JP2006025282A - デジタル原稿読み取りユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常の地肌検出手段を流用することができ、容易にかつ低コストで実現可能とし、コンタクトガラス上を搬送する原稿に対して1回の搬送パスにより、地肌検出と画像の読み取りを行うため、シートスルーの特徴である読み取り生産性向上を達成できるデジタル原稿読み取りユニットを提供する。
【解決手段】 読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、A/D変換器のリファレンス電圧に供給することによって地肌を飛ばす、シートスルーおよびフラットベッドスキャナを有するデジタル原稿読み取りユニットにおいて、一般的な原稿に対しては、読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、この地肌レベル検出信号を前記A/D変換器24のリファレンス電圧に供給して地肌を飛ばした画像データを取得し、また、濃い地肌原稿の場合は、一度原稿の地肌を検出して、前記A/D変換器24のリファレンス電圧を固定値として設定し、その状態で原稿を読み取ることによって、濃い地肌を飛ばした画像データを取得する原稿地肌レベル検出装置を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、A/D変換器のリファレンス電圧に供給することによって地肌を飛ばす、シートスルーおよびフラットベッドスキャナを有するデジタル原稿読み取りユニットにおいて、一般的な原稿に対しては、読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、この地肌レベル検出信号を前記A/D変換器24のリファレンス電圧に供給して地肌を飛ばした画像データを取得し、また、濃い地肌原稿の場合は、一度原稿の地肌を検出して、前記A/D変換器24のリファレンス電圧を固定値として設定し、その状態で原稿を読み取ることによって、濃い地肌を飛ばした画像データを取得する原稿地肌レベル検出装置を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シートスルーおよびフラットベッドスキャナを有する複写機に搭載される原稿読み取りユニットに関するものである。
従来から、複写機などの画像読み取りユニットにおいて、原稿の濃度測定を行うことや原稿の地肌を飛ばす機能を設けることは知られている(例えば、特許文献1ないし4参照)。
特許文献1に記載された技術は、原稿給紙装置内に濃度測定手段を設ける必要なく、原稿長計測モードを利用してシートスルーモードにおける原稿濃度測定を行うことができる画像形成装置を提供している。
また特許文献2に記載された技術は、通常(濃度)原稿と濃い地肌原稿を選択できる手段を有し、通常原稿が選択されたときは、指定の速度でスキャナを駆動させ、フォワードスキャン時に原稿を読み取る。
また、濃い地肌原稿が選択されたときは、スキャナリターン時に指定の速度でスキャナを駆動させて、原稿を読み取ることを特徴としたデジタル原稿読み取り装置を提供している。
また、特許文献3に記載された技術は、2色出力可能なカラー用の光電変換ユニットを用いて、地肌濃度の濃い原稿を簡単に地肌除去できる装置を提供している。
また特許文献4には、原稿上の蛍光ペンの加筆部を再現することができるカラー複写機が提案されている。
一般的に、複写機などの画像読み取り装置には、原稿の地肌を飛ばす機能が準備されている。この機能を利用して、新聞紙などの地肌のある原稿に対して、地肌を飛ばして文字を鮮明にしている。
また、地肌検出の方法として、原稿読み取りに先立って、一度地肌検出のためのプレスキャンを実施する方法や、原稿を読み取りながら、読み取った画像信号からピークホールド(P/H)回路により信号のピーク電圧を検出する。その後、必要に応じて増幅して地肌レベルを検出し、その電圧値をA/D変換器のリファレンスに設定することによって、地肌を飛ばす機能を実施するようにしている。
図4は従来の地肌検出装置の例を示す概略図である。CCD20からの画像信号は信号処理回路21に送られる。信号処理回路21の画像信号からピークホールド(P/H)回路22により信号のピーク電圧を検出する。
必要に応じて増幅器23で増幅して地肌レベルを検出し、その電圧値をA/D変換器24のリファレンスに設定する。これによって地肌を飛ばす機能を実施している。
特開2000−194170公報
特開2004−015121公報
特開平9−298628号公報
特開平6−334860号公報
特許文献1に記載された技術は、原稿給紙装置内に濃度測定手段を設ける必要なく、原稿長計測モードを利用してシートスルーモードにおける原稿濃度測定を行うことができる画像形成装置を提供している。
また特許文献2に記載された技術は、通常(濃度)原稿と濃い地肌原稿を選択できる手段を有し、通常原稿が選択されたときは、指定の速度でスキャナを駆動させ、フォワードスキャン時に原稿を読み取る。
また、濃い地肌原稿が選択されたときは、スキャナリターン時に指定の速度でスキャナを駆動させて、原稿を読み取ることを特徴としたデジタル原稿読み取り装置を提供している。
また、特許文献3に記載された技術は、2色出力可能なカラー用の光電変換ユニットを用いて、地肌濃度の濃い原稿を簡単に地肌除去できる装置を提供している。
また特許文献4には、原稿上の蛍光ペンの加筆部を再現することができるカラー複写機が提案されている。
一般的に、複写機などの画像読み取り装置には、原稿の地肌を飛ばす機能が準備されている。この機能を利用して、新聞紙などの地肌のある原稿に対して、地肌を飛ばして文字を鮮明にしている。
また、地肌検出の方法として、原稿読み取りに先立って、一度地肌検出のためのプレスキャンを実施する方法や、原稿を読み取りながら、読み取った画像信号からピークホールド(P/H)回路により信号のピーク電圧を検出する。その後、必要に応じて増幅して地肌レベルを検出し、その電圧値をA/D変換器のリファレンスに設定することによって、地肌を飛ばす機能を実施するようにしている。
図4は従来の地肌検出装置の例を示す概略図である。CCD20からの画像信号は信号処理回路21に送られる。信号処理回路21の画像信号からピークホールド(P/H)回路22により信号のピーク電圧を検出する。
必要に応じて増幅器23で増幅して地肌レベルを検出し、その電圧値をA/D変換器24のリファレンスに設定する。これによって地肌を飛ばす機能を実施している。
しかし、地肌飛ばし機能は、全ての濃度の原稿に対して実施されておらず、濃い側の画像に対しては地肌除去を追従させないようにしている。これは、写真原稿等の濃い原稿に対して、画像の再現性を考慮しているからである。よって、濃い原稿(例えば、青色の地肌を持つ原稿に書かれた文字)まで完全に地肌を飛ばすことができない。
また、自動原稿供給装置によるシートスルー読み取りの場合は、一度原稿の濃度を読み取るために原稿を搬送させ、次に原稿の内容を読み取るために再度原稿を搬送させる必要があり、複数回の搬送動作による読み取り枚数の生産性の低下が発生する。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、通常の地肌検出手段を流用することができ、容易にかつ低コストで実現可能で、また、コンタクトガラス上を搬送する原稿に対して、1回の搬送パスで、地肌検出と画像の読み取りを行うため、シートスルーの特徴である読み取り生産性向上を達成できるデジタル原稿読み取りユニットを提供することにある。
また、自動原稿供給装置によるシートスルー読み取りの場合は、一度原稿の濃度を読み取るために原稿を搬送させ、次に原稿の内容を読み取るために再度原稿を搬送させる必要があり、複数回の搬送動作による読み取り枚数の生産性の低下が発生する。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、通常の地肌検出手段を流用することができ、容易にかつ低コストで実現可能で、また、コンタクトガラス上を搬送する原稿に対して、1回の搬送パスで、地肌検出と画像の読み取りを行うため、シートスルーの特徴である読み取り生産性向上を達成できるデジタル原稿読み取りユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、A/D変換器のリファレンス電圧に供給することによって地肌を飛ばすシートスルーおよびフラットベッドスキャナを有するデジタル原稿読み取りユニットにおいて、一般的な原稿に対しては、読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、検出した地肌レベル検出信号を前記A/D変換器のリファレンス電圧に供給して地肌を飛ばした画像データを取得し、また、濃い地肌原稿の場合は、一度原稿の地肌を検出して、前記AD変換器のリファレンス電圧を固定値として設定し、その状態で原稿を読み取ることによって、濃い地肌を飛ばした画像データを取得する原稿地肌レベル検出装置を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記濃い地肌原稿の読み取り手順として、自動原稿供給装置により搬送される原稿を、原稿台上の所定の位置で停止させ、その状態でフラットベッド読み取り手段により原稿面上の指定の領域を読み取って地肌レベルを検出し、その後、キャリッジを停止している原稿先端のさらに先に移動して停止させ、前記自動原稿供給装置により原稿搬送を再開後、シートスルー読み取りで原稿を読み取ることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記濃い地肌原稿の読み取り手順として、前記自動原稿供給装置により搬送される原稿を、原稿台上の所定の位置で停止させ、その状態でフラットベッド読み取り手段により原稿面上の指定の領域を読み取って地肌レベルを検出し、その後、キャリッジを停止している原稿先端のさらに先に移動して停止させる場合、停止している原稿を前記自動原稿供給装置で再度搬送開始し、指定の原稿搬送速度に達するまでの距離を確保することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記濃い地肌原稿の読み取り手順として、自動原稿供給装置により搬送される原稿を、原稿台上の所定の位置で停止させ、その状態でフラットベッド読み取り手段により原稿面上の指定の領域を読み取って地肌レベルを検出し、その後、キャリッジを停止している原稿先端のさらに先に移動して停止させ、前記自動原稿供給装置により原稿搬送を再開後、シートスルー読み取りで原稿を読み取ることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記濃い地肌原稿の読み取り手順として、前記自動原稿供給装置により搬送される原稿を、原稿台上の所定の位置で停止させ、その状態でフラットベッド読み取り手段により原稿面上の指定の領域を読み取って地肌レベルを検出し、その後、キャリッジを停止している原稿先端のさらに先に移動して停止させる場合、停止している原稿を前記自動原稿供給装置で再度搬送開始し、指定の原稿搬送速度に達するまでの距離を確保することを特徴とする。
本発明によれば、通常の地肌検出手段を流用することができ、容易にかつ低コストで実現可能で、また、コンタクトガラス上を搬送する原稿に対して、1回の搬送パスで、地肌検出と画像の読み取りを行うため、シートスルーの特徴である読み取り生産性向上を達成できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は自動原稿供給装置を含むデジタル原稿読み取りユニットの実施の形態を示す概略図である。図1において、自動原稿供給装置1は原稿トレイ2に置かれた原稿を、1枚ずつコンタクトガラス3上へ搬送している(装置は図に示した構成に限らない)。
原稿読み取りユニット4は第1キャリッジ5、第2キャリッジ6、レンズ7、CCD8等を含んでいる。自動原稿供給装置1や手動でコンタクトガラス3上に置かれた原稿9は、第1キャリッジ5のキセノンランプ10で光を照射し、さらに原稿面を走査する。
これによって、第2キャリッジ6、レンズ7、CCD8を経て、光データを電気データに変換し、SBU(センサボードユニット)11で信号処理を行い、デジタルデータに変換して画像データを得ている。
第1キャリッジ5(第2キャリッジ6)は、通常或る決められた位置で、フラットベッド読み取り開始位置(ホームポジション)に停止していて、原稿9の読み取りモードとして、フラットベッド読み取りの場合は、各キャリッジ5、6を原稿面に対して往復走査駆動を行い、原稿9を読み取る。
また、シートスルー読み取りの場合は、コンタクトガラス3上の決められた位置に各キャリッジ5、6を移動させ、その場所に停止(固定)させ、自動原稿供給装置1により搬送される原稿9を読み取る。
シートスルー読み取りは、フラットベッド読み取りでの往復動作時の復動作に掛かる時間を必要としないため、原稿読み取り枚数の生産性アップのために実施されている。
自動原稿供給装置1は原稿トレイ2の原稿をピックアップするピックアップローラ12、このピックアップローラ12から原稿を搬送する搬送ドラム13、搬送ベルト14および排紙トレイ15を備えている。またコンタクトガラス3の上に基準白板16がある。また、読み取りユニット4にはスキャナモータ17を設けてある。
原稿読み取りユニット4は第1キャリッジ5、第2キャリッジ6、レンズ7、CCD8等を含んでいる。自動原稿供給装置1や手動でコンタクトガラス3上に置かれた原稿9は、第1キャリッジ5のキセノンランプ10で光を照射し、さらに原稿面を走査する。
これによって、第2キャリッジ6、レンズ7、CCD8を経て、光データを電気データに変換し、SBU(センサボードユニット)11で信号処理を行い、デジタルデータに変換して画像データを得ている。
第1キャリッジ5(第2キャリッジ6)は、通常或る決められた位置で、フラットベッド読み取り開始位置(ホームポジション)に停止していて、原稿9の読み取りモードとして、フラットベッド読み取りの場合は、各キャリッジ5、6を原稿面に対して往復走査駆動を行い、原稿9を読み取る。
また、シートスルー読み取りの場合は、コンタクトガラス3上の決められた位置に各キャリッジ5、6を移動させ、その場所に停止(固定)させ、自動原稿供給装置1により搬送される原稿9を読み取る。
シートスルー読み取りは、フラットベッド読み取りでの往復動作時の復動作に掛かる時間を必要としないため、原稿読み取り枚数の生産性アップのために実施されている。
自動原稿供給装置1は原稿トレイ2の原稿をピックアップするピックアップローラ12、このピックアップローラ12から原稿を搬送する搬送ドラム13、搬送ベルト14および排紙トレイ15を備えている。またコンタクトガラス3の上に基準白板16がある。また、読み取りユニット4にはスキャナモータ17を設けてある。
図2は本発明による地肌検出装置の実施の形態を示す概略図である。図2において、まず、原稿が通常の原稿(地肌が濃くない原稿)か濃い地肌原稿かを操作部で選択する(図示していない)。通常の原稿の場合の地肌飛ばしは、スイッチSW2とスイッチSW3を閉じ、SW1を開にしている。
これにより画像信号から得られた地肌レベルを、A/D変換器24のリファレンスREFに供給し、地肌除去の機能を果たしている。濃い地肌原稿モードの場合は、原稿読み取り前に、一度原稿の地肌レベルの検出を行うが、まず、地肌レベル読み取りにさいしてスイッチSW3が閉じられ、地肌レベルを上記同様に検出する。
地肌検出読み取りが終了した時点で、スイッチSW3を開いて、検出レベルを保持しておく。この保持された値を、次の原稿読み取り時のA/D変換器24のリファレンスREFに設定することで、地肌除去の機能を達成している。
ここで、図示していないが、検出レベルの保持には、地肌検出レベルをA/D変換してデジタル値としてセーブしておき、原稿読み取り時のリファレンスREFの設定は、セーブした値をD/A変換し、リファレンスREFにスイッチを介して接続させることでも可能である。
図1において、まず、原稿が通常の原稿(地肌が濃くない原稿)か濃い地肌原稿かを操作部で選択し、濃い地肌原稿モードにする(図示していない)。また、原稿の何枚目が濃い地肌原稿かを設定することも可能としている。
濃い地肌原稿を読み取る手順になったとき、自動原稿供給装置1により原稿9をコンタクトガラス3上の或る位置に停止させる。この状態で、フラットベッド読み取りを実行して、原稿領域を読み取る。第1キャリッジ5は停止している原稿の先で停止させる。上記読み取り段階では、原稿の地肌レベルを読み取る。
これにより画像信号から得られた地肌レベルを、A/D変換器24のリファレンスREFに供給し、地肌除去の機能を果たしている。濃い地肌原稿モードの場合は、原稿読み取り前に、一度原稿の地肌レベルの検出を行うが、まず、地肌レベル読み取りにさいしてスイッチSW3が閉じられ、地肌レベルを上記同様に検出する。
地肌検出読み取りが終了した時点で、スイッチSW3を開いて、検出レベルを保持しておく。この保持された値を、次の原稿読み取り時のA/D変換器24のリファレンスREFに設定することで、地肌除去の機能を達成している。
ここで、図示していないが、検出レベルの保持には、地肌検出レベルをA/D変換してデジタル値としてセーブしておき、原稿読み取り時のリファレンスREFの設定は、セーブした値をD/A変換し、リファレンスREFにスイッチを介して接続させることでも可能である。
図1において、まず、原稿が通常の原稿(地肌が濃くない原稿)か濃い地肌原稿かを操作部で選択し、濃い地肌原稿モードにする(図示していない)。また、原稿の何枚目が濃い地肌原稿かを設定することも可能としている。
濃い地肌原稿を読み取る手順になったとき、自動原稿供給装置1により原稿9をコンタクトガラス3上の或る位置に停止させる。この状態で、フラットベッド読み取りを実行して、原稿領域を読み取る。第1キャリッジ5は停止している原稿の先で停止させる。上記読み取り段階では、原稿の地肌レベルを読み取る。
図2において説明すると、読み取りに先立ってスイッチSW3は閉じられ、上記読み取り時に原稿の地肌をP/H(ピークホールド)回路22で検出する。検出後はスイッチSW3を開いて検出レベルを保持しておく。
第1キャリッジ5が停止したことを検知して、再度、自動原稿供給装置1により原稿を搬送し、停止している第1キャリッジ5で原稿を読み取る。地肌除去の動作を図2において説明すると、シートスルーモードで原稿を読み取るさいに、スイッチSW3は開の状態のままで、スイッチSW2は閉の状態にしておく。上記原稿濃度検出時にスイッチSW2は閉の状態でも構わない。
これにより、検出した地肌レベルをリファレンスREFにすることで、例えば、8BitのA/D変換器24の場合で、地肌レベルを255ディジット(digit)とした、画像データを得ることができる。
予め画像データを、黒レベルを0、白レベルを255とした場合、地肌が白のレベルとして判断され、地肌を飛ばす機能が達成できる。
自動原稿供給装置1の原稿トレイ2に置かれた複数枚の原稿で、通常原稿と濃い地肌原稿が混ざっている場合、まず通常の原稿の場合は、コンタクトガラス3上に指定の位置に第1キャリッジ5を停止させてシートスルーモードで原稿を読み取る。
その後、濃い地肌原稿が搬送されてきた場合は、その前にシートスルーモードで読み込みが終了した時点で、一度第1キャリッジ5は、ホームポジション位置かそれに近い位置に戻り、フラットベッド読み取りでコンタクトガラス3上に停止している原稿の濃度を検出する。
第1キャリッジ5が停止したことを検知して、再度、自動原稿供給装置1により原稿を搬送し、停止している第1キャリッジ5で原稿を読み取る。地肌除去の動作を図2において説明すると、シートスルーモードで原稿を読み取るさいに、スイッチSW3は開の状態のままで、スイッチSW2は閉の状態にしておく。上記原稿濃度検出時にスイッチSW2は閉の状態でも構わない。
これにより、検出した地肌レベルをリファレンスREFにすることで、例えば、8BitのA/D変換器24の場合で、地肌レベルを255ディジット(digit)とした、画像データを得ることができる。
予め画像データを、黒レベルを0、白レベルを255とした場合、地肌が白のレベルとして判断され、地肌を飛ばす機能が達成できる。
自動原稿供給装置1の原稿トレイ2に置かれた複数枚の原稿で、通常原稿と濃い地肌原稿が混ざっている場合、まず通常の原稿の場合は、コンタクトガラス3上に指定の位置に第1キャリッジ5を停止させてシートスルーモードで原稿を読み取る。
その後、濃い地肌原稿が搬送されてきた場合は、その前にシートスルーモードで読み込みが終了した時点で、一度第1キャリッジ5は、ホームポジション位置かそれに近い位置に戻り、フラットベッド読み取りでコンタクトガラス3上に停止している原稿の濃度を検出する。
その後、上記に示すとおりシートスルーモードで原稿を読み取る。濃い地肌原稿が続く場合は、第1キャリッジ5をホームポジションに戻して、以後上記の動作を繰り返す。
濃い地肌原稿の次に通常の原稿が搬送されてくる場合は、濃い地肌原稿の原稿内容を読み取った第1キャリッジ5の位置で通常原稿を読み取ることにより、第1キャリッジ5を移動する必要が無く、生産性のアップが図られる。
上記濃い地肌原稿の停止位置は、或る決められた位置でも、原稿サイズに応じた位置でも構わず、また、通常原稿のシートスルー読み取り位置、或る決められた固定位置でも構わない。
図3は原稿読み取りユニットの第1キャリッジおよび第2キャリッジを移動した状態において示す概略図である。図3において、停止している原稿の先に第1キャリッジ5を停止させる位置は、停止している原稿9を自動原稿供給装置1で再度搬送を開始し、指定の原稿搬送速度に達するまでの距離を確保するまでの位置とする。
さらには、濃い地肌原稿の読み取りを、原稿の搬送速度が安定した位置で実施するため、正常な倍率での読み取り(副走査方向の倍率誤差を生じさせない)が可能になる。したがって、安定した倍率の画像が得られる。
濃い地肌原稿の次に通常の原稿が搬送されてくる場合は、濃い地肌原稿の原稿内容を読み取った第1キャリッジ5の位置で通常原稿を読み取ることにより、第1キャリッジ5を移動する必要が無く、生産性のアップが図られる。
上記濃い地肌原稿の停止位置は、或る決められた位置でも、原稿サイズに応じた位置でも構わず、また、通常原稿のシートスルー読み取り位置、或る決められた固定位置でも構わない。
図3は原稿読み取りユニットの第1キャリッジおよび第2キャリッジを移動した状態において示す概略図である。図3において、停止している原稿の先に第1キャリッジ5を停止させる位置は、停止している原稿9を自動原稿供給装置1で再度搬送を開始し、指定の原稿搬送速度に達するまでの距離を確保するまでの位置とする。
さらには、濃い地肌原稿の読み取りを、原稿の搬送速度が安定した位置で実施するため、正常な倍率での読み取り(副走査方向の倍率誤差を生じさせない)が可能になる。したがって、安定した倍率の画像が得られる。
1 自動原稿供給装置(シートスルー読み取り手段)、3 コンタクトガラス(原稿台)、4 原稿読み取りユニット、5 第1キャリッジ(フラットベッド読み取り手段)、6 第2キャリッジ(フラットベッド読み取り手段)、8 CCD、9 原稿、11 SBU(センサボードユニット)、21 信号処理回路、24 AD変換器、SW3 スイッチ
Claims (3)
- 読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、A/D変換器のリファレンス電圧に供給することによって地肌を飛ばすシートスルーおよびフラットベッドスキャナを有するデジタル原稿読み取りユニットにおいて、一般的な原稿に対しては、読み取った画像信号から順次地肌レベルを検出して、検出した地肌レベル検出信号を前記A/D変換器のリファレンス電圧に供給して地肌を飛ばした画像データを取得し、また、濃い地肌原稿の場合は、一度原稿の地肌を検出して、前記A/D変換器のリファレンス電圧を固定値として設定し、その状態で原稿を読み取ることによって、濃い地肌を飛ばした画像データを取得する原稿地肌レベル検出装置を備えることを特徴とするデジタル原稿読み取りユニット。
- 前記濃い地肌原稿の読み取り手順として、自動原稿供給装置により搬送される原稿を、原稿台上の所定の位置で停止させ、その状態でフラットベッド読み取り手段により原稿面上の指定の領域を読み取って地肌レベルを検出し、その後、キャリッジを停止している原稿先端のさらに先に移動して停止させ、前記自動原稿供給装置により原稿搬送を再開後、シートスルー読み取りで原稿を読み取ることを特徴とする請求項1記載のデジタル原稿読み取りユニット。
- 前記濃い地肌原稿の読み取り手順として、前記自動原稿供給装置により搬送される原稿を、原稿台上の所定の位置で停止させ、その状態でフラットベッド読み取り手段により原稿面上の指定の領域を読み取って地肌レベルを検出し、その後、キャリッジを停止している原稿先端のさらに先に移動して停止させる場合、停止している原稿を前記自動原稿供給装置で再度搬送開始し、指定の原稿搬送速度に達するまでの距離を確保することを特徴とする請求項1記載のデジタル原稿読み取りユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004202791A JP2006025282A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | デジタル原稿読み取りユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004202791A JP2006025282A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | デジタル原稿読み取りユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006025282A true JP2006025282A (ja) | 2006-01-26 |
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ID=35798220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004202791A Pending JP2006025282A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | デジタル原稿読み取りユニット |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006025282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9623315B2 (en) | 2006-09-07 | 2017-04-18 | Nike, Inc. | Athletic performance sensing and/or tracking systems and methods |
-
2004
- 2004-07-09 JP JP2004202791A patent/JP2006025282A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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