入重量が表示される。
そして、この投入重量が所定量(例えば20kg)に達した時点で、計量器12はコントローラ5に向けて検知信号を送信する。この検知信号を受けたコントローラ5は、食品残渣供給装置2を停止させ、粉末体散布装置3を駆動する。つまり、粉末体散布装置3の駆動モータ39を駆動すると共にブロワ34を駆動する。これにより、目皿ロール37bがロール上蓋37aとロール下蓋37cとの間で回転し、上記ホッパ31から導入された酵母菌を単位時間当たりに一定量ずつ粉末体供給管33に向けて落下供給する。これと同時に、ブロワ34の駆動に伴って発生する送風が、上流側配管33aを経て上記導入管38bに達し、この導入管38bに存在する(ロールケースロア本体38aから落下した)酵母菌に圧送力を与えて下流側配管33bに送り出す。そして、この下流側配管33bに配設されている拡散部材6から保存用ビニル袋4内に存在している食品残渣の上面の広範囲に亘って拡散散布される。この動作を所定時間(例えば30sec)行うことによって、食品残渣の表面には酵母菌が均一に散布されることになる。尚、このときの酵母菌の散布量は例えば100gに設定されている。この酵母菌の散布量はこれに限るものではなく、ブロワ34の送風量、拡散部材6から食品残渣の表面までの距離、ビニル袋4の開口面積やその形状に応じて適切に設定される。
以上の動作が終了した後、袋ホルダ13から保存用ビニル袋4を取り外し、保存用ビニル袋4の開口を閉じて紐などによって縛り、外気の導入を阻止するように袋内を密閉状態にする。これにより、食品残渣の保存処理動作が完了する。そして、未だストッカ21内に食品残渣が残っている場合には、次の保存用ビニル袋4を計量装置1の袋ホルダ13にセットし、上記と同様の保存処理動作を開始させる。この動作をストッカ21内に食品残渣が残っていない状態になるまで繰り返す。これにより、大量の食品残渣に対しても良好に保存処理を行うことができる。
このように食品残渣の表面の全体に均一に酵母菌を散布したことにより、酵母菌がエタノール発酵を行ってアルコールを生成し、このアルコールによって雑菌の繁殖を防止することになる。このように、温度調整や水分調整を必要とすることなく食品残渣の保存性を向上することが可能になる。
以上説明したように、本形態の粉末体散布装置3によれば、粉末体である酵母菌を食品残渣の表面の広範囲に亘って均等に分散することが可能になり、作業者の手作業によって酵母菌を散布する場合に比べて僅かな量で食品残渣の表面の全体に亘って均一に散布することが可能となる。このため、食品残渣の表面のうち酵母菌に覆われていない部分が生じてしまうことを抑制でき、食品残渣の腐敗を確実に防止することができる。
また、保存用ビニル袋4に投入する食品残渣が水分を含む高温度のものである場合、食品残渣から発生する水蒸気が粉末体散布装置3内(粉末体供給管33や粉末体供給ユニット32の内部)に入り込み、酵母菌が水分を吸収してしまう可能性があるが、本形態では、ブロワ34から発生する気流を搬送路内に流すことによって、水蒸気が装置3内に入り込むことを阻止し、上記不具合の発生を防止することができる。このため、連続した粉末体の散布動作が可能になり、メンテナンスの頻度を大幅に低下させることができる。そして、この効果をより確実に得るための動作としては、食品残渣供給装置2を起動する前、つまり、保存用ビニル袋4に食品残渣を投入する前にブロワ34を起動させておくことが掲げられる。
−拡散部材6の変形例−
次に、拡散部材6についての2つの変形例について説明する。
(第1の変形例)
先ず、第1の変形例について図8を用いて説明する。図8(a)は拡散部材6の一部を破断した側面図、図8(b)は拡散部材6の平面図である。
この図8に示すように、本変形例の拡散部材6の特徴の一つは、外側拡散部材62の中心軸(図8(a)における直線A、図8(b)における点A)に対して、内側拡散部材61の中心軸(図8(a)における直線B、図8(b)における点B)が異なる位置にあることである。
詳しくは、外側拡散部材62の中心軸Aは下流側配管33bの中心線(図8(a)における直線A’)に一致している。つまり、この外側拡散部材62は下流側配管33bと同軸上に配設されている。
これに対し、内側拡散部材61の中心軸Bは下流側配管33bの中心線A’からずれた位置であって、図8(a)に示す側面視において下流側配管33bの曲がり管部分の外周側縁の鉛直軸線(図8(a)における鉛直線L)上で、且つ図8(b)に示す平面視において上側(上記図8(a)における中心線A’に対する中心軸Bの偏心方向に対して直交する方向)に設定されている。上記鉛直線Lは、下流側配管33bの曲がり管部分における曲率半径の大きい側(流路の長い側)の内壁に沿って延びる線である。尚、図8(a)における符号33cは下流側配管33bを支持するサポートアームである。
また、内側拡散部材61の各面の中央部分には鉛直方向を長辺とする長孔または真円形孔で成る貫通孔61b,61b,…が形成されている。尚、この貫通孔61bの形成箇所及び形成個数は任意に設定可能であり、例えば内側拡散部材61を構成する8面のうち間欠的に4面に対してのみ貫通孔61bを形成してもよいし、同一面に複数個の貫通孔61b,61bを形成するようにしてもよい。
拡散部材6を以上のような構成としたことによる効果について以下に述べる。下流側配管33b内での流速は上記曲がり管部分の外周側縁(上記鉛直線Lの近傍部分)が最も高くなっており、この流速の高い部分と内側拡散部材61の中心軸Bとを略一致させることができる。このため、内側拡散部材61内での酵母菌の通過流速分布としても、この内側拡散部材61の中心部が最も高く外周側に向かって均等に次第に低くなるといった状況を作り出すことができる。その結果、内側拡散部材61内の一部分に極端に偏って酵母菌が流れるといったことがない。
また、内側拡散部材61の内部を酵母菌が通過する際、一部の酵母菌は、内側拡散部材61の貫通孔61bを通過し、また、この貫通孔61bから送風空気の動圧の一部が抜け、これによって内側拡散部材61の内部から下向きに向かう動圧が軽減されることになる。その結果、保存用ビニル袋4内に存在している食品残渣の上面の中央部分に対する動圧が軽減され、この部分の酵母菌が外周側へ飛散されてしまうといった状況を回避することができて、この食品残渣の上面の中央部分にも充分な量の酵母菌を散布することが可能になる。これにより、よりいっそう均等に酵母菌を分散することが可能になる。
(第2の変形例)
次に、拡散部材6の第2の変形例について図9を用いて説明する。本例のものは、保存用ビニル袋4の上端開口面積が比較的大きい場合や、食品残渣の保存容器としてコンテナ(図9の符号7)を使用した場合に有効な構成である。
具体的には、図9に示すように、粉末体供給管33を構成する上記下流側配管33bの下流端に傘型の拡散部材6が取り付けられている。本例における拡散部材6は、外周側縁部が鉛直下方に向かって延びるよう拡散規制部64を備えている。また、拡散部材6の下面における外周縁から所定寸法を存した内側位置には鉛直下方に垂下する中間規制部材65が取り付けられている。この中間規制部材65は、拡散部材6の下面の周方向に亘って連続形成されたものであってもよいし、周方向に間欠的に配置されたものであってもよい。また、下流側配管33bの下流端の下側には駆動モータ66によって鉛直軸回りに回転可能に支持されたプロペラ67が配設されている。このプロペラ67に代えて、複数の関数孔を有する円板を採用してもよい。
この構成により、食品残渣の表面に酵母菌を散布する際には、駆動モータ66を駆動してプロペラ67を鉛直軸回りで回転させながら、下流側配管33bから酵母菌を供給する。この供給された酵母菌は、一部がプロペラ67を通過してそのまま鉛直下方に流れて食品残渣の表面に達する(図9における矢印I参照)。また、他の一部の酵母菌は、中間規制部材65によって下向きに偏向される気流に沿って流れて食品残渣の表面に達する(図9における矢印II参照)。更に、その他の酵母菌は、拡散規制部64によって下向きに偏向される気流に沿って流れて食品残渣の表面に達する(図9における矢印III参照)。以上のようにして、食品残渣の表面には酵母菌が均一に散布されることになる。
−その他の実施形態−
以上説明した実施形態は、食品残渣の表面に粉末状の酵母菌を散布する場合について説明したが、これに限らず、粉末体の散布を必要とするその他の分野においても本発明は適用可能である。
また、単位時間当たりに一定量ずつ酵母菌を供給する粉末体供給ユニット32としては、鉛直軸回りに回転する目皿ロール37bを使用するものであったが、これに限らず、外周面に複数の凹部を備えて水平軸回りに回転するロータを使用し、このロータの回転によって上記凹部内に入り込んだ酵母菌を連続供給するものであってもよい。
実施形態に係る保存処理システムの概略構成を示す図である。 袋ホルダの平面図である。 食品残渣供給装置の側面図である。 粉末体散布装置の正面図である。 粉末体供給ユニットの分解斜視図である。 粉末体供給ユニット及びその周辺部の側面図である。 拡散部材を示し、(a)は平面図、(b)は一部を破断した側面図である。 拡散部材の第1の変形例を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。 拡散部材の第2の変形例を示す断面図である。
符号の説明
3 粉末体散布装置
32 粉末体供給ユニット(粉末体送り出し手段)
33 粉末体供給管
34 ブロワ(気流発生手段)
6 拡散部材

Claims (5)

  1. 粉末体を散布対象物の表面に対して散布する粉末体散布装置において、
    粉末体を散布対象物の表面に向けて搬送するための搬送路と、
    上記搬送路に向けて粉末体を送り出す粉末体送り出し手段と、
    上記搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させる気流発生手段とを備え、
    上記粉末体を散布対象物の表面に対して散布する際、気流発生手段によって搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させながら、粉末体送り出し手段から搬送路に向けて粉末体を送り出し、この粉末体を気流の搬送力によって散布対象物の表面に散布することを特徴とする粉末体散布装置。
  2. 粉末体を散布対象物の表面に対して散布する粉末体散布装置において、
    粉末体を散布対象物の表面に向けて搬送するための搬送路を備え、この搬送路における粉末体搬送方向の下流側端部には、この下流側端部から散布される粉末体を拡散するための拡散部材が取り付けられており、この拡散部材は粉末体の拡散方向下流側に向けて次第に開口面積が拡大する傘型に形成されていることを特徴とする粉末体散布装置。
  3. 粉末体を散布対象物の表面に対して散布する粉末体散布装置において、
    粉末体を散布対象物の表面に向けて搬送するための搬送路と、
    上記搬送路に向けて粉末体を送り出す粉末体送り出し手段と、
    上記搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させる気流発生手段とを備え、
    上記粉末体を散布対象物の表面に対して散布する際、気流発生手段によって搬送路内に散布対象物の表面に向かう気流を発生させながら、粉末体送り出し手段から搬送路に向けて粉末体を送り出し、この粉末体を気流の搬送力によって散布対象物の表面に散布する構成となっている一方、
    上記搬送路における粉末体搬送方向の下流側端部には、この下流側端部から散布される粉末体を拡散するための拡散部材が取り付けられており、この拡散部材は粉末体の拡散方向下流側に向けて次第に開口面積が拡大する傘型に形成されていることを特徴とする粉末体散布装置。
  4. 上記請求項1または3記載の粉末体散布装置において、
    搬送路は、水平方向に延びる水平部を備えており、
    粉末体送り出し手段は上記搬送路の水平部の上方に配設されており、この粉末体送り出し手段から搬送路の水平部への落下供給によって粉末体を送り出す構成とされていることを特徴とする粉末体散布装置。
  5. 上記請求項1、3または4記載の粉末体散布装置において、
    散布対象物は水分を含む高温度の物質であって、この散布対象物の上方から粉末体を散布するように構成されていることを特徴とする粉末体散布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010063968A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Weather Service Co Ltd 粉体飛散装置

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