JP2006021567A - トラクタのパワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前車軸ケースの中央から前後にローリング支点部をそれぞれ突設し、このローリング支点部の先端部を機体フレームに設けられた前後のローリング支点ブラケットに回動自在に支持させるとともに、前車軸ケースに沿って両ロッド型のステアリングシリンダを装着したトラクタのパワーステアリング装置において、ステアリングシリンダの配管経路の簡素化を図る。
【解決手段】 ステアリングシリンダ20を、シリンダ軸心が前車軸ケース9の横向き軸心に対して下方に偏位するよう配備するとともに、ステアリングシリンダ20の左右端近くに接続された圧油給排用の配管30a,30bの一方30bを前車軸ケース9のローリング支点部13の上方を迂回して横一側方に延出し、他方の配管30aに接近配備してある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、トラクタに装備される全油圧式のパワーステアリング装置に関する。
上記パワーステアリング装置としては、例えば、特許文献1に開示されているように、前車軸ケースの中央から前後にローリング支点部をそれぞれ突設し、このローリング支点部の先端部を、機体フレームに設けられた前後のローリング支点ブラケットに回動自在に支持させるとともに、前車軸ケースに沿って両ロッド型のステアリングシリンダを装着したものが知られている。
特開2001−130428号公報
両ロッド型のステアリングシリンダにはその左右端近くから圧油給排用の配管が接続されており、これら配管は機体フレームの左右両外側に振り分けられて、機体の左右中央近くに配備されたコントローラに接続されることになり、左右に振り分けられた配管経路を他の装置部に干渉することなく迂回配置するために配管経路が複雑になったり長くなったりしがちであった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、ステアリングシリンダへの配管を容易に行えるようにすることを主たる目的としている。
第1の発明は、前記前車軸ケースの中央から前後にローリング支点部をそれぞれ突設し、このローリング支点部の先端部を機体フレームに設けられた前後のローリング支点ブラケットに回動自在に支持させるとともに、前記前車軸ケースに沿って両ロッド型のステアリングシリンダを装着したトラクタのパワーステアリング装置において、
前記ステアリングシリンダを、シリンダ軸心が前記前車軸ケースの横向き軸心に対して下方に偏位するよう配備するとともに、ステアリングシリンダの左右端近くに接続された圧油給排用の配管の一方を前車軸ケースのローリング支点部の上方を迂回して横一側方に延出し、他方の配管に接近配備してあることを特徴とする。
上記構成によると、ローリング支点部の上方を迂回した配管は機体フレームの下方を横断するので、前車軸ケースがローリングするとこの迂回配管が機体フレームに接近することになる。ステアリングシリンダが前車軸ケースに対して下方に偏位して装備されて、ステアリングシリンダと機体フレームの下端との間には比較的大きい空間が形成されているので、この空間に迂回配管を配備することで、前車軸ケースがローリングしても配管が機体フレームに干渉することがないのである。
従って、第1の発明によると、ステアリングシリンダから延出された2本配管を機体横一側方にまとめることができ、機体の左右両側に振り分けて配管径路を設ける場合に比べて配管が容易なものとなる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前方のローリング支点部を前後方向に向かう筒状に形成するとともに、ローリング支点部の下部に凹入部を形成し、この凹入部に前記ステアリングシリンダを入り込ませて配備してあるものである。
上記構成によると、前後方向に向かう筒状に形成されたローリング支点部は上下曲げ荷重に対する強度が高いものとなり、第1の発明の上記効果をもたらすとともに、ローリング支点における耐久性に優れたものとなる。
第3の発明は、上記第2の発明において、
前記ローリング支点部における先端軸部の下部と前記前車軸ケースの下部とに亘って、前記ステアリングシリンダを下方に迂回するステー部を架設してあるものである。
上記構成によると、前後方向に向かう筒状に形成されたローリング支点部はステー部の架設によって更に上下曲げ荷重に対する強度が高いものとなり、第2の発明の上記効果を助長する。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか一つの発明において、
前記ステアリングシリンダを前記前車軸ケースの左右に備えられたシリンダ支持ボスに横方向から嵌入支持するとともに、ステアリングシリンダの左右に突設された配管接続ポートを、前記前車軸ケースの連結固定されたピストンロッドカバーに係合してあるものである。
上記構成によると、ステアリングシリンダのシリンダ軸心周りの回動を阻止する専用の回り止め構造が不要となり(専用の回り止め構造を備えたとしても、小規模のものでよくなり)、構造の簡素化に効果がある。
図1に、本発明に係るパワーステアリング装置を備えた四輪駆動型のトラクタが示されている。このトラクタは、エンジン1の後部に直結されたクラッチハウジング2、板金構造のハウジングフレーム3、静油圧式無段変速装置(HST)からなる主変速装置4、ミッションケース5、および、デフケース6が縦列状に順次連結されて機体ボディが構成された構造となっており、デフケース6に左右の後輪7が軸支されるとともに、左右の前輪8を操向自在に備えた前車軸ケース9が、エンジン1に連結された機体フレーム10の下部にローリング自在に装着支持されている。
前記前輪8は、全油圧式のパワーステアリング装置PSで操向操作されるものであり、このパワーステアリング装置PSの構造が図2〜4に示されている。
前記機体フレーム10の下部には前後一対のローリング支点ブラケット11,12が連結され、前記前車軸ケース9の左右中央から前後に一体突設されたローリング支点部13,14が各ローリング支点ブラケット11,12に回動自在に内嵌支持されることで、前車軸ケース9全体が前後のローリング支点ブラケット11,12に亘るローリング支点P周りに回動自在に支承されている。
後側のローリング支点部14はローリング支点Pと同心の円形筒状に形成され、ここに後ろ向きの入力軸15が挿通支承され、入力された動力がデフ機構16を介して左右の差動軸17に分岐伝達されるようになっている。なお、詳細な構造の説明は省略するが、前輪駆動用の動力は前記ミッションケース5から取り出された後、前記クラッチハウジング2に内装された図示されていない前輪変速装置を経て前記入力軸15に軸伝達されるようになっており、直進走行および設定角度範囲内の操向状態では前輪8は後輪7と略同じ周速度で駆動され、左右に設定角度以上に前輪8が大きく操向されると前輪変速装置が自動作動して前輪8が大きく増速駆動されるようになっている。
前側のローリング支点部13は、ローリング支点Pと同心の円形筒状に形成されており、ローリング支点ブラケット11に内嵌される先端軸部13aと前車軸ケース9との間の箇所が断面半円形に絞込まれて、下方に開放された凹入部18が形成され、シリンダ軸心が前車軸ケース9の横向き軸心に対して下方に偏位するよう配備されたステアリングシリンダ20が前記凹入部18に入り込むように横架支持されている。また、ローリング支点部13における先端軸部13aの下部と前車軸ケース9の下部とに亘って、ステアリングシリンダ20を下方に迂回するステー部13bが架設されており、これによって筒状のローリング支点部13の上下曲げ荷重に対する強度が更に高いものに構成されている。
図11に示すように、ステアリングシリンダ20は、左右両端からピストンロッド21が突出された両ロッド型のものが用いられ、ピストンロッド21の左右両端が、前輪8を操向する左右のタイロッド22に球ジョイント23を介してそれぞれ連結されている。
そして、ステアリングシリンダ20は、前車軸ケース9の左右から前方に向けて突設されたシリンダ支持ボス25a,25bに横一方向(図3では右方向)から嵌入支持されている。ここで、シリンダ組付け方向の奥側となる一方のシリンダ支持ボス25bは、ステアリングシリンダ20の一端を内嵌してシリンダ軸心方向に受止め支持するよう構成されるとともに、シリンダ組付け方向の手前側となる他方のシリンダ支持ボス25aは、内嵌したステアリングシリン20の他端をストッパリング26で抜け止め支持するよう構成されている。また、ステアリングシリンダ20の左右端部近くの外周には圧油給排用の配管接続ポート27a,27bが突設され、図9に示すように、シリンダ組付け方向の手前側に位置するシリンダ支持ボス25aには配管接続ポート27bの通過を許容する凹部28が形成されている。
左右のシリンダ支持ボス25a,25bに内嵌支持されたステアリングシリンダ20は、配管接続ポート27a,27bが上向きになるようにシリンダ軸心周りに回動された後、各配管接続ポート27a,27bにエルボ29a,29bを介して耐圧ホースからなる配管30a,30bが接続される。ここで、一方の配管30aがフレーム10の外側に配置されるのに対して、他方の配管30bはローリング支点部13とフレーム10との間を通って一方の配管30aの近くまで迂回配備され、2本の配管30a,30bがまとめられて図示されていないステアリングコントローラに接続されている。
また、シリンダ支持ボス25a,25bと前車軸ケース9から突設したボス部31に亘って金属板材からなるピストンロッドカバー32が取付け固定されており、各ピストンロッドカバー32の内向き端縁に形成した凹部33を前記配管接続ポート27a,27bに係合することで、ステアリングシリンダ20がシリンダ軸心周りに回動することが阻止されている。
〔別実施例〕
本発明は、前記前車軸ケース9およびローリング支点部13,14を板金溶接構造で構成したものに適用することもできる。
トラクタの全体側面図 パワーステアリング装置の平面図 パワーステアリング装置の正面図 ローリング中心部位の縦断側面図 ピストンロッドカバー取付け部を示す縦断側面図 ローリング中心部位の横断平面図 前車軸ケースの一部を縦断した正面図 図7におけるA-A断面図 図7におけるB-B断面図 図7におけるC-C断面図 ステアリングシリンダとピストンロッドカバーの斜視図
符号の説明
9 前車軸ケース
10 機体フレーム
11 ローリング支点ブラケット
12 ローリング支点ブラケット
13 ローリング支点部
13a 先端軸部
13b ステー部
14 ローリング支点部
18 凹入部
25a シリンダ支持ボス
25b シリンダ支持ボス
27a 配管接続ポート
27b 配管接続ポート
32 ピストンロッドカバー

Claims (4)

  1. 前記前車軸ケースの中央から前後にローリング支点部をそれぞれ突設し、このローリング支点部の先端部を機体フレームに設けられた前後のローリング支点ブラケットに回動自在に支持させるとともに、前記前車軸ケースに沿って両ロッド型のステアリングシリンダを装着したトラクタのパワーステアリング装置において、
    前記ステアリングシリンダを、シリンダ軸心が前記前車軸ケースの横向き軸心に対して下方に偏位するよう配備するとともに、ステアリングシリンダの左右端近くに接続された圧油給排用の配管の一方を前車軸ケースのローリング支点部の上方を迂回して横一側方に延出し、他方の配管に接近配備してあることを特徴とするトラクタのパワーステアリング装置。
  2. 前方のローリング支点部を前後方向に向かう筒状に形成するとともに、ローリング支点部の下部に凹入部を形成し、この凹入部に前記ステアリングシリンダを入り込ませて配備してある請求項1記載のトラクタのパワーステアリング装置。
  3. 前記ローリング支点部における先端軸部の下部と前記前車軸ケースの下部とに亘って、前記ステアリングシリンダを下方に迂回するステー部を架設してある請求項2記載のトラクタのパワーステアリング装置。
  4. 前記ステアリングシリンダを前記前車軸ケースの左右に備えられたシリンダ支持ボスに横方向から嵌入支持するとともに、ステアリングシリンダの左右に突設された配管接続ポートを、前記前車軸ケースの連結固定されたピストンロッドカバーに係合してある請求項1〜3のいずれか一項に記載のトラクタのパワーステアリング装置。
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