JP2006024635A - 部品実装フレキシブルプリント基板およびその実装方法 - Google Patents

部品実装フレキシブルプリント基板およびその実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フレキシブルプリント基板上にICチップおよび表面実装部品を高密度に配置する。
【解決手段】 回路パターンに形成された導体を備えた1枚のフレキシブルプリント基板の一面側に、ICチップが導電性接着膜を介して前記導体と電気接続させて実装されている一方、該ICチップの搭載位置の裏面側を含む他面側にICチップ以外の表面実装部品がリフロー半田付けで前記導体と電気接続されて実装されている。前記フレキシブルプリント基板は、1層の絶縁樹脂層の両面に前記回路パターンに形成された導体を備え、一面側の導体上に前記ICチップが実装され、他面側の導体にICチップ以外の表面実装部品が実装されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ICチップおよび他の表面実装部品が実装されているフレキシブルプリント基板およびフレキシブルプリント基板への部品実装方法に関し、液晶表示装置、PDP(Plasma Display Panel)、有機・無機EL(Electronic Luminescence)等のFDP(フラットデイスプレイパネル)の電極と接続される配線材料として用いられるものである。
従来、この種のFDPの電極には、ICチップおよびコンデンサ、抵抗器を含む他の表面実装部品が実装されたフレキシブルプリント基板(以下、FPCと称す)が接続されている。
図7に示すように、FPC1は、キャスト法、メッキ法、熱可塑性ポリイミド法等により、耐熱性および可撓性を有するポリイミド等の樹脂フィルムからなるフレキシブル基板2の表面に、銅または銅合金からなる導体3が形成されている。このFPC1の表面にICチップ4、コンデンサや抵抗等の他の表面実装部品5およびコネクタ6が実装され、前記導体3と電気接続されている。
前記FPC1へのICチップ4と他の表面実装部品5の実装方法は、図8に示すように、先ず、フレキシブル基板2の所要箇所にICチップ4を導電性ペースト7等を介して導体3と電気接続させた状態で実装し、ついで、メタルマスク8でFPC1の表面に覆うと共に該メタルマスク8に設けた突出部(エンボス)8aをICチップ4に被せるようにしてフレキシブル基板2上にメタルマスク8を載置している。
次いで、スキージ9を図中の矢印方向に移動させることによりメタルマスク8の所要箇所に設けた開口8bにクリーム半田Hを塗布してフレキシブル基板2上に印刷し、メタルマスク8を取り外した後、クリーム半田H上に表面実装部品5とコネクタ6を載置し、その後、加熱してクリーム半田Hを溶融接着させ、ついで冷却して固化させるリフロー半田付けで、FPC1に表面実装部品5とコネクタ6を実装している。
前記のように、フレキシブル基板2の同一面上にICチップ4と表面実装部品5を実装する場合、フレキシブル基板2にクリーム半田Hを印刷する際に用いるメタルマスク8にはICチップ4を覆う突出部8aが必要となる。
前記した突出部8aを設けたメタルマスク8を用いた場合、クリーム半田の印刷工程が複雑になり、かつ、突出部8aの外周近傍は立ち上がってフレキシブル基板2の表面に当接されず浮き上がった状態となることがある。そのため、この部位に開口8bを設けてクリーム半田Hを充填してもフレキシブル基板2にクリーム半田Hが十分に印刷されず、表面実装部品5の実装が不安定になる。そこで、突出部8aから所要の間隔をあけた位置に開口8bを設けてクリーム半田Hを印刷し表面実装部品5を実装しているため、図7に示すようにICチップ4と表面実装部品5との間にはスペースSをあける必要があり、FPC1が大型化する問題がある。
前記問題に対して、特開2003−218510号公報(特許文献1)において、図9に示すFPC100が提供されている。該FPC100は、第1のフレキシブル基板101の一面側にICチップ102のみを実装する一方、第2のフレキシブル基板103の一面側にコンデンサや抵抗等の他の表面実装部品104のみを実装し、これら第1、第2フレキシブル基板101、103のICチップ102と表面実装部品104が実装されていない面を対向させ、接合材料105により接合されている。これにより、ICチップ102の実装位置の裏面側にも表面実装部品104の実装を可能として、FPC100を小型化している。
しかしながら、前記FPC100では、第1のフレキシブル基板101の一面側にICチップ102だけしか実装していないため、第1のフレキシブル基板101の一面側のスペースを有効に活用できているとは言えず、改善の余地がある。
特開2003−218510号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、1枚のフレキシブルプリント基板にICチップと他の表面実装部品を前記突出部を設けていないメタルマスクを用いて簡単かつ且つ確実に実装すると共に、これら実装部品を高精密配置できるようにして、部品実装フレキシブルプリント基板の小型化を図ることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、第1に、回路パターンに形成された導体を備えた1枚のフレキシブルプリント基板の一面側に、ICチップが樹脂接着剤を介して前記導体と電気接続させて実装されている一方、該ICチップの搭載位置の裏面側を含む他面側にICチップ以外の表面実装部品がリフロー半田付けで前記導体と電気接続されて実装されていることを特徴とする部品実装フレキシブルプリント基板を提供している。
具体的には下記の2種類のパターンがある。
第1は、前記フレキシブルプリント基板は、1層の絶縁樹脂層の両面に前記回路パターンに形成された導体を備えたものとし、一面側の導体と電気接続させて前記ICチップが実装されている一方、他面側の導体と電気接続させて前記ICチップ以外の表面実装部品が実装されている。
第2は、前記フレキシブルプリント基板は2層の絶縁樹脂層の間に1層の前記回路パターンに形成された導体を備えたものとし、該導体の一面側と電気接続させて前記ICチップが実装されている一方、前記導体の他面側と電気接続させて前記ICチップ以外の表面実装部品が実装されている。
前記第1のフレキシブルプリント基板は、1枚の絶縁樹脂フィルムの両面に導体が設けられており、キャスト法、メッキ法、熱可塑性ポリイミド法等により、耐熱性および可撓性を有するポリイミド等からなるフィルムの両面に、銅または銅合金からなる導体が形成され、さらに、両面で導体を覆うように薄膜の絶縁保護層が設けられている。
ICチップおよび表面実装部品を実装する位置では、前記絶縁保護層を剥離し、もしくは予め開口を設けておき、該開口から導体を露出させてICチップおよび表面実装部品を実装している。
前記第2のフレキシブルプリント基板は、2枚の絶縁樹脂フィルムの間に銅箔から形成した導体を挟持した構造、あるいは、1枚の絶縁樹脂フィルムの表面にメッキ等で導体を形成し、その表面に絶縁保護層を形成した構造からなる。
ICチップおよび他の実装部品の実装位置では、前記第1のフレキシブルプリント基板と同様に、導体を覆う絶縁樹脂フィルムあるいは絶縁保護層を剥離あるいは予め開口を設けておき、該開口から露出させた導体の一面側と他面側とに電気接続させて実装している。
前記のように、第1および第2の場合もいずれも、フレキシブルプリント基板は1枚としているため、前記特許文献1に記載のように2枚のフレキシブルプリント基板を接着剤を用いて張り合わせる必要もなく、製造工程を簡単にすることができる。
本発明は、第2に、前記第1および第2の部品実装フレキシブルプリント基板の製造方法を提供しており、
前記フレキシブルプリント基板の一面側にICチップを樹脂接着剤を介して回路パターン上に実装し、
その後、前記フレキシブルプリント基板の他面側に平板形状のメタルマスクを回路パターン上に被せて配置した後、クリーム半田をスクリーン印刷してメタルマスクの開口位置の回路パターン表面にクリーム半田を塗布し、
ついで、前記クリーム半田の塗布面に夫々ICチップ以外の表面実装部品を搭載し、
ついで、前記クリーム半田を加熱溶融した後に冷却固化するリフロー半田付けで前記表面実装部品を実装していることを特徴としている。
前記本発明の製造方法によれば、ICチップの実装面とは異なる面にICチップ以外の表面実装部品を実装するため、メタルマスクにICチップを収容するための突出部を設ける必要がなく、平板形状のメタルマスクを用いることができる。
平板形状のメタルマスクを用いることにより、フレキシブルプリント基板上に安定した状態でメタルマスクを載置でき、クリーム半田の印刷を容易に行えると共に、安定した状態で表面実装部品を実装することができる。かつ、ICチップ搭載位置の裏面位置にも表面実装部品を実装でき、ICチップの配置位置との関係を考慮する必要がなくなり、設計の自由度が高められる。
さらに、本発明では、ICチップ実装面側にも、ICチップ実装後にメタルマスクを被せ、ICチップ実装位置より離れた位置の開口にクリーム半田を塗布し、リフロー半田付けでコネクタおよび他の表面実装部品を実装している。
この場合、メタルマスクにはICチップに被せる突起部を設けているが、該メタルマスクの開口はICチップ搭載位置から離れているため、開口位置では基板上に安定した状態で基板上に載置される。よって、ICチップ実装位置より離れた位置にコネクタおよび他の表面実装部品をリフロー半田付けで、電気接続信頼性の高い状態で実装することができる。
このように、ICチップ実装位置より離れた位置にも他の表面実装部品を実装することにより、プリント基板の両面に実装部品を高密度に実装でき、プリント基板の小型化を促進できる。
前記した1枚のフレキシブルプリント基板において、ICチップ実装面側にICチップとは離れた位置にコネクタや他の実装部品をリフロー半田付けで実装する構成とする代わりに、コネクタおよび他の表面実装部品をリフロー半田付けで実装した第2のフレキシブルプリント基板を設け、コネクタおよび他の表面実装部品をICチップ搭載面側と同一面側として、前記ICチップを一面側に実装すると共に他の表面実装部品を他面側に実装した第1のフレキシブルプリント基板と導体同士を接続させて連接してもよい。
前記構成によれば、第2のフレキシブルプリント基板にコネクタおよび表面実装部品を実装する際には、ICチップが突起物として存在しないため、平板形状のメタルマスクを用いてクリーム半田を塗布することができる。
前記方法で製造され、ICチップおよび他の表面実装部品が高密度で実装されて小型化されていると共に、1枚のフレキシブルプリント基板からなるため薄肉化された部品実装フレキシブルプリント基板は、液晶表示装置、特に、携帯電話やビデオカメラ等の小型機器に液晶表示装置の電極と接続される配線材料として好適に用いられる。
前述したように、本発明の部品実装フレキシブルプリント基板では、1枚のフレキシブルプリント基板の一面側にICチップを実装すると共に、他面側にICチップ以外のコンデンサや抵抗等の他の表面実装部品を実装しているため、ICチップと表面実装部品との間に間隔を設ける必要がなく、実装部品を高密度配置でき、部品実装フレキシブルプリント基板(FPC)を小型化できる。かつ、1枚のフレキシブルプリント基板の両面に実装しているため薄肉化できる。
また、本発明のフレキシブルプリント基板への部品実装方法では、ICチップを遮蔽するための突出部を設けたメタルマスクを用いず、平板形状のメタルマスクを用いてクリーム半田を基板上に塗布できるため、該塗布工程を簡単にできると共に、基板の導体上にクリーム半田を確実に塗布でき、表面実装部品と導体との電気接続信頼性を高めることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を示し、部品実装フレキシブルプリント基板(FPC)10は、キャスト法、メッキ法、熱可塑性ポリイミド法等により、1枚の耐熱性および可撓性を有するポリイミド等の絶縁樹脂フィルムからなるフレキシブル基板11の両面に導体12(12−1、12−2)を形成したフレキシブルプリント基板13を用いている。
該フレキシブルプリント基板13の両面には、耐熱性および可撓性を有する樹脂製の薄膜からなる絶縁保護層14(14−1、14−2)を設けている。両面の導体12の接続は、フレキシブルプリント基板13に穿設したスルーホール19により行なっている。
フレキシブルプリント基板13の一面13aには、所要箇所にICチップ15を実装し、該実装位置から離れた位置にICチップ以外の表面実装部品16−1を実装し、基板先端に形成した突出部13cにコネクタ17を実装している。他面13bにはICチップ15の裏面位置も含めて所要位置に表面実装部品16−2を実装している。
本実施形態では、ICチップ15の実装面と同一面側に1個の表面実装部品16を実装する一方、他面側に8個の表面実装部品16を実装している。
前記ICチップ15、表面実装部品16−1、16−2、コネクタ17の実装箇所では、絶縁保護層14を剥離して、もしくは予め開口を設けておき、導体12を露出させている。前記ICチップ15は露出させた導体12上に、異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film)18を介してICチップ15を熱圧着により接続している。異方性導電膜は絶縁性の合成樹脂(接着剤)中に数千〜数万個以上の導電粒子および絶縁粒子等を分散させたものを用いている。なお、導体12とICチップ15との接続は、前記異方性導電膜に代えて異方性導電ペースト(ACP)を介して接続してもよいし、Au/Sn共晶接合により接続してもよい。
前記両面の導体12と接続する表面実装部品16およびコネクタ17は、後述する方法によりリフロー半田付けで実装しており、表面実装部品16およびコネクタ17の端子がクリーム半田22が固化した半田27を介して導体12に接続されている。
次に、前記部品実装フレキシブルプリント基板の製造方法について説明する。
先ず、第1工程として、フレキシブル基板11の両面の所要箇所を剥離して導体12を露出させ、ICチップ実装位置では導体12の表面に前記異方性導電膜18を介してICチップ15を熱圧着により実装する。
次いで、図2(A)に示すように、ICチップ15を実装した一側面13aを下面、他側面13bを上面として、治具20の凹部20aにICチップ15を収容して治具20上にフレキシブルプリント基板13を載置する。
次いで、フレキシブルプリント基板13の他側面13b上に開口21aを設けた平板状のメタルマスク21を被せる。
次いで、メタルマスク21上にクリーム半田22を供給し、スキージ23を図2(A)中の矢印方向に移動させて、図2(B)に示すように、メタルマスク21の開口21a内にクリーム半田22を塗布していく。即ち、クリーム半田22がフレキシブルプリント基板13の導体12ー2上にスクリーン印刷される。
次いで、図2(C)に示すように、メタルマスク21をフレキシブルプリント基板13上から取り外し、クリーム半田22上に所要の表面実装部品16を搭載する。
この状態で、加熱炉に搬送してクリーム半田22を加熱溶融し、次いで、冷却炉に搬送して固化(半田27)する。
この第1工程により、フレキシブルプリント基板13のICチップ15を実装していない側面13bの導体12−2上に表面実装部品16がリフロー半田付けで実装される。
次いで、第2工程として、フレキシブルプリント基板13を表裏逆向けにし、図3に示すように、他の治具24の凹部24aにそれぞれ表面実装部品16を収容して治具24上にフレキシブルプリント基板13を載置し、他のメタルマスク25に設けた突出部25aをICチップ15に被せるようにフレキシブルプリント基板13の一側面13a上にメタルマスク25を載置する。前記メタルマスク25の開口25bは突出部25aより離れた位置にあり、開口25bは一面側13a上に密着した状態で安定載置される。
ついで、前記第1工程と同様にして、スキージ26をメタルマスク25上を移動させて、メタルマスク25の開口25b内にクリーム半田22を塗布する。塗布後、メタルマスク25をフレキシブルプリント基板13上から取り外し、クリーム半田22上に表面実装部品16、コネクタ17を搭載し、リフロー半田で導体12−1上に実装する。
この第2工程により、フレキシブルプリント基板13のICチップ15を実装した一側面13aにも表面実装部品16が実装される。
これにより、フレキシブルプリント基板13の一側面13aにICチップ15とコネクタ17、両側面13a、13bに表面実装部品16を実装したFPC10が製造される。
なお、ICチップ15を実装した後の第1工程と、第2工程とは、逆の順序で行なってもよい。
前記方法により製造した部品実装フレキシブルプリント基板では、1枚の絶縁樹脂フィルムからなるフレキシブルプリント基板13の一面側13aにICチップ15を実装すると共に、他面側にICチップ15の裏面位置も含めてICチップ15の位置に関係なく任意の位置にICチップ以外の表面実装部品16を実装しているため、表面実装部品の高密度配置が可能となる。よって、FPC10を小型化が図れると共に、1枚のフレキシブルプリント基板の両面に実装しているため薄型化も図れる。
かつ、ICチップ搭載面側にも表面実装部品16−1を実装して両面に表面実装部品を実装しているため、いずれか一側面にのみ表面実装部品16を実装したものに比べて表面実装部品16を高密度に実装することができる。
図4は、第2実施形態を示す。
第2実施形態では、フレキシブルプリント基板13の構造を第1実施形態と相違させており、メッキ法等で1枚の絶縁樹脂フィルムからなるフレキシブル基板11の片面にのみ1層の導体12を形成し、導体形成面に絶縁保護層14を設けている。
なお、該フレキシブルプリント基板は、2層の絶縁樹脂フィルムの間に銅箔で形成した導体を挟持するFPCであってもよい。
第2実施形態では、絶縁保護層14の一部を剥離して導体12の一面12aを露出させ、第1実施形態と同様の方法により導電性接着剤を介してICチップ15を実装している。
ついで、基板11となる絶縁フィルムの所要箇所を開口して導体12の他面12bを露出させ、第1実施形態と同様に平板状のメタルマスクを被せてクリーム半田を塗布し、表面実装部品16−2を載置し、リフロー半田付けで表面実装部品16−2を導体12と接続させて実装している。
その後、ICチップ実装面側にメタルマスクを被せてクリーム半田を塗布し、コネクタ17および表面実装部品16−1をリフロー半田で実装している。
第2実施形態では、1層の導体12を備えたフレキシブルプリント基板を利用して、一面にICチップ、両面に表面実装部品を実装でき、フレキシブルプリント基板をより薄肉化できる。
図5及び図6は、本発明の第3実施形態を示す。
第3実施形態のFPC30は、両面に導体を設けた第1のフレキシブルプリント基板31と、片面にのみ導体を設けた第2フレキシブルプリント基板32とを水平方向に連結して形成している。
第1フレキシブルプリント基板31は、第1実施形態と同様に、絶縁樹脂フィルムからなるフレキシブル基板33の両面に導体35(35−1、35−2)を備え、両面を絶縁保護層36で被覆している。第2フレキシブルプリント基板32は絶縁樹脂フィルムからなるフレキシブル基板34の片面に導体35を備え、絶縁保護層36で被覆している。
第1のフレキシブルプリント基板31は、一側面31aにICチップ37のみを樹脂接着剤で実装し、他側面31bにICチップ37以外の表面実装部品38のみをリフロー半田で実装している。即ち、表面実装部品38をクリーム半田43が固化した半田44を介して導体35−2と接続している。
一方、第2のフレキシブルプリント基板32は、一側面32aに表面実装部品38とコネクタ39をリフロー半田で実装し、他側面32bには何も実装していない。
これら第1、第2のフレキシブルプリント基板31、32は、第1のフレキシブルプリント基板31の端縁より突出させて設けた突出部31cの一側面31aの導体と第2のフレキシブルプリント基板32の導体35同士を樹脂接着剤を介して熱圧着により接着して接続している。
第1フレキシブルプリント基板31は、前記第1実施形態の第1工程と同様の方法により製造している。
第2のフレキシブルプリント基板32の製造方法は、先ず、図6に示すように、治具40上に第2のフレキシブルプリント基板32を載置し、第2フレキシブルプリント基板32の一側面32a上に平板形状のメタルマスク41を載置する。次いで、スキージ42をメタルマスク41上を移動させて、メタルマスク41の開口41a内にクリーム半田43を塗布した後、メタルマスク41を第2のフレキシブルプリント基板32上から取り外し、クリーム半田43上に表面実装部品38、コネクタ39を搭載し、クリーム半田を溶融固化して表面実装部品38とコネクタ39を第2フレキシブルプリント基板32に実装している。
第1、第2フレキシブルプリント基板31、32に前記のようにICチップと表面実装部品を実装後に接続してFPC30を形成している。該FPC30では、第1フレキシブルプリント基板31の裏面側の導体35−2はスルーホールを通して表面側の導体35−1と接続させているため、第1フレキシブルプリント基板の表面側の導体35−1を第2フレキシブルプリント基板32の導体35と接続することにより、第1フレキシブルプリント基板31の裏面側の導体35−2を第2フレキシブルプリント基板のコネクタ39と接続することができる。
前記のように、第3実施形態では、ICチップ実装面と同一面側に実装する表面実装部品38およびコネクタ39とを第2フレキシブルプリント基板32に実装している。該構成とすることで、ICチップ実装面と同一面側に配置する他の表面実装部品およびコネクタを、ICチップ遮蔽用の突出部を設けていない平板状のメタルマスクを用いて第2フレキシブルプリント基板32上に実装することができる。
このように、第1および第2のフレキシブルプリント基板のいずれにおいても、ICチップ遮蔽用のメタルマスクを用いることなく、平板形状のメタルマスクを用いてICチップ以外の表面実装部品を実装することができる。よって、クリーム半田43を開口に露出する導体上に確実に塗布でき、安定した状態で表面実装部品を実装でき、電気接続信頼性を高めることができる。
本発明のフレキシブルプリント基板は、ICチップおよび他の表面実装部品をフレキシブルプリント基板の両面に高密度配置できるため、小型化できると共に薄肉化できる。このように、小型且つ薄肉としているため、小型液晶表示装置、および他のFDPの電極と接続される配線材料として好適に用いられる。なお、FDP以外の電子機器の配線材料としても好適に用いられる。
本発明の第1実施形態のFPCを示し、(A)は平面図、(B)は右側面図である。 (A)〜(D)はFPCの製造方法の第1工程を示す図面である。 FPCの製造方法の第2工程を示す図面である。 第2実施形態を示す図面である。 本発明の第3実施形態のFPCを示し、(A)は平面図、(B)は右側面図である。 第2のフレキシブルプリント基板への実装方法を示す図面である。 従来例を示す図面である。 従来例の問題点を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10、30 部品実装フレキシブルプリント基板(FPC)
11、33、34 フレキシブル基板
12、35 導体
13 フレキシブルプリント基板
14、36 絶縁保護層
15、37 ICチップ
16、38 表面実装部品
17、39 コネクタ
18 異方性導電膜
20、24、40 治具
21、25、41 メタルマスク
21a、25b、41a 開口
22、43 クリーム半田
23、26、42 スキージ
25a 突出部
27、44 クリーム半田が固化した半田
31 第1のフレキシブルプリント基板
32 第2のフレキシブルプリント基板

Claims (11)

  1. 回路パターンに形成された導体を備えた1枚のフレキシブルプリント基板の一面側に、ICチップが樹脂接着剤を介して前記導体と電気接続させて実装されている一方、該ICチップの搭載位置の裏面側を含む他面側にICチップ以外の表面実装部品がリフロー半田付けで前記導体と電気接続されて実装されていることを特徴とする部品実装フレキシブルプリント基板。
  2. 前記フレキシブルプリント基板は、1層の絶縁樹脂層の両面に前記回路パターンに形成された導体を備え、一面側の導体と電気接続させて前記ICチップが実装されている一方、他面側の導体と電気接続させて前記ICチップ以外の表面実装部品が実装されている請求項1に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  3. 前記フレキシブルプリント基板は2層の絶縁樹脂層の間に1層の前記回路パターンに形成された導体を備え、該導体の一面側と電気接続させて前記ICチップが実装されている一方、前記導体の他面側と電気接続させて前記ICチップ以外の表面実装部品が実装されている請求項1に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  4. 前記ICチップ実装面側には、該ICチップの実装位置より離れた先端位置にコネクタがリフロー半田付けで実装されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  5. 前記ICチップ実装面側には、該ICチップの実装位置より離れた位置の回路パターン上に他の表面実装部品がリフロー半田付けで実装されている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  6. 前記フレキシブルプリント基板の一端縁に導体同士を接続させた第2のフレキシブルプリント基板が連接され、前記ICチップの実装面と同一面側の前記第2のフレキシブルプリント基板の端縁にコネクタがリフロー半田付けで実装されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  7. 前記第2のフレキシブルプリント基板には、前記ICチップの実装面と同一面に他の表面実装部品がリフロー半田付けで実装されている請求項6に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  8. 前記両面に回路パターンの導体を備えたフレキシブル基板には、両面の導体を接続するスルーホールが穿設され、両面の導体が接続されている請求項2に記載の部品実装フレキシブルプリント基板。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の部品実装フレキシブルプリント基板を備えた液晶表示装置。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板への部品実装方法であって、
    前記フレキシブルプリント基板の一面側にICチップを樹脂接着剤を介して回路パターン上に実装し、
    その後、前記フレキシブルプリント基板の他面側に平板形状のメタルマスクを回路パターン上に被せて配置した後、クリーム半田をスクリーン印刷してメタルマスクの開口位置の回路パターン表面にクリーム半田を塗布し、
    ついで、前記クリーム半田の塗布面に夫々ICチップ以外の表面実装部品を搭載し、
    ついで、前記クリーム半田を加熱溶融した後に冷却固化するリフロー半田付けで前記表面実装部品を実装していることを特徴とするフレキシブルプリント基板への部品実装方法。
  11. 前記ICチップ実装面側には、ICチップ実装後にメタルマスクを被せ、ICチップ実装位置より離れた位置の開口にクリーム半田を塗布し、リフロー半田付けでコネクタおよび他の表面実装部品を実装している請求項10に記載のフレキシブルプリント基板への部品実装方法。
JP2004199515A 2004-07-06 2004-07-06 部品実装フレキシブルプリント基板およびその実装方法 Pending JP2006024635A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021017922A1 (zh) * 2019-07-26 2021-02-04 微智医疗器械有限公司 电子元件与电路板的连接方法、电路板组件及电子设备

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