JP2006024254A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2006024254A
JP2006024254A JP2004199589A JP2004199589A JP2006024254A JP 2006024254 A JP2006024254 A JP 2006024254A JP 2004199589 A JP2004199589 A JP 2004199589A JP 2004199589 A JP2004199589 A JP 2004199589A JP 2006024254 A JP2006024254 A JP 2006024254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
tape
tape cartridge
information
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004199589A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2004199589A priority Critical patent/JP2006024254A/ja
Publication of JP2006024254A publication Critical patent/JP2006024254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 メモリーボードを設ける場合よりもコストの低減が図れ、かつメモリーボードと同程度に各種情報を記憶させることができる記録テープカートリッジの提供を課題とする。
【解決手段】 記録テープTが巻装された単一のリール20を回転可能に収容するケース12と、ケース12に形成され、記録テープTの端部に接続用テープ28によって取り付けられたリーダーテープ30を引き出すための開口18と、開口18を開閉するドア50と、を備えた記録テープカートリッジ10において、リーダーテープ30に、情報記録領域36を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープをケース内に収容してなる記録テープカートリッジに関する。
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体として使用されている磁気テープ等の記録テープを単一のリールに巻装し、そのリールをケース内に収容してなる記録テープカートリッジが知られている。この記録テープの先端には、リーダーピンやリーダーテープ、リーダーブロックといったリーダー部材が設けられており、そのリーダー部材をドライブ装置側に設けられた引出手段が記録テープカートリッジの開口から引き出し、それに固着された記録テープをドライブ装置側の巻取リールに巻装させるようになっている。
また、記録テープカートリッジの下面に穿設された開口から露出しているリールの下面中央にはリールギアが環状に刻設されており、ドライブ装置側の回転シャフトに設けられた駆動ギアがそのリールギアに噛合することにより、リールが回転駆動するように構成されている。したがって、記録テープカートリッジのリール及びドライブ装置の巻取リールを同期して回転させることにより、記録テープにデータを記録したり、記録テープに記録されたデータの再生ができる。
このような構成の記録テープカートリッジには、1度書き込んだら、読み込み専用となって上書きできないようになるWORM(Write Once Read Many)カートリッジがある。このWORMカートリッジは、上書きされることがないため、重要なデータが記録されることが多く、WORMカートリッジであるか、否かを判断するのは、例えばドライブ装置が記録テープカートリッジに内設されたメモリーボードにアクセスすることによって行われる。
しかしながら、記録テープカートリッジにメモリーボードを内設すると、そのメモリーボード分、製造コストが高くなるという問題がある。そのため、記録テープカートリッジについての各種情報を記憶させるメモリーボードとは別に、記録テープカートリッジの種類を判別できるように構成したものがある。すなわち、リーダーブロックと記録テープとの間に透明なテープを設けるとともに、そのテープ上にストライプ部を設け、そのストライプの本数によって、記録テープカートリッジの種類を判別するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このように、ストライプの本数を検出することによって、記録テープカートリッジの種類を判別するものでは、予めストライプの本数と記録テープカートリッジとの関係を設定しておかなければならないため、各種設定を自由に記憶させることができるメモリーボードを使用する場合に比べて、その自由度がないという問題がある。
特開2002−150741号公報
そこで、本発明は、メモリーボードを設ける場合よりもコストの低減が図れ、かつメモリーボードと同程度に各種情報を記憶させることができる記録テープカートリッジを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカートリッジは、記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容するケースと、前記ケースに形成され、前記記録テープの端部に接続用テープによって取り付けられたリーダーテープを引き出すための開口と、前記開口を開閉するドアと、を備えた記録テープカートリッジにおいて、前記リーダーテープに、情報記録領域を設けたことを特徴としている。
請求項1の発明では、リーダーテープに情報記録領域を設けたので、その情報記録領域に各種情報を記憶させればよく、別途メモリーボードを設ける必要性がなくなるので、コストの低減が図れる。
また、請求項2に記載の記録テープカートリッジは、請求項1に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記情報記録領域が、前記記録テープに接近して設けられていることを特徴としている。
請求項2の発明では、情報記録領域が記録テープに接近した位置に設けられているので、その情報記録領域へのダメージは極めて少ない。つまり、リーダーテープは、その先端側がドライブ装置の引出部材に引き出されるため、その先端付近が最もダメージを受けやすい。したがって、情報記録領域は、その先端からできるだけ遠い位置(記録テープにできるだけ近い位置)に設けることが好ましい。
また、請求項3に記載の記録テープカートリッジは、請求項1又は2に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記情報記録領域が、前記記録テープの記録層と同じ側に設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明では、情報記録領域が記録テープの記録層と同じ側に設けられているので、既存の記録再生ヘッドと同じ側に、その情報記録領域に対する読取・書込用ヘッドを配置できる。つまり、例えば記録再生ヘッドに隣接して読取・書込用ヘッドを配設できるので、その設置スペースが広く取られることがない。したがって、ドライブ装置が大型化されるような不具合がない。
また、請求項4に記載の記録テープカートリッジは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記情報記録領域が、前記記録テープの記録層と同種の記録層で構成されていることを特徴としている。
請求項4の発明では、情報記録領域が記録テープの記録層と同種の記録層で構成されているので、ドライブ装置に設けられている既存の記録再生ヘッドでの読み取りが可能となる。したがって、ドライブ装置側の製造コストが増加するような不具合を回避することができる。
また、請求項5に記載の記録テープカートリッジは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記情報記録領域の厚さが、前記接続用テープの厚さ以下であることを特徴としている。
請求項5の発明では、情報記録領域の厚さが接続用テープの厚さ以下なので、ドライブ装置側の巻取リールでの巻き取り動作に影響が出ることがない。
なお、請求項6に記載の記録テープカートリッジは、請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記記録テープが磁気テープであり、前記記録層が磁性層であることを特徴としている。このように、情報記録領域を磁性層で構成すると好適である。
以上、何れにしても本発明によれば、メモリーボードを設ける場合よりもコストの低減が図れ、かつメモリーボードと同程度に各種情報を記憶させることができる記録テープカートリッジを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、記録テープを磁気テープTとし、記録テープカートリッジを磁気テープカートリッジ10とする。また、図1において、磁気テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを磁気テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向(右側)とする。
図1、図2で示すように、磁気テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。このケース12は、PC等の樹脂製の上ケース14と下ケース16とが、それぞれ天板14Aの周縁に立設された周壁14Bと、底板16Aの周縁に立設された周壁16Bとを互いに当接させた状態で、超音波溶着やねじ止め等によって接合されて構成されている。
ケース12の内部には、リール20が1つだけ回転可能に収容されている。このリール20は、軸心部を構成する有底円筒状のリールハブ22と、その上端部に設けられる上フランジ24とが一体に成形され、下フランジ26がリールハブ22の下端部に超音波溶着されて構成されている。そして、そのリールハブ22の外周面に、情報記録再生媒体としての磁気テープTが巻回され、上フランジ24及び下フランジ26によって、その巻回された磁気テープTの幅方向の端部が保持されている。
また、ケース12の右壁12Bには、リール20に巻装された磁気テープTを引き出すための開口18が形成されており、この開口18から引き出される磁気テープTの自由端部には、プラスチック製のリーダーテープ30が、接続用テープとしてのスプライステープ28によって取り付けられている。
リーダーテープ30は、ドライブ装置の引出部材(図示省略)が磁気テープTを引き出すために係合する被引出部材であり、図3で詳細に示すように、その先端近傍には引出部材が係合する孔部32が穿設されている。そして、その孔部32の後端よりも若干後方寄りの上下両サイドには、それぞれ上下方向に向かって張り出す張出部34が形成されている。この張出部34が、開口18近傍の上ケース14の内面及び下ケース16の内面にそれぞれ形成された収納凹部38に収納(挿入)されることにより、リーダーテープ30がケース12内において、前壁12Aに沿って配置(保持)される構成である。
また、図2で示すように、下ケース16の中央部には、リール20のリールギア(図示省略)を外部に露出するためのギア開口40が設けられており、リール20はリールギアがドライブ装置の駆動ギア(図示省略)に噛合されて、ケース12内で回転駆動されるようになっている。そして、リール20は、上ケース14及び下ケース16の内面にそれぞれ部分的に突設されて、ギア開口40と同軸的な円形の軌跡上にある内壁としての遊動規制壁42によってガタつかないように保持されている。
また、下ケース16の右後部には、2本の支持リブ44が左右方向に所定の間隔で立設されており、その支持リブ44と前後方向に所定の間隔を隔てて、2本の押さえリブ46が左右方向に所定の間隔で立設されている。支持リブ44の前面は所定角度傾斜した傾斜面44Aとされ、この支持リブ44(傾斜面44A)と押さえリブ46との間に、メモリーボードMが所定角度傾斜した状態で配置(保持)されるようになっている。
これは、ケース12の下面(底面)側からアクセスするドライブ装置と、後壁(背面)側からアクセスするライブラリー装置(複数の磁気テープカートリッジ10を収容し、ドライブ装置に対して自動的に装填・取出をする装置)の両方に対応可能となるようにするためである。なお、メモリーボードMには、各磁気テープカートリッジ10毎に、その各種情報が記憶されており、ドライブ装置やライブラリー装置と通信することにより、情報の読み取りや、必要に応じて情報の書き込み(書き換え)ができるようになっている。
また、下ケース16の左後部には、その磁気テープカートリッジ10への記録可・不可が設定されるライトプロテクト(図示省略)が設けられるようになっており、ライトプロテクトを操作する操作突起(図示省略)が突出する切欠部48が形成されている。なお、上ケース14にも同様な切欠部(図示省略)が形成されており、上ケース14と下ケース16とを接合したときに、操作突起を突出させる開孔が形成されるようになっている。
また、開口18は、ドア50によって開閉されるようになっている。このドア50は、図4で詳細に示すように、開口18を閉塞可能な大きさの矩形板状に形成され、ケース12の右壁12Bに沿って移動できるように、開口18内側の天板14A及び底板16Aには、ドア50の上下端部を摺動可能に嵌入させる溝部64が形成されている。
また、ドア50の後端部中央には、シャフト52が突設されており、そのシャフト52には、コイルばね58が嵌挿されている。そして、シャフト52の後端には、そのコイルばね58を脱落防止とする拡開部54が形成されている。また、下ケース16には、そのシャフト52に嵌挿されたコイルばね58の後端を係止する係止部62を有する支持台60が突設されている。
したがって、ドア50は、シャフト52が支持台60上に摺動自在に支持されるとともに、コイルばね58の後端が係止部62に係止されることにより、そのコイルばね58の付勢力によって、常時開口18の閉塞方向へ付勢される構成である。なお、開口18の開放時、シャフト52を支持する支持台66を支持台60の後方側に更に突設しておくことが好ましい。
また、ドア50の前端部には、開閉操作用の凸部56が外方に向かって突設されている。この凸部56が、磁気テープカートリッジ10のドライブ装置への装填に伴い、そのドライブ装置側の開閉部材(図示省略)と係合するようになっており、これによって、ドア50がコイルばね58の付勢力に抗して開放される構成になっている。
以上のような構成の磁気テープカートリッジ10において、図1、図2、図5で示すように、リーダーテープ30の一方の面、即ち磁気テープTにおける磁性層(記録層)と同じ側の面には、情報記録領域としての磁性層36が設けられている。この磁性層36には各種情報が記憶され、ドライブ装置に設けられている既存の記録再生ヘッド(図示省略)や別途設けられる読取・書込用ヘッド70(図1参照)によって、その各種情報の読み取りや、新たな情報の書き込み(書き換え)が可能となっている。
したがって、例えば磁気テープTへの上書きが不能となるようなインターロック機能を持たせることも可能であり、メモリーボードMを備えていない磁気テープカートリッジであってもWORMカートリッジとすることができたり、WORMカートリッジであることをドライブ装置に識別させるために、ケース12の形状を変えるような設計変更を省略することができる。
なお、この磁性層36の配設位置は、できるだけ磁気テープT側、即ちスプライステープ28にできる限り接近させた位置に設けることが好ましい。リーダーテープ30の先端側は、ドライブ装置の引出部材によって引き出されるため、最もダメージを受けやすい箇所である。そのため、その先端側からなるべく離れた(遠い)位置に磁性層36を設ける方が、ダメージを受ける心配がなく、好ましい。
また、この磁性層36の厚さは、図6で誇張して示すように、スプライステープ28と略同じ厚さか、又はそれ以下(0.050mm以下)に形成されることが好ましい。このような構成にすると、リール20に巻回しているときや、ドライブ装置側の巻取リール(図示省略)に巻回されるときに、その磁性層36を設けたことによる影響が出ない。つまり、このような磁性層36を設けても、磁気テープTの走行が損なわれるような不具合はなく、磁気テープTは安定してリール20及び巻取リールに巻回可能とされる。
ここで、磁性層36を設ける手段としては、例えば塗布、蒸着、スパッタリング等、何でもよく、更には、磁性層36を備えた薄膜部材をリーダーテープ30に貼り付けるような構成にしてもよい。また、磁性層36は、図1、図2、図5で示すように、所定の面積を有するように連続的に設けたもの以外に、図7で示すように、バーコードのように不連続になるように設けたものでもよい。
また、リーダーテープ30において、磁性層36は、磁気テープTの磁性層(記録層)と同じ面側に設ける場合に限定されるものではなく、その反対側の面に設けても構わない(図示のようにスプライステープ28が貼付されている側に設けられるものに限定されるものではない)。ただし、この場合には、磁気テープTを挟んで記録再生ヘッドの反対側に、磁性層36に対する読取・書込用ヘッド70を設ける必要がある。このため、ドライブ装置内において、設置スペースが広く取られ、ドライブ装置が大型化する懸念がある。
したがって、リーダーテープ30において、磁性層36は、磁気テープTの磁性層(記録層)と同じ面側に設ける方が好ましい。このような構成にすると、記録再生ヘッドと同じ側に読取・書込用ヘッド70を設けることになるので、例えば記録再生ヘッドに隣接して読取・書込用ヘッド70を配置することが可能となり、ドライブ装置内において、その設置スペースが広く取られることがなく、ドライブ装置が大型化されることがない。
以上のような構成のリーダーテープ30を備えた磁気テープカートリッジ10において、次に、その作用について説明する。上記構成の磁気テープカートリッジ10では、不使用時(保管時や運搬時等)には、開口18がドア50によって閉塞されている。そして、磁気テープTを使用する際には、前壁12Aを先頭にして磁気テープカートリッジ10を矢印A方向に沿って、ドライブ装置内へ装填する。
すると、まず、そのドライブ装置側に設けられた開閉部材(図示省略)が、ドア50の凸部56に係合する。そして、この状態で、磁気テープカートリッジ10が更に矢印A方向へ移動すると、開閉部材が凸部56をコイルばね58の付勢力に抗しつつ相対的に後方へ移動させる。すると、その凸部56が突設されているドア50は、右壁12Bに沿って溝部64内を後側へ摺動し、開口18を開放する。
こうして、磁気テープカートリッジ10がドライブ装置に所定深さ装填され、開口18が完全に開放されると、ドライブ装置の位置決め手段(図示省略)によって、磁気テープカートリッジ10がドライブ装置内における所定位置に精確に位置決めされ、ドア50のそれ以上の摺動(略後方への移動)が規制される。
そして、開放された開口18から、ドライブ装置の引出部材(図示省略)がケース12内に進入し、リーダーテープ30の孔部32に係合して、そのリーダーテープ30を引き出す。なお、このとき、磁気テープカートリッジ10はドライブ装置内において精確に位置決めされているので、引出部材は確実にリーダーテープ30と係合できる。
開口18から引き出されたリーダーテープ30は、まず、図示しない既存の記録再生ヘッド、又は図1で示すように、別途設けられた読取・書込用ヘッド70により、磁性層36に記憶されている情報が読み取られる。ここで、例えば磁気テープカートリッジ10がWORMカートリッジとされていると、その磁気テープカートリッジ10が既に記録済みか、否か等が判断される。
そして、リーダーテープ30が、図示しない巻取リールに収容され、その後、巻取リールとリール20とを同期して回転駆動することにより、磁気テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された上記記録再生ヘッドによって情報の記録や再生が行われる。
すなわち、記録再生ヘッド又は読取・書込用ヘッド70が磁性層36から読み取った情報により、全て記録済みと判断された場合には、その磁気テープカートリッジ10は再生のみ実行可能とされ、記録しようとした場合には、例えば自動的にドライブ装置から排出されるなどの処理が実行される。そして、全て未記録(又は一部未記録領域あり)と判断された場合には、その磁気テープカートリッジ10に対して情報の記録が実行可能とされ、磁気テープTにおける所定位置から情報の記録が行われる。
磁気テープカートリッジ10に対して情報の記録が行われた場合には、磁気テープTがリール20に巻き戻され、リーダーテープ30に設けた磁性層36が記録再生ヘッド又は読取・書込用ヘッド70を通過したときに、その磁性層36に対して、情報が記録されたカートリッジであることなどを、その記録再生ヘッド又は読取・書込用ヘッド70が書き込む。
つまり、この磁気テープカートリッジ10が全て記録済みのカートリッジであるか、又は一部未記録領域ありの(追記可能な)カートリッジであるかなどを書き込む。なお、磁気テープカートリッジ10に対して再生のみ行われた場合には、何回再生が実行されたカートリッジであるかなどが書き込まれることもある。
その後、更にリーダーテープ30が巻き戻され、その張出部34が収納凹部38内に収容されると(ケース12内に保持されると)、ドライブ装置の磁気テープカートリッジ10に対する位置決め手段が解除され、磁気テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって、矢印A方向とは反対方向に移動される。
この移動に伴って、ドア50は、コイルばね58の付勢力によって開口18の閉塞方向へ摺動し、開口18を完全に閉塞する(初期状態に復帰する)。そして、開口18が閉塞された磁気テープカートリッジ10は、ドライブ装置内から完全に排出される。
以上、説明したように、リーダーテープ30に設けた磁性層36を利用して、磁気テープカートリッジ10の各種情報をドライブ装置に認識させるようにしたので、今までのようなメモリーボードM等を不要とできる。したがって、製造コストの低減が図れる。また、その磁性層36に対して読み取りや書き込みを行う読取・書込用ヘッドに、既存の記録再生ヘッドを使用することが可能であるので、ドライブ装置側における製造コストの増加を回避することができる。
また、その情報記録領域である磁性層36はリーダーテープ30に設けられているので、メモリーボードMと同様に、ドライブ装置に装填後、比較的早い時期に磁気テープカートリッジ10に関する情報をドライブ装置側で認識することができる。なお、磁性層36に記憶されている情報を読み取り後、記録不可が判明したときに、磁気テープTが既に記録再生ヘッドに差し掛かっているようなドライブ装置の場合であっても、磁気テープTの最初の数メートルは、ダメージを受ける可能性があることから一般的に使用しないので、充分に対応できる。
その他、メモリーボードMを設ける場合には、磁気テープカートリッジ10に関する各種情報を、磁性層36に記憶させる情報と、メモリーボードMに記憶させる情報とに区別することもできる。すなわち、磁性層36には、ドライブ装置がアクセスする情報を記憶させ、メモリーボードMには、ライブラリー装置がアクセスする情報を記憶させることが可能である。
また、メモリーボードMと磁性層36とに同じ情報を記憶させれば、種類の異なるドライブ装置、例えば磁性層36に対応し、メモリーボードMに非対応なドライブ装置や、メモリーボードMに対応し、磁性層36に非対応なドライブ装置にも、同じ磁気テープカートリッジ10が使用できるなど、その汎用性を向上させることができる。
更に、本実施例では、記録テープとして好適な磁気テープTを採用して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。したがって、リーダーテープ30に設ける情報記録領域も磁性層36に限定されるものではない。ただし、記録テープの記録層と同種の記録層で情報記録領域を構成すると、上記したように、記録再生ヘッド(記録再生機構)を共用でき、ドライブ装置側の製造コストの増加を回避できるので好ましい。
磁気テープカートリッジのリーダーテープに設けた磁性層をドライブ装置側の読取・書込用ヘッドで読み取る状態を示す概略斜視図 磁気テープカートリッジの概略分解斜視図 リーダーテープとケースの開口部分を示す概略斜視図 ドアとケースの開口部分を示す概略斜視図 リーダーテープの磁性層を表す概略正面図 リーダーテープの磁性層とスプライステープの厚さを示す概略平面図 リーダーテープの別の磁性層を表す概略正面図
符号の説明
10 磁気テープカートリッジ(記録テープカートリッジ)
12 ケース
14 上ケース
16 下ケース
18 開口
20 リール
28 スプライステープ(接続用テープ)
30 リーダーテープ
36 磁性層(情報記録領域)
50 ドア
70 読取・書込用ヘッド
T 磁気テープ(記録テープ)

Claims (6)

  1. 記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容するケースと、
    前記ケースに形成され、前記記録テープの端部に接続用テープによって取り付けられたリーダーテープを引き出すための開口と、
    前記開口を開閉するドアと、
    を備えた記録テープカートリッジにおいて、
    前記リーダーテープに、情報記録領域を設けたことを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記情報記録領域は、前記記録テープに接近して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録テープカートリッジ。
  3. 前記情報記録領域は、前記記録テープの記録層と同じ側に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録テープカートリッジ。
  4. 前記情報記録領域は、前記記録テープの記録層と同種の記録層で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の記録テープカートリッジ。
  5. 前記情報記録領域の厚さは、前記接続用テープの厚さ以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の記録テープカートリッジ。
  6. 前記記録テープが磁気テープであり、前記記録層が磁性層であることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の記録テープカートリッジ。
JP2004199589A 2004-07-06 2004-07-06 記録テープカートリッジ Pending JP2006024254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004199589A JP2006024254A (ja) 2004-07-06 2004-07-06 記録テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004199589A JP2006024254A (ja) 2004-07-06 2004-07-06 記録テープカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006024254A true JP2006024254A (ja) 2006-01-26

Family

ID=35797420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004199589A Pending JP2006024254A (ja) 2004-07-06 2004-07-06 記録テープカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006024254A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008204543A (ja) 記録テープカートリッジ
US7284722B2 (en) Information recording medium
JP3857348B2 (ja) テープカートリッジ
JP2006024254A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4864921B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2008217892A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4819011B2 (ja) 記録テープカートリッジ
US6854679B2 (en) Recording medium cartridge
US6964390B2 (en) Cartridge
JP3550857B2 (ja) テープカートリッジ
JP2006048758A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4369883B2 (ja) リール
JP2007109305A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP3009271B2 (ja) 磁気記録再生装置及びこれに用いる磁気テープカセット
JP2005129138A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP2005135486A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP2007265479A (ja) 記録メディアカートリッジ及びドライブ装置
JP2010067318A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2007052831A (ja) リール及び記録テープカートリッジ
JP2005135515A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP2005135487A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP2004095066A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2006040449A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2010061745A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP2008217893A (ja) 記録テープカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20070130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081218

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090630