JP2006023426A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な方法で、休止した画像形成装置の空転条件を決めて、良質の画像を形成すること。
【解決手段】像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて顕像化する現像装置と、該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着する定着装置と、前記現像装置の停止時間に基づいて前記現像装置の所定の空転時間を選択する制御装置と、前記2成分現像剤の帯電量を検出する検出装置とを有し、前記制御装置は、前記トナー濃度検出装置の出力値に基づいて前記選択された空転時間との比較により、更に空転時間を延長するかどうかを判定することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は,電子写真法,画像形成法等において繰り返し多数枚の画像を形成する画像形成装置に関し,特に、2成分現像剤を用いたカラー画像形成に適した画像形成装置に関する。
従来の電子写真法による記録装置において、環境変化や現像剤の特性変化等が起こっても、高画質を維持するために、画像濃度を一定の濃度に維持する方法としては、非画像領域に現像装置により濃度基準パッチを作成し、この濃度基準パッチを光学式の濃度センサにより検出し、この検出結果に応じて現像剤中のトナー濃度、現像バイアス、露光量、帯電量等の画像濃度に影響するパラメータを制御する方法がある。
しかし、この濃度基準パッチは画像形成装置の起動時に環境変化、現像装置内の現像剤の帯電量等により不安定な状態で作成される場合があり、この場合基準パッチの検出結果も不安定になり、この検出結果により制御していた各パラメータも不安定になり、画像形成に悪影響を及ぼすという問題があった。このような問題を解決するために、装置の休止時間と休止前後の湿度差によって、現像装置の空転時間を決定することで安定した濃度基準パッチを作成し、安定した画像形成を実現する方式が提案されている(特許文献1)。しかしながらこの方法でも、現像装置内の現像剤の帯電量を前記現像装置の空転時間だけで制御するため、現像剤の帯電量が装置休止前の状態に完全に戻ったかどうかを判断することはできない。
また、特許文献2には、現像剤中のトナー濃度を検出し、その検出信号に基づいて、トナーの帯電量を監視し、トナーの帯電量が所定の量になるまで現像装置を空転する技術が開示されている。この技術においては、帯電量の監視装置によって監視し、空転時間をその都度決定しているので、ユーザがその決定のために待機若しくは運転する必要がある。なお、特許文献2にはカラー画像形成装置についての記述がない。基本的には、黒色トナーを用いたモノクロの画像形成装置においては、装置休止中の帯電低下はそれほど深刻な問題ではないと言われている。
特開平6−230675号公報 特公昭63−48341号公報
+に帯電するカラートナー現像剤特性についてもう少し詳しく説明する。トナーとキャリアからなる2成分現像剤で、正(+)に帯電するカラートナーは、反転現像に適し、特に高速印刷に適している方式である。特に最近は、高速カラー印刷の需要が増加しているが、2成分系で、カラー印刷を行う場合には、画像形成装置の休止時間中に、現像剤中のトナーの帯電量の低下が大きいという問題がある。この帯電量の低下は、休止時間中の湿度の影響も受ける。従って、単に休止時間によって単純に空転時間を定めても、現像剤が使用に適した状態になるとは限らない。
カラートナーとキャリアが撹拌することでトナーが摩擦帯電し、任意の帯電量になる。装置(現像機)が稼動している場合は一定の帯電量に維持されるが、装置(現像機)が停止し、トナーとキャリアの撹拌が行われなくなった場合でも稼動中に帯電された任意の帯電量が維持されるのが一般的である。しかし、+に帯電するカラートナーの場合、トナーとキャリアとの摩擦帯電が行われなくなるとトナーの色を決定するために使用する顔料が負帯電特性を有しているものが多いため、電荷を放出する傾向にある。
そこで、本発明の目的は装置(現像機)の長時間休止により発生した現像剤の帯電特性変化が発生した場合においても、常に安定した記録画像が得られる画像形成装置を提供するにある。
2成分系現像剤、特に正帯電カラートナーにおいて、現像機稼動中に溜まった帯電量が、装置(現像機)休止中に低下してしまうという現象が発生することがわかった。図2は現像装置現像機の休止により放置時間が違うカラートナー現像剤の撹拌時間と帯電量の関係を示すグラフである。4時間以下の休止時間(グラフ上、曲線c)では、通常に使用している撹拌時間によって帯電量が、飽和して規定値に達する。これに対して、8時間超〜12時間までの休止時間(グラフ上、曲線b)では、規定値に達するものの飽和するまでの時間が長くなっている。更に12時間超の休止時間(グラフ上、曲線a)では、通常に使用している撹拌時間では規定値まで達していないことがわかる。現像装置の休止時間中の湿度に関しては、湿度が高いほど失われた電荷量が多く、湿度が低いほど失われた電荷量は少ない.このような要因をも考慮して、空転時間及び延長空転時間の長さを決めるのが良い。
この状態で装置を起動して印刷すると帯電量の低下により、印刷濃度の濃度変化、用紙背景部の汚れであるカブリ増加等の問題が発生する。この問題を解決するため、特許文献1で提案された方式を採用した場合、装置(現像機)が休止している間に損なわれた帯電量が補われるが、現像装置の現像剤の撹拌時間(空転時間)はあくまでも規定された時間だけ行われるため、完全に現像剤の帯電量が装置休止前の状態に戻っているかどうかは判断できない。
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて顕像化する現像装置と、該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着する定着装置と、前記現像装置の停止時間に基づいて前記現像装置の所定の空転時間を選択する制御装置と、前記2成分現像剤の帯電量を検出し、出力する検出装置とを有し、前記制御装置は、前記検出装置の出力値に基づいて前記選択された空転時間との比較により、更に空転時間を延長するかどうかを判定する画像形成装置を提供するものである。
本発明によれば、装置の休止時間に対応した適正な空転時間を簡単に選択、設定でき、良質の画像を得ることができ、又現像剤や画像形成装置の構成部材に対するダメージを皆無若しくは極めて少なくすることができる。
本発明の1つの実施形態によれば、像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いてトナー像として顕像化する現像装置と、該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着する定着装置と、前記現像装置の停止時間に基づいて前記現像装置の所定の空転時間を選択する制御手段と、前記現像剤の帯電量を検出する検出装置と、前記検出装置の検出値に基づいて、更に空転時間を延長するかどうかを判定する手段とを有する画像形成装置が提供される。上記の判定手段は前記制御装置であっても良い。
更に、本発明の他の実施形態によれば、像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いてトナー像として顕像化する現像装置を有し、該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着して記録画像を得る画像形成装置であって、前記現像装置の停止時間を算出する手段と、前記停止時間に対応し、前記現像装置の空転時間を選択する手段と、それにより決定された空転時間を制御する手段と、前記現像装置内にトナーとキャリアからなる2成分現像剤の帯電量を検出する検出装置とを有する画像形成装置が提供される。
上記画像形成装置において、前記現像装置を空転させながら現像剤の帯電量を検出装置で測定する。検出装置の出力値が、規定値になれば、その空転の目的が達成されたことになる。帯電量が所定の値に達しない場合は、検出装置で帯電量を測定しながら、追加の空転を行う。追加の空転は1回上行う。追加の空転を行っても帯電量が所定の値に達しない場合は、検出装置で帯電量を測定しながら、更に第2の空転を行う。第2の空転を行っても帯電量が所定の値に達しない場合は、空転を停止して、他の対策を検討する。以上の標準空転の選定、追加の空転の要否は、検出装置と連動して、全て制御装置により実行することができる。しかし、全て自動的に実行しなくともよいことは当然である。
現像装置を空転しながら、上記現像剤の帯電量を測定し、又は更にトナー濃度も合わせて測定し、その検出値を制御装置の制御パラメータとして利用することができる。例えば、前回の画像形成装置運転中に、トナーが大量に消費されて、トナー濃度が少なくなりすぎた場合は、所定の空転時間の空転によっても所望の帯電量を与えることができない場合がある。このような時は、徒らに空転時間を増やして現像剤や装置構成部材にダメージを与えるよりは、空転を停止して、トナー補給をするような対策を取るほうが良い。
上記画像形成装置において、トナーは着色剤が顔料であって、正(+)に帯電するカラートナーを用いることが望ましい。本発明は、トナーには正(+)帯電のカラートナーを用い、現像装置の停止時間を算出する手段とその停止時間に対応した現像装置空転時間を選択する手段から現像装置の空転時間を決定し、その時間だけ現像装置の空転を行う制御装置を用いた画像形成装置に関するものである。本発明の根本思想はカラー画像形成装置に適用すると顕著な効果が期待できるが、それだけでなく、モノクロの画像形成装置に適用しても良いことは言うまでも無い。
また、前記所定の空転時間は、最小空転時間(t1)、最長空転時間(最大t1+t2+t3)及び少なくとも1回の延長空転時間(t2、t3)を含むものである。上記延長空転は1回以上、所定の時間行い、予め設定した時間(最長空転時間)を超えるようなときは、現像剤のトナーやキャリアを劣化しないように画像形成装置を停止する。即ち、前記最長空転時間及び所定の延長空転時間の経過後には画像形成装置を停止する用に制御装置が設定されていることが好ましい。また、前記所定の空転時間は、前記検出装置の検出値に基づいて、前記制御装置によって自動的に設定されることが望ましい。
基本の空転時間(t1)は予め、種々の現像剤を用い、かつ種々の環境条件下で、どの程度の時間が適切かを予め実験により求めておく。特に湿度、温度の影響は無視できず、湿度の高い季節に装置を休止したときは、どの程度の空転時間が適切かを知っておくことは重要である。また、延長空転時間についても、どの程度の時間が適切かを予め実験により求めておくのが良い。
本発明の1つの実施形態によれば、現像機の長時間休止により発生した現像剤の帯電特性変化が発生した場合においても、常に安定した記録画像が得られる画像形成装置を提供することができる。現像機4の駆動モータ15近傍にタイマー16を設け、そのタイマー16を介しモータ15が制御装置18に接続される。また、前記制御装置18にはトナー濃度検出器9と撹拌部材駆動モータ17が接続されている。これらの信号を元に前記現像機4の空転時間が決定され、空転が実施されることにより所望の摩擦帯電が達成される。
本発明によれば、休止した画像形成装置の休止時間及びその現像剤中のトナー濃度を求め、その休止時間に対応した所定の空転時間を選択して空転を行い、空転中に現像剤のトナー濃度を検出しながら、更に延長空転を行うかどうかを判定する。
トナー濃度検出装置の検出値に対して、制御装置に設定してある現像装置空転時間を選択し現像装置の空転を開始する。その後、2成分現像剤中のトナーの割合であるトナー濃度を検出するトナー濃度コントロールセンサの出力値を検出し、規定値と比較して現像装置の空転時間を決定する。これにより、前記制御装置に設定してある現像装置空転時間により現像装置内の現像剤帯電量が装置休止前の状態に完全に戻っていない状態による問題が発生しても、この問題に対応して安定した画像形成装置を提供できる。また、前記制御装置に設定してある現像装置空転時間内に前記現像装置内の現像剤帯電量が装置休止前の状態に完全に戻った場合、余剰の空転時間により現像剤にダメージを与え現像剤の帯電特性に悪影響を及ぼす問題にも対応することができる。
本発明は画像形成装置が長時間休止した後でも、安定した高画質を得るため、画像形成装置の休止時間を検出する装置と、その検出された休止時間に対応して現像装置の空転時間を決定する制御装置と、トナー濃度検出器の出力値と規定値を比較し、その結果により前記現像装置の空転時間を変更することにより達成される。
本発明は、画像形成装置が装置休止後にも安定した画像を形成するという目的を、装置休止時間に対応した空転時間を選択し、更にトナー濃度コントロールセンサの出力値と規定値により前記現像装置空転時間を決定することで実現したものである。
(実施例1)
以下、本発明の一実施例について図1を用いて説明する。図1は本発明となる画像形成装置の断面を模式的に表した図である。この図を用いて本装置のプロセスを説明する。光導電性を有する感光体1は帯電器2により均一に帯電し、光学装置3のレーザ光により潜像を形成する。その後、前記感光体1に対向し、かつ近接して設置された現像機4がトナー5とキャリア6からなる2成分現像剤を用いて搬送ロール8から現像ロール7に前記現像剤が搬送され、前記トナー5の帯電極性と同極性のバイアス電圧が感光体1と現像ロール7間に印加され、前記感光体1と接し、現像する。
現像が終了した現像剤は前記現像ロール7の近傍に設置してあるトナー濃度検出器9に入り、前記現像剤中のトナー5の割合であるトナー濃度が検出される。前記トナー濃度検出器9を出た現像剤は前記搬送ロール8の下部に戻される。前記トナー濃度検出器9の出力値により、現像により損失した現像剤中のトナー5の割合であるトナー濃度が検出され、トナー濃度を一定に保つため、トナー供給部からトナー5が補給される。補給されたトナー5は前記搬送ロール8の下部に戻された現像剤と一緒に前記搬送ロール8近傍に設置された撹拌部材の回動によって、一様に帯電し、搬送ロール8により現像領域に搬送される。
現像され前記感光体1の表面上に付着したトナー5はトナー5の帯電極性とは逆の極性を印加する転写器11により、用紙10上に転写される。用紙10上に転写されたトナー5はトナー5に熱と圧力を与える定着機により、トナー5は用紙10の上に定着されて最終画像となる。一方、前記転写器11を通過後の前記感光体1は前記転写器11と逆極性の電荷を付与する予備帯電器12により、前記感光体1の表面の電位が調整され、その後、イレーズランプ13により前記感光体1表面の電位が除去され、前記感光体1上には転写されず残ったトナー5だけとなり、その後、クリーニング装置14により前記感光体1から除去される。以下、上記の工程が繰り返し行われる。
また、前記現像機4の現像ロール7及び搬送ロール8等を駆動するモータ15が設置されており、前記モータ15は制御装置18にタイマー16を介して接続されているため、前記現像機4の現像ロール7及び搬送ロール8の駆動状態が時間で確認できるようになっている。また、撹拌部材の撹拌部材駆動モータ17は前記モータ15とは別のものであるが、駆動する際はすべて同時に駆動するため、前記モータ15を監視することで前記撹拌部材駆動モータ17の駆動状況を把握することができる。更に前記トナー濃度検出器9も前記制御装置18に接続されているため、その出力値が検出されるようになっている。
トナー濃度検出器9には透磁率検知方式の検出器を用いている。トナー5とキャリア6からなる現像剤の透磁率は現像剤中のトナー5の割合であるトナー濃度の変化に対応して、変化する。この変化量をトナー濃度の変化として検出している。また、現像剤の透磁率は現像剤の帯電量にも影響を受けやすく、一定な帯電量に立ち上がることで現像剤の透磁率も安定した値を示し、前記トナー濃度検出器9の出力値が安定する。本発明による画像形成装置が起動する時は、トナー供給部からはトナー5が補給されないため、起動前と同じトナー濃度の現像剤が現像機4内部を一定時間混合撹拌しながら移動して、前記トナー濃度検出器9を通過する。この時の前記トナー濃度検出器9の出力値は前記現像剤の帯電量の変化にも対応しており、一定の規定値に達することで帯電量が飽和状態になることがわかる。従って、本発明による静電記録装置起動時の前記トナー濃度検出器9の出力値を検出することで前記現像剤の帯電量の飽和状況を確認できる。
本発明において使用されるトナー濃度検出装置は、実際にはトナーの帯電量を求めるために使用されるものであり、必要ならば、トナー濃度測定装置とは別に、透磁率を測定して帯電量を測定する装置を別に用いても良い。
本発明において用いられる現像機空転時間制御手段を説明する。ロール駆動モータ近傍に設置してあるーにより現像機4の搬送ロール8、現像ロール7、撹拌部材等の駆動用モータの停止時間を前記タイマーにより検出し、信号が前記制御装置18に送られる。このデータをもとに表1に示すように前記現像機4の標準空転の時間が決定されて、前記現像機4の空転が実施される。停止時間が長い程、標準空転の時間も長く設定されている。次に前記現像機4は空転中にトナー濃度検出器9の出力値が制御装置18により規定値と比較される。
本発明における空転とは、画像形成装置の運転に先立って行われる予備運転であって、攪拌部材をモータ17で駆動して、キャリア6とトナー5とを攪拌し、トナーに摩擦帯電による電荷を与える。残存する現像剤を攪拌して摩擦帯電を行わせて、所望の帯電量を現像剤に与える操作である。このときに原則としてトナーは添加されず、単に摩擦帯電を行わせるものである。帯電量の変化は、前述のように、トナー濃度測定装置を用いることができる。トナー濃度測定装置は、現像剤の透磁率の変化を利用するものであるが、この現象は帯電量の変化の検出にも利用することができる。従って、帯電量の変化を測定するのには、透磁率を測定するトナー濃度検出装置を用いるのが最も簡便で、かつ装置のコストにも悪影響を与えない。しかし、本発明の精神の範囲内で、他の帯電量測定装置を用いることができる。
本発明者の検討によれば、2成分系のカラー現像剤の場合は、最短の空転時間(標準空転時間)としては約2分間が適切であり、最長の空転時間(最大でt1+t2+t3)は約6分以下、特に5分以下が適切である。空転時間が長すぎると、現像剤や装置構成部材に対するダメージが起こりうるので、空転時間がこれを越えないように制御することが必要である。これらの条件は現像剤の種類によっても変わり得るし、又環境特に湿度や温度によっても変わるので、それぞれに対応した条件を設定することができる。なお、延長空転時間は2回に限る必要はなく、3回以上にしても良い。
ここで表1に設定してある標準空転の時間よりも短い時間で前記トナー濃度検出器9の出力値が規定値に達した場合は現像剤の帯電量が一定の値に達したとみなし、現像機4の空転を停止する。
Figure 2006023426
まず、画像形成装置の休止時間を、装置に内蔵するタイマーなどで算出し、その休止時間に見合った予め決められた種々の空転時間から適切な空転時間を選択する。表1に示した空転時間のデータを予め制御装置に記憶させる野が好ましい。表1のように標準空転時間と延長空転時間との関係は1つに限らず、他の要因例えば湿度、温度を考慮した延長空転時間を予め定めておいても良い。この空転時間の選択は制御装置により実行することができる。表1では、休止時間4時間以下、4時間超〜8時間、8時間超〜12時間、及び12時間超の4つに分けている。そして、それぞれの休止時間ランクに応じた標準空転時間(t1)を選択する。
標準空転時間(t1)における空転が開始されると、連続して或いは間歇的に、現像剤の帯電量をトナー濃度測定装置又は他の手段により測定し、標準時間内に帯電量が所望の値に達したならば、空転を終了する。この場合、空転は予め選択した空転時間だけ実行し、原則としてその途中で停止する必要はない。
標準空転時間内に帯電量が所望の値に達しない場合、更に延長の空転時間(t2)を実行するように、制御装置が判定し、かつ延長空転を実行する。もし、その第1の延長の空転時間によっても帯電量が所望の値に達しない場合には、更に第2の延長空転時間(t3)を制御装置が判定して延長する。もし、第2の延長空転時間(t3)の空転を行っても帯電量が所望の値に達しないときは、空転を停止し、帯電量不足がトナー濃度以外の要因によるものかどうかを検討する。このように、本発明では、休止時間に対応した最短又は標準の空転時間(t1)を定めると共に、空転によって現像剤の攪拌を行っても帯電量が所望の値に達しないときは、第1の空転時間(t2)、更にそれでも帯電量が不足するときは、第2の延長空転期間(t3)を付加する。そして、最長の空転時間(t1+t2+t3)が経過した時は、現像剤や装置構成部材に対するダメージを回避するため、空転操作を停止する。以上の選択、空転実行、空転停止は全て制御装置により簡単、かつ確実に実行することができる。
また、設定された標準空転の時間でも前記トナー濃度検出器9の出力値が規定値に達しなかった場合は、表1に設定された延長空転の時間だけ延長して、前記現像機4の空転を行い、前記トナー濃度検出器9の出力値を確認する。それでも前記トナー濃度検出器9の出力値が規定値に達しなかった場合は再延長空転の時間だけ延長して、前記現像機4の空転を行い、前記トナー濃度検出器9の出力値を確認する。空転時間内に前記トナー濃度検出器9の出力値が規定値に達した場合は空転を停止する。再延長空転の時間だけ延長しても、前記トナー濃度検出器9の出力値が規定値に達しなかった場合は前記現像剤へのダメージを考えて空転を中止し、他のエラーの可能性もあるため、エラーを表示する。
また、前記画像形成装置が以下の環境条件(温度15〜30℃、湿度20〜80RH%)においても上記制御を行うことで前記画像形成装置が長時間休止した後でも安定した画質が得られることを確認した。
現像装置駆動部材用モータ近傍に取り付けたタイマーによる前記駆動部材の休止時間を確認し、その時間に対応した現像機空転時間が選択でき、更にトナー濃度検出器の出力値と規定値を比較検討することで環境が変化した状況で長時間装置が休止しても安定した画質が得られる。
画像形成装置の実施方法を示した説明図である。 撹拌時間と帯電量の関係を示スグラフである。
符号の説明
1…感光体、2…帯電器、3…光学装置、4…現像機、5…トナー、6…キャリア、7…現像ロール、8…搬送ロール、9…トナー濃度検出器、10…用紙、11…転写器、12…予備帯電器、13…イレーズランプ、14…クリーニング装置、15…モータ、16…―、17…撹拌部材駆動モータ、18…制御装置。

Claims (7)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いてトナー像として顕像化する現像装置と、
    該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着する定着装置と、
    前記現像装置の停止時間に基づいて前記現像装置の所定の空転時間を選択する制御装置と、
    前記2成分現像剤の帯電量を検出し、検出値を出力する検出装置とを有し、
    前記制御装置は前記検出装置の出力値に基づいて前記選択された空転時間との比較により、更に空転時間を延長するかどうかを判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いてトナー像として顕像化する現像装置と、
    該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着する定着装置と、
    前記現像装置の停止時間に基づいて前記現像装置の所定の空転時間を選択する制御装置と、
    前記現像剤の帯電量を検出する検出装置とを有し、
    前記制御装置は前記検出装置の検出値に基づいて、更に空転時間を延長するかどうかを判定し、かつ前記空転時間が所定の最長空転時間を越えないように空転を停止することを特徴とする画像形成装置。
  3. 像担持体上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いてトナー像として顕像化する現像装置と、該トナー像を記録媒体上に転写し,記録媒体上に転写されたトナー像を定着工程により、記録媒体上に定着して記録画像を得る定着装置を有する画像形成装置であって、前記現像装置の停止時間を算出する手段と、前記停止時間に対応し、前記現像装置の空転時間を選択する手段と、それにより決定された空転時間を制御する手段と、前記現像装置内に前記2成分現像剤の帯電量を検出する検出装置と、その検出装置の出力値を検出する手段と、その出力値が規定値になるまで前記現像装置を空転させる手段を有し、前記現像装置の空転を画像形成装置起動前に行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. トナーは着色剤が顔料であって、正(+)に帯電するカラートナーを用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の空転時間は、最小空転時間(t1)、少なくとも1回の延長空転時間(t2、t3)及び最長空転時間(最大t1+t2+t3)を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の空転時間は、前記検出装置の検出値に基づいて、前記制御装置によって自動的に設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記最長空転時間及び所定の延長空転時間の経過後に画像形成装置を停止するように制御装置が設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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