JP2006022461A - プリント布帛、プリント布帛粘着材料、プリント布帛積層体、及びそれらの供給方法、及び布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】 布帛の手触り感や風合いを損なうことなく、例えば家庭用の各種プリンターでも印刷でき、その後の湿熱処理や洗浄処理などの付加的処理加工(プリント後加工)を行う必要もなく、耐久性に優れたプリント布帛、プリント布帛粘着材料、プリント布帛積層体、及びそれらの供給方法、及び布帛を提供する。
【解決手段】 本発明のプリント布帛の供給方法は、購入者に、布帛原料にアリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の加工温度で処理してなる布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択させると共に、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択させることにより、所望のプリント布帛を受注して供給することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、布帛の手触り感や風合いを損なうことなく、例えば家庭用の各種プリンターでも印刷でき、その後の湿熱処理や洗浄処理などの付加的処理(プリント後加工)を行う必要もなく、耐久性に優れたプリント布帛、プリント布帛粘着材料、プリント布帛積層体、及びそれらの供給方法、及び布帛に関する。
従来、各種の布帛が販売されているが、その殆どが既に染色されて消費者に供給されている。これは、その染色工程が極めて専門的技術を要する工程から成り立っているからであり、例えばスクリーン捺染、ローラー捺染、転写捺染等が行われている。
近年、布帛は服地としてばかりでなく、各種の分野や用途に用いられ、例えば壁紙などにも使われており、前述のような工業的染色方法では、即時性、独自性、細微性、或いは多品種少量生産などに対するニーズに対応できないため、インクジェット染色が可能な布帛が提案されている(例えば特許文献1〜3など)。
特許文献1には、水溶性高分子、塩類、水不溶性無機物でインク保持層を形成する方法が記載されているが、インクの保持力を高め、滲みを無くするためには、インク保持層を厚くする必要があり、布帛が厚ぼったくごわごわしてしまい、布帛が有する手触り感、風合い等が損なわれてしまう。また、染料の定着性が悪く、後工程での湿熱処理の際に布に移行しにくくなるという問題もあった。
また、特許文献2には、非イオン界面活性剤や染料と逆のイオン性を有する高分子化合物を布に付与する方法が記載されているが、前記特許文献1と同様にインク保持層を厚くする必要があるため、同様に布帛が有する手触り感等が損なわれる等の問題があった。
さらに、特許文献3には、インク受容体が特定の曳糸性を有するポリマーからなる布帛が記載されているが、インクジェット染色を行った後、例えばその実施例では後工程として108℃で10分の湿熱処理を行い、洗浄工程及び乾燥工程を通している。即ちインクジェット染色後の付加的処理加工(プリント後加工)が極めて面倒であるという問題があった。
特開昭61−55277号公報 特開平8−218279号公報 特開2002−275769公報
そこで、本発明は、前述の全ての問題を解消でき、布帛の手触り感や風合いを損なうことなく、例えば家庭用の各種プリンターでも印刷でき、その後の洗浄処理などの付加的処理加工(プリント後加工)を行う必要がないプリント布帛の供給方法を提案することを目的とする。
また、このようなプリント布帛を多くの材料の表面に被覆(化粧)材料として取り付ける、或いは位置させることができ、紙やプラスチックフィルム、金属等では到底得られることのない布帛の手触り(肌触り)感を付与することができるプリント布帛粘着材料及びプリント布帛積層体を供給方法を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択すると共に、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択することにより、所望のプリント布帛を供給することを特徴とするプリント布帛の供給方法である。
上記供給方法は、オーダーメイド(受注生産)方式とすることができ、その場合、購入者に、布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択させると共に、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択させることにより、所望のプリント布帛を受注して供給することを特徴とするプリント布帛の供給方法となる。
また、本発明は、布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択すると共に、該布帛の裏面に施す粘着剤層を、予め用意された或いは所望に応じて選定された粘着剤から選択し、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択することにより、所望のプリント布帛粘着材料を供給することを特徴とするプリント布帛粘着材料の供給方法をも提案するものである。
上記供給方法も、オーダーメイド(受注生産)方式とすることができ、その場合、購入者に、布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択させると共に、該布帛の裏面に施す粘着剤層を、予め用意された或いは所望に応じて選定された粘着剤から選択させ、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択させることにより、所望のプリント布帛粘着材料を受注して供給することを特徴とするプリント布帛粘着材料の供給方法となる。
さらに、本発明は、布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択すると共に、該布帛の裏面に積層する支持材料を、予め用意された或いは所望に応じて選定された材料から選択し、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択することにより、所望のプリント布帛積層体を供給することを特徴とするプリント布帛積層体の供給方法をも提案するものである。
上記供給方法も、オーダーメイド(受注生産)方式とすることができ、その場合、購入者に、布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択させると共に、該布帛の裏面に積層する支持材料を、予め用意された或いは所望に応じて選定された材料から選択させ、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択させることにより、所望のプリント布帛積層体を受注して供給することを特徴とするプリント布帛積層体の供給方法となる。
また、本発明は、布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の温度で処理してなることを特徴とする布帛をも提案する。
そして、前記の各供給方法に用いる布帛として、上記の布帛を用いる。
また、本発明は、布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の温度で処理した布帛に、印刷してなることを特徴とするプリント布帛をも提案する。
また、本発明は、布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の温度で処理した布帛に、裏面側に粘着剤層を設けると共に表面側に印刷してなることを特徴とするプリント布帛粘着材料をも提案する。
また、本発明は、布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の温度で処理した布帛に、裏面側に支持材料を積層すると共に表面側に印刷してなることを特徴とするプリント布帛積層体をも提案する。
本発明の布帛は、各種の布帛の手触り感や風合いを損なうことなく、例えば家庭用の各種カラープリンターでも印刷できるため、任意のデザインや図柄を印刷することができ、その後の湿熱処理や洗浄処理などの仕上げ処理を行う必要がないプリント布帛、それを用いたプリント布帛粘着材料、プリント布帛積層体を提供することができる。
したがって、各種の製品において、容易に希望するデザインや図柄を実現したものとすることができる。また、オーダーメイド方式の販売、製造も可能である。
また、本発明のプリント布帛の供給方法は、生産量を抑え、必要に応じて増産すればよく、保存中の劣化(退色や変色)を防止し、売れ残り在庫量を少なくすることができ、さらには容易にデザイン変更等を実施しやすいものである。
さらに、オーダーメイド方式の供給も可能であり、購入者及び供給者に従来にない多くの利点をもたらすものである。
即ち購入者の立場では、布帛の繊維の種類や厚み、処理法を自由に選択でき、また印刷についても地色やデザイン図柄、デザイン色を自由に選択でき、希望通りのプリント布帛を条件化して発注でき、極めて短時間で得ることができる。
供給者の立場では、購入者の希望を条件化して受給するため、布帛の繊維の種類や厚み、処理法を小型の布帛見本等にて提示し、印刷に関しても地色、デザイン図柄、デザイン色を小型のデザイン見本や色見本等にて提示すればよい。したがって、供給者は、購入者が手触りや色を確認できる程度の小型の布帛見本、色見本、デザイン見本等を用意しておけば、現物を店先に大量にストックしておく必要がなく、前述のように各種カラープリンターを用いて印刷及び熱処理することにより、速やかに購入者が希望するプリント布帛を供給することができる。
例えば希望する布帛原料が店頭に用意されていれば、その場で地色、デザイン図柄、デザイン色を決定し、速やかに印刷及び熱処理して手渡しすることも可能となる。
尚、購入者が、例えば退色や変色が生じた色などを所望の場合にも、供給者は、色顔料や色染料などの組み合わせデータから色変換して再現すればよく、色変換機能を備えたソフトを組み込んだコンピュータ等を用意しておけばよい。
例えば近年では複数のパーツを縫製して服を作成するに際し、完成された服においてデザイン図柄が連続するように、しかも無駄な布帛をできるだけ少なくするようにするためのコンピュータソフトも開発されているので、これと前述のプリント布帛材料の供給方法とを組み合わせるようにしてもよい。その場合、購入者は、極めて希望に近く、図柄デザインが連続する服を得ることができる。
本発明のプリント布帛粘着材料の供給方法は、前記プリント布帛の供給方法と同様に、生産量を抑え、必要に応じて増産すればよく、保存中の劣化を防止し、売れ残り在庫量を少なくすることができ、さらには容易にデザイン変更等を実施しやすいものである。そして、オーダーメイド方式の供給が可能であり、前記プリント布帛の裏面側に所望の粘着特性を有する粘着剤層を設けるので、被着体の材質や用途に応じて各種の材料に容易に貼り付けられる化粧シール(ラベル)を提供することができ、極めて広い用途に利用することができる。
本発明のプリント布帛積層体の供給方法は、前記プリント布帛の供給方法と同様に、生産量を抑え、必要に応じて増産すればよく、保存中の劣化を防止し、売れ残り在庫量を少なくすることができ、さらには容易にデザイン変更等を実施しやすいものである。そして、オーダーメイド方式の供給が可能であり、前記プリント布帛の裏面側に所望の特性を有する支持材料を積層するので、支持材料の強度特性や成形特性等を生かした複合材料を提供することができ、極めて広い用途に利用することができる。
本発明に用いる布帛原料は、特に繊維種を限定するものではなく、合成繊維、天然繊維、再生繊維、半合成繊維の何れにも適用でき、また予め染色加工、防しわ加工、グラフト重合などの化学加工が施された布帛及び布帛原料でもよく、さらには布帛表面に凹凸が加工形成されたものでもよいが、繊維表面の汚染、不純物、糊剤、ワックスなど物理的な付着物は除去しておく必要がある。
本発明に用いる処理液は、アリル縮合水系エマルジョンである。
そして、対象の布帛に塗布する際には、塗布方法(浸漬やスプレーなど)によって所定量の高分子成分を塗布できるように、処理液の濃度を予め設定しておくか、所定量(一般的に固着量で0.1〜2g/m2程度)が塗布されるまで塗布と乾燥を繰り返してもよい。何れの場合も処理液を、布帛を構成する個々の繊維間隙に完全に浸透させることが重要である。
また、本発明に用いる処理液には必要に応じて、pH調整剤、難燃剤、紫外線吸収剤、還元防止剤、酸化防止剤、ヒドロトロープ剤、消泡剤、浸透剤、ミクロポーラス形成剤、防腐剤等を適宜添加してもよい。
本発明に用いる前記構成の処理液を当該布帛原料に塗布すると、アリル縮合水系エマルジョンの微粒子から成る厚さ数ミクロン以下、好ましくは1ミクロン以下の薄い処理層が布帛繊維表面を完全に覆うようになり、さらに加熱乾燥が進むと、より強固な微粒子間接着が起こる。こうして繊維表面に形成された処理層はアリル縮合微粒子間隙に無数の微細孔を持つ多孔質構造を成している。この多孔質処理層は印刷インクを強力に吸収する性質を有し、しかも一旦微細孔内部に吸収された印刷インクは容易に再放出されないため、本発明の特徴である印刷時にインクの滲みが無く、しかも特別な付加的処理加工(プリント後加工)を施さなくても実用レベルの印刷安定性が得られる。
そして、前記印刷の後、50〜150℃の温度で乾燥処理される。
尚、当該処理に用いられる乾燥温度は50〜150℃の間で布帛の特性(融点や熱分解など)も考慮の上で適宜に決定されるべきであるが、この範囲外の温度では水分除去やエマルジョン粒子間の化学反応による接着が不十分であったり、アリル縮合微粒子に分解反応が起きたりすることがある。
また、布帛原料の種類や厚さによって適正な塗布量も適宜に決定されるべきであるが、一般的には固着量で0.1〜2g/m2程度に設定されることが多い。
こうして得られた本発明の布帛は、各種の印刷機を用いて適宜に印刷を施すことができ、或いは各種の塗布具を用いて適宜にインクを塗布することができる。また、両者を併用してもよい。
印刷機で印刷する場合、各種の公知の工業用印刷機を用いることができる。また、例えば一般家庭でもコンピューターに取り込まれた画像等を、接続した各種のカラープリンターで印刷することが行われているが、このような汎用のカラープリンターでも適用することできる。このようなカラープリンターとしては、インクジェット方式が一般的であるが、レーザー方式、インパクト方式等のプリンターを用いるようにしてもよい。また、各プリンターにより塗布されるインクとしては、顔料タイプでも染料タイプでも使用可能であるが、顔料タイプのインクの方が染料タイプのインクよりも好ましい。
塗布具でインクを塗布する場合、具体的にはスタンプ等にてインクを塗布する方法があり、再現性もあり、スタンプを押す位置等を変更することで独自性(オリジナリティ)も表現することができる。また、ペンやマジック等の筆記具を用いてインクを塗布する方法もあり、スキャナー等で画像としてコンピュータ等に取り込むことにより、通常画像として扱うことができる。この場合にもインクとしては、顔料タイプのものが好適に用いられる。
上述のように得られたプリント布帛は、各種の布帛製品、例えば着物や浴衣は勿論、ランチョンマット、テーブルクロス、コースター、のぼり、カーテン、のれん、カレンダー・地図、クロスクラフト、バッグ、本カバー、ゼッケン、掛け軸、手芸用素材(パッチワーク、着せ替え人形、ペット衣料、洋服、クッションカバー)、風呂敷、ふくさ、ハンカチ、スカーフ、包装資材等の極めて多種の用途に用いることができる。
このように本発明のプリント布帛、及びその供給方法は、家庭用の各種カラープリンターでも印刷できるため、工場等では生産量を抑え、必要に応じて増産すればよい。そのため、倉庫等にて大量の在庫を抱える必要がなく、保存中の劣化を防止し、売れ残り在庫量を少なくすることができ、さらには容易にデザイン変更等を実施しやすいものである。
次に、本発明のプリント布帛と既存技術との相違を説明する。
〔生産ロット及び生産量〕
既存技術の場合、コストダウンを図るために1ロットの生産量を多く必要があるため、店頭などで大量生産された数種、多くとも十数種の中から選択する(購入する)に過ぎない。これに対し、本発明では、布帛原料、印刷をそれぞれ条件化し、その膨大な組み合わせ例から選択でき、しかも前述のような家庭用のカラープリンターで印刷することにより、小ロットでも対応可能である。勿論、まとまった注文に際しては、工場の大型印刷機で大量生産も可能である。
〔基本素材及び店舗規模〕
既存技術では、前述のように現物を店頭に確保する必要があり、倉庫を含めた売り場面積が大きくならざるを得ない。これに対し、本発明では、前述のように受注場所には、布帛見本、デザイン見本、色見本があればよく、布帛原料を保存する工場に印刷機を備えておけばよく、このような工場に条件を伝達して所望の布帛原料に所望の印刷を施して製造すればよい。
〔在庫管理及びオリジナル性〕
既存技術では、前述のように1ロットの生産量が多く、現物を長期間に亘って保存する必要があるため、新規のデザイン模様に切り替えれないという問題がある。これに対し、本発明は、在庫管理が必要でなく、条件を分割した見本を提示できればよく、オリジナル性も高く、新規のデザイン模様への切り替えも容易である。
さらに、以下のような点でも、本発明のプリント布帛と既存技術とは相違する。
〔製作期間〕
既存技術では、デザイン決定後の製作工程数が多いため、数週間以上の製作期間が必要である。これに対し、本発明は、即日製作が可能である。
〔オンデマンド生産〕
既存技術では、生産者側からの提案品により販売している場合が多いため、規格製品選択型になっている。これに対し、本発明は、需要者側からの基本素材提案による小ロット生産が可能であるため、多品種保有することが可能である。
〔印刷内容〕
既存技術では、版による捺染方式が主流である。これに対し、本発明は、写真印刷も可能である。
また、例えば部分的に綻びが生じた場合のパッチワークを例として、本発明のプリント布帛と既存技術との相違を説明する。
〔色調変化への対応〕
既存技術では、製作時に保存されているものを使用するため、その保存物と現場の色の違いが表れ、見栄えの悪いものとなる。これに対し、本発明では、データとして保存されているものを、色変換して現場に近い色で修復することが可能となる。
〔使用材料の保存〕
既存技術では、現物を保存するため、その数が膨大となり、管理が極めて大変である。これに対し、本発明では、無地の布帛原料から製作時と同様の手順にて作製できるため、基本的に保存が必要ではない。
〔修復範囲の減少化〕
既存技術では、好適な現物が保存されていない場合には図柄の関係等で修復範囲が広がってしまい、縮小化しにくい。これに対し、本発明では、修復箇所に応じたものを新たに作製するため、修復範囲の大きさに関係なく修復できる。
また、本発明のプリント布帛の供給方法は、オーダーメイド方式とすることができ、その場合、購入(発注)者及び供給者(受注、製造)のそれぞれに以下に示すような多大な利点をもたらすものである。
購入(発注)者には、まず、予め用意された布帛原料の繊維種、厚み、処理法から選択して布帛原料を決定させる。布帛原料の繊維の種類、厚み、処理法は、それぞれ多数に存在するため、それらの組み合わせは膨大な数になる。しかし、例えば幾つかの組み合わせ例(布帛見本)があれば、購入者は、それらの手触り感や風合い等で目の前に所望の布帛がなくても所望の繊維の種類、厚み、処理法を選択することにより、布帛原料を選ぶことができる。
続いて、布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択して決定させる。地色、デザイン図柄、デザイン色は、それぞれ多数に存在するため、それらの組み合わせは膨大な数になる。しかし、例えば幾つかの組み合わせ例(デザイン見本や色見本)があれば、目の前に所望の印刷がなくても所望の地色、デザイン図柄、デザイン色を選択することにより、印刷を選ぶことができる。
また、例えば部分的に綻びが生じた布帛製品を修復するには、当初の地色やデザイン色から退色や変色が生じているため、色変換機能を備えたソフトを組み込んだコンピュータ等にてデータの色変換を行い、目的の色を選定することができる。
このように購入(発注)者は、所望の布帛原料、印刷が目の前になくても、容易に布帛原料、印刷を決定し、所望のプリント布帛を各条件として決定して発注できる。そして、希望通りのプリント布帛を、極めて短時間で得ることができる。
供給者(受注、製造)では、上述の購入者の要望に応じて、購入者に、布帛の繊維の種類や厚み、処理法を購入者が手触り等を確認できる程度の小型の布帛見本等にて提示すればよく、印刷に関しても地色、デザイン図柄、デザイン色を購入者が識別できる程度の小型のデザイン見本や色見本等にて提示すればよい。そして、供給者は、購入者の要望を各条件として受注した後、前述のように各種カラープリンターを用いて印刷し、熱処理することにより、速やかにプリント布帛を製造して購入者に供給することができる。即ちオーダーメイド方式の供給が可能である。そのため、現物を店先に大量にストックしておく必要がない。
また、例えば購入者が、脱色や変色した色などを所望の場合にも、供給者は、色顔料や色染料などの組み合わせデータから色変換して再現すればよい。
また、本発明のプリント布帛粘着材料、及びその供給方法に用いる粘着剤層は、公知の形成方法により形成される公知の粘着剤層を適用することができる。粘着剤としては、ゴム系、アクリル系が一般的であるが、特にこれらに限定するものではなく、その厚みも用途等に応じてどのように選択することもできる。
具体的には、それぞれの製品態様(用途)から想定される被着体に応じた粘着特性を有する粘着剤層を選定すればよい。一般的に粘着剤は、粘着力、タック、凝集力の特性で条件化でき、低粘着(再剥離用粘着)、中粘着、高粘着(永久粘着)があり、被着体の材質と併せてその種類を決定する。そして、前記プリント布帛の裏面に、直接塗工する直写方式、セパレータに間接塗工する転写方式、両面テープを貼り付ける方式などがあるが、適宜に選択して粘着剤層を形成すればよい。
上述のように裏面に粘着剤層を設けたプリント布帛粘着材料は、各種の布帛粘着製品、例えばポスターやマウスパッド、本カバーとして、或いは骨組み等に貼り付けることにより製品を構成するうちわや扇子などに用いられるようにしてもよい。さらに、化粧材又は保護材として各種物品の本体、例えばパーティション等の建築用内装材、ロールブラインド、ランプシェード、照明カバー、屏風、観光協会グッズ(お土産品)等に貼り付け、極めて多種の用途に用いることができる。
そして、このプリント布帛粘着材料は、貼り付ける対象物品のメーカーに購入されることが多く、該メーカーでは、対象物品とプリント布帛粘着材料とを貼り付けない状態で別に管理、保存できる。そのため、該メーカーでは、倉庫等にて大量の在庫を抱える必要がなく、保存中の劣化を防止し、売れ残り在庫量を少なくすることができ、さらには容易にデザイン変更等を実施しやすいものである。
例えばパーティションなどの対象物品の本体の表面に着色クロスを一体化させた製品は、購入者も供給者も一つの製品として扱っていたので、購入者は機能性でまず選び、さらに数種類のクロスのバリエーションから決定する他はなかった。また、供給者は倉庫等に最終製品を大量にストックしておく必要があり、想定に反して売れ残った製品はクロス部分の損傷、並びに退色や変色が起こることもあり、クロスのバリエーションを増やすこともできなかった。
これに対し、本発明では、プリント布帛粘着材料が着色クロスとして機能することになるが、対象物品本体とは別々に管理、保存でき、発注後に貼り付け加工を行って製品化すればよいため、購入者は機能性でまず本体を選び、さらに極めて多種類のプリント布帛粘着材料のバリエーションから選択することができる。また、供給者は倉庫等に本体をストックしておけばよく、表面の多少の傷つきは問題にならないし、プリント布帛粘着材料は嵩張らないので、本体とは別に退色や変色が起こりにくい環境下(例えば暗涼所)にて管理、保存できる。
尚、パーティションなどの対象物品の本体の表面に着色クロスを一体化させた製品は、粘着剤層を設けていない前述のプリント布帛を購入し、適宜接着剤等を塗布してパーティション本体の表面に一体化させるようにしてもよい。
この本発明のプリント布帛粘着材料の供給方法も、オーダーメイド方式とすることができ、観光協会グッズ(お土産品)のようにその場で購入することを原則とするもの以外の商品に適用でき、その場合、購入(発注)者及び供給者(受注、製造)のそれぞれに多大な利点をもたらすものである。
即ち購入者は、前述のようにプリント布帛の条件を選定し、さらに貼り付ける被着体の材質や用途より必要とされる粘着特性を提示すればよい。供給者は、購入者の提示する粘着特性より、粘着剤層を選定して加工すればよい。そのため、前述のプリント布帛の効果に加え、例えばデザインはよいもののくっつきが悪いといったような不具合を生ずることがない。また、粘着剤(層)を出荷直前に塗布するので、保存中における劣化等を防止することができる。
また、本発明のプリント布帛積層体、及びその供給方法に用いる支持材料は、例えば他の布帛、或いは紙、段ボール紙、プラスチック板、金属板などを用いることができ、このような支持材料とプリント布帛とは、積層手段については特に限定するものではない。そして、プリント布帛と支持材料を積層することにより、種々の形状に加工可能な成形性を付与することができる。また、プリント布帛と高強度の支持材料とを積層した積層体は、例えば前記パーティション等の建築用内装材などとして利用できる。
上述のように裏面に支持材料を積層したプリント布帛積層体、及びその供給方法は、各種の製品、例えば支持材料としてプラスチック板を積層することにより、各種のプラスチック成形手段によって複合成型材料とすることができ、例えば各種の通信製品又は荷電製品の本体ケースに使用できる。その場合、電話本体や受話器が布の手触りとなる製品とすることも可能である。また、前述のプリント布帛、或いはプリント布帛粘着材料と一部共通するが、例えばパーティション等の建築用内装材、ロールブラインド、カーテン、ランプシェード、照明カバー、屏風、カレンダー・地図、クロスクラフト、バッグ、本カバー、掛け軸、着物、浴衣、包装資材、観光協会グッズ(お土産品)等の極めて多種の用途に用いることができる。
この本発明のプリント布帛積層体の供給方法も、オーダーメイド方式とすることができ、紙、段ボール紙、プラスチック板、金属板などの成形加工を行うメーカーが購入者となる場合、例えばプラスチック板の加工メーカーであれば、支持材料としては当然のことながらプラスチック板が選定される。
そして、購入者は、前述のようにプリント布帛の条件を選定し、さらに積層する支持材料を提示すればよい。供給者は、提示された支持材料に選定されたプリント布帛を積層加工すればよい。
図1にプリント布帛の供給方法の一実施例を示した。
この実施例では、購入側は、希望の条件(繊維の種類,厚み,処理法)を厳選して選択することができ、特に印刷に関しては、極めて多種の中から地色,デザイン図柄,デザイン色を任意に選択して発注することができた。また、供給側は、購入側が選択した布帛原料(ポリエステル布帛)をアリル縮合水系エマルジョンで処理した後、120℃で処理(図中には「インク定着層の形成」と記載している)し、さらに購入側が選択した印刷の条件に応じ、汎用のカラープリンター等を用いて容易に印刷することができ、その後の面倒な付加的処理加工(プリント後加工)等も全く必要としないので、速やかに購入側へ商品(コースター)を納品することができた。布帛の肌触りをした任意の印刷図柄のコースターが得られた。
図2にプリント布帛粘着材料の供給方法の一実施例を示した。
この実施例では、プリント布帛に関しては、前記図1の実施例とほぼ同様(内容は異なる)であるが、粘着剤層に関して購入側は、希望の条件(被着体,用途,要求特性)を厳選して粘着特性を選択することができた。また、供給側は、購入側が選択した粘着特性の条件に応じたアクリル系粘着剤(接着力1500g/50μm)を選定して公知の手段にて粘着加工を施し、速やかに購入側へ商品(糊付き壁紙−セパレータ付)を納品することができた。布帛の肌触りをした印刷任意の図柄の糊付き壁紙が得られた。
図3にプリント布帛積層体の供給方法の一実施例を示した。
この実施例では、プリント布帛に関しては、前記図1,2の実施例と同様(内容は異なる)であるが、支持材料に関して購入側(成形品メーカー)は用途に応じた支持材料(アルミ板1mm)を選択し、供給側はプリント布帛と支持材料と公知の手段にて積層加工(接着剤による接着)を施して納品した。その後、購入側(成形品メーカー)では、この積層体にペン立て用の成形加工を行って製品(ペン立て)とし、消費者に提供した。布帛の肌触りをした多種の印刷図柄のペン立てが得られた。
〔実施例1〕
ポリエステル布帛をアリル縮重合水系エマルジョン(7%)及びリン酸系防炎剤(25%)で処理し、130℃2分の加温処理した物をパーティションの基礎布地とした。
パーティションは横1m×縦90cmで10枚1組である。
前記作製した基礎布地に汎用のプリンターを用いて10枚連続模様の印刷を施し、パーティションサイズに裁断して10枚の連続絵柄のパーティションを作成した。
パーティションは室内に設置されたが10枚の内2枚が窓際に設置されたため、3ヵ月後には著しい変色を来たした。最初に設置した時の色調と比較すると残りの8枚の内4枚は全体的に緩やかな変色をしていた。
そこで、デジタル保存してあった原画の色調を緩やかな変色をしていた色調に合わせて変更して著しく変色した2枚に代え、その図柄を新たなポリエステル布帛に、以前作成したのと同様に印刷を施し、パーティションの布地を張り替えた。これにより図柄を損なうことなく、全体的に色調の取れたパーティションを再現することができた。
〔実施例2〕
ポリエステル布帛をアリル縮重合水系エマルジョン(25%)で処理し、130℃2分の加温処理し実質クロスとして使用する物を基礎布地とした。
作業場に会社指定ロゴ・指定色の模様を持つクロス製作の指示があった。この段階ではロゴサイズおよび模様・模様サイズは決定しておらず、パソコン画面上での打ち合わせとなった。
一つの案にまとまり製造出力してみたところ、画面上で縮小版による全景および等倍による一部確認作業では掴みきれなく、実物大商品とのイメージは異なっていた事から、再度製作する事となった。
しかしその場で画像修正を行い即日出力できる事から、数度に亘り繰り返し作業を行う事でその日に製品を決定・完成する事により、試作費の軽減及び納期の短縮を図れた。
〔実施例3〕
服飾CADソフト(旭化成AGMS)を使用して製作する場合には一度型紙をこれでお越し、其れをプリントの施された布地に合わせて配置して裁断して裁縫しなければならない。一方、衣類のファッションショーをPC上で行えるソフト(デジタルファッション社)では絵柄のある衣類をPC上で色々と替えてデザインできる物の具体的に布地に其れをプリントして裁縫することはできない。
其処で、デザインソフトを用いてPC上で任意の図柄を設定して、ポリエステル布帛をアリル縮重合水系エマルジョン(9%)で処理し、130℃2分の加温処理した衣料生地に直接出力して印刷を試みた。この操作により図柄そのものを衣類のサイズ以内にしかも縫い目が合うように設定出来て図柄も容易に変更可能であった。本来の使用方法である型紙を起こして、図柄に合わせて裁断する場合では布地が5m必要であったが本方法を用い直接布地に印刷することにより縫製時に図柄のずれを発生させること無く更に使用する布地も2mで済み大幅な材料費節減を達成できた。
〔処理原液〕
実施例の処理原液として、以下の組成、性状のものを用いた。
処理原液;アリル縮合水系エマルジョン
粘度;100cps以下(粘度測定法−B型回転粘度計 25℃ローターNo.2 30rpm)
引火点なし,溶解性;水,危険有害な分解性生物;なし
〔布帛原料1;ポリエステル〕
・処理液組成;処理原液9重量%/水
・加工温度130℃/2分
・塗布量(固着分)0.1g/m2
〔布帛原料2;綿〕
・処理液組成;処理原液2.7重量%/水
・加工温度100℃/2分
・塗布量(固着分)0.2g/m2
〔布帛原料3;キュプラ〕
・処理液組成;処理原液2.7重量%/水
・加工温度80℃/2分
・塗布量(固着分)0.2g/m2
前記布帛原料1〜3にそれぞれ前述の処理を行い、それぞれ布帛1〜3を得た。
得られた全ての布帛は、風合いなどについて、処理前後で、即ち処理前の布帛原料と、処理後の布帛とで、ほとんど変化がなかった。
〔印刷実験〕
得られた布帛1〜3を用い、汎用のプリンターを用いて印刷を行ってプリント布帛を得た。印刷後には、従来のような付加的処理加工(プリント後加工)は全く行わなかった。
そして、印刷されたプリント布帛の風合い、発色、洗濯堅牢性、耐摩擦性を評価した。
風合い;
明らかに布帛原料と異なる風合いを×、
布帛原料の風合いが僅かに残っていたものを△、
布帛原料の風合いがほぼ残っていたものを○、
布帛原料の風合いと殆ど差がないものを◎、と評価した。
発色;
滲みや鮮やかな発色がされなかったものを×、
僅かに滲んだりくすんだ発色のものを△、
滲みは殆どないがくすんだ発色のものを○、
滲みがなく、鮮やかに発色したものを◎、と評価した。
耐水性;(水温20度・洗濯5分)
1回で印刷画像に剥離や色落ちがかなり見られたものを×、
1回で印刷画像に剥離がわずかに見られ色落ちがかなり見られたものを△、
1回で印刷画像に剥離は見られないが色落ちが見られたものを○、
1回で印刷画像に剥離も色落ちも見られず鮮やかな印刷画像を維持していたものを◎、と評価した。
耐摩耗性;
軽く擦っただけで、印刷画像に剥離やぼけが見られたものを×、
少し強く擦ると、印刷画像に剥離やぼけが見られたものを△、
強く擦ると、印刷画像に剥離やぼけが見られたものを○、
強く擦っても印刷画像に剥離やぼけが見られなかったものを◎、と評価した。
結果は、表1に示した。
さらに、比較のため、表2に示す組成の処理剤にて布帛原料を処理し、同様に印刷を行って、その風合い、発色、耐水性、耐摩擦性を評価した。また、処理を全く行わなかった布帛原料も同様に印刷を行い、評価した。その結果は表2に示した。
Figure 2006022461
Figure 2006022461
表1より明らかなように、本発明の実施例4は、何れの布帛原料を使用した布帛に印刷したプリント布帛でも、風合い、発色、耐水性、及び耐摩擦性の何れも優れた特性を有するものであった。それに対し、表2より明らかなように各比較例1〜4では、全ての特性を満足するものはなかった。
多種の布帛原料に容易に印刷できるため、従来には使用されなかった各種の用途へプリント布帛を供給することができる。また、粘着剤層を施したプリント布帛粘着材料は、各種の物品等の表面に布帛の肌触りを有する化粧材或いは保護材として貼り付けることができる。さらに、各種の支持材料と積層したプリント布帛積層体は、布帛の肌触りを有する各種の成形製品として多種の用途に適用できる。また、プリント布帛、プリント布帛粘着材料、プリント布帛積層体の販売、並びに注文、発注において、購入者の希望する条件を全て満たした製品を提供できる画期的なシステムを供給することができる。
本発明のプリント布帛の供給方法の一例を示すフローである。 本発明のプリント布帛粘着材料の供給方法の一例を示すフローである。 本発明のプリント布帛積層体の供給方法の一例を示すフローである。

Claims (7)

  1. 布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択すると共に、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択することにより、所望のプリント布帛を供給することを特徴とするプリント布帛の供給方法。
  2. 布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択すると共に、該布帛の裏面に施す粘着剤層を、予め用意された或いは所望に応じて選定された粘着剤から選択し、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択することにより、所望のプリント布帛粘着材料を供給することを特徴とするプリント布帛粘着材料の供給方法。
  3. 布帛を、予め用意された布帛の繊維種、厚み、処理法から選択すると共に、該布帛の裏面に積層する支持材料を、予め用意された或いは所望に応じて選定された材料から選択し、該布帛に施す印刷を、予め用意された或いは所望に応じて選定された地色、デザイン図柄、デザイン色から選択することにより、所望のプリント布帛積層体を供給することを特徴とするプリント布帛積層体の供給方法。
  4. 布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の加工温度で処理してなることを特徴とする布帛。
  5. 布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の加工温度で処理した布帛に、印刷してなることを特徴とするプリント布帛。
  6. 布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の加工温度で処理した布帛に、裏面側に粘着剤層を設けると共に表面側に印刷してなることを特徴とするプリント布帛粘着材料。
  7. 布帛原料に、アリル縮合水系エマルジョンからなる処理液を付着させた後、50〜150℃の加工温度で処理した布帛に、裏面側に支持材料を積層すると共に表面側に印刷してなることを特徴とするプリント布帛積層体。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088324A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Asahi Kasei Fibers Corp 屋内外広告物のリサイクル方法

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