JP2006023002A - ヒートポンプ - Google Patents

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Abstract


【課題】 給湯器などに使用されるヒートポンプでは、高温の湯を得るために、圧縮機入口での冷媒の過熱度(圧縮機入口での圧力での飽和温度と冷媒温度との差)を大きく取り、圧縮機から吐出される冷媒の温度が高くなるように運転している。そのため、圧縮機で消費する電力量が大きくなり、給湯器用のヒートポンプは効率が悪い運転をしている。
【解決手段】 熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器6と、第1熱交換器6で熱を与えられた冷媒を圧縮する第1圧縮機1と、第1圧縮機1で圧縮された冷媒を圧縮する第2圧縮機2と、第2圧縮機2で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器4と、第2熱交換器4で熱を奪われた冷媒を第1熱交換器6に戻す帰還路5と、第1圧縮機1から吐出される冷媒よりも高温になるように第2圧縮機2に入る冷媒を加熱する冷媒加熱手段3とを備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、給湯器などに使用されるヒートポンプに関するものである。
給湯器などに使用されるヒートポンプでは、約70℃〜約90℃の範囲という高温の湯を得るために、圧縮機入口での冷媒の過熱度(圧縮機入口での圧力での飽和温度と冷媒温度との差)を大きく取り、圧縮機から吐出される冷媒の温度が沸かす湯の温度よりも高くなるように運転している。ヒートポンプで2台以上の圧縮機を直列に接続することはよく行われている。(例えば、特許文献1を参照)
特開平6−2966号公報
圧縮機入口での冷媒の過熱度が高いほど、同じ出力を得るために圧縮機で消費する電力量が大きくなり、給湯器用のヒートポンプは効率が悪い運転をしている。ヒートポンプの効率を改善する技術が望まれている。
この発明に係るヒートポンプは、熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器と、該第1熱交換器で熱を与えられた冷媒を圧縮する第1圧縮機と、該第1圧縮機で圧縮された冷媒を圧縮する第2圧縮機と、該第2圧縮機で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器と、該第2熱交換器で熱を奪われた冷媒を前記第1熱交換器に戻す帰還路と、前記第1圧縮機から吐出される冷媒よりも高温になるように前記第2圧縮機に入る冷媒を加熱する冷媒加熱手段とを備えたものである。
また、熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器と、該第1熱交換器で熱を与えられた冷媒を圧縮する圧縮途中に流体を吸入する中間圧吸入口を有する中間圧インジェクション圧縮機と、該中間圧インジェクション圧縮機で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器と、該第2熱交換器で熱を奪われた冷媒を前記第1熱交換器に戻す帰還路と、前記中間圧インジェクション圧縮機の前記中間圧吸入口よりも高圧側に入る冷媒の温度が前記中間圧インジェクション圧縮機で圧縮された冷媒の前記中間圧吸入口での温度よりも高くなるように加熱する冷媒加熱手段とを備えたものである。
この発明に係るヒートポンプは、熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器と、該第1熱交換器で熱を与えられた冷媒を圧縮する第1圧縮機と、該第1圧縮機で圧縮された冷媒を圧縮する第2圧縮機と、該第2圧縮機で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器と、該第2熱交換器で熱を奪われた冷媒を前記第1熱交換器に戻す帰還路と、前記第1圧縮機から吐出される冷媒よりも高温になるように前記第2圧縮機に入る冷媒を加熱する冷媒加熱手段とを備えたものなので、同じ出力を得るために必要な圧縮機仕事量を低減できるという効果が有る。
また、熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器と、該第1熱交換器で熱を与えられた冷媒を圧縮する圧縮途中に流体を吸入する中間圧吸入口を有する中間圧インジェクション圧縮機と、該中間圧インジェクション圧縮機で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器と、該第2熱交換器で熱を奪われた冷媒を前記第1熱交換器に戻す帰還路と、前記中間圧インジェクション圧縮機の前記中間圧吸入口よりも高圧側に入る冷媒の温度が前記中間圧インジェクション圧縮機で圧縮された冷媒の前記中間圧吸入口での温度よりも高くなるように加熱する冷媒加熱手段とを備えたものなので、同じ出力を得るために必要な圧縮機仕事量を低減できるという効果が有る。
実施の形態1.
図1に、実施の形態1でのヒートポンプの構成を説明する図を示す。このヒートポンプは、給湯器などで湯を沸かす熱源として使用する2段圧縮のヒートポンプである。このヒートポンプの冷媒は、地球環境に悪影響を与える度合いが少ない二酸化炭素とする。このヒートポンプは、冷媒を圧縮する低圧側の第1圧縮機1と、高圧側の第2圧縮機2と、第1圧縮機1から吐出され第2圧縮機2に入る冷媒を加熱する冷媒加熱手段3と、第2圧縮機2から吐出される冷媒から熱を奪って水を加熱する放熱器4と、放熱器4から出る冷媒を減圧する減圧弁5と、減圧弁5により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器6と、これらの間で冷媒を流す冷媒配管7から構成する。放熱器4には水配管8があり、ポンプ9により水配管8の中を加熱される水が流れる。
冷媒は、第1圧縮機1、冷媒加熱手段3、第2圧縮機2、放熱器4、減圧弁5及び蒸発器6の間で、冷媒配管7により、この順番に流れて循環する。蒸発器6が第1熱交換器であり、放熱器4が第2熱交換器である。減圧弁5とその両側の冷媒配管7Aと冷媒配管7Bとが帰還路であり、放熱器4と蒸発器6との間をつなぐ。
冷媒加熱手段3は、第2圧縮機2から吐出されて第1圧縮機1の吸入口に戻る冷凍機油が持つ熱や他のヒートポンプや蓄熱装置などの廃熱を利用して、冷媒を加熱するものとする。なお、冷凍機油は圧縮機の動作を滑らかにするための潤滑油である。冷凍機油は冷媒とともに圧縮機で圧縮される。圧縮機から吐出された冷凍機油は、分離されて特別の配管で圧縮機の吸入口に戻す場合もあれば、分離しないで冷媒とともに流す場合もある。
次に動作を説明する。冷媒の状態変化を説明する温度エントロピ図を、図2に示す。実線がこの発明に係るヒートポンプの動作を示す軌跡であり、破線が従来のヒートポンプの動作を示す軌跡である。この発明に係る方式を本方式と呼ぶ。冷媒の状態と対応する位置を説明する図を、図3に示す。図3では点を意味する記号を四角で囲んで表示する。
第1圧縮機1に吸入される冷媒は、図2に示す点Aで示される低温低圧の気体である。第1圧縮機1で断熱圧縮されることにより、冷媒は点Bで示される中間圧の気体となる。なお、厳密には圧縮機内部の表面と冷媒との間で僅かな熱の伝導は有る。この伝導で伝わる熱量はヒートポンプが移動させる熱量と比較すると無視できるほど小さいので、圧縮機では断熱圧縮すると考える。
冷媒加熱手段3でほぼ定圧で加熱されて、冷媒は点Cで示される点Bよりも温度が高い状態になる。そして、冷媒が第2圧縮機2でさらに圧縮されて、冷媒は点Dで示される高温高圧の気体となる。点Dでの冷媒は、圧力一定で温度が低下しても液体になることがない超臨界の領域である。
放熱器4で水を加熱しながら冷媒の温度が低下して、点Eで示す低温高圧の状態に点Dから変化する。ここで、ヒートポンプの出力を満足するように、点Dと点Eの位置が決められる。減圧弁5で減圧されると、冷媒は点Fで示す低温低圧の気液二相状態になる。そして、蒸発器6で外気から熱を奪って液体の冷媒が蒸発して、気体の状態である点Aの位置に戻る。
一方、冷媒加熱手段3がない従来のヒートポンプで同じ出力を得る場合の動作は以下のようになる。出力を同じにするために、第2圧縮機2、放熱器4及び減圧弁5は本方式の場合と同様に動作し、冷媒の状態の軌跡はC−D−E−Fとなる。第1圧縮機1と蒸発器6の動作は、本方式と従来とでは異なる。第1圧縮機1では冷媒の状態が点A2から点Cになるように断熱圧縮する。そして、蒸発器6では、冷媒の状態を点Fから点A2まで変化させるように定圧で加熱する。なお、点A2は点Aよりも温度すなわち過熱度が高い。
点A2が点Aよりも温度すなわち過熱度が高くなる理由を説明する。本方式では第1圧縮機1で圧縮した後に冷媒加熱手段3により点Bから点Cまで加熱するのに対して、従来方式では冷媒加熱手段3による加熱がないので、第1圧縮機1での圧縮後に本方式と同じ点Cになるためには、第1圧縮機1に入る冷媒の温度を本方式よりも高くする必要があるからである。
一般にヒートポンプの成績係数(COP)は、以下の式で計算される。成績係数が高いほど少ないエネルギーで多くの熱量を得る事ができる。つまり、成績係数が高いほど高性能のヒートポンプである。
成績係数=利用できる熱量/圧縮機仕事量
ここで、圧縮機仕事量は、温度エントロピ図では、ヒートポンプの1サイクルの軌跡が囲む面積になる。利用できる熱量は、点Dと点Eの位置により決まる。
図2から分かるように、本方式のヒートポンプでは、ハッチングを施した軌跡A−A2−C−B−Aで囲まれる部分の面積だけ、従来よりも圧縮機仕事量が少ない。つまり、本方式のヒートポンプでは、従来のヒートポンプよりも成績係数が高い値になる。なお、冷媒加熱手段3での熱源は、第2圧縮機2から吐出されて第1圧縮機1の吸入口に戻る冷凍機油や他のヒートポンプや蓄熱装置などの廃熱を利用するので、そのエネルギー量を成績係数の分母として考慮する必要がない。
本方式のヒートポンプで従来よりも圧縮機仕事量が少なくなることを、別の角度から説明する。図4に、冷媒の状態変化を説明する圧力エンタルピ図を示す。図2と同様に、実線で本方式のヒートポンプの軌跡を表現し、破線で従来のヒートポンプの軌跡を表現する。点を表す記号の意味は、図2の場合と同じとする。
圧縮機仕事量は、圧縮機の入口と出口でのエンタルピ差である。そのため、本方式での圧縮機仕事量は、軌跡A−Bでのエンタルピの増分ΔH1と軌跡C−Dでのエンタルピの増分ΔH2の和である。従来のヒートポンプでは、軌跡A2−Dでのエンタルピ増分ΔHが圧縮機仕事量になる。
図4から分かるように、温度が低くエンタルピが小さい冷媒を所定の圧力まで圧縮するのに要する圧縮機仕事量は、温度が高くエンタルピが大きい冷媒の場合と比較して小さい。つまり、図4における軌跡A−Bの傾きの方が、軌跡A2−Dの傾きよりも大きい。そのため、ΔH1+ΔH2<ΔHとなり、本方式の圧縮機仕事量の方が小さくなる。
本方式による圧縮機仕事量の削減量に関して考察する。圧縮機仕事量の削減量を変数DHで表現することとする。まず、変数の定義から以下が成立する。
DH=ΔH−ΔH1−ΔH2 (式1)
従来の軌跡A−A2で蒸発器6により冷媒に与えられる熱量をQ1とし、本方式の軌跡B−Cで冷媒加熱手段3により冷媒に与えられる熱量をQ2とすると、図における位置Aから位置Dに移動するのに必要なエンタルピ量は、どの経路をとっても同じになるので、以下が成立する。
ΔH1+Q2+ΔH2=Q1+ΔH (式2)
(式2)を(式1)に代入して、以下の式を得る。
DH=Q2−Q1 (式3)
(式3)より、冷媒加熱手段3により冷媒に与えられる熱量Q2と蒸発器6により冷媒に与えられる熱量Q1との差が、圧縮機仕事量の削減量DHとなることが分かる。つまり、冷媒加熱手段3により従来よりも多くの熱量を冷媒に与えると、従来よりも多い熱量の分だけの圧縮機仕事量を削減できる。
冷媒加熱手段3を付加することでヒートポンプへの何らかの機械的入力が増加する場合でも、増加する機械的入力の量が(式3)で表現される圧縮機仕事量の減少量よりも小さければ、ヒートポンプの効率を改善できる。
図4から、(式3)で計算される圧縮機仕事量の削減量DHを大きくするには、点Bと点Cの圧力を高くして、Q2を大きくすればよいことが分かる。ただし、点Bと点Cの圧力を高くすると温度も高くなるので、冷媒加熱手段3が利用する熱源の温度を高くする必要がある。なお、第1圧縮機1の吸入口での圧力、第1圧縮機1の吐出口での圧力すなわち第2圧縮機2の吸入口での圧力、第2圧縮機2の吐出口での圧力は、さまざまな要因を考慮して総合的に決める。
この実施の形態1では、2個の圧縮機が直列に接続される場合で説明したが、3個以上の圧縮機が直列に接続する場合にも適用できる。直列に接続された圧縮機の間であればどこに冷媒加熱手段を配置しても、圧縮機の間に冷媒加熱手段を配置しない場合と比較して、ヒートポンプの圧縮機仕事量を低減できるという効果がある。
3個以上の圧縮機がある場合も、圧縮機仕事量の削減量DHを大きくするには、冷媒の流れから見て最下流の最も圧力が高い圧縮機に入る冷媒を加熱することが有効である。冷媒加熱手段3が利用できる熱源の温度に制約がある場合は、複数箇所で冷媒を加熱するようにして、冷媒に与える熱量をできるだけ大きくなるようにする。
直列に接続する少なくとも2個の圧縮機を有するヒートポンプであれば、並列に接続される圧縮機が存在してもよい。
この実施の形態1では、二酸化炭素を冷媒とするヒートポンプで説明したが、冷媒は二酸化炭素以外でもよい。また、給湯器で利用する場合で説明したが、蓄熱装置などで利用するようにしてもよい。
以上のことは、他の実施の形態でもあてはまる。
実施の形態2.
図5に、実施の形態2でのヒートポンプの構成を説明する図を示す。実施の形態2は、第2圧縮機2から吐出される冷凍機油の熱を利用する冷媒加熱手段3としての具体的な構成を備えるように、実施の形態1を変更したものである。なお、冷凍機油の量は、圧縮機内では冷媒の量の10%程度である。
実施の形態1での図1と異なる点だけを説明する。油分離器10、冷媒加熱用熱交換器11及び第2減圧弁12と、これら及び第1圧縮機1の吸入側の冷媒配管7とを接続する冷凍機油配管13が追加されている。図1に有った冷媒加熱手段3は、これらの構成に置き換わっているので、図5では存在しない。
油分離器10は第2圧縮機2と放熱器4の間にあり、冷媒から冷凍機油を分離する。油分離器10で分離された高温高圧の冷凍機油は、冷凍機油配管13により冷媒加熱用熱交換器11に送られる。冷媒加熱用熱交換器11では、高温高圧の冷凍機油により第1圧縮機1から吐出されて第2圧縮機2に入る冷媒を加熱する。第2減圧弁12は、冷媒加熱用熱交換器11からの冷凍機油を減圧する。第2減圧弁12からの冷凍機油配管13は、第1圧縮機1の吸入側で冷媒配管7に接続する。
この実施の形態2と同様だが冷媒加熱用熱交換器11だけを有しない構成のヒートポンプは、従来から存在している。冷媒加熱用熱交換器11を追加しているのが、この実施の形態2の特徴である。この実施の形態2では、冷媒加熱用熱交換器11が冷媒加熱手段である。
次に動作を説明する。この実施の形態2でも、冷媒の状態変化は、実施の形態1の場合と同様になる。ここで、B−Cの状態変化は、冷媒加熱用熱交換器11で冷凍機油の熱により冷媒が加熱されることを意味する。
油分離器10で分離された高温高圧の冷凍機油は、冷媒加熱用熱交換器11で第1圧縮機1から吐出される冷媒(冷凍機油を含む)を加熱して、温度が下がる。冷媒加熱用熱交換器11で温度が下がった冷凍機油は、第2減圧弁12で減圧されて、第1圧縮機1の吸入側で冷媒と混合される。
従来は、油分離器10で分離された高温高圧の冷凍機油は、途中で冷媒加熱に利用されることなくそのまま第1圧縮機1の吸入口に戻されていた。これに対して、高温高圧の冷凍機油の熱を冷媒加熱用熱交換器11で利用して、第1圧縮機1から吐出され第2圧縮機2に入る冷媒を加熱するようにした点が、この実施の形態2での構成のポイントである。
この実施の形態2でも、圧縮機での圧縮機仕事量が低減できる。なお、冷媒加熱用熱交換器11で利用する冷凍機油の熱量は、従来は有効に利用していなかったものであり、このような構成にしても、ヒートポンプに対する機械的入力は増加しない。
実施の形態3.
図6に、実施の形態3でのヒートポンプの構成を説明する図を示す。この実施の形態3は、放熱器4から出る冷媒の一部を第2圧縮機2の吸入口に戻すバイパス路も存在するヒートポンプにおいて、第2圧縮機2の吸入口に戻る冷媒を冷凍機油で加熱するようにしたものである。
実施の形態3でのヒートポンプは、実施の形態2と同様な、第1圧縮機1、第2圧縮機2、放熱器4、減圧弁5、蒸発器6、油分離器10、第2減圧弁12とこれらをつなぐ冷媒配管7と冷凍機油配管13を有する。放熱器4に接続される水配管8とポンプ9も有る。さらにこれらに加えて、放熱器4と減圧弁5の間にある冷媒配管7Aの途中から冷媒を第2圧縮機2の吸入口に戻すバイパス路である第3減圧弁14及びバイパス冷媒配管7Cと、バイパス冷媒配管7Cを流れる冷媒に冷媒配管7Aを流れる冷媒の熱を移動させる過冷却用熱交換器15と、油分離器8で分離された高温高圧の冷凍機油の熱でバイパス冷媒配管7Cを流れる冷媒を加熱する冷媒加熱用熱交換器11とが有る。
ここで、第1圧縮機1の吐出口と第2圧縮機2の吸入口とを結ぶ冷媒配管7は、バイパス冷媒配管7Cとの接合点で区分して、第1圧縮機1の側を冷媒配管7Dとし、第2圧縮機2の側を冷媒配管7Eとする。
冷媒は2重のループで循環する。1個のループは、第1圧縮機1、第2圧縮機2、油分離器10、放熱器4、過冷却用熱交換器15、減圧弁5及び蒸発器6を通るループである。もう1個のループは、第2圧縮機2、油分離器10、放熱器4、過冷却用熱交換器15、第3減圧弁14、バイパス冷媒配管7Cを通るループである。バイパス冷媒配管7Cを通る冷媒の量は、全体の5〜10%程度である。
次に動作を説明する。実施の形態3のヒートポンプでの冷媒の状態変化を説明する温度エントロピ図を図7に示す。図7(a)に蒸発器6を通る冷媒の軌跡を示し、図7(b)にバイパス冷媒配管7Cを通る冷媒の軌跡を示す。実線が本方式のヒートポンプの軌跡であり、破線が冷媒加熱用熱交換器11を有しない従来のヒートポンプの軌跡である。この実施の形態3におけるヒートポンプの構成での、冷媒の状態と対応する位置を説明する図を、図8に示す。
蒸発器6を通る冷媒は、第1圧縮機1に吸入されてから放熱器4を出るまでは、実施の形態1の場合と同様な、A−B−C−DーEという軌跡を通る。点Eのように軌跡の角にない点では、黒丸で点の位置を示す。
実施の形態2では冷媒加熱用熱交換器11で冷媒が加熱されることにより、B−Cの変化が発生していたのに対して、この実施の形態3でのB−Cの変化は、バイパス冷媒配管7Cからの冷媒と混合されることを意味する。
放熱器4を出た冷媒は、過冷却用熱交換器15によりさらに熱を奪われて、点E2で示される点Eよりも温度が低い状態に移動する。減圧弁5で減圧されることにより、低温低圧の気液2相の状態である点F2に冷媒の状態は移動する。蒸発器6では、外気から熱を奪って液体の冷媒が蒸発して、点Aで示される気体の状態に戻る。
バイパス冷媒配管7Cを通る冷媒は、第2圧縮機2に吸入されてから過冷却用熱交換器15を出るまでは、蒸発器6を通る冷媒と同じC−D−E−E2という軌跡を通る。過冷却用熱交換器15を出ると第3減圧弁14により減圧されて、冷媒は中間圧力の気体である点Gで示される状態になる。過冷却用熱交換器15で放熱器4から出る冷媒により加熱されて、少し温度が上昇した点Hで示される状態になる。そして、冷媒加熱用熱交換器11で第2圧縮機2から吐出される高温高圧の冷凍機油により加熱されて、冷媒の状態は中間圧力で高温の点Jで示される状態に変化する。第2圧縮機2の吸入側で第1圧縮機1から吐出される冷媒と混合されて、冷媒の温度が下がり点Cで示される状態に変化する。
冷媒加熱用熱交換器11を有しない従来のヒートポンプで本方式と同じ出力を得る場合の動作は、以下のようになる。出力を本方式と同じにすることから、第2圧縮機2に吸入されてから冷媒配管7Aを通って過冷却用熱交換器15を出るまでの冷媒の状態変化の軌跡は、本方式と同じC−D−E−E2となる。
バイパス冷媒配管7Cを通る冷媒は、減圧弁5を通って過冷却用熱交換器15を出るまでも、従来のヒートポンプでも本方式と同じ軌跡E2−GーHにより状態が変化する。第2圧縮機2に吸入される前に第1圧縮機1から吐出される冷媒と混合されて温度が上がり、点Hから点Cで示される状態に変化する。
蒸発器6を通る冷媒は、減圧弁5では本方式と同様に点E2から点F2に状態が変化する。蒸発器6では、本方式での点Aよりも温度すなわち過熱度が高い点A3まで加熱される。過熱度が高いA3まで加熱する理由は、第1圧縮機1での圧縮後にバイパス配管7Cからの点Hという本方式での点Jよりも低温の冷媒と混合して、本方式と同じ点Cで示される状態とする必要があるからである。
圧縮前に点A3で示される冷媒の状態は、第1圧縮機1で圧縮されて第2圧縮機2の吸入口である点Cよりも高温高エントロピの点C2まで移動する。そして、バイパス冷媒配管7Cからの点Hで示される状態の低温低エントロピの冷媒と混合されて、点Cで示される状態となる。
従来のヒートポンプと比較すると、本方式の蒸発器6を通る冷媒では、軌跡A−A3−C2−C−B−Aで囲まれる面積分だけ圧縮機仕事量が少なくなる。本方式のバイパス冷媒配管7Cを通る冷媒では、軌跡H−C−J−Hで囲む面積はゼロであるため、圧縮機仕事量は変化しない。このように、この実施の形態3でも圧縮機仕事量を低減して、ヒートポンプの成績係数を向上できるという効果が有る。
この実施の形態3では、冷媒加熱用熱交換器11でバイパス冷媒配管7Cを流れる冷媒だけを加熱したが、バイパス冷媒配管7C、冷媒配管7D及び冷媒配管7Eの中の何れか少なくとも一つを流れる冷媒を加熱するようにしてもよい。第2圧縮機2に入る冷媒を第1圧縮機1から吐出される冷媒よりも高温になるように加熱するものであれば、冷媒加熱用熱交換器11はどのようなものでもよい。なお、加熱前の冷媒の温度はバイパス冷媒配管7Cを流れる冷媒が最も低いので、バイパス冷媒配管7Cを流れる冷媒と熱交換する方がより多くの熱を冷媒に与えることができ、圧縮機仕事量の低減量をより大きくできる。
2台の圧縮機を備えた場合で説明したが、中間圧力の流体を吸入可能な中間圧吸入口を有する1台の中間圧インジェクション圧縮機で、中間圧吸入口から吸入される冷媒を冷媒加熱用熱交換器11で加熱する場合でも、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図9に、実施の形態4でのヒートポンプの構成を説明する図を示す。この実施の形態4は、放熱器4から出る冷媒の一部と高温高圧の冷凍機油とを、中間圧インジェクション圧縮機の中間圧力の吸入口から吸入するようにしたヒートポンプである。
この実施の形態4でも、実施の形態3と同様な、放熱器4、減圧弁5、蒸発器6、油分離器10、第2減圧弁12、第3減圧弁14及び過冷却用熱交換器15と、これらの間の冷媒配管7A、冷媒配管7B、バイパス冷媒配管7Cなどの冷媒配管7とを有する。放熱器4に接続される水配管8とポンプ9も有る。
2台の圧縮機の替わりに1台の中間圧インジェクション圧縮機16が有る。冷凍機油配管13は、冷凍機油を中間圧インジェクション圧縮機16の低圧の吸入口である低圧吸入口16Aではなく中間圧力の吸入口である中間圧吸入口16Bに戻す。冷媒加熱用熱交換器11がなくて、第2減圧弁12からの冷凍機油配管13とバイパス冷媒配管7Cとが、中間圧インジェクション圧縮機16の中間圧吸入口16Bの手前にある配管接続個所13Aで接続される。
冷凍機油配管13をバイパス冷媒配管7Cと配管接続個所13Aで接続することが、実施の形態4での冷媒加熱手段である。
次に動作を説明する。放熱器4、減圧弁5、蒸発器6、油分離器10、第2減圧弁12、第3減圧弁14及び過冷却用熱交換器15は、実施の形態3の場合と同様に動作する。中間圧インジェクション圧縮機16は低温低圧の冷媒を低圧吸入口16Aから吸入し、中間圧吸入口16Bからは高温の冷凍機油と混合されたバイパス冷媒配管7Cからの冷媒を吸入する。中間圧吸入口16Bから吸入される冷媒は、低圧吸入口16Aから吸入さる冷媒よりも高温である。
中間圧吸入口16Bから吸入された冷凍機油は中間圧インジェクション圧縮機16の内部表面を伝って冷凍機油は低圧吸入口16Aの方にも移動する。そのため、中間圧吸入口16Bから冷凍機油を注入しても、低圧吸入口16Aから中間圧吸入口16Bまでの間で冷凍機油が不足して潤滑が不十分になる事態は発生しない。
実施の形態4のヒートポンプでの冷媒の状態変化を説明する温度エントロピ図は、実施の形態3と同様な図7となる。ただし、点Bが中間圧インジェクション圧縮機16の中間圧吸入口16Bからの冷媒と混合される前の冷媒の状態を意味し、点Cは混合された後の状態を意味する。
この実施の形態4でも圧縮機仕事量を低減して、ヒートポンプの成績係数を向上できるという効果が有る。このように、中間圧インジェクション圧縮機16の中間圧吸入口16Bよりも高圧側に入る冷媒の温度が中間圧インジェクション圧縮機16で圧縮された冷媒の中間圧吸入口16Bでの温度よりも高くなるように加熱することができれば、冷媒加熱手段はどのようなものでもよい。
中間圧インジェクション圧縮機の場合で説明したが、2台の圧縮機を直列に接続し、後段の圧縮機にバイパス冷媒配管7Cからの冷媒を混合して吸入させるヒートポンプでも、高温高圧の冷凍機油をバイパス冷媒配管7Cからの冷媒に混合することは適用でき、同様の効果が得られる。さらには、バイパス冷媒配管7Cを有しない2段圧縮のヒートポンプでも、第2圧縮機2から吐出された高温高圧の冷凍機油を第2圧縮機2の吸入口に戻すようにしてもよい。
実施の形態5.
図10に、実施の形態5でのヒートポンプの構成を説明する図を示す。この実施の形態5は、中間圧インジェクション圧縮機16の中間圧吸入口16Bに冷凍機油だけを注入するようにした場合である。
この実施の形態5でも、実施の形態2と同様な、放熱器4、減圧弁5、蒸発器6及び第2減圧弁12と、これらの間の冷媒配管7とを有する。放熱器4に接続される水配管8とポンプ9も有る。
この実施の形態5での中間圧インジェクション圧縮機16は、高圧密閉型の構造である。密閉容器16Cの中に、電動機16Dと圧縮機構16Eとが有る。ここで、圧縮機構とは、圧縮機から動力源(電動機)を除いたものとする。密閉容器16Cの中には高圧高温の気体の冷媒が充満しており、密閉容器16Cの下部には冷凍機油が溜まっている。
低圧吸入口16Aには蒸発器6からの冷媒配管7が接続される。中間圧吸入口16Bには、第2減圧弁12からの冷凍機油配管13が接続される。中間圧インジェクション圧縮機16の圧縮機構16Eが圧縮した冷媒を吐出する吐出口16Fは、密閉容器16Cの内部にある。密閉容器16Cの底と第2減圧弁12の間も冷凍機油配管13が接続される。密閉容器16Cの上の面には、放熱器4への冷媒配管7が有る。
中間圧吸入口16Bに接続される冷凍機油配管13が、実施の形態5での冷媒加熱手段である。
次に動作を説明する。放熱器4、減圧弁5及び蒸発器6は、実施の形態2と同様に動作する。中間圧インジェクション圧縮機16は、低圧吸入口16Aから吸入した冷媒を圧縮する。中間圧吸入口16Bから高温の冷凍機油が吸入されるので、冷媒は圧縮されるだけの場合よりも高温になる。中間圧インジェクション圧縮機16の吐出口16Fから密閉容器16Cの中に、高温高圧の冷媒と冷凍機油が吐出される。液体の冷凍機油は、密閉容器16Cの内部で下方に落ちてきて、冷媒と分離される。密閉容器16Cの下部には、冷凍機油が溜まる。冷媒は、密閉容器16Cの上の面に接続される冷媒配管7により、放熱器4に送られる。密閉容器16Cの内部では冷凍機油がいくらか浮遊しているので、この冷媒配管7に流れ出る冷媒の中には、いくらかの冷凍機油も含まれる。このように密閉容器16Cと冷媒配管7と冷凍機油配管13とにより、冷媒から冷凍機油を分離できる。
密閉容器16Cの下部に溜まった冷凍機油は、第2減圧弁12の反対側が減圧されているため、冷凍機油配管13の中に吸い込まれる。第2減圧弁12で減圧された冷凍機油は、中間圧インジェクション圧縮機16の中間圧吸入口16Bにおける冷媒の圧力とほぼ等しい。冷凍機油は、中間圧インジェクション圧縮機16の中間圧吸入口16Bに吸入される。
実施の形態5のヒートポンプでの冷媒の状態変化を説明する温度エントロピ図は、実施の形態1と同様な図2となる。この実施の形態5でも圧縮機仕事量を低減して、ヒートポンプの成績係数を向上できるという効果が有る。
油分離器10を持たないで圧縮機の密閉容器と配管の配置を利用して冷凍機油を分離することは、他の実施の形態でも適用できる。
この発明の実施の形態1でのヒートポンプの構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1での冷媒の状態変化を説明する温度エントロピ図である。 この発明の実施の形態1での冷媒の状態と対応する位置を説明する図である。 この発明の実施の形態1での冷媒の状態変化を説明する圧力エンタルピ図である。 この発明の実施の形態2でのヒートポンプの構成を説明する図である。 この発明の実施の形態3でのヒートポンプの構成を説明する図である。 この発明の実施の形態3での冷媒の状態変化を説明する温度エントロピ図である。 この発明の実施の形態3での冷媒の状態と対応する位置を説明する図である。 この発明の実施の形態4でのヒートポンプの構成を説明する図である。 この発明の実施の形態5でのヒートポンプの構成を説明する図である。
符号の説明
1 :第1圧縮機
2 :第2圧縮機
3 :冷媒加熱手段
4 :放熱器(第2熱交換器)
5 :減圧弁(帰還路)
6 :蒸発器(第1熱交換器)
7 :冷媒配管
7A:冷媒配管(帰還路)
7B:冷媒配管(帰還路)
7C:バイパス冷媒配管
7D:冷媒配管
7E:冷媒配管
8 :水配管
9 :ポンプ
10 :油分離器
11 :冷媒加熱用熱交換器(冷媒加熱手段)
12 :第2減圧弁
13 :冷凍機油配管(冷媒加熱手段)
13A:配管接続個所(冷媒加熱手段)
14 :第3減圧弁
15 :過冷却用熱交換器
16 :中間圧インジェクション圧縮機
16A:低圧吸入口
16B:中間圧吸入口
16C:密閉容器
16D:電動機
16E:圧縮機構
16F:吐出口

Claims (4)

  1. 熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器と、該第1熱交換器で熱を与えられた冷媒を圧縮する第1圧縮機と、該第1圧縮機で圧縮された冷媒を圧縮する第2圧縮機と、該第2圧縮機で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器と、該第2熱交換器で熱を奪われた冷媒を前記第1熱交換器に戻す帰還路と、前記第1圧縮機から吐出される冷媒よりも高温になるように前記第2圧縮機に入る冷媒を加熱する冷媒加熱手段とを備えたヒートポンプ。
  2. 前記冷媒加熱手段が前記第2圧縮機から吐出される潤滑油の熱を利用することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ。
  3. 熱源により冷媒に熱を与える第1熱交換器と、該第1熱交換器で熱を与えられた冷媒を圧縮する圧縮途中に流体を吸入する中間圧吸入口を有する中間圧インジェクション圧縮機と、該中間圧インジェクション圧縮機で圧縮された冷媒から熱を奪う第2熱交換器と、該第2熱交換器で熱を奪われた冷媒を前記第1熱交換器に戻す帰還路と、前記中間圧インジェクション圧縮機の前記中間圧吸入口よりも高圧側に入る冷媒の温度が前記中間圧インジェクション圧縮機で圧縮された冷媒の前記中間圧吸入口での温度よりも高くなるように加熱する冷媒加熱手段とを備えたヒートポンプ。
  4. 前記冷媒加熱手段が前記中間インジェクション圧縮機から吐出される潤滑油の熱を利用することを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ。
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