JP2006022888A - 被取付部品取付構造 - Google Patents

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修司 垣内
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Abstract

【課題】廻り止め突起及び廻り止め孔を省略した廻り止め構造を有する被取付部品取付構造を提供することである。
【解決手段】閉鎖空間を画成するパネルに被取付部品を取り付ける被取付部品取付構造であって、この取付構造は、パネルの一方の面に溶接された本体部と、パネルに開けられた孔に貫通し他方の面から突出する被取付部品に取付方向性を持たせる嵌合突部からなるナットと、被取付部品に形成されたナットの嵌合突部に同一の方向性をもって案内され挿入される嵌合孔部を備えている。ナットの嵌合突部に被取付部品の嵌合孔部を挿入し、ボルトで被取付部品をパネルに固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は溶接ナットを使用した被取付部品取付構造に関する。
従来の溶接ナットは廻り止め機能がないため、組付け部品に廻り止め機能を持たせている。例えば、図1に示すように、車体パネル2はボルト挿入用の孔3と廻り止め係合部挿入用の孔8を有している。車体パネル2の裏面にはネジ孔6を有する溶接ナット4が溶接されている。組付け部品(被取付部品)10にはボルト挿入用の孔12と廻り止め係合部14が形成されている。
組付け部品10の廻り止め係合部14を車体パネル2の孔8に係合し、ボルト16を組付け部品10の孔12及び車体パネル2の孔3を通して溶接ナット4のネジ孔6に螺合することにより、組付け部品10が車体パネル2に取り付けられる。
組付け部品10の廻り止め係合部14が車体パネル2の孔8中に係合しているため、組付け部品10は廻り止めをされて車体パネル2に取り付けられる。
このような従来の廻り止め構造は、図2〜図4に示すように油圧クラッチ用リザーブタンクのダッシュボードアッパへの取付に使用されている。図2を参照すると、カウルボックス20は板金製のダッシュボードアッパ22と樹脂製のカウルトップ24から構成される。カウルトップ24には多数の孔26が形成されており、これらの孔26を介して外気が車室内に導入される。
28は油圧クラッチ用リザーブタンクであり、取付ブラケット30がその一側部に固着されている。取付ブラケット30はボルト挿入用の孔32と廻り止め突起34を有している。
ダッシュボードアッパ22にはボルト挿入用の孔36と、廻り止め突起34係合用の孔(廻り止め孔)40が形成されている。ダッシュボードアッパ22の裏面にはボルト挿入用の孔36と同心のネジ孔を有する溶接ナット38が溶接されている。
取付ブラケット30の廻り止め突起34をダッシュボードアッパ22の廻り止め孔40に挿入し、ボルト42を取付ブラケット30の孔32及びダッシュボードアッパ22の孔36を介して溶接ナット38のネジ孔に螺合することにより、図3に示すように油圧クラッチ用リザーブタンク28が廻り止めをされてダッシュボードアッパ22に取り付けられる。
図3のA−A断面である図4に示すように、ダッシュボードパネル44は上端部でフロントガラス(ウインドシールド)46を支持し、その下端部で車体フレームに溶接等により固定されている。ダッシュボードアッパ22はその下端部が曲げられてダッシュボードパネル44に溶接等により固着されている。
48は開閉可能なフードであり、フード48が閉じられるとシール52がカウルトップ24に当接し、エンジン50が設置されたエンジンルーム51内を密封する。
特開2004−136870号公報 実開平5−24454号公報
図1に示したような一般的な廻り止め機能付き組付け構造では、組付け部品10への廻り止め係合部(廻り止め突起)14の追加により、組付け部品10の材料歩留まりが悪化する。また、車体パネル2には廻り止め孔8が必要となり、車体パネルの強度が悪化するとともに、廻り止め孔8用の金型費用が生じることなる。
図2〜図4に示した油圧クラッチ用リザーブタンク28のダッシュボードアッパ22への取付構造では、図4に最も良く示されるように、エンジンルーム51内の熱気や臭いがカウルボックス20に形成された廻り止め孔40を介して車室内に吸い込まれてしまうという問題がある。
また、クラッチ用リザーブタンクの不要なCVT車は、廻り止め孔40にシールを貼り付けてエンジンルーム内への熱気や臭いの吸い込みを防止している。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、廻り止め機能付き溶接ナットを利用した被取付部品取付構造を提供することである。
請求項1記載の発明によると、取付孔を有する閉鎖空間を画成するパネルに被取付部品を取り付ける被取付部品取付構造であって、前記パネルの一方の面の前記取付孔の周縁に溶接された本体部と、該パネルの前記取付孔を貫通し他方の面から突出する被取付部品に取付方向性を持たせる嵌合突部からなるナットと、前記被取付部品に形成された、前記ナットの前記嵌合突部に同一の方向性を持って案内され挿入される嵌合孔部を備え、前記ナットの前記嵌合突部に前記被取付部品の前記嵌合孔部を挿入し、前記被取付部品を前記パネルにボルトで固定することを特徴とする被取付部品取付構造が提供される。
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明において、ナットの嵌合部とボルトの頭部との間に隙間が形成されている被取付部品取付構造が提供される。
請求項3記載の発明によると、請求項1又は2記載の発明において、嵌合突部及び嵌合孔部は非対称形状をしている被取付部品取付構造が提供される。
請求項4記載の発明によると、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、パネルがダッシュボードアッパから構成され、被取付部品が油圧クラッチ用リザーブタンクから構成される被取付部品取付構造が提供される。
請求項1記載の発明によると、被取付部品に方向性を持たせる位置決め用の廻り止め孔を廃止することができ、パネルの遮音性能、強度及び機密性を改善することができる。また、被取付部品の廻り止め突起を廃止することができ、被取付部品の材料歩留まりを改善することができる。更に、パネルに廻り止め孔を形成する必要がないため、パネルの金型費用を低減することができる。
請求項2記載の発明によると、ボルトの締め付けトルクを得ることができ、被取付部品をパネルに強固に取り付けることができる。
請求項3記載の発明によると、溶接ナットに容易に方向性を持たせることができる。
請求項4記載の発明によると、車室内にエンジンルーム内の熱気及び臭気が侵入するのを防止できる。
次に、図5〜図8を参照して、本発明の一実施形態である被取付部品取付構造について説明する。この実施形態は、本発明の被取付部品取付構造を油圧クラッチ用リザーブタンクのカウルボックスを構成するダッシュボードアッパへの取り付けに適用したものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の説明において、図2〜図4を用いて説明した従来の取付構造と実質的に同一構成部分については同一符号を付して説明する。
カウルボックス20を形成するダッシュボードアッパ22は、閉鎖された空間、即ち車室を画成する。図6のB−B線断面図である図7に示すように本実施形態の取付構造は、ダッシュボードアッパ22の第1面22aに溶接された本体部56aと、ダッシュボードアッパ22に開けられた孔54に嵌合し、ダッシュボードアッパ22の第2面22bから突出する嵌合突部56bからなる溶接ナット56を含んでいる。
溶接ナット56の嵌合突部56bは、被取付部品である油圧クラッチ用リザーブタンク28に取付方向性を持たせる形状をしている。即ち、嵌合突部56bの平面視形状は対称形状ではなく、例えば図8(A)、(B)、(C)に示すようにネジ孔58の中心を通る直線59に対して非対称形状をしている。これにより、溶接ナット56に容易に方向性を持たせることができる。
即ち、図5に示すように、油圧クラッチ用リザーブタンク28の取付ブラケット30に形成された嵌合孔部60の方向性と同一の方向性を有するように、溶接ナット56をダッシュボードアッパ22の第1面22aに溶接する。
このように溶接ナット56の嵌合突部56bに方向性を持たせて、溶接ナット56がダッシュボードアッパ22に溶接されていると、油圧クラッチ用リザーブタンク28の取付ブラケット30の嵌合孔部60を溶接ナット56の嵌合突部56bに嵌合させるだけで、油圧クラッチ用リザーブタンク28の取付位置を正規の位置に規制することができ、さらに嵌合孔部60が嵌合突部56bに嵌合しているため、取付ブラケット30が回転することはない。
図7に示すように、本実施形態では溶接ナット56の嵌合突部56bとボルト42の頭部42aとの間に隙間Sが形成されている。よって、ボルト42を取付ブラケット30の嵌合孔部60を通して溶接ナット56の嵌合突部56bのネジ孔58に螺合する際に、大きな締め付けトルクを得ることができ、取付ブラケット30をダッシュボードアッパ22に対して強固に固定することができる。
以上を説明した実施形態は、本発明を油圧クラッチ用リザーブタンクのダッシュボードアッパへの取り付けに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、シートベルトアンカなどの室内側に本発明を適用することにより、位置決め用の廻り止め孔を廃止することができるので、廻り止め孔を通しての空調の漏れを防止できる。
廻り止め機能を有する従来の取付構造(組付け構造)の説明図である。 油圧クラッチ用リザーブタンクをダッシュボードアッパに取り付ける従来の廻り止め取付構造の分解斜視図である。 油圧クラッチ用リザーブタンクがダッシュボードアッパに取り付けられた状態の従来の廻り止め取付構造を示す斜視図である。 図3のA―A線断面図である。 油圧クラッチ用リザーブタンクをダッシュボードアッパに取り付ける本発明実施形態の廻り止め取付構造の分解斜視図である。 油圧クラッチ用リザーブタンクがダッシュボードアッパに取り付けられた状態の本発明実施形態の斜視図である。 図6のB―B線断面図である。 溶接ナットの嵌合突部の形状例を示す平面図である。
符号の説明
20 カウルボックス
22 ダッシュボードアッパ
24 カウルトップ
26 空気吸入用の孔
28 油圧クラッチ用リザーブタンク
30 取付ブラケット
42 ボルト
56 溶接ナット
56a 本体部
56b 嵌合突部
60 嵌合孔部

Claims (4)

  1. 取付孔を有する閉鎖空間を画成するパネルに被取付部品を取り付ける被取付部品取付構造であって、
    前記パネルの一方の面の前記取付孔の周縁に溶接された本体部と、該パネルの前記取付孔を貫通し他方の面から突出する被取付部品に取付方向性を持たせる嵌合突部からなるナットと、
    前記被取付部品に形成された、前記ナットの前記嵌合突部に同一の方向性を持って案内され挿入される嵌合孔部を備え、
    前記ナットの前記嵌合突部に前記被取付部品の前記嵌合孔部を挿入し、前記被取付部品を前記パネルにボルトで固定することを特徴とする被取付部品取付構造。
  2. 前記ナットの前記嵌合突部と前記ボルトの頭部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載の被取付部品取付構造。
  3. 前記嵌合突部及び前記嵌合孔部は非対称形状をしていることを特徴とする請求項1又は2記載の被取付部品取付構造。
  4. 前記パネルがダッシュボードアッパーから構成され、前記被取付部品が油圧クラッチ用リザーブタンクから構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の被取付部品取付構造。
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