JP2006024445A - 組電池および電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 長寿命でかつ安全性が高められた組電池およびそれを搭載する電源装置を提供する。
【解決手段】 組電池100は、複数の電池電槽130.1〜130.nと、拘束プレート102,104と、拘束プレート102,104のプレート間の距離が広がらないように拘束する拘束ロッド112,114と、積層された電池電槽130.1〜130.nおよび拘束プレート102,104の複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサ120.1〜120.nおよび140とを含む。スペーサ120.1〜120.nは、複数の電槽130.1〜130.nよりも剛性が高く電槽の膨れをスペーサ140に伝達することができる。スペーサ140は圧力センサを含んでおり電槽130.1〜130.nの一部または全部が圧力の上昇により膨れた場合にこれを検知することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 組電池100は、複数の電池電槽130.1〜130.nと、拘束プレート102,104と、拘束プレート102,104のプレート間の距離が広がらないように拘束する拘束ロッド112,114と、積層された電池電槽130.1〜130.nおよび拘束プレート102,104の複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサ120.1〜120.nおよび140とを含む。スペーサ120.1〜120.nは、複数の電槽130.1〜130.nよりも剛性が高く電槽の膨れをスペーサ140に伝達することができる。スペーサ140は圧力センサを含んでおり電槽130.1〜130.nの一部または全部が圧力の上昇により膨れた場合にこれを検知することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、組電池および電源装置に関し、特に、密閉型の電槽を含む組電池および電源装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の、電動機により車両の駆動力を得る自動車は、二次電池を搭載している。電気自動車は、この二次電池に蓄えられた電力を用いて電動機を駆動して車両を駆動する。ハイブリッド自動車は、この二次電池に蓄えられた電力を用いて電動機を駆動して車両を駆動したり、エンジンと電動機を併用して車両を駆動したりする。
ハイブリッド自動車に搭載される二次電池は、複数の電槽が集合配置される組電池である。この組電池に対しては、電圧、電流によって二次電池の充電量(SOC:State Of Charge、残存容量ともいう。)を検出して充電制御が行なわれていた。また、電池電槽には過充電により圧力が上昇した場合の安全のため圧力弁が設けられていた。
一方で、単一の電槽を有する二次電池に対しては、圧力センサを付加したものが知られている。特開平11−295173号公報(特許文献1)には、角型の電池電槽の表面に圧力センサを設けて、電槽の膨れ、変形をこの圧力センサの検出値を利用して判断する構成が開示されている。
特開平11−295173号公報
特開平11−162527号公報
特開2003−197268号公報
実開平6−5123号公報
電気自動車、ハイブリッド自動車に搭載される二次電池に対しては、電圧および電流で充電状態を予測しており、直接的に圧力を検知することはされていない。したがって、何らかの理由により圧力が上昇し圧力弁が開放されると、液漏れ等により電解液が失われ二次電池の寿命が短くなる恐れがある。
一方で、圧力センサを組電池の複数の電槽すべてに取付けて圧力を監視するのでは、圧力センサを設置するコストが大きくなってしまう。
この発明の目的は、長寿命でかつ安全性が高められた組電池およびそれを搭載する電源装置を提供することである。
この発明は、要約すると組電池であって、複数の電池電槽と、複数の電池電槽と一列を成し、一列の両端に配置され、複数の電池電槽よりも剛性の高い一対のプレートと、一対のプレートの距離が広がらないように拘束する拘束手段と、複数の電池電槽および一対のプレートの複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサとを備える。複数のスペーサは、第1、第2のグループを含む。第1のグループに属するスペーサは、複数の電池電槽よりも剛性が高い。第2のグループに属するスペーサは、圧力センサを有する。
好ましくは、複数の電池電槽の各々は、扁平形状を有し、積層して一列に配置される。
好ましくは、第1のグループに属するスペーサは、電池電槽と一体成型される。
好ましくは、複数のスペーサは、同一直線上に配置される。
好ましくは、複数の電池電槽の各々は角型である。
好ましくは、第2のグループに属するスペーサは1つであり、一方のプレートと一列において一方のプレートの次に配置される電池電槽との間に配置される。
好ましくは、組電池は、複数の電池電槽の隙間に送風するためのファンをさらに備える。
この発明の他の局面に従うと、電源装置であって組電池と電源制御部とを備える。組電池は、電気的に直列接続される複数の電池電槽と、複数の電池電槽と一列を成し、一列の両端に配置され、複数の電池電槽よりも剛性の高い一対のプレートと、一対のプレートの距離が広がらないように拘束する拘束手段と、複数の電池電槽および一対のプレートの複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサとを含む。複数のスペーサは、第1、第2のグループを有し、第1のグループに属するスペーサは、複数の電池電槽よりも剛性が高く、第2のグループに属するスペーサは、圧力センサを有する。電源制御部は、複数の電池電槽の各々の電圧および組電池に流れる電流を観測し、かつ圧力センサの出力を受ける。電源制御部は、電圧および電流を検知して組電池の残存容量が所定値以上となったと判断した場合および圧力センサによって組電池のいずれかの電池電槽の圧力が異常であると判断した場合に、組電池を充電装置から分離する。
好ましくは、複数の電池電槽の各々は、扁平形状を有し、積層して一列に配置される。
好ましくは、第1のグループに属するスペーサは、電池電槽と一体成型される。
好ましくは、複数のスペーサは、同一直線上に配置される。
好ましくは、複数の電池電槽の各々は角型である。
好ましくは、第2のグループに属するスペーサは1つであり、一方のプレートと一列において一方のプレートの次に配置される電池電槽との間に配置される。
好ましくは、電源装置は、複数の電池電槽の隙間に送風するためのファンをさらに備える。
本発明によれば、積層された複数の電池電槽の間にスペーサを設け、そのスペーサの一部分に圧力センサを配置する。電槽が膨張しても確実にスペーサを介して圧力センサに伝達されるので、すべての電槽毎に圧力センサを設ける必要はなく圧力センサを設置するコストを抑制できる。
また、圧力弁が動作する前に圧力上昇を検知して充電を中止することができるので電解液が失われることがなく長寿命の電池を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付しその説明は繰返さない。
図1は、本発明の組電池100の構成を概略的に示した図である。
図1を参照して、組電池100は、複数の電池電槽130.1〜130.nと、複数の電池電槽を130.1〜130.nと一列をなすようにこの一列の両端に配置される拘束プレート102,104と、拘束プレート102,104のプレート間の距離が広がらないように拘束する拘束ロッド112,114と、積層された電池電槽130.1〜130.nおよび拘束プレート102,104の複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサ120.1〜120.nおよび140とを含む。
この複数のスペーサは第1、第2のグループに分割される。第1のグループに属するスペーサはスペーサ120.1〜120.nであり、複数の電槽130.1〜130.nよりも剛性が高く電槽の膨れを第2のグループに属するスペーサ140に伝達することができる。
スペーサ140は圧力センサを含んでおり電槽130.1〜130.nの一部または全部が圧力の上昇により膨れた場合にこれを検知することができる。スペーサ140は内蔵する圧力センサによって検知した圧力を信号POUTとしてバッテリコンピュータ200に対して出力する。
複数の電池電槽130.1〜130.nの各々は、偏平形状の角型電槽であり、積層して一列に配置されている。スペーサ120.1〜120.nは、好ましくは電槽130.1〜130.nとそれぞれ一体成型される。一体成形される場合は、スペーサを後で取付ける必要が無いので組立てがいっそう容易となる。たとえば、樹脂製の電槽であれば、電槽壁面にスペーサが形成されるように電槽成形用の型を作ればよい。
そしてスペーサ120.1〜120.nおよびスペーサ140は、電池電槽の積層方向に平行な同一直線上に配置される。直線上に配置することにより、圧力上昇による電池電槽の積層方向の膨れが感度良く検出可能となる。
なお、圧力センサを内蔵するスペーサがスペーサ140の1つである例を図1に示したが、スペーサ120.1〜120.nの一部分に圧力センサを内蔵させ、圧力センサを内蔵するスペーサを複数設けることにしてもよい。
またスペーサ140が拘束プレート104と電槽130.1との間に設けられる例を示したが圧力センサを内蔵するスペーサ140の位置は、他のスペーサ120.1〜120.nのいずれの位置でもよい。
ただし、図1のように圧力センサを内蔵するスペーサがスペーサ140の1つである場合は、圧力センサを複数も受けるよりもコスト的に有利である。また、拘束プレート104の近くに配置するほうが、バッテリコンピュータ200に対して距離が短くなるので圧力センサとバッテリコンピュータ200とを接続する配線の引き回しが容易である。
圧力センサとしては、各種のものを用いることができるが、例えば半導体圧力センサ等を用いることができる。また、電槽130.1の壁面にひずみゲージを貼り付けて電槽の膨れを検知し、圧力センサとして用いてもよい。
図2は、本発明の組電池が内蔵されるハイブリッド自動車用バッテリパックの具体的な構成を示した図である。
図2を参照して、バッテリパックは、ロアケース160と、拘束ロッド112,114,116,118と、バッテリモジュール130と、バッテリコンピュータ200と、拘束プレート102,104と、バッテリカバー150と、機器ケースカバー151とを含む。
ロアケース160には複数のねじ穴が2列設けられており、バッテリモジュール130の各電槽はこれらのねじ穴を用いてロアケースにねじにより固定される。また拘束プレート102,104はバッテリモジュール130を両端から挟むように配置されロアケースにねじ留めされる。なお、バッテリモジュール130は、積層された電槽であり、図1に示すように電槽間には隙間が設けられ,スペーサが配置されている。
また拘束プレート102および104には拘束ロッド112,114,116,118を取付けるためのロッド貫通穴が設けられている。バッテリモジュール130の下部には拘束ロッド116,118が配置され、バッテリモジュール130の上部には拘束ロッド112,114が配置され、これらの拘束ロッド112,114,116,118は拘束プレート102および104に図示しないボルトで締結される。
電槽内の圧力を圧力センサで検出しやすいように、拘束プレート102,104は、剛性が高められるようにリブが設けられている。なお、剛性を高めるために拘束プレート102,104を金属製にしても良い。いずれにせよ、拘束プレート102,104は、材質、厚み、構造を選択することにより、バッテリモジュール130の各電槽よりも変形しにくいように構成されている。
バッテリコンピュータ200は、バッテリモジュール130に隣接して配置され、その上に機器ケースカバー151が被せられる。またバッテリモジュール130を覆うようにバッテリカバー150が被せられ、図示しないねじによってロアケース160にねじ留めされる。
図3は、図2のバッテリモジュール130を構成する複数の電槽のうちの1つを示した図である。
図3を参照して、電槽130.1は、直列に電気的に接続された6個の電池セル220〜230と、直列に接続された電池セルの両端の電圧を取出すための端子212,214と、電槽内の圧力が許容範囲を越える程度に上昇した場合に開放される圧力弁216と、図2の拘束ロッド112または114の位置決めに用いられる突起218とを含む。
電槽130.1は図1において拘束プレート104に隣接して配置される端の部分の電槽であり、圧力センサを内蔵するスペーサ140がほぼ中央部分に取付けられている。
電槽130.1は偏平の形状を有した角型電槽である。このような扁平の形状を有した密閉型の角型電槽は、内部の圧力が上昇すると扁平部の厚みが増すように膨らむ。したがって、スペーサを配置する位置は、電槽を水平に切った時の長方形の断面の長辺のおよそ中央付近であることが望ましい。
図3の電槽130.1は6個の電池セルが一体化されているので、電池セル224の中央部分にセンサ内蔵スペーサ140を設けたが、電池セル226の中央部分に設けても良い。
なお、図1における電槽130.2〜130.nについては、圧力センサを含まないスペーサが取付けられている点が電槽130.1とは異なるが他の部分については電槽130.1と同様であるのでその説明は繰返さない。
なお、電池セル220,222,226,228,230の中央部分にも、積層の際の位置決めがしやすいように突起が設けられている。これらの突起もスペーサとしての役割を果たし、電槽を冷却するための隙間が電槽と電槽の間に形成される。なお、図示しない電槽の裏面には、これらの突起と組み合わさるような突起よりも浅い凹部が設けられている。
図4は、電槽の冷却について説明するための図である。
図4を参照して、バッテリカバー150にはブロアファン300が取付けられている。ブロアファン300から送風が行なわれることにより、図4に示す矢印のように電槽130.1〜130.nの隙間には空気が通過する。
スペーサ120.1〜120.nは、通風のための隙間を確保するとともに、電槽の膨れによる圧力を伝達する役割を果たす。
これにより、バッテリの充放電による発熱に対して、電池性能を確保するために冷却を行なうことができるとともに、電槽の内部の圧力の異常増加を検知することが可能となる。なお、ブロアファン300の動作は、バッテリコンピュータ200によって制御されている。
図5は、スペーサ120.1〜120.nによる圧力の伝達を模式的に説明するための図である。
図5において、電槽130.mの内部の圧力がたとえば過充電等により上昇したとする。これにより、偏平の形状の電槽130.mの中央部分は厚みが増すように膨らむことになる。
電槽130.1〜130.nよりもスペーサ120.1〜120.nは変形がしにくいように構成されている。また拘束プレート102,104も電槽130.1〜130.nよりも変形がしにくいように構成されている。
電槽130.mの中央部分が膨らんだ場合には、この膨らみによる圧力の上昇はスペーサ120.1〜120.m−1を介して圧力センサを内蔵するスペーサ140にまで伝達される。したがって、内圧が上昇した電槽の位置がどこであろうとも圧力センサを内蔵するスペーサ140を少なくとも1つ配置しておけば、電槽のいずれかに圧力上昇が発生していることを検知することができる。
もちろん電槽130.1〜130.nの内部の圧力が全体的に上昇した場合であっても、少なくとも1箇所に圧力センサを設けておくことで圧力上昇を検知することができる。
図6は、本発明の組電池が搭載される電源装置の構成を示した回路図である。
図6を参照して、この電源装置は、直列に接続される電槽130.1〜130.nおよび圧力センサを内蔵するスペーサ140を含む組電池100と、組電池100に流れる電流を検知する電流センサ300と、組電池を充電装置310と接続するためのシステムメインリレー302,304と、システムメインリレー302,304の導通を制御するバッテリコンピュータ200とを含む。
バッテリコンピュータ200は、電槽130.1〜130.nの各電圧を示す信号VOUT、電流センサ300の出力信号IOUT、および圧力センサを内蔵するスペーサからの圧力を示す信号POUTに応じて、システムメインリレー302,304の制御を行なう。
なお、組電池100には、充電のために充電装置310が接続されているが、他にも負荷であるモータなどが接続されている。充電装置310は、たとえばハイブリッド自動車の場合には、エンジンによって回転される発電機や、回生制動時に車輪によって回転される発電機などが該当する。なお、回生制動とは、車両制動時に電動機を発電機として機能させ、車両の運動エネルギを電気エネルギに変換することにより制動することである。ここで変換された電気エネルギは組電池100に蓄えられ、加速する時などに電動機に再利用される。
図7は、図6のバッテリコンピュータ200の制御フローを示したフローチャートである。
バッテリコンピュータ200は、ある一定時間毎にバッテリの監視を行ない、図7に示すバッテリの監視時の制御ルーチンを実行する。図6、図7を参照して、まずステップS1において、信号VOUT,IOUT,POUTを受けて対応する電圧、電流および圧力をバッテリコンピュータ200は取得する。
そしてステップS2において、電圧および電流によって充放電電流の積算などによりバッテリの残存容量(SOC)を算出する。
続いてステップS3に進み、残存容量SOCが所定の値A(%)より大きいか否かが判断される。
ステップS3において残存容量SOCが所定の値よりも大きい場合には、これ以上充電する必要がないのでステップS4またはステップS4Aに進み、バッテリコンピュータ200はシステムメインリレーのオフを要求するか、または充電装置310に対して充電の停止を要求する。ステップS4またはステップS4Aが終了するとステップS5に進む。
一方ステップS3において残存容量SOCが所定の値A(%)よりも大きくないと判断された場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、ステップS1で取得した圧力が所定の値B(Pa)以上であるか否かが判断される。
ステップS5において圧力が所定値Bに満たなかった場合はこの監視ルーチンを抜けて制御が終了する。
一方、圧力が所定値B以上である場合には、過充電による電槽の内圧の上昇を避けるためステップS6に進み、システムメインリレー302,304をオフすることが要求される。ステップS6が終了するとこの制御ルーチンを抜けて制御は終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、圧力センサと変形しにくいスペーサとがほぼ同一直線上に配置される。このため電槽が膨張しても確実にスペーサを介して膨張に伴う電槽の変形が圧力センサに伝達できるので、組電池1つ当りの圧力センサ設置個数を抑制できる。
また、圧力弁のみであった組電池と比較すると、圧力上昇をいっそう確実に回避することができる。そして圧力弁の開放される可能性が減るため、電解液が失われることがなく電池の長寿命化が期待できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 組電池、102,104 拘束プレート、112,114,116,118 拘束ロッド、120.1〜120.n スペーサ、140 スペーサ、130 バッテリモジュール、130.1〜130.n 電池電槽、150 バッテリカバー、151 機器ケースカバー、160 ロアケース、200 バッテリコンピュータ、212,214 端子、216 圧力弁、218 突起、220,222,224,226,228,230 電池セル、300 ブロアファン、300 電流センサ、302,304 システムメインリレー、310 充電装置。
Claims (14)
- 複数の電池電槽と、
前記複数の電池電槽と一列を成し、前記一列の両端に配置され、前記複数の電池電槽よりも剛性の高い一対のプレートと、
前記一対のプレートの距離が広がらないように拘束する拘束手段と、
前記複数の電池電槽および前記一対のプレートの複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサとを備え、
前記複数のスペーサは、第1、第2のグループを含み、
前記第1のグループに属するスペーサは、前記複数の電池電槽よりも剛性が高く、
前記第2のグループに属するスペーサは、圧力センサを有する、組電池。 - 前記複数の電池電槽の各々は、扁平形状を有し、積層して一列に配置される、請求項1に記載の組電池。
- 前記第1のグループに属するスペーサは、前記電池電槽と一体成型される、請求項1または2に記載の組電池。
- 前記複数のスペーサは、同一直線上に配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組電池。
- 前記複数の電池電槽の各々は角型である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組電池。
- 前記第2のグループに属するスペーサは1つであり、一方のプレートと前記一列において前記一方のプレートの次に配置される電池電槽との間に配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組電池。
- 前記複数の電池電槽の隙間に送風するためのファンをさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組電池。
- 組電池を備え、
前記組電池は、
電気的に直列接続される複数の電池電槽と、
前記複数の電池電槽と一列を成し、前記一列の両端に配置され、前記複数の電池電槽よりも剛性の高い一対のプレートと、
前記一対のプレートの距離が広がらないように拘束する拘束手段と、
前記複数の電池電槽および前記一対のプレートの複数の隙間にそれぞれ配置される複数のスペーサとを含み、
前記複数のスペーサは、第1、第2のグループを有し、
前記第1のグループに属するスペーサは、前記複数の電池電槽よりも剛性が高く、
前記第2のグループに属するスペーサは、圧力センサを有し、
前記複数の電池電槽の各々の電圧および前記組電池に流れる電流を観測し、かつ前記圧力センサの出力を受ける電源制御部をさらに備え、
前記電源制御部は、前記電圧および電流を検知して前記組電池の残存容量が所定値以上となったと判断した場合および前記圧力センサによって前記組電池のいずれかの電池電槽の圧力が異常であると判断した場合に、前記組電池を充電装置から分離する、電源装置。 - 前記複数の電池電槽の各々は、扁平形状を有し、積層して一列に配置される、請求項8に記載の電源装置。
- 前記第1のグループに属するスペーサは、前記電池電槽と一体成型される、請求項8または9に記載の電源装置。
- 前記複数のスペーサは、同一直線上に配置される、請求項8〜10のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記複数の電池電槽の各々は角型である、請求項8〜11のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記第2のグループに属するスペーサは1つであり、一方のプレートと前記一列において前記一方のプレートの次に配置される電池電槽との間に配置される、請求項8〜12のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記複数の電池電槽の隙間に送風するためのファンをさらに備える、請求項8〜13のいずれか1項に記載の電源装置。
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