JP2006021821A - ガムの包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部にガムの包み紙を携帯することができるガムの包装容器を提供する。
【解決手段】少なくとも下面板2、左右の側面板、上面板4、背面板および正面板を備え、正面板を開放して内部に収容されたガムを取り出すようにした包装容器1において、上面板4に折り目を介して第1糊代5、内方下面板6および第2糊代が順に連設され、各糊代が左右の側面板にそれぞれ貼着されて下面板との間に一定の空間をおいて内方下面板6が配設される。このため、内方下面板6と下面板2との空間にガムの包み紙を収容することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガムの包装容器に関するものである。
従来より、図19に示すように、下面板、左右の側面板、上面板、背面板および正面板を備え、内部にタブレット状のガムを収容してなる包装容器が提案されている。
このような包装容器においては、必要に応じて正面板を開放し、内部に収容されたガムを取り出すようにしている。
ところで、前述した包装容器に収容されたガムにおいては、個別に包装されていない場合がある。このため、ガムを食した後、廃棄する場合、ガムの包装紙が存在しないため、手持ちのティッシュペーパーを取り出して包み込む必要があり、取り扱い性に難があった。また、ガムが路上に廃棄されると、周囲の美観を損ねるばかりでなく、路面に付着したガムを除去するため、多くの時間と費用を必要とするものとなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、包装容器の内部にガムの包み紙を携帯することのできるガムの包装容器を提供するものである。
本発明は、少なくとも下面板、左右の側面板、上面板、背面板および正面板を備え、正面板を開放して内部に収容されたガムを取り出すようにした包装容器において、上面板に折り目を介して第1糊代、内方下面板および第2糊代が順に連設され、各糊代が左右の側面板にそれぞれ貼着されて下面板との間に一定の空間をおいて内方下面板が配設され、内方下面板と下面板との空間にガムの包み紙が収容されることを特徴とするものである。
本発明によれば、コートボールを展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むこととともに、所定部分を貼着して包装容器が組み立てられる。
この際、第1糊代および第2糊代がそれぞれ右側面板および左側面板に貼着されると、第1糊代および第2糊代の高さが左右の側面板の高さよりも小さく設定されているため、内方下面板が下面板との間に左右の側面板の高さと第1糊代、第2糊代の高さとの差に相当する間隔をおいて配設される。
この結果、内方下面板と下面板との空間にガムの包み紙を収容して、包装容器に携帯することができることから、廃棄するガムを包み紙を利用して包み込むことができる。したがって、ガムを包み込むためティッシュペーパーなどを取り出す煩わしさを解消することができ、また、ガムが路上に直接廃棄されることを防止することができる。
本発明において、前記内方下面板の上下方向略中間部に、内方下面板と第1糊代との折り目および内方下面板と第2糊代との折り目間にわたって左右方向に切れ目が形成されるとともに、内方下面板の下半部の左右方向略中間部に切れ目を始点として上下方向に折り目が形成され、また、第2糊代と内方下面板との折り目の上半部が切れ目の端縁近傍を始点として形成される一方、その折り目の下半部が上半部の折り目と平行に、かつ、切れ目の端縁を始点として形成されると、内方下面板の下半部の幅は、第2糊代と内方下面板との折り目の上半部とその下半部との差に相当する間隔だけ下面板の幅よりも大きくなることから、内方下面板の下半部は、その上下方向に延びる折り目に沿って折曲し、下面板方向に突出する。したがって、内方下面板の下半部が、内方下面板と下面板との空間において、V字状に位置することになり、内方下面板の下半部の切れ目に沿う端縁が、内方下面板と下面板との空間に収容されたガムの包み紙のストッパとして機能し、それ以上背面板方向に滑落することが防止される。このため、包み紙の先端は、常に正面板近傍の取り出しやすい位置に保持される。
本発明において、前記内方下面板の略下半部が第2糊代の端縁を越えて延設される一方、内方下面板の左右方向に、延設された内方下面板の略下半部の端縁に沿って設定長さの切れ目が形成されるとともに、内方下面板の略下半部に切れ目の端縁を始点として上下方向に折り目が形成されると、延設された内方下面板の略下半部を折り目に沿って折り込むことにより、その先端は下面板に接することになる。したがって、延設された内方下面板の略下半部は、内方下面板と下面板との空間において、ほぼ対角線に沿って位置することになり、延設された内方下面板の略下半部の切れ目に沿う端縁が、内方下面板と下面板との空間に収容されたガムの包み紙のストッパとして機能し、それ以上背面板方向に滑落することが防止される。このため、包み紙の先端は、常に正面板近傍の取り出しやすい位置に保持される。
本発明において、前記内方下面板の下端縁に折り目を介して支持片が連設されると、支持片を折り目に沿って折り込むことにより、支持片は、内方下面板と下面板との空間に入り込んで、その先端が下面板に接することになる。したがって、折り込まれた支持片が、内方下面板と下面板との空間に収容されたガムの包み紙のストッパとして機能し、それ以上背面板方向に滑落することが防止される。このため、包み紙の先端は、常に正面板近傍の取り出しやすい位置に保持される。
本発明において、前記内方下面板の上下方向略中間部に、その左右方向略中間部から第1糊代と内方下面板との折り目にかけて左右方向に切れ目が形成される一方、内方下面板の下半部の左右方向略中間部に切れ目の端縁を始点として上下方向に折り目が形成されるとともに、該折り目から内方下面板と下面板との間隔に略相当する距離をおいて、切れ目を始点として上下方向に折り目が前記折り目と平行に形成され、また、内方下面板と第1糊代との折り目の略下半部に前記切れ目の端縁を始点として切れ目が形成されると、内方下面板の左右方向に形成された切れ目、上下方向に形成された切れ目、内方側の折り目によって区画された部分を接着剤を介して下面板に貼着することにより、内方下面板の2本の折り目によって区画された部分が、内方下面板と下面板との空間において、下面板と内方下面板との左右方向略中間位置でほぼ垂直に立ち上がることになる。したがって、ほぼ垂直に立ち上がった部分の端縁が、内方下面板と下面板との空間に収容されたガムの包み紙のストッパとして機能し、それ以上背面板方向に滑落することが防止される。このため、包み紙の先端は、常に正面板近傍の取り出しやすい位置に保持される。
本発明によれば、包装容器の内部にガムの包み紙を携帯することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3には、本発明の包装容器1の一実施形態が示されている。
この包装容器1は、タブレット状のガムを収容するものであり、コートボールを図2に示す展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むこととともに、所定部分を貼着して組み立てられる。そして、包装容器1にガムを収容して適宜包装した後、出荷される。
この包装容器1は、図3の展開図において、下面板2の左端縁に、左側面板3、上面板4、第1糊代5、内方下面板6および第2糊代7が折り目a,b,c,d,eを介して順に連設されるとともに、下面板2の右端縁に右側面板8が折り目fを介して連設される一方、下面板2の上端縁に正面板9および係止板10が折り目g,hを介して順に連設されるとともに、下面板2の下端縁に糊代11が折り目iを介して連設され、また、左側面板3および右側面板8の各下端縁にそれぞれフラップ12が折り目jを介して連設され、さらに、上面板4の上端縁に被係止片13が折り目kを介して連設されるとともに、上面板4の下端縁に背面板14が折り目mを介して連設され、さらにまた、正面板9の左右各端縁にそれぞれ係止片15が折り目nを介して連設されて構成されている。
そして、内方下面板6には、上下方向約中間部において、折り目dから折り目eにかけて左右方向に延びる切れ目pが形成されるとともに、左右方向約中間部において、切れ目pから下端縁にかけて上下方向に延びる折り目qが形成されている。また、内方下面板6の上端縁には、略三角形状の切欠部61が形成されている。
なお、折り目qの上端縁近傍と切れ目pとの間には、折り目d方向に向けて屈曲する約L字状の切れ目rが形成されている。
また、係止片15には、正面板9および係止板10の折り目hに連続して折り目sが形成されている。
ここで、第1糊代5の幅(折り目c,d間の距離)は、第2糊代7の幅(折り目eおよび第2糊代7の側端縁間の距離)と等しく、左右の側面板3,8の幅(折り目a,b間の距離)よりも若干小さく設定されている。
また、内方下面板6および第2糊代7の折り目eは、切れ目pとの交点において段差が形成されている。具体的には、折り目eの、上端縁から切れ目pまでの上半部e1と、切れ目pから下端縁までの下半部e2とは、わずかな距離をおいて平行に形成され、切れ目pは、折り目eの上半部e1との交点を越えて、その下半部e2との交点まで延設されている。したがって、折り目dから折り目eの上半部e1までの距離が、折り目dから折り目eの下半部e2までの距離よりもわずかに小さく設定されている。
さらに、各係止片15は、折り目hおよび折り目nとの交点から斜め外方に延びる斜線と、上端縁から下方に向けて延びる縦線によって切り欠かれており、係止板10の左右各側端縁から各係止片15の上端縁から延びる内端縁までの距離は、被係止片13の高さ、すなわち、被係止片13の上端縁から折り目kまでの距離にほぼ一致されている。また、各係止片15の折り目sの距離は、正面板9の高さ、すなわち、折り目gおよび折り目h間の距離に等しく、これらの距離は、左右の側面板3,8の幅である折り目a,b間の距離よりも、若干大きく設定されている。
次に、このように構成された包装容器1の組み立て手順について説明する。
まず、図3の展開図にしたがってコートボールを打ち抜くとともに、裏面が上面を向くように反転させた後 第2糊代7を内方下面板6に対して折り目eに沿って谷折りし、その表面に接着剤を塗布した後(図4参照)、第1糊代5を内方下面板6および第2糊代7とともに上面板4に対して折り目cに沿って谷折りし、第2糊代7を左側面板3の裏面に貼着する(図5参照)。
この際、折り目eの下半部e2は、その下半部e1よりも内方に位置して折り返されるが、折り目dから折り目eの下半部e2までの距離は、折り目dから折り目eの上半部e1までの距離よりも、折り目eの上半部e1と下半部e2との間隔分だけ大きくなる。このため、内方下面板6の下半部は、折り目qに沿って上方に向けて折曲される。
次いで、第1糊代5の表面に接着剤を塗布した後、下面板2を右側面板8とともに左側面板3に対して折り目aに沿って谷折りすれば、右側面板8の裏面が第1糊代5の表面に貼着される。
この後、左側面板3を上面板4に対して折り目bに沿って谷折りするように起立させることにより、長手方向の両端が開口された包装容器1が形成される(図6参照)。
次いで、この包装容器1を、上面板が4が上方に位置するように上下反転した後、ガムの包み紙100(図2および図9参照)を正面板9側開口を通して、下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に差し込んで収容する。この際、内方下面板6の、切れ目pよりも下方の下半部は、折り目qが下面板2方向に折り曲げられて下面板2と内方下面板6との空間に略V字状に突出しているため、下面板2と内方下面板6との空間に収容された包み紙100は、内方下面板6の下半部における切れ目pに沿う端縁に当接し、それ以上の進入が阻止される(図2参照)。
包み紙100が挿入されたならば、被係止片13を上面板4に対して折り目kに沿って谷折りする一方、各係止片15を折り目sに沿ってそれぞれ谷折りするとともに、折り目nに沿ってそれぞれ谷折りし、さらに、正面板9を下面板2に対して折り目gに沿って谷折りする。この場合、図7に示すように、各係止片15の切り欠かれた鉛直な内端縁が被係止片13の先端縁に略当接する状態で、各係止片15の、折り目sよりも上方の上半部が上面板4の表面に載置される。この後、上面板4の表面に載置された係止片15の、折り目sよりも上方の上半部の表面に接着剤を塗布し、係止板10を正面板9に対して折り目hに沿って谷折りし、各係止片15の上半部に係止板10の裏面を貼着する。
その後、正面板9が下方に位置するように反転させ、背面板14側開口を通して設定個数のガムを供給した後、各フラップ12を左右の側面板3,8に対して折り目jに沿って谷折りするとともに、糊代11を下面板2に対して折り目iに沿って谷折りする。さらに、糊代11の表面に接着剤を塗布して、背面板14を上面板4に対して折り目mに沿って谷折りすれば、内部にガムが収容された包装容器1が形成される。この後、詳細には図示しないが、包装容器1はフィルムで包装されて、出荷される。
一方、店頭にてガムを購入した消費者はフィルムを剥離した後、係止板10を引き下げることにより、係止板10と一体の正面板9を回動させて、正面板9側開口部を開放させることができることから、正面板9側開口部を通してガムを取り出すことができる。
すなわち、包装容器1の正面板9側開口部が正面板9によって閉鎖されている状態においては、係止板10の内面に貼着された係止片15の内端縁が被係止片13の先端に係止されており、係止板10の、意図しない開き出しが規制されている。一方、係止板10を引き下げることにより、その内面に貼着された係止片15の内端縁が被係止片13の先端に係止して、被係止片13を立ち上げつつ弾性変形させて乗り越えることができ、係止板10に連設された正面板9を回動させて、正面板9側開口部を開放させることができる。
一方、ガムを取り出して正面板9側開口部を閉鎖する場合は、正面板9を押し上げることにより、正面板9と一体の係止板10が、該係止板10の内面に貼着された係止片15とともに被係止片13を押し倒して、被係止片13を乗り越える。このため、被係止片13の先端に、係止板10の内面に貼着された係止片15の内端縁が係止し、係止板10の開き出しを規制することができる。
なお、ガムを食して廃棄する場合は、前述したように、係止板10を引き下げて、正面板9側開口部を開放すれば、内方下面板6および下面板2との空間に収容された包み紙100は、その後端が内方下面板6の下半部の切れ目pに沿う端縁に規制されて、それ以上の滑落が規制されているため、その先端部が下面板2と正面板9との折り目g近傍に位置しており、包装容器1の内方に正面板9側開口部を通して指先を差し入れ、内方下面板6の切欠部61を利用して包み紙100を引き出すことができる。
この結果、廃棄するガムを包み紙100を利用して包むことができ、ガムを包み紙100によって包み込んだ状態でごみ箱に廃棄することができる。
ところで、図10乃至図12には、図1に示した包装容器1の変形例が示されている。
この包装容器1は、ガムの包み紙100を下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に差し込んで収容した際に、包み紙100の一定以上の進入を阻止する構造が先に説明した包装容器1と相違するのみである。このため、同一の構造には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
この包装容器1は、図11の展開図において、内方下面板6の略下半部が第2糊代7の側端縁を越えて延設されている。そして、内方下面板6には、延設された内方下面板6の略下半部62の端縁に沿って左右方向に設定長さの切れ目tが形成されるとともに、該切れ目tの終端を始点として内方下面板6の略下半部に上下方向に折り目uが形成されている。
ここで、延設された内方下面板6の略下半部62の長さおよび切れ目tの長さは、延設された内方下面板6の略下半部62を折り目uに沿って折り込んだ際、延設された内方下面板6の略下半部62の先端が、内方下面板6と第1糊代5との折り目dの近傍に位置するように設定されている。このため、延設された内方下面板6の略下半部62は、下面板2と内方下面板6との空間において、ほぼ対角線に沿って位置することになる(図10参照)。
したがって、ガムの包み紙100を正面板9側開口を通して下面板2と内方下面板6との空間に差し込んで収容するとき、包み紙100は、延設された内方下面板6の略下半部62の切れ目tに沿う端縁に当接し、それ以上の進入が阻止される結果、包み紙100の先端は、常に正面板9近傍の取り出しやすい位置に保持される。
なお、この包装容器1を組み立てる場合は、図11の展開図にしたがってコートボールを打ち抜くとともに、裏面が上面を向くように反転させた後 内方下面板6を第2糊代7とともに第1糊代5に対して折り目dに沿って谷折りする一方、延設された内方下面板6の略下半部62を折り目uに沿って谷折りし、第2糊代7の表面に接着剤を塗布する(図12参照)。その後、詳細には図示しないが、左側面板3を下面板2および右側面板8ともに上面板4に対して折り目bに沿って谷折りし、第2糊代7を左側面板3の裏面に貼着する。次いで、全体を反転し、第1糊代5の表面に接着剤を塗布した後、右側面板8を下面板2に対して折り目fに沿って谷折りし、第1糊代5を右側面板8の裏面に貼着し、左側面板3を上面板4に対して折り目bに沿って谷折りするように起立させることにより、長手方向の両端が開口された包装容器1を形成する。次いで、前述したように、ガムの包み紙100を下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に収容した後、係止片15の上半部を係止板10の裏面を貼着して正面板9側開口を閉鎖する一方、背面板14側開口を通して設定個数のガムを供給した後、糊代11に背面板14を貼着して背面板14側開口を閉鎖すればよい。
また、図13乃至図15には、図1に示した包装容器1の他の変形例が示されている。
この包装容器1も、ガムの包み紙100を下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に差し込んで収容した際に、包み紙100の一定以上の進入を阻止する構造が先に説明した包装容器1と相違するのみである。このため、同一の構造には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
この包装容器1は、図14の展開図において、内方下面板6の下端縁に支持片16が折り目vを介して連設されている。
ここで、支持片16の長さ(折り目vとその下端縁との間隔)は、下面板2と内方下面板6との間隔よりも十分に大きく設定されている。このため、支持片16を折り返した際、支持片16は、下面板2と内方下面板6との空間に入り込み、その先端が下面板2に接することになる(図13参照)。
したがって、ガムの包み紙100を正面板9側開口を通して下面板2と内方下面板6との空間に差し込んで収容するとき、包み紙100は、その空間に入り込んでいる支持片16に当接し、それ以上の進入が阻止される結果、包み紙100の先端は、常に正面板9近傍の取り出しやすい位置に保持される。
なお、この包装容器1を組み立てる場合は、図14の展開図にしたがってコートボールを打ち抜くとともに、裏面が上面を向くように反転させた後 内方下面板6を第2糊代7とともに第1糊代5に対して折り目dに沿って谷折りする一方、支持片16を折り目vに沿って谷折りし、第2糊代7の表面に接着剤を塗布する(図15参照)。次いで、詳細には図示しないが、前述したように、第2糊代7を左側面板3の裏面に貼着するとともに、第1糊代5を右側面板8の裏面に貼着して、長手方向の両端が開口された包装容器1を形成した後、ガムの包み紙100を下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に収容して、正面板9側開口を閉鎖する一方、背面板14側開口を通して設定個数のガムを供給して背面板14側開口を閉鎖すればよい。
さらに、図16乃至図18には、図1に示した包装容器1のもう一つの変形例が示されている。
この包装容器1も、ガムの包み紙100を下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に差し込んで収容した際に、包み紙100の一定以上の進入を阻止する構造が先に説明した包装容器1と相違するのみである。このため、同一の構造には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
この包装容器1は、図17の展開図において、内方下面板6の上下方向略中間部に、左右方向略中間部から第1糊代5と内方下面板6との折り目dとの間にわたって左右方向に切れ目wが形成されるとともに、第1糊代5と内方下面板6との折り目dの下半部に切れ目wの端縁を始点として切れ目xが形成されている。そして、内方下面板6の下半部の左右方向略中間部には、切れ目wの端縁を始点として折り目yが上下方向に形成されるとともに、該折り目yから下面板2と内方下面板6との間隔に略相当する間隔をおいて、折り目yと平行に切れ目wを始点として折り目zが上下方向に形成されている。
ここで、内方下面板6の下半部を順に折り目y,zに沿って略Z字状に折曲するとともに、折曲された内方下面板6の略下半部の右部分(切れ目w,xおよび折り目zで区画された部分)を下面板2に貼着することにより、折り目y,zによって区画された部分が、下面板と内方下面板との間に形成される空間の左右方向略中間位置でほぼ垂直に立ち上がることになる。
したがって、ガムの包み紙100を正面板9側開口を通して下面板2と内方下面板6との空間に差し込んで収容するとき、包み紙100は、折り目y,zに挟まれてほぼ垂直に立ち上がった部分の切れ目wに沿う端縁に当接し、それ以上の進入が阻止される結果、包み紙100の先端は、常に正面板9近傍の取り出しやすい位置に保持される。
なお、この包装容器1を組み立てる場合は、図17の展開図にしたがってコートボールを打ち抜くとともに、裏面が上面を向くように反転させた後 内方下面板6を第2糊代7とともに第1糊代5に対して折り目dに沿って谷折りし、第2糊代7の表面に接着剤を塗布するとともに、内方下面板6の略下半部の切れ目w,xおよび折り目zで区画された部分に接着剤を塗布する(図18参照)。次いで、詳細には図示しないが、前述したように、第2糊代7を左側面板3の裏面に貼着する一方、内方下面板6の略下半部の切れ目w,xおよび折り目zで区画された部分を下面板2の裏面に貼着するとともに、第1糊代5を右側面板8の裏面に貼着して、長手方向の両端が開口された包装容器1を形成した後、ガムの包み紙100を下面板2と内方下面板6との間に形成された空間に収容して、正面板9側開口を閉鎖する一方、背面板14側開口を通して設定個数のガムを供給して背面板14側開口を閉鎖すればよい。
以上説明したように、ガムの包装容器に包み紙を収容することができ、ティッシュペーパーなどを別途取り出す煩わしさを解消することができ、また、ガムが路上に直接廃棄されることを防止することができる。
本発明のガムの包装容器の一実施形態を示す斜視図である。 図1の包装容器を一部省略して示す縦断面図およびそのA−A線断面図である。 図1の包装容器の展開図である。 図1の包装容器の組立工程を示す説明図である。 図1の包装容器の組立工程を示す説明図である。 図1の包装容器の組立工程を示す説明図である。 図1の包装容器の組立工程を示す説明図である。 図1の包装容器を一部破断して示す斜視図である。 図1の包装容器を一部破断して示す斜視図である。 図1の包装容器の変形例を一部破断して示す斜視図である。 図10の包装容器の展開図である。 図10の包装容器の組立工程を示す説明図である。 図1の包装容器の他の変形例を一部破断して示す斜視図である。 図13の包装容器の展開図である。 図13の包装容器の組立工程を示す説明図である。 図1の包装容器のもう一つの変形例を一部破断して示す斜視図である。 図16の包装容器の展開図である。 図160の包装容器の組立工程を示す説明図である。 従来のガムの包装容器を示す斜視図である。
符号の説明
1 包装容器
2 下面板
3,8 側面板
4 上面板
5 第1糊代
6 内方下面板
7 第2糊代
9 正面板
10 係止板
13 被係止片
14 背面板
15 係止片
16 支持片
a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,m,n,q,s,y,u,v,z 折り目
p,r,t,w,x 切れ目
100 包み紙

Claims (5)

  1. 少なくとも下面板、左右の側面板、上面板、背面板および正面板を備え、正面板を開放して内部に収容されたガムを取り出すようにした包装容器において、上面板に折り目を介して第1糊代、内方下面板および第2糊代が順に連設され、各糊代が左右の側面板にそれぞれ貼着されて下面板との間に一定の空間をおいて内方下面板が配設され、内方下面板と下面板との空間にガムの包み紙が収容されることを特徴とするガムの包装容器。
  2. 前記内方下面板の上下方向略中間部に、内方下面板と第1糊代との折り目および内方下面板と第2糊代との折り目間にわたって左右方向に切れ目が形成されるとともに、内方下面板の下半部の左右方向略中間部に切れ目を始点として上下方向に折り目が形成され、また、第2糊代と内方下面板との折り目の上半部が切れ目の端縁近傍を始点として形成される一方、その折り目の下半部が上半部の折り目と平行に、かつ、切れ目の端縁を始点として形成されることを特徴とする請求項1記載のガムの包装容器。
  3. 前記内方下面板の略下半部が第2糊代の端縁を越えて延設される一方、内方下面板の左右方向に、延設された内方下面板の略下半部の端縁に沿って設定長さの切れ目が形成されるとともに、内方下面板の略下半部に切れ目の端縁を始点として上下方向に折り目が形成されることを特徴とする請求項1記載のガムの包装容器。
  4. 前記内方下面板の下端縁に折り目を介して支持片が連設されることを特徴とする請求項1記載のガムの包装容器。
  5. 前記内方下面板の上下方向略中間部に、その左右方向略中間部から第1糊代と内方下面板との折り目にかけて左右方向に切れ目が形成される一方、内方下面板の下半部の左右方向略中間部に切れ目の端縁を始点として上下方向に折り目が形成されるとともに、該折り目から内方下面板と下面板との間隔に略相当する距離をおいて、切れ目を始点として上下方向に折り目が前記折り目と平行に形成され、また、内方下面板と第1糊代との折り目の略下半部に前記切れ目の端縁を始点として切れ目が形成されることを特徴とする請求項1記載のガムの包装容器。
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