JP2006025224A - 光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 送受間の構成部品の合計損失を小さくして分岐数を拡大でき、さらにユーザ装置の波長依存性を解消して増設を容易にする。
【解決手段】 局装置は、複数のサービスに対応し、互いに異なる波長帯の広帯域光スペクトルの下り信号を送信する複数のOSUと、各下り信号の波長帯に対応する周期的な透過特性を有し、複数のポートから入力する各下り信号からスペクトルスライスした狭帯域光スペクトルの下り信号を複数のポートにそれぞれ出力し、各ユーザ装置に対して送出する透過波長の周期性がある波長合分波器(AWG)とを備える。ユーザ装置は、AWGの周期的な透過特性に対応する通過帯域を有する波長合分波器と、波長合分波器で分波された複数のサービスに対応する狭帯域光スペクトルの下り信号を受信する複数のONUを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、波長分割多重(WDM)技術を用いて複数のサービス多重に適用される光伝送システムに関する。
ADSLやFTTH等の高速な回線が普及することにより、映像配信や3Dチャットなどの多用なインターネットサービスが提供されている。今後は、さらに高速な回線が必要となる多種多様なサービスの提供が予想される。このような高速な回線を提供するネットワーク構成の一手段として、ITU準拠であるB−PON(Broadband Passive Optical Network)に代表される時分割多重(TDMA)マルチアクセス受動光ネットワーク(PON)がある。このB−PONでは、光スプリッタで光パワーを分岐することによりサービスノードの収容効率を高めている。各加入者端末(ONU)ごとにタイムスロットを割り当て、時分割多重方式で1対マルチポイントの通信を実現している。
図7は、B−PONの構成例を示す。ここでは、G.983.3の波長配置に準拠した多チャネル映像配信のサービス多重システムを想定している(非特許文献1)。
図において、局装置100と複数のユーザ装置201〜204は、光ファイバ伝送路301〜304を介して1対多で接続される。局装置100は、データサービスを行う光加入者サービス装置(OSU)101、放送型の映像サービスを行うOSU105、波長合分波器151、光スプリッタ161を備える。OSU101は、データサービスの下り信号を送信する光源171、データサービスの上り信号を受信する受光器141を備える。OSU105は、放送型の映像サービス信号を送信する光源175を有する。ユーザ装置201は、データサービスを受けるONU221、放送型の映像サービスを受けるONU225、波長合分波器215を備える。ONU221は、データサービスの下り信号を受信する受光器231、データサービスの上り信号を送信する光源251を備える。ONU225は、放送型の映像サービス信号を受信する受光器235を有する。
局装置100のOSU101の光源171から送信されるデータサービスの下り信号と、OSU105の光源175から送信される映像サービス信号は、波長合分波器151で波長多重され、光スプリッタ161で分岐して光ファイバ伝送路301に送出される。光ファイバ伝送路301を介して伝送されたデータサービスの下り信号と映像サービス信号は、ユーザ装置201の波長合分波器215で分波され、データサービスの下り信号がONU221の受光器231に受信され、映像サービス信号がONU225の受光器235に受信される。一方、ONU221の光源251から送信されるデータサービスの上り信号は、波長合分波器215を通過して光ファイバ伝送路301に送出される。光ファイバ伝送路301および光スプリッタ161を介して伝送されたデータサービスの上り信号は、局装置100の波長合分波器151で分波され、OSU101の受光器141で受信される。
ここで、各ユーザ装置に対応するデータサービスの下り信号あるいは上り信号は、各ユーザ装置ごとに所定のタイムスロットが割り当てられ、時分割多重制御されている。映像サービス信号は、下り方向のみの片方向通信であり、各ユーザ装置のONU225で同時に受信可能である。
また、高速な回線を提供するネットワーク構成としてWDM−PONがある。WDM−PONは、各ユーザ装置に対して波長を割り当てて通信を行うので、論理的にはポイントツーポイントと同等の構成であり、各ユーザ装置ごとに波長を占有して使用するためにアクセスラインでの速度が保証される。
図8は、WDM−PONの構成例を示す(特許文献1)。図において、局装置100と複数のユーザ装置201は、光ファイバ伝送路301および波長合分波器152を介して1対多で接続される。局装置100は、OSU101および波長合分波器151を備える。OSU101は、データサービスの下り信号を送信する光源171、データサービスの上り信号を受信する受光器141を備える。ユーザ装置201は、ONU221を備える。ONU221は、データサービスの下り信号を受信する受光器231、データサービスの上り信号を送信する光源251を有する。
局装置100のOSU101の光源171から送信されるデータサービスの下り信号は、波長合分波器151で他のOSUからの下り信号と波長多重され、光ファイバ伝送路301に送出される。光ファイバ伝送路301を介して伝送されたデータサービスの下り信号は、波長合分波器152で各ONUごとに分波され、ONU221の受光器231に受信される。一方、ONU221の光源251から送信されるデータサービスの上り信号は、波長合分波器152で他のONUからの上り信号と合波され、光ファイバ伝送路301を介して局装置100に伝送され、局装置100の波長合分波器151で分波されてOSU101の受光器141で受信される。
ここで、図7に示すB−PONでは分岐に光スプリッタ161,162を用いているのに対して、図8に示すWDM−PONでは波長合分波器152を用いることにより分岐損失を小さくできるメリットがある。そのため、局装置100とユーザ装置200間の許容損失を大きく確保できる。
特開2000−196536号公報 B−PONシステムの標準化動向と今後の技術課題、電子情報通信学会論文誌B、Vol.J85-B 、No.4、pp.438-452、2002年4月
B−PONでは、分岐に光スプリッタを用いているために、分岐数の増加に伴って分岐損失が増大し、光ファイバ伝送路に割り当てられる許容損失が減少する。また、サービス多重構成時は、図7に示すように、局装置100の波長合分波器151やユーザ装置201の波長合分波器215を挿入する必要があり、サービスの追加に柔軟に対応することができない。
一方、WDM−PONでは、全ONUに個々の波長を割り当てて設定する必要があるので、各ONUを収容するユーザ装置は個別物品となり、運用上の制約が大きくなる。また、WDM−PON構成で複数のサービスを多重する場合に、1本の光ファイバ伝送路で伝送するにはネットワーク構成が複雑になる。
本発明は、送受間の構成部品の合計損失を小さくして分岐数を拡大でき、さらにユーザ装置の波長依存性を解消して増設を容易にする光伝送システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、局装置と複数のユーザ装置が光ファイバ伝送路を介して接続され、局装置から複数のサービスに対応する複数の下り信号を各ユーザ装置にそれぞれ伝送する光伝送システムにおいて、局装置は、複数のサービスに対応し、互いに異なる波長帯の広帯域光スペクトルの下り信号を送信する複数のOSUと、各下り信号の波長帯に対応する周期的な透過特性を有し、複数のポートから入力する各下り信号からスペクトルスライスした狭帯域光スペクトルの下り信号を複数のポートにそれぞれ出力し、各ユーザ装置に対して送出する透過波長の周期性がある波長合分波器(AWG)とを備える。ユーザ装置は、AWGの周期的な透過特性に対応する通過帯域を有する波長合分波器と、波長合分波器で分波された複数のサービスに対応する狭帯域光スペクトルの下り信号を受信する複数のONUを備える。
さらに、双方向通信に対応するためにユーザ装置は、下り信号の波長帯と異なり、AWGの周期的な透過特性に対応する波長帯の広帯域光スペクトルの上り信号を送信する手段を各ONUに含み、各ONUから送信された上り信号を波長合分波器を介して送信する構成とする。局装置は、各ユーザ装置から送信された上り信号をAWGに入力し、スペクトルスライスした狭帯域光スペクトルの上り信号から所要の上り信号のみを通過する光バンドパスフィルタを介して各OSUで受信する構成とする(請求項2)。
また、局装置は、光バンドパスフィルタに代えて、各OSUとAWGとの間に、AWGの周期的な透過特性に対応する通過帯域を有する2つの波長合分波器とその間を接続する光ファイバ伝送路を備えてもよい(請求項3)。
また、各サービスに対応する広帯域光スペクトルの下り信号を発生する少なくとも1つの広帯域光源に代えて、AWGの周期的な透過特性に対応する波長帯で狭帯域光スペクトルの複数の下り信号を発生する多波長光源を用いてもよい(請求項4)。
本発明は、局装置と複数のユーザ装置を周期フィルタ(AWG)を介して接続し、複数のサービスに対応して互いに異なる波長帯の広帯域光スペクトルの下り信号をスペクトルスライスして各ユーザ装置に伝送し、各ユーザ装置のONUでそれぞれ受信することができる。また、ユーザ装置の各ONUから互いに異なる波長帯の広帯域光スペクトルの上り信号を波長多重して送信し、透過波長の周期性がある波長合分波器(AWG)で各ユーザ装置からの上り信号をスペクトルスライスし、局装置の各OSUに受信させることができる。これにより、各ユーザ装置は、広帯域光スペクトルの波長帯に対応する波長合分波器、受光器および送信手段をあらかじめ備える共通の構成で対応することができ、ユーザ装置の波長依存性を解消して増設を容易にすることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の光伝送システムの第1の実施形態を示す。図において、局装置100と複数のユーザ装置201〜204は、それぞれ光ファイバ伝送路301〜304を介して接続される。局装置100は、複数のOSU101〜104および周期フィルタ(アレイ導波路回折格子:AWG)120を備える。OSU101〜104は、それぞれ提供するサービス1〜4の下り信号を送信する広帯域光源111〜114を備える。広帯域光源111から送信される広帯域光スペクトルλ1の下り信号はAWG120の局側ポート1に入力され、ユーザ側ポート1〜4からスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ11,λ12,λ13,λ14の下り信号として出力される。同様に、広帯域光源112〜114から送信される広帯域光スペクトルλ2〜λ4の下り信号はAWG120の局側ポート2〜4にそれぞれ入力され、ユーザ側ポート1〜4からスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ21〜λ24、λ31〜λ34、λ41〜λ44の下り信号として出力される。
ここで、広帯域光スペクトルλ1〜λ4の波長帯は、図2(1) に示すように、AWG120のルーティング周期(FSR)の間隔で配置され、それぞれ狭帯域光スペクトルλ11〜λ14、λ21〜λ24、λ31〜λ34、λ41〜λ44を含む。AWG120の各ポートと波長の関係を図3に示す。
AWG120のユーザ側ポート1から出力された狭帯域光スペクトルλ11,λ21,λ31,λ41の下り信号は、光ファイバ伝送路301を介してユーザ装置201に入力される。ユーザ装置201は、波長合分波器210および複数のONU221〜224を備える。波長合分波器210の通過帯域は、図2(2) に示すように、AWG120のFSR間隔(広帯域光スペクトルλ1〜λ4の波長帯)と同等であり、狭帯域光スペクトルλ11,λ21,λ31,λ41の下り信号を分波してそれぞれONU221〜224に入力する。ONU221〜224は、それぞれ広帯域光スペクトルλ1〜λ4の波長帯に対応する受光器231〜234を備え、サービス1〜4に対応する狭帯域光スペクトルλ11,λ21,λ31,λ41の下り信号を受信する。
AWG120のユーザ側ポート2〜4に光ファイバ伝送路302〜304を介して接続されるユーザ装置202〜204の構成も同様であり、ユーザ装置201と同じ通過帯域を有する波長合分波器210と、ONU221〜224に広帯域光スペクトルλ1〜λ4の波長帯に対応する受光器231〜234を備える。これにより、ユーザ装置202ではサービス1〜4に対応する狭帯域光スペクトルλ12,λ22,λ32,λ42の下り信号を受信し、ユーザ装置203ではサービス1〜4に対応する狭帯域光スペクトルλ13,λ23,λ33,λ43の下り信号を受信し、ユーザ装置204ではサービス1〜4に対応する狭帯域光スペクトルλ14,λ24,λ34,λ44の下り信号を受信する。
このように、局装置100からサービス1の下り信号を送信するための広帯域光スペクトルλ1は、AWG120で狭帯域光スペクトルλ11,λ12,λ13,λ14の下り信号としてスペクトルスライスされ、光ファイバ伝送路301〜304を介して各ユーザ装置201〜204に分配され、それぞれ同一構成の波長合分波器210を介してONU221の受光器231に受信される。すなわち、狭帯域光スペクトルλ11,λ12,λ13,λ14の下り信号は、ともにサービス1の情報を有しており、各ユーザ装置201〜204では同時にサービス1の下り信号を受信することができる。サービス2〜4についても同様である。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の光伝送システムの第2の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第1の実施形態の構成を双方向通信に拡張するところにある。ただし、双方向通信には下りと上りの2本の光ファイバ伝送路を用いる。
図において、局装置100から各ユーザ装置201〜204への下り信号の伝送については、第1の実施形態と同様であり、対応する構成要素に同一符号を付す。ただし、ここでは局装置100にサービス1,2の下り信号を伝送するOSU101,102を備え、各ユーザ装置201〜204に対応するONU221,222を備える構成とする。
ユーザ装置201から局装置100への上り信号の伝送には、ONU221,222に上り信号を送信する広帯域光源241,242を備える。広帯域光源241,242から送信される広帯域光スペクトルλ1,λ2の上り信号は波長合分波器211で合波され、光ファイバ伝送路311を介して局装置100に送信される。波長合分波器210,211の通過帯域は同じである。
ユーザ装置201〜204からそれぞれ送信された広帯域光スペクトルλ1,λ2の上り信号は、局装置100のAWG121のユーザ側ポートにそれぞれ入力される。このとき、AWG121の局側ポート1,2には、それぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ11〜λ14およびλ21〜λ24の上り信号が出力される。AWG121の局側ポート1に接続される光バンドパスフィルタ131は、ユーザ装置201〜204から送信された広帯域光スペクトルλ1の上り信号からそれぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ11〜λ14を選択してOSU101に入力し、受光器141で受信される。また、AWG121の局側ポート2に接続される光バンドパスフィルタ132は、ユーザ装置201〜204から送信された広帯域光スペクトルλ2の上り信号からそれぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ21〜λ24を選択してOSU102に入力し、受光器142で受信される。
なお、各ユーザ装置201〜204のONU221に対応する狭帯域光スペクトルλ11〜λ14の下り信号および上り信号、あるいはONU222に対応する狭帯域光スペクトルλ21〜λ24の下り信号および上り信号は、それぞれ時分割多重方式により割り当てられたタイムスロットで各ユーザを識別する。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の光伝送システムの第3の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第1の実施形態の構成を双方向通信に拡張するところにある。ただし、双方向通信には1本の光ファイバ伝送路を用いる。
図において、局装置100から各ユーザ装置201〜204への下り信号の伝送については、第1の実施形態と同様であり、対応する構成要素に同一符号を付す。ただし、ここでは局装置100にサービス1,2の下り信号を伝送するOSU101,102を備え、各ユーザ装置201〜204に対応するONU221,222を備える構成とする。また、サービス1,2の下り信号に広帯域光スペクトルλ1,λ2を割り当て、それぞれ対応する上り信号に広帯域光スペクトルλ3,λ4を割り当てる。
ユーザ装置201から局装置100への上り信号の伝送には、ONU221,222に上り信号を送信する広帯域光源241,242を備える。広帯域光源241,242から送信される広帯域光スペクトルλ3,λ4の上り信号は波長合分波器210で合波され、光ファイバ伝送路301を介して局装置100に送信される。波長合分波器210の通過帯域は、図2(2) に示すように、AWG120のFSR間隔(広帯域光スペクトルλ1〜λ4の波長帯)と同等である。
ユーザ装置201〜204からそれぞれ送信された広帯域光スペクトルλ3,λ4の上り信号は、局装置100のAWG120のユーザ側ポートにそれぞれ入力される。このとき、AWG121の局側ポート3,4には、それぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ31〜λ34およびλ41〜λ44の上り信号が出力される。AWG121の局側ポート3に接続される光バンドパスフィルタ131は、ユーザ装置201〜204から送信された広帯域光スペクトルλ3の上り信号からそれぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ31〜λ34を選択してOSU101に入力し、受光器141で受信される。また、AWG121の局側ポート4に接続される光バンドパスフィルタ132は、ユーザ装置201〜204から送信された広帯域光スペクトルλ4の上り信号からそれぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ41〜λ44を選択してOSU102に入力し、受光器142で受信される。
なお、各ユーザ装置201〜204のONU221に対応する狭帯域光スペクトルλ11〜λ14の下り信号および狭帯域光スペクトルλ31〜λ34の上り信号、あるいはONU222に対応する狭帯域光スペクトルλ21〜λ24の下り信号および狭帯域光スペクトルλ41〜λ44の上り信号は、それぞれ時分割多重方式により割り当てられたタイムスロットで各ユーザを識別する。
また、AWG121の局側ポート1,2にも、それぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ31〜λ34、λ41〜λ44の上り信号が出力され、広帯域光源111,112に入射される。したがって、広帯域光源111,112に所要の反射耐力が得られない場合には、光アイソレータを配置して上り信号を遮断する。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の光伝送システムの第4の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、第3の実施形態の構成において、局装置100のOSU101,102とAWG120との間をWDM伝送するところにある。
図において、局装置100のOSU101,102の広帯域光源111,112からそれぞれ送信された広帯域光スペクトルλ1,λ2の下り信号は、波長合分波器151で合波され、光ファイバ伝送路321を介して波長合分波器152に伝送されて分波され、それぞれAWG120の局側ポート1,2に入力される。波長合分波器151,152の通過帯域は、ユーザ装置201〜204の波長合分波器210と同じであり、AWG120のFSR間隔と同等である。このとき、AWG120のユーザ側ポート1〜4には、スペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ11〜λ14、λ21〜λ24の下り信号が出力される。
AWG120のユーザ側ポート1から出力された狭帯域光スペクトルλ11,λ21の下り信号は、光ファイバ伝送路301を介してユーザ装置201に入力され、波長合分波器210で分波して各ONU221〜222の受光器231に受信される。AWG120のユーザ側ポート2〜4から光ファイバ伝送路302〜304を介してユーザ装置202〜204に入力される狭帯域光スペクトルλ12,λ22の下り信号、狭帯域光スペクトルλ13,λ23の下り信号、狭帯域光スペクトルλ14,λ24の下り信号もそれぞれ受信される。
ユーザ装置201の広帯域光源241,242から送信される広帯域光スペクトルλ3,λ4の上り信号は波長合分波器210で合波され、光ファイバ伝送路301を介してAWG120のユーザ側ポート1に入力される。同様に、ユーザ装置202〜204からそれぞれ送信された広帯域光スペクトルλ3,λ4の上り信号は、AWG120のユーザ側ポート2〜4にそれぞれ入力される。このとき、AWG120の局側ポート1〜4には、それぞれスペクトルスライスされた狭帯域光スペクトルλ31〜λ34およびλ41〜λ44の上り信号が出力されるが、波長合分波器151,152を介して狭帯域光スペクトルλ31〜λ34とλ41〜λ44の上り信号が分離され、それぞれ対応するOSU101,102の受光器141,142で受信される。
なお、各ユーザ装置201〜204に対応する狭帯域光スペクトルλ31〜λ34の上り信号、あるいは狭帯域光スペクトルλ41〜λ44の上り信号は、それぞれ時分割多重方式により割り当てられたタイムスロットで各ユーザを識別する。
(他の実施形態)
以上示した実施形態の局装置100において、少なくとも1つのサービスに対応する広帯域光源を放送型のサービスに対応する多波長光源に置き換えてもよい。多波長光源は、あらかじめAWG120の透過波長に対応した光スペクトルの下り信号を発生する。例えば、図5に示す第3の実施形態の構成において、OSU102の多波長光源で広帯域光スペクトルλ2に対応する狭帯域光スペクトルλ21,λ22を発生すると、AWG120で分波してそれぞれユーザ装置201〜204の各ONU222に伝送され、放送型のサービスが提供される。
また、以上示した実施形態で光スプリッタを用いて光ファイバ伝送路を分岐し、B−PONのように複数のユーザ装置を収容できるようにしてもよい。ただし、この構成におけるユーザの識別は、時分割多重方式による割り当てられたタイムスロットでユーザを識別することになる。
本発明の光伝送システムの第1の実施形態を示す図。 広帯域光スペクトルの波長配置と波長合分波器の通過帯域を示す図。 AWGの各ポートと波長の関係を示す図。 本発明の光伝送システムの第2の実施形態を示す図。 本発明の光伝送システムの第3の実施形態を示す図。 本発明の光伝送システムの第4の実施形態を示す図。 B−PONの構成例を示す図。 WDM−PONの構成例を示す図。
符号の説明
100 局装置
101,102,103,104,105光加入者サービス装置(OSU)
111,112,113,114 広帯域光源
120,121 周期フィルタ(AWG)
131,132 光バンドパスフィルタ(BPF)
141,142 受光器
151,152 波長合分波器
161 光スプリッタ
171,175 光源
201,202,203,204 ユーザ装置
210,211,215 波長合分波器
221,222,223,224,225 光終端装置(ONU)
231,232,233,234,235 受光器
241,242 広帯域光源
251 光源
301,302,303,304,311,312,313,314,321 光ファイバ伝送路

Claims (4)

  1. 局装置と複数のユーザ装置が光ファイバ伝送路を介して接続され、局装置から複数のサービスに対応する複数の下り信号を各ユーザ装置にそれぞれ伝送する光伝送システムにおいて、
    前記局装置は、
    複数のサービスに対応し、互いに異なる波長帯の広帯域光スペクトルの下り信号を送信する複数の光加入者サービス装置(OSU)と、
    前記各下り信号の波長帯に対応する周期的な透過特性を有し、複数のポートから入力する前記各下り信号からスペクトルスライスした狭帯域光スペクトルの下り信号を複数のポートにそれぞれ出力し、前記各ユーザ装置に対して送出する透過波長の周期性がある波長合分波器(AWG)とを備え、
    前記ユーザ装置は、
    前記AWGの周期的な透過特性に対応する通過帯域を有する波長合分波器と、
    前記波長合分波器で分波された前記複数のサービスに対応する狭帯域光スペクトルの下り信号を受信する複数の光終端装置(ONU)と備えた
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 請求項1に記載の光伝送システムにおいて、
    前記ユーザ装置は、前記下り信号の波長帯と異なり、前記AWGの周期的な透過特性に対応する波長帯の広帯域光スペクトルの上り信号を送信する手段を前記各ONUに含み、前記各ONUから送信された上り信号を前記波長合分波器を介して送信する構成であり、 前記局装置は、前記各ユーザ装置から送信された上り信号を前記AWGに入力し、スペクトルスライスした狭帯域光スペクトルの上り信号から所要の上り信号のみを通過する光バンドパスフィルタを介して前記各OSUで受信する構成である
    ことを特徴とする光伝送システム。
  3. 請求項2に記載の光伝送システムにおいて、
    前記局装置は、前記光バンドパスフィルタに代えて、前記各OSUと前記AWGとの間に、前記AWGの周期的な透過特性に対応する通過帯域を有する2つの波長合分波器とその間を接続する光ファイバ伝送路を備えた
    ことを特徴とする光伝送システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の光伝送システムにおいて、
    前記各サービスに対応する前記広帯域光スペクトルの下り信号を発生する少なくとも1つの広帯域光源に代えて、前記AWGの周期的な透過特性に対応する波長帯で狭帯域光スペクトルの複数の下り信号を発生する多波長光源を用いる
    ことを特徴とする光伝送システム。
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