JP2006025133A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現在、偽造防止の判定処理はスキャナ部で行われているため、PC経由で入力される画像信号に対して偽造防止処理を行うことができない。そこで、PC経由で入力される画像信号に対してもスキャナ部で偽造防止の判定処理を行い、紙幣や有価証券の偽造を抑制する。その際、画像信号の色空間にあわせて変換(補正)マトリックスの係数を書き換える。
【解決手段】1.インタープリタにて、画像信号の色特性を検出する。2.色特性に応じて、γ補正、色補正マトリックスの係数を書き換える。3.RGBは、γ補正、色補正マトリックス(3*3)を通して判定回路へ入力。4.CMYKなら、γ補正、色変換(兼色補正)マトリックス(3*4)を通して判定回路へ入力。5.紙幣や有価証券と判定された場合、出力データを破棄する。以上の構成からなる偽造防止システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理システムに関するものであり、詳細には紙幣や有価証券の偽造を抑制する画像処理システムに関するものである。
従来、カラー原稿画像をデジタル的に読み取って複写画像を生成するシステムとして図10に示すようないわゆるカラー原稿複写装置が知られている。
図10において、1001はイメージスキャナ部であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分である。また、1002は、プリンタ部であり、イメージスキャナ1001によって読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
イメージスキャナ1001において、1000は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)1003上の原稿1004は、ランプ1005で照射され、ミラー1006、1007、1008に導かれ、レンズ1009によって、3ラインの個体撮像素子センサ(以下CCD)1010上に像を結び、フルカラー情報としてのレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3つの画像信号が信号処理部1011に送られる。なお、1005、1006は速度vで、1007、1008は速度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。ここで、原稿1004は、主走査および副走査ともに400dpi(dots/inch)の解像度で読み取られる。
信号処理部1011においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部1002に送る。また、イメージスキャナ1001における一回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkのうちひとつの成分がプリンタ部1002に送られ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウトが完成する。
イメージスキャナ部1001より送られてくるM,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザードライバー1012に送られる。レーザードライバー1012は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザー1013を変調駆動する。レーザー光は、ポリゴンミラー1014、f−θレンズ1015、ミラー1016を介し、感光ドラム1017上を走査する。ここで、読取と同様に主走査および副走査ともに400dpi(dots/inch)の解像度で書き込まれる。
1018は回転現像器であり、マゼンタ現像部1019、シアン現像部1020、イエロー現像部1021、ブラック現像部1022より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム1017に接し、感光ドラム上に形成された静電現像をトナーで現像する。
1023は転写ドラムであり、用紙カセット1024または1025より供給される用紙をこの転写ドラム1023に巻き付け、感光ドラム上に現像された像を用紙に転写する。
この様にして、M,C,Y,Bkの4色が順次転写された後に、用紙は、定着ユニット1026を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
このようなカラー原稿複写装置には、紙幣や有価証券の偽造防止の観点から、偽造防止処理が搭載されている。紙幣などを複写しようとしても、紙幣や有価証券と認識したら、プリンタで出力しなかったり、黒などで塗りつぶしたりするのが一般的である。
特開2000−293691号公報
以上、説明したような従来例では、スキャナ経由での画像に対しては紙幣や有価証券の偽造防止処理は施されるが、LAN(Local Area Network)経由の画像に対しては機能していない。プリント用画像データをスキャナ用画像データに変換して偽造防止処理を施すことも可能であるが、画像データの色特性によって色変換処理を切り替える必要がある。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、色空間変換、色補正、階調補正を行うことで、従来から所持する偽造判定回路を用いることが可能となるため、安価な構成にてPDL画像に対する偽造防止判定が可能となり、また、プロファイルなどの色特性を考慮して補正係数を変更することで、画像信号の色特性に応じて補正することが出来るため、偽造防止判定での精度が向上する画像処理システムを提供することを目的とする。
そこで本発明では、
原稿画像を電気的に読み取り、画素毎のデジタル信号に変換し、原稿の複製画像を出力する画像処理装置において、
ネットワーク経由で入力される画像データをビットマップデータに展開する手段と、
ビットマップデータに展開された前記画像データから特定情報を抽出する特定情報抽出手段と、
前記特定情報抽出手段に前記画像データを入力する前に、色変換を行う色変換手段と、を有し、
前記色変換手段の色変換係数を、入力される信号の特性に応じて書き換えることを特徴とする画像処理システムであって、
ネットワーク経由の画像に対しても偽造判定処理を施すことで、紙幣や有価証券の偽造を抑制することが出来る。
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
(1)原稿画像を電気的に読み取り、画素毎のデジタル信号に変換し、原稿の複製画像を出力する画像処理装置において、ネットワーク経由で入力される画像データをビットマップデータに展開する手段と、ビットマップデータに展開された前記画像データから特定情報を抽出する特定情報抽出手段と、前記特定情報抽出手段に前記画像データを入力する前に、色変換を行う色変換手段と、を有し、前記色変換手段の色変換係数を、入力される信号の特性に応じて書き換えることを特徴とする画像処理システム。
(2)前記色変換は、色空間変換を含むことを特徴とする前記(1)に記載される画像処理システム。
(3)前記色変換は、色補正を含むことを特徴とする前記(1)に記載される画像処理システム。
(4)前記色変換は、階調補正を含むことを特徴とする前記(1)に記載される画像処理システム。
(5)原稿画像を電気的に読み取り、画素毎のデジタル信号に変換し、原稿の複製画像を出力する画像処理装置において、ネットワーク経由で入力される画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像データから特定情報を抽出する特定情報抽出手段と、前記特定情報抽出手段に前記画像データを入力する前に、色変換を行う色変換手段と、を有し、前記色変換手段の色変換係数を、入力される信号の特性に応じて書き換えることを特徴とする画像処理システム。
(6)前記色変換は、色空間変換を含むことを特徴とする前記(5)に記載される画像処理システム。
(7)前記色変換は、色補正を含むことを特徴とする前記(5)に記載される画像処理システム。
(8)前記色変換は、階調補正を含むことを特徴とする前記(5)に記載される画像処理システム。
本発明によれば、色空間変換、色補正、階調補正を行うことで、従来から所持する偽造判定回路を用いることが可能となるため、安価な構成にてPDL画像に対する偽造防止判定が可能となる。
また、プロファイルなどの色特性を考慮して補正係数を変更することで、画像信号の色特性に応じて補正することが出来るため、偽造防止判定での精度が向上する。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
[第1の実施例]
以下、本発明の一実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明を実施するための構成の一例を示すブロック図である。
[読みとり部]
複写すべき原稿は、101のスキャナ部の図示しない原稿載置台ガラス上に置かれ、読み取られる。スキャナ部は図10と同様、カラーの3ラインCCDにより原稿画像を画素ごとにデジタル的に読み取って、第一の入力画像処理部102にカラー画像信号を転送する。入力画像処理部102では、スキャナ部から送られてきたRGBのカラー画像信号に対しシェーディング補正、CCDライン間補正、色補正など、周知の画像処理を行う。
103は、102から出力される入力画像処理済みのカラー画像信号に対し像域分離処理を行うブロックであり、入力画像の画素ごとに写真領域、文字領域、網点領域、といった画像の特徴を検出して、像域ごとの属性を表すフラグデータを生成する像域分離処理部である。
[像域分離処理]
ここで像域分離処理部について説明する。
像域分離処理とは、原稿画像に含まれる画像の特徴に応じて最適な画像処理を施すために原稿画像の特徴を抽出して像域属性を示す信号(以後フラグデータという)を生成するために行われる。例えば原稿中には連続階調のフルカラーの写真領域や、黒一色の文字領域、あるいは新聞印刷のような網点印刷領域など、様々な画像領域が混在しているのが普通である。
これらを一律に同一の画像処理手順で処理して出力すると、その出力画像は一般に好ましい画質が得られない場合が多い。
そこで本発明では102から入力されるカラー画像信号を用いて原稿画像中に含まれる画像データの属性を検出し、それを識別するためのフラグデータを生成する。具体的な手順を図2に示す。
図2は原稿画像の一例を示すものであり、ひとつのページ201内に銀塩写真領域202、黒文字領域203、網点印刷領域204、カラーのグラフィック領域205が混在している様子を示している。
ここでスキャナ部はこの原稿画像をカラーのCCDセンサによって走査し画素ごとのカラーデジタル信号(R、G、B)として読み取る。読み取られたRGB信号は画像の領域ごとの属性によって決まる特徴を持っている。各領域においてCCDセンサが読み取る信号値(R、G、B)のうちのG信号をCCDの並び方向にプロットしてみると例えば図3のようになる。
図3で302、303、304、305はそれぞれ図2の202から205までの領域を読み取った場合に特徴的に現れる特性の一例であり、横軸はCCDならび方向の画素位置、縦軸は読み取り信号値で上に行くほど白に近い(明るい)画素であることを表している。
領域ごとの特徴を説明すると、202は写真領域であるので、読み取られる画像信号の位置による変化302は比較的ゆるやかであり、近距離の画素値の差分312は小さな値となる。
303は黒文字領域203の特性であり、白地に黒い文字が書かれているので、その信号値のプロットは白地部313から文字部323にかけて急激に読み取り信号値が変化するような特性となる。
304は網点領域204の特性であり、網点領域というのは白地314とその上に印刷された網点324との繰り返しとなるので信号値のプロットしたものは図のように白と黒が高い頻度で繰り返す特性となる。
305はグラフ領域のプロット図である。グラフィックのエッジ部315では信号値は急激に小さくなり、内部の色塗り部分325は一定の中間レベルがつづくような特性となる。
これらの属性を判定するためには、上で説明したような領域ごとの特徴を読み取り信号値から検出して判定するようにすればよい。そのためには注目画素近傍での画像データの変化量、あるいは変化量の一定区間内の積算値、周辺画素の輝度値(白地か色のついた背景か)、一定区間内の画像データの白から黒への変化の回数、など周知の手法を用いた特徴抽出手法を用い、それに基づいた周知の属性判別手法を用いることができる。
このようにして、図2の原稿画像に対して生成された属性フラグの一例を図4に示す。ここでは属性フラグ(フラグデータ)として文字フラグ、図形フラグ、網点フラグの3種類のフラグを生成しているが、もちろんそれに限定されるわけではない。図4(a)は文字フラグであり、図中の黒で表す画素が文字属性を持つ画素であり文字フラグ=1が生成され、それ以外は文字フラグ=0(図では白い部分)となっている。(b)は図形フラグであり、グラフィック領域で1となりそれ以外で0となる領域、(c)は網点フラグであり、網点領域で1となりそれ以外で0となるような領域を表している。
写真領域はこれらのいずれにもあてはまらないので、すべてのフラグが0となり、図4には表れてこないことになる。
以上の像域分離処理により画像の属性が画素ごとに検出されると、次に104の第二の入力画像処理部で画像属性に応じた画像処理が施される。
ここでは、例えば文字領域に対して画像の高周波成分を強調して文字の鮮鋭度を強調し、また、網点領域に対してはいわゆるローパスフィルター処理を行い、デジタル画像に特有のモアレ成分を除去する、といった処理を行うことができる。これらの処理の切り替えを103で生成した属性フラグデータに応じて画素単位で行うことが可能である。
[画像データの蓄積]
スキャナで読み取られ、種々の入力画像処理を施された画像データ、および上記の手順で生成された属性フラグデータはそれぞれ105の画像メモリ1および106のフラグメモリ1に一時的に記憶される。このとき画像データおよび属性フラグデータは原稿1ページ分全体もしくは1ページのうちのあらかじめ決められたサイズ分の部分画像として記憶される。
一時記憶された画像データおよび属性フラグデータは、データ圧縮部109で圧縮されて記憶装置110に記憶される。110は半導体記憶装置のような高速の記憶手段であることが望ましい。またデータ圧縮部では画像データ、およびフラグデータに対し、それぞれ異なるデータ圧縮処理を行う。すなわち、画像データに対してはJPEG圧縮のような非可逆であるが、人間の視覚特性を考慮して画像の劣化が目立たなくするような高能率の圧縮処理をほどこし、またフラグデータに対しては属性フラグ情報の欠落や変化が発生しないためにJBIG圧縮のような可逆圧縮方式を用いるのが望ましい。
このようにして110には異なる圧縮処理を施された画像データおよびフラグデータが原稿1ページ単位で記憶される。記憶されたデータはまた111の補助記憶装置に書き出す場合もある。補助記憶装置は、望ましくはハードディスクのような、記録スピードは若干遅いが大容量のデータの記憶が可能な媒体を用いる。こうすることにより、多数ページの原稿画像を効率的に記憶蓄積することができるようになる。
[画像データの読み出し]
110または111に記憶された画像データおよび属性フラグデータは、プリント部から出力するために読み出され、それぞれ112のデータ伸長部で圧縮データの解凍が行われ、それぞれ114の画像メモリ2および115のフラグメモリ2に書き出される。
このとき113の画素密度変換部では、記憶された画像データの画素密度の変換を行う場合がある。これは、例えば蓄積された画像データを拡大、または縮小してプリント出力したい場合、あるいは蓄積された複数ページを1枚のプリント出力用紙上に合成して出力したい、といった場合に使用される。
複数ページの合成出力は例えば図5に示すような場合である。すなわち2つの原稿画像501と502があらかじめ記憶装置に記憶されているものとする。これを原稿と同一サイズの出力用紙に2枚を合成して503のようなプリント出力を得ようとする場合である。
そのために、まず記憶されている画像データ501を記憶手段から読み出し圧縮データの解凍を行い、113の画素密度変換部で所定の倍率で縮小し、かつ図示しない回転処理部で左90度回転して画像メモリ2の所定の領域に書き込まれる(図5の504に相当する領域)。
次に画像データ502を読み出し、同様に解凍、解像度変換、回転処理を行い画像メモリ2の505に相当する領域に書き込む。
このとき、原稿A、Bに対応するフラグデータも同様に解凍、解像度変換、回転処理されフラグメモリ2の対応する領域に書き込まれる。
ここで画像データの解像度変換とフラグデータの解像度変換はそれぞれ異なる手法を適用することが望ましい。例えば画像データに対しては線形補間法や双3次スプライン補間法などの周知の手法を適用することができる。またフラグデータの解像度変換には最近傍処理法などの2値データに適した解像度変換方法を用いることが望ましい。
[画像データの出力]
画像メモリ2およびフラグメモリ2に一時的に記憶された画像データおよびフラグデータは所定のサイズに達すると出力画像処理部116に転送される。
出力画像処理部116ではRGBの画像データをプリント出力するための周知の画像処理、すなわち輝度濃度変換、RGB→CMYK変換、ガンマ補正、2値化処理、などといった処理を行い、プリンタ部117へ転送する。
プリンタ部117は転送されたCMYKの画像信号によってレーザー駆動し図10と同様の手順で転写紙上に可視画像を形成し出力する。
ここでフラグメモリ2に記憶されたフラグデータは出力画像処理部116の処理の切り替えに用いられる。すなわち写真領域と文字領域ではRGB→CMYK変換の係数を異ならせることにより出力画像の画質を向上させることができる。例えば文字領域すなわち文字フラグ=1である画素に対しては黒文字が黒トナーのみで再現できるような変換係数(すなわち画像データが無彩色の場合はC、M、Y=0となるような係数)を適用し、それ以外では無彩色であってもC、M、Yが0とならず、深みのある黒を再現できるような係数を用いることができる。
また、2値化処理においてはC、M、Y、K信号を周知の誤差拡散処理やディザ処理を用いて0または1の2値信号に変換するが、このとき文字領域やグラフ領域では出力画像の鮮鋭度が優先されるので誤差拡散処理を適用し、写真や網点領域では階調性が重視されるのでディザ処理を適用する、というように2値化処理の内容を、やはり属性フラグデータにより切り替えることで出力画像の画質向上を図ることができる。
このときの構成のブロック図の一例を図6に示す。
114の画像メモリ2、115のフラグメモリ2、およびプリンタ部117は図1と同一である。画像メモリ2から読み出されたRGBのカラー画像データは並列に601、602の2つのRGB→CMYK変換回路に入力され、それぞれ独立にCMYK画像信号に変換される。601、602の出力はフラグメモリのフラグ信号に従って603のセレクタ1でいずれか一方が選択される。601に文字領域用の変換係数が設定されており602にそれ以外の場合の係数が設定されている場合にはフラグメモリ内の文字フラグ=1のときに601の出力を選択し、文字フラグ=0のときは602の出力を選択する。
セレクタ1の出力は、やはり並列に2系統に分離され、一方は604のガンマ補正回路1と606の誤差拡散2値化処理部を通って2値のCMYK信号として608のセレクタ2に入力される。
もう一方は605のガンマ補正回路2、607のディザ処理2値化回路を通ってやはり2値のCMYK信号として608のセレクタ2に入力される。
セレクタ2では606または607のいずれかの出力を選択してプリンタ部へ転送するが、ここでは文字領域およびグラフ領域で誤差拡散処理を選択するので、文字フラグ=1または図形フラグ=1の場合セレクタ2は606の出力を選択し、そうでない場合は607の出力を選択するようにすればよい。
プリント画像]
外部通信路119から通信インターフェース118を介して入力される画像データとして代表的なものは、いわゆるPDL(Page Discription Language:ページ記述言語)で記述された画像データである。
通信インターフェース118から入力されたPDLデータはインタープリタ108でディスプレーリストと呼ばれる中間言語形式に変換される。このディスプレーリストを107のRIP(Raster Image Processor)に送り、ビットマップデータに展開する。展開された画像データは105の画像メモリ1に記憶されるが、このときRIP107は同時に展開した画像データの属性情報をフラグデータとして生成して106のフラグメモリ1に記憶させる。フラグデータは、RIPに入力されるPDLデータがその部品ごとに保持している属性情報(写真であるとか文字やグラフィックである、など)を参照して、展開画像の対応する画素のフラグデータを生成するようにすればよい。つまり文字部品を生成するPDLコマンドがRIPに入力されたら、RIPはこの文字データのビットマップ画像を生成すると同時に、文字が生成された領域に対応するフラグデータとして文字フラグ=1を生成すればよい。
[偽造判定処理]
偽造判定処理120で行われる紙幣などの偽造判定処理には幾つか方法があるが、代表的な方法はパターンマッチングである。紙幣の形状、色などの特徴、あるいは、意図的に埋め込まれた特徴を抽出し、予め記憶されたものとの一致度を見て、判定するものである。一例を図7に示す。
判定回路700に、判定用の画像信号RGBが入力される。RGB信号は、二値化部701にて二値化される。二値化の閾値は可変であり、メモリに702に記憶されている。二値化された信号は、特徴点抽出部703に入力され、メモリ704に記憶されている特徴に該当する場合は、その部位を切り出す。メモリ704に記憶される特徴は、紙幣の特徴を表す形状、色、特定マークなどである。また、意図的に埋め込まれた特徴も含まれる。
切り出された信号は、パターンマッチング部705に入力され、メモリ706に該当するパターンに合致した場合、制御CPU707に判定結果を送信する。偽造との結果を受けた制御CPU707は、プリンタ部で出力されるべき画像を塗りつぶしたりして、偽造を阻止する。
以上が複写機で行われる偽造判定処理の一例であるが、これに限るものではない。
外部通信路119と通信インターフェース118経由で入力される画像信号は、インタープリタ108で入力データが解析され、色変換された後、RIP107にてビットマップデータに展開される。
色変換は、通常、図12に示すように行われる。インタープリタ108に入力された入力データ1201は、ソースプロファイル1202を通して、LabやXYZと言ったデバイスに依存しないデバイス非依存色1203に変換される。その後、出力装置にカラーマッチングさせるためのアウトプットプロファイル1204にて出力データ1205に変換され、インタープリタ108から出力される。
インタープリタ108から出力されたデータは、RIP107にてビットマップデータに展開され、ビットマップデータとして画像メモリ105に保持される。このとき、同時に、偽造判定処理部120にも送信する。
偽造判定処理部120おいて、ビットマップデータは、通常の複写時の判定回路700に入力される以前に、図8に示す色変換回路800に入力される。色変換回路800は、RGB、CMYKいずれの入力信号に対しても色変換可能である。
図11に示すように、1101にて入力信号から色特性を検出する。ここでは、入力信号がRGB信号なのかCMYK信号なのかを判断し、さらにプロファイルの検出が行われる。RGBと判定された場合、RGB用の色補正マトリックスを作成する。CMYKと判定された場合、CMYK用の色補正マトリックスを作成する。その際、たとえば、DIC、SWOP、Euroscaleなどのカラープロファイルの種類に応じて色補正マトリックスを作成する。作成された色補正マトリックスは、図8に示す色補正マトリックス802に上書きされる。
入力信号がRGB信号のとき、色補正マトリックス部802において、たとえば3×3の行列演算により色補正を施す。さらに、ガンマ変換部803において、階調補正処理を施し、その後、偽造判定処理の判定回路700に入力する。
入力信号がCMYK信号のとき、CMYK→RGB変換部801において、たとえば、3×4の行列演算により、RGB信号に変換する。CMYK信号からRGB信号に変換された入力信号は、色補正マトリックス部802で色補正され、ガンマ変換部803で階調補正されて、偽造判定処理の判定回路700に入力する。
ここでは、色補正の後にガンマ変換する系を説明したが、逆にしても良い。
以上のように、外部から通信インターフェースを介して入力される画像信号であっても、ビットマップ展開されたデータを色補正、階調補正することで、従来から所持する偽造判定処理回路を用いて、安価に偽造防止を可能とすることが出来る。また、入力される画像信号がCMYK信号であっても、色空間変換処理でRGB信号にすることで判定が可能となる。さらには、入力画像信号の色特性に応じて色補正マトリックスを作成することで、色特性による誤差を押え、最適な偽造判定処理が行える。
以上のように、外部通信路119から通信インターフェース118を介して入力されるPDL画像データに対し、PDL画像データをビットマップデータに展開後、偽造判定処理を行う。その際、PDL画像に対して、色空間変換、色補正、階調補正を行うことで、カラー原稿複写装置に搭載される偽造判定処理を利用することが可能となる。
[第2の実施例]
第1の実施例では、色補正マトリックス802の補正マトリックスに入力される画像信号に応じて適切な係数を作成する説明を行ったが、第2の実施例では、入力画像がCMYK信号の場合、CMYK→RGB変換部801にて行う場合を説明する。
第1の実施例で説明した通り、通常、色変換は図12に示すように行われる。インタープリタ108に入力された入力データ1201は、ソースプロファイル1202を通して、LabやXYZと言ったデバイスに依存しないデバイス非依存色1203に変換される。その後、出力装置にカラーマッチングさせるためのアウトプットプロファイル1204にて出力データ1205に変換される。この過程をさかのぼり、出力CMYKデータから入力CMYKデータを導く逆変換マトリックスを作成し、CMYK→RGB変換801の変換係数に掛け合わせる。
以上の構成にすることで、色補正マトリックス802を持つ必要性が無く、CMYK→RGB変換部にて一括して補正処理が行える。
[第3の実施例]
外部通信路119から通信インターフェース118経由で入力される画像信号が既にビットマップデータに展開された画像データの場合、図9に示すように、109でデータ圧縮され、110に記憶される。その後、112にてデータ伸張され、画像メモリ114に記憶される。
その後、画像を出力するために出力画像処理部116へ送られるが、同時に、偽造判定処理部120へ送り、偽造判定処理を行う。偽造行為と判定された場合、図示しない制御CPUがプリンタを制御し、出力を強制的に停止したり、画像を黒などで塗りつぶしたりする。
以上のように、外部通信路119から通信インターフェース118を介して入力されるビットマップ画像データに対し、偽造判定処理を行う。その際、ビットマップ画像データに対して、色空間変換、色補正、階調補正を行うことで、カラー原稿複写装置に搭載される偽造判定処理を利用することが可能となる。
本発明を実施する構成の一例を示すブロック図 本発明に適用される原稿画像の一例を示す図 本発明の像域分離処理を説明する図 本発明によるフラグデータを説明する図 本発明によるレイアウト合成出力を説明する図 本発明の出力画像処理構成の一例を示すブロック図 本発明に適用される偽造判定処理の一例を示す図 本発明に適用される色変換処理を説明する図 本発明を実施する構成の一例を示すブロック図 従来のカラー画像複写装置を説明する図 本発明を実施する構成の一例を示すブロック図 一般的な色変換を説明する図
符号の説明
101 スキャナ
102 入力画像処理部1
103 像域分離処理
104 入力画像処理部2
105 画像メモリ1
106 フラグメモリ1
107 RIP
108 インタープリタ
109 データ圧縮部
110 記憶装置
111 補助記憶装置
112 データ伸長部
113 画素密度変換部
114 画像メモリ2
115 フラグメモリ2
116 出力画像処理部
117 プリンタ部
118 通信インターフェース
119 外部通信路
120 偽造判定処理
201 ページ
202 銀塩写真領域
203 黒文字領域
204 網点印刷領域
205 カラーのグラフィック領域
601、602 2つのRGB→CMYK変換回路
603 セレクタ1
604 ガンマ補正回路1
605 ガンマ補正回路2
606 誤差拡散2値化処理部
607 ディザ処理
608 セレクタ2
700 判定回路
701 二値化部
702 メモリ
703 特徴点抽出部
704 メモリ
705 パターンマッチング部
706 メモリ
707 制御CPU

Claims (8)

  1. 原稿画像を電気的に読み取り、画素毎のデジタル信号に変換し、原稿の複製画像を出力する画像処理装置において、
    ネットワーク経由で入力される画像データをビットマップデータに展開する手段と、
    ビットマップデータに展開された前記画像データから特定情報を抽出する特定情報抽出手段と、
    前記特定情報抽出手段に前記画像データを入力する前に、色変換を行う色変換手段と、を有し、
    前記色変換手段の色変換係数を、入力される信号の特性に応じて書き換えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記色変換は、色空間変換を含むことを特徴とする請求項1に記載される画像処理システム。
  3. 前記色変換は、色補正を含むことを特徴とする請求項1に記載される画像処理システム。
  4. 前記色変換は、階調補正を含むことを特徴とする請求項1に記載される画像処理システム。
  5. 原稿画像を電気的に読み取り、画素毎のデジタル信号に変換し、原稿の複製画像を出力する画像処理装置において、
    ネットワーク経由で入力される画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像データから特定情報を抽出する特定情報抽出手段と、
    前記特定情報抽出手段に前記画像データを入力する前に、色変換を行う色変換手段と、を有し、
    前記色変換手段の色変換係数を、入力される信号の特性に応じて書き換えることを特徴とする画像処理システム。
  6. 前記色変換は、色空間変換を含むことを特徴とする請求項5に記載される画像処理システム。
  7. 前記色変換は、色補正を含むことを特徴とする請求項5に記載される画像処理システム。
  8. 前記色変換は、階調補正を含むことを特徴とする請求項5に記載される画像処理システム。
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